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作戦開始・経路確保
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本資料は【神聖帝国属国軍人セルトラ・ドゥ・ザルパ・ザボーグ少将捕虜尋問記録】の簡略版である。各項詳細を熟読の場合、詳細版たる上記資料を閲覧を推奨する。
なお、本資料は現時点においての最新ではあるものの、未だ不明事項が存在する為都度更新予定である。
①セルトラ・ドゥ・ザルパ・ザボーグ少将(以下セルトラ少将)について
〈個人情報〉
本名は表題の通りである。年齢は四八歳。男性。元カルラネプラ王国第三方面軍司令官、現・神聖帝国属国軍第五五一師団師団長。出生地はカルラネプラ王国北東部カルンプララ。階級は小将官で日本軍階級少将相当の為、以下セルトラ少将と記載する。
セルトラ少将は非常に聡明な人物である。神聖帝国本国軍人ではないこともあり神聖帝国本国軍人のような帝国人至上主義や差別主義は持ち合わせておらず、理路整然とした会話が可能。ユーモアを持ち合わせており、捕虜尋問においてはスムーズに会話も可能であった。応答についても紳士的である。
セルトラ少将は軍人としても非常に優秀である。先の郡山の戦いにおいて、明らかにこれまでの神聖帝国本国軍または属国軍人司令官と一線を画す戦術を駆使し、一般兵器においては数世代劣るにも関わらずトラップやあらゆる系統の魔法で対抗してみせた。前線で戦った多くの佐官級士官が「郡山方面敵部隊が同世代兵器・同世代魔法科学兵器を保有していた場合、CTと同時の攻撃を行われていた場合は良くて辛勝、最悪の場合多大な損害を受けて敗北した可能性がある」と評するほどだった。
「もしセルトラ少将が神聖帝国本国軍将官クラスであった場合、東北方面の戦闘は今のような戦況で戦えておらず、未だ郡山方面を攻略出来ずにいた可能性が高い」とは、七条准将の評価である。
②神聖帝国及び周辺各国について
〈カルラネプラ王国〉
セルトラ少将の祖国である。後述するワタリビトによって建国された国家である。大陸南西部に位置する地域大国であった。神聖帝国に侵略される前の人口は約三一〇〇万人。面積は我が国の三倍程度。地域大国に相応しい経済力と軍事力を有していたが、神聖帝国ほどの拡張主義を持たず、内需拡大・交易促進を重視する温厚な国家といえる。神聖帝国に侵略される前に有していた軍事力は周辺各国に比べ強力で、一世代ないし二世代は進んでいたとのこと。後装式小銃はもちろんの事、ガトリング砲も有しており、一九世紀末程度の陸軍力であったと推測される。
しかし急速に軍事技術を発達させた神聖帝国には抗えず、質はともかく量に圧倒され滅亡した。以降、カルラネプラ王国は神聖帝国の属国となっている。国民の一部がCT化されたとのこと。
〈神聖帝国の歴史・国家方針について〉
本項は大幅に情報が更新された。これまでに入手した情報の多くが神聖帝国側の歪んだ歴史観のみであったからである。ただしある程度の情報はこれまでに得た情報と合致する点もある事に注意されたし。
神聖帝国の建国は異世界歴約四〇〇年前であり、他国からしてもあくまで大陸南東部の覇者程度の認識であった。しかし、国内動乱によって帝国の国力が衰退し政治力も落ち込むようになった頃、大陸北部及び北西部の三国家『ビリンレヴン共和国』『セリンティア連合王国』『ナイゼン協商連合』――三国家とも後述のワタリビトが強く関わっている――とその友好国群が『反イルテリラシア国家群解放戦争』と称した戦争にて衝突する。当時の帝国は現在の差別主義に比べまだ緩やかだったものの他国が脅威に感じる程であり、拡張主義もまた他国にとっては放置出来るものでも無かった。帝国が乱れれば他国が『解放戦争』と大義名分を立てて戦争を起こしたとて不思議ではない。
