29 / 32
未来のために
しおりを挟む
「おかえりなさい!」
獅子丸「ああ。ただいま」
「ご飯できてるよ!食べよう!」
獅子丸「その前に話がある」
「・・・わかった」
僕たちは寝室に向かった
獅子丸「・・・」
「・・・」
獅子丸「実は・・・」
「うん・・・」
獅子丸「俺、じいちゃんのところで修行してんだ」
「・・・ん?喫茶店?」
獅子丸「ああ」
「なんで・・・?」
獅子丸「俺、卒業したら喫茶店を継ごうと思って」
「そうなの?」
獅子丸「ああ。今日も実はあそこに居たんだ」
「え!?」
獅子丸「話は聞こえなかったぞ!?でも、じいちゃんから聞いた」
「・・・」
獅子丸「すまない。浮気とか勘違いさせちまって・・・」
「夜中にこっそり出かけてたのは?」
獅子丸「じいちゃんのところに行ってコーヒーとか色々教わってたんだ」
「でも、コソコソする必要ないじゃん?」
獅子丸「恥ずかしくて・・・それにまだ修行中だ。そんな状態で言うより資格を取ってから言いたかったんだよ」
「資格?」
獅子丸「コーヒーマイスターって言うのがあるらしくてなかなか難しいんだよ・・・」
「そうなんだ・・・」
獅子丸「じいちゃんに相談するぐらいだから相当悩んでるんだろうなって思って・・・子供に影響出ても困るし・・・」
「・・・な~んだw」
獅子丸「???」
「愛想つかされたのかと思ってたw」
獅子丸「そんなわけねぇだろう!俺が愛想つかされるのは当然だけど・・・」
「それもないよw」
そういい僕はヒロちゃんの後ろから抱きしめた
「僕はヒロちゃんが大好きだからw愛想つかすようなことないよw」
獅子丸「そうか?」
「まぁ・・・浮気を疑ったときは悲しかったよ?お腹に子供もいるのにって・・・」
獅子丸「・・・すまない」
「でも、理由わかったしもういいよw」
獅子丸「ちゃんと伝えとけばよかったな・・・」
「だからもういいよw・・・でも、一つだけ疑問があるんだけど?」
獅子丸「ん?」
「なんでシャワー浴びる必要があったの?」
獅子丸「コーヒーの匂いが身体についてるとバレる可能性があったからな。どこかの誰かさんが前に言ってただろう?『本人は気づかないけど周りは気づく』って」
「ん?そうだっけ?」
獅子丸「ああ。・・・改めて誓う」
「ん?」
獅子丸「恋愛でお前に苦労を掛けることはしない!絶対に!」
「うん!わかったw」
そしてヒロちゃんはキスをしてきた
獅子丸「俺が好きなのはお前と子供だけだ・・・信じてくれ」
「信じるよw疑ってごめんね・・・」
獅子丸「疑われるようなことをしてたんだ。気にするな!」
「うんwじゃあ、ご飯食べよう?頑張ってヒロちゃんの好物作ったから!」
獅子丸「俺の好物!?唐揚げか!?ハンバーグか!?オムライスか!?」
「さてw下に行けばわかるよw」
そう言うとすごいスピードで下に駆け下りて行った
「フフフw好みが子供っぽいんだよねw」
下では歓喜のような声が聞こえる
獅子丸「春斗!!ありがとう!」
「はいはいwそんな叫ばなくても今行くからw」
僕も下に下りた
獅子丸「こんなにたくさん!」
「えへへw全部作ってみたw」
ヒロちゃんは目を輝かせていた
それを見ていつものヒロちゃんだと安心した僕
「食べよう?w」
獅子丸「ああ!」
そして二人でご飯を食べた
獅子丸「うまい!」
「よかったw」
そして
「ねぇ」
獅子丸「なんだ?」
「食後のコーヒー淹れてよw」
獅子丸「・・・」
「お願いw」
獅子丸「・・・わかった」
しばらくするとキッチンからコーヒーのいい匂いがしてきた
そして
獅子丸「お、おまた、せしました・・・」
(接客も覚えないとだめだね・・・これは・・・)
僕は一口飲んでみた
「ブフーー!!」
獅子丸「!?どうしたんだ!?」
「苦いよ・・・凄く・・・」
獅子丸「え!?」
ヒロちゃんも飲んでみた
獅子丸「ブフーーー!!ホントだ・・・にげぇ・・・」
「これはまだまだ・・・だねw」
獅子丸「ああ・・・あ、砂糖入れれば何とかなるか?」
「砂糖で誤魔化さないの・・・」
まだ先は長そうだ・・・
でも、本人はいつにもなくまじめな感じだし
応援してあげないとね!
