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弥助の大冒険 -少年は巴里を目指す- 4.5

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しかし、弥助の弟、そういう事を自分で決められる考えが根付く遥か前の赤子の時分に、女になってしまったようなもの。

これを隠し通せずに、後でばれてしまった時に揉めはしないかと、思わず気を遣ってしまいますよ。

(プラウファーネさんもおにのわりにじょうしきがある人ですからね…)

(わわわわわわたしは単に不幸な子供に同情しとるだけで元来は鬼も鬼なのですっ)

で、私が冷酷非情残忍な鬼の思考、ある程度は保とうともしております理由。

鬼族、ひいては化外の連中に舐められてはならない立場だからでもあります。

元来、鬼の頭は私の姉である外道丸か、さもなくば私や姉の母であり、今は大江の地下に両面宿儺と並んで封印中の伊吹童子という鬼が務めておりました。

で、私らの母親の伊吹。

冬の伊吹山から吹いてくる伊吹おろしもかくやの、冷酷非情な性格だったのです。

ええ、人間などというものは我ら鬼の食い物でしかない。

さもなくば、自分たちが使役するための奴婢ぬひめいた格下の鬼を生み出すための孕み袋としか思うておりませんでしたよ。

そして、他の化外は我らの餌を横取りする敵であるとかいう考えの持ち主でした。

しかし、ある時にどつき回されたのです。

そして、大江の地下に封印という処置を受けました。

(そして鬼頭の代を姉が引き継いだんですよ…まぁ、姉にしても母親よりは多少は小ましな部類でしかなかったんですけどね、当時)

(しかし、鬼も神の眷属であり、拝むという風潮が世に出ましてなぁ。ほれ、飛騨の山の中で難儀しとった母子、大嶽や私が助けた件とか)

ええ、マリアさんたちの尽力もあったのですが、単に恐れられるだけでなく、畏敬の対象となることで、私たちや他の化外、尊敬の祈念を得られるようにもなったのですよ。

これ、実は人を食わなくても良くなった件と密接に関連しています。

拝まれることで、多少なりとて生気を充填してもらえるようになったのです。

ですので、鬼や天女族に人魚族、妖怪もののけ族といった人外側でも…ジーナ様やマリアさん雅美さん風に言うなら「意識改革を図っている」のです。

つまり、拝まれるような善行や奉仕に指導を人に対して行うことも道理だという協調の考えが、今や大江を中心とした比丘尼国の化外の者のほぼ、標準であると思って頂ければ幸いなのです。

で、この際に、私たちを認めてもらえるようにマリアさんも痴女宮で働きかけて下さったりしておられたんですが、我ら化外には、もっと頭が上がらない方への恩義が、痴女皇国の方に対して出来てしまったんですよ…。

(あれーぜさまが大江に行かれたときに、ずいぶんとみなさんにひとのみちをとかれたようで…)

(ただ、その時にまず、全員がこてんぱんにのされていたそうです。私はその時聖院本宮~痴女宮の時期でしたけど、姉や大嶽なんて、いまだにアレーゼ様の姿を見たら一瞬だけゾクっと震えが出るようで…ふふふ)

まぁ、痴女皇国の女官が「上役に力を貸し与えてもらえる」ですとか「みんなの力をおらにわけあたえてくれ」というようなことが出来るのを存じておりました私です。

おまけに、金衣の力を全力開放するとどうなるか、実際に示しておしまいになった七代目様を初め、歴代金衣や銀衣がどう言う方々かを存じてもおりましたから、姉たちの愚痴を聞いても「そりゃ仕方ないだろ」としか…。

しかし、救いはありました。

アレーゼ様はジーナ様曰くの「脳筋」ではなく、むしろ話が通じる方だったのです。

むしろ、大江の上の連中の方が「話が通じない」部類だったりしたのですから…。

(あの舞鶴の首領どんすら一歩引いてましたからね…)

そそ、舞鶴の首領と言えば、ある意味では私の「客」なのです…。

ま、詳細はご本人の尊厳を破壊することになりますから詳細を申し上げられないのですが、ジーナ様やマリアさんいわくの「偉い御仁は案外に」っちゅうところもありますよ、とだけ。

そして本件でわたくし茨木、おかみ様や大巫女様に文句、言いたいんです。

なんで鬼のわたくし、いかに大江の大神宮の所属たぁ言えど、巫女の枠に入れられてはりますのん。

そして、例えば先程の首領質屋どん・しちやのような御仁の相手とかさせられるんですよ?

聞けば、大江朝廷やおかみ様が首領に便宜を図った分の損失めいたもの、私が回収してくるにうってつけの人材らしいんですよ。

ええ、確かに私、貢がせてますよ、それなりに。

(うん、茨木はおかまほすとのさいのうがある)

(わしらがおまえをこわい思うのん、そうゆうとこやぞ…まぁ、その茨木やからこそ、の力を使えるんやろけどな…)

ええ、私、人に近い状態になると、色男で優男に見えるそうなのです。

もしくは、色気あふるる、おなご。

じゃ、ちょっと実例、お見せしましょうか。

新大坂駅を出たこの超特急・光號とやら。

坂道を登って、東海道とかいう鉄の道を幾本も束ねた大きな川の流れのような場所を橋でまたぎます。

そして、摂津国の鳥飼なる場所で、城東や加美かみ百済くだらといった荷捌き場へ向かう道と別れますと、今度は坂を駆け下って、白く真新しい橋の上に敷かれた鉄の道に入ります。

これが、東海道しんかんせんとかいう、光號専用の道だそうですけど。

(来年にはいよいよ新大坂驛と、東京驛の新幹線ホームが完成します。この段階で今お乗りのTGV-ZK型を本来の標準軌台車に履き替えた上で、最高速度を320km~360km/hに引き上げて東京~大坂間2時間切りを目指すのです)

ちなみにこの速度、ジョスリーヌさんたち黒薔薇騎士やアルトさんはもちろん、私が痴女種騎士互換になった状態の速さの半分くらいですけどね、

でまぁ、この新幹線とやらに入った光號、私たちのおる部屋の足元からの唸りも高まり、大きな窓の外を流れる景色の流れも俄然、速く見えるようになります。

そして、失礼致しますと言って、茶菓を盆に載せて現れたのが痴女皇国風に言うなら、みにすかみこミニスカ巫女さん。

そう、この特等車は給仕役が乗っているのです。それも、開放席とこの個室を担当する巫女待遇の女給がそれぞれ、1人ずつ。

そして、茶菓を配り終えたその女給、なんと私の足元に跪くと、聖環操作で私のふんどしに穴を開けてちんぽを取り出すではありませんか。

いえ、そろそろ弥助たちにも色々とをせねばなりませんし、まぁ、拒む理由もないのですが。

しかし、このお部屋、理恵さんの話では新大坂まで乗っておったおかみ様専用車ほどには汚れに気を使わなくても良いようなのですが、やはり、掃除の手間を聞いた身としては気遣いをしてしまいます。

そこで、おかみ様用御料車でも荷物扱いで積まれた女ども相手にこっそりとやっておった技を見せることにします。

尺八を止めさせると、私は下半身に力を入れて、念じるのです。

んで、先程、おかみ様が言っていた八珍棒大蛇やまらのおろちの話。

比丘尼国では、八岐大蛇やまたのおろちの逆襲ではなく、ヤマラノオロチという怪物が八岐大蛇の仇とばかりに逆襲してきた歴史があるのです…。

で、この、八珍棒大蛇やまらのおろち

文字通りの姿と、とんでもない力があったのです。

なんと、八人の女…いえ、下手すれば八人の男の尻すら同時に犯せたそうです。

そして、吸った揉んだの末にこの、やまらのおろちなるちんぽ妖怪蛇。

干物にされて大江に封印されました。

しかし、この大蛇の能力。

日に何人もの人や化外とおめこする必要がある大江の大巫女連中に目をつけられたのです。

んで、ですねぇ…私も、その能力、幹部巫女でしかも鬼のかしらでしょう。

使えるっちゃ、使えるんです。

で、とりあえずちんぽを8本生やします。

そして、このちんぽは何と、痴女皇国の苗床の触手とやらと同様、伸ばせるのです。

で、個室の床で、私たちに向かって股を開かせた女給のふんどしに逆に穴を開けましてね。

女給の口とおめこに、ちんぽを馳走してやったのです。

更には、残6本のちんぽ。

2本ずつ、弥助の母親と妹、そして弥助自身に回しました。

(えげつないながめです…しかもこれ、ろくがしてるんですよね…)

(もっとえげつない事がありますよアルトさん…このちんぽ触手、先端の形を変えられるのです)

どんな風に変わるのかと申しますと、磯巾着、あれです、あれ。

で。歯のない老婆の口のごとく、相手のちんぽを咥えることもできるのです。

で、弥助のいちもつと尻穴だの蟻の戸渡りだのを磯巾着のような細かい触手で舐め回すような動きも、出来るのです。

という訳で、三本のちんぽを責めたてながら、更に女官の尻穴や口と、肝心のおめこを同時に頂くことも可能なのですよ…。

そしてですねぇ、この列車の女給、実のところは結構、ええとこのおじょうさまとかいう身分。

すなわち、京都朝廷の公家やら高級官吏の娘どもなのです。

しかし、そんな娘たちをこのように辱め犯しても、後で叱られないのか。

(いばらき、巫女のくらいの中やと2ばんめか3ばんめくらいにえらいねんけどな…)

(むしろ茨木の精と生気をもろうて、ちんぽと鬼のちからをもらえる隙を虎視眈々とうかがうとるねんわ、巫女れんちゅう…)

(それ以前にこの光號の女給、特に個室担当って慰労役ですよ、個室のお客の…)

つまり、私に取り入って鬼の精と生気を頂こうというさもしい魂胆、咎められることなくこうして堂々と執り行えるのです。

そして、長く伸びた私のちんぽを口とおめこに突っ込まれているの、弥助たちの前とはいえど晒されながら凌辱されている訳ですけど、嫌じゃないのでしょうか。

(も、もちろん嫌です…嫌に決まっておりまするぅっ)

ええ、比丘尼国の巫女たちも痴女皇国の女官と同じで、隠し事が出来ません。

そして、本当は鬼が穢らわしく忌み嫌われる存在であった理由を知っているのに、自分の心に正直にならずに建前を言うたいぷじゃないのですよね、この給仕。

(ふふふ…隠さずともよろしい…しかし、あなたは今、その穢らわしく卑しい、女を犯す事しか頭にない鬼のいちもつを打ち込まれるばかりか、舌を動かし涎を垂らしながら私のちんぽを咥えておる有様でしょう…矛盾してはおりませんか)

(いいえ、美形の誉も高い茨木様のちんぽを頂ける絶好の機会でございまする!わたくしは下心に満ち満ちた卑しい牝畜生めすちくしょうでございます!)

(ふふ、正直でよろしい…そんな正直ものには褒美を差し上げるとしましょう…)
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