27 / 39
オカンとオトン
しおりを挟む
◇◇◇◇
がんもとミケのお陰で、
猫好きのお客さんが増えたから
平日も、満席になることが増えていた。
たまに、仕事帰りに顔を出してくれている
大工の岡ちゃんが、この前。物置にしてる
裏口にある、土間の空いてるスペースに、
がんもとミケの個室を、二階建てで作ってくれた。
「がんももミケも、岡ちゃんが作ってくれた個室をえらい
気に入ったみたいやなぁ~♪」
「そやろ? 仕込みやってる間は、2匹で仲良くあそこに入って、
のんびり寝てるわ。店が開いてお客さんが来たら、しばらく
座敷でおるけどな! フフフ」
こうちゃんが、持って来た野菜を
土間にある冷蔵庫に入れながら、個室で
気持ち良さそうに寝てる。がんもとミケの頭を
少し撫でてから、カウンターへ座って
冷たい麦茶を飲んでいた。
「岡ちゃんからの、がんもとミケへのプレゼントなんやろ?
ほんま、あの人。猫が好きなんやなぁ~。しかも、めっちゃ
しっかり作ってあるし、売りもんみたいやで!」
「そら、岡ちゃんはプロの大工さんやからな。材料代だけでも
受け取ってって言うてんけど、受けとってくれんかってんで!」
えらいしっかりと、岡ちゃんは作ってくれてて、
出来上がった時は、びっくりしたよ。
それで、私は慌てて材料代だけでもって、
岡ちゃんに言うたけど、岡ちゃんは、
捨てるような材料を寄せ集めて作ったからって、
受け取ってくれんかったんやわ。
人が良過ぎるで、ほんまに。
私の店には、こんなお客さん
ばっかりやから、変な輩な客は居心地が
悪いらしくて、入って来ても。一杯飲んだら
すぐに大人しく帰ってしまうから助かってる。
◇◇
こうちゃんが、配達があるからと
帰ったのと入れ替わりで、比奈が絵美里を
連れて入って来て、座敷へ絵美里を下ろすと、
すぐにがんもが出て来て
絵美里の横で、チョコンと座っていた。
「がんもは、ほんま絵美里が好きみたいやなぁ~」
「絵美里もがんもが好きやし、ほんま姉妹みたいなもんやな! フフフ」
比奈も絵美里とがんもを見て
嬉しそうに笑うと、持って来た買い物袋の中から
キャットフードの小袋を出して私に見せた。
「これ! さっき来る時にお客さんの大吉さんに貰ってん。
がんもとミケに、あの人もメロメロやな~」
「あ~! 大ちゃん? そうやねん。なんかな、実家で
猫飼ってるらしいねんけど。大ちゃんが住んでるワンルームは
ペット禁止らしくてな。寂しい言うて、給料入ったら
ちょこちょこ、がんもとミケに会いに来てくれてるわ!」
比奈は、大ちゃんから貰ったキャットフードを
がんもとミケのお皿に入れてやって
エプロンをして、店の開店準備を始めた。
がんもとミケは、入れてもらった
キャットフードを美味しそうに一緒に仲良く食べていた。
仕込みも済んで、開店準備も終わって
カウンターで、比奈と一服していたら、
裏口が開いて、大きな荷物を抱えたオトンが帰って来た。
「あらあら! 帰って来るんやったら、連絡したらええのに。
またえらい荷物増やして帰って来て、どないしたん?」
「スマンスマン! 連絡しようしようって思いながらも
帰って来てしもたわ~」
土間へ荷物を下ろすと、オトンは
自分でお冷を入れて、一気に飲み干すと
カウンターへ腰を下ろしてへへへと笑った。
「今回は、行くとこ行くとこで。なんか知らんけど、土産を
持たされてしまってなぁ~。腐るもんは無かったから、持って
回ってたんやけど。すごい荷物になったから、帰って来たんや!
