元聖女は暗殺者に恋をする

平凡なの女子高校生だった、私こと池上 翠は、ひょんなことから異世界に転移してしまったのだ。

転移先は、ちょっとだけ魔法が使えるティスタリア国。しかもそこは長い間、隣国と戦争が続いていた。

ティスタニア国の最後の切り札として召喚された私は、聖女と呼ばれる存在となり、特に活躍のないまま、無事に終戦を迎えることに……。

───召喚されてから1年後、さまざまな出会いと別れを繰り返して、とうとう日本に戻る日がやって来た。最後に私は、王様に願いごとをした。

【日本に戻る前に、私の記憶を皆さんから消してください】と。平和になった今、聖女という存在は災いを蒔く種になってしまったから。

願い通り、魔術は成功した。でもでも……王様まで私のことを忘れちゃったみたい!?

このお話は、それから更に1年後の私が18歳になってから始まる物語。

聖女時代に側近だった一人、デュアと再会したけれど、彼はちょうど暗殺中で……。

私の記憶を持たない彼と、まさかの同居生活を強いられることに。しかも、なし崩し的に、暗殺者の助手をやることに!?

真っ白な聖女の衣装から、真っ黒な暗殺服に着替えて(!?)第二の異世界生活が始まります。

※別サイトにも投稿しています
※旧題「聖女から暗殺者(助手)になりました in 異世界」 2018/05/25 改題しました
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