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近未来スカベンジャーアスカ編
第15話 奇妙なブッチャー
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家畜舎の中は外観と同じ白一色で、中央に作られた廊下の脇には四角く区切られたスペースがいくつも並んでいた。
実際に使われる事が無かったためか、汚れ一つなく清潔だ。
廊下の上に作られた天窓からは日光が降り注ぎぽかぽかと温かい。
だがアスカにはそんな環境を楽しむ余裕は無く、背後から迫る機械音に怯えながら、足早に駆け抜けていくだけだった。
家畜舎を抜け、次の建物へと入った。
こちらも同じような家畜舎だったが、区切られたスペースに機械が取り付けられている。
天井から伸びたケーブルと、横に備え付けられたタンク。
先端が円柱状のゴム製である所から見ても、これは牛乳を搾るための物だろう。
どうやら様々な家畜に対応していたらしい。
牛用と思われる家畜舎を抜け、次の建物へと入る。
次に現れたのは、小型の檻の群れだった。
これは鶏など鳥類の家畜舎だろう。
檻に開けられた穴の前には長いエサ入れが付いている。
これだけの家畜舎を作っているなんて、ユートピアは本当に人類の楽園を目指していたのではないか。
そんな事を考えていたアスカを、背後から聞こえた轟音が現実に引き戻す。
白い扉を弾き飛ばし、大型のブッチャーが迫って来ていた。
3メートル以上はあるであろう巨体を家畜舎の入り口にねじ込んで、壁を破壊しながら追ってくる。
生体パーツはせいぜい男の顔が付いているたけで、その体のほとんどが黒い機械だ。
金属の体のいたる所から黄色いオイルを垂らし、がくがくとした動きで歩いている。
巨大になり過ぎたのか、通常のブッチャーのような機敏さは無い。
しかし、その動きの不気味さと確実に迫りくる恐怖がアスカを焦られていく。
鶏舎を抜けた先は、またも家畜舎だった。
ここのスペースは2メートル程度の長方形で、牛舎にあったような機械が取り付けられている。
しかし不思議なのは、先端のゴムパーツが一つの物と二つの物がある点だ。
廊下を挟んでパーツ一つのスペースとパーツ二つのスペースが分けられている。
違う種類の家畜を育てるために急遽作られた物なのだろうか。
不思議に思いながらも進んでいると、ふと、ある事に気が付いてしまった。
機械から垂れている黄色いオイルが、微かに動いている。
床に落ちたオイルがひとりでに球体になり、近くの球体を取り込んで大きくなっている。
その姿に、アスカはあの共生生物を思い出していた。
もしこれが、本当に共生生物だったなら。
機械の中に潜み、獲物を狙っているのだろうか。
稼働した事の無い家畜舎の中で、待ち続ける得物とは何なのか。
嫌な予感がしたアスカを、想像通りの物が出迎えた。
建物の奥側、三分の一程度のスペースに、人が繋がれている。
左側には男性が、右側には女性が入れられ、それぞれが虚ろな目で廊下を見ていた。
簡単な木の柵が設けられただけのスペースで、男は男根を、女は乳首を吸われている。
何によるものなのか、男根も乳首も通常ではありえないほど肥大しており、先端からとめどなく体液を放出していた。
その異様な光景に吐き気を覚えつつもアスカは走った。
建物の中にぐっぽぐっぽと液体を吸い出す音が響き、びしゃびしゃと水の跳ねる音がこだまする。
機械に付けられたタンクはみるみるうちに満タンになり、次の物と替えられる。
生気の無い目でこちらを見る人たちを、アスカはなるべく見ないように駆け抜けた。
ようやく家畜舎を抜けたようで、辿り着いた先は病院のような建物だった。
清潔な白い床、壁、天井。
ライトで照らされた館内に、牧畜センターというホログラム看板が掛けられている。
看板が示す内容を見ると、この建物は三階建てであり、一階が家畜舎と繋がる実験施設。
二階が資料や専用の設備が集まる研究施設。
三階が職員のための休憩施設となっているようだ。
巨大なブッチャーは人間用の家畜舎を超えられないようで、開け放たれた扉の向こうからじっとアスカを見続けている。
あの巨体が扉に挟まり続けてくれるなら、背後の心配はなさそうだ。
アスカは近くにあった椅子に座って切れた息を整える。
目の前の机に置かれたパソコンは電源が入っておらず、ほこりをかぶっていた。
家畜のためか職員のためか、この施設内は空調が動いており、アスカの髪を涼しい風が撫でていく。
その風に乗って、突然、強烈な腐敗臭がアスカの鼻へと飛び込んでくる。
思わず吐き気を催すようなその臭いは、廊下の向こうから漂ってきていた。
アスカは警戒し、近くにあった小さな室内へと飛び込む。
そこには大型動物用の診察台とパソコン、何に使うのかもわからない医療機器が置かれていた。
扉を閉め、鍵をかけ、小窓から静かに外の様子を窺う。
するとそこには、ぐちゃぐちゃと水音を立てながら歩くブッチャーの姿があった。
平均的な男性程度の体格だが、問題はその異様さだ。
所々が黒くなった肌色の皮膚の上からあの共生生物が体を覆い、握りこぶし大の泡になっている。
体の至る所に出来た泡はある程度大きくなると自然と弾け、壁を伝って地面へと落ちる。
落ちた部分はまた体へと戻り、泡を形成する。
なにが起きているのだろう。
その光景からは何も有力な情報が得られず、ただアスカを混乱させる。
体の大半を皮膚が覆い、その上を共生生物が這う異様なブッチャー。
今までになかったその姿は、アスカに強い恐怖を与えた。
坊主頭で眉の毛一つない、狂ったように笑う男の顔。
どういった経緯で、そんな表情のまま生体パーツにされたのか。
そんな考えたくもない事を考えてしまう。
息を殺して様子を窺うアスカの足元に、黄色い水たまりが迫っていた。
「ひゃっ」
どうにか叫ぶのは堪えたが、どこからか現れた共生生物がブーツの先に付いている。
ぷるぷると体を震わせて、ゆっくりとだが確実に体を目掛けて登って来る。
その姿に、アスカは迷わずテーザー銃を撃ち込んだ。
バシュッという音がして、穴の開いた共生生物は白く濁っていく。
完全に動かなくなったのを確認し、ひとまずの危険を退けたが、その音が厄介な事態を引き起こしていた。
「ななななんんんんのののの音とととだだだだ」
機械音と人間の声が混じった不気味な声がして、廊下からぐちゃぐちゃという水音が近づく。
気付かれた。
アスカは咄嗟に部屋を飛び出して、二階へと階段を駆け上がっていた。
自分のすぐ後ろに、べちゃっという水音が響いた。
その奇妙なブッチャーは肩に付いた共生生物の泡を掴み、アスカへと投げつけてきたのだ。
あれに触れられればひとたまりもない。
アスカは全力で階段を駆け上がり、廊下を曲がった所で室内へと飛び込んだ。
そこは特殊な研究室のようで、色とりどりの液体が入った試験管と、見た事も無い機械が並んでいた。
壁の一面は全体が冷蔵庫になっており、様々な数字やアルファベットの書かれた試験管が入っている。
もしかしたらこの中に、あのブッチャーを倒せる物があるかもしれない。
そんな淡い期待も、ポラリスが居ない状況では何の意味もなさない。
室内の機械は動いてこそいるが、アスカにはどれがなんの機械なのかもわからなかった。
扉の小窓から外を確認すると、そこにはあの奇妙なブッチャーの姿があった。
体中から垂らした共生生物を床へと広げ、薄く表面を覆っていく。
今この部屋から出れば、すぐにあの共生生物に捕まってしまうだろう。
天井へと伸びる細い触手が、下水道で見たあの光景を思い出させる。
この部屋から出るためには、最低でも熱が発生する液体を見つけ出さないといけない。
追い詰められたアスカは近くのパソコンを操作し、その中身を見た。
中身は記号と薬品名の羅列で、アスカには何が何だかわからない。
