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欧州女形演芸場ものがたり -l'Okama -・9

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(ヴァランセ城まで足を伸ばすことがなくなって助かりました…)

(あそこ結構パリから離れてるのよね…)

ええと。

わたくしテレーズを含む、喪服の集団がたむろしておるのはですね。

ベルサイユやエリゼ宮とはセーヌ川を隔てて対岸、南側の市街地に存在するメダイ聖母奇跡聖堂とやら。

     ⬜︎⬜︎←ベルサイユ宮殿(移築後)
 エリゼ宮→⬜︎ ⬜︎←ティルリー・ルーブル宮
=============セーヌ川

  廃兵院 メダイ聖母奇跡聖堂
   ⬜︎  ◯

ここで、過日に病死した(ことにされた)フランス王国宰相・外交大臣タレーランの国葬が執り行われたのです。

で、なぜにノートルダム寺院やマドレーヌ寺院、あるいはわたくしのパパンが実際に眠るサン=ドニ大聖堂にタレーランの棺を収めなかったのか。

(そのまえにテレーズねえさま、ママンがほんとーはいきているというのは)

(それは内緒なのよ、ソフィー…)

(しかし、いくらフランスの復興を成し遂げた聖母の奇跡を記念した聖堂とはいえど、タレーランならば最低でもノートルダムに葬ってくれとか地獄で文句を言ってそうですわね…)

(しぃーっ、オスカー…ママンはともかくよ、あのタレーランとパパンのひつぎを一緒の場所に置きたいかっていうとさ、少なくとも私は絶対にいやなのよ…)

ええ、なんで廃兵院の近所という、どっちかっちゅうとこの当時のパリとしてはあまり場所的には一等地ではない場所に建っておるこの聖母奇跡聖堂を国葬の場に選んだのか。

(単純に言うと、テレーズのわがままや)

(フラメンシア…あんたに正直なところ聞きたいんだけど、タレーランと平和的な話し合い、あんた、できたと思う…?)

(愚問だわ。はっきり言うけど最後は武力で会話してた気がするわねぇっ)

(なら私のこの裁定をわがままやとぬかさんといてくれ…国葬にしてやっただけでも御の字やと思うとるんやで、私は…)

ちなみにこの聖堂でタレーランの葬式をやりましたという報告、ひみつモードとやらで聖環通信入れたんですよ、密かに金田で司祭やっとる我が母、アントワネット宛に。

で、経緯をひとしきり説明して、こうこうこんな経緯でタレーランが骨はもちろん灰すらも残さず焼け死にました、一応は外交的な配慮もあって他国の大使を参列させとかないとまずいということで最低限度の国葬にはしときましたけど、サン=ドニとノートルダムでの葬式だけは私の権限で断固阻止しますた、と母に説明したのですよ。

で、うちの母親たる司祭マリーこと、前・フランス王妃のマリー・アントワネットいわく。

(まぁ、テレーズがそうしたかった気持ちはわかります。もし、ルイと私が彼の葬儀を出す立場であれば、少なくともあなたの判断に近いことをしていたでしょう)

ええと、この発言で、私らブルボン王家のもんがタレーランをどう評価していたか、ご理解頂ければ幸いなのです。

んで、国葬にした理由。

各国の大使なり公使なりを招いての葬儀の席上で、タレーランの後任を紹介しておく必要があったからです。

とりあえず、フランス王国の外交担当者は痴女皇国フランス支部から暫定代行者を立てます。

そして、外交担当者を任命した関係で、痴女皇国フランス支部長も人事異動があったことを私とフラメンシアが皆様にお話しさせて頂いたのです。

その結果…当初想定されていた「他国からの手のひら返しの外交的要求」について、皆無となりました。

ええ、本当ならばタレーランが暗躍して交わしていたはずの密約やら何やらが全部反故にされただけではなく、外交面での天才が不在となったフランスに不利な要求を突きつける絶好の機会だったはずなのです。

