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-Tango Argentina- ラテンの紅い情熱の花・4

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(ああっおねげぇだ、いかないでくれっヴィータぁああああっ)

(ホセっホセっ来てっ来て来て来て一緒に来てぇえええええええ)

互いを求めつつも、言ってることはかなり真面目に真剣に、どちらかの人生を優先させてくれという要望を告げ合う踊り子の卵たる河原女出身の慰安女官たるヴィータ、そして農夫ホセ。

この矛盾した二人の言い分をまとめてあげる立場の人間だったのです、わたくしフランシスカ。

そう、あの時、手紙の内容を説明するヴィータを、泣きながら犯していたのですよね…ホセ。

そして、映画の本編では必要に応じて、今撮ってるものではなく、その時のシーンに差し替える予定。

ええ、迫真の演技どころではなかったんですよ。

いわば、本物の男女の愁嘆場。

その真剣な迫力のある一部始終、痴女皇国の女官姦淫監視えろほんのねたあつめシステムは記録しておったのです。

で、今、麦畑で姦淫中のヴィータとホセ、その時の服装まんまで再度おめこしてもらっております。

しかも、その時同様、タンゴドレスに着替えて。

ドレスの裾やらが泥で汚れるのも気にせず、激しく尻を振るヴィータとホセですが、当時と違って純粋におめこしてもらっております。

ええ、この愛の麦畑行為、それ自体は農婦と農夫のお楽しみの時なのです、元来は。

しかも禁止されとるどころか、ある条件を満たしさえすればよし。

その条件とは何か。

まず、雨合羽を与えてはおりますが、暑いと脱いでしまう者も多いのです。

そして、服装は絶対に雨合羽着用というわけではありません。あくまでもこちらの配慮であって、ずぶ濡れになりながらも行為を止めない者ばかり。

現に、雨に打たれながらも、そのドレスや股間の赤い逆三角形が濡れるのにむしろ興奮して突きまくるホセのような男ばかりですよ。

ええ、ホセとヴィータのすぐ近く、圃場の角で二人を覗き見る位置で、これまた姦淫椅子を持ち出して義理の父娘とは言えど、近親相姦真っ最中のジョルジュ…バタイユ男爵と、その娘イプルディアも!

全くもって困った父娘です。

(ああっ義父様とうさま、ここは絶対にイプルディアのお口と顔なのよ…おわかりよね…あたくしもいくわっああっアクメっアクメっアクメっ)

ええ、バタイユ男爵の変態性癖のひとつが「女の顔にかけたがる」ことなのです。

これ、連邦世界のバタイユ氏の著作を読めばばっちり載ってますが、性的な悪行を重ねた相方のシモーヌの顔にぶっかけるのを好んでおりました。

で、痴女皇国世界のバタイユ伯爵…後のバタイユ男爵は、更に、出した後で必ず、ちんぽを女の口に突っ込んで出し入れしたがったのです。

(ふふふ、義父様がお屋敷や公舎にいる時なんて悲惨よ…2時間に一回は誰かを呼んで口にぶちまけてたから…)

映画本編では、ここにジョルジュの日頃の性生活…特に射精の瞬間が何シーンか挿入されるはずです。

メイドの口にぶちまけて漏らさせ、その男根に垂れる白い液体を写し込んだものや、劇団の主要メンツの顔にぶっかけた後でちんぽを無理からに口に突っ込み、あげく放尿。

まぁ、これ自体は痴女皇国の姦淫としては普通の光景です。

私だってメヒコで本来の地位についている時ならば、これくらいは割と日常的に、やってましたから。

ですが、赴任中の有全珍あるぜんちんちんで、私のちんぽ…特に、ラスプーチンちん互換になったそれを多用するのは憚る状態だったのです。

では、バタイユ男爵の何が問題なのか。

女を性具としてしか見てないからです。

これ、今は劇団員の一人でもあるシモーヌ・エドワルダに最大の原因があると言っていいでしょう。

この女が学生時代、同級生だったジョルジュに刷り込んだ性癖の数々を炸裂させなければ、満足できない男に変えてしまいよったのです。

(目玉の話のシモーヌさんよりはおとなしいんですよね…バタイユさんに命じて神父さんを虐待して、あげく…)

涜神とくしん思想の徹底した話を書いたのはわかるんだけど、私は数ページで頭痛がしたわ…)

(雅美さんやベラちゃん知ってると、シモーヌさんに近いものがあるって思うんですけどね)

(ゆっきぃいいいいいいいい)

(ゆっきー、帰ったら滝壺…それか次回はあんた主演であたしが脚本ほん書こうかしら…)

で、私はその様子を少し離れた場所から見守っております。

何せ、今は運転手役。

それにこの映画の銀幕のヒロイン、第一部ともいうべきこの、ヴィータとホセの間の葛藤の一幕での主役は私ではないのです。

それに私の主演のルチャシネマ、祖国メヒコでは、とっくに撮られてますし…。

あ、ルチャシネマというのはメヒコ特有の映画ジャンルでして、主演をルチャドール…男性レスラーが務めます。

そして、覆面レスラーの場合は、そのまま覆面状態で演じるのです。

で、私もハーフマスクと言うべき覆面をかぶってますよ、メヒコでは。

(覆面レスラーの方がえらいんでしたっけ)

(その代わり大変ですよ、負けて覆面を剥がされるのは引退につながるほどの屈辱なんですから…)

と、セニョリータ・宇賀神と心話で交信しつつ、状況を監視する立場。

で、その狂ったバタイユ男爵…ジョルジュの性癖矯正はですね。

行ってないそうです。

そればかりか、義理の娘と今、そこで雨の中をものともせずに繰り広げておる姦淫劇。

ヴィータ同様…いえ、ところどころが透けて派手なタンゴドレスの尻をまくってジョルジュに組み敷かれたばかりか、そのジョルジュが偽女種状態で食い込ませているTバック下着…偽女種用の助平褌という名称が付いてますけど、それの尻紐を引いて射精を促す有様なのです。

ああ、そればかりか。

今度は義父であるジョルジュの口めがけて、自分も射精しよります。

で、なんで朝から雨が降ってるのか。

一種の人工降雨です。

そしてこの雨で、今、麦畑のあちこちで行われている精液や他の体液を地中に浸透させる効果が狙われております。

ええ、ジョルジュの口に小便までしておるイプルディアですが、その液体も。

灸場のハバナ他に存在する砂糖きび畑はもちろん、我がメヒコの都ティノチティトランまたはメキシコシティでも、テスココ湖に浮かぶ浮き畑ではこれ、やってますけどね。

普通なら農業関係者が激怒する光景だと思いますよ、作物に小便ぶっかけるとか。

(まだ肥溜めならわかるんですけど…)

(そっちの方がましな気がするわ…)

しかし、チンポネックス製剤同様、鬼細胞とやらを含んだ痴女種の体液。

これによって、作物の成長を著しく促進するのが狙いなのです、この畑での姦淫劇。

何せ、この発想の元となった比丘尼国の大江山界隈で行われている人外の方々による屋外姦淫。

これやるだけで、肥えが不要になるくらいだそうです。

では、この恐るべき痴女皇国ならではの農法に駆り出されたヴィータとホセは。

なんと、ホセは「おらの子を孕んでくれぇえええええ」と叫んで、中出し。

むろん、ヴィータの股間から漏れた精液は雨によって地面に流れ落ちますから効果ゼロではないのですが、それでも禁則事項には該当するはず…いえ、聖環警報は出ません。

これ…本当はホセとヴィータ、私が当時の総督だったことを感謝して欲しいのですけどね。

と言うのも、ホセが中出ししまくるのはいいとして、愛の麦畑の時にも中出しするのが問題にはなっていたのです。

しかし、私の黒薔薇騎士団資格者権限で、発報した警報を揉み潰していたんですよっ。

(案外に苦労人なんですね、フランシスカさんも…)

(痴女皇国の幹部って、結構そういう縁の下の苦労話が多いって聞いたけど、まさか私がこういうことを…)

まぁ、孕んだら孕んだで、苗床に受精卵を送り込めば良いわけですし、ホセの担当の圃場の麦の生育状況が悪いならチンポネックス追加散布で何とかなると言えばなんとかなるのです。

それに、この愛の麦畑ですが、実際の施肥効果…これ、内緒ですけどね、純粋なチンポネックスよりは落ちるんです。

無論、鬼細胞が強力な幹部がおめこするのと、ヴィータのような十人卒女官がするのとでは全く効果が違うのは、今更申し上げるまでもなく。

むしろ、この麦畑での青姦で興奮してくれる精気放出量増加の方が、痴女皇国にとっては遥かに美味しいのです。

ですから、そっちも含めて考えると、ホセの中出しに対してあっいやっダメっとか言いながらも、両足でがっしりカニ挟みして中に出させるように腰を使い尻を振り、そしてちんぽを締め上げておったヴィータについても、懲罰どころか本当なら推奨行為の限りを尽くした理想の精気収集おめこ、それも農業魔族運用地域のそれなのです。

で、悲嘆に暮れているヴィータとホセの二人。

この二人に降った、最終決定はどんなものだったのか。

実は、実際にあったことと、映画では少し変えております。

実際のヴィータは、不妊聖母教会を通じて、魔毒抜きの侍従にホセを指名してきたのです。

確かに、農業魔族運用地域…すなわち、苗床運用地からマドリードに送られるなら、魔毒抜きのための男性役は絶対に必要になります。

その時点で、マドリードの苗床も試験運用が開始されていたはずですので、なおさら必要でしょう。

で、本人たちの心情を知ることとなった私としては、南欧支部のトップ、つまりイザベル陛下とお話しさせて頂きました。

(とりあえずそっちに二人送って、舞踊を覚えさせましょうよ。で、講師になれる技量を身につけるのに最速1ヶ月、半年もあれば充分じゃないですか。その上で有全珍に戻りたいと言うなら戻す措置を取れば、現地での指導員にもできますし…それに言いたくありませんが、ホセにしても他の女に目移りするか知れませんしね、マドリードなら)

(まぁ、フランシスカ局長がそうお申しならば、その通りにさせて頂きましょう。確かに二人の恋仲に関することども、拝見した限りでは引き裂くのも野暮。それに…この件、目下南欧で企画中のえいがとやらの題材にできるやも。これであればマルハレータ顧問にも納得のゆく結果となるでしょうから)

(ご配慮、感謝いたします…)

などとのやりとりの後、実際のヴィータとホセはブエノスアイレスからカディスを目指す船の上の人となったのです。

そして、数ヶ月のマドリードでの舞踊学生生活を終えたヴィータ、マドリード駐在の河原者頭はもちろん、イザベル陛下にも惜しまれながらも有全珍での舞踊講師としての勤務を、希望。

ホセと共に、再び南米に戻る船に乗ったのですよ。

ですが、ここからは映画での演出。

涙するホセとヴィータの二人に、近づく私。

その服装は、有全珍総督庁舎で私が着ている「たかお服」です。

「話は、聞きました…私が有全珍行政総督のフランシスカです…今般の決定は、優秀な踊り子の卵をマドリードに送り、新しき踊り手をなるべく多く作りたいがための南欧支部、ひいては痴女皇国の方針ゆえに決められたのです…」

で、驚く二人に、私からの変更提案を告げます。

「要は、舞踊を人に教えられるほどの実力があなたに付けば良いのです。そして、本来ならばマドリードで実際に覚えてもらうはずの踊りの、今ここでヴィータ、あなたに教え込む方法があります」

ええ、痴女種のそれ…経験共有です。

しかし、黒薔薇騎士団資格者である私がうかつにヴィータへ流し込めば、ヴィータは生命の危険に晒されます。

それに、これは一種の演技でして、実際にはこの時既にヴィータはマドリードで舞踊学生としての過程、一応は終えておったのです。

で、私のラスプーチンちん互換の逸物に驚くヴィータですが、それを咥えさせます。

そしてホセには、その様子を見てシコらせるのです。

むろんホセとていい顔はしませんが、痴女皇国の女官として上役に逆らえないのは知っておるだけに、悲しそうな顔をします。

(安心なさい…ホセ、あなたにもほんの少しですけど、お詫びをします…)

ええ、これは演技といえば演技。

ですから、実際にはヴィータの口には出さずにおきます。

そしてちんぽを収納して完全な女性状態になった私は、たかお服のスカートをまくってホセに挿入するように告げたのです。

んで、わたくしフランシスカ。

実はメヒコの体育授業、公立と私立学校で全く変わるのですっ。

公立学校では狭い校庭しかないことも多く、体育授業を廃止する話も出ていたくらい。

私が総統やってからは、各地の再建ついでに「体育館くらいは最低作らないとルチャを教えられんでしょう」とばかりに公立校の設備もカイゼンしてますけどね…。

では、メヒコでも富裕な部類の家庭に生まれ育ち、私立学校に通わされていた私のような者はどうだったか。

ええ、校庭からして格段に広く、バスケットやサッカーのコートを数面、取れるくらいに広い校庭の学校ばかりだったのです。

そして授業はもちろん、部活も存在しました。

ええ、メキシコ女子代表に選抜される可能性もあった程度には、サッカー、やってたのですよ。

その私の経験の一部ですけど、ホセに共有させようと思います。

で、ホセのちんぽは普通の男児ですから、私の中では本当ならすぐに絶頂してしまうのですけど、そこはそれ聖環操作で何とか持たせて、私をアヘアヘ言わせたように見せかけるのです。

こらそこ、やらせオメコとか言わないようにっ。

それに、ホセには偽女種になってもろては困るのですよ?

で、この性交によって、ホセに球蹴りの技術を相応に伝えることには成功した私です。

ただ、これは映画の中では、純粋なホセとヴィータへのお詫び…つまり、ヴィータの口を犯した私を、今度はホセが突いてアヘ顔をさせて溜飲を下げさせる演出となるはずです。

(総督さまも苦労がたえないおひとだっての、おれにもよくわかりました…)

(次の総督が無茶を言ってきたら連絡をください…)

(そもそも雲の上の人ですからねぇ…あたいもマドリードとか行かなきゃ、普段はちんぽぶら下げてる女官の方なんて司祭さまや司教さまくらいしか見ませんし…)

まぁ、そんな訳で。

映画では、その翌日以降の、この不妊の村の駅での場面に移ります。

朝、遥か太平洋岸は痴里ちりの港町たるバルパライソ、そして痴里支部が置かれた街サンティアゴから、暗死あんです山脈の下をぶち抜く穴を通過してはるばると一千キロ以上を走り抜けて来た急行列車が、この不妊の村の駅に足を停めるのです。

(このルートはアルゼンチンチンから太平洋岸の痴里、そして淫化俗地への食料輸送ルートでもありますし、痴里名産の鉱石を大西洋側の港であるブエノスアイレス方面に向けて積み出す列車の走る通り道でもあると言っておいてください…)

(室見局長、今回はほとんど出番、ありませんものね…)

(アルトさんの枠だと助平役にされる危険があるので、私は出番がない方が…)

で、タンゴスーツ姿のホセとヴィータ、この急行に乗ってタンゴの国内選手権の予選会場へ向かうのです…ブエノスアイレスに。

そしてホセは、その後、有全珍のサッカー選手としての認定試験を受けます。

ええ、両方がうまくいけば、この二人はブエノスアイレスでの暮らしとなる…という演出です。

しかし、この台本の通りに、本当にこの二人、今から選抜試験やら何やらを受けに行くのですよ。

で、村長や司教・司祭たちからの祝福を受けて列車に乗り込む、ホセとヴィータ。

村に残る踊り子たちのフラメンコの踊りと、そして楽隊の曲に送られ、長い急行列車は駅を後にします。

ただ…映画のシーンでは、これ、マドリードに向かわせることに成功したって筋書きになるんですよ…。

では、なぜそうなるのか。

カメラは列車に同乗し、個室車に案内されたバタイユ男爵とイプルディアの二人の会話に移ります。

「ふふふ…義父様、これであのヴィータの尻は父様が狙えるかも知れないわよ…」

ええ、映画の中では、バタイユ男爵は悪役の変態男爵。

そしてイプルディアは、悪徳と背徳を好む女悪役という位置付けなのです。

ホセとイプルディアを性欲の対象にと考える二人が、都会に二人を送り出す策動に成功したという筋書きで、撮影は進むのです。

その策動の成功に、列車内での性交を始める二人。

不妊からブエノスアイレスまではだいたい、2時間。

充分すぎる時間でしょう。

(ふふふ、あの二人の好きもの…フランシスカ総督にねだって、わざわざ個室を取ってやった甲斐がありますわ義父様…)

(ああ、イプルディアなら見えるんだね、二人が今、何をしているか…)

そう、カメラは別の個室で愛を交わす二人を映します。

その、純愛風味溢れる性交と、それを聖環で覗き見ながら禁断の淫交にふける義理の父娘を俯瞰で写す形で、カメラは引いていき、そして平原に広がる畑の中を疾走する列車が水平線の彼方に見える港町の方角を目指すところで、映画の第一部は終幕となるはずなのです…。

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まるは「つまり、第二幕もあると」

しすか「ええ、ヴィータの尻「も」狙うバタイユ伯爵と、ホセを寝取らんとするイプルディアって感じで」

でぃあ「あたしたちが完全な悪役というこの脚本、書いたのはジョルジュ義父様ですからね」

しすか「ノリノリで演技してたやろが、あんたら…」

るね「ちなみに映画どころか、この二人か、またはシモーヌ&ジョルジュの組み合わせなら本当に寝取るどころか、やりまくって慰み物にして捨てるとかやりかねませんからね…」

しすか「というわけでバタイユ男爵の変態尻狩行脚は続くのです…」

じょるじゅ(フランシスカさんが怖いから言わないけど、僕の脚本と微妙に違う…ここまで悪役に僕自身を書いた気はないのに!)
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