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8.春風吹く
8-②
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「久しぶり」
「……うん、久しぶり」
大みそか当日、真登はいつものように家まで迎えにきてくれた。いつものように、とは言っても、彼のことばどおりわたしたちが顔を合わせるのはほんとうに久しぶりのことで、それまでも電話で話したことはあったのに、なんだかとても緊張した。車のシートに身を沈めた瞬間に鼻をくすぐった煙草のにおいがなつかしくて、すこし感傷的になる。
「おとうさんたちには?」
「……黙って出てきちゃった」
真登に誘われてから、ずいぶん悩んだけれど、おとうさんたちに言うかどうか、結局答えは出せなかった。もしまた、誕生日のときみたいに興味のない素振りを見せられたら、きっとわたしは、前に進もうとしている足を止めてしまう。それなら、はじめからなんの反応もないほうが傷つかないで済む。おとうさんとおかあさんがいるリビングを避けて、朝からごはんは食べていない。それでもよかった。足音を忍ばせて、そっと家を出たのだ。
「そっか。なんかごめんな」
謝る真登に、首を横に振ることで応えた。真登はなんにも悪くない。
「大丈夫、わたし、変わるの」
着替えを入れたかばんには、辞書と、それから問題集とノート、ペンケースを詰めこんでいた。宮下の家で勉強ができる自信はなかったけれど、勉強道具を肌身離さず持っているのが、すっかり習慣になっていたからだ。
「変わる?」
ハンドルを握りながら、真登が横目でこちらを見る。今年がはじめての雪道のはずなのに、そんなのが嘘みたいになめらかな運転をつづけていた。
「ちょっとがんばってることがあって」
かばんをぎゅっと抱きしめる。車内には、真登の好きなバンドのアルバムが流れていた。
「……うまくいったら話すから、それまで、待ってて」
えるの以外のだれかに、高卒認定を目指していることは内緒にしていた。ことばにしてしまうことで、公然の事実になってしまうことに尻込みしていた。ほんとうに叶えたいのなら宣言してしまえばいいのに、そうできないのは、もしもうまくいかなかったときの保険をかけておきたいからだ。弱虫な自分。新しい一歩を踏みだすということは、自分のなかの弱さと直面することでもあった。
「わかった。成功したら教えて、あんま根詰めんなよ」
真登の手が伸びてきて、頭を軽く叩いた。真登はやさしいから、そのことばがほんとうに心のまんなかから出たことばだということがよくわかる声で応えてくれた。乾いてかさかさした、おおきな手のひらの感触がやさしくて、目が熱くなる。
「まゆちゃん、いらっしゃい。久しぶりだね」
家に着くと、宮下のおばさんがふくふくした笑顔で出迎えてくれた。ずいぶん長いあいだ、顔を出していなかったことが申し訳なくて「お邪魔します」の声は、ちいさくなってしまった。
「おお、いらっしゃい」
まだ外は暗くなっていないのに、おじさんはすでにできあがっているようだった。手元には瓶ビールが置かれていて、頬が赤い。居間に入り、わたしはもう一度、「お邪魔します」と、今度はすこしおおきめの声を出した。
「荷物置いてきな、勝手に入っていいから」
「ありがと」
わたしからコートを受けとった真登が、二階にあがるように促す。
「そうしちゃいなさい、もうすぐごはんだから」
「はい」
急な階段をあがって入った真登の部屋は、ヒーターが出ている以外は、前回きたときと変わりなく散らかって雑然としていた。ぎゅっと胸を掴むこの感情に、わたしは名前をつけることができない。ただ、身体のなかでもやもやと溜まるなにかだけを感じとっている。
一階に降りると、居間のテーブルにはおせちと焼き鮭、まっしろなごはんと薄切りのお肉が並べられていた。具の入っていない鍋があるから、きっとしゃぶしゃぶだ。
「さあさ、ごはんにしましょう」
わたしが居間の入り口に立っていると、真登と、おじさんとおばさんがこちらを見あげていた。家族だんらんを絵に描いたようなその光景に、ぐっとのどが狭くなる。わたしの居場所は、いったいどこにあるのだろう。それを探したくて、足がかりを作るために、いま勉強をしているのだけど。
「いただきます」
「ほらほら、食べて」
手を合わせると、どんどん皿が集まってきた。そうして、食事を目のまえにして、ここにきたことを後悔する。おせちに手を伸ばし、焼き鮭をつつき、ぽん酢に浸っているお肉を食べる。皿を一巡して、もうわたしは、箸を伸ばすことができなくなっていた。それでもすこしずつ、変だと思われない程度に口を動かし、食事をつづけた。