しかし、新しい外交担当者はまだしも、新任の支部長を紹介させて頂いた瞬間、「こらあかんわ」という空気が聖堂内に漂ったのです。

もちろん、うちフランスに迂闊な要求を突きつけることはもちろん、下手な話すらできない可能性がある方向の「あかんわ」だったことは申し上げるまでもないでしょう。

なじぇか。

まず、痴女皇国フランス支部の外交担当部長ですが、暫定ながらマルハレータ殿下がご就任。

殿下は欧州でもそこそこ顔が売れておる上に、祖国たる球根詐欺国は妹君のウィレミーナ殿下に任されて中立的な立場であることも、私とフラメンシアが念押ししました。

つまり、球根詐欺国に対して露骨な利益誘導や同盟をフランスが組むことはない、という意思表示です。

しかし、この人事を発効させると、痴女皇国の方のフランス支部長が空席になってしまいます。

いかにマルハレータ殿下といえど、フランスの外交面と統治全般の責任者を兼任するのはちょっとまずいと思われませんでしょうか。

しかし、ちゃんとその辺の代替人事は出ておったのです。

ただ…一部の人物はものすごく嫌な顔をしたり、あるいは露骨な反対意見を出されておったようなのですけどね…。

(反対していたのがアルト閣下おひとり)

しかし、そのアルト閣下がフランス支部長代行という、ちょっと聞いただけでは「わけわからん」状況なのです。

まぁ、前回のお話をよくお読みになればおわかりの通りで、フランス支部長を暫定でおつとめなのは、聖院の方のアルト閣下なのです。

(聖院には、あたくしのぶんしんをおいております。痴女宮のほうのあたくしはこれ、できないというよりもふだんはゆるされてはおらぬようですけどね…)

で、文句を言ってるのはもちろん、元から痴女皇国にいらした方のアルト閣下。

(ちじょこうこくの話なのですから、あたくしがフランスにいくべきなのです…聖院のあたくしは警務きょくにいるべきなのです…)

(おだまり痴女皇国あたくし。あなたがパリにくると警務局のおしごとに穴があくでしょうが…)

ええ、久々に目立てると思っておられた「本来の痴女皇国世界」のアルト閣下は不満たらたら。

しかし、私たちフランス支部の側にしてみれば、どちらのアルト閣下でも構わないのです。

いえ、こちらの暫定支部長とやらを務めて頂ける方であれば、どなたでも。

(本当ならベラ子を行かせる案もあったのは内緒で)

(ねーさん、これ以上あたしに分体出させる気ですか)

(うるせぇ…とにかく実際に仕事をしてもらうかは別だけどな、とりあえず抑止力を置いとく必要があんだよ…)

で、アルト閣下にお声がかかった理由。

まさに、マリアリーゼ陛下がおっしゃられた通りです。

そして、聖院のアルト閣下は若干ながら、手が早くない部類だそうです…。

つまり、あらぬ事をフランス王国に要求したり、国境やら通行やら商売の件で何かしらの言いがかりをつける事を万一にも企んだ者がいた場合、フランス側の名目的な交渉相手として出て来る担当者、アルト閣下となるのです、現状では…。

ええ、お分かりでしょう。

聖院のアルト閣下でも、怒らせれば即座にその相手の首根っこを引っ掴んで雇い先に苦情を申し立てに行きかねません。

いえ、往々にして言葉の応酬で済まない場合もあるとお伺いしております。

で、言葉の応酬で済まなくなった場合の被害ですが、皮肉にもタレーランの死亡時に、その実力の一端が垣間見えておしまいになったのです。

言い換えれば、アルト閣下が本気になれば、その侵入を止めることが可能なのはベラ子陛下・マリアリーゼ陛下・エマニエル部長か、この方々が白金衣能力でアルト閣下同等の力を与えた者のみ。

(テレーズちゃんやフラメンシアちゃんにはわかりにくいと思うが、アルト曰くの穢れ弾けがれだまが今、パリに置かれた状態だと思ってくれ。ヴェロニクさんとリヴィエラさんには今更だろうけど、核兵器満載のリシュリュー級を一隻、セーヌ川に置いとくようなもんなんだよ、アルトを常駐させるのって…)

(それも、自分の意思で勝手に発射されかねない核兵器ですよね…)

(NBで実施された無人惑星上での戦闘実験映像、拝見させて頂きました…)

つまり、街ひとつくらいは走り回られるだけで簡単に消し飛ばせるようなのです…。

(痴女皇国あたくしにはないしょです…それをほんとうにやるとまずいから、聖院のまりあさまもあたくしをパリにはけんすることにごういされたのです…)

まぁ、何もしないというのもまずいので、とりあえずアルト閣下はドミニク様とリヴィエラ様を伴い、パリ市内の視察に出てもらうことにします。

と申しますのも、偽女種の演芸場。

あれを建設する話、進めねばならないのです。

で、場所についてはサン=ドニ地区に建設することが決定しております。

「翌日にでも視察を行いましょう。エルネスティーネ司教が同行頂けるそうですので…」

まぁ、あれは今やサン=ドニが庭のような人物です。

好適そうな場所を提案してくれるでしょう。

それはそれとして、私とフラメンシアは今回の国葬で最前列に配した遺族二人に付き添う必要があります。

さすがに、国葬となった人物の遺族とあっては、無下に扱う訳にもいかず…というのは建前。

タレーランがエリゼ宮中庭で燃え尽きた日の翌日には、既にドロテア未亡人とその娘のポーリーヌ、ベルサイユに引き取ったのです。

つまり、ベルサイユに戻ってもらうことになります。

そして、今回の国葬に参列した他国の使節や要人はもちろん、フランス王国の貴族や関係官僚についても慰労の宴席を設けておるのでよろしければ、という案内を送っております。

日本の皆様にわかりやすく申すならば、オツヤお通夜の席で食事や酒を提供する風習、あれです。

まぁ、表向きはタレーランの遺徳を偲ぶ会合とかいう風にしておりますが、実際にはベルサイユの演劇場の床を底上げした食宴の席と、その後で鏡の間を使った夜会、という流れを予定しております。

当然ですが…未亡人とその娘、ということで、この夜会の席には出席してもらうことになるのです…。

そして、この夜会の席上では結構、重要な役目を果たしてもらうことになります。

なぜか。

Dorothée de Courlande ドロテア Thousand Suction. 千人卒 Slut Visual. 痴女外観 Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 紫薔薇騎士団 Escadron volant, Saints Chevaliers, France branch, European Headquarters, Imperial of Temptress. 遊撃騎兵隊

Pauline de Talleyrand-Périgord ポーリーヌ Thousand Suction. (Limited Ten Thousand.)千人卒(限定万卒) Slut Visual. 痴女外観  Purple Rosy knights, Imperial of Temptress. 赤薔薇騎士団 Saints Chevaliers, France branch, European Headquarters, Imperial of Temptress. 聖女騎士団

フランス王室外交の重鎮であったタレーランですが、その地位を維持するための賄賂の原資、どうしておったか。

穀物市場を始めとする海外取引の相場で仕込んだ種銭を土地投機に転用し、かなりの資産を蓄えておったのです。

で、その土地や現金、あるいは貴金属類など価値のある諸々については元来ならば「痴女皇国の女官となったならば聖院規範に準拠して、全て痴女皇国にボッシュート(マリアリーゼ陛下談話)」となります。

しかし、それは今回については、あんまりにもあんまりであるという認識、当のマリアリーゼ陛下がお持ちだったのです。

そこで、ドロテア未亡人については遊撃騎兵隊入りを秘匿し、娘さんのポーリーヌが聖女騎士団に入団した伝手でベルサイユの3階に居室を得た、という建前にしました。

そして、タレーランの資産のうち土地や屋敷については球根詐欺国に店を構えるホープ商会や、英国出身者ですがパリで金融業を営むジョン・ローに信託され、投資の利をドロテアが得られるようにマリアリーゼ陛下が差配されたのです。

そして、こうした形であらかたが現金化されたタレーランの遺産は、ドロテア未亡人が支配人であるペリゴール・ザーガン商会の原資として聖母記念銀行が預かる形となりました。

(現代の貨幣価値に換算すると◯兆円くらいかな、とりあえずあたしのポケットマネーからも水増ししたんだよね)

そして、ドロテア未亡人は、亡夫の財産を目減りさせたどころか、大幅に増やされて現金や債券として所有させてもらえる代償として、タレーランの遺産と人脈を引き継いだ噂を流されたのです…。

更には、うちの母親に降りかかっていた同性愛者の嫌疑、覚えておいででしょうか。

あれにまつわる話として、ベルサイユに出入りしている貴族夫人を中心とした同性愛者の会合があり、その一員にドロテアも加わっているという醜聞も、敢えて暴露話として流されたのです。

(スタール夫人、フランス財務総監を引退した父親のネッケルと一緒にジュネーブでネッケル銀行を開いた建前なんだよね…ぐふふふふふ)

(そして、ネッケル銀行の開設資金を融資したのは聖母記念銀行ジュネーブ支店、と。マリアちゃん、これだいぶ連邦世界のフランスの歴史と違っちゃうわよ…)

(まぁ、ネッケルさんもホープ商会やミシシッピ会社同様、フランス王室取引銀行の認証を得てもらってるんだから贅沢は言わせないよ…)

つまり、フランス政府の税収を預託されている銀行は聖母記念銀行ですが、政府の執り行う開発事業の資金調達銀行に指定されとるのです、英国出身のおたずね者山師の会社とか、ネッケルの銀行…。

