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弥助の大冒険 -少年は巴里を目指す-・1

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「なるほど…あの信長公ほうかまの家来のお子ってわけか…」

「そうなのですよ、信長氏の没後は大江に身を寄せて地元の農婦を嫁にもろうて暮らしておったのですが…」

(しかし、くににかえるというか、じぶんのちちおやのうまれこきょうをいちどみてみたいゆうんやろ?)

「うむ…ならば、こうしようじゃないですか。かつて超時空太閤殿下おさるさんの治世ん時、小僧ばかりで使節を派遣したり、伊達公の家来の支倉とか、海の向こうに遣いをやった時があったでしょ。うちの権現様じいさんん時も、京の商人の田中ってのが明日輝経由で痴女皇国の南欧支部に遣いにやられてたはずだし」

「ふうむ、つまり家み…徳田様のお考えですと、使節団を派遣するのに混ざって貰えばよいと」

「そそ、それにあの猿親父ん時の使節がさ、確か弥助の生まれ故郷に寄港してるはずなんですよ」

「今でしたら吸不すえず運河が開通していますから、希望峰周りは結構、時間がかかりますけどね」

「まぁ、外遊目的で諸国を回るって名目ならいいんじゃねぇですか?」

「到着まで数ヶ月から半年はかかりそうですけど、とりあえずはそれでお船を仕立てて頂ければ」

「そそ、幕府水軍よこすかの連中の鍛錬にもなるでしょう」

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みなさま、お久しぶり。

長年の聖院島…痴女島での暮らしの沙汰が解けて大江山に戻っております私、茨木童子いばらきのどうじと申します。

痴女島ではプラウファーネという、あちらでの出家名を頂戴しておりました。

Plaufahne(Ibaraki-Douji) プラウファーネ Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定一千万卒) Shemale Visual (ogre mode) 偽女種外観 Purple rosy Knights. 紫薔薇騎士団 The Extra-Human Knights 八百比丘尼国大江化外衆頭 Imperial of Japan administrative bureau.Imperial of Temptress. 痴女皇国日本行政支局

さて、今の話をしております場所は京の都からすこーしばかり離れた大江山の麓にございます、元伊勢大神宮。

現在は、痴女皇国からお越しの釣鐘童子または釣鐘丸殿…向こうの出家名ではベルテファーネ、ご本名がアンドラーシュ・イシュトファンなる方と組んで、大江のお山で鬼たちをはじめとする化外の者どもを仕切る毎日です。

Beltefahne (Endre Istvan) ベルテファーネ Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定一千万卒) Slut Visual 痴女外観 Red Rosy knights, Imperial of Temptress. 赤薔薇騎士団 Facility Technical Manager, Ooe shrine, Japan. (job assignment) 八百比丘尼国元伊勢大神宮出向・設備部長待遇

ちなみにですね、私の姉で、私と入れ替わりに痴女宮に行かされております外道丸げどうまる

あれ、一応は向こうの出家名、もろうておりますからね…比丘尼国での名前でばかり呼ばれておるようですが。

ただ、私は比丘尼国に戻ってからは本来の名前である茨木で呼んでもらえておりますが、姉の場合はその力を封じるためにも、元服前の幼名で呼ばれております。

で、姉の場合はその封じられておる名前の方が、世間での通りが良いようですので、参考にして頂ければ。

Polanfahne(Shuten-Douji) ポーランファーネ Million Suction(Limited Ten million)百万卒(限定一千万卒) Slut Visual (ogre mode) 痴女外観 Facility department, Palace of Temptress. 痴女宮設備管制室 Facility Technical Manager, Imperial of Temptress.(job assignment) 痴女皇国痴女宮出向・設備管理部長待遇

で、私らとこのような話をしに来られたのは、江戸の幕府の使者…通称「貧乏托鉢僧」の徳田滋光様。

ま、本当は先代の上様である、偽女種11号様だというのはさておいて。

「まぁ、その辺はちょいと仕込みを息子いえつなとおまつさんに頼む必要もありますがね、少々時を頂ければ、あの坊主の望み、叶えてやれるでしょうや…それに、あのお子、周りから浮いてるって話もあるんでしょ?」

「そうなのですよ…で、お江戸の幕府が欧州に使節を置いとくというのならば、そこも働き場としていいんじゃないかとも思いましてねぇ…」

「プラウファーネさん、あれ確かロンドンに公使館を置くって話になってましたっけ…ちょっとお待ち下さいね」

で、べる君…べるてふぁーね殿の姉上にお聞き頂きましたところ。

(アンドラーシュ…そーゆう話はジョスリンに…)

(ジョスリーヌさん、産休ってことでれんぽう世界のパリに戻っておいでなんですよ…)

(その割に痴女皇国世界のフランス王国で見た気がするのだけど、まあいいです。雅美さん、るっきーの後任の外事部長って…)

(ええとね、後任がまだ決まってなくてさ、しゃあないから暫定でクレーゼ局長に通商局と兼任してもらってます。ジーナちゃんが戻って来てくれたら速攻でそっち回ってもらえるんだけどねぇ…)

(はいはい、あなた方、月刊痴女宮に目を通してないとかマリアが怒りますわよ…ええとね、雅美さん…比丘尼国自体は以前から英国のがいこう官を受け入れていたこともあって、国家自体は英国にまず、常駐大使を派遣したいという意向をいただいておりますわね。これは、比丘尼国の京都朝廷からいただいておりますはなしですわ。で…)

と、以前の聖院金衣であり、私とも面識が大いにあるクレーゼ様と、そして江戸幕府側の徳田様から教えて頂けましたところ。

「でさぁ、幕府うちも朝廷に頼まれてて、本来なら英国に使節を遣って使いの館を開かせてもらおうって思ってたんですけどね、ほれほれくれーぜ様、そちらのふらんす支部とかいすぱにあのお方、あちらさんが比丘尼国うちの絹やら何やらを欲しいって交易の取引のはなしを入れて来ておられるじゃないですか。で、これは田中様もご存じたぁ思うんですがね、朝廷とは別くちで、幕府は幕府で公使を仕立てて欧州に伝手を作っとくって話、うちのおかみ様とおまつさんが入れてっじゃねぇですか」

(ああ…おまつさんが欧州、行きたがってんのよねぇ…)

(ええ、家綱に漫遊っちゅうか、よそを見せたいって…)

(じゃあ、フランス支部に話をしてさ、公館予定地を見繕っといてもらうわよ。外交官派遣のための人選を比丘尼国でやっておいて頂ければ、あとはこちらで段取りします。クレーゼ局長も、それでよろしいですか)

(そーですわねぇ、反対するりゆうも特にございません。ただ…プラウファーネさん…あなたをつうじて、あたくしがその弥助ってお子さまのこころの中、みせて頂きましたけど、もし、くにに帰ってもいばしょがないという場合のこと、かんがえておいてあげるひつよう、あるかも知れませんわね…)
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