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欲しかったもの トト編
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「うわっ!!」
トトは勢いよくベッドから起き上がった
「はぁはぁ・・・今のは・・・夢・・・?」
周りを見渡すといつもの兵舎の部屋だった
「ハハハ。夢か。だよね。兄さんと敵国の皇太子と一緒に自国の王を倒そうなんて・・・おかしいよね!」
ベッドから起き上がり服を着て鎧を着る
そしていつものように兵舎部屋を出る
部下「団長!おはようございます!」
「あ、ああ。おはよう」
いつもと変わらない日常
そんな中を生きている
部下「団長。本日はご家族がいらっしゃる予定でしたよね!」
「???家族?」
トトに家族はいない
父親も母親も亡くなった
兄貴は大罪人となり敵国の捕虜・・・
いや、皇太子の下僕に成り下がった
部下「団長?」
「なんだ」
部下「体調でも悪いのですか?」
「どうしてだ?」
部下「すごく機嫌が悪いと言いますか・・・」
「・・・さっきから馴れ馴れしいな?」
さっきから部下の態度に違和感を感じていた
いつもならみんな怖がり挨拶はおろか目を合わせもしない
だが、今、目の前にいる部下はまるでなついているかのように話しかけてきて目を合わせてくる
部下「やはり団長、体調が悪そうですよ?」
「・・・まぁいい。それより家族って?」
部下「え?団長のご家族ですよ。今日、来られるんですよね?」
「・・・ふむ」
俺の家族と偽って接近してくる輩がいると判断したトト
「そうなんだ。これから来るんだよ。歓迎の準備をしてくれ」
部下「了解です!」
部下は足早に行ってしまった
「一体誰だ。俺の家族と偽ってやがる奴は」
現れたらすぐ切り捨ててやるつもりでその”家族”を待ち構えた
しばらくして・・・
部下「団長!ご家族がお見えになられました!」
「やっとか。では行くか」
トトは武器を持ち”家族”がいる場所に向かった
そこには・・・
「!?え!?」
母さん「トッくん!!」
「か、母さん!?」
父さん「久しぶりだな!騎兵団の団長になったんだって?」
「父さん!?」
目の前には亡くなったはずの両親が居た
「な、なんで生きてるんだ!?」
トトは大剣を両親に向ける
母さん「トッくん!?」
父さん「トト!?なにをするんだ!!」
「一体・・・どうなってるんだよ!!」
トトはパニックになっている
???「どうしたんだよ?」
後ろから声が聞こえ振り向くトト
そこには
「!?に、兄さん!?」
ロト「ん?なに暴れてるんだよ」
トトはロトに刃を向ける
ロト「例え兄弟であっても上官に刃を向けるってことは・・・わかってるな?」
「じょ、上官・・・だと!?」
欲見るとロトの鎧は王宮騎士団の鎧だった
ロト「俺は王宮騎士団団長だぞ?いいんだな?刃を向けて?」
「だ、黙れ!!大罪人の分際で!」
ロト「大罪人?なんのことだ?」
母さん「そ、そうよ!ロッくんが大罪を犯すわけないじゃない!」
父さん「そうだ。トト。少し落ち着きなさい」
「・・・」
トトは大剣を降ろした
ロト「まったく。今日のお前はおかしいぞ?」
「・・・」
なにが起こっているのか考える
「・・・」
ロト「で、この間の戦争では俺たちが活躍したんだぞ!」
父さん「さすが、俺の息子たちだ!」
母さん「もう・・・物騒ね・・・」
三人が仲よさそうに話している
それを見て心が満たされるトト
父さん「トト?お前も聞かせてくれないか?」
「え・・・?」
ロト「そうだぞ!聞かせてやれよ!お前の活躍をさ!」
「俺の・・・?」
母さん「ぜひ聞かせて頂戴?」
三人が笑顔をトトに向ける
「!うん!!」
それが嬉しかった
トトにとって家族が一番欲しい存在だった
(きっと夢だったんだ!母さんも父さんもいないなんてありえない!兄さんが大罪人なんてありえない!これが現実なんだ!)
