出会ったのは喫茶店

ジャム

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本編

学園祭・二日目 幸せと充実

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次の日

「いらっしゃいませ!こちらにどうぞ!」

と僕は校長先生を席に案内していた

「ご指名ありがとうございます!」

校長「可愛いホストですね~」

「ありがとうございますw」

校長「こんな可愛いホストと過ごせるのは嬉しいですね~」

「フフフwお飲み物は何になさいますか?w」

校長「では、コーヒーはいただこうかなw」

「かしこまりました!」

校長先生と色々おしゃべりをして次のお客さんへと向かった
次のお客さんは熊下先輩だった

「ご指名ありがとうございます!」

寮長「ほう・・・なかなか・・・」

「お飲み物お注ぎしますね!」

寮長「ああ。その恰好・・・似合ってる」

「ありがとうございますw」

寮長「接客も・・・うまい」

「そうですか?w」

寮長「ああ」

そして・・・休憩になった

「疲れた・・・」

犬橋「糸色!接客いけるじゃん!」

熊下「そうだな!」

「そ、そうかな?」

犬橋「ああ!うまくこなしてた!」

熊下「うん!接客の才能あるんだな!」

「えへへw」

クラスメイト「糸色!特別指名だぞ!」

「え?は~い!」

僕は指定された席に向かった

「あ!先輩!」

獅子丸「よう!」

先輩が来てくれたのだ

「えっとwご指名ありがとうございますw」

そういい席に座った

「ご注文は?w」

獅子丸「じゃあ・・・これ!」

「はいw」

そしてドリンクを持ってきた

獅子丸「・・・」

ポンポン

先輩は手で隣の席を軽く叩いた

「???」

獅子丸「ここに座ってくれよw」

「あ、はいw」

僕は先輩の隣に座った

「えっと・・・どうですか?」

獅子丸「そうだな・・・お持ち帰りはできるのか?」

「え?お持ち帰りですか?店内でしか飲食はできないですよ?」

獅子丸「そうじゃないよw」

そういい僕の耳元で

獅子丸「お前をお持ち帰りしたいんだよ・・・」

「!?」

それを聞き僕は鳥肌がたった

「えっと・・・その・・・」

獅子丸「ハハハw」

からかわれた・・・のかな?
そして先輩は会計をしてまた耳元で

獅子丸「さっきのお持ち帰りの話・・・本気だよ?」

「え、あ、その・・・」

先輩は僕の頬にキスをして笑顔で帰っていった

犬橋「相変わらずラブラブだな~w」

熊下「微笑ましいなw」

「からかわないでよw」

犬橋「なにを言われ・・・ウグッ!」

熊下「余計なことを聞くな・・・」

と犬橋の口を塞ぐ熊下

「フフフw秘密だよw」

そういい僕はジャージに着替え先輩のクラスに向かった

獅子丸「おう!きたか!」

笑顔で迎えてくれる先輩

獅子丸「今日は入っていくか?」

「はい!」

そして僕は入口から入った
中は暗くてまったく見えない
足元には蛍光色のテープで矢印が張られていた

「これに従えばいいのかな?」

僕は矢印に従って進んでいった

お化け「わっ!!」

「!?」

僕は声は出なかったが驚いて固まった

お化け「さきへ・・・」

「は、はい・・・」

進むにつれてお化けの数が増えていった
そして

「・・・っ!?」

いきなり後ろから口を押さえられて黒い布の中にさらわれた
僕は暴れた

獅子丸「俺だよw」

「せ、先輩!?」

僕をさらったのは先輩だったみたいだ

「な、なんでこんなことを・・・怖かったですよ・・・」

獅子丸「すまないw」

そういうと僕は床に寝かされた

「せ、先輩?」

獅子丸「ちょっとだけ・・・な?」

そういうとキスをしてきた

「んっ・・・」

舌が入ってきた

獅子丸「は・・・ん・・・」

「ん・・・あ・・・」

獅子丸「はぁはぁ・・・可愛い・・・」

「先輩・・・ダメですよ・・・こんなところで・・・」

獅子丸「わかってる・・・でも、我慢できない・・・」

そういいジャージに手を入れてきた

「んっ!」

獅子丸「静かに・・・誰かに見られるぞ?」

「じゃあ・・・やめましょうよ」

獅子丸「少しだけ・・・」

そういい僕の胸に吸い付いてきた

「ん・・・あ・・・ダメ・・・」

獅子丸「ハァ・・・ハァ・・・」

先輩は吸ったり甘噛みしたりしてきた
僕は自分の手を口に当て声が出ないようにしていた

獅子丸「可愛いな・・・」

そういいズボンと下着を脱がしてきた

「え!?」

獅子丸「・・・」

先輩は無言でゴムを着け入れてきた

「んっ!」

そして腰を動かしてきた

「あ・・・ま・・・って・・・」

獅子丸「待てない」

腰の動きが早くなり

獅子丸「イク!!」

腰を強く奥に押し付けてきた

獅子丸「う・・・く・・・」

先輩の腰がビクビクしている

獅子丸「はぁはぁはぁ・・・気持ちよかった・・・」

「僕も・・・」

獅子丸「ハハハwお前もイったのかw」

そういい僕の液を舐めた

獅子丸「相変わらず甘いな!」

「もう・・・w」

その時

女性「シッシー?どこにいるの?」

獅子丸・僕「!?」

先輩は僕の口に手を当てた

獅子丸「こ、ここだ!」

女性「え?どこ?」

獅子丸「今、ちょっと手が離せないんだ!」

女性「手伝おうか?」

獅子丸「大丈夫だ!俺一人で十分だ!」

女性「そう?そろそろ、つがいちゃんが出てくる頃だよ!出口で待っててあげないとね!」

そういうと気配が消えた

獅子丸「ふぅ・・・びっくりした・・・」

「んん!!」

獅子丸「っ!すまない!」

先輩は慌てて手を離した

「息が・・・」

僕は深呼吸した

「苦しかった・・・」

獅子丸「すまない・・・」

「なんで・・・ここで?」

獅子丸「・・・」

「嫉妬・・・しちゃいましたか?」

獅子丸「・・・すまない」

そういい俯いてしまった
僕は先輩にキスをした

獅子丸「!?」

「嬉しかったですけどねw嫉妬されてw」

獅子丸「陽翔・・・」

「でも、今度からはこういうところでやるのはやめましょうねw」

獅子丸「どうしようかな~wこのスリル。少し興奮したからな~w」

「僕は・・・先輩と人目を気にせずにやりたいですw」

獅子丸「そうかw」

「では服装を整えて出ましょう」

そういい服装を整え先輩は先に出口に向かった
僕も少しして出口を出ると先輩が待っていた

獅子丸「どうだった?w」

何もなかったかのように聞いて来る先輩

「ま、まぁまぁですねw」

獅子丸「そうか?w」

そういい僕の手を握り歩きだした
そして屋台に来て色々買ってくれた

「先輩って同級生に『シッシー』って呼ばれてるんですか?」

獅子丸「ん?まぁなw」

「可愛いですねw」

獅子丸「陽翔にはかっこいいって思われていたいなw」

「先輩はかっこいいですよw」

獅子丸「ありがとう!」

・・・夜・・・
犬橋「はぁ・・・疲れた~」

熊下「明日が学園祭ラストだ。頑張ろう!」

「うん!」

僕達は寮でお菓子を食べながら話をしていた

犬橋「大繁盛だな~」

「そうだね~」

熊下「売上すごそう・・・」

校長「かなりいいですよ!反響もいいですし!」

犬橋「そうか~」

熊下「それはよかったw」

「・・・」

二人とも・・・気が付いてないのかな?
校長先生が僕たちに混ざってお菓子を一緒に食べてること・・・
僕は校長先生を見た
校長先生は人差し指を口に当てた

「フッwフフw」

犬橋「どうしたんだ?」

「なんでもwwないww」

熊下・犬橋「???」

校長「学園祭は楽しいですよね~」

犬橋「そうだな!」

熊下「思ってたより楽しいな!」

校長「何年も学園祭を見てきましたが、今回が一番楽しいですねw」

犬橋「ん?何年も?」

二人は校長先生を見た

熊下・犬橋「うわっ!」

校長「やっと気が付いてくれましたねw」

熊下「校長先生・・・心臓に悪いので声をかけてください・・・」

犬橋「校長先生・・・幽霊みたいですよ・・・」

校長「幽霊は酷いですね~w」

そういい校長先生はお菓子をつまむ

校長「う~ん・・・もう歳ですかね・・・胃もたれしそうですねw」

と言いながらもお菓子を食べるのはやめない校長先生

犬橋「歳なんですから考えないとダメですよ?」

校長「はっきり言わないでくださいよw」

「フフフw」

しばらく話をして校長先生は帰って行った
僕たちも明日に備えて自室に向かった

「はぁ・・・疲れた・・・」

そうため息をつきベッドに横になった

「・・・」

僕は先輩のぬいぐるみを抱きしめた

「・・・違うな・・・」

先輩の代わりにはなりそうにない・・・
でも、抱きしめないよりかは・・・

「・・・」

僕はスマホで先輩にメールした

『お疲れさまでした!おやすみなさい!』

しばらくすると返事が来た

獅子丸『おやすみ!また明日な!』

「フフフw」

僕は今、すごく幸せで充実している
怖いくらいに・・・
そして僕はぬいぐるみを抱きしめながら眠りについた
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