帝国は『解放戦争』に敗北すると、帝国北西部と北部を切り取られ国力を削がれる結果となった。対して勝利した反帝国連合は多くの利権を手に入れるが、『解放戦争後』に急速に関係が悪化していく。
帝国はその間、復讐の機会を待った。国内政治が安定し、経済力・軍事力を再び強化し始めたのはこの頃である。また、神聖帝国が今の差別主義を浸透させたのがこの頃であり、ワタリビトに対して強い憎悪と復讐心を抱いたのもこの時からである。後の侵略姿勢にワタリビトへの憎悪が深く関わっているのではないか。とは、セルトラ少将の考えである。一個人の考えではあるものの、合理性があると判断できる。
北部及び北西部三国家の関係性が悪化し、友好国群が代理戦争を繰り広げていくと自ずと友好国群は弱体化していく。神聖帝国はこれを好機として拡張政策を再開。祖国解放戦争と称して旧帝国北部及び北西部を奪還すると、友好国群を侵略。最終的に友好国群全てが滅亡した。
帝国はそれに留まらず、北部及び北西部三国家へも侵略を始めた。この頃には北部及び北西部三国家はかつての連携が取れるはずもなく、また国家自体が衰退期に入っていた為、帝国は数十年を要したが三国家を滅亡させた。大陸東部に一大帝国が誕生した瞬間である。
帝国は大陸東部だけでなく、大陸西部へも侵略を開始する。セルトラの半ば推測ではあるが、大陸西部にもワタリビトが建国した国家やワタリビトが関わる国家があったからである。カルラネプラ王国もその対象だった。
異世界歴約五〇年前時点で帝国に対抗可能な国家は既に少なくなっており、異常な程に軍事力を付け始めたのも約五〇年前以降だったこともあり、神聖帝国は大陸のほぼ全土を手中に収めることとなる。セルトラ少将が知っている最新の情報では、残った国家は後述の『ロゼルシア王国』のみであるとのこと。
〈ワタリビトについて〉
神聖帝国などがある異世界において、別世界から何らかの原因でやってきた人物達の総称。これまでは神話上や歴史書でしか登場していない者達とされていたが、本尋問によって現実にいた人物達と修正された。例として、カルラネプラ王国の建国者、ビリンレヴン共和国歴代大総統の師匠、セリンティア連合王国第四代国王の祖父、ナイゼン協商連合第一一議長など。
ワタリビトの中には自身の持つ知識を用いて国家を建てるか国家を繁栄させた者もいたようである。上記四人はその代表格であると言える。
しかし、ワタリビトは絶対的な人格者ではなく一人の人間であったとされる。カルラネプラ王国の建国者が後の温厚な国家方針を作り上げたように人格者もいるが、帝国のような拡張政策を取った者もいるし、悪政者として名に残す――ナイゼン協商連合第一一代議長がその一例――者もいる。ただしナイゼン協商連合第一一代議長は老年期におかしくなったらしいので、一概に言えない点もある。
帝国側からするとワタリビトは強い憎悪と復讐心を抱く人物達である。異世界の歴史において彼等の存在が結果的には今の神聖帝国を作りあげたとも言えるが、ワタリビトに責任を求めるのは筋違いと言えるだろう。あくまで歴史の積み重ねの結果である。
なお、地球世界出身のワタリビトがいるかどうかは不明である。カルラネプラ王国建国者(初代国王)が死ぬまで出自を明かさなかった点からも、自身の真相を明かさない人物が多かったからもしれない。もしくは、親族など極わずかな人物にしか明かしておらず、記録が歴史の闇に消え去った可能性も大いにありうる。
〈なぜ地球世界を選び侵略したのか〉