トトはそう思った
これが現実なのだと
すべては幻だったと
部下「団長・・・」
「ん?どうし・・・!?」
部下に呼ばれ振り向くと
部下「酷いですよ・・・俺・・・命令に従っただけなのに・・・」
部下「命令に従って・・・でも、失敗したからって・・・殺されるのはおかしいですよ・・・」
そこには今まで命令に背いた者、命令を遂行できなかった者、自分に逆らった者・・・
自分の手で処断して来た部下たちが居た
「な、なんで・・・」
部下「俺・・・団長に言われた通りにやったのに・・・なんで殺されなくちゃいけなかったんですか?」
部下「俺は団長に意見しただけで殺された・・・なんでですか?」
部下「任務が失敗したこと・・・反省してたのに・・・殺されるなんて・・・」
「だ、黙れ・・・黙れ!!」
大剣で部下たちを切りつける
しかし煙を切るかのようにすり抜けてしまう
部下「団長もたくさん失敗して来たじゃないですか?じゃあ、団長も死なないとですね!」
部下「ああ。団長もこっちにきましょうよ!」
「い、いやだ・・・俺・・・今・・・幸せなんだ・・・」
家族に会えた
家族と過ごせた
その幸せを噛み締めているのに・・・
部下「団長には幸せは似合いませんよ?漆黒の騎兵団の名に恥じない生き方・・・いえ、死に方をしましょうよ」
そういい部下たちが手を伸ばしトトは捕まった
「離せ!!やめろ!!」
部下「俺が命乞いしたときも無慈悲に首を切り落としたじゃないですか?無慈悲がお好きなんでしょう?」
「わ、悪かった!謝るからやめてくれ!」
部下「僕が泣きながら謝っても団長はやめてくれませんでしたよね?そのままご自慢の大剣で・・・居たかったんですよ?」
部下「その痛み、苦しみ・・・すべて味わってもらいます!!!」
部下たちは真っ黒な影になりトトに絡みつく
「嫌だ!!死にたくない!!」
部下たち「団長は死にませんよ。これからず~~~~~~っと痛みと苦しみを味わってもらいます。死ぬまでね!」
そして・・・
トトは真っ暗な中に放り出された
「うぅ・・・ごめん・・・ごめん・・・復讐のため・・・お前達を手に掛けた事・・・謝っても許されないのはわかってる・・・俺にはなにもしてやれない・・・」
部下たち「だからずっとここでお前は苦しみ続けるんだよ!両親を亡くし、兄さんを失う辛さをな!!」
(そうだ・・・俺は辛かった・・・両親を亡くしただけじゃない。兄さんが敵国に囚われた・・・いや、敵国の皇太子と恋仲になったことが・・・辛かった。兄さんは俺や家族のことはどうでもいいんだと・・・。)
「うぅ・・・」
部下たち「ほら?これがお前の苦しみだ!」
トトの頭に映像が流れる
それは両親を亡くしたときと兄さんが敵国の皇太子と恋仲になったと聞いた時の映像だった
「もう・・・やめて・・・これ以上は見たくない・・・」
蹲り泣く
トトの身体は真っ暗な空間を漂った
部下たち「もっとだ!もっと苦しめ!!苦しみながら死んで行け!!」
「うぅ・・・」
トトは苦しみ泣き続ける
その時・・・
???「過去に負けるな!!」
部下たち「お前は!!ウガァァァァ!!!」
強烈な光が放たれ部下たちは消え去った
「誰・・・?」
???「俺だよ」
「・・・父さん・・・母さん・・・」
目の前には両親が居た
かすかに光輝く両親が
母さん「トッくん・・・」
「俺・・・ずっと考えてた。部下たちに復讐しても苦しみも痛みも消えない。じゃあなんでこんな事してるのかって」
父さん「復讐は新たな復讐しか生まない」
「わかってる!でも・・・俺は何もかも失くしたんだ・・・。父さんも母さんも・・・兄さんだって・・・」
