警察官の豹獣人

ジャム

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家庭を築くということ

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あれから一か月後

隼人「ふ~大変だな~w」

「いきなりすぎて情報が追い付かない・・・」

僕たちは今引っ越しをしていた

隼人「折角なんだから大きい家がいいなって思ってな!」

「だからって・・・大きすぎだよ・・・」

新築で部屋数は二階に5部屋、一階に二部屋、大きなリビングに大きなキッチン・・・

「支払い・・・できるの?」

隼人「ハハハw心配するな!俺の顔の広さを舐めるなよw」

「もう・・・w」

隼人のこの根拠のない自信を聞くとなぜか笑顔になる
そして

隼人「おっと!忘れてはいけない俺たちの大切な証明!」

そう言いインターホンの上にそれを埋め込んだ

隼人「これで『豹谷家』の完成っと!」

僕達は籍を入れたのだ
結婚式はしなかった
身内と友人だけで盛大にパーティを開いたからねw

隼人「うん!立派だな!」

そう言いながら入り口で腰に手を置いて胸を張る隼人

「ちょっと・・・荷物運んでよ・・・重いんだから・・・」

隼人「おうよ!w」

そういい荷物を全部運び込んだ

「はぁ・・・疲れた・・・もう・・・業者を頼もうって言ったのに・・・ってまたいないし・・・」

僕は家中を探し回った
そして二階の一部屋に居た

「何してるの?」

隼人「ん?これを組み立ててたんだよ?」

それはベビーベッドだった

「まだ先なんだけど?」

隼人「何言ってるんだよwこういうのは早めに用意しておかないとなw」

「それで・・・なんで3個もあるのかな?」

隼人は三個目のベビーベッドを組み立てていた

隼人「早めに用意しないとな?」

「気が早すぎるんだよ!!」

そう言うと隼人は四個目に手を出そうとしていた

「一体何個買ったの!?」

隼人「あと二個あるけど?」

「僕に何人産ませる気だ!」

隼人「5個あるんだから5人だろう?w」

「そんなに産めないよ!」

隼人「若さがあれば行けるよ!」

「もう・・・w」

僕は只今妊娠中だ・・・
結果が出たときは凄かったな・・・
バラの花束に哺乳瓶に子育ての本とかもいきなり買ってきたし・・・

「フフフw」

隼人「どうしたんだ?」

「隼人は隼人だなってw」

隼人「なに言ってるんだよw」

そして夜・・・
新居で初めての夕飯
僕達は庭にテーブルと椅子を出してそこで食べていた
隼人はワイン、僕はジュースで乾杯して

隼人「はぁ・・・俺も父親か・・・」

「そうだね」

隼人「このまま幸せのまま人生が終わるといいな~」

「波乱万丈な人生になりそうだけどねw」

隼人「俺がいるからそんなことにはならない!」

「いや、あんただからだよ」

隼人「ん?w」

「ハハハwまぁ!そういう人生もいいよね?w」

隼人「そうだなwそれぐらいがいいだろうw」

僕は隼人に一度捕まった・・・
でも隼人は僕を見捨てなかった・・・
それを偶然だったかと聞かれたら僕はNOと答える
だってこれは出会うべくして出会った奇跡なのだから
この世に偶然なんて存在しない・・・
何事も『必然』なのだから

あなたは奇跡や必然を信じますか?
僕は信じてます。
それがたとえ勘違いでも出会ったことは変えることのできない『必然』なのですから・・・
またお会いすることがあったら・・・それはきっと・・・必然・・・ですよ!


END
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