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親になる心構え
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結婚式から3カ月・・・
お腹も大きくなり動くのが少し辛い・・・
「重い・・・」
クルス「大人しくしてろよ?」
クルスさんが僕を支える
なんか・・・介護されてる気分・・・
ジェット「坊ちゃん。お茶をお持ちいたしました!」
「ありがとう!」
僕はお茶を受け取り飲む
「・・・」
ジェット「どうされましたか?」
「なんか・・・味が変わった?」
クルス「ん?」
クルスさんが僕のお茶を飲む
クルス「別に・・・普段と変わらないけど・・・」
ジェット「妊娠すると味覚が変わるとデータがあります!きっとそれでしょう!」
「かな?」
そういう話はよく聞く
でも、ここまで変わるものなんだ・・・
クルス「どんな子かな~」
クルスさんは僕のお腹を摩りながら囁く
「かっこいい子かもね!」
クルス「いや、かわいい子だ!」
ジェット「フフフ。毎日同じような会話をしておられますね!」
「フフフ。そうだね!」
結婚式から毎日こんな会話をしている
それだけ楽しみってことだけどね!
クルス「男の子かな?女の子かな?」
「う~ん。クルスさんはどっちがいい?」
クルス「どっちでもかわいいには変わりないが・・・女の子がいいな」
「なんで?」
クルス「男の子は大変だぞ?熊獣人だったら力は強いし、執着心がな・・・」
「確かに・・・執着心はすごいよね・・・」
嫉妬深くて、愛情深い・・・
熊獣人が・・・っていうより、クルスさん自身のような・・・
クルス「名前・・・どうしようかな・・・」
クルスさんは相当悩んでいるみたい
「まだ先だからゆっくり考えてね?」
クルス「ああ!でも、あと5か月ぐらいだろう?あっという間だろう」
「まぁ、そうだろうけど」
クルス「悠長にしてられないな!」
そういい工場内を歩き回りながら考えている
クルス「縁起がよくて・・・かわいくて・・・かっこいい・・・名前・・・」
「やれやれ・・・」
これはかなり時間がかかりそう・・・
でも、名前は一生物。
しっかり考えていい名前を付けてあげたいよね!
僕も少し考えよう
「う~ん・・・」
ジェット「なにかお悩みですか?お身体に障りますよ?」
「子供の名前を考えてるんだよ」
ジェット「それはクルス様がお考えになられているのでは?」
「僕も親になるんだよ?なら考えたいじゃん?」
ジェット「さようですか!いい名前が思いつくといいですね!」
「そうだね!」
色々考えるが何も思いつかない
きっと、子供が生まれて顔を見たらもしかしたら・・・
ジェット「私も少し考えてみようと思います!」
「うん!一緒に考えよう?」
そうこうしている内に夕方になっていた
ジェット「坊ちゃん!クルス様!お夕飯です!」
僕はキッチンに向かい椅子に座った
でも、クルスさんは来ていなかった
「あれ?クルスさんは?」
ジェット「お呼びしたのですが・・・探してまいりますので坊ちゃんはお先に召し上がってください」
そういいジェットは行ってしまった
僕は先にご飯を食べることにした
しばらくするとクルスさんとジェットが戻ってきた
「おかえりなさい。どこ行ってたの?」
クルス「おう!ただいま!名前がなかなか思いつかなくてな・・・ベビーベッド作ってた!」
「・・・はい?」
クルス「名前考えながらベビーベッド作ってたんだよ?」
「えっと・・・なんで名前考えるのにベッドを作ってたのかなって・・・」
クルス「いつかは必要になるし、なら作っとこうかなって!」
「・・・まぁいいや!ごはん食べよう?」
クルス「ああ!」
クルスさんは椅子に座りご飯を食べる
「でも、まだ早いんじゃない?」
クルス「さっきも言ったがあっという間なんだ。なら、早めに用意しておいた方がいいだろう?」
「そうだけど・・・気が早いと思うんだけど・・・」
クルス「まぁ・・・その・・・浮かれてるんだ。気にしないでくれ」
自覚はあったんだ・・・
クルス「俺はちゃんとした父親になれるかな・・・」
「どうしたの?いきなり」
クルス「いや・・・自分の父親みたいにはならない。そう決めてはいるんだが・・・実際どうなるかわからないからな・・・それが不安でな」
「大丈夫だよ。クルスさんはきっといいお父さんになれるよ」
クルス「そ、そうかな?」
「うん!しつこすぎず、それなりに距離感を持って接すればね?」
クルス「う・・・努力するよ・・・」
「フフフ。じゃあ、僕は部屋に行くね!」
食事を終え僕は部屋に向かった
ベッドに横になり
「・・・僕だって不安なんだよね・・・」
ちゃんと親としてこの子を育てられるのか・・・
自分だってまだ子供なのに・・・
子育てはジェットがしてくれると言っても僕が生みの親なんだ
疎かにするつもりはない
でも・・・不安だよな・・・
クルス「ふぅ・・・食った食った・・・ん?どうした?」
「ん?何が?」
クルス「なんか・・・考え事してるみたいだから・・・」
「う~ん・・・まぁ、そうだね」
クルス「話なら聞くぞ?」
「・・・僕もちゃんとした親になれるか不安なんだよね」
クルス「なれるだろう!ハルトはしっかりしてるし!」
「でも、僕はまだ15歳だよ?身体も心もまだ未熟・・・それなのに親になんて・・・」
クルス「自分は未熟だって思ってる時点でお前はもう大人であり親なんだよ」
「そうかな?」
クルス「ああ。自分の未熟さを理解しているのが大人なんだよ。だからお前はもう大人だ。まぁ、俺の勝手な考えだけどな!」
「でも、どんなに頑張っても身体は子供だよ・・・」
クルス「そうだな・・・でも、顔つきはだいぶ変わったぞ?」
「そう?」
クルス「ああ!母親って感じの顔つきになってきてる!」
「フフフ!ありがとう!クルスさんも父親の顔つきになってるよ!」
クルス「ありがとな!お互いしっかりしような!」
「うん!」
クルス「そのためにもまずは子供の名前だな!」
「あまり考えすぎないようにね?」
クルス「う~ん・・・どんな名前がいいか・・・」
「聞いてないし・・・」
これから親になる
そう思うと嬉しさ半分不安半分・・・
でも、クルスさんとなら・・・きっと・・・
クルス「やっぱりここはインパクトのある名前を・・・」
(変な名前だけは勘弁してほしいな・・・)
そう思いながら夜が更けて行った・・・
お腹も大きくなり動くのが少し辛い・・・
「重い・・・」
クルス「大人しくしてろよ?」
クルスさんが僕を支える
なんか・・・介護されてる気分・・・
ジェット「坊ちゃん。お茶をお持ちいたしました!」
「ありがとう!」
僕はお茶を受け取り飲む
「・・・」
ジェット「どうされましたか?」
「なんか・・・味が変わった?」
クルス「ん?」
クルスさんが僕のお茶を飲む
クルス「別に・・・普段と変わらないけど・・・」
ジェット「妊娠すると味覚が変わるとデータがあります!きっとそれでしょう!」
「かな?」
そういう話はよく聞く
でも、ここまで変わるものなんだ・・・
クルス「どんな子かな~」
クルスさんは僕のお腹を摩りながら囁く
「かっこいい子かもね!」
クルス「いや、かわいい子だ!」
ジェット「フフフ。毎日同じような会話をしておられますね!」
「フフフ。そうだね!」
結婚式から毎日こんな会話をしている
それだけ楽しみってことだけどね!
クルス「男の子かな?女の子かな?」
「う~ん。クルスさんはどっちがいい?」
クルス「どっちでもかわいいには変わりないが・・・女の子がいいな」
「なんで?」
クルス「男の子は大変だぞ?熊獣人だったら力は強いし、執着心がな・・・」
「確かに・・・執着心はすごいよね・・・」
嫉妬深くて、愛情深い・・・
熊獣人が・・・っていうより、クルスさん自身のような・・・
クルス「名前・・・どうしようかな・・・」
クルスさんは相当悩んでいるみたい
「まだ先だからゆっくり考えてね?」
クルス「ああ!でも、あと5か月ぐらいだろう?あっという間だろう」
「まぁ、そうだろうけど」
クルス「悠長にしてられないな!」
そういい工場内を歩き回りながら考えている
クルス「縁起がよくて・・・かわいくて・・・かっこいい・・・名前・・・」
「やれやれ・・・」
これはかなり時間がかかりそう・・・
でも、名前は一生物。
しっかり考えていい名前を付けてあげたいよね!
僕も少し考えよう
「う~ん・・・」
ジェット「なにかお悩みですか?お身体に障りますよ?」
「子供の名前を考えてるんだよ」
ジェット「それはクルス様がお考えになられているのでは?」
「僕も親になるんだよ?なら考えたいじゃん?」
ジェット「さようですか!いい名前が思いつくといいですね!」
「そうだね!」
色々考えるが何も思いつかない
きっと、子供が生まれて顔を見たらもしかしたら・・・
ジェット「私も少し考えてみようと思います!」
「うん!一緒に考えよう?」
そうこうしている内に夕方になっていた
ジェット「坊ちゃん!クルス様!お夕飯です!」
僕はキッチンに向かい椅子に座った
でも、クルスさんは来ていなかった
「あれ?クルスさんは?」
ジェット「お呼びしたのですが・・・探してまいりますので坊ちゃんはお先に召し上がってください」
そういいジェットは行ってしまった
僕は先にご飯を食べることにした
しばらくするとクルスさんとジェットが戻ってきた
「おかえりなさい。どこ行ってたの?」
クルス「おう!ただいま!名前がなかなか思いつかなくてな・・・ベビーベッド作ってた!」
「・・・はい?」
クルス「名前考えながらベビーベッド作ってたんだよ?」
「えっと・・・なんで名前考えるのにベッドを作ってたのかなって・・・」
クルス「いつかは必要になるし、なら作っとこうかなって!」
「・・・まぁいいや!ごはん食べよう?」
クルス「ああ!」
クルスさんは椅子に座りご飯を食べる
「でも、まだ早いんじゃない?」
クルス「さっきも言ったがあっという間なんだ。なら、早めに用意しておいた方がいいだろう?」
「そうだけど・・・気が早いと思うんだけど・・・」
クルス「まぁ・・・その・・・浮かれてるんだ。気にしないでくれ」
自覚はあったんだ・・・
クルス「俺はちゃんとした父親になれるかな・・・」
「どうしたの?いきなり」
クルス「いや・・・自分の父親みたいにはならない。そう決めてはいるんだが・・・実際どうなるかわからないからな・・・それが不安でな」
「大丈夫だよ。クルスさんはきっといいお父さんになれるよ」
クルス「そ、そうかな?」
「うん!しつこすぎず、それなりに距離感を持って接すればね?」
クルス「う・・・努力するよ・・・」
「フフフ。じゃあ、僕は部屋に行くね!」
食事を終え僕は部屋に向かった
ベッドに横になり
「・・・僕だって不安なんだよね・・・」
ちゃんと親としてこの子を育てられるのか・・・
自分だってまだ子供なのに・・・
子育てはジェットがしてくれると言っても僕が生みの親なんだ
疎かにするつもりはない
でも・・・不安だよな・・・
クルス「ふぅ・・・食った食った・・・ん?どうした?」
「ん?何が?」
クルス「なんか・・・考え事してるみたいだから・・・」
「う~ん・・・まぁ、そうだね」
クルス「話なら聞くぞ?」
「・・・僕もちゃんとした親になれるか不安なんだよね」
クルス「なれるだろう!ハルトはしっかりしてるし!」
「でも、僕はまだ15歳だよ?身体も心もまだ未熟・・・それなのに親になんて・・・」
クルス「自分は未熟だって思ってる時点でお前はもう大人であり親なんだよ」
「そうかな?」
クルス「ああ。自分の未熟さを理解しているのが大人なんだよ。だからお前はもう大人だ。まぁ、俺の勝手な考えだけどな!」
「でも、どんなに頑張っても身体は子供だよ・・・」
クルス「そうだな・・・でも、顔つきはだいぶ変わったぞ?」
「そう?」
クルス「ああ!母親って感じの顔つきになってきてる!」
「フフフ!ありがとう!クルスさんも父親の顔つきになってるよ!」
クルス「ありがとな!お互いしっかりしような!」
「うん!」
クルス「そのためにもまずは子供の名前だな!」
「あまり考えすぎないようにね?」
クルス「う~ん・・・どんな名前がいいか・・・」
「聞いてないし・・・」
これから親になる
そう思うと嬉しさ半分不安半分・・・
でも、クルスさんとなら・・・きっと・・・
クルス「やっぱりここはインパクトのある名前を・・・」
(変な名前だけは勘弁してほしいな・・・)
そう思いながら夜が更けて行った・・・
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