母さん「だからと言ってあなたのやり方は間違っているのよ?」
「わかってるよ!!でも!!俺にはそれしかないんだ!復讐以外になにもないんだよ!」
父さん「お前は間違った生き方をしてきた。もう取返しはつかない。だが、懺悔することはできる」
「懺悔・・・?」
父さん「ああ。お前は償わなければならない。部下の方々にしてきたことを」
「俺に・・・そんな資格・・・」
父さん「資格なんて関係ない。するんだ。そのためにも目を覚ますんだ」
「目を・・・覚ます?」
母さん「あなたはハルト殿下とロッくんと三人でイシュル王を倒すんでしょう?」
「・・・そうだ。そうだった」
やはりあれは夢じゃない
こっちが夢だった
そう気が付くトト
父さん「お前はロトとハルト殿下を信じると決めたんだろう?なら最後まで信じ抜け」
「でも・・・俺・・・どうしたら・・・」
母さん「耳をすませてみて?きっと聞こえるはずよ」
トトは耳をすませた
かすかに声が聞こえる
???「・ト!!来・!!」
「聞こえる・・・この声は・・・兄さん?」
兄さん「トト・・・来い!!」
「兄さんの声が聞こえる!」
父さん「それだけじゃないだろう?」
???「起きて・・・トト!!」
「これは・・・ハルト殿下?」
母さん「二人はあなたを信じて呼んでいるのよ?それに答えないとダメよ?」
「・・・そうだよね。俺も二人を信じるって決めたんだからね」
父さん「ああ。行ってこい!」
「うん!」
トトは手を伸ばした
「兄さん!ハルト殿下!!俺はここだ!」
手を伸ばした先から光が下りてくる
その中にはロトとハルトがいた
トトはその光の中へと飛び込んだ
そして・・・
トトは勢いよくベッドから起き上がった
「はぁはぁ・・・今のは・・・夢・・・?」
周りを見渡すといつもの兵舎の部屋だった
「ハハハ。夢か。だよね。兄さんと敵国の皇太子と一緒に自国の王を倒そうなんて・・・おかしいよね!」
ベッドから起き上がり服を着て鎧を着る
そしていつものように兵舎部屋を出る
部下「団長!おはようございます!」
「あ、ああ。おはよう」
いつもと変わらない日常
そんな中を生きている
部下「団長。本日はご家族がいらっしゃる予定でしたよね!」
「???家族?」
トトに家族はいない
父親も母親も亡くなった
兄貴は大罪人となり敵国の捕虜・・・
いや、皇太子の下僕に成り下がった
部下「団長?」
「なんだ」
部下「体調でも悪いのですか?」
「どうしてだ?」
部下「すごく機嫌が悪いと言いますか・・・」
「・・・さっきから馴れ馴れしいな?」
さっきから部下の態度に違和感を感じていた
いつもならみんな怖がり挨拶はおろか目を合わせもしない
だが、今、目の前にいる部下はまるでなついているかのように話しかけてきて目を合わせてくる
部下「やはり団長、体調が悪そうですよ?」
「・・・まぁいい。それより家族って?」
部下「え?団長のご家族ですよ。今日、来られるんですよね?」
「・・・ふむ」
俺の家族と偽って接近してくる輩がいると判断したトト
「そうなんだ。これから来るんだよ。歓迎の準備をしてくれ」
部下「了解です!」
部下は足早に行ってしまった
「一体誰だ。俺の家族と偽ってやがる奴は」
現れたらすぐ切り捨ててやるつもりでその”家族”を待ち構えた
しばらくして・・・
部下「団長!ご家族がお見えになられました!」
「やっとか。では行くか」
トトは武器を持ち”家族”がいる場所に向かった
そこには・・・
「!?え!?」
母さん「トッくん!!」
「か、母さん!?」
父さん「久しぶりだな!騎兵団の団長になったんだって?」
「父さん!?」
目の前には亡くなったはずの両親が居た
「な、なんで生きてるんだ!?」
トトは大剣を両親に向ける
母さん「トッくん!?」
父さん「トト!?なにをするんだ!!」
「一体・・・どうなってるんだよ!!」
トトはパニックになっている
???「どうしたんだよ?」
後ろから声が聞こえ振り向くトト
そこには
「!?に、兄さん!?」
ロト「ん?なに暴れてるんだよ」
トトはロトに刃を向ける
ロト「例え兄弟であっても上官に刃を向けるってことは・・・わかってるな?」
「じょ、上官・・・だと!?」
欲見るとロトの鎧は王宮騎士団の鎧だった
ロト「俺は王宮騎士団団長だぞ?いいんだな?刃を向けて?」
「だ、黙れ!!大罪人の分際で!」
ロト「大罪人?なんのことだ?」
母さん「そ、そうよ!ロッくんが大罪を犯すわけないじゃない!」
父さん「そうだ。トト。少し落ち着きなさい」
「・・・」
トトは大剣を降ろした
ロト「まったく。今日のお前はおかしいぞ?」
「・・・」
なにが起こっているのか考える
「・・・」
ロト「で、この間の戦争では俺たちが活躍したんだぞ!」
父さん「さすが、俺の息子たちだ!」
母さん「もう・・・物騒ね・・・」
三人が仲よさそうに話している
それを見て心が満たされるトト
父さん「トト?お前も聞かせてくれないか?」
「え・・・?」
ロト「そうだぞ!聞かせてやれよ!お前の活躍をさ!」
「俺の・・・?」
母さん「ぜひ聞かせて頂戴?」
三人が笑顔をトトに向ける
「!うん!!」
それが嬉しかった
トトにとって家族が一番欲しい存在だった
(きっと夢だったんだ!母さんも父さんもいないなんてありえない!兄さんが大罪人なんてありえない!これが現実なんだ!)
トトはそう思った
これが現実なのだと
すべては幻だったと
部下「団長・・・」
「ん?どうし・・・!?」
部下に呼ばれ振り向くと
部下「酷いですよ・・・俺・・・命令に従っただけなのに・・・」
部下「命令に従って・・・でも、失敗したからって・・・殺されるのはおかしいですよ・・・」
そこには今まで命令に背いた者、命令を遂行できなかった者、自分に逆らった者・・・
自分の手で処断して来た部下たちが居た
「な、なんで・・・」
部下「俺・・・団長に言われた通りにやったのに・・・なんで殺されなくちゃいけなかったんですか?」
部下「俺は団長に意見しただけで殺された・・・なんでですか?」
部下「任務が失敗したこと・・・反省してたのに・・・殺されるなんて・・・」
「だ、黙れ・・・黙れ!!」
大剣で部下たちを切りつける
しかし煙を切るかのようにすり抜けてしまう
部下「団長もたくさん失敗して来たじゃないですか?じゃあ、団長も死なないとですね!」
部下「ああ。団長もこっちにきましょうよ!」
「い、いやだ・・・俺・・・今・・・幸せなんだ・・・」
家族に会えた
家族と過ごせた
その幸せを噛み締めているのに・・・
部下「団長には幸せは似合いませんよ?漆黒の騎兵団の名に恥じない生き方・・・いえ、死に方をしましょうよ」
そういい部下たちが手を伸ばしトトは捕まった
「離せ!!やめろ!!」
部下「俺が命乞いしたときも無慈悲に首を切り落としたじゃないですか?無慈悲がお好きなんでしょう?」
「わ、悪かった!謝るからやめてくれ!」
部下「僕が泣きながら謝っても団長はやめてくれませんでしたよね?そのままご自慢の大剣で・・・居たかったんですよ?」
部下「その痛み、苦しみ・・・すべて味わってもらいます!!!」
部下たちは真っ黒な影になりトトに絡みつく
