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特別編 記念話はIF、特別話は主人公たちの知りえない話です
マリー編特別話 人狩りの村
しおりを挟む「おい、調子はどうだ?」
「楽勝だよ。 弱すぎて転生者かどうか怪しくなってくるくらいだ」
血に濡れた男と、鍋の様子を見ている料理番の男が話している。
今日に限って後方支援役を務めている男にとっては、好き勝手出来る実行役の男が羨ましくて仕方なかった。
もしふたり捕まえる事が出来ればひとりは好きにでき、売って金にすることも、慰み者にすることだって出来る。
転生者の群れという千載一遇のチャンスも、運悪くくじに外れた男には指を加えて見ている事しか出来ない。
思い思いの女を抱きかかえて帰る仲間たちの姿に、男は恨みにも似た羨望の目を向けていた。
血に濡れた男は手にした剣を拭きながら、これが終わった後の事を考えていた。
男はすでにふたりの転生者を捕まえており、ひとりはブローカーに卸している。
手元に残した方、茶色い髪のおとなしい女は、檻の中でもおとなしくしているだろうか。
男に出会うなり命乞いをし、何でもするから命だけはと言ったあの女。
その言葉通り何の抵抗をせずスキル改変を受け入れ、今や男のなすがままとなっている。
檻に入れる際に少し遊んだだけだが、少し胸を触っただけで自ら体を押し付けてねだる様は、まさに夢のようだった。
男はその女を抱くのが楽しみで仕方なく、もう戦いどころでは無い。
「なあ、お前も女が欲しいだろ、代わってやろうか?」
「良いのか?」
「ああ、お前の作るスープは不味くて仕方ないからな、俺が代わりに作ってやるよ」
血に濡れた男は料理番の男から木のおたまを奪い取り、代わりに自身の剣を手渡した。
途端に料理番の男の表情は晴れ、その目に狂気の光が宿り、一目散に前線へと駆けていく。
その様子を血に濡れた男は満足そうに眺めると、鍋に入った不味いスープを捨ててしまった。
前線は地獄のようだった。
魔法による爆炎や雷が轟音を立てて地面をえぐり、振り下ろされる武器たちが地面を血で染めていた。
木の上では弓が狙いを定め、乱戦は暗殺者たちの姿を影へと変えた。
転がるのは仲間たちの死体と、転生者どもの死体だ。
男だらけのその中に、時折女も混じっている。
勿体無い。
この赤い髪の巨乳の女など、生きていれば良い遊び相手になっただろう。
戦場を眺め品定めし、男は左手に見える岩肌へと足を運んだ。
ここはゴツゴツとした岩が並び、姿を隠すのに適している。
飛んでくる矢も魔法も、岩陰に入れば脅威ではない。
無駄な傷を負わないよう慎重に足を進め、男はついに獲物の姿を捉えた。
いかにも気の弱そうな小柄な女。
緑の短い髪を揺らしながら、必死な顔で逃げている。
揺れもしないような貧相な体つきだが、涙を流しながら逃げるその姿が男の歪んだ情欲を刺激した。
その逃げ道を塞ぐように素早く前へと飛び出して、男は剣を振り下ろした。
「きゃあ! いや、やめて……私、戦いなんて出来なくて……」
期待していた通りの可愛らしい声で悲鳴を上げたその女に、男の狂気の目が向けられる。
ひと目見ただけで異常さがわかるその眼差しは、女の戦意を一瞬で奪い去った。
「言うことを聞けば殺しはしない。 お嬢ちゃん処女か?」
「え……なんでそんな……」
「答えなきゃ殺す」
困惑する女の喉元に剣の切っ先が向けられる。
その先端が女の皮膚をとらえ、薄っすらと血が流れる。
「処女です! どうか命だけは……」
これから何をされるのか。
そんな不安に押しつぶされそうになりながら、女は必死に声を上げた。
「運が良いな、殺さず犯さず連れてってやるよ」
「ほんとに……?」
男の狂気が消え、剣が鞘へとしまわれる。
その様子に女は安心し、安堵の表情を浮かべた。