そろそろ、ワシも家が恋しかったしな~」
「途中で宅急便で送ろう。とか思い付かんところがオトンやな!」
私と比奈が呆れて笑ってると、
オトンは近くの銭湯で、汗を流してくると言って
荷物を置いて、すぐに出て行ってしまった。
「相変わらずオトンは自由人やな! ほんま、オカンもあんな
オトンをよう許してると思うわ。私やったら、絶対無理やで!」
「フフフ。その代わり、私も好きなことが出来るから、
これはこれで、ええねん♪(笑)」
私がケラケラと笑ってると、
比奈は呆れ顔で、オカンも変わってるから
結局は似たもの夫婦なんやろなといって笑っていた。
開店時間になって、すぐに
店の戸を開けて、帰って来たのは
宗ちゃんと美香ちゃんやった。
「ただいま~~! だいぶ涼しなったけど。夏の疲れやろか?
身体がだるうて、今日は外回りがキツかったわ~。オカン!
とりあえず、冷たい生下さい」
「私も~! いっぱい今日は、歩いたから。足がめっちゃ痛いわ~」
2人は座敷に上がると、横になって
暫くその場でへたり込んでいた。今年は
10月になっても、まだ気温の上がる日があって
クールビズが終わって、ネクタイ締めての
外回りは確かに辛そうやった。
冷たいおしぼりと、生2つを持って
座敷へ行くと、すでにがんもが、
2人の間で、チョコンと座って待っていた。
「あ~! 生き返るわ~。やっぱり、仕事の後はここで
疲れとらんとなぁ~♡(笑)」
「休みの日は、頑張ってご飯作れるけど。こんな日は絶対無理。
オカンの夜定食食べて帰る方が、絶対身体にもええと思うわ」
美香ちゃんが、冷たいおしぼりで
顔を拭きながら、宗ちゃんに聞くと
宗ちゃんもうんうんと頷きながら笑っていた。
「ヘトヘトに疲れて仕事から帰って、無理して家事して
イライラされても、居心地悪いしね。ほんまは、節約せな
アカンかもやけど。ここなら、財布にも優しいし(笑)」
「お昼ご飯は、頑張って朝早めに起きてお弁当作ってるし、
少しは、節約も出来る所ではしてるねんで! でも、やっぱり
仕事の後はオカンやねん!」
2人は仲良く乾杯してから、美味しそうに
生ビールを飲んで、ケラケラと笑っていた。
そうこうしてるうちに
店の中が、お客さんでいっぱいになって、
ピークの時間がやって来た。バタバタ忙しく
動きまわってる間に、私はスッカリ
オトンのことを忘れていた。
「なぁ~オカン? 裏の荷物って? あれもしかしてオトンの荷物か?」
こうちゃんが、裏のオトンの荷物を見つけて
私に、こそっと聞きに来た。
「あ、そやで! 夕方な。大荷物抱えて帰って来てな~。
銭湯行ったまま帰ってけえへんわ! 多分、誰かに会って
話し込んでるんちゃうかな~?」
時計を見ながら私が答えると、
こうちゃんは店の外へ出て
銭湯のある方を見ていた。
「ほんまどこ行ったんやろ? 少し銭湯見て来よか?」
「ええで! 放っといたって! もしかしたら、亞夜子ママの
とこにおるんちゃうかなぁ~? 土産話をいつもの様に聞かせに
行ったんかもしれへんわ」
オトンは旅から帰って来ると、
亞夜子ママの店には、必ず顔を出すから。
もしかしたら、ママの店で
のんびりしてるんやわって笑って
私は探しに行こうとするこうちゃんを止めた。
「そうそう、何でオトンは帰って来たら絶対に亞夜子ママの
店に顔出すんや?」
「こうちゃんでも知らんことあるんやな~。あの2人。
昔から結構気が合うから、いろいろ帰って来たら旅先で
あったことを、話してるみたいやねん」
こうちゃんに聞かれて
私が答えると、こうちゃんは
少し驚いたような顔をして
さらに疑問を感じたみたいで、私に聞いてきた。
「そうなんや。ふつうは、オカンにそういうこと話すんちゃうん?」
「アハハハハ! 私は店が忙しいし、ゆっくり話し聞いて
やらんからなぁ~。亞夜子ママは、旅行好きやから。オトンが
行った先の話を聞くのも、楽しみやっていうて聞いてくれてるねん」
そんな夫婦もあるんやなぁ~。って
今日は、こうちゃんにも少し呆れられてしまった。
私が、そろそろ店仕舞いしようと思った頃に
裏口が開いて、オトンは機嫌良くほろ酔いで帰って来た。
「やっぱり、亞夜子ママのとこにおったんやろ? 私も
そろそろ店仕舞いするから、一緒に帰るか? ちょっと座敷で
横になって待っといて~」