「嫌だ!!死にたくない!!」
部下たち「団長は死にませんよ。これからず~~~~~~っと痛みと苦しみを味わってもらいます。死ぬまでね!」
そして・・・
トトは真っ暗な中に放り出された
「うぅ・・・ごめん・・・ごめん・・・復讐のため・・・お前達を手に掛けた事・・・謝っても許されないのはわかってる・・・俺にはなにもしてやれない・・・」
部下たち「だからずっとここでお前は苦しみ続けるんだよ!両親を亡くし、兄さんを失う辛さをな!!」
(そうだ・・・俺は辛かった・・・両親を亡くしただけじゃない。兄さんが敵国に囚われた・・・いや、敵国の皇太子と恋仲になったことが・・・辛かった。兄さんは俺や家族のことはどうでもいいんだと・・・。)
「うぅ・・・」
部下たち「ほら?これがお前の苦しみだ!」
トトの頭に映像が流れる
それは両親を亡くしたときと兄さんが敵国の皇太子と恋仲になったと聞いた時の映像だった
「もう・・・やめて・・・これ以上は見たくない・・・」
蹲り泣く
トトの身体は真っ暗な空間を漂った
部下たち「もっとだ!もっと苦しめ!!苦しみながら死んで行け!!」
「うぅ・・・」
トトは苦しみ泣き続ける
その時・・・
???「過去に負けるな!!」
部下たち「お前は!!ウガァァァァ!!!」
強烈な光が放たれ部下たちは消え去った
「誰・・・?」
???「俺だよ」
「・・・父さん・・・母さん・・・」
目の前には両親が居た
かすかに光輝く両親が
母さん「トッくん・・・」
「俺・・・ずっと考えてた。部下たちに復讐しても苦しみも痛みも消えない。じゃあなんでこんな事してるのかって」
父さん「復讐は新たな復讐しか生まない」
「わかってる!でも・・・俺は何もかも失くしたんだ・・・。父さんも母さんも・・・兄さんだって・・・」
母さん「だからと言ってあなたのやり方は間違っているのよ?」
「わかってるよ!!でも!!俺にはそれしかないんだ!復讐以外になにもないんだよ!」
父さん「お前は間違った生き方をしてきた。もう取返しはつかない。だが、懺悔することはできる」
「懺悔・・・?」
父さん「ああ。お前は償わなければならない。部下の方々にしてきたことを」
「俺に・・・そんな資格・・・」
父さん「資格なんて関係ない。するんだ。そのためにも目を覚ますんだ」
「目を・・・覚ます?」
母さん「あなたはハルト殿下とロッくんと三人でイシュル王を倒すんでしょう?」
「・・・そうだ。そうだった」
やはりあれは夢じゃない
こっちが夢だった
そう気が付くトト
父さん「お前はロトとハルト殿下を信じると決めたんだろう?なら最後まで信じ抜け」
「でも・・・俺・・・どうしたら・・・」
母さん「耳をすませてみて?きっと聞こえるはずよ」
トトは耳をすませた
かすかに声が聞こえる
???「・ト!!来・!!」
「聞こえる・・・この声は・・・兄さん?」
兄さん「トト・・・来い!!」
「兄さんの声が聞こえる!」
父さん「それだけじゃないだろう?」
???「起きて・・・トト!!」
「これは・・・ハルト殿下?」
母さん「二人はあなたを信じて呼んでいるのよ?それに答えないとダメよ?」
「・・・そうだよね。俺も二人を信じるって決めたんだからね」
父さん「ああ。行ってこい!」
「うん!」
トトは手を伸ばした
「兄さん!ハルト殿下!!俺はここだ!」
手を伸ばした先から光が下りてくる
その中にはロトとハルトがいた
トトはその光の中へと飛び込んだ
そして・・・
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