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3章: Happiness will be enjoyed when it is unequal.
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早速、尋問での収穫をフェミル連隊長に報告する。
「テラが・・・・・・あの子もとうとう、そんなことを考えたのね」
「でもわからないわ。あの子がここで参戦してくるなんて。だってあの子はまだ・・・・・・」
「予断に過ぎないわ。私達がそう思っているだけかも」
「いずれにしても、厄介な相手ですね。暴れ出したら止まらないわよ、あの子」
「それにしても疑問ね。今までこの争いに無関係だったテラが、急にこんな手の込んだ真似をするなんて」
「ところで疑問と言えば、エリーさんは、どうして私達に協力してくれるんですか?」
思えばエリーは、フェミルと敵対する側だったはずだ。
対立、とまではいかないにしても、ここで共同戦線を張る理由はない。
「べ、別に、あなたが余計なことに首を突っ込むから。テラにも邪魔されたくないわけだし」
「本当はチハルさんに助けられて、義理を感じているんじゃないの?」
「そんなことは!!」
エリーが顔を赤らめた。
「いずれにしても、テラにこれ以上暗躍されるのは好ましくないですわ! すぐに手を打たないと」
「それより、彼女のことを話した隊員はどうしたの?」
「えっと、司法取引で解放しました。他の隊員はまだ拘束していますが」
「あら、そうなの・・・・・・」
フェミルの表情が深刻になる。
「えっと、何か聞き忘れでも?」
「そうじゃないけど、その子、テラが知ったらどうなるかわからないわよ」
フェミルの恐れは、数日後に現実となった。
殺されこそしなかったものの、ひどい姿になって、隊員は療養を余儀なくされた。
あばら骨の三本が折れ、顔はひどくはれ上がっていたという。
「あらら、これはひどいわね」
「ひどすぎます。やり過ぎです」
「そうじゃないわよ。私が言いたいのは、テラはもう本当に怒っているってことよ。王都に出たら、何をすることか」
「王都にって、親衛隊が外をほっつき歩いていいものなんですか?」
「あの子にその手合いの常識は通用しないわ。それに、取り締まりを名目にすればどんな暴挙も不問になるし」
その予感もまた、時を待たずして現実となるのだった。
「テラが・・・・・・あの子もとうとう、そんなことを考えたのね」
「でもわからないわ。あの子がここで参戦してくるなんて。だってあの子はまだ・・・・・・」
「予断に過ぎないわ。私達がそう思っているだけかも」
「いずれにしても、厄介な相手ですね。暴れ出したら止まらないわよ、あの子」
「それにしても疑問ね。今までこの争いに無関係だったテラが、急にこんな手の込んだ真似をするなんて」
「ところで疑問と言えば、エリーさんは、どうして私達に協力してくれるんですか?」
思えばエリーは、フェミルと敵対する側だったはずだ。
対立、とまではいかないにしても、ここで共同戦線を張る理由はない。
「べ、別に、あなたが余計なことに首を突っ込むから。テラにも邪魔されたくないわけだし」
「本当はチハルさんに助けられて、義理を感じているんじゃないの?」
「そんなことは!!」
エリーが顔を赤らめた。
「いずれにしても、テラにこれ以上暗躍されるのは好ましくないですわ! すぐに手を打たないと」
「それより、彼女のことを話した隊員はどうしたの?」
「えっと、司法取引で解放しました。他の隊員はまだ拘束していますが」
「あら、そうなの・・・・・・」
フェミルの表情が深刻になる。
「えっと、何か聞き忘れでも?」
「そうじゃないけど、その子、テラが知ったらどうなるかわからないわよ」
フェミルの恐れは、数日後に現実となった。
殺されこそしなかったものの、ひどい姿になって、隊員は療養を余儀なくされた。
あばら骨の三本が折れ、顔はひどくはれ上がっていたという。
「あらら、これはひどいわね」
「ひどすぎます。やり過ぎです」
「そうじゃないわよ。私が言いたいのは、テラはもう本当に怒っているってことよ。王都に出たら、何をすることか」
「王都にって、親衛隊が外をほっつき歩いていいものなんですか?」
「あの子にその手合いの常識は通用しないわ。それに、取り締まりを名目にすればどんな暴挙も不問になるし」
その予感もまた、時を待たずして現実となるのだった。
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