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1章: 学院内権力組織
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そうだ。
こういう小悪魔的な一面を持つ彼女なら、男にサービスする一環で絶妙に足を開いたりとかしてくれるんじゃないか。
ということは、下着もそれなりに男を喜ばせるものを付けているに違いない。
それこそ両側が紐とか、あるいは生地が透けているタイプか。
「君の魔法、魔力の使い方から発動のタイミングまでどれをとっても見事だったよ。正直な話、一年生でそこまでの魔法が使える子はAクラスにもいないよ」
「恐縮です」
「そんな優秀な生徒なら、どさくさに紛れてスカートをめくっても誰にも怪しまれないよね?」
「げっ!!」
迂闊だったと、シュロムは今日の公式戦を振り返る。
シュロムが公式戦に引っ張り出されたのは、敗北させられてグラン=アカデミーを追放されるためだけが理由ではなかったのだ。
万が一ティラを破ったとしても、その時にはシュロムがひた隠しにしてきた風魔法の存在が公に露見してしまう。
それはつまり、シュロムがパンチラ事件を起こしていた張本人であることの証拠固めになるのだ。
つまりこの戦いは、勝っても負けてもシュロムにとって不利に追いやられる立場だ。
結局のところ、ティラはその噛ませ犬だったのである。
「それとも、Bクラスの方が弱かったのかな~?」
リーナはわざとらしくティラを振り返る。
厭らしげな視線に不快感を覚えるかのように、ティラは俯いた。
「・・・・・・申し訳、ありません」
「あ、別に、ティラちゃんがBクラスに向いてないとか、そういう話じゃないから!」
リーナは笑いながら訂正して、医務室に置かれていた椅子の上で足を組む。
――ぬはっ!!」
豊かな太腿の合間から覗く色彩の異なるデルタの一点が、シュロムの視線を釘付けにした。
――黒パンツ、だと?
挑発的な柄でないとはどういうことだ。しかもあのデルタの角度から推定するに、V字のパンティラインは60度以上。これではまるで露出度も低めの幼児パンツだ。なぜこんなにも誘惑してくる彼女が、色気の欠片もない黒パンツを履いている。
「それで、統制委員が俺に何の用ですか? もう公式戦は終わったでしょ?」
「そうそう、それで早速で悪いんだけど、エナメス委員長が話をしたいって言っているの。今、時間あるかな?」
「何を、俺の都合なんかどうせ二の次でしょ?」
「そうは言わずにさ、ティラちゃんも、いいでしょ?」
「え? 私もですか?」
「最初に言ったはずだよ。二人に話があるってさ」
リーナは妖艶に笑う。その顔の裏には絶対に何かあると、シュロムには思えて仕方がなかった。
こういう小悪魔的な一面を持つ彼女なら、男にサービスする一環で絶妙に足を開いたりとかしてくれるんじゃないか。
ということは、下着もそれなりに男を喜ばせるものを付けているに違いない。
それこそ両側が紐とか、あるいは生地が透けているタイプか。
「君の魔法、魔力の使い方から発動のタイミングまでどれをとっても見事だったよ。正直な話、一年生でそこまでの魔法が使える子はAクラスにもいないよ」
「恐縮です」
「そんな優秀な生徒なら、どさくさに紛れてスカートをめくっても誰にも怪しまれないよね?」
「げっ!!」
迂闊だったと、シュロムは今日の公式戦を振り返る。
シュロムが公式戦に引っ張り出されたのは、敗北させられてグラン=アカデミーを追放されるためだけが理由ではなかったのだ。
万が一ティラを破ったとしても、その時にはシュロムがひた隠しにしてきた風魔法の存在が公に露見してしまう。
それはつまり、シュロムがパンチラ事件を起こしていた張本人であることの証拠固めになるのだ。
つまりこの戦いは、勝っても負けてもシュロムにとって不利に追いやられる立場だ。
結局のところ、ティラはその噛ませ犬だったのである。
「それとも、Bクラスの方が弱かったのかな~?」
リーナはわざとらしくティラを振り返る。
厭らしげな視線に不快感を覚えるかのように、ティラは俯いた。
「・・・・・・申し訳、ありません」
「あ、別に、ティラちゃんがBクラスに向いてないとか、そういう話じゃないから!」
リーナは笑いながら訂正して、医務室に置かれていた椅子の上で足を組む。
――ぬはっ!!」
豊かな太腿の合間から覗く色彩の異なるデルタの一点が、シュロムの視線を釘付けにした。
――黒パンツ、だと?
挑発的な柄でないとはどういうことだ。しかもあのデルタの角度から推定するに、V字のパンティラインは60度以上。これではまるで露出度も低めの幼児パンツだ。なぜこんなにも誘惑してくる彼女が、色気の欠片もない黒パンツを履いている。
「それで、統制委員が俺に何の用ですか? もう公式戦は終わったでしょ?」
「そうそう、それで早速で悪いんだけど、エナメス委員長が話をしたいって言っているの。今、時間あるかな?」
「何を、俺の都合なんかどうせ二の次でしょ?」
「そうは言わずにさ、ティラちゃんも、いいでしょ?」
「え? 私もですか?」
「最初に言ったはずだよ。二人に話があるってさ」
リーナは妖艶に笑う。その顔の裏には絶対に何かあると、シュロムには思えて仕方がなかった。
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