5 / 10
第四話
しおりを挟む
…思ったよりも地獄だったらしい。
〘ねぇ…日向君。
こっち見てよ…。〙
『………。』
〚こっちを見てほしいな〛
…水月はもう諦めた。
だが…
『なぜ、瑠奏さんがここにいるんですか』
〚え?…う~ん、、、好きだから?〛
『なんで疑問形なんすか…。』
現在俺は二人に挟まれている。
右に水月、左に瑠奏さん。
…まさに地獄である。
とはいえ、奇跡というべきか。
何も起きずに朝になった。
訳がなかった。
朝起きた瞬間にそれは起きた。
『…朝か。
さてと…起きるかな』
…起きれない。
まず、右を目だけで見る。
水月が抱きついている。
左側を目だけで見る。
瑠奏さんが抱きついている。
おまけに足まで動かないと来た。
…この二人が動くまで俺は身動きが取れないのか。
てか、こいつら力強くないか?
手も足もガッチリ固定されているんだが…。
はぁ…諦めるか。
にしても、こいつらの寝顔可愛すぎかよ。
…昨日の瑠奏さんの言葉って…告白だよな。
いやいや…冗談に決まってるだろう。
そんな言葉で終わらそうとしても水月の言葉が頭によぎる。
_〘君、女子の間では結構モテるんだよ?〙_
…どこにモテる要素があるんだか。
そんなこんなで二度寝をしてしまった。
〘おーきーてーよー〙
『ん…』
〘あ、やっと起きたー〙
『うん…おはよ…』
手足は解かれたようだ。
〘おはよっ
朝ごはん出来てるよ~〙
『あぁ…ありがとう。
すぐに行くよ』
そうして、1階に降り、リビングに行って朝ご飯を食べる。
母さんも父さんも今日は仕事が休みの為、今日の夜まで明星家とは一緒に居るようだ。
…お昼の事件が起きなければ。
“ピーンポーン”と。
宅配便かな?
そう思ったその時だった。
[キャァァァァ!!!!]
母さんの悲鳴だ。
『〈〘〚《〖ッ!!!〗》〛〙〉』
先動いたのは父さんだった。
〈お前ら、そこを動くなよ!〉
だが、リビングを出てすぐに父さんの足が止まった。
〈なんで…母さん!〉
そしてすぐに
“バタンッ”何かが倒れる音がした。
…父さんだ!
直感的にそう感じた。
俺は走って玄関に向かう。
犯人が“ニタァ”と笑うのが見えた。
俺は背中がゾクゾクと震えた。
そうして、犯人が走ってくる。
手には右手にナイフを持っている!
俺は背中に冷や汗が流れるのと同時にあり得ないほど自分の心臓が落ち着いていて、脱力感が漂っているのを感じていた。
俺はナイフを避ける。
…確かに避けた…筈だった。
左手が固く握られていて、それに殴られる。
そのまま開いていたリビングにふっとばされた。
瑠奏さんと水月の悲鳴が小さく聞こえる。
明星家のご両親が二人の口を抑えてくれているのが横目に映る。
だが、すぐに視線が上に行く。
犯人がナイフを両手に持って振り下ろすのが目に見える。
後ろには壁。
絶体絶命のピンチである。
そして、そして、そして…俺は…。
〘ねぇ…日向君。
こっち見てよ…。〙
『………。』
〚こっちを見てほしいな〛
…水月はもう諦めた。
だが…
『なぜ、瑠奏さんがここにいるんですか』
〚え?…う~ん、、、好きだから?〛
『なんで疑問形なんすか…。』
現在俺は二人に挟まれている。
右に水月、左に瑠奏さん。
…まさに地獄である。
とはいえ、奇跡というべきか。
何も起きずに朝になった。
訳がなかった。
朝起きた瞬間にそれは起きた。
『…朝か。
さてと…起きるかな』
…起きれない。
まず、右を目だけで見る。
水月が抱きついている。
左側を目だけで見る。
瑠奏さんが抱きついている。
おまけに足まで動かないと来た。
…この二人が動くまで俺は身動きが取れないのか。
てか、こいつら力強くないか?
手も足もガッチリ固定されているんだが…。
はぁ…諦めるか。
にしても、こいつらの寝顔可愛すぎかよ。
…昨日の瑠奏さんの言葉って…告白だよな。
いやいや…冗談に決まってるだろう。
そんな言葉で終わらそうとしても水月の言葉が頭によぎる。
_〘君、女子の間では結構モテるんだよ?〙_
…どこにモテる要素があるんだか。
そんなこんなで二度寝をしてしまった。
〘おーきーてーよー〙
『ん…』
〘あ、やっと起きたー〙
『うん…おはよ…』
手足は解かれたようだ。
〘おはよっ
朝ごはん出来てるよ~〙
『あぁ…ありがとう。
すぐに行くよ』
そうして、1階に降り、リビングに行って朝ご飯を食べる。
母さんも父さんも今日は仕事が休みの為、今日の夜まで明星家とは一緒に居るようだ。
…お昼の事件が起きなければ。
“ピーンポーン”と。
宅配便かな?
そう思ったその時だった。
[キャァァァァ!!!!]
母さんの悲鳴だ。
『〈〘〚《〖ッ!!!〗》〛〙〉』
先動いたのは父さんだった。
〈お前ら、そこを動くなよ!〉
だが、リビングを出てすぐに父さんの足が止まった。
〈なんで…母さん!〉
そしてすぐに
“バタンッ”何かが倒れる音がした。
…父さんだ!
直感的にそう感じた。
俺は走って玄関に向かう。
犯人が“ニタァ”と笑うのが見えた。
俺は背中がゾクゾクと震えた。
そうして、犯人が走ってくる。
手には右手にナイフを持っている!
俺は背中に冷や汗が流れるのと同時にあり得ないほど自分の心臓が落ち着いていて、脱力感が漂っているのを感じていた。
俺はナイフを避ける。
…確かに避けた…筈だった。
左手が固く握られていて、それに殴られる。
そのまま開いていたリビングにふっとばされた。
瑠奏さんと水月の悲鳴が小さく聞こえる。
明星家のご両親が二人の口を抑えてくれているのが横目に映る。
だが、すぐに視線が上に行く。
犯人がナイフを両手に持って振り下ろすのが目に見える。
後ろには壁。
絶体絶命のピンチである。
そして、そして、そして…俺は…。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる