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グングル要塞脱出
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熊岡「うおっ!?」
豹入「おっと・・・これはすごいね・・・」
狼坂「は、陽翔・・・大丈夫なのか?」
「問題はないはずですよ。爆薬の量から計算しても建物が少し崩壊している程度のはずです」
熊岡「はずって・・・まぁいい縄を切るぞ」
そういうと僕の縄を解いてくれた
「ありがとうございます」
熊岡「あとはここからの脱出だな」
「出入口はきっと敵がいるはずです。爆発音で戻ってくると思いますし」
狼坂「それじゃあ脱出は不可能じゃないか!?」
「何のために爆発を頼んだと思ってるの?」
熊岡「・・・お前の作戦を聞こうか」
「これを見てください」
そういい僕は携帯端末で地図を見せた
「一番倉庫の地下に通路があるんです。入口はかなり昔に塞がれているみたいですが・・・」
豹入「なるほど・・・爆発で敵をここに集めつつ出口を作ったってことだね?」
「はい。爆発した場所にすぐに近づく人はいないと思いますので」
熊岡「なら、早く行こう。敵が来たら脱出が困難になる」
そういい全員で地上に向かった
そして・・・
「少し時間をください!」
熊岡「あ!市原!!」
僕は隊長の声を無視して三階に駆け上がった
「ここに・・・あった!」
熊岡「おい!」
「はい?」
熊岡「勝手な行動はするな!」
「すみません。これが必要だったので」
熊岡「これは?」
「戻ったら役に立ちます!」
そういいポーチにそれをしまい一階に下りた
狼坂「陽翔!何してんだよ!」
「ちょっとね!外の状況は?」
豹入「敵が集まりつつあるよ。早く倉庫に向かわないと・・・」
「では、向かいましょう!こっちです!」
といい廊下を走った
熊岡「おい!そっちは行き止まりだぞ!」
「こっちの窓から出ます!」
豹入「ここは市原くんに従おう」
みんなが頷く
そして行き止まりに窓がありそこから外に出た
狼坂「ここからだとすぐなんだな」
「地図を見たときにこの計画を思いついたんだ」
熊岡「地図を見ただけで・・・」
そして爆発した倉庫に入った
「ありました!」
そこには扉が吹き飛んで穴が開いている床があった
熊岡「よし!行くぞ!」
豹入「そもそもどこに繋がっているんだ?」
「ここから南に行ったところにある施設に繋がっています」
狼坂「そこに敵は?」
「戦闘範囲外だからいないとは思うけど・・・」
熊岡「・・・行くぞ!」
豹入「いいのか?」
熊岡「ここにいても敵に見つかる。なら、そこから本隊と合流した方がいい」
狼坂「俺は隊長に賛成です。このままここにいてもやられるだけです」
豹入「・・・行こう」
「では、行きまっ!?」
バンッ!
その時一発の銃声が鳴り響いた
敵「敵を確認!!一番倉庫にいるぞ!」
熊岡「まずい!行くぞ!」
「「「はい!!」」」
そして地下に下りて南への通路に入った
中は暗くて何も見えない
熊岡「豹入・・・どうだ?」
豹入「どうやら一本道みたい・・・」
「よ、よかったです・・・早く行きましょう・・・」
どうやら副隊長には道が見えているみたいだ
しばらく副隊長の先導で歩いているとき
狼坂「・・・さっきから血の匂いが・・・陽翔から・・・」
「「!?」」
「気のせいだよ・・・早く行こう・・・っ!」
そう言ったとき、隊長は僕の腕をつかみ端末のライトをつけた
熊岡「!?市原・・・」
豹入「市原くん・・・」
僕はさっきの発砲で右肩にケガをしていた
「大丈夫です!それよりライトを消してください。敵に見つかります」
熊岡「でも、手当てを・・・」
「ここから出たらします。今は脱出を優先しましょう」
熊岡「だが!」
そう叫ぶ隊長
その時副隊長が隊長の口を塞いだ
豹入「熊岡・・・静かに・・・」
遠くからかすかに音が聞こえる
狼坂「もう入ってきたのか・・・」
豹入「奴らもやられっぱなしじゃカッコつかないだろうからね・・・」
「早く行きましょう!副隊長、先導をお願いします!」
そういうと副隊長は先導を再開した
僕たちはそれについていく
「・・・っ!」
熊岡「市原!?」
「大丈夫です・・・ちょっと・・・出血が・・・」
狼坂「止血をしよう。敵にも狼獣人がいるなら匂いで追いかけてくるだろうし・・・」
豹入「止血したぐらいじゃ匂いは消せないだろうけど・・・止血するのには賛成だね」
熊岡「ああ」
「でも、暗いと・・・ライトをつけるわけにも・・・」
みんなが少し考える
「・・・やってみよう・・・奏汰、手を貸して」
狼坂「え・・・でも、俺、あまり見えてねぇんだぞ!?」
「僕が指示するからその通りにやって。自分の身体だから、見なくても大体はわかる」
そして僕は奏汰に指示を出しながら手当てをした
「これで・・・終わり・・・これで止血は大丈夫です!」
そしてみんなで移動をした
しばらく進むと入口があった
それを開けると何かの施設にでた
熊岡「・・・クリア!」
豹入「こっちもクリア!」
僕は奏汰に肩を抱えられて地下から出た
「・・・廃墟・・・?」
熊岡「みたいだな・・・」
そこは何年も前に潰れたのであろう施設があった
熊岡「よし!行くぞ!」
そういい僕たちは施設の出入口に向かった
そして扉を開けようとしたとき
熊岡「!!危ない!!」
「え?・・・!?」
隊長は叫び僕を抱きしめ物陰に隠れた
そのすぐあと銃声が聞こえた
「!!!!」
僕はその時・・・助けられた日のことを思い出した
そう・・・あの時もこうやって大型獣人に抱きしめられて物陰に避難したんだ・・・
敵「いたぞ!!」
と銃撃戦が始まった
そして無線が入った
豹入『そっちは大丈夫!?』
熊岡「ああ!こっちは大丈夫だ!そっちは!?」
豹入『こっちも大丈夫。それより敵が多いよ』
敵はこちらに発砲してくる
熊岡「狼坂!人数はわかるか!」
狼坂『多分、20くらいです!』
熊岡「そのくらいなら・・・市原、戦えるか?」
「いけます!」
熊岡「そうか!豹入と狼坂は援護を!俺と市原は敵に接近し確実に仕留める!」
『『「了解!!」』』
そして二人の援護射撃を合図に僕と熊岡隊長は敵に向かって行った
豹入「おっと・・・これはすごいね・・・」
狼坂「は、陽翔・・・大丈夫なのか?」
「問題はないはずですよ。爆薬の量から計算しても建物が少し崩壊している程度のはずです」
熊岡「はずって・・・まぁいい縄を切るぞ」
そういうと僕の縄を解いてくれた
「ありがとうございます」
熊岡「あとはここからの脱出だな」
「出入口はきっと敵がいるはずです。爆発音で戻ってくると思いますし」
狼坂「それじゃあ脱出は不可能じゃないか!?」
「何のために爆発を頼んだと思ってるの?」
熊岡「・・・お前の作戦を聞こうか」
「これを見てください」
そういい僕は携帯端末で地図を見せた
「一番倉庫の地下に通路があるんです。入口はかなり昔に塞がれているみたいですが・・・」
豹入「なるほど・・・爆発で敵をここに集めつつ出口を作ったってことだね?」
「はい。爆発した場所にすぐに近づく人はいないと思いますので」
熊岡「なら、早く行こう。敵が来たら脱出が困難になる」
そういい全員で地上に向かった
そして・・・
「少し時間をください!」
熊岡「あ!市原!!」
僕は隊長の声を無視して三階に駆け上がった
「ここに・・・あった!」
熊岡「おい!」
「はい?」
熊岡「勝手な行動はするな!」
「すみません。これが必要だったので」
熊岡「これは?」
「戻ったら役に立ちます!」
そういいポーチにそれをしまい一階に下りた
狼坂「陽翔!何してんだよ!」
「ちょっとね!外の状況は?」
豹入「敵が集まりつつあるよ。早く倉庫に向かわないと・・・」
「では、向かいましょう!こっちです!」
といい廊下を走った
熊岡「おい!そっちは行き止まりだぞ!」
「こっちの窓から出ます!」
豹入「ここは市原くんに従おう」
みんなが頷く
そして行き止まりに窓がありそこから外に出た
狼坂「ここからだとすぐなんだな」
「地図を見たときにこの計画を思いついたんだ」
熊岡「地図を見ただけで・・・」
そして爆発した倉庫に入った
「ありました!」
そこには扉が吹き飛んで穴が開いている床があった
熊岡「よし!行くぞ!」
豹入「そもそもどこに繋がっているんだ?」
「ここから南に行ったところにある施設に繋がっています」
狼坂「そこに敵は?」
「戦闘範囲外だからいないとは思うけど・・・」
熊岡「・・・行くぞ!」
豹入「いいのか?」
熊岡「ここにいても敵に見つかる。なら、そこから本隊と合流した方がいい」
狼坂「俺は隊長に賛成です。このままここにいてもやられるだけです」
豹入「・・・行こう」
「では、行きまっ!?」
バンッ!
