死ぬ前に一度だけ、セックスしたい人はいますか?──自称ノンケな欲望担当天使のつがわせお仕事日記

スイセイ

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登場人物紹介(随時更新)

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死ぬ前に一度だけ、セックスしたい人はいますか?──自称ノンケな欲望担当天使のつがわせお仕事日記

★章ごとの登場人物紹介☆

☆→受け ★→攻め
更新中の話より先のネタバレがちょっとだけ入るかもです


―――――――――――――――
【共通】


☆ユージン

外見年齢:23歳くらい
身長:181cm
好き:多肉植物の栽培
苦手:怯えられること 酒(弱い)

天使庁欲望担当課・男性同性愛担当天使その1。ストレートの黒髪で目つきが悪い。容姿自体は整っているが身長が高く外見の圧も強いため、初対面の相手には怯えられがち。なお天使のお仕事は人の生死にも関わるので、服装は黒のスーツに黒ネクタイが基本。
根の性格は生真面目かつお人好しだが、任務へのストレスもあってか人目のないところでは少々やさぐれ気味。望む望まないに関わらず貧乏くじを引かされることも多い。性には比較的潔癖な方で、男性同士の性行為もできれば目にしたくはないが、仕事と割り切って耐えている。
ノンケを自称しているが、最初の任務に入る直前、ミゴーの口八丁に乗せられて一度だけ肉体関係を結んだことがある。別に同性愛担当だからってわざわざこんな経験する必要なかったんじゃねえか、と気づいたときにはもう既に遅かった。

「あなたには──死ぬ前に一度だけ、セックスしたい人はいますか?」
「おい、ミゴー。勝手に窓を開けるな。寒がってるだろ」


★ミゴー

外見年齢:23歳くらい
身長:182cm
好き:物見遊山 格言づくり(下手)
苦手:重い話

天使庁欲望担当課・男性同性愛担当天使その2。髪も肌も全体的にやや色素が薄い。一見温和そうに見える風貌の涼やかな美青年。だいたいの場面ではニコニコ笑っている。こちらも黒スーツに黒ネクタイだが、その日の気分で適当に脱いだり着たりしている。
人当たりがよく他人に警戒心を抱かせにくいが、どこか上っ面を撫でるような言動も多く、重い話になるとのらりくらりとはぐらかす。単に軽薄なだけの人間かと思いきや、たまにシニカルだったり子供っぽかったりする一面も。
欲望担当課の仕事にはそこそこ積極的。人間観察的な意味でも面白がりつつ任務を受けてはいるが、生来のテキトーさゆえ勤務態度は真面目とは言いがたい。最初の任務の直前、一度だけ関係を持ったユージンに対し、あわよくばもう一回を狙うような言動を繰り返す。

「いやあ、ごめんなさい。ここからの景色が綺麗だったんで、ついつい見入っちゃいました」
「まあまあ、そう重く考えずに。いいじゃないですか、一回ぐらいヤッとけば」


―――――――――――――――
【第一章:病に倒れたおれをいつも隣で励ましてくれた、幼なじみのあいつと。】


火口ひぐち あきら

年齢:17
身長:161cm
好き:サッカー カップ焼きそば
苦手:数学

明るく元気なサッカー少年だったが、半年前に重い病気が発覚。現在は入院中で、あまり体を動かせずにいる。周囲に対しては明るく振る舞うが、自分が長くないことを薄々悟っている。幼なじみの光亮のことを、子どもの頃から密かに想っている。
成績は下の上くらい。いろいろ小さいことがちょっとコンプレックス。
茶色がかったつんつん髪で全体的に小柄。入院前までは健康的に日焼けしていたが、最近は色白というより青白い。ここしばらくはずっと入院着姿。

「いいよ、別に。来てくれるだけでありがたいって」
「なんだよちくしょう、あーそうだよ、どうせおれのはちっちゃいよ!」


★ 志水しみず 光亮こうすけ

年齢:17
身長:174cm
好き:サッカー スポーツ用品のカタログを見ること
苦手:玉ねぎ

彬の幼馴染で、同じサッカー部の同級生。彬の病状を純粋に心配しつつ、足繁く病院に通っては励ましている。何事にも鈍感かつ不器用、細かいことはあんまり気にしない大らかなタイプ。大っぴらに憧れの的になることは少ないが、影では密かにモテている。一般的な高校生男子らしくほどほどにスケベ。
黒髪短髪、やや呑気そうな雰囲気だが発展途上の男前。ファッションセンスはあまりなく、制服(ブレザー)のままどこでも行っちゃう。

「……んじゃ、もう行くわ。彬もちゃんとあったかくして寝とけ?」
「彬がそうしたいんだったら、俺はいいよ。やろうぜ」


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【第二章:喪われし魂の救済を求めて、心を焦がしてやまなかった彼と。】


☆ 神母坂いげさか 透夜とうや

年齢:16
身長:167cm
好き:オカルト研究
苦手:人間関係

独自の世界観を持ったオカルト少年。学校にも家庭内にも理解者がおらず、いじめ一歩手前の扱いを受けることも多いせいで他人の悪意に敏感。現状の自分の存在には意義がないと考えている。思い込みが強く一人で突っ走りがちな傾向がある。
制服は学ラン。長めの黒髪の内側に、紫のインナーメッシュを一筋入れている。その他、一見すると目立たない容姿の隠れた部分に、呪術的祭具やまじないを施している。

「勝った! 勝ったぞ、僕の勝ちだ!! 我、復讐の揺籃ようらんを得たり!! はーっはっはっはっは!!!」
「う……べ、別に嫌、ではない、けど」


★ 朝比奈あさひな よう

年齢:17
身長:172cm
好き:動画撮影
苦手:空気が壊れること

明るくコミュニケーションにも長けたいわゆる陽キャ。態度もしゃべり方もチャラめだが、基本的には他人に優しい良識人。反面やや優柔不断で、周囲の目を気にしすぎるところがある。
服装は学ランの下に白のパーカー。髪の毛は金に近い茶に染めている。流行には敏感だが、これと言ったこだわりや好みというものはあまりない。

「あのさ、神母坂のそれ、かっこいいよね」
「あー、えっと……ご、ごめん! なんていうか、その……本気にした?」


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【第三章:せっくすの仕方がわからないぼくたちが、神の思し召しで遣わされた天使様方に教わって。】


★イチカ

年齢:14
身長:156cm
好き:祈りの時間 他人の話を聞くこと
苦手:空気の悪い場所

全寮制の神学校に通う、聖職者見習いの少年。敬虔で優しく、他人の苦しみに寄り添える性格。幼い頃から体が弱く、成長してからも教区外に出る機会が少なかったため、世俗のことには疎い。
金髪のふんわりした癖毛と愛らしい顔立ちの、童話の天使を思わせる外見。常に濃紺の修道着を着用し、胸には聖具のペンダントを下げている。

「そうでしょうか。そうだとしたら、すべては神の思し召しであるから、かもしれませんね」
「レイ。ごめんなさい。ぼくの勝手で、おかしなことに巻き込んでしまって」


☆レイ

年齢:14
身長:159cm
好き:静かなところ ピアノ
苦手:料理

イチカと寮で同室の少年。自分の気持ちを言葉にするのが苦手な、無口でおっとりした性格。口数は少ないが感情が薄いわけではなく、むしろ顔には気持ちが素直に出るタイプ。イチカと同じく少々世間知らずだが、信仰心に関してはイチカほど強くない。
プラチナブロンドの髪を長く伸ばして切り揃えている。やや中性的で、無表情のときは冷たい印象を与える美少年。服装はイチカと同じ濃紺の修道着。

「……イチカ」
「僕も、イチカのこと……好きだ」


―――――――――――――――
【第四章:生涯で唯一一度もお相手願えなかった、気位の高い猫みたいな男と。】


犬飼いぬかい 直登なおと

年齢:25
身長:181cm
好き:カフェー遊び
苦手:修羅場 主導権を握られること

銀幕のスターにして傲岸不遜な遊び人。来るもの拒まず去るもの追わずがモットーだが、狙った獲物は己の魅力のみで必ずモノにしてきた自負がある。最近は同じ役者仲間の猫塚にご執心。
男女問わず誰もが振り向く、男性的な華のある伊達男。洋装贔屓で普段は特注の背広姿だが、役柄によって様々な装束を着こなす衣裳持ち。

「ずいぶん不躾な真似をするんだな。模特児モデルの依頼ならお断りだぜ」
「他の男の匂いがついた餌は食わないことにしてるんだ。こう見えて鼻は効くもんでね」


猫塚ねこづか 観月みつき

年齢:24
身長:173cm
好き:面白いもの
苦手:つまらないもの しつこい奴

中性的な美貌を持つ銀幕の貴公子。幼い頃から芸の世界で育ち、演技力には定評がある。猫のように気まぐれで気位が高い。数を競うよりはスマートに遊ぶタイプで、ここのところ誘いのしつこい犬飼にうんざりしている。
女性的な妖艶さと男性的な鋭さを併せ持つ。高級品の大島紬を、普段からまるで浴衣のように涼やかに着こなしている。

「キミもつくづく懲りないね、ワン君」
「ふうん。なかなか可愛らしい声を出すじゃないか」


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【第五章:きっとこの手の中に戻ってきてくれるはずの、今はまだ遠いお前と。】


☆ 佐薙さなぎ 丈太郎じょうたろう

年齢:21
身長:174cm
好き:正答の決まっているもの
苦手:選択・決断 高いところ

地方の進学校を卒業後、東京の難関大学に通っている学生。外見や態度は粗雑だが、成績は良く頭の回転は早い。自ら行動することと決断することが得意ではなく、他人の尻馬に乗りがち。さらにそんな自分にややコンプレックスを持っている。
高校時代に校則が厳しかった分、大学に入ってからは流行に乗って髪色を幾度も変えている。今はアッシュグレー。顔立ち自体は童顔寄りなのだが、服装の趣味と合わないので本人はあまり気に入っていない。

「で、なんでお前がこんなとこにいんだよ。つーかここどこだよ」
「わかってるよ。お前こそ変な真似すんじゃねーぞ」


蜘藤くどう しゅん

年齢:21
身長:176cm
好き:??
苦手:蜘蛛

佐薙の高校時代の同級生。高校時代は他人とほとんど喋らない、地味で目立たない生徒だった。地元の旧家の跡取りで、その地位を重荷に感じながらも捨てられない自分に嫌気が差していた。窮地においても冷静で頼り甲斐がある反面、時折独善的な性格が見え隠れすることも。
一度も染めていない黒髪に中肉中背、眼鏡をかけた地味な見た目。外見自体は決して悪くないのだがなぜか存在感がなく、黙っていれば空気のように目立たない。

「……蜘藤だよ、蜘藤俊。高校で同じクラスだっただろ」
「大丈夫。俺が絶対、なんとかするから」


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【第六章:壊れてしまった物語を美しく終わらせるために、あの図書室で物語を分け合った先生と。】


☆ 能交よしかた のぞむ

年齢:18
身長:170cm
好き:第二図書室での読書
苦手:特になし(苦手だと感じたものにはむしろ興味をそそられる)

浮世離れした雰囲気を持ち、謎めいた物言いをする白皙の美少年。一見物静かそうに見えるが誰に対しても物怖じせず、疑問に思ったことを隠すという発想がない。人生には物語が必要だ、という独特の哲学を持っている。
校則に引っかからない程度の長めの髪に抜けるような白い肌の、絵に描いたような美貌を持っている。本人にも自分の容姿が良い方だという自覚はあるが、あまり気にせず振る舞う。

「こんにちは。ずいぶん珍しいですね、こんなところにお客さんなんて」
「それはだって、先生のお勧めだもの。面白かったですよ」


倉知くらち さとる

年齢:28
身長:179cm
好き:読書 美術鑑賞
苦手:柔軟な思考

受けの部活(文芸部)の顧問。四角四面な性格の堅物でやや神経質な面もあるが、生徒には真摯にかつ分け隔てなく接する。表には決して出さないが、美しいもの、ことに少年に対しての暗い執着を自覚しており、そんな自分を嫌悪している。
銀縁眼鏡に、夏でもきっちりとネクタイまで締めた灰色のスーツ姿。服も髪も常にかっちりと整えている。顔立ちも整ってはいるが近寄りがたい雰囲気があるため、表立って好意を表明されることはあまりない。

「そうだな。私が読了したら貴方に譲ろう」
「……そこに座るのはやめなさい。もっと早いうちに止めるべきだった」


―――――――――――――――
【第七章:死ぬ前に一度だけ、セックスをしたかったあの人と。】
【第八章:そして死ぬ前にただ一度だけ、セックスをしたあの人と。】

???

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