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アルトのアメリカ大冒険 - Route 69 -4.9
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(で、偽女種を痴女島に配備すれば問題は解決するんですけど、そうはいかない事情がありまして…ですので、偽女種を求める女官のために今や茸島便、毎日運行している状態なんです…)
つまり、偽女種不足。
なぜ、そのような事態が起きてしまうのでしょうか。
(簡単な事ですよ、フランシスカさん…そもそも、痴女島に居住している偽女種の数だと、とうてい今の女官の需要を満たせないんです…)
ええ、確かに罪人寮は男子のみ入寮させていると伺いましたが、罪人寮の他に、偽女種はいないのでしょうか。
例えば、聖院学院の寮。
一般初等科だけで常時、一千人は男児がおったはずですが。
(聖院学院神学部の茸島移転に合わせて、痴女島には偽女種を置かない方向にしちゃったんです。で、今は完全にゼロじゃないんですけど、いても学校の1学級の教室未満の人数です…そして、誰でも彼でもその偽女種にありつけるわけじゃないんです…)
(室見様の回答に加えて申すならば、本宮罪人寮の罪人はほも行為禁止。それには偽女種との性交も含まれておりましてよ、フランシスカ…かような掟が存在するのに、禁則行為を助長するかのような存在の偽女種、本来なれば痴女島には置けぬこととされておったかと…そして実際に、偽女種に血道を上げかけた兆候があったためにこの措置と相成ったのですわ…)
つまり、室見局長と、局長が女官長権限者として活動する場合の上司となる二代目様…痴女皇国の女官人事と福利厚生を預かる厚生労働局長様のお話によりますと、痴女皇国の本拠地である痴女島、わけても本宮とその周辺に偽女種を住まわせて女官の性欲処理をさせるのは元来ならば、禁止行為のようなのです…。
(で、さっき二代目様が言われた通りでして、聖院学院の偽女種の子がいた時に、淋の森で偽女種の生徒と女生徒がアレしてた時、偽女種の子が襲われかけたんですよ…そこで問題になった結果、痴女島にはなるべく偽女種を置かない方向にしようって話になりまして…)
あれ。
国土局の事務室に偽女種、いませんでしたっけ…。
(その説明は後でさせていただくとして、元来ならば偽女種と男性の性行為、ほも行為として扱われるそうです。で、痴女皇国の元来の掟であればほも行為、禁止ですよね)
ですね…そもそもホモ行為、精気を頂くための阻害要因として禁止されていたのは存じております。
(で、このほも禁止の掟ですけどね、聖院時代からの伝統らしいんですよ…男を普通に女とおめこさせるための施策だと二代目様にお伺いしましたけど…)
すなわち、男性同士の性交、すなわちホモ行為は女官による精気授受の対象外となってしまうために、聖院では罪人寮での同性性交はもちろん、自慰行為すら取り締まり対象だったそうです…。
そして、今でこそ名目は聖母教会、実態は各国の大使館となっている建物での職員待遇者ですとか、はたまたクラブジュネスでの演し物に対応するために少数の偽女種が居住しておりますが、元来は男の女装すら禁止されていたとお伺いすることに…。
(女装に関してはベラ子がクリスにさせたがったせいで緩和された。それにプラウファーネさんや玄奘さんの立場にも配慮して、黙認してるケースもあったんよな…)
(そそ、聖母様…女装禁止はともかく、自慰禁止については勃起した時点で女官が察知します。せんずりの禁止以前に、何も罪人自らがしこしこと逸物を自分でしごかなくとも良いのですわよ…)
(ただ二代目様、今は精気授受量を上げるためでっしゃろけど、変態行為としてのせんずりは許可されているはずでっせ。見抜きいうんですか、女官が側におって許可しとったら、そのおっとナニーしてまんのな行為は監督女官の精気収入になるいうことで、緩和はされとったはずですわ)
(ふふふふふ…その通りでございますわ。まさしく聖母様が申される通り、女官の監督の下であれば、流血沙汰や傷害沙汰にさえならなくば、変態は存分に変態として振る舞わさせてよしとなりましたわね…)
(ジーナさん詳しいですね…あ、クリスさんのためにベラちゃんがその辺を緩くした件に繋がってるのか…)
(これこれ理恵ちゃん、そもそも変態の扱いを緩めた件やけど、英国大使館…英国国教会に出入りする英国本国絡みの変態紳士対策でもあるんやからな…)
(でもクリスさんも、元はと言えばイギリス人っちゃイギリス人じゃないですか)
(あががががが…確かにそやねんけど、変態趣味を開花させたんはベラ子やで…ほんまにあの子は、クリスにいらん性癖植え付けるなとあれほど言うたのにな…まぁ、淋の森で女官を呼ぶための行為でもあるから、要は射精さえせぇへんかったらその辺…つまりちんぽシコる行為自体は規制緩和されてたはずですわな、二代目様)
(もちろんですわ。発情した牡がここにおるという意味で逸物をおっ立てること自体は、女を都合して欲しいという相談を女官に告げるのと同じことでございますから…そして、本宮に女官を置いておる理由の一つたるや、まさしく欲情した罪人からすかさず逃さず精気を頂くことでございます…)
(ちなみに女官の自慰行為も、見学する罪人または聖院学院生徒などの男性がいないところでやったら懲罰対象だってのに変わりはなかったはずですよ…溜まってんなら淋の森で客を取るか、懇意の罪人と連絡を取り合うとかするのはOKですし…)
ええとですね、わたくしフランシスカも、少しだけ本宮での研修を受けております。
そして研修中に女官寮2階の購買部を利用した際に驚かされたのですが、いわゆるバイブレーターだのディルドといった自慰器具、売ってるようで売ってないのですよね…。
(正直…痴女皇国やと、あれはいらんのや…そもそも淫蟲下着それ自体がおもちゃの代わりになるし、自慰行為や今やったらチャロックの柄を突っ込むようなことは懲罰の一環でやっとるはずやで…)
そう、痴女宮では男女ともに、一人遊びは禁止行為なのですよね…。
(で、女官の性欲処理についてですけど…必然的に罪人のちんぽか、はたまた、ちんぽ持ちの女官に頼ることになるわけですが…ここで問題は、昨今の聖母教会採用者にあるのです…本宮同様にですね、ジーナさんいわくの「ちんぽ欲しかったら周りになんぼでもあるがな」状態なのは聖母教会でも同じだと思うんですけど、これ、フランシスカさんの方が詳しいのでは…)
えええええ。
(これこれフランシスカ、あなたの管轄の明日輝や魔屋の神殿でも事態は同じでしょう…そもそも偽女種というのは、痴女種女官の旺盛な性欲を処理可能なように強化された男でもあるのですよ…)
ま…まぁ、確かに二代目様の申される通りではあるのです。
私の管轄で言えば、明日輝や魔屋の神殿に配属された女神官であれば基本、偽女種に不自由しないのです。
そして、神殿に関わる男たち、普通の男ではなくて偽女種主体としておる理由ですが、あのビエルネと、そして私の孫であるドミンゴのちんぽで説明がつくのです。
彼らが装備する…ラスプーチンちんを上回る巨根である、通称「乱棒」。
うかつに男性状態で勃起させると貧血状態すら引き起こすということで、偽女種に変身しないと使えないようにされております。
それとですね、偽女種というのは奉仕偽女種や懲罰偽女種と指導偽女種で身体の作りが違うという話が出ておったかと存じますが、女の筋肉構造…連続した同じ作業では有利になるのと、絶対的には男以上の瞬間筋力を出せるという男・女・女官種全てのいいとこ取りができるのが偽女種の特徴なのです。
つまり、同じ1人卒でも男より偽女種の方が痴女種女官との性交向きなのです。
ですが、痴女宮の罪人寮に収監されている罪人、事情罪人を含めて労働者として教育を受けるためであるのが第一の収監理由。
女官…特に尼僧との性交相手として存在している偽女種とは求められるものが全く違うのです。
言うなれば、堅気に戻って普通の男として一般社会に送り返すことを前提としているのが罪人寮の男性。
その性欲や精力体力は確かに強くされてはいますが、更に性欲の塊と化してしまえる偽女種には及ばないのも事実です。
(だからその辺のバランスが取れて、聖母教会での執務にも向いた指導偽女種が存在するんですよ…)
しかし、偽女種の味を知ってしまった女官…特に、聖母教会の出身者や尼僧経験者にしてみれば、罪人の男ではいささか物足りないとかいう不満が出ておったようなのです。