しかし、そのまま何事もなく済むはずが無かった。
「立て、そこに手をつくんだ」
「こうですか……?」
男に言われ、女は岩へ手をついた。
男に背を向けるのは怖くて仕方ないが、言うことを聞かなければ何をされるかわからない。
恐怖に体を震わせながら、女は男の指示に従った。
「メニューオン」
「一体何を……?」
後ろの様子を伺うと、男は何やら本を片手に遠くを見ている。
前を向いているようだが視線が合わず、まるで意識がこちらへ向いていない。
逃げようか。
そんな考えが頭をよぎったが、それもすぐに消え去ってしまった。
代わりに頭に浮かんできたのは、このまま男の言いなりになるのが一番安全だという考えだった。
このまま言われるがまま体を預け、その手に抱かれているのが一番良い。
そうすれば自分の身の安全も守れるし、きっと気持ちよくしてくれる。
女はそう信じ、背後の男へ向かって足を開いた。
「よし、いい子だ。 運ぶ前に少し遊ぶか」
「はい、ご主人様……」
後ろから女の小さな体を抱きしめて、その小ぶりな胸を揉みしだく。
革の鎧と下の服は、女が自らの手で脱いでいた。
「あっ♡ 気持ちいいです♡ もっと乱暴に♡」
その血色の良い乳房へと男の太い指が食い込み、桜色の乳首を乱暴に擦り潰す。
そんな粗暴な愛撫も女は悦んで受け入れて、その快感に身を震わせていた。
「とんだ処女が居たもんだ。 この分だとここも準備万端か?」
男の手が下着の上から秘部をなぞる。
「ああっ♡ もう、濡れて……♡ どうか私を慰めてくださいっ♡」
男の手には粘り気のある愛液が絡みつき、下着から糸を引いている。
スキル、奴隷思想。
初めて選んだスキルだったが、これはどうやら当たりのようだ。
すっかり言いなりになった女に男は気を良くし、その美しい肢体を貪った。
「処女じゃなきゃヤれたんだがな……よし、さっさと村に戻るぞ」
「はい……♡ ご主人様……♡」
男の手で何度も絶頂へと導かれた女は腰をがくがくと震わせながら、懸命にその後を追う。
そのまま自らの足で檻へと入ると男の言いつけを守り、静かにその場へと座った。
「処女か! 大当たりだな!」
「ああ、俺のスープが不味かったおかげだ」
料理番の男に祝福され、それに続いて歓声が上がる。
これだけの上物が無傷なら、しばらく遊んで暮らせる額になるだろう。
ブローカーにも名が通り、良い地位にもつけるかもしれない。
男の自尊心が満たされ、出世欲も満たされた。
となると、残るは情欲だ。
処女、非処女を問わず、この昂ぶる気持ちを抑えられる相手が必要だ。
男はまた剣を持ち、先ほどの岩場へと向かった。
岩場は他と比べれば静かなもので、まさに穴場だ。
戦いを避けるように逃げてきた転生者たちが岩陰に潜み、ぷるぷると震えている。
その中から適当に見繕うのも良いが、どれも小柄で男の好みではない。
その小動物たちは放っておいて、男は理想の慰み者を探して歩いた。
「たぁ!」
突然、男の首元へ目掛けて剣が振り下ろされた。
それをぎりぎりで躱し、男は攻撃された方へと視線を向ける。
そこには、短い金髪の子供のような女が立っていた。
「またガキか……」
「誰がガキだ! こう見えて十分大人だ……よ、っと!」
一瞬女の姿が消え、続いて体を狙った横薙ぎの斬撃が男を襲う。
それを手にした剣で受け止めたものの、反撃をしようとした時にはもう射程外へと逃げられていた。
俊足を活かしたヒットアンドアウェイ。
その小さな体格を活かした上手い戦略と言えるだろう。
「おじさん、受け止められるだけすごいよ。 でもこれはどうかな?」
またも姿が消え、続いて風が腹部を襲った。
男は咄嗟に横に飛び退き、剣を頭上へと構える。
するとつい先ほどまで体があった位置を切っ先が通り抜け、頭上の剣へと剣が振り下ろされた。
目に見えない速さの突きと縦斬りのコンビネーション。
もしその場にしゃがんだり突きを受けていれば、男の体は斬り捨てられていただろう。
「これも受けきれるのか……おじさんけっこう強いね」
「まだおじさんって年じゃないんだがな」
「またまた冗談言っちゃって、私から見たら十分おじさんだよ」
余裕そうな顔で笑顔を浮かべ、女は距離をとる。
先程より距離が遠い。
助走距離をとって、防ぐ剣ごと斬ってしまおうという事だろう。
「メニューオン」
「何言ってるの? この距離だと聞こえないんだけど」
スキルメニューを見ている間は動けない。
これは賭けだったが、戦闘に長ける彼女であれば間合いの外なら油断してくれると、そう判断しての事だった。
直後、女の姿が消える。
戦闘に長けているがゆえの勘なのか、男が行動を始める前に勝負をつけてしまおうと、女は一気に距離を詰める。
俊足の加速度を加えての両手による振り下ろし。
もし剣で受けようものなら、受けた剣ごと男の頭にめり込むだろう。
しかしその目論見は、不発に終わった。
「え?」
気がつくと、女の目の前には地面があった。
体が全く動かず、感覚がない。
麻痺毒によるものか背中を斬られたのか。
まるで頭だけを残して全身が消えてしまったような、そのあまりにも何もない感覚に女は困惑していた。
「ぎりぎり間に合ったか、おかげで死ぬところだった」
「私の体に何をしたの!」
「スキル、感覚遮断だ。 これならいくら速くても関係ない」
「なにそれ……スキルが使えるなんて……」
女は理解していないらしい。
これはスキルによる攻撃ではなく、スキルの書き換えだ。
女が本来持っていた加速のスキルを、感覚遮断で上書きした。
これにより感覚が無くなったどころか、加速すら失われたのだ。
その事実がわからないのか、女はどうにか立ち上がろうともがき続けていた。
感覚が完全になくなれば、人間は自分が今どんな姿勢でいるのか、どのくらい力が入っているのかもわからない。
全ての手かがりを失った女は立ち上がれるはずもなく、ただただ無様に手足をばたつかせるだけだ。
「お嬢ちゃん、処女か?」
「何言ってるの? あと、私はリリィ。 お嬢ちゃんなんて呼ばないで」
地面に寝転がってなお、リリィは鋭い眼光で男を睨みつけた。
強い意志の籠もった、戦う者の目だ。
「そいつは悪かった。 答える気がないならそれでも良い。 それじゃあリリィ、早速だが始めようか」
「何言って……」
困惑するリリィの両腕を掴み、そのまま岩肌へと押し付ける。
リリィは磔のような姿勢でだらんと足を垂らしている。
「回復スキルもあったな、この程度の出血なら死なないから安心しろ」
「何して……!」
ぐさりと、リリィの両足に手槍が突き立てられた。
誰が使ったかもわからないその三叉の槍がリリィの足を支え、リリィは股を開くような形で両足を固定された。
リリィが本当に怖かったのは、槍を突き立てられても痛みひとつ感じない自分の体だった。
あるはずの感覚が失くなる恐怖は図り知れず、戦い慣れしたリリィも背筋が凍るようだった。
「おとなしくするなら感覚は戻してやろう。 だが、抵抗するなら一生そのままだ」
「そんな……なんてひどい……」
その残酷な事実がリリィの心を締め付ける。
男の言いなりになるのはプライドが許さないが、従わなければ一生感覚は戻らない。
そのふたつが天秤にかけられ、正解の無い難問に苦しめられる。
リリィの答えを待たず、男はズボンを脱いだ。
「一体何を……」
「何って……捕まった転生者がどうなるか知らないわけじゃないだろ?」
男はリリィのスカートをずらし、下着の隙間から秘部を狙う。
命の危険を感じていた男の体は死ぬ前に子孫を残そうと、男自身も初めてなほど男根をいきり立たせていた。
「戦場にスカートか、無用心なこった」
「やめろっ! 私は処女なんだっ! そのまま売れば家だって簡単に……」
ぶすりと、無慈悲にも男根が深々と突き刺さった。
「え……あ……いやっ……」
あれだけ凛々しかったリリィの表情が弱々しいものへと変わり、信じられないといった顔で男の顔を見る。
目の端には涙が浮かび、今にも泣き出してしまいそうだ。
涙より先に、リリィの秘部からは血がこぼれ落ちる。
その純血の証は男根を伝い、地面を濡らした。
「お前が一人目だったらそうしてたさ。 あいにく、二人目でね」
「やっ……そんな……嘘っ……私の初めてが……」
表情が絶望に染まり、目から光が消えていく。
パンパンという肉のぶつかる音が感覚の無いリリィにも犯されているという実感を与え、絶望を加速させていた。
男は泣きじゃくるリリィを見ながら、抽送を加速させる。
パンパンという音に水音が混じり始め、リリィの秘部が男根を受け入れ始めた。
「濡れてきたのがわかるか? お前の体は随分と簡単に男を受け入れるんだな」
「違うっ……こんなの……違うっ……」
リリィは現実逃避を始め、いやいやと頭を振って否定した。
その姿は男の情欲を大いに刺激し、絶頂の予感を強めていく。
ふとここで、男の暗い欲望が妙案を浮かべた。
「感覚を戻してやろうか?」
「え……?」
突然の申し出にリリィは困惑する。
この状況で感覚を戻すなど、リリィには到底受け入れられない。
ただでさえ受け入れられないこの状況で、もし犯される感覚が感じられるようになってしまったら、リリィの心は保たないだろう。
「断れば、もう二度と感覚は戻さない」
ニヤリと笑う男の顔に、リリィはさらなる絶望を覚えた。
「ただ、それじゃあ面白くない。 感覚を戻してから俺が10回腰を打ち付けるまでの間、もしイかずに耐えれたなら中には出さないでおいてやる。 どうだ、のるか?」
そういう間も男の腰は抽送を繰り返し、徐々にペースを上げていた。
このまま続けられれば、感覚も戻らず中に出されるのは確実だ。
リリィは苦虫を噛み潰したような表情で、その提案を受け入れた。
「わかった…… でも約束は守って…… あぁぁぁ!」
直後、腰が抜けるような快感が襲った。
腰ががくがくと震え、溢れ出る愛液が止まらない。
パチパチと視界が点滅し、甘い痺れが全身を襲った。
それは紛れもない絶頂だったが、経験のないリリィにはわからない。
絶頂に身を震わせながらふーふーと息を吐き必死な顔をするリリィの様子を、男はにやにやと笑って眺めていた。
「じゃあ今から10回だ。 イったら中に出すからな」
「待って……こんなの、知らな、い……」
男は動きを止めているが、それでも男根から秘部全体へと伝わる圧迫感がリリィの体と頭を支配する。
まるで、頭の先まで一本の棒で串刺しにされたかのような感覚に体はぴくりとも動かせず、男根に全体重を預けるような姿勢が変えられない。
嫌がる意思とは関係なく与えられるその凶悪な快感が、リリィの頭を焦がしていく。
それと共に湧き上がる、このままめちゃくちゃにされたいという破滅的な欲求。
男の体に抱きついて、体が求めるままこの快感に溺れたい。
その抗いがたい誘惑が、リリィの体を動かしていく。
気がつくとリリィは、自ら男の体にしがみついていた。
より密着度を上げた秘部からは常に脳を溶かす快楽が与えられ、リリィの顔を蕩けさせていく。
切なげな表情で目を潤ませて、リリィは自ら腰を動かしていた。
「あっ♡ だめっ♡ イっ、たら……中にぃ♡」
「ああそうだ、必死に耐えないとすぐにイきそうだぞ」
「だれっ……がぁ♡ そんな簡単、にぃぃ♡」
リリィは自分がイき続けていることに気づいていない。
頭が徐々に真っ白に染まり、腰の震えが止まらない。
甘い痺れが全身を支配し、もう何が起きてるかもわからない。
そんな状態にありながら、プライドだけがリリィの意識を支えていた。
「ほら、1回目だ準備は良いか?」
「早っくっ♡ これくらいなら10回なんてすぐ、にぃぃぃぃ♡」
トンと、軽く奥を突いただけでリリィの体は跳ね上がり、大きな絶頂を迎えていた。
いつの間にか槍から解放されていた足をぴんと伸ばしながら、顎を上げて舌を突き出している。
男の男根を締め上げるように蜜壺は痙攣のような収縮を繰り返し、男へと激しい快感を与えてきた。
「どうだ、耐えれたか?」
「まだまだ……ぁ♡ こんなの、どうってこと……ないぃ……」
リリィは、まだ自分が耐えられていると信じている。
目の前の男の顔がとても魅力的に映り、その唇へと口を伸ばしながらもなお、自分はイかされていないと信じていた。
「次の前に少し焦らすか……まだイくなよ……」
「んっ……ぷぁ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」
男の舌に自らの舌を絡ませながら、リリィは夢中でキスを交わした。
乳房に触れた男の手からも熱と甘い痺れが伝わり、リリィをさらなる快楽へと溺れさせていく。
今や、勝負はただの性交へと変わっていた。
「ぷはぁっ♡ まだ、全然イってないから……♡」
「そうだな、思ったより手強いようだ」
弱気な男の言葉に、リリィのプライドは増長した。
このままイかされる事なく勝負に勝ち、そのまま自由の身に戻ってやろう。
もし自由の身になったならその時には……。
リリィの頭の中には、男に抱かれながら幸せそうに体を重ねる未来の自分が思い描かれていた。
「私が勝ったらぁ♡ 今度は私が責める、からっ♡」
「ならなおさら負けるわけにはいかないな」
男はリリィの言葉に合わせながら、決してプライドを折らないように行為を続ける。
このプライドがある限り、リリィは快楽に堕ちる事は無い。
自分が優位だと信じながら、リリィは男の手でイかされ続けた。
「10回目だ……今回は俺の負けかもしれないな」
「んっ♡ だから……私は強いって言ったでしょ? 貴方もなかなか強かったけ……どぉ♡」
何度もキスを交わし、快感に体を跳ねさせながら、リリィは9回を耐えきった。
何度も意識が飛びその度に休憩を挟んだが、リリィはいつまでも男の体を離さなかった。
「今回は俺の負けだと認めるから、中に出しても良いかな?」
弱々しい男の声に、リリィはそれだけでイってしまっていた。
この絶望的な状況から逆転し、ついに男を負かす事が出来た。
これで自由が戻り、望んだままの事が出来る。
リリィの飛躍した脳はそう勝手に判断し、男の提案を受け入れる。
「いいよっ、ほら、イかせて上げるから中に出して♡」
勝気でありながら甘い響きの籠もった声でリリィは囁いた。
直後、ズンッと、今までで一番深い位置へと男根が突き立てられた。
「あぁぁぁぁぁぁ♡」
その一発でリリィは絶頂へと導かれ、がくがくと身を震わせる。
同じく震えるその蜜壺の最奥へと、煮えたぎった精液が打ち付けられた。
「あ……あぁぁぁぁぁぁ!!」
すでに絶頂を迎えていた体へとびゅるびゅると精液が吐き出され、リリィの蜜壺を満たしていく。
自らの愛液とおびただしい量の精液がブレンドされ、入り切らなかった分がその接合部から漏れ出していた。
長い間堪えていたためか男の射精はしばらく止まらず、リリィは意識を失ってなお、お腹の奥に熱いものが吐き出される感覚に身を震わせ続けていた。
「よう、ブローカーのところへ行くんだろ?」
「ああ、処女は貴重だから護衛を兼ねてな」
戻ってきた男はいきいきとしており、ひと目見ただけで大きな戦果をあげたのだとわかる。
傍らに侍る奴隷の首輪をした金髪の転生者もにこやかに男を見守っており、どんなスキルを使ったかはわからないが上手くやったようだ。
「ほら、食べてけよ」
「ああ、お前の作るスープは旨いからな」
男は受け取った野菜スープをリリィと一緒に飲み干して、自らの戦利品と共に洞窟の方へと向かっていった。
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