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異世界転生者マリー編
第2話 スライムの巣
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広間からは別の道が続いている。
他の道と同じような、等間隔に松明の置かれた石造りの一本道。
変わった様子は特に無く、当然女の声もあの水音も聞こえてこない。
もう帰っても大丈夫かな。
目につくスライムは全て討伐し、レベルだって3になった。
初めての冒険なんだから、これくらいで良いのでは。
洞窟の入り口へと向けた体を振り向かせたのは、突然道の先から聞こえてきた例の水音だった。
ぐちゅ、ぐちゅ。
スライムが石の上を這う、あの音。
剣を抜き、正中に構え、音の出処を確かめる。
これまで何度かそうしてきたように、マリーはまた同じ構えを取った。
音の主はなかなか姿を現さなかった。
同じような道がしばらく続き、進むにつれて水音が大きくなってくる。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
通路内に響き渡るその水音は一定のペースを保っている。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
いよいよ頭の中から水音が聞こえてくるように感じ始めた時、水音の主がその姿を現した。
広間を埋め尽くす、赤く、巨大なスライム。
血のような赤色の体を部屋いっぱいに膨れ上がらせ、身動きの取れなくなった体をただぐちゅぐちゅと蠢かせている。
鼻をつく鉄の匂い。
このスライムの赤はその色の通り血の赤なのだろう。
よく見ると、半透明の体の中には人間の骨のような物が浮いている。
マリーは強烈な吐き気に襲われた。
濃い血の匂いと、生理的な嫌悪感を覚えるその大きさ。
それに恐怖も相まって、その場にうずくまる事しか出来なかった。
吐き気が収まり、ようやく冷静に物が見れるようになった頃、マリーはスライムのこの行動の意味を知ることになる。
スライムの足元には赤い塊がひとつ。
辛うじて留めた形から、それが人間である事がわかる。
所々見える白い部分は骨だろうか。
全身の皮を溶かされ、顔のパーツを失ったその肉の塊を、スライムは蠢く事で体の中心へと移動させている。
これはつまり、スライムの食事だ。
それを理解したマリーは、再度強烈な吐き気に襲われながらも来た道を引き返す。
あんな怪物と戦える訳が無い。
その光景は心を折るのに十分で、マリーは震える足で必死に歩き、洞窟の分かれ道へと戻ってきた。
隣の道から聞こえる水音と生暖かい空気に、マリーは先ほどの光景を思い出し、再度吐き気に襲われる。
なんとか吐き気を堪えながら足を進めたマリーが見たものは、石により塞がれた洞窟の入り口だった。
「え、なんで? 嘘でしょ!?」
崩落によるものなのか、マリーより大きな石が積み重なり、わずかに開いた隙間から微かに光が差し込んでいる。
マリーは半狂乱になり、その大岩を持ち上げようとしたり、足元に落ちていた石で叩いたり、意味の無い行動を取り続けた。
そうして手に血が滲み、石を持ち上げる腕に力が入らなくなった頃、マリーは力なくその場に腰を下ろした。
この出入り口は使えない。
なら残された道は、赤いスライムの先か分かれ道の先。
どうせここに残ってたって食料も何も無いんだ。
思い切りの良い性格が幸いし、立ち上がったマリーはまた軽快な足取りで分かれ道へと戻っていく。
その目は決意に満ちており、この世界へ来たばかりの気の抜けた物とは異なっていた。
マリーは今、不気味な水音と、生暖かい空気の発生源へと進んでいる。
赤いスライムを避ける以上ここ以外の道は無く、もう選り好みしてはいられない。
正中に構えた剣はブレる事なく前を指し、どんな奇襲にも対応してみせる覚悟だ。
徐々に強まる水音と生暖かさの中、マリーはまた別の広間へと到着した。
この広間は中央付近にある4本の柱によって9つの区画に区切られており、角にあたる4つの部屋には鉄格子の付いた檻が設けられていた。
そのひとつで繰り広げられていたのは、目を覆いたくなるような凄惨な行為だった。
裸の女が股の間からスライムを産み出している。
ときどき声のような、空気の漏れる音をたてる以外は何の反応も示さない女の体を大きなスライムが取り込んでおり、股から小さなスライムが産まれたのを確認してはまたすぐに半透明の触手を挿入していた。
その後、女の腹部が数回膨らみ、また新しいスライムが産み出される。
顔と胸、股だけを外に出した女の目に光は無く、生きているのか死んでいるのかすらわからない。
そんな光景を前にして、マリーは全く動けずに居た。
一体何をしているんだろう。
スライムが行っているのは生殖行為であり、その女の体がスライムの巣となっているのは見て取れる。
だがあまりにも現実離れしたこの光景に、マリーの脳は機能不全に陥っていた。
女の口からあ……と音が漏れ、新たなスライムが産まれ落ちる。
産まれたばかりのスライムはほんの数センチほどで、今なら踏み潰すだけで討伐出来るだろう。
しかしマリーの目にはそのスライムの姿すら映らない。
今マリーの目に映るのは、虚ろな目でスライムを産み続ける、自分と同じような年齢の女の姿だけだ。
突然、マリーは女へと剣を振った。
女の体は、体を取り込んでいたスライムと一緒に横一文字に斬り裂かれ、綺麗な断面からスライムの子供が次々と溢れてくる。
そうして産まれたスライムの全てを、マリーは剣で念入りに斬り殺した。
マリーの表情は、今しがた斬り裂いたこの女のように冷たく無表情だ。
そうしてスライムの巣の処理を終えたマリーは、足元に群がるスライムを同じように斬り伏せて道を進んで行く。
そこにはもう浮かれた気分も甘い考えも存在しない。
ただ目の前に居るスライムを斬り伏せる機械と化したマリーは、そのまま顔色ひとつ変える事無くはじまりの洞窟の出口へと辿り着いていた。
外はまだ明るく、来た時と同じような草原が出迎えてくれている。
その暖かな陽気と爽やかな風に包まれ、マリーは大きな声で泣いていた。
マリーの中で様々な感情が渦巻き、慟哭となって発散される。
これが何による叫びなのかはマリーにもわからない。
恐怖、哀れみ、安堵、嘆き。
今まで経験した事の無い感情の渦に飲まれ、マリーはただただ泣き続ける。
そうしてひとしきり泣いた後、マリーは村への帰路についた。
「転生者様が戻ったぞ!」
村人たちは総出でマリーを出迎えた。
広場にはいくつもテーブルが並べられ、その全てに所狭しと料理や酒が並べられている。
その楽しげな雰囲気は落ち込んだマリーの気持ちをいくらか楽にし、微かにだが笑みも浮かべられるようになった。
この世界に認められた気がして、マリーは安堵の息を漏らす。
村人たちに広場の中央にある大テーブルへと案内され、そこでこの村の村長家族と食卓を囲む。
村長家族も、周りの村人たちも、この場に居る人間はみな笑顔だ。
「ありがとう、おかげで村が襲われずに済む」
村長がそう礼を言ったのを皮切りに、マリーの元へ代わる代わる村人が訪れ、お礼の言葉や綺麗な花冠、細工の施されたアクセサリーなどを贈ってきた。
マリーは初めこそ戸惑っていたものの、やがてその贈り物を笑顔で受け取るようになり、徐々に口数も増えていく。
そうしてマリーの歓迎会を兼ねた宴は終わり、マリーには村長から村外れの一軒家が与えられた。
たくさんの人からお礼を言われ、美味しい物を食べ、住む家を与えられ、温かいベッドも手に入れた。
マリーは今日一日の出来事を思い出しながら、静かにベッドに横になる。
まだ夜になったばかりだが、異世界生活一日目のマリーにはなかなかハードな一日だった。
目を閉じると、まだあの女の姿が浮かぶ。
胸の奥がぞわぞわとして眠れない。
気を紛らわせようと家の外に出ると、村の中央に置かれたモニュメントのような物が目についた。
それは大きな長方形の鏡のようで、家と同じくらいの大きさだ。
映画館のモニターを縦に置いたみたい。
マリーがそんな事を考えながら眺めていると、モニュメントの前に立っていた男たちがそそくさと家へと帰っていった。
なんだったんだろう。
マリーは疑問に思いながらも家へ戻る。
