21 / 31
14-2
しおりを挟む
「いい加減にしろ、リオ。行商人からの証言もある。管理簿に記載してあるサインもお前のもので間違いなかった。しっかりと調べはついているんだ」
「う、いや……ちがう……俺じゃない……、、、ソイツだ……その東の民がやったんだ! 俺じゃない!」
往生際が悪すぎる。
しかも俺かよ。他人に罪をなすりつけるにもほどがある。無理があるだろ。
「横流しはイチゴが王都に来る何年も前から行われていた。大人しく罪を認めろ」
「くそ……なぜだ団長! そんな移民族がどうなったって構わないだろ! あなたのような獣の血が混じる強い存在に相応しいのは俺だ! そんなゴブリンみたくチビで地味で、不細工な薄汚い東の民なんか似合わない」
ペラペラと団長と自分がいかにお似合いなのか、そして俺がどれだけ小汚い存在なのかを説いてくる。
確かに王都民たちと比べるとチビだけど、不細工は言い過ぎだろうが!
つーか、今はお前の方がブッサイクだし!
顔はスミスさんのせいでボコボコに腫れ上がって、お前の方がゴブリンみたいだぞ。
とても見られたもんじゃないのはお前の方だ!
ちなみに、ゴブリンってのちっちゃくて醜悪な顔をしたモンスターね。めっちゃ体臭、口臭がクサイことで有名。
「ゴブリンみたく不細工なのはお前の方だろう。性格が歪みまくって、どうしようもないな。このイチゴの可愛さがわからないとは……いや、でもみんなが可愛いと思うよりはいいのか……? いやでもな、この可愛さをみんなに知ってほしいという気持ちも……」
ごにょごにょと独り言を呟き始めた。
「あの、スミスさん……?」
一体何を言ってるんだ。
頭がおかしくなっちゃったのか?
俺が可愛いとか言ってるし。
それにお姫様抱っこされたままで居心地が悪いから早く離してほしい。
「ああ、すまないね。早く家に帰って足の手当をしよう」
俺を覗き込む眼差しは特別優しく感じる。
「スウィッツァラルド団長!」
まだリオが叫んでいる。ヘレフォード副団長が暴れるリオを取り押さえる。
「リオ、騎士団の所有物を横領した罪は軽くない。そして王国民を種族や出自で差別することは、騎士としても失格だ。それに、牢の中に入った者が、どんな目に遭うかは知っているだろう?」
「ひっ、そんな……うそだ団長! ちょっと備品を売っぱらっただけじゃないですか! 本気で俺を捕まえるつもりですかっ」
「売っていたのは備品だけじゃないだろうが。人身売買……小さな子供や身寄りのない孤児を攫って犯罪組織に売りつけていたことを知っているぞ」
「な、なんでそれを! く、……しょ、証拠はないはずだ!」
「だから、横領罪と傷害罪だと言っている」
ちゃんと話を聞けと言わんばかりに呆れた顔でリオを見下す。
「傷害罪は大した罪にはならないかもしれないが、国の物に手を出したんだ、王都騎士団の所有物の横領は罪が重い。そして、騎士が他の一般犯罪者と一緒に牢屋に入るんだ。お前も見たことがあるだろう? 彼らがどうなるのか……。自らの愚かさを、一生をかけて塀の中で後悔するんだな」
牢屋の中でどんなことが起きるのか、俺は知らないが、リオにはそれが想像できたのだろう。
真っ青な顔になっていく。
「い、いやだ……! うわぁぁぁああぁぁ!」
ずるずるとヘレフォード副団長に問答無用で引きずられていった。
◇
俺たちは(というか俺が主に)王国民に好奇の目で見られながら家にたどり着いた。
早く帰りたかったのに、心なしかスミスさんの歩調は遅く感じて、俺は運んでもらっているくせに『早く歩いてくれぇ~』と心の中で叫んでいた。
スミスさんは歩いている間中ずっと、「怖くなかったかい? 傷は痛むかい?」と心配そうに何度も何度も確認してきた。
俺が「大丈夫だよ」と言っても、「怖かっただろう? もう大丈夫だから」と頭をすりすりとすりつけてぎゅっと抱きしめてきた。
その度に俺の心臓はドクドクと激しく鳴り響く。
(やめろよな。そんなされたら、勘違いするだろ)
苦しくなって、泣き出しそうになる。
抱きかかえられているから拒否もできない。スミスさんの大きな体に包まれて、安心しきってしまった。
家に着くと、スミスさんは俺を椅子に座らせて、足首の手当てをしてくれた。
帰り道、ずっと考えていたことを、俺は思い切ってスミスさんに伝えた。
「俺、もうこの家を出るよ。東の村に帰る」
「イチゴ? 突然どうしたんだい?」
困惑した顔で心配そうに床に膝をつきながら俺の名前を呼ぶ。
決心が鈍りそうになるけど、俺は決めたんだ。
ここから出ていくって。
「リオは捕まって牢屋からはもう出てこれないんだろ? だから逆恨みの心配はもうないじゃん? だったら、俺がここに住んでいる理由はなくなる訳だ。それに、俺には王都は都会すぎたみたいだ。ちょっと……疲れちゃってさ」
あはは、と笑い飛ばしてみる。
騎士団長様と俺とでは、似合わない。やっぱ一緒ににいちゃいけない。
今回のことで気がついた。
この気持ちは友情じゃなく、それ以上のもの。
俺、この人が好きだ。
いつのまにか大好きになってた。
リオの言う血筋がどうとかは良くわかんないけど、何かスミスさんには秘密があって、俺には言えない事情があるんだろう。
スミスさんは立派な人で、俺みたいなわけのわかんない移民族が近くをうろうろしてたら、スミスさんの評判まで悪くなる。
リオは罪を犯した悪い奴だったけど、他の王都民で、移民族を嫌う人はきっともっといっぱいいるに違いない。
俺は俺のことばっかりで、スミスさんが周りにどう思われるかなんて、ちゃんと考えられていなかった。
離れたほうがいい。
王都にいたら、出会ってしまうかもしれないし、スミスさんの面影をきっと探してしまうから。
それならいっそ、村に戻って忘れたほうがいい。
スミスさんみたいな素敵な人、忘れられる訳ないから、この好きになった気持ちを抱えて、1人で生きていくことになるんだろうな。
あの、ゆっくりと時間の進む東の果ての村で、一生1人で生きていくんだ。
それがいい。
だって、スミスさん以上に好きになれる人は、今後も現れないだろうから。
「う、いや……ちがう……俺じゃない……、、、ソイツだ……その東の民がやったんだ! 俺じゃない!」
往生際が悪すぎる。
しかも俺かよ。他人に罪をなすりつけるにもほどがある。無理があるだろ。
「横流しはイチゴが王都に来る何年も前から行われていた。大人しく罪を認めろ」
「くそ……なぜだ団長! そんな移民族がどうなったって構わないだろ! あなたのような獣の血が混じる強い存在に相応しいのは俺だ! そんなゴブリンみたくチビで地味で、不細工な薄汚い東の民なんか似合わない」
ペラペラと団長と自分がいかにお似合いなのか、そして俺がどれだけ小汚い存在なのかを説いてくる。
確かに王都民たちと比べるとチビだけど、不細工は言い過ぎだろうが!
つーか、今はお前の方がブッサイクだし!
顔はスミスさんのせいでボコボコに腫れ上がって、お前の方がゴブリンみたいだぞ。
とても見られたもんじゃないのはお前の方だ!
ちなみに、ゴブリンってのちっちゃくて醜悪な顔をしたモンスターね。めっちゃ体臭、口臭がクサイことで有名。
「ゴブリンみたく不細工なのはお前の方だろう。性格が歪みまくって、どうしようもないな。このイチゴの可愛さがわからないとは……いや、でもみんなが可愛いと思うよりはいいのか……? いやでもな、この可愛さをみんなに知ってほしいという気持ちも……」
ごにょごにょと独り言を呟き始めた。
「あの、スミスさん……?」
一体何を言ってるんだ。
頭がおかしくなっちゃったのか?
