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作戦開始・死なばもろとも
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豹原「君たちは面白いぐらい私の計画の邪魔をしてくるね」
「こんなこと・・・間違ってる!」
豹原「人間を守る。その思いは本当だよ?」
熊岡「人間を奴隷化してなにが守るだ!」
豹原「守ってやるんだ。その分の見返りがないと・・・ね?」
豹入「見返りを求めるなんて・・・人間はそこまで弱い生き物じゃない!」
豹原「そうかな?我々獣人より何倍・・・いや、何万倍も弱いと思うけどね?」
「確かに人間は獣人より劣っていると思います。でも、生きていけない程弱くはありません!ちゃんと生活しています!あなたが思っているほど人間は弱くないんです!」
豹原「・・・フッ・・・ハハハハ!」
豹原議員は笑い出した
豹原「やはり市原議員の息子だなw同じことを言っているw」
お腹を抱え笑う豹原議員
豹原「そんなことを思っている時点で君たちは負け組なんだよ!w」
熊岡「負け組・・・だと・・・?」
豹原「この世界は弱肉強食。弱い者は強い者に従うルールがあるんだよ。君たちもそうだろう?」
豹入「俺たちは違う!」
豹原「じゃあ君は熊井司令を殺せるかい?」
豹入・熊岡・僕「!?」
豹原「上の者に背いて殺せるかい?できないだろう?それが答えなんだよw」
「・・・それは信頼があるからです」
豹原「・・・」
「信頼してるから従うんです。確かに最初は上下関係で従っていました。でも、一緒に過ごすうちに信頼は生まれるんです」
豹原「そうだね。幼いころからずっと一緒だった子に裏切られてしまったけどね?」
「・・・」
豹原「一番信頼していた相手に裏切られて・・・可愛そうw」
ゲラゲラ笑う豹原議員
その笑いに嫌気が刺す
熊岡「もう話し合っても無駄だな」
そういい晴臣さんはピストルを豹原議員に向ける
熊岡「大人しく投降するつもりはないんだろう?なら、強引に確保するだけだ」
バンッ!
晴臣さんは引き金を引いた
豹原「おっと~危ないな~」
熊岡「!?」
豹原議員は弾を簡単に避けた
豹原「なぜ私はボディーガードを連れていないと思っているんだい?」
そういえば・・・あまりボディーガードを連れているのを見たことがない・・・
豹原「君たちは知らないだろうが・・・」
バンッ!バンッ!
話している途中の豹原議員を僕たちは撃った
でも、すべて避けられてしまった
豹原「話は最後まで聞くものだよ?」
豹原議員は服装を整え
豹原「私は自分で言うのもなんだけど観察力が鋭くてね。君たちの行動が手に取るようにわかるんだよ」
豹入「わかる・・・?」
豹原「ああ!例えば・・・熊岡くんは銃撃戦がダメだからって接近戦に持ち込もうとしているだろう?」
熊岡「っ!?」
豹原「当たりだね?w」
晴臣さんは動きを止めた
どうやら本当のようだ
豹原「いや~・・・嫌だね~・・・鋭すぎるのも・・・」
「なんでそれをもっといいことに使わないんですか!!」
豹原「いいこと?」
「人を助けるためとか!」
豹原「人助けになっているだろう?」
熊岡「どこがだ!!」
豹原「人間を救う。それが私の目的だよ?最初から言っているはずだよ?」
豹入「奴隷化して救うとは言わない!」
豹原「私は神ではないんでね。見返りは欲しいんだよ」
「間違ってる・・・間違ってますよ!」
豹原「・・・はぁ~・・・知能の低い奴らを相手するのは疲れるな・・・こっちが懇切丁寧に説明してもすぐフィーリングで押し返そうとする・・・」
「間違っているから言ってるんです!!」
豹原「では君たちは無償で人助けをするのかい?」
熊岡「当たり前だ!」
豹原「嘘だね」
熊岡「なんだと?」
豹原「だって君たちは軍人としてお金をもらっているだろう?」
熊岡「・・・」
豹原「命を懸けて人々を守ってお金を受け取ってるじゃないか。それと私のやっていることの何が違うというんだい?」
豹入「確かに我々はお金をもらっている。でも、豹原議員、あなたもお金をもらっているじゃないですか!それなのに助けた人間から更に見返りを求めるなんて・・・」
豹原「君たちは危険な任務を遂行したら特別休暇をもらうだろう?それと同じだよ」
熊岡「一緒にするな!俺たちは助けた人から見返りを求めてない!」
豹原「君たちは助けた人々が払っている税金で暮らしているんだよ?それは見返りではないのかい?」
「違います!それは見返りではありません!」
豹原「では、なんだというんだね?当たり前の権利とでもいうのかね?」
「そ、それは・・・」
豹原「きっと市民はこう思っているはずだよ?『税金で暮らしてるんだからしっかり自分たちを守れ』と。私は人間を守る代わりに働いてほしいと言っているだけだ。なにが違うというんだい?」
「・・・もう・・・何を言っても無駄ですね」
豹原「ほらwそうやって言い返せなくなったら行動にでるwそこが嫌いなんだよw」
熊岡「俺達は軍人だ。命令に従って行動するだけだ」
豹原「・・・そっか~。残念w話し合いで解決できることを願ったんだがね・・・」
「それはこちらのセリフです」
豹原「ここで逃げるのは負けた気分になるし・・・これで引き分けにしようか!」
そういいスイッチを取り出した
熊岡「それは・・・!?爆弾!?」
豹原「よくわかってねwそう。これは起爆装置!て、こ・と・で・・・さようなら!」
豹原議員は笑顔でスイッチを押す・・・
そして・・・
ドガ~~~~ン!!!
僕たちのいるフロアは大爆発を起こした・・・
「こんなこと・・・間違ってる!」
豹原「人間を守る。その思いは本当だよ?」
熊岡「人間を奴隷化してなにが守るだ!」
豹原「守ってやるんだ。その分の見返りがないと・・・ね?」
豹入「見返りを求めるなんて・・・人間はそこまで弱い生き物じゃない!」
豹原「そうかな?我々獣人より何倍・・・いや、何万倍も弱いと思うけどね?」
「確かに人間は獣人より劣っていると思います。でも、生きていけない程弱くはありません!ちゃんと生活しています!あなたが思っているほど人間は弱くないんです!」
豹原「・・・フッ・・・ハハハハ!」
豹原議員は笑い出した
豹原「やはり市原議員の息子だなw同じことを言っているw」
お腹を抱え笑う豹原議員
豹原「そんなことを思っている時点で君たちは負け組なんだよ!w」
熊岡「負け組・・・だと・・・?」
豹原「この世界は弱肉強食。弱い者は強い者に従うルールがあるんだよ。君たちもそうだろう?」
豹入「俺たちは違う!」
豹原「じゃあ君は熊井司令を殺せるかい?」
豹入・熊岡・僕「!?」
豹原「上の者に背いて殺せるかい?できないだろう?それが答えなんだよw」
「・・・それは信頼があるからです」
豹原「・・・」
「信頼してるから従うんです。確かに最初は上下関係で従っていました。でも、一緒に過ごすうちに信頼は生まれるんです」
豹原「そうだね。幼いころからずっと一緒だった子に裏切られてしまったけどね?」
「・・・」
豹原「一番信頼していた相手に裏切られて・・・可愛そうw」
ゲラゲラ笑う豹原議員
その笑いに嫌気が刺す
熊岡「もう話し合っても無駄だな」
そういい晴臣さんはピストルを豹原議員に向ける
熊岡「大人しく投降するつもりはないんだろう?なら、強引に確保するだけだ」
バンッ!
晴臣さんは引き金を引いた
豹原「おっと~危ないな~」
熊岡「!?」
豹原議員は弾を簡単に避けた
豹原「なぜ私はボディーガードを連れていないと思っているんだい?」
そういえば・・・あまりボディーガードを連れているのを見たことがない・・・
豹原「君たちは知らないだろうが・・・」
バンッ!バンッ!
話している途中の豹原議員を僕たちは撃った
でも、すべて避けられてしまった
豹原「話は最後まで聞くものだよ?」
豹原議員は服装を整え
豹原「私は自分で言うのもなんだけど観察力が鋭くてね。君たちの行動が手に取るようにわかるんだよ」
豹入「わかる・・・?」
豹原「ああ!例えば・・・熊岡くんは銃撃戦がダメだからって接近戦に持ち込もうとしているだろう?」
熊岡「っ!?」
豹原「当たりだね?w」
晴臣さんは動きを止めた
どうやら本当のようだ
豹原「いや~・・・嫌だね~・・・鋭すぎるのも・・・」
「なんでそれをもっといいことに使わないんですか!!」
豹原「いいこと?」
「人を助けるためとか!」
豹原「人助けになっているだろう?」
熊岡「どこがだ!!」
豹原「人間を救う。それが私の目的だよ?最初から言っているはずだよ?」
豹入「奴隷化して救うとは言わない!」
豹原「私は神ではないんでね。見返りは欲しいんだよ」
「間違ってる・・・間違ってますよ!」
豹原「・・・はぁ~・・・知能の低い奴らを相手するのは疲れるな・・・こっちが懇切丁寧に説明してもすぐフィーリングで押し返そうとする・・・」
「間違っているから言ってるんです!!」
豹原「では君たちは無償で人助けをするのかい?」
熊岡「当たり前だ!」
豹原「嘘だね」
熊岡「なんだと?」
豹原「だって君たちは軍人としてお金をもらっているだろう?」
熊岡「・・・」
豹原「命を懸けて人々を守ってお金を受け取ってるじゃないか。それと私のやっていることの何が違うというんだい?」
豹入「確かに我々はお金をもらっている。でも、豹原議員、あなたもお金をもらっているじゃないですか!それなのに助けた人間から更に見返りを求めるなんて・・・」
豹原「君たちは危険な任務を遂行したら特別休暇をもらうだろう?それと同じだよ」
熊岡「一緒にするな!俺たちは助けた人から見返りを求めてない!」
豹原「君たちは助けた人々が払っている税金で暮らしているんだよ?それは見返りではないのかい?」
「違います!それは見返りではありません!」
豹原「では、なんだというんだね?当たり前の権利とでもいうのかね?」
「そ、それは・・・」
豹原「きっと市民はこう思っているはずだよ?『税金で暮らしてるんだからしっかり自分たちを守れ』と。私は人間を守る代わりに働いてほしいと言っているだけだ。なにが違うというんだい?」
「・・・もう・・・何を言っても無駄ですね」
豹原「ほらwそうやって言い返せなくなったら行動にでるwそこが嫌いなんだよw」
熊岡「俺達は軍人だ。命令に従って行動するだけだ」
豹原「・・・そっか~。残念w話し合いで解決できることを願ったんだがね・・・」
「それはこちらのセリフです」
豹原「ここで逃げるのは負けた気分になるし・・・これで引き分けにしようか!」
そういいスイッチを取り出した
熊岡「それは・・・!?爆弾!?」
豹原「よくわかってねwそう。これは起爆装置!て、こ・と・で・・・さようなら!」
豹原議員は笑顔でスイッチを押す・・・
そして・・・
ドガ~~~~ン!!!
僕たちのいるフロアは大爆発を起こした・・・
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