そこで茸島の聖院学院神学部に在籍している偽女種少年たちの存在が改めて重視されたという経緯をお聞きすることになります。
ですが、問題は茸島航路。
この茸島航路は、単純に痴女島と茸島の間を往復しているだけでなく、南洋王国管内の要港である南洋島のスマランやジャカルタとの間の船便として運航されておるそうですね。
つまり、茸島との往来の女官だけに船室全てを使うわけにいかないと。
そこで、増船…2隻を4隻に増やした上で、予備船として1隻を置いておく体制にしたということをナディアフィール・海事部長様からお伺いします。
(室見局長、昔はいざ知らず、今や百人卒未満の女官数は常に罪人の数を上回るようにされておりましたかと存じますが…)
(そうです。これは私が国土局に移籍後も維持されておりましたかと…でないと、精気の吸いこぼしが発生することになってしまいますから…ですね、二代目様)
(室見様の申される通り。本宮に上がる男、罪人だけはございませんしね…)
で、この会話で浮き彫りにされた事実が存在します。
つまり、女官によってはちんぽにありつけない者が生じることになってしまうのです…。
(聖院学院高等部の学生の相手もあるのですよ…ですが、確かにフランシスカの言う通りでもあります。そこで、従来の女官の休日を安息日のみならず、マリアリーゼや室見様が申すところのしふと制度とし、安息日のふりかえ休日を取る女官の数を毎日、極力一定の数になるように厚労局と警務局で図ることとなったのです…)
つまり、この施策によって女官は毎日、一定の数が茸島に赴けるようになったのです。
そして茸島保養所への渡航を希望する女官は、事前に申し出ることで茸島に夕刻に着けるよう、振替休日の前日に当たる日の午後の船で出発可能な勤務に回してもらえるそうです。
(休日を懇意の罪人と過ごす女官もおりますのでね…そうした罪人は女官と連れ立って智秋記念牧場なり、連れ合い海岸へ向かうことが多いようですが…)
ええと、連れ合い海岸とは。
(ああ、フランシスカさんには回覧、回ってはいますね…一応、ご説明しておきますと、地下鉄の活用策を兼ねてるんですよ…聖院空港駅の先の少し離れた海岸まで地下鉄を伸ばして、相手のいる人向けのヌーディストビーチを作ったんです…といっても痴女種の性質上、長時間、完全に全裸になれませんから水着着用ですけどね…)
(あー、セニョーラ、その先は申されずとも大丈夫です。どんな格好で男女が過ごしておるか、だいたいの想像はつきますから)
ええ。痴女皇国…それも本拠地の痴女島にある砂浜ですから、そこを保養で利用する者がいかなる姿か、想像はつきますよ。
(念のために申し上げておきますが、恐らくフランシスカさんの想像以上かも知れません。その連れ合い海岸ですけどね、海岸の一定区域に入ったが最後、履いてるものに穴が開くんです、勝手に…)
はぁ。
つまり何ですか、黒薔薇騎士団員が普通の一般女官や騎士に近づいた時と同じで、相手の服のしかるべき場所に勝手に穴が開くあれと同じということですか。
(まさにその通りです。要はお尻を焼きながらずこばこするための海岸ということです)
この、セニョーラの身も蓋もない発言。
ですが、茸島はもちろん、我がメヒコの…痴女皇国世界側のアカプルコが似たようなものですからね…。
あそこも利用者は、股を開いてちんぽを受け入れるか、さもなくば千人卒以上であればちんぽを突っ込むか咥えさせるための場所です。
そしてマンコラや茸島と同様に「助平は部屋の中ではなくてお外で」という事になっております…。
(文句はジーナさんに。それと申し上げたくはないのですが、二代目様もノリノリで保養所の仕様を決めましたからね…今、青姦推奨じゃない保養所は伊香保くらいじゃないですかね…)
(マリアヴェッラか聖父様の茸島の私邸くらいですわね。職務中の姦淫は別としまして…ふふふ)
そう言えば、私の右横にいる室見局長の身体状況、密かに見てみますと若干の興奮が。
(ええとですね、今、あたしの分体の一つ、二代目様に使われてるんですよ…)
(いえいえ、これも公務でございましてよ…週に一度は室見様の尻を使わせて頂きませんと、わたくしとしても楽しみが…ふふふふふ、我が母テルナリーゼが田中内務局長と乳繰り合いよったのも今となっては理解の範囲…それに室見様の元来のさだめを知れば、人助けもしとうなるものですわよ、フランシスカ…半分は神種族であるこのベルナルディーゼの寵愛があれば、母ほどではないにせよ加護を授けるも同じこと…)
つまり、偽女種不足。
なぜ、そのような事態が起きてしまうのでしょうか。
(簡単な事ですよ、フランシスカさん…そもそも、痴女島に居住している偽女種の数だと、とうてい今の女官の需要を満たせないんです…)
ええ、確かに罪人寮は男子のみ入寮させていると伺いましたが、罪人寮の他に、偽女種はいないのでしょうか。
例えば、聖院学院の寮。
一般初等科だけで常時、一千人は男児がおったはずですが。
(聖院学院神学部の茸島移転に合わせて、痴女島には偽女種を置かない方向にしちゃったんです。で、今は完全にゼロじゃないんですけど、いても学校の1学級の教室未満の人数です…そして、誰でも彼でもその偽女種にありつけるわけじゃないんです…)
(室見様の回答に加えて申すならば、本宮罪人寮の罪人はほも行為禁止。それには偽女種との性交も含まれておりましてよ、フランシスカ…かような掟が存在するのに、禁則行為を助長するかのような存在の偽女種、本来なれば痴女島には置けぬこととされておったかと…そして実際に、偽女種に血道を上げかけた兆候があったためにこの措置と相成ったのですわ…)
つまり、室見局長と、局長が女官長権限者として活動する場合の上司となる二代目様…痴女皇国の女官人事と福利厚生を預かる厚生労働局長様のお話によりますと、痴女皇国の本拠地である痴女島、わけても本宮とその周辺に偽女種を住まわせて女官の性欲処理をさせるのは元来ならば、禁止行為のようなのです…。
(で、さっき二代目様が言われた通りでして、聖院学院の偽女種の子がいた時に、淋の森で偽女種の生徒と女生徒がアレしてた時、偽女種の子が襲われかけたんですよ…そこで問題になった結果、痴女島にはなるべく偽女種を置かない方向にしようって話になりまして…)
あれ。
国土局の事務室に偽女種、いませんでしたっけ…。
(その説明は後でさせていただくとして、元来ならば偽女種と男性の性行為、ほも行為として扱われるそうです。で、痴女皇国の元来の掟であればほも行為、禁止ですよね)
ですね…そもそもホモ行為、精気を頂くための阻害要因として禁止されていたのは存じております。
(で、このほも禁止の掟ですけどね、聖院時代からの伝統らしいんですよ…男を普通に女とおめこさせるための施策だと二代目様にお伺いしましたけど…)
すなわち、男性同士の性交、すなわちホモ行為は女官による精気授受の対象外となってしまうために、聖院では罪人寮での同性性交はもちろん、自慰行為すら取り締まり対象だったそうです…。
そして、今でこそ名目は聖母教会、実態は各国の大使館となっている建物での職員待遇者ですとか、はたまたクラブジュネスでの演し物に対応するために少数の偽女種が居住しておりますが、元来は男の女装すら禁止されていたとお伺いすることに…。
(女装に関してはベラ子がクリスにさせたがったせいで緩和された。それにプラウファーネさんや玄奘さんの立場にも配慮して、黙認してるケースもあったんよな…)
(そそ、聖母様…女装禁止はともかく、自慰禁止については勃起した時点で女官が察知します。せんずりの禁止以前に、何も罪人自らがしこしこと逸物を自分でしごかなくとも良いのですわよ…)
(ただ二代目様、今は精気授受量を上げるためでっしゃろけど、変態行為としてのせんずりは許可されているはずでっせ。見抜きいうんですか、女官が側におって許可しとったら、そのおっとナニーしてまんのな行為は監督女官の精気収入になるいうことで、緩和はされとったはずですわ)
(ふふふふふ…その通りでございますわ。まさしく聖母様が申される通り、女官の監督の下であれば、流血沙汰や傷害沙汰にさえならなくば、変態は存分に変態として振る舞わさせてよしとなりましたわね…)
(ジーナさん詳しいですね…あ、クリスさんのためにベラちゃんがその辺を緩くした件に繋がってるのか…)
(これこれ理恵ちゃん、そもそも変態の扱いを緩めた件やけど、英国大使館…英国国教会に出入りする英国本国絡みの変態紳士対策でもあるんやからな…)
(でもクリスさんも、元はと言えばイギリス人っちゃイギリス人じゃないですか)
(あががががが…確かにそやねんけど、変態趣味を開花させたんはベラ子やで…ほんまにあの子は、クリスにいらん性癖植え付けるなとあれほど言うたのにな…まぁ、淋の森で女官を呼ぶための行為でもあるから、要は射精さえせぇへんかったらその辺…つまりちんぽシコる行為自体は規制緩和されてたはずですわな、二代目様)
(もちろんですわ。発情した牡がここにおるという意味で逸物をおっ立てること自体は、女を都合して欲しいという相談を女官に告げるのと同じことでございますから…そして、本宮に女官を置いておる理由の一つたるや、まさしく欲情した罪人からすかさず逃さず精気を頂くことでございます…)
(ちなみに女官の自慰行為も、見学する罪人または聖院学院生徒などの男性がいないところでやったら懲罰対象だってのに変わりはなかったはずですよ…溜まってんなら淋の森で客を取るか、懇意の罪人と連絡を取り合うとかするのはOKですし…)
ええとですね、わたくしフランシスカも、少しだけ本宮での研修を受けております。
そして研修中に女官寮2階の購買部を利用した際に驚かされたのですが、いわゆるバイブレーターだのディルドといった自慰器具、売ってるようで売ってないのですよね…。
(正直…痴女皇国やと、あれはいらんのや…そもそも淫蟲下着それ自体がおもちゃの代わりになるし、自慰行為や今やったらチャロックの柄を突っ込むようなことは懲罰の一環でやっとるはずやで…)
そう、痴女宮では男女ともに、一人遊びは禁止行為なのですよね…。
(で、女官の性欲処理についてですけど…必然的に罪人のちんぽか、はたまた、ちんぽ持ちの女官に頼ることになるわけですが…ここで問題は、昨今の聖母教会採用者にあるのです…本宮同様にですね、ジーナさんいわくの「ちんぽ欲しかったら周りになんぼでもあるがな」状態なのは聖母教会でも同じだと思うんですけど、これ、フランシスカさんの方が詳しいのでは…)
えええええ。
(これこれフランシスカ、あなたの管轄の明日輝や魔屋の神殿でも事態は同じでしょう…そもそも偽女種というのは、痴女種女官の旺盛な性欲を処理可能なように強化された男でもあるのですよ…)
ま…まぁ、確かに二代目様の申される通りではあるのです。
私の管轄で言えば、明日輝や魔屋の神殿に配属された女神官であれば基本、偽女種に不自由しないのです。
そして、神殿に関わる男たち、普通の男ではなくて偽女種主体としておる理由ですが、あのビエルネと、そして私の孫であるドミンゴのちんぽで説明がつくのです。
彼らが装備する…ラスプーチンちんを上回る巨根である、通称「乱棒」。
うかつに男性状態で勃起させると貧血状態すら引き起こすということで、偽女種に変身しないと使えないようにされております。
それとですね、偽女種というのは奉仕偽女種や懲罰偽女種と指導偽女種で身体の作りが違うという話が出ておったかと存じますが、女の筋肉構造…連続した同じ作業では有利になるのと、絶対的には男以上の瞬間筋力を出せるという男・女・女官種全てのいいとこ取りができるのが偽女種の特徴なのです。
つまり、同じ1人卒でも男より偽女種の方が痴女種女官との性交向きなのです。
ですが、痴女宮の罪人寮に収監されている罪人、事情罪人を含めて労働者として教育を受けるためであるのが第一の収監理由。
女官…特に尼僧との性交相手として存在している偽女種とは求められるものが全く違うのです。
言うなれば、堅気に戻って普通の男として一般社会に送り返すことを前提としているのが罪人寮の男性。
その性欲や精力体力は確かに強くされてはいますが、更に性欲の塊と化してしまえる偽女種には及ばないのも事実です。
(だからその辺のバランスが取れて、聖母教会での執務にも向いた指導偽女種が存在するんですよ…)
しかし、偽女種の味を知ってしまった女官…特に、聖母教会の出身者や尼僧経験者にしてみれば、罪人の男ではいささか物足りないとかいう不満が出ておったようなのです。
そこで茸島の聖院学院神学部に在籍している偽女種少年たちの存在が改めて重視されたという経緯をお聞きすることになります。
ですが、問題は茸島航路。
この茸島航路は、単純に痴女島と茸島の間を往復しているだけでなく、南洋王国管内の要港である南洋島のスマランやジャカルタとの間の船便として運航されておるそうですね。
つまり、茸島との往来の女官だけに船室全てを使うわけにいかないと。
そこで、増船…2隻を4隻に増やした上で、予備船として1隻を置いておく体制にしたということをナディアフィール・海事部長様からお伺いします。
(室見局長、昔はいざ知らず、今や百人卒未満の女官数は常に罪人の数を上回るようにされておりましたかと存じますが…)
(そうです。これは私が国土局に移籍後も維持されておりましたかと…でないと、精気の吸いこぼしが発生することになってしまいますから…ですね、二代目様)
(室見様の申される通り。本宮に上がる男、罪人だけはございませんしね…)
で、この会話で浮き彫りにされた事実が存在します。
つまり、女官によってはちんぽにありつけない者が生じることになってしまうのです…。
(聖院学院高等部の学生の相手もあるのですよ…ですが、確かにフランシスカの言う通りでもあります。そこで、従来の女官の休日を安息日のみならず、マリアリーゼや室見様が申すところのしふと制度とし、安息日のふりかえ休日を取る女官の数を毎日、極力一定の数になるように厚労局と警務局で図ることとなったのです…)
つまり、この施策によって女官は毎日、一定の数が茸島に赴けるようになったのです。
そして茸島保養所への渡航を希望する女官は、事前に申し出ることで茸島に夕刻に着けるよう、振替休日の前日に当たる日の午後の船で出発可能な勤務に回してもらえるそうです。
(休日を懇意の罪人と過ごす女官もおりますのでね…そうした罪人は女官と連れ立って智秋記念牧場なり、連れ合い海岸へ向かうことが多いようですが…)
ええと、連れ合い海岸とは。
(ああ、フランシスカさんには回覧、回ってはいますね…一応、ご説明しておきますと、地下鉄の活用策を兼ねてるんですよ…聖院空港駅の先の少し離れた海岸まで地下鉄を伸ばして、相手のいる人向けのヌーディストビーチを作ったんです…といっても痴女種の性質上、長時間、完全に全裸になれませんから水着着用ですけどね…)
(あー、セニョーラ、その先は申されずとも大丈夫です。どんな格好で男女が過ごしておるか、だいたいの想像はつきますから)
ええ。痴女皇国…それも本拠地の痴女島にある砂浜ですから、そこを保養で利用する者がいかなる姿か、想像はつきますよ。
(念のために申し上げておきますが、恐らくフランシスカさんの想像以上かも知れません。その連れ合い海岸ですけどね、海岸の一定区域に入ったが最後、履いてるものに穴が開くんです、勝手に…)
はぁ。
つまり何ですか、黒薔薇騎士団員が普通の一般女官や騎士に近づいた時と同じで、相手の服のしかるべき場所に勝手に穴が開くあれと同じということですか。
(まさにその通りです。要はお尻を焼きながらずこばこするための海岸ということです)
この、セニョーラの身も蓋もない発言。
ですが、茸島はもちろん、我がメヒコの…痴女皇国世界側のアカプルコが似たようなものですからね…。
あそこも利用者は、股を開いてちんぽを受け入れるか、さもなくば千人卒以上であればちんぽを突っ込むか咥えさせるための場所です。
そしてマンコラや茸島と同様に「助平は部屋の中ではなくてお外で」という事になっております…。
(文句はジーナさんに。それと申し上げたくはないのですが、二代目様もノリノリで保養所の仕様を決めましたからね…今、青姦推奨じゃない保養所は伊香保くらいじゃないですかね…)
(マリアヴェッラか聖父様の茸島の私邸くらいですわね。職務中の姦淫は別としまして…ふふふ)
そう言えば、私の右横にいる室見局長の身体状況、密かに見てみますと若干の興奮が。
(ええとですね、今、あたしの分体の一つ、二代目様に使われてるんですよ…)
(いえいえ、これも公務でございましてよ…週に一度は室見様の尻を使わせて頂きませんと、わたくしとしても楽しみが…ふふふふふ、我が母テルナリーゼが田中内務局長と乳繰り合いよったのも今となっては理解の範囲…それに室見様の元来のさだめを知れば、人助けもしとうなるものですわよ、フランシスカ…半分は神種族であるこのベルナルディーゼの寵愛があれば、母ほどではないにせよ加護を授けるも同じこと…)
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