その時一発の銃声が鳴り響いた
敵「敵を確認!!一番倉庫にいるぞ!」
熊岡「まずい!行くぞ!」
「「「はい!!」」」
そして地下に下りて南への通路に入った
中は暗くて何も見えない
熊岡「豹入・・・どうだ?」
豹入「どうやら一本道みたい・・・」
「よ、よかったです・・・早く行きましょう・・・」
どうやら副隊長には道が見えているみたいだ
しばらく副隊長の先導で歩いているとき
狼坂「・・・さっきから血の匂いが・・・陽翔から・・・」
「「!?」」
「気のせいだよ・・・早く行こう・・・っ!」
そう言ったとき、隊長は僕の腕をつかみ端末のライトをつけた
熊岡「!?市原・・・」
豹入「市原くん・・・」
僕はさっきの発砲で右肩にケガをしていた
「大丈夫です!それよりライトを消してください。敵に見つかります」
熊岡「でも、手当てを・・・」
「ここから出たらします。今は脱出を優先しましょう」
熊岡「だが!」
そう叫ぶ隊長
その時副隊長が隊長の口を塞いだ
豹入「熊岡・・・静かに・・・」
遠くからかすかに音が聞こえる
狼坂「もう入ってきたのか・・・」
豹入「奴らもやられっぱなしじゃカッコつかないだろうからね・・・」
「早く行きましょう!副隊長、先導をお願いします!」
そういうと副隊長は先導を再開した
僕たちはそれについていく
「・・・っ!」
熊岡「市原!?」
「大丈夫です・・・ちょっと・・・出血が・・・」
狼坂「止血をしよう。敵にも狼獣人がいるなら匂いで追いかけてくるだろうし・・・」
豹入「止血したぐらいじゃ匂いは消せないだろうけど・・・止血するのには賛成だね」
熊岡「ああ」
「でも、暗いと・・・ライトをつけるわけにも・・・」
みんなが少し考える
「・・・やってみよう・・・奏汰、手を貸して」
狼坂「え・・・でも、俺、あまり見えてねぇんだぞ!?」
「僕が指示するからその通りにやって。自分の身体だから、見なくても大体はわかる」
そして僕は奏汰に指示を出しながら手当てをした
「これで・・・終わり・・・これで止血は大丈夫です!」
そしてみんなで移動をした
しばらく進むと入口があった
それを開けると何かの施設にでた
熊岡「・・・クリア!」
豹入「こっちもクリア!」
僕は奏汰に肩を抱えられて地下から出た
「・・・廃墟・・・?」
熊岡「みたいだな・・・」
そこは何年も前に潰れたのであろう施設があった
熊岡「よし!行くぞ!」
そういい僕たちは施設の出入口に向かった
そして扉を開けようとしたとき
熊岡「!!危ない!!」
「え?・・・!?」
隊長は叫び僕を抱きしめ物陰に隠れた
そのすぐあと銃声が聞こえた
「!!!!」
僕はその時・・・助けられた日のことを思い出した
そう・・・あの時もこうやって大型獣人に抱きしめられて物陰に避難したんだ・・・
敵「いたぞ!!」
と銃撃戦が始まった
そして無線が入った
豹入『そっちは大丈夫!?』
熊岡「ああ!こっちは大丈夫だ!そっちは!?」
豹入『こっちも大丈夫。それより敵が多いよ』
敵はこちらに発砲してくる
熊岡「狼坂!人数はわかるか!」
狼坂『多分、20くらいです!』
熊岡「そのくらいなら・・・市原、戦えるか?」
「いけます!」
熊岡「そうか!豹入と狼坂は援護を!俺と市原は敵に接近し確実に仕留める!」
『『「了解!!」』』
そして二人の援護射撃を合図に僕と熊岡隊長は敵に向かって行った
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