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アルトのアメリカ大冒険 - Route 69 -6
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私の股間の膨らみを撫で回しながらも、お仕事の上でのお話はきっちりとなさるセニョーラ・室見理恵。
ある意味ではこの方、極めて職務に忠実なのです。
そして、日本人だなぁと思うことがもう一点。
マリアリーゼ陛下が絶大な信頼を寄せる理由でもあるかと存じますが、間違っても今以上の出世…すなわち、痴女皇国の頂点やそれに限りなく近い地位を求めて権謀術数の限りを尽くすような腹黒い真似など、間違ってもやりそうにない御仁…そう、無欲にも思えるほどに仕事は仕事と割り切った人物なのです。
つまり、職務に必要な地位さえ貰っているならば、職能を発揮するティーポ。
マルハレータ殿下も大概、割り切った仕事をされる部類だと思うのですが、プリンセーサ・マルハレータもセニョーラ・室見も、必要とされているからこそ頑張るお人なのでしょう。
その辺は、私や…もっと出世欲がありそうな方とは一線を画していますね。
ただ、マルハレータ殿下の肩を持たせて頂くならば、母国である球根詐欺国が抱える根本的な国土の問題に悩まされておられる立場です。
で、その問題を植民地支配による利益投入なしに回避するためには、絶対に痴女皇国の支援が必要であるそうなのです…。
(あそこ、黙ってたら本当に国の半分くらいが水没しますからね…)
(低い山だそうですけど、人工的に造成されたものではない本物の山があるにはあるとお聞きしましたが…)
(まるはです。それもありますけどな、うちの国、そもそも小さい上に干拓して国を作ってますから、畑にするにしても塩混じりの土やと作れるもんが限られますやん…それと、切羽詰まってるいうたらフランスのテレーズ殿下の方ですやろ。まだ大きくない弟御、それもお二人も抱えて国の建て直しを図らんとあかんのですから…言うたら北米開発にフランス噛ますのんって、プランセス・テレーズ支援の一環やてお聞きしましたで)
と、当のマルハレータ殿下ご本人から注釈を頂くことに。
(まぁ、金田についてはフーシェ氏やロベスピエール氏が使い物になるかということも含めて、ゆくゆくはフランス支部を後見支部にする方向で考えられているそうですからねぇ…)
そう…この北アメリカ大陸については、当初は複数の後見支部による統治を考えておるそうです。
しかし、それも独自の行政組織が立ち上がるまでのこと。
英国支部の後押しでアメリカ合州国こそ樹立されていますが、その行政の範囲はワシントンから北の…連邦世界で言う北東回廊と、そして南下してフロリダ付近にまで留まっておるのです、現状では。
すなわち、東海岸沿いの沿岸地域から奥地の内陸部については、これからが開発の本番。
(で、行政組織の枠組みとしては、中米行政局を北米行政局に格上げして、パナマから上をお任せするもやぶさかではないというのが国土局、そして通商局から出ている案です。というのも北米大陸をお任せできる人材、現状ではすぐ都合がつくかというと…)
ええ、ジェニファー嬢が呼ばれているのは、実はその人事のための一種の試験でもあります。
つまり、彼女の元々の立場だった、世界的なホテルチェーンの経営者の娘…ホテル王の後継者に相応しい人物であれば、痴女皇国世界の北米を任せても良いのではという意見が存在します。
しかし、本人にその器量がなければ、クライウチというのですか…過分な役職を与えて本人のみならず周囲に被害や損害を与えることになりかねません。
ジェニファー嬢自身にやる気があって、かつ痴女宮本宮側でも承認を出せるかどうか。
その見極めに、ベラ子陛下やアルト閣下もお越しであるとお考えを頂ければ。
(私の見極めはいいんですか…)
(フランシスカさんはメキシコの統治で、すでに実績を作っていますからね…)
つまり、このままだと黙っていれば私が北米も担当することになる可能性、大。
(ベラ子陛下、英国と…テレーズ殿下、そしてフラメンシア殿下はどのように)
現状の北米大陸に対して、直接的な利権を主張するか、あるいは利を求めて関与する傾向がある方の名前を出してみます。
