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弥助の大冒険 -少年は巴里を目指す-・3

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さて、とある夜。

それは弥助が大江山の元伊勢大神宮に引き取られてから、少しばかりの日が経った後のことでした。

身体も魔羅ちんぽも良い加減に育ち、女あしらいも慣れたであろう弥助でしたが、己の母親のことはやはり気にもなろうもの。

密かに宿舎を抜け出し、神宮から里へと下る参道の階段を、ところどころにある灯籠の灯りを頼りに降りてゆく弥助。

むろん、人外の私どもは勿論のこと、警戒の巫女どもにもその気配は伝わってはおりましたが、弥助の心中を読んだ巫女どもはこぞって弥助の行いに、見て見ぬ振りをしたのです。

ただ…揉めた時の事を考え、私は密かに弥助の後を追っておりました。

ええ、弥助に気取られずに追うことなど、私にしてみれば造作もなき話。

しかし、私らであれば、寝床についておっても弥助の今を知る事とて楽なものなのですが、わざわざと弥助の後をつけて追っておった理由は、他にもありました。

そうです…母親のその後の姿を見て、あらぬ事を考えただけでなく、実際に事に及んだ場合を考えて、私はあえて弥助の近くに潜んでおくことにしたのです。

そして、私のその悪い予感、的中しかけたのです。

(ふふふふふ、あんたも鬼さんたち並みにお好きなこっちゃねぇ…)

(へへへへへ、当たり前やないけ…ここの飯を食うたら、ちんぽがみなぎるゆうのん、常識やないかい…)

(そりゃええとしてやね…弥助の代わりの子を孕まへんかったら、うちもあんたも大江を所払いされんねんから、しっかり種をつけてもらわんと困んねんから、せいぜい気張ってや…あひぃいい一)

(しーっ、でかいあへごえあげるもんちゃうがな…隣近所に聞こえたらどないすんねや…)

(かまへんがな…隣かて、ほれ、あんあん言い出しよったやん…うちらが今更声を上げたかて近所に文句言われる義理、あらへんがな…)

ええ、弥助の母親と、新しい旦那は灯りを消した家の中で、いかなる事に及ぼうとしておるか、もはや明白でしょう。

そして、小作長屋の空き部屋以外では、弥助の母親と同様に…いえ、気の早いおなごはひぃひぃあんあんと声を上げて、いちもつの出し入れを堪能しておる有様だったのです。

で、勝手知ったる家の中とばかりに、自分の家だった小作長屋の一室を覗いた弥助。

そこで、窓から差し込む月明かりの中で、動く尻とその下の白い体だけが目に入っておれば良かったのですが。

(へへへへへ、でや、前の亭主のんよりええて言わんかい…ほれ、もっとけつ振って欲しかったら言わんかい、わしの子を孕みたいんやろ?)

(ああっやめてっ堪忍っ孕むっ孕むからっあんたのがきをうむからぁっ子種出してっ出してっ気をやってっ)

(ふへへへへ、種を付けて欲しいんやったらゆわんかえ…おめこもちゃんとわしのちんぽを締め上げるんやで?)

ええ、何という下衆な台詞でしょうか。

そして、ある種の感情に支配されようとしつつも、窓の枠の隙間の穴から目が離せぬ少年弥助。

ですが、とどめの一言が…。

(もうあの弥助のことなんか忘れてもうたらええんじゃ…神宮の巫女さんにもらわれたんやったらしゃあないやないけ…まさかお前、あんながきのちんぽ、親のおまえが咥えこもうとかかんがえてたんちゃうやろな…)

(やるわけあらへんやないの…)

(ほなゆえ。言え。息子のちんぽよりわしのんがでかいし入れてええやろ。わしのちんぽ最高て、ゆえ)

(いやああああやめてぇええええ)

ええ、途端にちんぽを母親から引き抜き、その口で咥えさせようと押し付ける後釜亭主。

次の瞬間、弥助は手に持った鎌を投げかけたのです。

いえ…投げさせませんでした。

代わりに、死なずに痺れておる程度に生気を吸うて、男を黙らせてはおきましたが。

で、呆然としておる母親を受け持ちの田畑に連れ出し、新しい亭主に代わって私が犯してやったのです。

もちろん、私は手加減するためにかなり人に近づいた状態になっておきました。

そして、頃合いやよしと見た私は、弥助を操ってそのいちもつを自分の母親に突き立てさせたのですよ。

で、私は母親に、横から咥えさせて精を放ってやったのです、その母親と新しい亭主の受け持ち畑めがけて。

(いいいいいい茨木さま、どうかお命だけは…)

(何を誤解しておりますか…私は何もしちゃあおりません。ま、あの亭主、もうちょっと小ましな考えに立ち返ればよし、行いに困るようであれば巫女に願い出なさい…)

そう、ここの農婦、豊作祈願のためには私ら鬼とか、いちもつ持ちの巫女に田畑で犯されておく必要があります。

そして、亭主連中もそれを知っておるばかりか、逆に謝礼として神社に呼ばれ巫女とおめこして生気を捧ぐる必要すらあるわけですよ。

ただまぁ、ほっときゃあ絶対にこの後釜亭主、弥助の母親に対して粗暴な振る舞いに及ぶでしょうからね。

それと、弥助の子種で母親が孕んだとしても、私らならば、か**が産まれぬように細工してやることだって、できるのです。

ま、弥助を召し上げた代償の、あふたーさーびすとか申す事だと思うてもらえれば、よし。

(あの男は首尾よく、己が種を付けたところで眠気が襲うてそのまま寝伏せたと思うて目覚めよるはず。そなたに迷惑はかけませんよ…)

つまり、こっちも弥助を召し上げたりこの男を新しい亭主に紹介した手前、里で揉めぬように見張っておったのだから安心せよと、弥助の母親に言い聞かせてやったわけです。

しかし、当の弥助としてはいよいよと家に帰り近づき難くなったようなのです。

そこで、私はその場で大巫女様に都合をつけますと、弥助を抱えて一気に神宮に連れ帰り、私ともども清めの風呂に入れてから、大江の山の上に建っております大巫女様の寝間に連れて行きます。

(しかし、あの冷めた心根の茨木にしては、そのお子にえろう肩入れしよるもの…そうか、そうか、おのれも伊吹の一件がございましたな…承知承知。では、ちいと早いかも知れませぬがな、そのお子を頂戴すると致しませう。ふほほほほほ…これ小僧、苦しうない、ここな気長おしながの傍へ近ぅ寄るがよいぞえ)

ええと、蛇に睨まれたカエルみたいになっとるんですが、白装束に着替えさせた弥助。

そうです、この困ったおばはんが、私の父親というか母親である伊吹童子を封印したり、私や姉を征伐しようとした暴力おんなであることを思い出して欲しいんですよ。

ですので、私はおかみ様に心を繋いでちょいと加勢してもらいます。

(弥助…このおばはんは鬼でも嫌がるくらいに強さを前に押し出して、相手をどんと引かせる悪癖持ち。こんな女相手に色気を感じろとかいうのも無理なもの言いでしょう…ですから、ちょいとばかり助けて差し上げますよ…)

(あれあれあれ? これ、茨木、おのれ何を致しよった…力が抜けておるではないか…)

(私がしたんじゃありません。大巫女様から力、抜ける技が使えるとあってはおかみ様以外におりませんでしょ…)

(は、はぁ…よう考えれば茨木が申す通りじゃ…うぬ、あのばばぁ、なにをさらしてくれよるのやら…)

(私はおかみ様の血縁じゃないんで、そこまでぼろくそに言える義理はありませんよ…)

(たまに外道と言うとるやないか…ばばぁのかげぐち…)

(大巫女様、姉が言うとるのと私が言ってるのくらいは区別して下さいな…はい、ほら、お股を開きなすって…え?)

ええとですね、弥助が突っ込みやすいように大巫女様の股を開いた私、絶句しましたよ。

あ、大巫女様の袴、緋袴じゃありませんよ。

黄櫨染はじぞめ…茶色がかった橙なのです。

これ、比丘尼国の支配者、つまり帝の位についた者にだけ許される色だそうですけどね。

ただですね、その袴、股ぐりのところが痴女皇国の一部の制服みたいにぱっくりと割れてるんですよ。

当然、姿勢や足運びによっては、尻や褌が剥き出しになります。

つまり、何が起きてるかって言いますと、大巫女様の股ぐらが今、丸見えなのですがね。

食い込んどるのがふんどしじゃ、ないんです。

…痴女皇国の助平下着なんですよ!

しかも色、紫…サカってる意味の色じゃあありませんか!

(あのー、それ、いいんですか…この大江って一応、ご神域ですよ…)

(茨木…かたいこというなや…べるくん…釣鐘かて、装束の下履きはこれやないか…)

釣鐘童子あんどらーしゅ殿は痴女皇国の者ですからそりゃ、浄衣の下はあっちの装束でしょ…)

で、私は閃きました。

痴女皇国の下着を許されているなら、制服だって。

「のごわぁあああああ! こ、これはなんじゃあっ!」

ええ、出来ましたよ、強制更衣。

聖院時代から痴女皇国に至るまで、墓所番に許されていたことの一つが、懲罰具の管理や取り扱い。

ええ、わたし用の懲罰服まで用意されてましたしね。

で、懲罰服1号、大巫女様に着せられるんじゃないかなって思ったのです。

そして、私も聖環は相変わらず着けております。

というか比丘尼国でも、こちら仕様の聖環が普及しとるのです。

ただ、私は何かあった時に向こうに行く事も多いので、引き続き痴女皇国仕様の聖環、付けさせられてるんですよ。

しかし、今回はそれが幸いしました。

つまり、私の懲罰具管理機能で、大巫女様を指定しての懲罰服1号強制着用、成功したんです。

ふふふふふ。

これならば、弥助も楽に目的を達成できようもの。

更には、これもいけるかと思って試したのが、べる君が痴女皇国の幹部として動く時に着ている赤薔薇騎士団の服。

ええ、乳上が常用しているあれです。

いくつかの種類がありますが、基本は「隠すべき場所が透けているか網」のあれです、あれ。

で、私の聖環のお着替え画面から、ちょいちょいっと操作して…。

「茨木ちょっと待て!なんやその装束は!」

「茨木さまって…釣鐘さまの服、お持ちだったんですか…」

ええ、大巫女様はもちろん、弥助も驚いております。

「あのー、私、痴女皇国の女官の身分持ちですからね、向こうの服、着れるんですよ…」

もちろん、全部の種類じゃありませんけどね。

で、これが出来るってことは、痴女種女官の能力の一つである「他人を操り人形にできる」ことも楽なんですよ。

ふっふふふふふ。

そう、懲罰服1号は、着用者の痴女種能力を大きく奪う効能があります。

そして、大巫女様が痴女皇国の助平下着を着れておるということは、聖環も含めてあちらの女官と互換になっているということです。

そう、もはや大巫女様の身体、その強大な神通力を封印されて普通の人間に限りなく近い状態なのです。

更には、これならば弥助の身体も操れるはず…ええ、二人を無理からにまぐわいに向かわせる事も、造作なく。

弥助にはとしまえんとやらに全力で適合するような、本当ならば齢一千年近い老婆の相手をさせて申し訳なく思うのです。

しかし、このおばはんを籠絡しておかねば、後で色々うるさいのです。

ですので、私も加勢します。

あへあへと言い出したおばはんの口に、赤薔薇服に穴を開けて取り出した私の逸物を突っ込んだのです。

そして、私と弥助が気持ちえぇと感じておる感覚、大巫女様の頭に流し込みました。

(なにをさらすんじゃ茨木!)

「お言葉ですが大巫女様…べる君もこれ、出来るしやってますよ…痴女皇国行ったら女官連中、これ普通にしてますからね…」

(あ、あかん、気を…気をやるがな…逝くがな崩御してまうがな!)

そうでしたね…このおばはんも、おかみ様の子孫っちゃ子孫。

皇族なのです。

ただ、ちんぽにありつけないとうるさい御仁なのです。

それはもう、酒を切らしたおかみ様と何ら、変わりません。

いえ、刀を抜いたり薙刀構えたりするだけ、こっちの方がより剣呑でしょう。

ですから、我々化外の身の安全のためにも、さっさと上下の口を塞いでしまうのが身のためなのです!

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じんぐう「いばらき…人のこころとかないんか、おまえ」

いばらき「そもそも私は鬼ですよ」

やすけ「ちなみに茨木さま、普段ははだの色あい以外は普通のひととかわらぬ見た目ですよ」

いばらき「たまーに、角をしまい忘れてることもあるんですけどね」

やすけ「おれ、つのはやしておられるの、みたことないです」

いばらき「見ずともよいのです…(ちなみにこの、角の一件は覚えておいて頂きたいそうです…)」
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