「おいしいコーヒー期待してるよw」
獅子丸「ああ!絶対にうまいコーヒー飲ませてやるからな!」
そして後片付けをして寝室に向かった
ヒロちゃんは修行で家を出た
夜が一番好きに作れる時間が多いから夜にお店に行っているそうだ
「・・・ヒロちゃんが喫茶店ね~・・・」
不良が喫茶店マスター・・・
なんかかっこいいな~
「フフフw僕もいつかアルバイトで雇ってもらおうw」
そして僕は眠りについた・・・
獅子丸「ああ。ただいま」
「ご飯できてるよ!食べよう!」
獅子丸「その前に話がある」
「・・・わかった」
僕たちは寝室に向かった
獅子丸「・・・」
「・・・」
獅子丸「実は・・・」
「うん・・・」
獅子丸「俺、じいちゃんのところで修行してんだ」
「・・・ん?喫茶店?」
獅子丸「ああ」
「なんで・・・?」
獅子丸「俺、卒業したら喫茶店を継ごうと思って」
「そうなの?」
獅子丸「ああ。今日も実はあそこに居たんだ」
「え!?」
獅子丸「話は聞こえなかったぞ!?でも、じいちゃんから聞いた」
「・・・」
獅子丸「すまない。浮気とか勘違いさせちまって・・・」
「夜中にこっそり出かけてたのは?」
獅子丸「じいちゃんのところに行ってコーヒーとか色々教わってたんだ」
「でも、コソコソする必要ないじゃん?」
獅子丸「恥ずかしくて・・・それにまだ修行中だ。そんな状態で言うより資格を取ってから言いたかったんだよ」
「資格?」
獅子丸「コーヒーマイスターって言うのがあるらしくてなかなか難しいんだよ・・・」
「そうなんだ・・・」
獅子丸「じいちゃんに相談するぐらいだから相当悩んでるんだろうなって思って・・・子供に影響出ても困るし・・・」
「・・・な~んだw」
獅子丸「???」
「愛想つかされたのかと思ってたw」
獅子丸「そんなわけねぇだろう!俺が愛想つかされるのは当然だけど・・・」
「それもないよw」
そういい僕はヒロちゃんの後ろから抱きしめた
「僕はヒロちゃんが大好きだからw愛想つかすようなことないよw」
獅子丸「そうか?」
「まぁ・・・浮気を疑ったときは悲しかったよ?お腹に子供もいるのにって・・・」
獅子丸「・・・すまない」
「でも、理由わかったしもういいよw」
獅子丸「ちゃんと伝えとけばよかったな・・・」
「だからもういいよw・・・でも、一つだけ疑問があるんだけど?」
獅子丸「ん?」
「なんでシャワー浴びる必要があったの?」
獅子丸「コーヒーの匂いが身体についてるとバレる可能性があったからな。どこかの誰かさんが前に言ってただろう?『本人は気づかないけど周りは気づく』って」
「ん?そうだっけ?」
獅子丸「ああ。・・・改めて誓う」
「ん?」
獅子丸「恋愛でお前に苦労を掛けることはしない!絶対に!」
「うん!わかったw」
そしてヒロちゃんはキスをしてきた
獅子丸「俺が好きなのはお前と子供だけだ・・・信じてくれ」
「信じるよw疑ってごめんね・・・」
獅子丸「疑われるようなことをしてたんだ。気にするな!」
「うんwじゃあ、ご飯食べよう?頑張ってヒロちゃんの好物作ったから!」
獅子丸「俺の好物!?唐揚げか!?ハンバーグか!?オムライスか!?」
「さてw下に行けばわかるよw」
そう言うとすごいスピードで下に駆け下りて行った
「フフフw好みが子供っぽいんだよねw」
下では歓喜のような声が聞こえる
獅子丸「春斗!!ありがとう!」
「はいはいwそんな叫ばなくても今行くからw」
僕も下に下りた
獅子丸「こんなにたくさん!」
「えへへw全部作ってみたw」
ヒロちゃんは目を輝かせていた
それを見ていつものヒロちゃんだと安心した僕
「食べよう?w」
獅子丸「ああ!」
そして二人でご飯を食べた
獅子丸「うまい!」
「よかったw」
そして
「ねぇ」
獅子丸「なんだ?」
「食後のコーヒー淹れてよw」
獅子丸「・・・」
「お願いw」
獅子丸「・・・わかった」
しばらくするとキッチンからコーヒーのいい匂いがしてきた
そして
獅子丸「お、おまた、せしました・・・」
(接客も覚えないとだめだね・・・これは・・・)
僕は一口飲んでみた
「ブフーー!!」
獅子丸「!?どうしたんだ!?」
「苦いよ・・・凄く・・・」
獅子丸「え!?」
ヒロちゃんも飲んでみた
獅子丸「ブフーーー!!ホントだ・・・にげぇ・・・」
「これはまだまだ・・・だねw」
獅子丸「ああ・・・あ、砂糖入れれば何とかなるか?」
「砂糖で誤魔化さないの・・・」
まだ先は長そうだ・・・
でも、本人はいつにもなくまじめな感じだし
応援してあげないとね!
「おいしいコーヒー期待してるよw」
獅子丸「ああ!絶対にうまいコーヒー飲ませてやるからな!」
そして後片付けをして寝室に向かった
ヒロちゃんは修行で家を出た
夜が一番好きに作れる時間が多いから夜にお店に行っているそうだ
「・・・ヒロちゃんが喫茶店ね~・・・」
不良が喫茶店マスター・・・
なんかかっこいいな~
「フフフw僕もいつかアルバイトで雇ってもらおうw」
そして僕は眠りについた・・・
0
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
たまにはゆっくり、歩きませんか?
隠岐 旅雨
BL
大手IT企業でシステムエンジニアとして働く榊(さかき)は、一時的に都内本社から埼玉県にある支社のプロジェクトへの応援増員として参加することになった。その最初の通勤の電車の中で、つり革につかまって半分眠った状態のままの男子高校生が倒れ込んでくるのを何とか支え抱きとめる。
よく見ると高校生は自分の出身高校の後輩であることがわかり、また翌日の同時刻にもたまたま同じ電車で遭遇したことから、日々の通勤通学をともにすることになる。
世間話をともにするくらいの仲ではあったが、徐々に互いの距離は縮まっていき、週末には映画を観に行く約束をする。が……
校外活動
七賀ごふん@小説/漫画
BL
ナルシスト優等生×自己肯定感低めの不良君のお話。
久津奈 湊…
不良校に通う高校二年生。ちょっと馬鹿でちょっとツンデレ。出逢ったその日に日戸にキスされ、以降復讐に燃える。
日戸 圭一…
進学校に通う高校三年生。スペックは完璧なもののドSで変態ナルシスト。不良に絡まれる学生を守る校外活動を行っている。
【完結】運命さんこんにちは、さようなら
ハリネズミ
BL
Ωである神楽 咲(かぐら さき)は『運命』と出会ったが、知らない間に番になっていたのは別の人物、影山 燐(かげやま りん)だった。
とある誤解から思うように優しくできない燐と、番=家族だと考え、家族が欲しかったことから簡単に受け入れてしまったマイペースな咲とのちぐはぐでピュアなラブストーリー。
==========
完結しました。ありがとうございました。
恋風
高千穂ゆずる
BL
昭和20年頃。一人の少年が娼館『月季花』を訪ねた。身寄りのない少年の名は桜亮という。客を取れない亮に女将は冷たくあたる。一方、実の弟である喬一へ一方ならぬ感情を抱いていた田上雪也は、無邪気に触れてくる弟へその思いを打ち明けた。喬一にも同様の感情が芽生えていたようで、二人は互いの気持ちを確かめ合うが、雪也は直接身体を触れ合うことでは悦びを感じぬ性質であった。
喬一は同性でしか愛せぬ自身の性癖もあり悩む。そんなある風の強い日に、喬一と亮は出会った。
優しい喬一に惹かれる亮だったが、女将から客を取るよう迫られる。それを知った喬一が毎週末、亮を買い受ける契約を取り付けた。
そして、喬一と亮の情事を覗き見ることで雪也の性をも満たすつもりだったのだが、被虐的な状況でさえも褪せぬ色香を漂わせる亮へ、雪也もまた心を動かされ始めた……。
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる