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秘密の関係
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僕と熊岡隊長が付き合って一か月が経った
熊岡「市原!遅れてるぞ!」
「はい!すみません!」
今日も今日とて訓練に勤しんでいた
僕の脅しが効いているのか他の獣人たちは僕に近づきもしない
僕を襲った獣人たちは除隊はされなかったが毎日熊岡隊長に厳しい指導を受けている
熊岡「お前!!追加で50週!!」
牛獣人「はい!!」
さすがに厳しすぎでは?と思うけど自業自得なので誰もなにも言わない
むしろこれだけで済んでいるだけありがたいと思うべきなのだろう
熊岡「市原!何度言わせる!追加10週!」
「はい!!」
付き合ってもプライベートでないと厳しい・・・
でも・・・
訓練が終わり・・・
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
熊岡「よく頑張った。偉いぞ!」
「あ、ありがとうございます!」
周りに誰もいないとこうやって褒めてくれるようになった
態度はそのままだが言葉だけは優しくしてくれる
今日の訓練も終わり部屋に戻り・・・
「足痛い・・・」
狼坂「追加10だもなw」
「本当・・・スパルタだよね・・・」
僕と熊岡隊長が付き合っているのは秘密にしている
なぜかと言うと・・・
ブ~~~~・・・
僕のスマホが鳴った
「あ!」
相手は熊岡隊長だ
熊岡『いつもの場所で待つ』
僕は支度をして部屋を出た
狼坂「おい。どこに行くんだ?」
「飲み物買ってくるんだよ!なにかいる?」
狼坂「じゃあ、炭酸系!」
「うん!」
僕は寮のホールに向かう
僕の脅しの影響で僕が行くと誰もがいなくなる
熊岡「遅いぞ!」
「すみません!」
熊岡「まったくw」
そういいキスをしてくる
熊岡「今日もお疲れ様!」
「ありがとうございます!」
飲み物を買い近くのソファに座る
「なんで秘密にするんですか?」
熊岡「恥ずかしいからだ!豹入は絶対に冷やかしてくる!」
周りにバレたら・・・恥ずかしいかららしい
特に豹入副隊長にはバレたくないらしい
僕的には構わないのだが・・・
熊岡「あいつは俺に対しては遠慮がないからな・・・」
「想像できません・・・」
豹入副隊長が・・・ね・・・
いつも笑顔で優しくて周りを気遣ってる人が・・・
熊岡「あいつは案外遠慮がないぞ?この前だって・・・」
そういい色んな話をした
こうしてこっそり会っては話をする
休みの日は一緒にデートもする
この間の水族館デートも楽しかったし
狼坂「陽翔?」
「ん?」
声がして振り向くと奏汰がいた
「どうしたの?」
狼坂「いつまで経っても戻ってこないから心配になって・・・」
「そうなんだw大丈夫だよw隊長と偶然会って少し話してただけだからw」
狼坂「そうだったのか!隊長!お疲れ様です!」
熊岡「おう!お疲れ!」
狼坂「ん?隊長ご機嫌ですか?」
熊岡「ん?なんでそう思うんだ?」
狼坂「いえ、なんかそんな感じに見えたので・・・」
熊岡「普通だぞ?」
狼坂「そうですか。では、気のせいですね!」
そういい僕から飲み物を受け取ると部屋に帰って行った
「これ・・・バレるのは時間の問題じゃないですか?」
熊岡「そうだな・・・気を付けないとな・・・豹入にバレたら毎日冷やかされる・・・」
そしてそろそろ寝るために各部屋に帰ることになった
「ではお疲れさまでした!」
熊岡「ああ!」
そういいまたキスをされ別れた
部屋に着き
「♪~」
僕は鼻歌を歌っていた
狼坂「随分とご機嫌だな?」
「そう?」
狼坂「ああ。鼻歌なんてここしばらく聞いてなかった。なにかいいことでもあったか?」
「まぁねw」
狼坂「何があったんだよ~w」
「フッフッフッ!内緒!w」
狼坂「尋問が必要のようだなw」
「僕はなにがなんでも口は割らないよ?w」
狼坂「そうだよな・・・お前って口がすっっっげぇ固いからな・・・」
「うんw拷問されても話さない自信あるよw」
狼坂「それは俺じゃ吐かせるのは無理そうだなw」
「フフフw諦めなってw」
そして僕たちは眠りについた・・・
・・・熊岡視点・・・
「・・・」
豹入「・・・お前さ」
「なんだ?」
豹入「最近機嫌いいだろう?」
「え・・・なんでそう思うんだ?」
豹入「夜は毎晩スマホでなにかしてると思ったらそそくさと出て行くし、帰ってきたら口角が上がってるし・・・」
「・・・気のせいだろう」
豹入「いや!気のせいじゃない!」
そういい俺に詰め寄ってきた
豹入「なにを隠してる?」
「な、なにも隠してない」
豹入「・・・」
豹入は俺の目をじっと見てくる
「な、なんだよ」
豹入「俺はお前と付き合いが長い。嘘を言っていることはわかる。さぁ!白状しろ!」
「言わない!絶対にな!」
豹入「・・・そうか・・・」
そういうと豹入は部屋の出入り口に向かった
「どこに行くんだ?」
豹入「市原くんのところだ」
「は、はぁ!?なんでそこで市原が出てくるんだよ!」
豹入「俺が気が付いてないとでも思ってるのか?お前と市原くんの間でなにか合っただろう?それを聞きに行くんだ!」
「やめろ!迷惑だろう!」
豹入「ほう・・・迷惑・・・ね~」
「っ!」
豹入「他人の事なんて気にしないお前が市原くんのところに行くのに迷惑というんだな?w」
「もう寝てるだろう?だから・・・」
豹入「・・・フフwもういい加減白状しなってw付き合ってますってw」
「っ!?つ、付き合ってない!」
豹入「ほう?w夜、ホールで密会をしているのに?」
「な、なんで・・・」
豹入「俺はこれでも情報戦は得意だからねw」
「・・・」
そうだった・・・
こいつは情報戦が得意だった・・・
豹入「おかしいとは思ってたんだよなw1ヶ月前の市原くんとのデートから帰ってきた時からさw訓練は急に優しくなるし、夜にこそこそと出歩くしw」
「・・・」
豹入「目撃情報によるとお前と市原くんがホールでいつも『偶然』会っているみたいだし?w」
「はぁ・・・お前に隠し事はできないか・・・」
豹入「付き合いが長いと些細なことでわかるんだよw」
「・・・冷やかすだろうから言いたくなかったんだよ」
豹入「俺をなんだと思ってるんだよ・・・冷やかすわけないだろう?よかったな!」
「ああ!」
豹入は喜んでくれた
でも・・・
豹入「で?どこまでいったんだ?w」
「それだよ!」
豹入「???w」
こういうことを聞いてくることを言ってるんだよ・・・
結局冷やかされてしまった・・・
熊岡「市原!遅れてるぞ!」
「はい!すみません!」
今日も今日とて訓練に勤しんでいた
僕の脅しが効いているのか他の獣人たちは僕に近づきもしない
僕を襲った獣人たちは除隊はされなかったが毎日熊岡隊長に厳しい指導を受けている
熊岡「お前!!追加で50週!!」
牛獣人「はい!!」
さすがに厳しすぎでは?と思うけど自業自得なので誰もなにも言わない
むしろこれだけで済んでいるだけありがたいと思うべきなのだろう
熊岡「市原!何度言わせる!追加10週!」
「はい!!」
付き合ってもプライベートでないと厳しい・・・
でも・・・
訓練が終わり・・・
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
熊岡「よく頑張った。偉いぞ!」
「あ、ありがとうございます!」
周りに誰もいないとこうやって褒めてくれるようになった
態度はそのままだが言葉だけは優しくしてくれる
今日の訓練も終わり部屋に戻り・・・
「足痛い・・・」
狼坂「追加10だもなw」
「本当・・・スパルタだよね・・・」
僕と熊岡隊長が付き合っているのは秘密にしている
なぜかと言うと・・・
ブ~~~~・・・
僕のスマホが鳴った
「あ!」
相手は熊岡隊長だ
熊岡『いつもの場所で待つ』
僕は支度をして部屋を出た
狼坂「おい。どこに行くんだ?」
「飲み物買ってくるんだよ!なにかいる?」
狼坂「じゃあ、炭酸系!」
「うん!」
僕は寮のホールに向かう
僕の脅しの影響で僕が行くと誰もがいなくなる
熊岡「遅いぞ!」
「すみません!」
熊岡「まったくw」
そういいキスをしてくる
熊岡「今日もお疲れ様!」
「ありがとうございます!」
飲み物を買い近くのソファに座る
「なんで秘密にするんですか?」
熊岡「恥ずかしいからだ!豹入は絶対に冷やかしてくる!」
周りにバレたら・・・恥ずかしいかららしい
特に豹入副隊長にはバレたくないらしい
僕的には構わないのだが・・・
熊岡「あいつは俺に対しては遠慮がないからな・・・」
「想像できません・・・」
豹入副隊長が・・・ね・・・
いつも笑顔で優しくて周りを気遣ってる人が・・・
熊岡「あいつは案外遠慮がないぞ?この前だって・・・」
そういい色んな話をした
こうしてこっそり会っては話をする
休みの日は一緒にデートもする
この間の水族館デートも楽しかったし
狼坂「陽翔?」
「ん?」
声がして振り向くと奏汰がいた
「どうしたの?」
狼坂「いつまで経っても戻ってこないから心配になって・・・」
「そうなんだw大丈夫だよw隊長と偶然会って少し話してただけだからw」
狼坂「そうだったのか!隊長!お疲れ様です!」
熊岡「おう!お疲れ!」
狼坂「ん?隊長ご機嫌ですか?」
熊岡「ん?なんでそう思うんだ?」
狼坂「いえ、なんかそんな感じに見えたので・・・」
熊岡「普通だぞ?」
狼坂「そうですか。では、気のせいですね!」
そういい僕から飲み物を受け取ると部屋に帰って行った
「これ・・・バレるのは時間の問題じゃないですか?」
熊岡「そうだな・・・気を付けないとな・・・豹入にバレたら毎日冷やかされる・・・」
そしてそろそろ寝るために各部屋に帰ることになった
「ではお疲れさまでした!」
熊岡「ああ!」
そういいまたキスをされ別れた
部屋に着き
「♪~」
僕は鼻歌を歌っていた
狼坂「随分とご機嫌だな?」
「そう?」
狼坂「ああ。鼻歌なんてここしばらく聞いてなかった。なにかいいことでもあったか?」
「まぁねw」
狼坂「何があったんだよ~w」
「フッフッフッ!内緒!w」
狼坂「尋問が必要のようだなw」
「僕はなにがなんでも口は割らないよ?w」
狼坂「そうだよな・・・お前って口がすっっっげぇ固いからな・・・」
「うんw拷問されても話さない自信あるよw」
狼坂「それは俺じゃ吐かせるのは無理そうだなw」
「フフフw諦めなってw」
そして僕たちは眠りについた・・・
・・・熊岡視点・・・
「・・・」
豹入「・・・お前さ」
「なんだ?」
豹入「最近機嫌いいだろう?」
「え・・・なんでそう思うんだ?」
豹入「夜は毎晩スマホでなにかしてると思ったらそそくさと出て行くし、帰ってきたら口角が上がってるし・・・」
「・・・気のせいだろう」
豹入「いや!気のせいじゃない!」
そういい俺に詰め寄ってきた
豹入「なにを隠してる?」
「な、なにも隠してない」
豹入「・・・」
豹入は俺の目をじっと見てくる
「な、なんだよ」
豹入「俺はお前と付き合いが長い。嘘を言っていることはわかる。さぁ!白状しろ!」
「言わない!絶対にな!」
豹入「・・・そうか・・・」
そういうと豹入は部屋の出入り口に向かった
「どこに行くんだ?」
豹入「市原くんのところだ」
「は、はぁ!?なんでそこで市原が出てくるんだよ!」
豹入「俺が気が付いてないとでも思ってるのか?お前と市原くんの間でなにか合っただろう?それを聞きに行くんだ!」
「やめろ!迷惑だろう!」
豹入「ほう・・・迷惑・・・ね~」
「っ!」
豹入「他人の事なんて気にしないお前が市原くんのところに行くのに迷惑というんだな?w」
「もう寝てるだろう?だから・・・」
豹入「・・・フフwもういい加減白状しなってw付き合ってますってw」
「っ!?つ、付き合ってない!」
豹入「ほう?w夜、ホールで密会をしているのに?」
「な、なんで・・・」
豹入「俺はこれでも情報戦は得意だからねw」
「・・・」
そうだった・・・
こいつは情報戦が得意だった・・・
豹入「おかしいとは思ってたんだよなw1ヶ月前の市原くんとのデートから帰ってきた時からさw訓練は急に優しくなるし、夜にこそこそと出歩くしw」
「・・・」
豹入「目撃情報によるとお前と市原くんがホールでいつも『偶然』会っているみたいだし?w」
「はぁ・・・お前に隠し事はできないか・・・」
豹入「付き合いが長いと些細なことでわかるんだよw」
「・・・冷やかすだろうから言いたくなかったんだよ」
豹入「俺をなんだと思ってるんだよ・・・冷やかすわけないだろう?よかったな!」
「ああ!」
豹入は喜んでくれた
でも・・・
豹入「で?どこまでいったんだ?w」
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豹入「???w」
こういうことを聞いてくることを言ってるんだよ・・・
結局冷やかされてしまった・・・
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