そして、商会こそ名乗っておりますが、実質的には現金資産にあらかた変換されたタレーランの遺産を管理する資産管理会社であるペリゴール商会も、フランス政府が発行する国債引受企業として、フランス王室取引銀行の指定を受けております。

お分かりでしょうか。

つまり、ドロテア未亡人の周囲に、お金の匂いがぷんぷんと漂うような裏工作がなされたのです。

そして、フランス思想界や文壇に影響があったスタール夫人の人脈を通じて、匿名とは言えど敢えて流された醜聞。

さらにさらに、ドロテア未亡人もサド男爵の著作を愛読し、タレーランをかどわかした性交の達人であるのみならず、貴族夫人や子女をかどわかしては王妃の眼前で変態行為のいけにえにして演し物にしていた噂までもが撒き散らされたのですっ。

これを知ったうちの母親あんとわねっと、お願いですからやめてくださりやがれ下さいませとか金田から泣いて請願を入れて来たそうですけどね。

ママン。

あんたの今、似たようなもんじゃろがいっ。

ええ、娘として、あの金田のラック=オルガ聖母教会をどういう風にして仕切っておるか、それもソフィー未亡人が格上の司教なのに、変態司祭マリーとしてあの教会の実質的なあるじとして君臨しておる実態を知ったからには、私はママンの醜聞、多少はでっち上げられてもしゃーないと思っておるのです!

こほん。

ともかくですね、タレーランが握っていた、ネッケルやスタール夫人を介したスイスの金融繋がりはもとより、こうした金の匂いのするお付き合いの噂に聡い連中が、パリに来てドロテア未亡人に接触しないわけはないと、マリアリーゼ陛下は力説なさるのですが。

これ、フラメンシア。

あんたはどう思うのよ、このマリアリーゼ陛下の施策。

(いやその、どっちかっちゅうと私は金勘定、苦手な部類で)

おい。

まさかクララ義姉様とかカタリナ義姉様にその辺、まるっとぶん投げてパリに出張して来とらんやろな。

ええ、こいつこそサン=ドニに開く予定の貴族・軍人子女専門寄宿学校にぶち込んで鍛え直すか、あるいはニホンの罪務省が運営している税務大学に倣った国立金融大学とやらに入れてしばき回す必要性を感じます。

それか、いっそ英国に送るか、あるいはタノキチ部長の下で修行させる必要があると思うのです!

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ふらめ「言うとくけどな、私は全くゼニ勘定が苦手でもないねんぞ、ただ、商会やらかいしゃを経営するような専門的なことを要求されたらしんどいだけなんじゃっ」

まるは「まぁ、黒薔薇騎士資格者の時点で、支部長級の教育を受けておることが前提ですからなぁ…つまり、結構大きい聖母教会や慈母寺でのゼニ勘定くらいはできるはずなんですわ」

ふらめ「マルハレータ殿下はお国が金勘定好きな方ばかりだし…」

まるは「我が球根詐欺国、貿易と金融が飯の種なんで…(苦笑)」

てれこ「名前っ。それとホープ商会は英国人が開設したのですが、なぜか大きな支店が球根詐欺国に所在しておりまして」

まるは「英国とのゼニのやり取り、ティーチはんやロバーツはんの仲介で始めておりましてな(にやり)」

てれこ「つまり、フランス王室と政府の資金調達について、今後はその道筋で色々とお世話になるかと」

マリア(これがIFFステータスの上ではテレーズちゃんより遥かに格上のはずのフラメンシアちゃんが、あまりテレーズちゃんに頭が上がらない理由でもあんだよね…)

あると(おかねの計算やもうけばなしについては、てれーずちゃんのほうがとくいなのですね…)

マリア(マルハちゃんがなんでフランスにさまよってきたかの理由もこれが大きかったりするんだよ…球根詐欺国のロッテルダムや、属国の通路国のブリュッセルやアントワープの銀行、実は英国系球根詐欺系って感じのとこが多いんだよね…)

まるは(こればかりは愚妹ウィレミーナになげっぱなしじゃーまんで任す訳に行きまへんからな…)

どろてあ「うう、私の資産を球根詐欺みたいに一瞬で消し飛ばすのだけはおやめ下さいまし…」

マリア(ちなみにそうならないように仕掛けはしてるんだけど、その辺の話は次回にしよう)

あると(では、どすけべな夜のぱーてぃーになるのかは次回をおたのしみに…)
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