現時点では不明である。セルトラ少将曰く、この点は神聖帝国本国軍上層部でないと知らない可能性が高いとのこと。
〈転移門について〉
現時点では不明である。何故地球世界を選び侵略したのかと同様。転移門の仕組みは神聖帝国最上級国家機密のようである。セルトラ少将はこの仕組みを知らなかった。
〈神聖帝国のある異世界において未だ抵抗を続ける国家について〉
セルトラ少将の証言しか無い為に裏付け出来ず、信頼性は現時点では乏しい。さらなる情報が求められる。
③福島以北の神聖帝国軍等の配置について
〈福島方面について〉
セルトラ少将によると、福島方面の指揮官は神聖帝国本国軍大佐クラスとのこと。セルトラ少将による人物評では『無能』『臆病者』『大佐クラスの器ではない』『司令部を一撃すればすぐに降伏する』である。福島方面の兵力については、『仙台方面に兵力を引き抜かれ、CTの数は約五〇〇〇〇と少なくなっている』『本国軍の数は一個旅団で練度は低い』である。捕虜尋問記録を信用するのであれば、司令部周辺に対するピンポイント爆撃が有効といえるだろう。ただしピンポイント爆撃を実行にするあたっては強行偵察による情報収集が必須である。
〈宮城県仙台方面について〉
セルトラ少将は仙台方面に関する最新情報取得権限を与えられておらず、現時点での詳細は不明。ただし一ヶ月前の情報ではCTが約二〇〇〇〇〇から約三〇〇〇〇〇。神聖帝国本国軍が約一個軍団前後(約五〇〇〇〇程度)いるのでは無いかとのこと。ただし情報を裏付ける要素――セルトラ少将が得た情報の入手手段は時折入る本国軍からの通信が中心である――が少ない為、信ぴょう性に乏しい。現在セルトラ少将の部下である師団幕僚達への尋問を継続中。いずれにせよあらゆる手段での強行偵察などの実施が必須である。
※ここまでお読み頂きありがとうございます。
作品を読んで面白いと感じたり良い物語だと思って頂けましたら、いいね(♡)やお気に入りを頂けると、とても嬉しいです。
引き続き作品をお楽しみくださいませ。
本資料は【神聖帝国属国軍人セルトラ・ドゥ・ザルパ・ザボーグ少将捕虜尋問記録】の簡略版である。各項詳細を熟読の場合、詳細版たる上記資料を閲覧を推奨する。
なお、本資料は現時点においての最新ではあるものの、未だ不明事項が存在する為都度更新予定である。
①セルトラ・ドゥ・ザルパ・ザボーグ少将(以下セルトラ少将)について
〈個人情報〉
本名は表題の通りである。年齢は四八歳。男性。元カルラネプラ王国第三方面軍司令官、現・神聖帝国属国軍第五五一師団師団長。出生地はカルラネプラ王国北東部カルンプララ。階級は小将官で日本軍階級少将相当の為、以下セルトラ少将と記載する。
セルトラ少将は非常に聡明な人物である。神聖帝国本国軍人ではないこともあり神聖帝国本国軍人のような帝国人至上主義や差別主義は持ち合わせておらず、理路整然とした会話が可能。ユーモアを持ち合わせており、捕虜尋問においてはスムーズに会話も可能であった。応答についても紳士的である。
セルトラ少将は軍人としても非常に優秀である。先の郡山の戦いにおいて、明らかにこれまでの神聖帝国本国軍または属国軍人司令官と一線を画す戦術を駆使し、一般兵器においては数世代劣るにも関わらずトラップやあらゆる系統の魔法で対抗してみせた。前線で戦った多くの佐官級士官が「郡山方面敵部隊が同世代兵器・同世代魔法科学兵器を保有していた場合、CTと同時の攻撃を行われていた場合は良くて辛勝、最悪の場合多大な損害を受けて敗北した可能性がある」と評するほどだった。
「もしセルトラ少将が神聖帝国本国軍将官クラスであった場合、東北方面の戦闘は今のような戦況で戦えておらず、未だ郡山方面を攻略出来ずにいた可能性が高い」とは、七条准将の評価である。
②神聖帝国及び周辺各国について
〈カルラネプラ王国〉
セルトラ少将の祖国である。後述するワタリビトによって建国された国家である。大陸南西部に位置する地域大国であった。神聖帝国に侵略される前の人口は約三一〇〇万人。面積は我が国の三倍程度。地域大国に相応しい経済力と軍事力を有していたが、神聖帝国ほどの拡張主義を持たず、内需拡大・交易促進を重視する温厚な国家といえる。神聖帝国に侵略される前に有していた軍事力は周辺各国に比べ強力で、一世代ないし二世代は進んでいたとのこと。後装式小銃はもちろんの事、ガトリング砲も有しており、一九世紀末程度の陸軍力であったと推測される。
しかし急速に軍事技術を発達させた神聖帝国には抗えず、質はともかく量に圧倒され滅亡した。以降、カルラネプラ王国は神聖帝国の属国となっている。国民の一部がCT化されたとのこと。
〈神聖帝国の歴史・国家方針について〉
本項は大幅に情報が更新された。これまでに入手した情報の多くが神聖帝国側の歪んだ歴史観のみであったからである。ただしある程度の情報はこれまでに得た情報と合致する点もある事に注意されたし。
神聖帝国の建国は異世界歴約四〇〇年前であり、他国からしてもあくまで大陸南東部の覇者程度の認識であった。しかし、国内動乱によって帝国の国力が衰退し政治力も落ち込むようになった頃、大陸北部及び北西部の三国家『ビリンレヴン共和国』『セリンティア連合王国』『ナイゼン協商連合』――三国家とも後述のワタリビトが強く関わっている――とその友好国群が『反イルテリラシア国家群解放戦争』と称した戦争にて衝突する。当時の帝国は現在の差別主義に比べまだ緩やかだったものの他国が脅威に感じる程であり、拡張主義もまた他国にとっては放置出来るものでも無かった。帝国が乱れれば他国が『解放戦争』と大義名分を立てて戦争を起こしたとて不思議ではない。
帝国は『解放戦争』に敗北すると、帝国北西部と北部を切り取られ国力を削がれる結果となった。対して勝利した反帝国連合は多くの利権を手に入れるが、『解放戦争後』に急速に関係が悪化していく。
帝国はその間、復讐の機会を待った。国内政治が安定し、経済力・軍事力を再び強化し始めたのはこの頃である。また、神聖帝国が今の差別主義を浸透させたのがこの頃であり、ワタリビトに対して強い憎悪と復讐心を抱いたのもこの時からである。後の侵略姿勢にワタリビトへの憎悪が深く関わっているのではないか。とは、セルトラ少将の考えである。一個人の考えではあるものの、合理性があると判断できる。
北部及び北西部三国家の関係性が悪化し、友好国群が代理戦争を繰り広げていくと自ずと友好国群は弱体化していく。神聖帝国はこれを好機として拡張政策を再開。祖国解放戦争と称して旧帝国北部及び北西部を奪還すると、友好国群を侵略。最終的に友好国群全てが滅亡した。
帝国はそれに留まらず、北部及び北西部三国家へも侵略を始めた。この頃には北部及び北西部三国家はかつての連携が取れるはずもなく、また国家自体が衰退期に入っていた為、帝国は数十年を要したが三国家を滅亡させた。大陸東部に一大帝国が誕生した瞬間である。
帝国は大陸東部だけでなく、大陸西部へも侵略を開始する。セルトラの半ば推測ではあるが、大陸西部にもワタリビトが建国した国家やワタリビトが関わる国家があったからである。カルラネプラ王国もその対象だった。
異世界歴約五〇年前時点で帝国に対抗可能な国家は既に少なくなっており、異常な程に軍事力を付け始めたのも約五〇年前以降だったこともあり、神聖帝国は大陸のほぼ全土を手中に収めることとなる。セルトラ少将が知っている最新の情報では、残った国家は後述の『ロゼルシア王国』のみであるとのこと。
〈ワタリビトについて〉
神聖帝国などがある異世界において、別世界から何らかの原因でやってきた人物達の総称。これまでは神話上や歴史書でしか登場していない者達とされていたが、本尋問によって現実にいた人物達と修正された。例として、カルラネプラ王国の建国者、ビリンレヴン共和国歴代大総統の師匠、セリンティア連合王国第四代国王の祖父、ナイゼン協商連合第一一議長など。
ワタリビトの中には自身の持つ知識を用いて国家を建てるか国家を繁栄させた者もいたようである。上記四人はその代表格であると言える。
しかし、ワタリビトは絶対的な人格者ではなく一人の人間であったとされる。カルラネプラ王国の建国者が後の温厚な国家方針を作り上げたように人格者もいるが、帝国のような拡張政策を取った者もいるし、悪政者として名に残す――ナイゼン協商連合第一一代議長がその一例――者もいる。ただしナイゼン協商連合第一一代議長は老年期におかしくなったらしいので、一概に言えない点もある。
帝国側からするとワタリビトは強い憎悪と復讐心を抱く人物達である。異世界の歴史において彼等の存在が結果的には今の神聖帝国を作りあげたとも言えるが、ワタリビトに責任を求めるのは筋違いと言えるだろう。あくまで歴史の積み重ねの結果である。
なお、地球世界出身のワタリビトがいるかどうかは不明である。カルラネプラ王国建国者(初代国王)が死ぬまで出自を明かさなかった点からも、自身の真相を明かさない人物が多かったからもしれない。もしくは、親族など極わずかな人物にしか明かしておらず、記録が歴史の闇に消え去った可能性も大いにありうる。
〈なぜ地球世界を選び侵略したのか〉
現時点では不明である。セルトラ少将曰く、この点は神聖帝国本国軍上層部でないと知らない可能性が高いとのこと。
〈転移門について〉
現時点では不明である。何故地球世界を選び侵略したのかと同様。転移門の仕組みは神聖帝国最上級国家機密のようである。セルトラ少将はこの仕組みを知らなかった。
〈神聖帝国のある異世界において未だ抵抗を続ける国家について〉
セルトラ少将の証言しか無い為に裏付け出来ず、信頼性は現時点では乏しい。さらなる情報が求められる。
③福島以北の神聖帝国軍等の配置について
〈福島方面について〉
セルトラ少将によると、福島方面の指揮官は神聖帝国本国軍大佐クラスとのこと。セルトラ少将による人物評では『無能』『臆病者』『大佐クラスの器ではない』『司令部を一撃すればすぐに降伏する』である。福島方面の兵力については、『仙台方面に兵力を引き抜かれ、CTの数は約五〇〇〇〇と少なくなっている』『本国軍の数は一個旅団で練度は低い』である。捕虜尋問記録を信用するのであれば、司令部周辺に対するピンポイント爆撃が有効といえるだろう。ただしピンポイント爆撃を実行にするあたっては強行偵察による情報収集が必須である。
〈宮城県仙台方面について〉
セルトラ少将は仙台方面に関する最新情報取得権限を与えられておらず、現時点での詳細は不明。ただし一ヶ月前の情報ではCTが約二〇〇〇〇〇から約三〇〇〇〇〇。神聖帝国本国軍が約一個軍団前後(約五〇〇〇〇程度)いるのでは無いかとのこと。ただし情報を裏付ける要素――セルトラ少将が得た情報の入手手段は時折入る本国軍からの通信が中心である――が少ない為、信ぴょう性に乏しい。現在セルトラ少将の部下である師団幕僚達への尋問を継続中。いずれにせよあらゆる手段での強行偵察などの実施が必須である。
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