「おう! ナンボでも待ってるで~! ゆっくりしてや~。へへへ」
オトンは、機嫌良く笑って答えて
座敷へ転がって、大の字になっていた。
がんもとミケは、オトンの側へ行って、
がんもは、オトンのお腹の上に乗って
ミケは、オトンの頭の横で座って
オトンの顔をのぞき込んでいた。
片づけが終わって。私が、がんもとミケを
キャリーに入れて、オトンを起こして帰ろうとしたら、
オトンがゴソゴソと荷物の中から
「これな…。オカンにお土産やねん。めっちゃ綺麗やろ?」
「フフフ、おおきに~。ありがとう~嬉しいわ」
それは、天然石で出来たブローチやった。
私が喜んで受け取ると、
オトンは、嬉しそうに笑っていた。
2人で、肩を並べて歩いて店から帰る途中に、
ふと空を見上げて、大きなお月さんを
オトンと一緒に眺めながら、こんなオトンやから
長いこと夫婦でおれるんかもなぁ~と
私は、染み染み思っていた。
がんもとミケのお陰で、
猫好きのお客さんが増えたから
平日も、満席になることが増えていた。
たまに、仕事帰りに顔を出してくれている
大工の岡ちゃんが、この前。物置にしてる
裏口にある、土間の空いてるスペースに、
がんもとミケの個室を、二階建てで作ってくれた。
「がんももミケも、岡ちゃんが作ってくれた個室をえらい
気に入ったみたいやなぁ~♪」
「そやろ? 仕込みやってる間は、2匹で仲良くあそこに入って、
のんびり寝てるわ。店が開いてお客さんが来たら、しばらく
座敷でおるけどな! フフフ」
こうちゃんが、持って来た野菜を
土間にある冷蔵庫に入れながら、個室で
気持ち良さそうに寝てる。がんもとミケの頭を
少し撫でてから、カウンターへ座って
冷たい麦茶を飲んでいた。
「岡ちゃんからの、がんもとミケへのプレゼントなんやろ?
ほんま、あの人。猫が好きなんやなぁ~。しかも、めっちゃ
しっかり作ってあるし、売りもんみたいやで!」
「そら、岡ちゃんはプロの大工さんやからな。材料代だけでも
受け取ってって言うてんけど、受けとってくれんかってんで!」
えらいしっかりと、岡ちゃんは作ってくれてて、
出来上がった時は、びっくりしたよ。
それで、私は慌てて材料代だけでもって、
岡ちゃんに言うたけど、岡ちゃんは、
捨てるような材料を寄せ集めて作ったからって、
受け取ってくれんかったんやわ。
人が良過ぎるで、ほんまに。
私の店には、こんなお客さん
ばっかりやから、変な輩な客は居心地が
悪いらしくて、入って来ても。一杯飲んだら
すぐに大人しく帰ってしまうから助かってる。
◇◇
こうちゃんが、配達があるからと
帰ったのと入れ替わりで、比奈が絵美里を
連れて入って来て、座敷へ絵美里を下ろすと、
すぐにがんもが出て来て
絵美里の横で、チョコンと座っていた。
「がんもは、ほんま絵美里が好きみたいやなぁ~」
「絵美里もがんもが好きやし、ほんま姉妹みたいなもんやな! フフフ」
比奈も絵美里とがんもを見て
嬉しそうに笑うと、持って来た買い物袋の中から
キャットフードの小袋を出して私に見せた。
「これ! さっき来る時にお客さんの大吉さんに貰ってん。
がんもとミケに、あの人もメロメロやな~」
「あ~! 大ちゃん? そうやねん。なんかな、実家で
猫飼ってるらしいねんけど。大ちゃんが住んでるワンルームは
ペット禁止らしくてな。寂しい言うて、給料入ったら
ちょこちょこ、がんもとミケに会いに来てくれてるわ!」
比奈は、大ちゃんから貰ったキャットフードを
がんもとミケのお皿に入れてやって
エプロンをして、店の開店準備を始めた。
がんもとミケは、入れてもらった
キャットフードを美味しそうに一緒に仲良く食べていた。
仕込みも済んで、開店準備も終わって
カウンターで、比奈と一服していたら、
裏口が開いて、大きな荷物を抱えたオトンが帰って来た。
「あらあら! 帰って来るんやったら、連絡したらええのに。
またえらい荷物増やして帰って来て、どないしたん?」
「スマンスマン! 連絡しようしようって思いながらも
帰って来てしもたわ~」
土間へ荷物を下ろすと、オトンは
自分でお冷を入れて、一気に飲み干すと
カウンターへ腰を下ろしてへへへと笑った。
「今回は、行くとこ行くとこで。なんか知らんけど、土産を
持たされてしまってなぁ~。腐るもんは無かったから、持って
回ってたんやけど。すごい荷物になったから、帰って来たんや!