しかしそれでも、ここで役に立つ薬品が見つからなければ待っているのは地獄だ。
必死に記憶を辿り、薬品を選定していく。
そんな極限の緊張状態にあるアスカの耳に、聞き慣れた涼しい声が届いた。
実際に使われる事が無かったためか、汚れ一つなく清潔だ。
廊下の上に作られた天窓からは日光が降り注ぎぽかぽかと温かい。
だがアスカにはそんな環境を楽しむ余裕は無く、背後から迫る機械音に怯えながら、足早に駆け抜けていくだけだった。
家畜舎を抜け、次の建物へと入った。
こちらも同じような家畜舎だったが、区切られたスペースに機械が取り付けられている。
天井から伸びたケーブルと、横に備え付けられたタンク。
先端が円柱状のゴム製である所から見ても、これは牛乳を搾るための物だろう。
どうやら様々な家畜に対応していたらしい。
牛用と思われる家畜舎を抜け、次の建物へと入る。
次に現れたのは、小型の檻の群れだった。
これは鶏など鳥類の家畜舎だろう。
檻に開けられた穴の前には長いエサ入れが付いている。
これだけの家畜舎を作っているなんて、ユートピアは本当に人類の楽園を目指していたのではないか。
そんな事を考えていたアスカを、背後から聞こえた轟音が現実に引き戻す。
白い扉を弾き飛ばし、大型のブッチャーが迫って来ていた。
3メートル以上はあるであろう巨体を家畜舎の入り口にねじ込んで、壁を破壊しながら追ってくる。
生体パーツはせいぜい男の顔が付いているたけで、その体のほとんどが黒い機械だ。
金属の体のいたる所から黄色いオイルを垂らし、がくがくとした動きで歩いている。
巨大になり過ぎたのか、通常のブッチャーのような機敏さは無い。
しかし、その動きの不気味さと確実に迫りくる恐怖がアスカを焦られていく。
鶏舎を抜けた先は、またも家畜舎だった。
ここのスペースは2メートル程度の長方形で、牛舎にあったような機械が取り付けられている。
しかし不思議なのは、先端のゴムパーツが一つの物と二つの物がある点だ。
廊下を挟んでパーツ一つのスペースとパーツ二つのスペースが分けられている。
違う種類の家畜を育てるために急遽作られた物なのだろうか。
不思議に思いながらも進んでいると、ふと、ある事に気が付いてしまった。
機械から垂れている黄色いオイルが、微かに動いている。
床に落ちたオイルがひとりでに球体になり、近くの球体を取り込んで大きくなっている。
その姿に、アスカはあの共生生物を思い出していた。
もしこれが、本当に共生生物だったなら。
機械の中に潜み、獲物を狙っているのだろうか。
稼働した事の無い家畜舎の中で、待ち続ける得物とは何なのか。
嫌な予感がしたアスカを、想像通りの物が出迎えた。
建物の奥側、三分の一程度のスペースに、人が繋がれている。
左側には男性が、右側には女性が入れられ、それぞれが虚ろな目で廊下を見ていた。
簡単な木の柵が設けられただけのスペースで、男は男根を、女は乳首を吸われている。
何によるものなのか、男根も乳首も通常ではありえないほど肥大しており、先端からとめどなく体液を放出していた。
その異様な光景に吐き気を覚えつつもアスカは走った。
建物の中にぐっぽぐっぽと液体を吸い出す音が響き、びしゃびしゃと水の跳ねる音がこだまする。
機械に付けられたタンクはみるみるうちに満タンになり、次の物と替えられる。
生気の無い目でこちらを見る人たちを、アスカはなるべく見ないように駆け抜けた。
ようやく家畜舎を抜けたようで、辿り着いた先は病院のような建物だった。
清潔な白い床、壁、天井。
ライトで照らされた館内に、牧畜センターというホログラム看板が掛けられている。
看板が示す内容を見ると、この建物は三階建てであり、一階が家畜舎と繋がる実験施設。
二階が資料や専用の設備が集まる研究施設。
三階が職員のための休憩施設となっているようだ。
巨大なブッチャーは人間用の家畜舎を超えられないようで、開け放たれた扉の向こうからじっとアスカを見続けている。
