サバイバルの恋

ジャム

文字の大きさ
上 下
22 / 45
本編

成長

しおりを挟む
あれから一週間・・・
ツリーハウスも順調

「随分と進みましたね!」

犬井「そうだね~一階にあたる部分は作業場にするつもりなんだよ。二階から上を住居って感じかなw」

「かなり大きなツリーハウスになりそうですね!」

犬井「これだけ大きい木だからねw大きいほうがいいでしょうwさて・・・休憩終わりっと・・・近づいたらダメだよ?危ないからね?」

そういうと犬井さんは作業に向かった

「僕・・・子供扱いされてる気がする・・・」

そう言いながら僕は飼育小屋に向かった

「ワイバーン。お外でる?」

ワイバーン『出る~』

そして放牧をする
まだ一週間しかたってないのに随分大きくなった
このままでは小屋に入れなくなる・・・

「・・・何か考えないと・・・」

新しい小屋を作ってもらう?
でも、今はツリーハウスで忙しいし・・・
その時、端末がなった

「まただ・・・」

端末には生存者が死んだと出ていた
最近はならなかったのに、一昨日あたりからちょくちょく鳴るようになった

「・・・」

ワイバーン『大丈夫?』

「大丈夫だよ・・・死ぬのって怖いなって・・・」

ワイバーン『僕が主を守るよ!』

「頼もしいねw期待してるよw」

そういい僕はワイバーンの頭を撫でる
ワイバーンが大きくなってから言葉がわかるようになった
みんなには「キュルルル」とか「ガウッ!」としか聞こえないらしい

「なんで君の言葉がわかるのかな?」

ワイバーン『わからない。でも、話せるからそれで僕はいい』

それもそうだけどね
そしてワイバーンは羽ばたいている

「飛ぶ練習?」

ワイバーン『早く主と飛びたい!』

「嬉しいけど、無理はしないでね?」

そういうと僕は焚火のところに向かった
焚火のところには豹方さんと猫里さんがいた

豹方「一ノ瀬!ワイバーンはどう?」

「もう飛ぶ練習してますよw僕と飛びたいらしいですよw」

猫里「可愛いねw」

豹方「でも、なんで言葉がわかるんだろうね・・・」

「たぶん、ワイバーンが特別なんだと思います。親のワイバーンとも話せましたし」

猫里「意思疎通ができるのはいいことだけどね」

「まぁそうなんですが」

豹方「初めて一ノ瀬から聞いたときは驚いたよw『ワイバーンがしゃべってる!』だもんねw」

「あの時は僕も驚いて・・・なにがどうなってるのか・・・みんなも聞こえるのかと思いましたし・・・」

猫里「でも、ワイバーンの成長って早いねwまだ一週間しかたってないのに・・・」

「はい・・・このままだと小屋に入れておくことができなくなります」

豹方「犬井さんに新しい小屋を作ってもらったら?」

「今はツリーハウス作りで忙しいですし、あの子がどのくらい大きくなるかわからないので・・・」

三人で考えていた

豹方「ひと段落したら相談してみよう?」

「そうですね。そうします」

そしてお昼
みんなでご飯を食べていた

豹方「お肉ばっかりで飽きる~」

猫里「仕方ないよ・・・あるだけいいと思わないと」

獅子丸「でも、確かに違う食事もしたいよな・・・」

豹方「もう少ししたら野菜が収穫できるんだけど・・・それでもほかのやつ・・・せめて主食がほしいよね~」

「パンとかですか?」

犬井「そうですね・・・パンがあるだけでもかなり変わってきますね・・・」

豹方「小麦・・・か~。ここら辺じゃ種は手に入らないかな・・・」

熊井「どこなら手に入るんだ?」

豹方「・・・中央ならもしかしたら・・・」

獅子丸「中央か・・・」

中央は獰猛な肉食恐竜がいると思われる場所だ

「「「・・・」」」

みんなが黙ってしまった

熊井「ひとまず生きて行くにはこれで行けるんだ。装備とか整ったら向かってみよう」

獅子丸「そうだな・・・それしかないか」

そういう話でまとまった
しばらくは豹方さんの嘆きを聞くことになりそうだ・・・
僕は飼育小屋に向かった
小屋ではワイバーンが飛ぶ練習をしていた

「飛べそう?」

ワイバーン『もう少し・・・』

感覚の問題なのかな?
僕にはわからないけど、人が歩く練習をするのと同じなんだろうな

「無理しないようにね」

そういい僕はドードーたちの世話を始めた
ドードーたちも成長していてそろそろ繁殖もできそうだ

「よしよし。いい子だね」

ドードーたちを放牧しながらワイバーンの様子を見ていたがなかなか難しいらしい

「・・・少し休憩したら?」

ワイバーン『あと少しで飛べそうなの・・・』

そういい練習をやめないワイバーン
まぁ、元気なのはいいことだけどね
そして夜・・・
みんなで夕飯を食べていた

犬井「明日、一階部分が作り終わります。なので明後日から二階部分を作ります!」

獅子丸「やっと一階が完成か・・・そしたら俺は溶鉱炉とか作り始めようかな」

豹方「溶鉱炉?」

獅子丸「鉄鉱石を溶かして鉄を取り出すための設備だよwそのために石が大量に必要だけど・・・」

熊井「じゃあ、明日は俺と犬井で作業か?」

犬井「そうですね。二人でもなんとかなりますよ!」

そして食べ終え

「ん・・・」

熊井「う・・・」

毎晩毎晩身体を重ねているけど・・・

「熊井さん?」

熊井「どうした?」

「疲れてるのに、無理してやってませんか?」

熊井「?そんなことないぞ?やりたいからやってるだけだけど・・・どうしたんだ?」

「毎日犬井さんのお手伝いをして疲れてるのに毎晩やってるから・・・無理してないのかなって・・・」

熊井「ハハハw無理してないぞw遥斗こそ・・・無理してないか?」

「僕ですか?」

熊井「俺、性欲強いからな・・・遥斗に無理させてるんじゃないかって思う時あるんだ」

「僕も無理してないですよ?中に注がれるの・・・嬉しいですし・・・」

熊井「そうか!ならもう一回いいよな?」

そういうと腰を動かしてきた
発情期が来たらどうなるんだろう・・・
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話

深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?

敵国軍人に惚れられたんだけど、女装がばれたらやばい。

水瀬かずか
BL
ルカは、革命軍を支援していた父親が軍に捕まったせいで、軍から逃亡・潜伏中だった。 どうやって潜伏するかって? 女装である。 そしたら女装が美人過ぎて、イケオジの大佐にめちゃくちゃ口説かれるはめになった。 これってさぁ……、女装がバレたら、ヤバくない……? ムーンライトノベルズさまにて公開中の物の加筆修正版(ただし性行為抜き)です。 表紙にR18表記がされていますが、作品はR15です。 illustration 吉杜玖美さま

俺をハーレムに組み込むな!!!!〜モテモテハーレムの勇者様が平凡ゴリラの俺に惚れているとか冗談だろ?〜

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」
BL
無自覚モテモテ勇者×平凡地味顔ゴリラ系男子の、コメディー要素強めなラブコメBLのつもり。 勇者ユウリと共に旅する仲間の一人である青年、アレクには悩みがあった。それは自分を除くパーティーメンバーが勇者にベタ惚れかつ、鈍感な勇者がさっぱりそれに気づいていないことだ。イケメン勇者が女の子にチヤホヤされているさまは、相手がイケメンすぎて嫉妬の対象でこそないものの、モテない男子にとっては目に毒なのである。 しかしある日、アレクはユウリに二人きりで呼び出され、告白されてしまい……!? たまには健全な全年齢向けBLを書いてみたくてできた話です。一応、付き合い出す前の両片思いカップルコメディー仕立て……のつもり。他の仲間たちが勇者に言い寄る描写があります。

友達が僕の股間を枕にしてくるので困る

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
僕の股間枕、キンタマクラ。なんか人をダメにする枕で気持ちいいらしい。

平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。

しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。 基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。 一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。 それでも宜しければどうぞ。

開発されに通院中

浅上秀
BL
医者×サラリーマン 体の不調を訴えて病院を訪れたサラリーマンの近藤猛。 そこで医者の真壁健太に患部を触られ感じてしまう。 さらなる快楽を求めて通院する近藤は日に日に真壁に調教されていく…。 開発し開発される二人の変化する関係の行く末はいかに? 本編完結 番外編あり … 連載 BL なお作者には専門知識等はございません。全てフィクションです。 ※入院編に関して。 大腸検査は消化器科ですがフィクション上のご都合主義ということで大目に見ながらご覧ください。 …………

勇者の股間触ったらエライことになった

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。 町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。 オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。

その男、有能につき……

大和撫子
BL
 俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか? 「君、どうかしたのかい?」  その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。  黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。  彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。  だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。  大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?  更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!

処理中です...