そろそろ、ワシも家が恋しかったしな~」
「途中で宅急便で送ろう。とか思い付かんところがオトンやな!」
私と比奈が呆れて笑ってると、
オトンは近くの銭湯で、汗を流してくると言って
荷物を置いて、すぐに出て行ってしまった。
「相変わらずオトンは自由人やな! ほんま、オカンもあんな
オトンをよう許してると思うわ。私やったら、絶対無理やで!」
「フフフ。その代わり、私も好きなことが出来るから、
これはこれで、ええねん♪(笑)」
私がケラケラと笑ってると、
比奈は呆れ顔で、オカンも変わってるから
結局は似たもの夫婦なんやろなといって笑っていた。
開店時間になって、すぐに
店の戸を開けて、帰って来たのは
宗ちゃんと美香ちゃんやった。
「ただいま~~! だいぶ涼しなったけど。夏の疲れやろか?
身体がだるうて、今日は外回りがキツかったわ~。オカン!
とりあえず、冷たい生下さい」
「私も~! いっぱい今日は、歩いたから。足がめっちゃ痛いわ~」
2人は座敷に上がると、横になって
暫くその場でへたり込んでいた。今年は
10月になっても、まだ気温の上がる日があって
クールビズが終わって、ネクタイ締めての
外回りは確かに辛そうやった。
冷たいおしぼりと、生2つを持って
座敷へ行くと、すでにがんもが、
2人の間で、チョコンと座って待っていた。
「あ~! 生き返るわ~。やっぱり、仕事の後はここで
疲れとらんとなぁ~♡(笑)」
「休みの日は、頑張ってご飯作れるけど。こんな日は絶対無理。
オカンの夜定食食べて帰る方が、絶対身体にもええと思うわ」
美香ちゃんが、冷たいおしぼりで
顔を拭きながら、宗ちゃんに聞くと
宗ちゃんもうんうんと頷きながら笑っていた。
「ヘトヘトに疲れて仕事から帰って、無理して家事して
イライラされても、居心地悪いしね。ほんまは、節約せな
アカンかもやけど。ここなら、財布にも優しいし(笑)」
「お昼ご飯は、頑張って朝早めに起きてお弁当作ってるし、
少しは、節約も出来る所ではしてるねんで! でも、やっぱり
仕事の後はオカンやねん!」
2人は仲良く乾杯してから、美味しそうに
生ビールを飲んで、ケラケラと笑っていた。
そうこうしてるうちに
店の中が、お客さんでいっぱいになって、
ピークの時間がやって来た。バタバタ忙しく
動きまわってる間に、私はスッカリ
オトンのことを忘れていた。
「なぁ~オカン? 裏の荷物って? あれもしかしてオトンの荷物か?」
こうちゃんが、裏のオトンの荷物を見つけて
私に、こそっと聞きに来た。
「あ、そやで! 夕方な。大荷物抱えて帰って来てな~。
銭湯行ったまま帰ってけえへんわ! 多分、誰かに会って
話し込んでるんちゃうかな~?」
時計を見ながら私が答えると、
こうちゃんは店の外へ出て
銭湯のある方を見ていた。
「ほんまどこ行ったんやろ? 少し銭湯見て来よか?」
「ええで! 放っといたって! もしかしたら、亞夜子ママの
とこにおるんちゃうかなぁ~? 土産話をいつもの様に聞かせに
行ったんかもしれへんわ」
オトンは旅から帰って来ると、
亞夜子ママの店には、必ず顔を出すから。
もしかしたら、ママの店で
のんびりしてるんやわって笑って
私は探しに行こうとするこうちゃんを止めた。
「そうそう、何でオトンは帰って来たら絶対に亞夜子ママの
店に顔出すんや?」