あの巨体が扉に挟まり続けてくれるなら、背後の心配はなさそうだ。
アスカは近くにあった椅子に座って切れた息を整える。
目の前の机に置かれたパソコンは電源が入っておらず、ほこりをかぶっていた。
家畜のためか職員のためか、この施設内は空調が動いており、アスカの髪を涼しい風が撫でていく。
その風に乗って、突然、強烈な腐敗臭がアスカの鼻へと飛び込んでくる。
思わず吐き気を催すようなその臭いは、廊下の向こうから漂ってきていた。
アスカは警戒し、近くにあった小さな室内へと飛び込む。
そこには大型動物用の診察台とパソコン、何に使うのかもわからない医療機器が置かれていた。
扉を閉め、鍵をかけ、小窓から静かに外の様子を窺う。
するとそこには、ぐちゃぐちゃと水音を立てながら歩くブッチャーの姿があった。
平均的な男性程度の体格だが、問題はその異様さだ。
所々が黒くなった肌色の皮膚の上からあの共生生物が体を覆い、握りこぶし大の泡になっている。
体の至る所に出来た泡はある程度大きくなると自然と弾け、壁を伝って地面へと落ちる。
落ちた部分はまた体へと戻り、泡を形成する。
なにが起きているのだろう。
その光景からは何も有力な情報が得られず、ただアスカを混乱させる。
体の大半を皮膚が覆い、その上を共生生物が這う異様なブッチャー。
今までになかったその姿は、アスカに強い恐怖を与えた。
坊主頭で眉の毛一つない、狂ったように笑う男の顔。
どういった経緯で、そんな表情のまま生体パーツにされたのか。
そんな考えたくもない事を考えてしまう。
息を殺して様子を窺うアスカの足元に、黄色い水たまりが迫っていた。
「ひゃっ」
どうにか叫ぶのは堪えたが、どこからか現れた共生生物がブーツの先に付いている。
ぷるぷると体を震わせて、ゆっくりとだが確実に体を目掛けて登って来る。
その姿に、アスカは迷わずテーザー銃を撃ち込んだ。
バシュッという音がして、穴の開いた共生生物は白く濁っていく。
完全に動かなくなったのを確認し、ひとまずの危険を退けたが、その音が厄介な事態を引き起こしていた。
「ななななんんんんのののの音とととだだだだ」
機械音と人間の声が混じった不気味な声がして、廊下からぐちゃぐちゃという水音が近づく。
気付かれた。
アスカは咄嗟に部屋を飛び出して、二階へと階段を駆け上がっていた。
自分のすぐ後ろに、べちゃっという水音が響いた。
その奇妙なブッチャーは肩に付いた共生生物の泡を掴み、アスカへと投げつけてきたのだ。
あれに触れられればひとたまりもない。
アスカは全力で階段を駆け上がり、廊下を曲がった所で室内へと飛び込んだ。
そこは特殊な研究室のようで、色とりどりの液体が入った試験管と、見た事も無い機械が並んでいた。
壁の一面は全体が冷蔵庫になっており、様々な数字やアルファベットの書かれた試験管が入っている。
もしかしたらこの中に、あのブッチャーを倒せる物があるかもしれない。
そんな淡い期待も、ポラリスが居ない状況では何の意味もなさない。
室内の機械は動いてこそいるが、アスカにはどれがなんの機械なのかもわからなかった。
扉の小窓から外を確認すると、そこにはあの奇妙なブッチャーの姿があった。
体中から垂らした共生生物を床へと広げ、薄く表面を覆っていく。
今この部屋から出れば、すぐにあの共生生物に捕まってしまうだろう。
天井へと伸びる細い触手が、下水道で見たあの光景を思い出させる。
この部屋から出るためには、最低でも熱が発生する液体を見つけ出さないといけない。
追い詰められたアスカは近くのパソコンを操作し、その中身を見た。
中身は記号と薬品名の羅列で、アスカには何が何だかわからない。
しかしそれでも、ここで役に立つ薬品が見つからなければ待っているのは地獄だ。
必死に記憶を辿り、薬品を選定していく。
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