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第一節~『黄昏刻の幽霊』~
第六話「幽霊の正体見たり」
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「『黄昏刻の幽霊』の正体がわかった?」
俺は頷く。
「ああ。おそらく『黄昏刻の幽霊』の正体は――」
と、そこまで言って、俺は言葉で説明するよりも実演したほうが早いだろうと気づく。
「まあ百聞は一見にしかずってやつだ。実際に見たほうが良いだろ」
問題は、俺の身長ではできるかどうか怪しいところだが……。仕方ない、協力者でも仰ぐか。
俺はポケットからスマホを取り出し、LINEから名杜飛一の名前を探す。本来学校でスマホを使用するのは校則違反だが、ほとんど生徒は厳守などしていない。
俺よりも不真面目な名杜も当然スマホくらい使っているだろうと考え、俺はメッセージを送る。
『幽霊の正体がわかった。今から来れるか?』
返事はすぐ来た。
『来れるよー。図書室に行けばいい?』
『来て欲しい場所は図書室じゃなくて――』
俺は『ある場所』へ行くよう名杜に伝える。
『そこ? その場所が幽霊に関係するの?』
『説明はあとでするよ。とりあえず来てくれ』
『しょうがないにゃあ。ちゃんと教えてね? 新聞部のネタにするから』
『わかってるよ』
そこまで送って、俺はスマホをしまった。
……これで下準備は完了。実際にできるかどうか怪しいが、小柄な名杜なら大丈夫なはずだ。
「それじゃあ廊下に出よう。おそらく、もう少ししたあとに幽霊が出るはずだ」
「ふうん? スマホでなにかやってたけど、それも幽霊に関係するの?」
「あとでわかることだ」
「へえ、やけに自信ありげじゃん」
扉をガラガラと開けながら、朝霧が挑発的な視線をこちらに向ける。
お手並み拝見とでも言いたいのか、それとも先に謎を解かれたのが悔しいのか。真意は分かりかねるが、俺にとってはどっちでもよかった。
廊下へと出て、扉を閉める。
俺たちの目線は扉上部の窓――その向こう側に見える右側奥の本棚へと注がれた。
「………………」
数分の沈黙が流れる。
朝霧が本当に来るのかと首を傾げ始めた――そのときだった。
「……え」
昨日と同じ場所、右側奥の本棚の前に、黒い人影が現れる。
「『黄昏刻の幽霊』……」
朝霧がそんな言葉を零す。朝霧の目には、アレが『黒い短髪の女』にでも見えていることだろう。
スッ――と、『黒い短髪の女』が消える。昨日と同じように、幽霊の姿はすぐ消えて見えなくなってしまった。
「……………」
一連の流れを見て、朝霧が黙る。なにかを考え込んでいるようだが、答えを見つけられず困惑しているようだった。しばらく経ったあと、朝霧が訊ねる。
「どういうこと?」
「それを今から教える。さっきのはちょっとしたイントロダクションだ」
言って、俺は再びスマホを取り出す。廊下で使用するのは少し怖いが、ほんの二言で終わる指示だ。俺は簡単なメッセージを送る。
すると、再び幽霊が本棚の前へと現れた。
しかし今度はすぐに消えることなく、幽霊は本棚の前で留まり続けている。
そんな幽霊の様子を、朝霧はじっと見つめていた。
……ここまで凝視すれば流石にわかるだろうと判断して、俺は告げる。
「わかったか? これが『黄昏刻の幽霊』の正体だ」
「………………どういうこと?」
しかし俺の予想とは裏腹に、朝霧はいまだ幽霊の正体を理解できていない様子だった。錯覚とは恐ろしいものだな、とため息を吐いて、俺は図書室の中へと足を踏み入れる。
なにもいわず朝霧もついてくる。俺たちが右側本棚の奥部――幽霊が立っていた場所に近付くと、ようやく朝霧も理解したのか、あっと声を出した。
「これって……」
「ああ。お前の考える通りだよ」
頷いて、俺は告げる。
「『黄昏刻の幽霊』の正体は、ただの影だ」
―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――
本棚に伸びる影の先を辿ると、窓の向こうに名杜が立っていた。手を振ってなにが喋っているようだが、ガラスに遮られてよく聞こえない。
騒がしいのは嫌だが、こいつにも説明する必要があるからな。俺は窓を開け、声が行き来できるようにする。途端に名杜の不満げな声が聞こえた。
「なんだよ、図書室にいるじゃんか!
『南門へ行け』とか『少し戻って、待っていろ』と言っていたのはなんだったんだ!」
「わるいわるい。ただ幽霊の説明に必要だったんだ」
「幽霊の説明に?」
「ああ。おかげで朝霧に説明することができた」
俺が朝霧の名を出すと、名杜の視線が朝霧に向けられる。つられて朝霧の方を見ると、朝霧はなにか考え込んでいるようだった。
「そういえば夕輔、朝霧さんと図書当番同じなんだっけ……羨ましい!!!」
「はいはい。……それで幽霊の話だが、朝霧、わかったか?」
「まあ、なんとなく」
「ならよかった」
「ちょっと待って、僕にも説明してよ!」
「わかってるよ。それを今からする」
俺は再び本棚の方へと視線を移し、そこへ伸びた影に向かって指を刺す。
「結論から言うと、幽霊の正体は影だ」
「影?」
「ああ。――影は日が低い黄昏刻ほど、夏至から少し離れた春ほどハッキリと長く伸びるようになる。そんな伸びた影がこの本棚へと落ち……、人の輪郭を作っていたというわけだ」
幸か不幸か、この図書室の窓の近くは西玄関から南門へと向かうときに必ず通る場所。南門から帰宅する人が多い以上、人影が図書室の中へと入り込む回数は必然多くなるだろう。
「……なるほど。確かに影だと考えれば『幽霊の姿が変わる理屈』も説明できるね。つまり幽霊の髪型が異なっていたのは、図書室の外側を通った人達の髪型が異なるから、ということかい?」
「そうだ。ついでにいうなら幽霊が数秒で消えるのも、人影が図書室の前を歩き去ってしまうからだな」
俺の説明をそこまで聞いて、名杜がううんと唸る。理解はできるが、納得がいかないといった風の表情だ。その納得できない事柄について、名杜が訊ねる。
「でも結局、ただの影だよ?
一人や二人見間違う人がいてもおかしくないけど、そう何人も幽霊って認識する?」
「当然、影だけでは幽霊と認識されることはないだろう。……だがもう一つ、この図書室には幽霊を形作る要素があった」
「ほほう? それは一体?」
俺よりも先に、朝霧が答える。
「この本棚のことね」
「……本棚だって?」
「うん。ほら、ここを見てよ」
朝霧が本棚の少し上を指さす。そこには少し前の俺が手に取った、英米文学のシリーズ本が並べられていた。
「この場所、薄橙色の本が並べられているでしょ? この薄橙色の背表紙部分が、ちょうど影の顔付近に当たるの。――するとただの輪郭に過ぎなかった顔に、日本人の肌に似た色がつく」
説明を聞いて、名杜がハッとしたように目を見開く。
「確かにちょうど顔付近に薄橙色の本がある。近くで見れば影と背表紙だとわかるが……、遠目なら顔に見えても不思議じゃない」
「加えて言うなら」
俺は付け足す。
「この人影が顔に見えたのは背表紙の色だけではなく、パレイドリア現象も関係している」
「カレードリア現象?」
「パレイドリアだ。美味しそうな名前をつけるな」
「まあそのなんちゃらら現象とは一体なんだい?」
「…………簡単に言えば、心理現象の一つだな。よく知ったパターンの物を知覚したとき、自動的に特定の物を思い浮かべてしまう働き……といえば大体わかるか?」
「なるほど。わからん」
俺はため息を一つ吐く。
「まあわからなくていい。ここで重要なことは、人間は『三つの丸でできた逆三角形を見ると、自動的に人の顔を思い浮かべてしまう』ということ」
「その話は聞いたことがあるね!
確か実在する心霊写真のほとんどもそれで説明できるとかなんとか。
でも丸なんて、一体どこに……?」
俺は本棚から英米文学の本を取り出し、背表紙を名杜へ見せる。
「ほらここ。このタイトルの前後についてる黒丸があるだろ? この黒い丸がある本が並べられていることによって、顔の輪郭の部分に『丸の逆三角形』ができあがる」
「なるほど! そこでも背表紙が絡んでくるのか……」
「既にある顔の輪郭と色がついた部分に、人の顔に見える『丸の逆三角形』。ここまで錯視を誘う要素が揃えば、ただの影だと認識する方が難しい」
当然近くで見ればすぐ看破できるかもしれないが、ほとんどの目撃者は図書室内部ではなく廊下の窓から見ている。
扉の窓は見える場所が少なく、また右奥の本棚という場所も立地的に見えにくい場所ということも相まって影の全体像を見ることはできない。
「様々な偶然が重なった結果起きてしまった錯覚。――これこそが『黄昏刻の幽霊』の正体だったというわけだ」
俺は頷く。
「ああ。おそらく『黄昏刻の幽霊』の正体は――」
と、そこまで言って、俺は言葉で説明するよりも実演したほうが早いだろうと気づく。
「まあ百聞は一見にしかずってやつだ。実際に見たほうが良いだろ」
問題は、俺の身長ではできるかどうか怪しいところだが……。仕方ない、協力者でも仰ぐか。
俺はポケットからスマホを取り出し、LINEから名杜飛一の名前を探す。本来学校でスマホを使用するのは校則違反だが、ほとんど生徒は厳守などしていない。
俺よりも不真面目な名杜も当然スマホくらい使っているだろうと考え、俺はメッセージを送る。
『幽霊の正体がわかった。今から来れるか?』
返事はすぐ来た。
『来れるよー。図書室に行けばいい?』
『来て欲しい場所は図書室じゃなくて――』
俺は『ある場所』へ行くよう名杜に伝える。
『そこ? その場所が幽霊に関係するの?』
『説明はあとでするよ。とりあえず来てくれ』
『しょうがないにゃあ。ちゃんと教えてね? 新聞部のネタにするから』
『わかってるよ』
そこまで送って、俺はスマホをしまった。
……これで下準備は完了。実際にできるかどうか怪しいが、小柄な名杜なら大丈夫なはずだ。
「それじゃあ廊下に出よう。おそらく、もう少ししたあとに幽霊が出るはずだ」
「ふうん? スマホでなにかやってたけど、それも幽霊に関係するの?」
「あとでわかることだ」
「へえ、やけに自信ありげじゃん」
扉をガラガラと開けながら、朝霧が挑発的な視線をこちらに向ける。
お手並み拝見とでも言いたいのか、それとも先に謎を解かれたのが悔しいのか。真意は分かりかねるが、俺にとってはどっちでもよかった。
廊下へと出て、扉を閉める。
俺たちの目線は扉上部の窓――その向こう側に見える右側奥の本棚へと注がれた。
「………………」
数分の沈黙が流れる。
朝霧が本当に来るのかと首を傾げ始めた――そのときだった。
「……え」
昨日と同じ場所、右側奥の本棚の前に、黒い人影が現れる。
「『黄昏刻の幽霊』……」
朝霧がそんな言葉を零す。朝霧の目には、アレが『黒い短髪の女』にでも見えていることだろう。
スッ――と、『黒い短髪の女』が消える。昨日と同じように、幽霊の姿はすぐ消えて見えなくなってしまった。
「……………」
一連の流れを見て、朝霧が黙る。なにかを考え込んでいるようだが、答えを見つけられず困惑しているようだった。しばらく経ったあと、朝霧が訊ねる。
「どういうこと?」
「それを今から教える。さっきのはちょっとしたイントロダクションだ」
言って、俺は再びスマホを取り出す。廊下で使用するのは少し怖いが、ほんの二言で終わる指示だ。俺は簡単なメッセージを送る。
すると、再び幽霊が本棚の前へと現れた。
しかし今度はすぐに消えることなく、幽霊は本棚の前で留まり続けている。
そんな幽霊の様子を、朝霧はじっと見つめていた。
……ここまで凝視すれば流石にわかるだろうと判断して、俺は告げる。
「わかったか? これが『黄昏刻の幽霊』の正体だ」
「………………どういうこと?」
しかし俺の予想とは裏腹に、朝霧はいまだ幽霊の正体を理解できていない様子だった。錯覚とは恐ろしいものだな、とため息を吐いて、俺は図書室の中へと足を踏み入れる。
なにもいわず朝霧もついてくる。俺たちが右側本棚の奥部――幽霊が立っていた場所に近付くと、ようやく朝霧も理解したのか、あっと声を出した。
「これって……」
「ああ。お前の考える通りだよ」
頷いて、俺は告げる。
「『黄昏刻の幽霊』の正体は、ただの影だ」
―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――
本棚に伸びる影の先を辿ると、窓の向こうに名杜が立っていた。手を振ってなにが喋っているようだが、ガラスに遮られてよく聞こえない。
騒がしいのは嫌だが、こいつにも説明する必要があるからな。俺は窓を開け、声が行き来できるようにする。途端に名杜の不満げな声が聞こえた。
「なんだよ、図書室にいるじゃんか!
『南門へ行け』とか『少し戻って、待っていろ』と言っていたのはなんだったんだ!」
「わるいわるい。ただ幽霊の説明に必要だったんだ」
「幽霊の説明に?」
「ああ。おかげで朝霧に説明することができた」
俺が朝霧の名を出すと、名杜の視線が朝霧に向けられる。つられて朝霧の方を見ると、朝霧はなにか考え込んでいるようだった。
「そういえば夕輔、朝霧さんと図書当番同じなんだっけ……羨ましい!!!」
「はいはい。……それで幽霊の話だが、朝霧、わかったか?」
「まあ、なんとなく」
「ならよかった」
「ちょっと待って、僕にも説明してよ!」
「わかってるよ。それを今からする」
俺は再び本棚の方へと視線を移し、そこへ伸びた影に向かって指を刺す。
「結論から言うと、幽霊の正体は影だ」
「影?」
「ああ。――影は日が低い黄昏刻ほど、夏至から少し離れた春ほどハッキリと長く伸びるようになる。そんな伸びた影がこの本棚へと落ち……、人の輪郭を作っていたというわけだ」
幸か不幸か、この図書室の窓の近くは西玄関から南門へと向かうときに必ず通る場所。南門から帰宅する人が多い以上、人影が図書室の中へと入り込む回数は必然多くなるだろう。
「……なるほど。確かに影だと考えれば『幽霊の姿が変わる理屈』も説明できるね。つまり幽霊の髪型が異なっていたのは、図書室の外側を通った人達の髪型が異なるから、ということかい?」
「そうだ。ついでにいうなら幽霊が数秒で消えるのも、人影が図書室の前を歩き去ってしまうからだな」
俺の説明をそこまで聞いて、名杜がううんと唸る。理解はできるが、納得がいかないといった風の表情だ。その納得できない事柄について、名杜が訊ねる。
「でも結局、ただの影だよ?
一人や二人見間違う人がいてもおかしくないけど、そう何人も幽霊って認識する?」
「当然、影だけでは幽霊と認識されることはないだろう。……だがもう一つ、この図書室には幽霊を形作る要素があった」
「ほほう? それは一体?」
俺よりも先に、朝霧が答える。
「この本棚のことね」
「……本棚だって?」
「うん。ほら、ここを見てよ」
朝霧が本棚の少し上を指さす。そこには少し前の俺が手に取った、英米文学のシリーズ本が並べられていた。
「この場所、薄橙色の本が並べられているでしょ? この薄橙色の背表紙部分が、ちょうど影の顔付近に当たるの。――するとただの輪郭に過ぎなかった顔に、日本人の肌に似た色がつく」
説明を聞いて、名杜がハッとしたように目を見開く。
「確かにちょうど顔付近に薄橙色の本がある。近くで見れば影と背表紙だとわかるが……、遠目なら顔に見えても不思議じゃない」
「加えて言うなら」
俺は付け足す。
「この人影が顔に見えたのは背表紙の色だけではなく、パレイドリア現象も関係している」
「カレードリア現象?」
「パレイドリアだ。美味しそうな名前をつけるな」
「まあそのなんちゃらら現象とは一体なんだい?」
「…………簡単に言えば、心理現象の一つだな。よく知ったパターンの物を知覚したとき、自動的に特定の物を思い浮かべてしまう働き……といえば大体わかるか?」
「なるほど。わからん」
俺はため息を一つ吐く。
「まあわからなくていい。ここで重要なことは、人間は『三つの丸でできた逆三角形を見ると、自動的に人の顔を思い浮かべてしまう』ということ」
「その話は聞いたことがあるね!
確か実在する心霊写真のほとんどもそれで説明できるとかなんとか。
でも丸なんて、一体どこに……?」
俺は本棚から英米文学の本を取り出し、背表紙を名杜へ見せる。
「ほらここ。このタイトルの前後についてる黒丸があるだろ? この黒い丸がある本が並べられていることによって、顔の輪郭の部分に『丸の逆三角形』ができあがる」
「なるほど! そこでも背表紙が絡んでくるのか……」
「既にある顔の輪郭と色がついた部分に、人の顔に見える『丸の逆三角形』。ここまで錯視を誘う要素が揃えば、ただの影だと認識する方が難しい」
当然近くで見ればすぐ看破できるかもしれないが、ほとんどの目撃者は図書室内部ではなく廊下の窓から見ている。
扉の窓は見える場所が少なく、また右奥の本棚という場所も立地的に見えにくい場所ということも相まって影の全体像を見ることはできない。
「様々な偶然が重なった結果起きてしまった錯覚。――これこそが『黄昏刻の幽霊』の正体だったというわけだ」
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