「こうちゃんでも知らんことあるんやな~。あの2人。
昔から結構気が合うから、いろいろ帰って来たら旅先で
あったことを、話してるみたいやねん」
こうちゃんに聞かれて
私が答えると、こうちゃんは
少し驚いたような顔をして
さらに疑問を感じたみたいで、私に聞いてきた。
「そうなんや。ふつうは、オカンにそういうこと話すんちゃうん?」
「アハハハハ! 私は店が忙しいし、ゆっくり話し聞いて
やらんからなぁ~。亞夜子ママは、旅行好きやから。オトンが
行った先の話を聞くのも、楽しみやっていうて聞いてくれてるねん」
そんな夫婦もあるんやなぁ~。って
今日は、こうちゃんにも少し呆れられてしまった。
私が、そろそろ店仕舞いしようと思った頃に
裏口が開いて、オトンは機嫌良くほろ酔いで帰って来た。
「やっぱり、亞夜子ママのとこにおったんやろ? 私も
そろそろ店仕舞いするから、一緒に帰るか? ちょっと座敷で
横になって待っといて~」
「おう! ナンボでも待ってるで~! ゆっくりしてや~。へへへ」
オトンは、機嫌良く笑って答えて
座敷へ転がって、大の字になっていた。
がんもとミケは、オトンの側へ行って、
がんもは、オトンのお腹の上に乗って
ミケは、オトンの頭の横で座って
オトンの顔をのぞき込んでいた。
片づけが終わって。私が、がんもとミケを
キャリーに入れて、オトンを起こして帰ろうとしたら、
オトンがゴソゴソと荷物の中から
「これな…。オカンにお土産やねん。めっちゃ綺麗やろ?」
「フフフ、おおきに~。ありがとう~嬉しいわ」
それは、天然石で出来たブローチやった。
私が喜んで受け取ると、
オトンは、嬉しそうに笑っていた。
2人で、肩を並べて歩いて店から帰る途中に、
ふと空を見上げて、大きなお月さんを
オトンと一緒に眺めながら、こんなオトンやから
長いこと夫婦でおれるんかもなぁ~と
私は、染み染み思っていた。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ペンキとメイドと少年執事
海老嶋昭夫
ライト文芸
両親が当てた宝くじで急に豪邸で暮らすことになった内山夏希。 一人で住むには寂しい限りの夏希は使用人の募集をかけ応募したのは二人、無表情の美人と可愛らしい少年はメイドと執事として夏希と共に暮らすこととなった。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
会うたびに、貴方が嫌いになる
黒猫子猫(猫子猫)
恋愛
長身の王女レオーネは、侯爵家令息のアリエスに会うたびに惹かれた。だが、守り役に徹している彼が応えてくれたことはない。彼女が聖獣の力を持つために発情期を迎えた時も、身体を差し出して鎮めてくれこそしたが、その後も変わらず塩対応だ。悩むレオーネは、彼が自分とは正反対の可愛らしい令嬢と親しくしているのを目撃してしまう。優しく笑いかけ、「小さい方が良い」と褒めているのも聞いた。失恋という現実を受け入れるしかなかったレオーネは、二人の妨げになるまいと決意した。
アリエスは嫌そうに自分を遠ざけ始めたレオーネに、動揺を隠せなくなった。彼女が演技などではなく、本気でそう思っていると分かったからだ。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる