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本編
抗え
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「う~~~ん!潮風が気持ちいいな~」
僕は海の見える高台に来ていた
「あそこが僕の通う学園か・・・」
僕の目線の先には大きな学園があった
青海学園・・・
生徒も先生も優秀で素晴らしい学園
大学合格率は100%
入ったら将来は約束されたようなもの・・・
「・・・フッwそんな学園があるわけないじゃんw」
僕はそんな学園に明日から転入するのだ
「蛇が出るか・・・鬼が出るか・・・楽しみだな~w・・・ん?」
僕は声が聞こえ下をみた
そこには青海学園の制服を着た生徒たちが一人の同じ制服を着た生徒を取り囲んでいる
「ふ~~ん・・・青海学園の生徒さんたちだ・・・何してるんだろう・・・」
僕は高台から生徒たちの様子を見ていた
狼「いいから早く出せよ!」
兎「・・・はい・・・」
そういうと兎獣人はお財布をだした
そして中身を全部狼獣人に渡していた
「な~んだwカツアゲかw・・・なんで渡すのかね・・・」
僕は持っていたダーツを下に向かってばら撒いた
ダーツは兎獣人を囲むように地面に刺さった
狼「!?」
兎「!?」
「お邪魔しま~す!」
と僕は高台から飛び降り兎獣人の前に下りた
・・・兎獣人視点・・・
僕は・・・不幸だ・・・
先輩「いいから早く出せよ!」
今日も先輩にカツアゲされている
逆らうと殴られる・・・だから従うしかない
「・・・はい・・・」
僕はお財布を出しお金を全部渡した
これでいい・・・
お金さえ与えれば被害は最小限で済む・・・
その時
スタタタタ!
周りに何かが降ってきた
先輩「!?」
「!?」
これは・・・ダーツ?
???「お邪魔しま~す!」
と、ものすごい高さから人が飛び降りてきた
飛び降りてきた人は・・・人間だった
人間「そんなことしてると学園の評価下がっちゃうよ~w」
狼「な、なんだテメェ!」
人間「まぁ、内情なんてこんなものか・・・やっぱり楽しみだな~w」
狼「何者なんだって聞いてんだよ!」
人間「え?そんなこと言ってなかったじゃん?」
狼「はぁ?お前・・・おかしいんじゃねぇの?」
人間「そうかもねwでも・・・君たちみたいに腐ってはいないよ?w」
狼「・・・ちっ!行くぞ!こんな奴に関わるとロクなことは・・・!?」
その時先輩の頬をダーツが飛んで行って壁に刺さった
人間「帰るならお金置いて行ってね?君たちのじゃないでしょう?」
狼「はぁ?テメェに関係あん!?」
人間は凄いスピードで先輩に接近しダーツを首元に構えた
人間「関係はないけど・・・それは君のじゃないよね?」
狼「っ!」
人間「僕、おかしいからさwこのまま首に・・・ザシュッ!っとやっちゃうかもよ?w」
狼「わ、わかったよ・・・」
そういうとお金を地面に投げ捨てて逃げるように帰って行った
人間「最初から大人しくそうすればいいのに・・・」
といいながらお金を拾い僕に渡してきた
人間「君もさ~そう簡単に渡すもんじゃないよ?」
「・・・渡せば被害は最小限にできるので・・・」
人間「ふ~ん・・・君はそれでいいんだ?」
「嫌ですけど・・・慣れてますから・・・」
人間「・・・じゃあ、僕があいつらを黙らせてあげようか?w」
「え?」
人間「だ・か・ら!僕があいつらを倒してあげるよ!そうしたらもう怖くないでしょう?」
この人があいつらを?
そしたらもうカツアゲに合わなくて済む?
でも・・・
「あなたになんのメリットがあるんですか?」
人間「アハハwもちろんただじゃないよ?」
そういうと僕のあそこを触ってきた
「!?」
人間「僕の相手をしてよ・・・」
そう耳元で囁いた
「は!?」
人間「欲求不満だしwいいじゃん?減るもんじゃないし?」
そういうと僕の首を舐めてきた
「え!?ちょっと!?」
人間「君が僕を満足させてくれればもう怖い奴らにカツアゲされないよ?」
僕が相手をすれば・・・
この人を満足させれば・・・
人間「どうせ諦めてるんでしょう?我慢も慣れてるんでしょう?なら、いいよね?」
そういうと服を脱ぎ始めた人間
そうか・・・この人にとって僕はその程度の存在なんだ・・・
互いの利益のためだけの行為・・・
そう思うと心の奥底から怒りが湧いて来た
バチン!
「僕に触るな」
人間「・・・」
「あんたに助けてもらうくらいなら死んだ方がマシだ!」
人間「ふ~ん・・・そう思うなら死ぬ気で抗えばいいじゃん。何もかも諦めた顔してさ~。いつか誰かが助けてくれるとでも思ってるの?」
「っ!」
人間「そんなにこの世界は甘くないんだよ。自分でなんとかしなくちゃいけない時もあるんだよ」
そういうと服装を整えてダーツを集め僕に背を向けた
人間「逃げないで抗いなよ?」
そう言うと暗闇に消えて行った
「・・・」
僕は・・・
・・・陽斗視点・・・
「・・・ちょっとお節介だったかな~?」
僕は夜道を歩きながら呟いた
諦めたような顔をしていたが、まだ諦めきれていない
あの兎獣人の中にはまだ抗う力がある
僕はなんとなくそう感じた
「・・・本人次第ではあるけど、諦めるにはまだ早いんだよね~」
兎『あんたに助けてもらうくらいなら死んだ方がマシだ!』
「・・・そう思うなら死ぬ気で頑張ってみなよ・・・兎さん?」
僕は自分の手を見た
「・・・ちょっと大きかったなw」
獣人のを久しぶりに触ったけど・・・
「どんな感じなんだろうw」
見てみたいという気持ちと関わりたくないという気持ちが交差する
「・・・ただの好奇心・・・かな?」
なんて考えながら高台に登った・・・
僕は海の見える高台に来ていた
「あそこが僕の通う学園か・・・」
僕の目線の先には大きな学園があった
青海学園・・・
生徒も先生も優秀で素晴らしい学園
大学合格率は100%
入ったら将来は約束されたようなもの・・・
「・・・フッwそんな学園があるわけないじゃんw」
僕はそんな学園に明日から転入するのだ
「蛇が出るか・・・鬼が出るか・・・楽しみだな~w・・・ん?」
僕は声が聞こえ下をみた
そこには青海学園の制服を着た生徒たちが一人の同じ制服を着た生徒を取り囲んでいる
「ふ~~ん・・・青海学園の生徒さんたちだ・・・何してるんだろう・・・」
僕は高台から生徒たちの様子を見ていた
狼「いいから早く出せよ!」
兎「・・・はい・・・」
そういうと兎獣人はお財布をだした
そして中身を全部狼獣人に渡していた
「な~んだwカツアゲかw・・・なんで渡すのかね・・・」
僕は持っていたダーツを下に向かってばら撒いた
ダーツは兎獣人を囲むように地面に刺さった
狼「!?」
兎「!?」
「お邪魔しま~す!」
と僕は高台から飛び降り兎獣人の前に下りた
・・・兎獣人視点・・・
僕は・・・不幸だ・・・
先輩「いいから早く出せよ!」
今日も先輩にカツアゲされている
逆らうと殴られる・・・だから従うしかない
「・・・はい・・・」
僕はお財布を出しお金を全部渡した
これでいい・・・
お金さえ与えれば被害は最小限で済む・・・
その時
スタタタタ!
周りに何かが降ってきた
先輩「!?」
「!?」
これは・・・ダーツ?
???「お邪魔しま~す!」
と、ものすごい高さから人が飛び降りてきた
飛び降りてきた人は・・・人間だった
人間「そんなことしてると学園の評価下がっちゃうよ~w」
狼「な、なんだテメェ!」
人間「まぁ、内情なんてこんなものか・・・やっぱり楽しみだな~w」
狼「何者なんだって聞いてんだよ!」
人間「え?そんなこと言ってなかったじゃん?」
狼「はぁ?お前・・・おかしいんじゃねぇの?」
人間「そうかもねwでも・・・君たちみたいに腐ってはいないよ?w」
狼「・・・ちっ!行くぞ!こんな奴に関わるとロクなことは・・・!?」
その時先輩の頬をダーツが飛んで行って壁に刺さった
人間「帰るならお金置いて行ってね?君たちのじゃないでしょう?」
狼「はぁ?テメェに関係あん!?」
人間は凄いスピードで先輩に接近しダーツを首元に構えた
人間「関係はないけど・・・それは君のじゃないよね?」
狼「っ!」
人間「僕、おかしいからさwこのまま首に・・・ザシュッ!っとやっちゃうかもよ?w」
狼「わ、わかったよ・・・」
そういうとお金を地面に投げ捨てて逃げるように帰って行った
人間「最初から大人しくそうすればいいのに・・・」
といいながらお金を拾い僕に渡してきた
人間「君もさ~そう簡単に渡すもんじゃないよ?」
「・・・渡せば被害は最小限にできるので・・・」
人間「ふ~ん・・・君はそれでいいんだ?」
「嫌ですけど・・・慣れてますから・・・」
人間「・・・じゃあ、僕があいつらを黙らせてあげようか?w」
「え?」
人間「だ・か・ら!僕があいつらを倒してあげるよ!そうしたらもう怖くないでしょう?」
この人があいつらを?
そしたらもうカツアゲに合わなくて済む?
でも・・・
「あなたになんのメリットがあるんですか?」
人間「アハハwもちろんただじゃないよ?」
そういうと僕のあそこを触ってきた
「!?」
人間「僕の相手をしてよ・・・」
そう耳元で囁いた
「は!?」
人間「欲求不満だしwいいじゃん?減るもんじゃないし?」
そういうと僕の首を舐めてきた
「え!?ちょっと!?」
人間「君が僕を満足させてくれればもう怖い奴らにカツアゲされないよ?」
僕が相手をすれば・・・
この人を満足させれば・・・
人間「どうせ諦めてるんでしょう?我慢も慣れてるんでしょう?なら、いいよね?」
そういうと服を脱ぎ始めた人間
そうか・・・この人にとって僕はその程度の存在なんだ・・・
互いの利益のためだけの行為・・・
そう思うと心の奥底から怒りが湧いて来た
バチン!
「僕に触るな」
人間「・・・」
「あんたに助けてもらうくらいなら死んだ方がマシだ!」
人間「ふ~ん・・・そう思うなら死ぬ気で抗えばいいじゃん。何もかも諦めた顔してさ~。いつか誰かが助けてくれるとでも思ってるの?」
「っ!」
人間「そんなにこの世界は甘くないんだよ。自分でなんとかしなくちゃいけない時もあるんだよ」
そういうと服装を整えてダーツを集め僕に背を向けた
人間「逃げないで抗いなよ?」
そう言うと暗闇に消えて行った
「・・・」
僕は・・・
・・・陽斗視点・・・
「・・・ちょっとお節介だったかな~?」
僕は夜道を歩きながら呟いた
諦めたような顔をしていたが、まだ諦めきれていない
あの兎獣人の中にはまだ抗う力がある
僕はなんとなくそう感じた
「・・・本人次第ではあるけど、諦めるにはまだ早いんだよね~」
兎『あんたに助けてもらうくらいなら死んだ方がマシだ!』
「・・・そう思うなら死ぬ気で頑張ってみなよ・・・兎さん?」
僕は自分の手を見た
「・・・ちょっと大きかったなw」
獣人のを久しぶりに触ったけど・・・
「どんな感じなんだろうw」
見てみたいという気持ちと関わりたくないという気持ちが交差する
「・・・ただの好奇心・・・かな?」
なんて考えながら高台に登った・・・
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