初めての討伐を経験したとはいえ、マリーはまだ経験の浅い転生者だ。
男たちが舌打ちと共に、マリーに対して劣情の籠もった視線を送っていた事など知る由もない。
他の道と同じような、等間隔に松明の置かれた石造りの一本道。
変わった様子は特に無く、当然女の声もあの水音も聞こえてこない。
もう帰っても大丈夫かな。
目につくスライムは全て討伐し、レベルだって3になった。
初めての冒険なんだから、これくらいで良いのでは。
洞窟の入り口へと向けた体を振り向かせたのは、突然道の先から聞こえてきた例の水音だった。
ぐちゅ、ぐちゅ。
スライムが石の上を這う、あの音。
剣を抜き、正中に構え、音の出処を確かめる。
これまで何度かそうしてきたように、マリーはまた同じ構えを取った。
音の主はなかなか姿を現さなかった。
同じような道がしばらく続き、進むにつれて水音が大きくなってくる。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
通路内に響き渡るその水音は一定のペースを保っている。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
いよいよ頭の中から水音が聞こえてくるように感じ始めた時、水音の主がその姿を現した。
広間を埋め尽くす、赤く、巨大なスライム。
血のような赤色の体を部屋いっぱいに膨れ上がらせ、身動きの取れなくなった体をただぐちゅぐちゅと蠢かせている。
鼻をつく鉄の匂い。
このスライムの赤はその色の通り血の赤なのだろう。
よく見ると、半透明の体の中には人間の骨のような物が浮いている。
マリーは強烈な吐き気に襲われた。
濃い血の匂いと、生理的な嫌悪感を覚えるその大きさ。
それに恐怖も相まって、その場にうずくまる事しか出来なかった。
吐き気が収まり、ようやく冷静に物が見れるようになった頃、マリーはスライムのこの行動の意味を知ることになる。
スライムの足元には赤い塊がひとつ。
辛うじて留めた形から、それが人間である事がわかる。
所々見える白い部分は骨だろうか。
全身の皮を溶かされ、顔のパーツを失ったその肉の塊を、スライムは蠢く事で体の中心へと移動させている。
これはつまり、スライムの食事だ。
それを理解したマリーは、再度強烈な吐き気に襲われながらも来た道を引き返す。
あんな怪物と戦える訳が無い。
その光景は心を折るのに十分で、マリーは震える足で必死に歩き、洞窟の分かれ道へと戻ってきた。
隣の道から聞こえる水音と生暖かい空気に、マリーは先ほどの光景を思い出し、再度吐き気に襲われる。
なんとか吐き気を堪えながら足を進めたマリーが見たものは、石により塞がれた洞窟の入り口だった。
「え、なんで? 嘘でしょ!?」
崩落によるものなのか、マリーより大きな石が積み重なり、わずかに開いた隙間から微かに光が差し込んでいる。
マリーは半狂乱になり、その大岩を持ち上げようとしたり、足元に落ちていた石で叩いたり、意味の無い行動を取り続けた。
そうして手に血が滲み、石を持ち上げる腕に力が入らなくなった頃、マリーは力なくその場に腰を下ろした。
この出入り口は使えない。
なら残された道は、赤いスライムの先か分かれ道の先。
どうせここに残ってたって食料も何も無いんだ。
思い切りの良い性格が幸いし、立ち上がったマリーはまた軽快な足取りで分かれ道へと戻っていく。
その目は決意に満ちており、この世界へ来たばかりの気の抜けた物とは異なっていた。
マリーは今、不気味な水音と、生暖かい空気の発生源へと進んでいる。
赤いスライムを避ける以上ここ以外の道は無く、もう選り好みしてはいられない。
正中に構えた剣はブレる事なく前を指し、どんな奇襲にも対応してみせる覚悟だ。
徐々に強まる水音と生暖かさの中、マリーはまた別の広間へと到着した。
この広間は中央付近にある4本の柱によって9つの区画に区切られており、角にあたる4つの部屋には鉄格子の付いた檻が設けられていた。
そのひとつで繰り広げられていたのは、目を覆いたくなるような凄惨な行為だった。
裸の女が股の間からスライムを産み出している。
ときどき声のような、空気の漏れる音をたてる以外は何の反応も示さない女の体を大きなスライムが取り込んでおり、股から小さなスライムが産まれたのを確認してはまたすぐに半透明の触手を挿入していた。
その後、女の腹部が数回膨らみ、また新しいスライムが産み出される。
顔と胸、股だけを外に出した女の目に光は無く、生きているのか死んでいるのかすらわからない。
そんな光景を前にして、マリーは全く動けずに居た。
一体何をしているんだろう。
スライムが行っているのは生殖行為であり、その女の体がスライムの巣となっているのは見て取れる。
だがあまりにも現実離れしたこの光景に、マリーの脳は機能不全に陥っていた。
女の口からあ……と音が漏れ、新たなスライムが産まれ落ちる。
産まれたばかりのスライムはほんの数センチほどで、今なら踏み潰すだけで討伐出来るだろう。
しかしマリーの目にはそのスライムの姿すら映らない。
今マリーの目に映るのは、虚ろな目でスライムを産み続ける、自分と同じような年齢の女の姿だけだ。
突然、マリーは女へと剣を振った。
女の体は、体を取り込んでいたスライムと一緒に横一文字に斬り裂かれ、綺麗な断面からスライムの子供が次々と溢れてくる。
そうして産まれたスライムの全てを、マリーは剣で念入りに斬り殺した。
マリーの表情は、今しがた斬り裂いたこの女のように冷たく無表情だ。
そうしてスライムの巣の処理を終えたマリーは、足元に群がるスライムを同じように斬り伏せて道を進んで行く。
そこにはもう浮かれた気分も甘い考えも存在しない。
ただ目の前に居るスライムを斬り伏せる機械と化したマリーは、そのまま顔色ひとつ変える事無くはじまりの洞窟の出口へと辿り着いていた。
外はまだ明るく、来た時と同じような草原が出迎えてくれている。
その暖かな陽気と爽やかな風に包まれ、マリーは大きな声で泣いていた。
マリーの中で様々な感情が渦巻き、慟哭となって発散される。
これが何による叫びなのかはマリーにもわからない。
恐怖、哀れみ、安堵、嘆き。
今まで経験した事の無い感情の渦に飲まれ、マリーはただただ泣き続ける。
そうしてひとしきり泣いた後、マリーは村への帰路についた。
「転生者様が戻ったぞ!」
村人たちは総出でマリーを出迎えた。
広場にはいくつもテーブルが並べられ、その全てに所狭しと料理や酒が並べられている。
その楽しげな雰囲気は落ち込んだマリーの気持ちをいくらか楽にし、微かにだが笑みも浮かべられるようになった。
この世界に認められた気がして、マリーは安堵の息を漏らす。
村人たちに広場の中央にある大テーブルへと案内され、そこでこの村の村長家族と食卓を囲む。
村長家族も、周りの村人たちも、この場に居る人間はみな笑顔だ。
「ありがとう、おかげで村が襲われずに済む」
村長がそう礼を言ったのを皮切りに、マリーの元へ代わる代わる村人が訪れ、お礼の言葉や綺麗な花冠、細工の施されたアクセサリーなどを贈ってきた。
マリーは初めこそ戸惑っていたものの、やがてその贈り物を笑顔で受け取るようになり、徐々に口数も増えていく。
そうしてマリーの歓迎会を兼ねた宴は終わり、マリーには村長から村外れの一軒家が与えられた。
たくさんの人からお礼を言われ、美味しい物を食べ、住む家を与えられ、温かいベッドも手に入れた。
マリーは今日一日の出来事を思い出しながら、静かにベッドに横になる。
まだ夜になったばかりだが、異世界生活一日目のマリーにはなかなかハードな一日だった。
目を閉じると、まだあの女の姿が浮かぶ。
胸の奥がぞわぞわとして眠れない。
気を紛らわせようと家の外に出ると、村の中央に置かれたモニュメントのような物が目についた。
それは大きな長方形の鏡のようで、家と同じくらいの大きさだ。
映画館のモニターを縦に置いたみたい。
マリーがそんな事を考えながら眺めていると、モニュメントの前に立っていた男たちがそそくさと家へと帰っていった。
なんだったんだろう。
マリーは疑問に思いながらも家へ戻る。
初めての討伐を経験したとはいえ、マリーはまだ経験の浅い転生者だ。
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