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新米婦警は一般男性を誤認逮捕したことで、ご奉仕による刑事補償をすることになりました
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抵抗する様子のない男性に向かって、美里は容赦なく飛びかかり、男性を押し倒してその背中に馬乗りになった。
「大人しくなさい! 不同意性交罪で逮捕するわ!」
実のところ13歳未満の少女に対しては適用されない法令を口にしながら、男性の肩を膝で押さえつけ、尚も逃れようと暴れる男性のうなじを股で挟み込む。
「勘弁してくれ! 俺は何もやましいことはやっちゃいない!」
「嘘を尽きなさい! 女の子にあんな格好をさせておきながら何を言っているの?」
「だから違うと言っているだろう! あの子は自転車で転んで偶然にもあんな格好になったわけで」
「そんな馬鹿な話があるもんですか!?」
抗弁する男性とそれを否定する美里の議論は平行線のまま。
やがて、防戦一方だった中年男性が遂に苛立ちを爆発させた。
「だから、違うと言っておるだろうがぁ!!」
「え、きゃあぁ!!」
咆哮と共に上体を海老のように反らす中年男性。
正規の固め業テクニックをマスターしているわけでもない美里は、小柄な体格も相まって彼を抑えきれず、起こされた状態の上を転がった。
――ガツン!
美里の視界に火花が飛んだ気がした。
頭に強い痛みが走り、視界が徐々に暗くなる。
「ふぇ・・・・・・ああぅ」
投げ出された美里は路上を転がって、壁際でのびている女の子に被さった。
不運なことに真っ先にぶつかったのが後頭部で、その衝撃に耐えかねた美里はあっさり気を失った。
「何だ、この警官! 弱すぎるにも程がある! しかも・・・・・・」
逆さに股を突き上げている少女も大概だが、それに被さる美里はもっとひどい態勢だった。
偶然にせよ、女の子の突き上げた股に顔を埋め、代わりにタイトスカートの間から覗かせた自身の陰部を、少女の顔面に据えている。
見ようによっては何とも卑猥で、こちらの方がよほど犯罪と呼べるにふさわしかった。
「いかん! こうしている場合ではない! 今のうちに逃げよう!」
そのあまりの淫乱さにしばらく見惚れていた男性はその場から立ち去ろうとするが、そこを後続する篠原に抑え込まれた。
「こら! 公務執行妨害で逮捕する」
「何でまた俺が! 俺は何もやっていない!」
「動くな、あ、待ちなさい!」
何としても逃げたい中年男性とそれを阻むため三角固めをする篠原の攻防が続く。
「ちょっと桜井! そんな所で寝ていないで加勢しなさいよ!」
だが、完全に気絶した美里は動かない。
羞恥心を覚えながらも、篠原はその場で男性容疑者を逮捕した。
「大人しくなさい! 不同意性交罪で逮捕するわ!」
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「勘弁してくれ! 俺は何もやましいことはやっちゃいない!」
「嘘を尽きなさい! 女の子にあんな格好をさせておきながら何を言っているの?」
「だから違うと言っているだろう! あの子は自転車で転んで偶然にもあんな格好になったわけで」
「そんな馬鹿な話があるもんですか!?」
抗弁する男性とそれを否定する美里の議論は平行線のまま。
やがて、防戦一方だった中年男性が遂に苛立ちを爆発させた。
「だから、違うと言っておるだろうがぁ!!」
「え、きゃあぁ!!」
咆哮と共に上体を海老のように反らす中年男性。
正規の固め業テクニックをマスターしているわけでもない美里は、小柄な体格も相まって彼を抑えきれず、起こされた状態の上を転がった。
――ガツン!
美里の視界に火花が飛んだ気がした。
頭に強い痛みが走り、視界が徐々に暗くなる。
「ふぇ・・・・・・ああぅ」
投げ出された美里は路上を転がって、壁際でのびている女の子に被さった。
不運なことに真っ先にぶつかったのが後頭部で、その衝撃に耐えかねた美里はあっさり気を失った。
「何だ、この警官! 弱すぎるにも程がある! しかも・・・・・・」
逆さに股を突き上げている少女も大概だが、それに被さる美里はもっとひどい態勢だった。
偶然にせよ、女の子の突き上げた股に顔を埋め、代わりにタイトスカートの間から覗かせた自身の陰部を、少女の顔面に据えている。
見ようによっては何とも卑猥で、こちらの方がよほど犯罪と呼べるにふさわしかった。
「いかん! こうしている場合ではない! 今のうちに逃げよう!」
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「ちょっと桜井! そんな所で寝ていないで加勢しなさいよ!」
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