11 / 30
本編
紡がれてきた歴史
しおりを挟む
あれは・・・そう200年と少し前のことだね・・・
まだ学園ができたばかりのころだったかな・・・この土地に大震災が訪れた。
それは避けようがなかったしいつかは起こることだった・・・周りからは悲痛の叫びが聞こえていた。
人々は自分が生き残るために他人を犠牲にしていた。
それは・・・とても悲しい光景だった・・・これを見た初代学園長は『みんなが苦しみ、いがみ合い、争い合うのは震災だけが原因じゃない・・・』そう思ったんだ。
そしてこの土地・・・学園や生徒、人々を守りたかった。
でも、その方法は限られていた・・・犠牲無くして救うことは不可能・・・そう考えた初代学園長は学園の地下・・・今は『礎の間』になってるここにきて祈りをささげた。
『震災を退け学園が・・・生徒や人々が楽しく勉学に励み世界に飛び立つための未来を・・・』と・・・
その祈りは何日も続いた・・・そして、祈りが神に届いた時、『己の命と引き換えにこの地を守るか?』という神からの問いに初代学園長は迷うことなく返事をした。
覚悟を聞き届けた神は初代学園長の胸から光輝くクリスタルを作り出した。
それが『礎』・・・どんな脅威からも退くことのできる神秘の力・・・それを手にした初代学園長は土地を浄化し人々の心からも怒りや悲しみを浄化した・・・
結果、初代学園長は亡くなり・・・礎はこの『礎の間』で代々学園長を継ぐ者が守り導くことになった・・・
「・・・これが今まで紡がれてきた学園の歴史・・・みんなが知っていなくちゃいけない歴史・・・」
宇佐野「・・・うぅ・・・」
宇佐野は涙を流していた
「なんで泣くのw」
宇佐野「だって・・・そんなことがあったのに・・・僕はそれを知らずに・・・学園に通ってたなんて・・・」
「・・・フフw」
僕は宇佐野の頭を撫でた
「優しいね・・・でも、この話は嘘かもしれないよ?」
宇佐野「絶対本当の話だよ・・・」
「なんでそう思うの?」
宇佐野「伏見が話してる間、ずっと悲しそうな顔をしてた・・・嘘で話してるようには思えなかった・・・」
「そっか~w」
宇佐野「そんな歴史を・・・なんで生徒である僕達が・・・知らないの・・・?」
「・・・最初は仮説でしかなかったけど、ここに来て確信にかわった」
宇佐野「え?」
「この件は学園長が関わってるだろうね・・・」
宇佐野「じゃあ・・・どうしようもない・・・」
「う~ん・・・何とでもなるけど・・・礎の場所がわからないと・・・僕も動きづらいんだよね・・・」
宇佐野「伏見って礎となにか関係があるの?」
「近からず遠からず・・・かなw」
宇佐野「・・・曖昧だね」
「今は・・・僕のじゃないからね・・・」
宇佐野「え?」
「気にしないでw」
宇佐野「???」
「でも、君は信じてくれた。それだけでも僕は嬉しいよ!」
そういい僕は宇佐野を抱き締めた
宇佐野「ふ、伏見!?」
「君は・・・これからもずっとその優しさを大事にね?」
耳元でそう囁いた
宇佐野「え?」
「その優しさがきっと世界を大きく変える力になる。それはどのようになるかはわからない。でも、きっと・・・世界を変えることができる・・・」
抱き締める力を強くした
宇佐野も抱きしめて来てくれた
宇佐野「僕にそんな力は・・・」
「もう少し自分を信じなよ~w自信過剰は問題だけどなさすぎるのも問題だよ?w」
そういい離れた
宇佐野「でも・・・」
「でも、はなし!」
宇佐野「・・・」
「未来は自分で決めないとねw初代学園長みたいにさw」
宇佐野「・・・そう・・・だよね・・・」
「うん!僕は宇佐野の未来が楽しみだよw」
宇佐野「自分の未来は?」
「う~ん・・・まぁそのうち?w」
宇佐野「他人の心配より自分の心配した方がいいんじゃない?w」
「あ、生意気だな~w」
と宇佐野の頬を引っ張る
宇佐野「いたた・・・痛いよ・・・」
「アハハw」
宇佐野「・・・でも、なんで君はそんなに詳しく知ってるの?」
「さっきも言ったじゃん?知っていなくちゃいけない歴史ってさw」
宇佐野「そうだけど・・・なんかもっと色々知ってそうな感じなんだけど・・・」
「物知りではあると思うよ?」
宇佐野「ほかに知ってること教えて欲しい・・・」
「例えば?」
宇佐野「君のこととか・・・」
「なんで?」
宇佐野「知りたい・・・」
「知ってどうするの?」
宇佐野「どうするって・・・友達だから・・・知りたい・・・」
「ふ~ん?まぁそのうちねw」
宇佐野「・・・」
「時が来たら教えるっていったじゃん?w」
宇佐野「本当に教えてくれるの?」
「うん!時が来たらねw」
宇佐野「・・・わかった・・・それまで待ってるよ」
「ごめんねwでも、必ず話すからさ!」
宇佐野「うん・・・」
「そろそろお昼休み終わっちゃうよ?」
宇佐野は腕時計を確認する
宇佐野「あ、本当だ・・・」
そういうと宇佐野は出入口に向かった
宇佐野「行かないの?」
「僕はここで『後片付け』をしてから行くよw」
宇佐野「???わかった」
「あ!さっきの話と、ここの事はみんなには秘密にしてね?」
宇佐野「わかった・・・そもそも友達は君以外いないよ」
「あ、そうだったねwじゃあ、安心だw」
宇佐野「そんなことで安心されるときがくるとは思わなかったよ」
そして宇佐野は地下を出て行った
「・・・さて・・・『後片付け』をしようか?・・・ね?ネズミさん?」
???「なんだwバレてたのかw」
「いつ出てくるのかって思ってたよw」
そこにはいかにも『殺し屋です』って感じの恰好のネズミ獣人がいた
ネズミ「あいつを殺すことは俺の命令にはないからなw」
「命令・・・もしかして亀?それとも学園長?」
ネズミ「それは今から死ぬ奴に話す必要はないなw」
「ふーん?wなんとなくわかったよw」
ネズミ「・・・話しに聞いていた通り・・・目ざわりなガキだな・・・」
「それはどうもw」
ネズミ「でも、もうお前は地上へは出られないwあいつにも会えないw」
「ふ~ん?自信満々だね~」
ネズミ「今まで何人を殺してきたと思ってるんだ?」
「へ~やっぱり殺し屋なんだ・・・物騒な人を学園に入れるなんて・・・」
ネズミ「へっ!その減らず口をすぐに黙らせてやるよ!」
そういうとナイフを取り出し僕に猛スピードで接近してきた
そして
ネズミ「いただき!」
ザシュッ!・・・ゴロン・・・
ネズミ「まずは左腕・・・」
まだ学園ができたばかりのころだったかな・・・この土地に大震災が訪れた。
それは避けようがなかったしいつかは起こることだった・・・周りからは悲痛の叫びが聞こえていた。
人々は自分が生き残るために他人を犠牲にしていた。
それは・・・とても悲しい光景だった・・・これを見た初代学園長は『みんなが苦しみ、いがみ合い、争い合うのは震災だけが原因じゃない・・・』そう思ったんだ。
そしてこの土地・・・学園や生徒、人々を守りたかった。
でも、その方法は限られていた・・・犠牲無くして救うことは不可能・・・そう考えた初代学園長は学園の地下・・・今は『礎の間』になってるここにきて祈りをささげた。
『震災を退け学園が・・・生徒や人々が楽しく勉学に励み世界に飛び立つための未来を・・・』と・・・
その祈りは何日も続いた・・・そして、祈りが神に届いた時、『己の命と引き換えにこの地を守るか?』という神からの問いに初代学園長は迷うことなく返事をした。
覚悟を聞き届けた神は初代学園長の胸から光輝くクリスタルを作り出した。
それが『礎』・・・どんな脅威からも退くことのできる神秘の力・・・それを手にした初代学園長は土地を浄化し人々の心からも怒りや悲しみを浄化した・・・
結果、初代学園長は亡くなり・・・礎はこの『礎の間』で代々学園長を継ぐ者が守り導くことになった・・・
「・・・これが今まで紡がれてきた学園の歴史・・・みんなが知っていなくちゃいけない歴史・・・」
宇佐野「・・・うぅ・・・」
宇佐野は涙を流していた
「なんで泣くのw」
宇佐野「だって・・・そんなことがあったのに・・・僕はそれを知らずに・・・学園に通ってたなんて・・・」
「・・・フフw」
僕は宇佐野の頭を撫でた
「優しいね・・・でも、この話は嘘かもしれないよ?」
宇佐野「絶対本当の話だよ・・・」
「なんでそう思うの?」
宇佐野「伏見が話してる間、ずっと悲しそうな顔をしてた・・・嘘で話してるようには思えなかった・・・」
「そっか~w」
宇佐野「そんな歴史を・・・なんで生徒である僕達が・・・知らないの・・・?」
「・・・最初は仮説でしかなかったけど、ここに来て確信にかわった」
宇佐野「え?」
「この件は学園長が関わってるだろうね・・・」
宇佐野「じゃあ・・・どうしようもない・・・」
「う~ん・・・何とでもなるけど・・・礎の場所がわからないと・・・僕も動きづらいんだよね・・・」
宇佐野「伏見って礎となにか関係があるの?」
「近からず遠からず・・・かなw」
宇佐野「・・・曖昧だね」
「今は・・・僕のじゃないからね・・・」
宇佐野「え?」
「気にしないでw」
宇佐野「???」
「でも、君は信じてくれた。それだけでも僕は嬉しいよ!」
そういい僕は宇佐野を抱き締めた
宇佐野「ふ、伏見!?」
「君は・・・これからもずっとその優しさを大事にね?」
耳元でそう囁いた
宇佐野「え?」
「その優しさがきっと世界を大きく変える力になる。それはどのようになるかはわからない。でも、きっと・・・世界を変えることができる・・・」
抱き締める力を強くした
宇佐野も抱きしめて来てくれた
宇佐野「僕にそんな力は・・・」
「もう少し自分を信じなよ~w自信過剰は問題だけどなさすぎるのも問題だよ?w」
そういい離れた
宇佐野「でも・・・」
「でも、はなし!」
宇佐野「・・・」
「未来は自分で決めないとねw初代学園長みたいにさw」
宇佐野「・・・そう・・・だよね・・・」
「うん!僕は宇佐野の未来が楽しみだよw」
宇佐野「自分の未来は?」
「う~ん・・・まぁそのうち?w」
宇佐野「他人の心配より自分の心配した方がいいんじゃない?w」
「あ、生意気だな~w」
と宇佐野の頬を引っ張る
宇佐野「いたた・・・痛いよ・・・」
「アハハw」
宇佐野「・・・でも、なんで君はそんなに詳しく知ってるの?」
「さっきも言ったじゃん?知っていなくちゃいけない歴史ってさw」
宇佐野「そうだけど・・・なんかもっと色々知ってそうな感じなんだけど・・・」
「物知りではあると思うよ?」
宇佐野「ほかに知ってること教えて欲しい・・・」
「例えば?」
宇佐野「君のこととか・・・」
「なんで?」
宇佐野「知りたい・・・」
「知ってどうするの?」
宇佐野「どうするって・・・友達だから・・・知りたい・・・」
「ふ~ん?まぁそのうちねw」
宇佐野「・・・」
「時が来たら教えるっていったじゃん?w」
宇佐野「本当に教えてくれるの?」
「うん!時が来たらねw」
宇佐野「・・・わかった・・・それまで待ってるよ」
「ごめんねwでも、必ず話すからさ!」
宇佐野「うん・・・」
「そろそろお昼休み終わっちゃうよ?」
宇佐野は腕時計を確認する
宇佐野「あ、本当だ・・・」
そういうと宇佐野は出入口に向かった
宇佐野「行かないの?」
「僕はここで『後片付け』をしてから行くよw」
宇佐野「???わかった」
「あ!さっきの話と、ここの事はみんなには秘密にしてね?」
宇佐野「わかった・・・そもそも友達は君以外いないよ」
「あ、そうだったねwじゃあ、安心だw」
宇佐野「そんなことで安心されるときがくるとは思わなかったよ」
そして宇佐野は地下を出て行った
「・・・さて・・・『後片付け』をしようか?・・・ね?ネズミさん?」
???「なんだwバレてたのかw」
「いつ出てくるのかって思ってたよw」
そこにはいかにも『殺し屋です』って感じの恰好のネズミ獣人がいた
ネズミ「あいつを殺すことは俺の命令にはないからなw」
「命令・・・もしかして亀?それとも学園長?」
ネズミ「それは今から死ぬ奴に話す必要はないなw」
「ふーん?wなんとなくわかったよw」
ネズミ「・・・話しに聞いていた通り・・・目ざわりなガキだな・・・」
「それはどうもw」
ネズミ「でも、もうお前は地上へは出られないwあいつにも会えないw」
「ふ~ん?自信満々だね~」
ネズミ「今まで何人を殺してきたと思ってるんだ?」
「へ~やっぱり殺し屋なんだ・・・物騒な人を学園に入れるなんて・・・」
ネズミ「へっ!その減らず口をすぐに黙らせてやるよ!」
そういうとナイフを取り出し僕に猛スピードで接近してきた
そして
ネズミ「いただき!」
ザシュッ!・・・ゴロン・・・
ネズミ「まずは左腕・・・」
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
年上の恋人は優しい上司
木野葉ゆる
BL
小さな賃貸専門の不動産屋さんに勤める俺の恋人は、年上で優しい上司。
仕事のこととか、日常のこととか、デートのこととか、日記代わりに綴るSS連作。
基本は受け視点(一人称)です。
一日一花BL企画 参加作品も含まれています。
表紙は松下リサ様(@risa_m1012)に描いて頂きました!!ありがとうございます!!!!
完結済みにいたしました。
6月13日、同人誌を発売しました。
うちの鬼上司が僕だけに甘い理由(わけ)
みづき
BL
匠が勤める建築デザイン事務所には、洗練された見た目と完璧な仕事で社員誰もが憧れる一流デザイナーの克彦がいる。しかしとにかく仕事に厳しい姿に、陰で『鬼上司』と呼ばれていた。
そんな克彦が家に帰ると甘く変わることを知っているのは、同棲している恋人の匠だけだった。
けれどこの関係の始まりはお互いに惹かれ合って始めたものではない。
始めは甘やかされることが嬉しかったが、次第に自分の気持ちも克彦の気持ちも分からなくなり、この関係に不安を感じるようになる匠だが――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる