恋は軍隊より強し!

ジャム

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初めてだから・・・

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あれから一か月
僕は慰霊碑に毎日来ている

「・・・」

司令「毎日来てくれてみんな喜んでいるだろうな~」

「熊井司令!」

僕は敬礼する

司令「楽にしたまえ。大丈夫かい?」

「はい。大丈夫です」

司令「自分を責めていないかい?」

「・・・」

司令「・・・そうか・・・」

司令は僕の隣に来て慰霊碑に敬礼する

司令「この中には俺の旧友もいる」

「え・・・36人の中にですか?」

司令「いや、過去の戦争で亡くなった仲間だ」

「そう・・・なんですね・・・」

司令「あの時は俺の命令のせいで仲間が死んだ。俺が・・・もっと違う命令をしていれば・・・助かったと思う」

「・・・」

司令「でも、もう過ぎてしまったことだ。どんなに自分を責めても仲間は戻ってこない」

「・・・そう・・・ですね」

司令「なら、せめて、仲間の事を覚えておこうじゃないか」

「それ・・・隊長も言ってました」

司令「ほうw俺の言葉を・・・ね~w」

熊岡隊長の言葉は熊井司令の受け売りだったんだ・・・

司令「熊岡も昔はすごく塞ぎ込んでたからな・・・」

「そうなんですか?」

司令「ああ。初めて仲間を失った時にな」

そうだよね・・・

司令「その時に言ったんだよ。『仲間を覚えておけ。忘れるな』って」

「それが彼らの救いになるから・・・ですね?」

司令「ああ。俺はそう思っている。それに・・・彼らも暗い顔の俺なんてみたくないだろうからなw」

そういい熊井司令は背を向けた

「今日は『私』ではないんですね」

司令「プライベートぐらいはねw」

そういい歩き出すがいきなり止まり

熊井「あとは若者同士でね?w隠密中の熊岡くん?w」

熊岡「バレてたのかよ・・・」

熊岡隊長が建物の陰から出て来た

司令「私の背中はまだまだ狙えないねw」

熊井司令はそういうと行ってしまった

熊岡「別にお前を狙ったわけじゃないんだけどな・・・」

「じゃあなんで隠れてたんですか?」

熊岡「・・・こい」

「え!?ちょ!?」

熊岡隊長は僕の手を強引に引っ張り熊岡隊長の寮に来た
そしてベッドに投げ飛ばされた

熊岡「今日は豹入はいない」

「そ、そうなんですか?」

熊岡「ああ。だから今からお前を抱く」

「だ・・・は!?え!?」

抱く!?
抱くって・・・そういうことだよね!?

「ま、待ってください!」

熊岡「なんでだ?」

「だ、だって、今まだ昼間ですよ!?」

熊岡「だからなんだ?」

「え・・・だ、だからこういうのって夜にやるものでは・・・」

熊岡「昼間だからってやっちゃいけないことはないだろう?」

そういい服に手を入れてくる

「ちょっ!」

その時、フワッと獣の匂いがした
この匂いは・・・

「隊長・・・発情期ですか?」

熊岡「ああ。よく分かったな?」

「匂いが・・・獣臭いです・・・」

熊岡「そうか。ならいいよな?」

熊岡隊長は服を脱ぎ僕の服も脱がしてくる

「ちょ・・・ちょっと待ってください・・・」

熊岡「なんだ?嫌・・・なのか?」

「そ、そうじゃなくて・・・その・・・」

熊岡「言いたいことは言え」

「は、初めてなので・・・優しくして・・・ください・・・」

熊岡「!!」

それを言った瞬間、熊岡隊長が僕の首を分厚い舌で舐めて来た

「あっ!ま・・・」

熊岡「挑発しやがって・・・」

「挑発・・・?してないよ・・・」

舌が身体中を這う
ねっとりした舌が・・・

熊岡「お前は今から俺のものになるんだ」

そういい牙を剥き出しにする

「印を・・・つけるの・・・?」

熊岡「ああ。どこに欲しい?」

「・・・ここに・・・欲しい」

僕は熊岡隊長の顔を自分の肩に近づけた

熊岡「ここでいいんだな?」

「うん!」

熊岡「じゃあ、噛むぞ?」

そして・・・

「いっ!」

牙が肩に食い込む
とても痛い・・・
でも、嬉しい

「もっと・・・強く噛んで?」

熊岡「ひひのか?(いいのか?)」

「うん」

牙が更に食い込む

「っ!!」

しばらく噛みつくと口が離れた

熊岡「うわー・・・すげぇ跡・・・」

「見えない・・・」

熊岡「終わったら鏡で見せてやるよ!」

「うん!」

そして・・・

「ん・・・」

熊岡「ちょっと・・・きついな・・・」

「初めて・・・なんだから・・・もっと・・・優しく・・・」

熊岡「熊獣人は荒いんだぞ?このぐらいでへこたれるなよ?」

「勘弁・・・してよ・・・」

そして僕たちは身体を重ねた
言った通り、とても荒かった
いや、激しかったが正しいかな
止めてもやめない
ギブアップしても認めない
泣いてもやめない
熊獣人の相手って・・・こんなに辛いんだ・・・

熊岡「はぁはぁはぁ・・・」

「はぁはぁ・・・もう勘弁・・・」

熊岡「まだ十回だぞ?」

「そんなに・・・したんだ・・・」

数えてないからわからなかった

「もう満足しました・・・よね?」

熊岡「これを見ても言えるか?w」

見ると熊岡隊長の大きなモノがビクビクと動いていた
まだ満足していないみたい

「勘弁してよ~・・・」

熊岡「ゴムはまだある!夜は長い!まだまだだぞ!」

外はいつの間にか真っ暗になっていて部屋は真っ暗だ

「隊長・・・酷い」

熊岡「また挑発しやがってw」

なにを言っても熊岡隊長の性欲を掻き立てることになるみたいだ

「あと一回だけですからね!それ以上は僕が持ちません!」

熊岡「わかったwもう一回だけなw」

と、言ったのに・・・

「ん・・・」

熊岡「イクぞ・・・う!」

朝日が部屋に差し込んできた時にはもう何も考えなかった
ただ熊岡隊長と身体を重ねる快感に身を任せていた

「ハァハァハァ・・・」

熊岡「ハァハァハァ・・・もう朝か・・・」

「そ、そうですね・・・」

熊岡「飯食って続きするか!」

「まだやるんですか!?」

熊岡「もちろん!熊獣人の性欲舐めるなよ!」

「うへ~・・・」

僕たちはご飯を食べ寮に戻り続きをした・・・
後ほど、豹入副隊長が気を効かせて部屋を空けた事、僕の部屋に泊まったことを聞いた・・・
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