秋からはじめた高卒認定の勉強が、自分にとって急激な変化であることはあきらかだった。ただでさえ少なかった食事の量が減り、うまく眠ることができない日々がつづいた。それまでの日常とちがうことが突然起きたことが、わたしにとってはストレスだったらしい。胃はずいぶんちいさくなり、目の下のくまはカサカサとした肌に浮いていた。
「なあ、おれら上で年越してもいい?」
わたしだけでなく、みんなの箸も止まりつつあったとき、真登がそう言っておじさんの顔を見た。
「真登お前、俺たちからまゆちゃんを奪うのか」
すこし呂律のあやしくなったおじさんが、なあ、とおばさんに同意を求めた。それに対しておばさんは肩を竦め、おじさんからお酒の杯を取りあげるふりをする。
「久しぶりに会ったんだから、ふたりきりにしてやんなさい」
ね、とウインクしてみせるおばさんに、真登がサンキュと言って立ちあがった。
「まゆ、いこ」
「え、うん」
ごちそうさまを言う間もなく、手を引かれて階段をあがった。どこかで見たことのある光景だ。まるで、誕生日のときみたいな。これ以上食べつづけるのは難しいと思っていたところで、居間から連れだされたことにほっとしていた。
真登とふたりでいる真登の部屋は、ひとりでいるときとはすこし雰囲気がちがう。主を待っていたかのように、空気がわたし以外に従うのだ。この場所で、わたしは真登より立場が弱い。ベッドに腰かけ、目の下を親指で撫でられた。
「あんま食べられないんだろ。ぜんぜん食ってないじゃん。―根詰めんなって言ったのに」
やはり野生の勘でわたしの状況を悟ったらしい真登が、車のなかで言った台詞をくり返した。あたりまえだ。この一年でいっしょにごはんを食べた回数がいちばん多いのは真登なのだから。「根詰めんな」という忠告はこれからの生活のためのもので、これまでには干渉しないもののはずだったけれど、わたしは素直に、ごめんと口にした。向かいあった真登の左手が、わたしの右手をさする。本来そこになくてはいけないはずの指輪は、お財布のなかで眠っている。もう一度、ごめんと言った。
「だれにも言わずにがんばりたい気持ちもわかるけど、頼むから身体にだけは気をつけてよ。元気でいてくれたらそれだけでいいから」
な、と、両側から挟むように頬に触れられる。近い距離から見つめる真登の瞳は、こんなにもまっくろできれいだっただろうか。すこし黒目がちいさくて、切れ長の目が、じっとこちらを見ている。あ、と思ったときには、唇にやわらかな感触があった。ぎゅう、と抱きしめられて、久しぶりだけどうまくできるだろうか、年越しにセックスをするのははじめてだ、なんて思いながら、ベッドに背を預けた。
「……うん、久しぶり」
大みそか当日、真登はいつものように家まで迎えにきてくれた。いつものように、とは言っても、彼のことばどおりわたしたちが顔を合わせるのはほんとうに久しぶりのことで、それまでも電話で話したことはあったのに、なんだかとても緊張した。車のシートに身を沈めた瞬間に鼻をくすぐった煙草のにおいがなつかしくて、すこし感傷的になる。
「おとうさんたちには?」
「……黙って出てきちゃった」
真登に誘われてから、ずいぶん悩んだけれど、おとうさんたちに言うかどうか、結局答えは出せなかった。もしまた、誕生日のときみたいに興味のない素振りを見せられたら、きっとわたしは、前に進もうとしている足を止めてしまう。それなら、はじめからなんの反応もないほうが傷つかないで済む。おとうさんとおかあさんがいるリビングを避けて、朝からごはんは食べていない。それでもよかった。足音を忍ばせて、そっと家を出たのだ。
「そっか。なんかごめんな」
謝る真登に、首を横に振ることで応えた。真登はなんにも悪くない。
「大丈夫、わたし、変わるの」
着替えを入れたかばんには、辞書と、それから問題集とノート、ペンケースを詰めこんでいた。宮下の家で勉強ができる自信はなかったけれど、勉強道具を肌身離さず持っているのが、すっかり習慣になっていたからだ。
「変わる?」
ハンドルを握りながら、真登が横目でこちらを見る。今年がはじめての雪道のはずなのに、そんなのが嘘みたいになめらかな運転をつづけていた。
「ちょっとがんばってることがあって」
かばんをぎゅっと抱きしめる。車内には、真登の好きなバンドのアルバムが流れていた。
「……うまくいったら話すから、それまで、待ってて」
えるの以外のだれかに、高卒認定を目指していることは内緒にしていた。ことばにしてしまうことで、公然の事実になってしまうことに尻込みしていた。ほんとうに叶えたいのなら宣言してしまえばいいのに、そうできないのは、もしもうまくいかなかったときの保険をかけておきたいからだ。弱虫な自分。新しい一歩を踏みだすということは、自分のなかの弱さと直面することでもあった。
「わかった。成功したら教えて、あんま根詰めんなよ」
真登の手が伸びてきて、頭を軽く叩いた。真登はやさしいから、そのことばがほんとうに心のまんなかから出たことばだということがよくわかる声で応えてくれた。乾いてかさかさした、おおきな手のひらの感触がやさしくて、目が熱くなる。
「まゆちゃん、いらっしゃい。久しぶりだね」
家に着くと、宮下のおばさんがふくふくした笑顔で出迎えてくれた。ずいぶん長いあいだ、顔を出していなかったことが申し訳なくて「お邪魔します」の声は、ちいさくなってしまった。
「おお、いらっしゃい」
まだ外は暗くなっていないのに、おじさんはすでにできあがっているようだった。手元には瓶ビールが置かれていて、頬が赤い。居間に入り、わたしはもう一度、「お邪魔します」と、今度はすこしおおきめの声を出した。
「荷物置いてきな、勝手に入っていいから」
「ありがと」
わたしからコートを受けとった真登が、二階にあがるように促す。
「そうしちゃいなさい、もうすぐごはんだから」
「はい」
急な階段をあがって入った真登の部屋は、ヒーターが出ている以外は、前回きたときと変わりなく散らかって雑然としていた。ぎゅっと胸を掴むこの感情に、わたしは名前をつけることができない。ただ、身体のなかでもやもやと溜まるなにかだけを感じとっている。
一階に降りると、居間のテーブルにはおせちと焼き鮭、まっしろなごはんと薄切りのお肉が並べられていた。具の入っていない鍋があるから、きっとしゃぶしゃぶだ。
「さあさ、ごはんにしましょう」
わたしが居間の入り口に立っていると、真登と、おじさんとおばさんがこちらを見あげていた。家族だんらんを絵に描いたようなその光景に、ぐっとのどが狭くなる。わたしの居場所は、いったいどこにあるのだろう。それを探したくて、足がかりを作るために、いま勉強をしているのだけど。
「いただきます」
「ほらほら、食べて」
手を合わせると、どんどん皿が集まってきた。そうして、食事を目のまえにして、ここにきたことを後悔する。おせちに手を伸ばし、焼き鮭をつつき、ぽん酢に浸っているお肉を食べる。皿を一巡して、もうわたしは、箸を伸ばすことができなくなっていた。それでもすこしずつ、変だと思われない程度に口を動かし、食事をつづけた。
秋からはじめた高卒認定の勉強が、自分にとって急激な変化であることはあきらかだった。ただでさえ少なかった食事の量が減り、うまく眠ることができない日々がつづいた。それまでの日常とちがうことが突然起きたことが、わたしにとってはストレスだったらしい。胃はずいぶんちいさくなり、目の下のくまはカサカサとした肌に浮いていた。
「なあ、おれら上で年越してもいい?」
わたしだけでなく、みんなの箸も止まりつつあったとき、真登がそう言っておじさんの顔を見た。
「真登お前、俺たちからまゆちゃんを奪うのか」
すこし呂律のあやしくなったおじさんが、なあ、とおばさんに同意を求めた。それに対しておばさんは肩を竦め、おじさんからお酒の杯を取りあげるふりをする。
「久しぶりに会ったんだから、ふたりきりにしてやんなさい」
ね、とウインクしてみせるおばさんに、真登がサンキュと言って立ちあがった。
「まゆ、いこ」
「え、うん」
ごちそうさまを言う間もなく、手を引かれて階段をあがった。どこかで見たことのある光景だ。まるで、誕生日のときみたいな。これ以上食べつづけるのは難しいと思っていたところで、居間から連れだされたことにほっとしていた。
真登とふたりでいる真登の部屋は、ひとりでいるときとはすこし雰囲気がちがう。主を待っていたかのように、空気がわたし以外に従うのだ。この場所で、わたしは真登より立場が弱い。ベッドに腰かけ、目の下を親指で撫でられた。
「あんま食べられないんだろ。ぜんぜん食ってないじゃん。―根詰めんなって言ったのに」
やはり野生の勘でわたしの状況を悟ったらしい真登が、車のなかで言った台詞をくり返した。あたりまえだ。この一年でいっしょにごはんを食べた回数がいちばん多いのは真登なのだから。「根詰めんな」という忠告はこれからの生活のためのもので、これまでには干渉しないもののはずだったけれど、わたしは素直に、ごめんと口にした。向かいあった真登の左手が、わたしの右手をさする。本来そこになくてはいけないはずの指輪は、お財布のなかで眠っている。もう一度、ごめんと言った。
「だれにも言わずにがんばりたい気持ちもわかるけど、頼むから身体にだけは気をつけてよ。元気でいてくれたらそれだけでいいから」
な、と、両側から挟むように頬に触れられる。近い距離から見つめる真登の瞳は、こんなにもまっくろできれいだっただろうか。すこし黒目がちいさくて、切れ長の目が、じっとこちらを見ている。あ、と思ったときには、唇にやわらかな感触があった。ぎゅう、と抱きしめられて、久しぶりだけどうまくできるだろうか、年越しにセックスをするのははじめてだ、なんて思いながら、ベッドに背を預けた。
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