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惨奴侯爵の妻 - Renee Pelagie de Sade - ・3
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全くもって、何がどうなっておるのやら。
ルネ夫人の顔色も優れませんが、もっと不機嫌そうな人物、ここにおります。
アルト閣下、なんでまたここに。
「きいてくださいよ…あたくしはどさまわりのうんめいなのでしょうか…」
聞けば、連邦世界のメキシコで問題を片付けたものの、痴女宮に帰還していくばくもない内に今度はフランス行ってこいとか申し渡されたそうでして。
でまぁ、もう何人か、不機嫌そうな人物が。
「アンヌマリーちゃんもジニアちゃんも、たいへんですねぇ」
「アンヌマリーはいいとして、なんでわたしまでもがぁっ」
「良くないわよジニア…」
「それとアルトさん、私の事を忘れてやしませんか…」
「てぃあらちゃんはいまさらというきもするのですが」
「ううううう」
で、何を皆、唸っているのか。
それは、パリへ行かされるからです。
もちろん、何もせずに帰って来いとかいう話ではないのです。
ところで、ブリュントレーネ次席。
逃げましたね。
(無実ですよ…ジョスリンこそ!)
ええ。
いつの間に、とお思いでしょうが、語り手が交代しとるのです、私こと、ジョスリーヌ・メルランに。
さて、いくばくかの変遷を経た小官のIFFステータスコード、今はこうなっております。
Jocelyne Merlin (Immane Dlanoa ) ジョスリーヌ・メラン million Suction( Limited hundred million )百万卒( 限定億卒 ) Slut Visual. 痴女外観 Sainte. femme de feu. 聖女認定対象者 Leader de la branche européenne des Black Rose Knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団欧州分団長 Japan Branch Military Advisor, Imperial of Temptress. 痴女皇国日本支部顧問騎士 Edo Shogunate's harem Elders, Japan. 八百比丘尼國江戸大奥担当老中待遇
これなのですがね、正直なところですね。
…フザケンナヤ、が率直な私の感想なのです。
比丘尼国送りにするんならするで、せめて私の欧州分団長身分、外してもらえませんかね。
ええ、次の担当も推薦しとるのです。
ちょうど、エエのがおるのです、モントルー派遣扱いで、今はバーゼルかジュネーブに駐在しとるはずのが。
Serenieddine セレニエディーネ Million Suction(Limited ten million) 百万卒(限定千万) Slut Visual. 痴女外観 Black Rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団 Security Advisor, Red Cross knights, Switzerland, Imperial of Temptress. 欧州地区本部赤十字騎士団顧問
(ジョスリーヌ団長。黒薔薇騎士は確かに団長や痴女皇国皇帝に絶対服従を徹底されております。しかしですね)
ええ、セレニエディーネが拒否ってやがる理由も存じております。
実はスイス傭兵組合の管理、モントルー…すなわち、痴女皇国欧州地区本部の業務でして、欧州支部時代からの独自騎士団である赤十字騎士団の仕事でもあるのですよ、傭兵の口入れと管理。
で、欧州地区本部長がどこのどなた様で、何故に黒薔薇騎士またはそれに類似する成績能力の人物の派遣を本宮に要請なさったかを知らぬ訳はなかろう。
こやつはそれを小官に訴えたいのです。
ええ、オマエノヨウナババァガイルカという形容が痴女皇国に広まっている原因…すなわち、拳の王と言うに相応しい容姿の欧州地区本部長が、今のこやつの実質上司なのです。
そして、セレニエディーネは、自身の代替者を現地で育成するまでは離れられないのです、スイス。
かわいそうですが、これは仕方のない話でしょう。
ただ、この女がおるならば、何も小官を呼ばずとも良いと思えたのも事実なのです。
もっと申し上げますと、アルト閣下を来させるならば、小官がここにおる理由もないだろうと思えるのです。
(あきまへん。カエル女にはアルトさんの監督を命じるのです…)
(どこの世界の軍隊に上官の監督を命じられる部下がおると思ってやがるのですかパスタ女さん)
(下士官の指導で士官は育つものと聞きましたよカエル女さん)
ええそうです。
誰の差し金でこうなったかはもはや、明白でしょう。
ともあれ、連邦世界のTGV東線ではなく、痴女皇国世界のTGVストラスブール=パリ線の列車に揺られておる我々。
