山神様に捧げられました

ジャム

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本編

完治までは・・・

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次の日・・・?
僕は目を覚ました

「ここは・・・いっ!」

山神「ダメだぞ!動いたら!」

「山神様・・・」

山神「傷が治ってないんだ。動かず安静に・・・な?」

「はい・・・」

僕は・・・助かった
山神様が助けてくれた
本当に・・・助けてくれた・・・

「ありがとうございます」

山神「いいんだ!俺はお前を助けると約束したからな!」

そういい傷口を舐めてきた

「いっ!」

山神「痛いだろうが我慢しろ。菌が入って病気になったら大変だからな?」

「は、い・・・」

僕は痛みに耐えていた

山神「・・・すまない」

「なんで・・・謝るんですか?」

山神「俺があんなところに連れて行かなければよかった・・・」

「そんなこと・・・」

山神「俺は浮かれて注意力が欠けていた・・・」

「・・・」

山神「これからはもっと気を付けるようにする」

「・・・僕は・・・楽しかったです」

山神「どんなに楽しくても危険なことになるのなら・・・」

「僕は・・・それでも、山神様といろんなところに行きたいです」

山神「・・・」

「僕は・・・もっと山神様と過ごしたいです!」

そういい痛い身体を無理に動かし山神様に抱き着いた

山神「!?」

「危険かもと身構えていたら楽しいことも楽しめません。確かにある程度の危機回避は必要だと思います。でも、楽しいことはしたいです。もっと山神様と一緒に楽しい事をしたいです!」

山神「ハルト・・・そうだよな・・・」

そういい抱きしめてくる

山神「これからもいろんなところに行こう!」

「はい!!っ!」

僕はそのまま倒れる
それを山神様が支えてくれた

山神「まずは傷を治そうな!」

「はい・・・」

山神「・・・何百年も生きてきて、ここで新しく教えられることがあるとはな・・・」

そういうと僕の頬を撫でてくる

「???」

山神「ホントにお前が嫁として来てくれてよかったってことだよw」

「そうですかw僕も嫁に来れてよかったです!」

山神「そうか!」

そういい

「んっ!?」

キスをされた

山神「初めての・・・キスだw」

「ぼ、僕もです・・・」

山神「そうかwそれはよかったw」

「フフフw」

山神「さて、お腹は空いたか?」

「はい!ペコペコです!」

山神「じゃあ、魚でも取ってきてやるよ!今度は焦がさないからな!」

そういうと山神様は出かけて行った

「・・・」

僕はベッドに横になって天井を見ていた

「・・・」

山神様に会えなくなる
そう思ったとき、今までに感じたことのない怖さを感じた
僕はうずくまった
死ぬことは怖い
でも・・・山神様と離れるのはもっと怖いと思った

「一緒に居られてよかった・・・」

僕は安心して涙を流した
その時山神様が帰ってきた

山神「ただいま~大きいのが取れ・・・どうした!?痛いのか!?」

「違います・・・」

山神「じゃあ、どうしたんだ?」

「一緒に居られてよかったって・・・」

山神「・・・」

「今まで死ぬこと以上に怖いことはないと思ってました・・・でも・・・山神様と離れること・・・山神様に会えなくなること・・・自分が死ぬ以上に怖かったです・・・」

山神「そうか・・・実は・・・俺も、お前と離れるのが怖いと感じた・・・」

「そうなんですか・・・?」

そういえば・・・泣いて・・・いたような気がする・・・

山神「俺にとって、お前はもう傍にいないと落ち着かない存在なんだ」

「・・・」

山神「だから、傍にいてくれ。頼む・・・」

「はい!もちろん一緒にいます!」

山神「そうか!それが聞けて安心した!」

そして魚を焼いてくれた

山神「おいしく焼けたぞ!」

そういうと魚を渡してきた
それを一口食べた

「!おいしい!」

山神「ホントだ!」

「え、味見してないんですか?」

山神「ん?必要なのか?」

「しないと・・・なんでもないですw」

山神「???」

僕の愛した神様はどこか抜けているようですw
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