俺が可愛いとか言ってるし。
それにお姫様抱っこされたままで居心地が悪いから早く離してほしい。
「ああ、すまないね。早く家に帰って足の手当をしよう」
俺を覗き込む眼差しは特別優しく感じる。
「スウィッツァラルド団長!」
まだリオが叫んでいる。ヘレフォード副団長が暴れるリオを取り押さえる。
「リオ、騎士団の所有物を横領した罪は軽くない。そして王国民を種族や出自で差別することは、騎士としても失格だ。それに、牢の中に入った者が、どんな目に遭うかは知っているだろう?」
「ひっ、そんな……うそだ団長! ちょっと備品を売っぱらっただけじゃないですか! 本気で俺を捕まえるつもりですかっ」
「売っていたのは備品だけじゃないだろうが。人身売買……小さな子供や身寄りのない孤児を攫って犯罪組織に売りつけていたことを知っているぞ」
「な、なんでそれを! く、……しょ、証拠はないはずだ!」
「だから、横領罪と傷害罪だと言っている」
ちゃんと話を聞けと言わんばかりに呆れた顔でリオを見下す。
「傷害罪は大した罪にはならないかもしれないが、国の物に手を出したんだ、王都騎士団の所有物の横領は罪が重い。そして、騎士が他の一般犯罪者と一緒に牢屋に入るんだ。お前も見たことがあるだろう? 彼らがどうなるのか……。自らの愚かさを、一生をかけて塀の中で後悔するんだな」
牢屋の中でどんなことが起きるのか、俺は知らないが、リオにはそれが想像できたのだろう。
真っ青な顔になっていく。
「い、いやだ……! うわぁぁぁああぁぁ!」
ずるずるとヘレフォード副団長に問答無用で引きずられていった。
◇
俺たちは(というか俺が主に)王国民に好奇の目で見られながら家にたどり着いた。
早く帰りたかったのに、心なしかスミスさんの歩調は遅く感じて、俺は運んでもらっているくせに『早く歩いてくれぇ~』と心の中で叫んでいた。
スミスさんは歩いている間中ずっと、「怖くなかったかい? 傷は痛むかい?」と心配そうに何度も何度も確認してきた。
俺が「大丈夫だよ」と言っても、「怖かっただろう? もう大丈夫だから」と頭をすりすりとすりつけてぎゅっと抱きしめてきた。
その度に俺の心臓はドクドクと激しく鳴り響く。
(やめろよな。そんなされたら、勘違いするだろ)
苦しくなって、泣き出しそうになる。
抱きかかえられているから拒否もできない。スミスさんの大きな体に包まれて、安心しきってしまった。
家に着くと、スミスさんは俺を椅子に座らせて、足首の手当てをしてくれた。
帰り道、ずっと考えていたことを、俺は思い切ってスミスさんに伝えた。
「俺、もうこの家を出るよ。東の村に帰る」
「イチゴ? 突然どうしたんだい?」
困惑した顔で心配そうに床に膝をつきながら俺の名前を呼ぶ。
決心が鈍りそうになるけど、俺は決めたんだ。
ここから出ていくって。
「リオは捕まって牢屋からはもう出てこれないんだろ? だから逆恨みの心配はもうないじゃん? だったら、俺がここに住んでいる理由はなくなる訳だ。それに、俺には王都は都会すぎたみたいだ。ちょっと……疲れちゃってさ」
あはは、と笑い飛ばしてみる。
騎士団長様と俺とでは、似合わない。やっぱ一緒ににいちゃいけない。
今回のことで気がついた。
この気持ちは友情じゃなく、それ以上のもの。
俺、この人が好きだ。
いつのまにか大好きになってた。
リオの言う血筋がどうとかは良くわかんないけど、何かスミスさんには秘密があって、俺には言えない事情があるんだろう。
スミスさんは立派な人で、俺みたいなわけのわかんない移民族が近くをうろうろしてたら、スミスさんの評判まで悪くなる。
リオは罪を犯した悪い奴だったけど、他の王都民で、移民族を嫌う人はきっともっといっぱいいるに違いない。
俺は俺のことばっかりで、スミスさんが周りにどう思われるかなんて、ちゃんと考えられていなかった。
離れたほうがいい。
王都にいたら、出会ってしまうかもしれないし、スミスさんの面影をきっと探してしまうから。
それならいっそ、村に戻って忘れたほうがいい。
スミスさんみたいな素敵な人、忘れられる訳ないから、この好きになった気持ちを抱えて、1人で生きていくことになるんだろうな。
あの、ゆっくりと時間の進む東の果ての村で、一生1人で生きていくんだ。
それがいい。
だって、スミスさん以上に好きになれる人は、今後も現れないだろうから。
399
お気に入りに追加
638
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
フェンリルさんちの末っ子は人間でした ~神獣に転生した少年の雪原を駆ける狼スローライフ~
空色蜻蛉
ファンタジー
真白山脈に棲むフェンリル三兄弟、末っ子ゼフィリアは元人間である。
どうでもいいことで山が消し飛ぶ大喧嘩を始める兄二匹を「兄たん大好き!」幼児メロメロ作戦で仲裁したり、たまに襲撃してくる神獣ハンターは、人間時代につちかった得意の剣舞で撃退したり。
そう、最強は末っ子ゼフィなのであった。知らないのは本狼ばかりなり。
ブラコンの兄に溺愛され、自由気ままに雪原を駆ける日々を過ごす中、ゼフィは人間時代に負った心の傷を少しずつ癒していく。
スノードームを覗きこむような輝く氷雪の物語をお届けします。
※今回はバトル成分やシリアスは少なめ。ほのぼの明るい話で、主人公がひたすら可愛いです!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる