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近未来スカベンジャーアスカ編

第38話 性処理

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 「アスカ、すみませんが活動限界です、媚毒が限界を超えました。 機能をオフにするので御用の場合はポラリスと呼んでください。 あと念のため、私の性器に何かが入った場合も強制起動しますのでご了承を。 では」

 ポラリスは早口でそう言うと、その場で眠るようにして倒れてしまった。

 「ポラ……!」

 アスカは突然の出来事に駆け寄り、名前を呼びそうになるがぎりぎりで踏みとどまる。
 機能を停止したのは恐らく、これ以上体が動く状態にあると襲い掛かりかねないからだ。
 周囲の安全も確認せず機能を停止したことから、どれほど限界の状態だったかがわかる。
 アスカは心配そうな顔でポラリスを抱きかかえると、近くの隙間へと身を寄せた。
 機能をオフにしたポラリスはとても美しい。
 起きていても十分に綺麗だが、熱を失い動かないその姿はまるで人形のようだ。
 人ではない、人に似たなにかであるが故の美しさがあるとアスカは思っている。
 人の理想によって作られた、人にはなれないなにか。
 人の意志や思いを存分に注がれた、人に一番近い存在。
 そんな存在やでき方に、アスカは強く惹かれてしまう。
 これまでの苦労を労うように、アスカは抱きしめる手にそっと力を込めた。

 「動くな!」

 そこへ現れたのはライフルを構えた男だった。
 巨大なブッチャーと交戦したのか、左腕が変な方向に曲がっており、片手でライフルを支えている。
 フルフェイスのヘルメットのせいで表情はわからないが、足が震えているのを見ると傷は深そうだ。

 「見た通り動けないけど、そんな体で大丈夫?」
 「黙れ! 動くなよ……いいか、絶対に動くな……!」

 男はカタカタとライフルを震わせながらアスカの方へと近づいてくる。
 その怯え切った様子から、アスカは黙って従う事にした。
 追い詰められた人間は何をするかわからない。

 「手錠をはめてこれを咥えろ」

 アスカは男に言われるがまま自分の手とポラリスの手に手錠をかけ、猿ぐつわを咥えた。
 金属製の猿ぐつわはカシュッと音を立ててアスカの後頭部まで伸び、口を封じてしまう。
 アスカはあえて腕を前にして手錠をかけたのだが、それに関して男は何も言わなかった。

 「シップ3、回収要請」

 男がそう告げた後、すぐに一隻のスペースシップが現れた。
 三角と四角を組み合わせたような無骨な外見はもうすっかり見慣れてしまった。
 船が着陸すると、男はライフルの先で中へ入るようアスカに伝えてくる。
 アスカは黙ってそれに従って、ポラリスと共に貨物室へと入った。

 「武器を置け」

 アスカは男に言われた通り、自分の武器とポラリスの武器を貨物庫の中へと置く。
 男はそれを注意深く見ると、近くの箱へとしまい込んでしまった。

 「動くなよ」

 男の姿が操縦席へと消える。
 アスカは素早く立ち上がり、辺りを見回した。
 貨物室の中はほとんど空で、あるのは小さなボックスが数個のみ。
 恐らくは他の追手と同じ数人のチームだったのだろうが、姿が見えない所を見るに、生き残ったのはあの男だけなのだろう。
 役に立ちそうな物が何も無いのを確認すると、アスカは大人しくその場に座った。
 相手は片腕を負傷しているが、それでも丸腰で戦いを挑むのは危険だ。
 ポラリスの戦いの様子から、相手の中には相当な手練れが居ることもわかっている。
 男の実力が測れない以上、迂闊な行動は出来ない。

 「お前達のせいでひどい目にあった……」

 戻って来た男は左腕に金属製のサポーターを着けていた。
 保護と治療を同時に行う物であり、もう男の腕は自由に動いている。

 「どうせ女は牧場行き、アンドロイドは廃棄処分だ……愉しまなきゃ損だよなぁ?」

 男の取る行動はそれしかないのだろうか。
 アスカの方に銃を向け、ズボンを下ろした。
 現れた男根はすでに硬くなっており、先端から透明な液を垂らしている。

 「女、こっちへ来い。 逆らったらわかるな?」

 ライフルを向けられ、アスカは頷いて答える。
 男の前まで進むと、男は不慣れな手つきでアスカの装備を脱がせ始めた。
 アーマーが外され、アスカはインナー姿になる。
 汗で濡れたインナーが肌に張り付き、アスカの抜群のプロポーションを引き立てる。
 手錠のせいで脱がせられない事がわかると、男はインナーを引っ張りナイフの刃を走らせた。