(フランスは革命派の厄介払いの場であると考えていますね。あと…テレーズ殿下のお母様の隠居の件を隠したいというのも意向としては聞いています。スペインについてですが、フラメンシア殿下は…南米と中米との交易や関与のみで現状は充分だとも)
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/360/
なるほど。
であれば、残るは…英国。
この国の意向、NBの存在と、他の諸々が噛み合わさっておりまして、痴女皇国としても完全に無視はできない制約が存在します。
つまり、英国が北米大陸に利益や利権を主張した場合、何らかの配慮は必要となると。
(その辺のすり合わせは正直、まりり…上皇マリアリーゼに任せざるを得ません。それと、アメリカ大陸はその広さ故に聖母教会網を構築するにしても厚労局…二代目様との連携が必要となりますしね…)
そんなこんなを話しておりますが、実際の私とセニョーラ、ベラ子陛下からお借りした乱暴ルギーニの四駆でソルトレークシティの中心部となるであろう場所に向かっております。
https://x.com/725578cc/status/1840792791276011933
いえ、着きました。
目指す場所に。
そこには、道路だけ整地された住宅街予定地のようなところに一軒だけ、ぽつんと建っている建物…いえ、他の建物がいくつか遠くに伺えますが、基本的には東に山、西にグレートソルト湖を眺める湖岸の平地です。
「連邦世界と違って、まだ干拓する前ですからねぇ…」
そう、セニョーラにとってはこれでも充分すぎる広さのようですが、私やアメリカ人にとっては少々狭いのではないかと思えるこの場所、もともとのソルトレークシティの街開きが始まった場所のようなのです。
で…ここからは少し、話し手をセニョーラ・室見に交代します。
と申しますのも、ここの聖母教会に勤務する司祭と助祭。
この二人については昇格申請が罰姦教皇庁に寄せられておるそうです。
で…暫定的ですが、この辺の聖母教会の所轄枢機卿…なんとこのフランシスカになるそうなのです…。
で、司祭を司教に昇格させることもさりながら、助祭を司祭に昇格させるに当たっては女官種相当から完全体痴女種への転換処理となるのです。
(お忙しいところ、本当に申し訳ありません…フランシスカ枢機卿…)
この心話、ルイーズ・ド・ヴァランティーノワ…罰姦聖母教会・副教皇猊下のものです。
つまり、ルイーサ・ボルジア筆頭枢機卿。
チェーザレ猊下の実の娘さんでもあるお方で、私とは罰姦枢機卿会議での顔馴染み。
Louisa d'Albret Borgia ルイーサ・ボルジア Ten thousand Suction.(Limited Ten Million)一万卒(限定一千万卒) Slut Visual. 痴女外観 The Holy Order knights, Imperial of Temptress. 聖隷騎士団 capo cardinale e vicepapa 罰姦聖母教会筆頭枢機卿・副教皇
ええ…北米大陸、英国が噛んでいるということは英国国教会が関与するため、罰姦との利害調整作業も今後は発生するのです…。
ですが、目下は開発優先ということで、とりあえずの界隈を開発するための拠点…橋頭堡として聖母教会が設置されたのです。
(まぁ、あたしも本当なら枢機卿待遇らしいんですけどね…国土局長の業務があるからということで公式任命は免除されました…)
そう、室見局長も、本当ならば百万卒以上の痴女種なので元来ならば東方・罰姦・慈母寺いずれかの幹部にされてしまうのです…。
(あれ今では結構な勉強がいるんですよ…元来は痴女皇国の国策で作ったでっち上げ宗教のはずなのに、今や経典とか聖典とか教義とか色々覚えないと試験に受からないし、ましてや聖母記念銀行や郵政逓信業務の実務まで試験に出されては受験勉強も大変ですし…)
そう、支部勤務だと日常的にこの手の仕事を否が応でもやらされるのですが、本宮勤務者だと純粋に試験勉強や実務実習の時間を余計に確保しなくてはなりません。
(本宮横の広場の教会だと財務や郵便通信の仕事がないに等しいので、研修に使えないんですよね…)
で。
しゃあないので、私が洗礼担当の上級尼僧役をするのです…せざるを得ないのです…!
--
という訳でフランシスカさんからバトンを受け取った、わたくし室見理恵。
このソルトレークシティ、連邦世界ではキリスト教系の新興宗教団体に率いられた開拓団が拓いた都市として知られております。
しかし、痴女皇国世界では、私たちが開発することになります。
そして、連邦世界のようにグレートソルト湖の一部を埋め立てたり、干拓して市街地を広げるべきか。
更には、例の湖を分断する築堤を建設すべきか。
後先考えずに開発するなとは、まりりにも釘を刺されておりますしね…。
(というかあたし以前にアレーゼおばさまの手を煩わせるような事はしないでくれ…りええの趣味は理解しているけどさ…)
(だから実地調査が必要なのよ…それよりグレートソルト湖を淡水化するかどうかであたしの着想も大きく左右されるからね…むしろそっちの方の方針策定が優先よ…)
ええ。
グレートソルト湖を淡水化する。
普通なら困難を極める作業ですが、エマちゃん…エマニエル建設部長の、神様そのものと言っていい能力を行使すれば、湖水はもとより沿岸や湖底の土壌からすら塩分を除去することも可能。
(で、出てきた塩はボンネビル塩原に捨てて…というよりウユニ塩湖のように塩を採集するっちゅうのが理恵さんの構想でしたな)
(たださぁエマちゃん…それやると、ブラインシュリンプの行き先をどうするかって問題が出るのよね…)
(あのエビを淡水生存種に転換して、ハラマスの餌にしたらどうかってマリアねーさんが言うてますけどな…)
そう…エマちゃんなら「できる」のです。
ただ、やらかした後で起きる弊害などを考えて、結果をシミュレーションしてもらう必要もあるのです。
例えば、ジーナさんが苦手も苦手な、ナで始まるぐねぐねぬとぬとした陸上貝類となるアレ。
あれを完全に駆除すると、今度は苔やキノコや他の生物の死骸を有機肥料に転換してくれる代替生物の存在が必須になります。
つまり、ナで始まる生物の食餌行為に該当する作業、私たちが肩代わりする必要があるのです。
(痴女島では地衣類やバクテリアで代替してたっけ…)
つまり、ジーナさんが苦手にしているからといって、北アメリカにも多数生息していて、しかもアメリカンサイズなアレを沖縄や痴女島の要領で駆除してしまうと、今度は他の生き物の生態系を乱すのです。
で、それを防ぐためにもですね、例えばキイロナ…名前通りに黄色い体をしているそのナなんとかを駆除根絶した場合の影響を、エマちゃんがシミュレートして結果を弾き出してくれるまでは「わかりました、駆除しましょう」とは言えないのですよ…。
(とはいえ、あたしも正直言えばアレは苦手だから視界に入れたくはないんだけどね…)
それとですね。
今回のソルトレークシティ聖母教会に赴任している尼僧の皆様方。
着任して、間がないのです。
で、偽女種や尼僧の補助員もまだ、到着していない有様なのです。
そこで、私たちの到着と昇格措置に相前後して、追加要員を送ってもらえる段取りになっております。
(あたくしがおくっていくだんどりになっております…ただ、しきょうの方や司祭さまにはぶかとなるひとたちに、しょうかくのいちぶ始終をみせるのはあまりよくないということですから、フランシスカさんとりえさんがひつようなことを終わらせてからおおくりしますよ…)
そうなんです…フランシスカさんでないと、助祭を司祭に転換する作業を円滑に行えないらしいのです。
(っていうかりええも出来るんだけどな、女官の千人卒化…)
(ただ、勝手にそれしちゃ千人卒を量産する話になるからさ、まりりか二代目様の許可がないとあたしがちんぽ突っ込んでも昇格できないように制限かけられてるじゃん…それに聖母教会の司祭や司教の執務知識の流し込み、フランシスカさんでないとできないでしょ…痴女島の女官じゃないんだから…)
というわけでわたくし室見、フランシスカさんの助手を務めることになりました。
(今回の赴任司祭と助祭ですが、どうもその…連邦世界で、件の宗教団体の掟ではヴァリでも、アメリカーノの法律では…いえ、メヒコでも困る一夫多妻制の推進者の一人だったそうですね…で、刑務所送りになっていた上に、痴女皇国世界への送致処理対象者に選ばれたと…)
ある意味ではこの方、極めて職務に忠実なのです。
そして、日本人だなぁと思うことがもう一点。
マリアリーゼ陛下が絶大な信頼を寄せる理由でもあるかと存じますが、間違っても今以上の出世…すなわち、痴女皇国の頂点やそれに限りなく近い地位を求めて権謀術数の限りを尽くすような腹黒い真似など、間違ってもやりそうにない御仁…そう、無欲にも思えるほどに仕事は仕事と割り切った人物なのです。
つまり、職務に必要な地位さえ貰っているならば、職能を発揮するティーポ。
マルハレータ殿下も大概、割り切った仕事をされる部類だと思うのですが、プリンセーサ・マルハレータもセニョーラ・室見も、必要とされているからこそ頑張るお人なのでしょう。
その辺は、私や…もっと出世欲がありそうな方とは一線を画していますね。
ただ、マルハレータ殿下の肩を持たせて頂くならば、母国である球根詐欺国が抱える根本的な国土の問題に悩まされておられる立場です。
で、その問題を植民地支配による利益投入なしに回避するためには、絶対に痴女皇国の支援が必要であるそうなのです…。
(あそこ、黙ってたら本当に国の半分くらいが水没しますからね…)
(低い山だそうですけど、人工的に造成されたものではない本物の山があるにはあるとお聞きしましたが…)
(まるはです。それもありますけどな、うちの国、そもそも小さい上に干拓して国を作ってますから、畑にするにしても塩混じりの土やと作れるもんが限られますやん…それと、切羽詰まってるいうたらフランスのテレーズ殿下の方ですやろ。まだ大きくない弟御、それもお二人も抱えて国の建て直しを図らんとあかんのですから…言うたら北米開発にフランス噛ますのんって、プランセス・テレーズ支援の一環やてお聞きしましたで)
と、当のマルハレータ殿下ご本人から注釈を頂くことに。
(まぁ、金田についてはフーシェ氏やロベスピエール氏が使い物になるかということも含めて、ゆくゆくはフランス支部を後見支部にする方向で考えられているそうですからねぇ…)
そう…この北アメリカ大陸については、当初は複数の後見支部による統治を考えておるそうです。
しかし、それも独自の行政組織が立ち上がるまでのこと。
英国支部の後押しでアメリカ合州国こそ樹立されていますが、その行政の範囲はワシントンから北の…連邦世界で言う北東回廊と、そして南下してフロリダ付近にまで留まっておるのです、現状では。
すなわち、東海岸沿いの沿岸地域から奥地の内陸部については、これからが開発の本番。
(で、行政組織の枠組みとしては、中米行政局を北米行政局に格上げして、パナマから上をお任せするもやぶさかではないというのが国土局、そして通商局から出ている案です。というのも北米大陸をお任せできる人材、現状ではすぐ都合がつくかというと…)
ええ、ジェニファー嬢が呼ばれているのは、実はその人事のための一種の試験でもあります。
つまり、彼女の元々の立場だった、世界的なホテルチェーンの経営者の娘…ホテル王の後継者に相応しい人物であれば、痴女皇国世界の北米を任せても良いのではという意見が存在します。
しかし、本人にその器量がなければ、クライウチというのですか…過分な役職を与えて本人のみならず周囲に被害や損害を与えることになりかねません。
ジェニファー嬢自身にやる気があって、かつ痴女宮本宮側でも承認を出せるかどうか。
その見極めに、ベラ子陛下やアルト閣下もお越しであるとお考えを頂ければ。
(私の見極めはいいんですか…)
(フランシスカさんはメキシコの統治で、すでに実績を作っていますからね…)
つまり、このままだと黙っていれば私が北米も担当することになる可能性、大。
(ベラ子陛下、英国と…テレーズ殿下、そしてフラメンシア殿下はどのように)
現状の北米大陸に対して、直接的な利権を主張するか、あるいは利を求めて関与する傾向がある方の名前を出してみます。
(フランスは革命派の厄介払いの場であると考えていますね。あと…テレーズ殿下のお母様の隠居の件を隠したいというのも意向としては聞いています。スペインについてですが、フラメンシア殿下は…南米と中米との交易や関与のみで現状は充分だとも)
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/360/
なるほど。
であれば、残るは…英国。
この国の意向、NBの存在と、他の諸々が噛み合わさっておりまして、痴女皇国としても完全に無視はできない制約が存在します。
つまり、英国が北米大陸に利益や利権を主張した場合、何らかの配慮は必要となると。
(その辺のすり合わせは正直、まりり…上皇マリアリーゼに任せざるを得ません。それと、アメリカ大陸はその広さ故に聖母教会網を構築するにしても厚労局…二代目様との連携が必要となりますしね…)
そんなこんなを話しておりますが、実際の私とセニョーラ、ベラ子陛下からお借りした乱暴ルギーニの四駆でソルトレークシティの中心部となるであろう場所に向かっております。
https://x.com/725578cc/status/1840792791276011933
いえ、着きました。
目指す場所に。
そこには、道路だけ整地された住宅街予定地のようなところに一軒だけ、ぽつんと建っている建物…いえ、他の建物がいくつか遠くに伺えますが、基本的には東に山、西にグレートソルト湖を眺める湖岸の平地です。
「連邦世界と違って、まだ干拓する前ですからねぇ…」
そう、セニョーラにとってはこれでも充分すぎる広さのようですが、私やアメリカ人にとっては少々狭いのではないかと思えるこの場所、もともとのソルトレークシティの街開きが始まった場所のようなのです。
で…ここからは少し、話し手をセニョーラ・室見に交代します。
と申しますのも、ここの聖母教会に勤務する司祭と助祭。
この二人については昇格申請が罰姦教皇庁に寄せられておるそうです。
で…暫定的ですが、この辺の聖母教会の所轄枢機卿…なんとこのフランシスカになるそうなのです…。
で、司祭を司教に昇格させることもさりながら、助祭を司祭に昇格させるに当たっては女官種相当から完全体痴女種への転換処理となるのです。
(お忙しいところ、本当に申し訳ありません…フランシスカ枢機卿…)
この心話、ルイーズ・ド・ヴァランティーノワ…罰姦聖母教会・副教皇猊下のものです。
つまり、ルイーサ・ボルジア筆頭枢機卿。
チェーザレ猊下の実の娘さんでもあるお方で、私とは罰姦枢機卿会議での顔馴染み。
Louisa d'Albret Borgia ルイーサ・ボルジア Ten thousand Suction.(Limited Ten Million)一万卒(限定一千万卒) Slut Visual. 痴女外観 The Holy Order knights, Imperial of Temptress. 聖隷騎士団 capo cardinale e vicepapa 罰姦聖母教会筆頭枢機卿・副教皇
ええ…北米大陸、英国が噛んでいるということは英国国教会が関与するため、罰姦との利害調整作業も今後は発生するのです…。
ですが、目下は開発優先ということで、とりあえずの界隈を開発するための拠点…橋頭堡として聖母教会が設置されたのです。
(まぁ、あたしも本当なら枢機卿待遇らしいんですけどね…国土局長の業務があるからということで公式任命は免除されました…)
そう、室見局長も、本当ならば百万卒以上の痴女種なので元来ならば東方・罰姦・慈母寺いずれかの幹部にされてしまうのです…。
(あれ今では結構な勉強がいるんですよ…元来は痴女皇国の国策で作ったでっち上げ宗教のはずなのに、今や経典とか聖典とか教義とか色々覚えないと試験に受からないし、ましてや聖母記念銀行や郵政逓信業務の実務まで試験に出されては受験勉強も大変ですし…)
そう、支部勤務だと日常的にこの手の仕事を否が応でもやらされるのですが、本宮勤務者だと純粋に試験勉強や実務実習の時間を余計に確保しなくてはなりません。
(本宮横の広場の教会だと財務や郵便通信の仕事がないに等しいので、研修に使えないんですよね…)
で。
しゃあないので、私が洗礼担当の上級尼僧役をするのです…せざるを得ないのです…!
--
という訳でフランシスカさんからバトンを受け取った、わたくし室見理恵。
このソルトレークシティ、連邦世界ではキリスト教系の新興宗教団体に率いられた開拓団が拓いた都市として知られております。
しかし、痴女皇国世界では、私たちが開発することになります。
そして、連邦世界のようにグレートソルト湖の一部を埋め立てたり、干拓して市街地を広げるべきか。
更には、例の湖を分断する築堤を建設すべきか。
後先考えずに開発するなとは、まりりにも釘を刺されておりますしね…。
(というかあたし以前にアレーゼおばさまの手を煩わせるような事はしないでくれ…りええの趣味は理解しているけどさ…)
(だから実地調査が必要なのよ…それよりグレートソルト湖を淡水化するかどうかであたしの着想も大きく左右されるからね…むしろそっちの方の方針策定が優先よ…)
ええ。
グレートソルト湖を淡水化する。
普通なら困難を極める作業ですが、エマちゃん…エマニエル建設部長の、神様そのものと言っていい能力を行使すれば、湖水はもとより沿岸や湖底の土壌からすら塩分を除去することも可能。
(で、出てきた塩はボンネビル塩原に捨てて…というよりウユニ塩湖のように塩を採集するっちゅうのが理恵さんの構想でしたな)
(たださぁエマちゃん…それやると、ブラインシュリンプの行き先をどうするかって問題が出るのよね…)
(あのエビを淡水生存種に転換して、ハラマスの餌にしたらどうかってマリアねーさんが言うてますけどな…)
そう…エマちゃんなら「できる」のです。
ただ、やらかした後で起きる弊害などを考えて、結果をシミュレーションしてもらう必要もあるのです。
例えば、ジーナさんが苦手も苦手な、ナで始まるぐねぐねぬとぬとした陸上貝類となるアレ。
あれを完全に駆除すると、今度は苔やキノコや他の生物の死骸を有機肥料に転換してくれる代替生物の存在が必須になります。
つまり、ナで始まる生物の食餌行為に該当する作業、私たちが肩代わりする必要があるのです。
(痴女島では地衣類やバクテリアで代替してたっけ…)
つまり、ジーナさんが苦手にしているからといって、北アメリカにも多数生息していて、しかもアメリカンサイズなアレを沖縄や痴女島の要領で駆除してしまうと、今度は他の生き物の生態系を乱すのです。
で、それを防ぐためにもですね、例えばキイロナ…名前通りに黄色い体をしているそのナなんとかを駆除根絶した場合の影響を、エマちゃんがシミュレートして結果を弾き出してくれるまでは「わかりました、駆除しましょう」とは言えないのですよ…。
(とはいえ、あたしも正直言えばアレは苦手だから視界に入れたくはないんだけどね…)
それとですね。
今回のソルトレークシティ聖母教会に赴任している尼僧の皆様方。
着任して、間がないのです。
で、偽女種や尼僧の補助員もまだ、到着していない有様なのです。
そこで、私たちの到着と昇格措置に相前後して、追加要員を送ってもらえる段取りになっております。
(あたくしがおくっていくだんどりになっております…ただ、しきょうの方や司祭さまにはぶかとなるひとたちに、しょうかくのいちぶ始終をみせるのはあまりよくないということですから、フランシスカさんとりえさんがひつようなことを終わらせてからおおくりしますよ…)
そうなんです…フランシスカさんでないと、助祭を司祭に転換する作業を円滑に行えないらしいのです。
(っていうかりええも出来るんだけどな、女官の千人卒化…)
(ただ、勝手にそれしちゃ千人卒を量産する話になるからさ、まりりか二代目様の許可がないとあたしがちんぽ突っ込んでも昇格できないように制限かけられてるじゃん…それに聖母教会の司祭や司教の執務知識の流し込み、フランシスカさんでないとできないでしょ…痴女島の女官じゃないんだから…)
というわけでわたくし室見、フランシスカさんの助手を務めることになりました。
(今回の赴任司祭と助祭ですが、どうもその…連邦世界で、件の宗教団体の掟ではヴァリでも、アメリカーノの法律では…いえ、メヒコでも困る一夫多妻制の推進者の一人だったそうですね…で、刑務所送りになっていた上に、痴女皇国世界への送致処理対象者に選ばれたと…)
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