実録: 無自覚男の娘だった僕が体育の先生を誘惑していた件

フルーツパフェ

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破廉恥だった僕

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 それからも快楽を求めて僕は何度か自分で自分を慰めたけど、他者の意思によるのは初めてのことだった。
 ちなみに絶頂を終えた後というのはもっと惨めなもので、それまで高みを求め続けていた自分の卑猥さに相当げんなりさせられる。
 まるで自分とは無関係の第三者の視線のようにだ。
 ただ、腑に落ちなかったのは僕がなぜその瞬間にイッテしまいそうなのかということ。
 平常心を保っているうちは、いくら股間を刺激したところでこの現象は起こらない。
 物理的な刺激と同時に、エッチな本とか美しい女性とか、情緒的な刺激も必要だからだ。
 今の場合、この体育倉庫の裏にいるのは僕と先生Aだけだ。
 そこに絶頂を迎えるほどの刺激がどこにあるというのか。
「いい顔になって来たな」
 股間を弄っている先生Aの言葉によって、僕の中で疑問が氷解した。
 情緒的刺激の源は他でもない。
 先生Aの前で太腿と下着を晒して、そのせいで弄られている自分自身への羞恥心が、僕を性的に刺激しているのだ。
 引いて言うなれば、それは僕が僕自身を破廉恥な男の娘と認めた瞬間だった。
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