 「防刃素材か、めんどくせぇ」

 男のナイフがキィィィィンと甲高い音を立てる。
 男の持つナイフは振動刃を搭載しているようで、アスカのインナーは難なく切り取られてしまう。
 そうして豊かな双丘が露わになると、男はアスカを反転させ背後から抱きついた。

 「これだけデカイんじゃ触らない方が失礼だ」

 男の両手がアスカの乳房を好き勝手弄っている。
 撫でるようにして乳房の感触を楽しみ、根元から先端まで絞り上げ、乳首を二本の指でしごいた。
 しかし、アスカは身じろぎもしなければ嫌がりもしない。
 しばらく行為を続けた後、男はついに動きを止めてしまだた。

 「なんだよつまんねぇ!」

 もう一度アスカを反転させると、アスカのまるでゴミを見るかのような視線が男に突き刺さる。
 その視線で一気に萎えてしまった男は、無言のままアスカを蹴り飛ばしポラリスの方へと向かった。

 「こっちは寝てるのか……」

 ポラリスのアーマーを外し、インナーを裂こうとする。
 しかしポラリスのアーマーは強く固定されており、男はついに諦めてしまった。

 「くそっ……下からやるか……」

 動かないポラリスのインナーをずらし、秘部を露わにする。
 白い肌へと手を這わせ、割れ目を左右に開かせた。
 閉じた秘部の奥から現れた、桜色のナカが男の情欲を掻き立てる。
 男はポラリスの腰を強く握ると、割れ目に男根を滑らせた。

 「んっ……はっ……あっ……」

 ポラリスからは微かに悩まし気な声が聞こえる。
 それと同時に秘部からは愛液が溢れ始め、男根の滑りを良くさせていた。
 その反応に男は気を良くし、行為をエスカレートさせていく。
 そしてポラリスのナカが十分に濡れたのを確認すると、男根を一気に最奥まで突き入れた。

 「んあっ♡ ……最悪の目覚めですが、特別サービスです。 貴方を性処理用として使ってあげましょう」
 「何を言って……」

 突然目覚めたポラリスの両足にがっちりと腰を固定され、男は困惑している。
 男が何が起きたかわからない顔をしているにも関わらず、ポラリスはその膣壁で男根を激しく責め立てた。

 「うおっ! なんだこれ訳がわからな……ぐぅぅ!」
 「もう出したんですか? 早漏ですね。 まぁ、ある意味幸運ですが」
 「なんっだこれっ! 射精がっとまらなっ……」
 「安心して全部出してください。 ちゃんと看取ってあげますから」

 まるでひだのひとつひとつが意志を持っているかのように男根を絞り上げる。
 根元から先端までを丁寧に何往復もし、痛みを感じない絶妙な力加減で圧迫している。
 そこにポラリスの腰使いによる上下運動と左右の回転が加わり、男は射精を止める事が出来ない。
 射精したとしてもすぐにまた男根はいきり立ち、男の意志とは関係なく射精を繰り返す。
 抜く事も、休む事も許されず、男は滝のように脂汗をかいている。
 血の気が引くと共に寒気が襲い、快感が痛みと恐怖に変わっていく。

 「いやだっ……もう出したくないっ……死ぬ……死んじまう……」
 「貴方は性処理用なんですよ? 使われる側に止める権利があるとでも?」
 「ぐっ……あぁぁぁぁ……」

 僅かな数分の間にも何十回もの射精を行い、男はぐったりと動かなくなってしまった。
 まるで妊婦のように膨らんだポラリスの腹部が、その行為の激しさを物語っている。
 不満げな顔をしたポラリスは、ゆっくりと男の上から立ち上がった。
 そうして腹部を押すと、びちゃびちゃと音を立てて精液が床へとぶち撒けられた。
 排出機能をフル稼働させ、男の体液に一滴に至るまでを床へと捨てる。
 こんな男の遺伝子など一ミリたりとも必要ない。
 その小さな男根のようにすっかり萎びた男の顔を踏みつけながら、ポラリスは倒れたアスカの元へと駆け寄った。
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