運転席の室見局長によれば「路線はほぼ東線に近い場所を通っていますけど、パリ市内のかなり中心部に近いところまでLGVとして走ります。東線だとパリ東駅を出て10分は在来線区間を走行しますから」つまり、日本のシンカンセンに近い感覚ですね。
そして、最高速度が連邦世界のTGVよりも更に速いのと、我々はパリ行きだと最後尾となる特別車を独占している状態なのです。
それとですね。
ベラ子陛下が来るならば、何も小官を呼ぶ必要が更に薄まる気がするのですけどね。
で、この特別室。
はい、リアリサテュール・ムロミ。
解説お願いします。
(ええとですね、このTGV-H型は以前、スペイン王室鉄道RFE向けに生産されたS1919型車両の原型となったものです)
よりによって、当時の開業列車で南欧支部独自騎士団である婦人騎士団のアナ団長を捕縛する羽目になった件ですね…。私は1等車に乗っていましたが。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/112/
(あの節はお疲れ様でした。で、痴女皇国世界への投入こそスペインがお初でしたが、それ以前に短距離ながらNBでの高速線・旅客鉄道線開業に向けて原型式TGV-H、そして後にTGVデュプレックス型同様の2階建客車を連結したTGV-DH型が投入されているのはともかくですね、S1919型は痴女皇国世界初の本格的列車、それも高速列車ということでユーロスターのクラス373型同様に車両数は機関車2両客車18両で編成、そして特別席車は機関車の次位の個室車兼半室動力車と、それに続く全室開放席車を繋いで国賓級の要人利用に応えようとしていました)
ふむふむ。
つまりは、利用者も多くなるし物珍しさで乗りに来る王族貴族の利用のための高級客席車両が2両繋がれていたと。
(で、今回の東線投入ですが、当初は特別席車を連結せず、TGV同様に1等2等の2等級区分とした客車8両機関車2両の合計10両で編成を組むことを考えておりました。ですが、フランス病作戦発動を前にして、ストラスブールとバーデン=バーデンのみならずパリやスペインとの連絡も考慮して欲しいとの要望が寄せられた結果ですね…結局は特等車を連結することになりました)
ええ、皆まで言わんでください。
今まさに、私はその特別席車なる場所におりますので。
(ただ、TGV-H型はスペインのS1919型ほど長くなくてもいいだろうということで、連邦世界のLGV東線に投入されているTGV-POS型と同様の10両編成としています。で、座席は原型の1等車に比べて特等車にふさわしい、余裕ある設計としました)
ストラスブール←機|特|1|1|食|2|2|2|2|機→パリ
---------------------
⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎ ⬜︎|WC|
⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎
---------------------
この特別席車、連邦世界のパリ・オーステルリッツからボルドーやルルドまでを走る型のTGVの1等車を参考に作られたそうですね。
https://x.com/725578cc/status/1809026102675058857
(ただ、その…天井から床近くまで窓の設計も、セリエ1919型のクルブ車と同じにしたんですよね…)
そうです、あの「停車中であれば車内で起きていることが丸見えに近い」設計の特別車両なのですよ、ここ。
このガラス張りにも見えかねない走る金魚鉢設計、どれほど落ち着かないことか、私は今、身をもって体験しております。
(さすがに天井はもちろん、壁の相当部にも強度確保のための柱や梁が通っていますから完全に透明な壁じゃありませんよ。ただ…ジョスリーヌさんの本来のお仕事だと、絶対に落ち着かないと思いますから…)
そう、私の座る席、防弾窓ではあるのです。あるのですが。
連邦世界の防弾窓は、実弾だけではなくレーザー光線の乱反射や熱分散を考えて作られておりまして、その機能を活かすための電力供給がなされている時は外からですと虹色の油膜が張られたような外観となり、内側を垣間見るのが困難になります。
ただ、プラットホームに並ぶ見送りや出迎えの列に向かって手を振るとか会釈する必要性がある要人が乗車する場合に備えて、この窓の不透明度を変更可能ではあるのです。
そしてですね、痴女皇国世界ではそうした科学的な兵器による攻撃に備える心配が極めて少ないことを理由に、なんと、特別席車の窓はほぼ、透明に近い状態で走らせても問題はないだろうという判断が下ったのです…。
ええ、室見局長が読まれた通りでして、護衛の仕事の場合はこの透明外壁、甚だしい障害になります。
(カエル女さんは忘れたんですか…痴女種であれば悪意を察知可能ですよ…)
(じょすりん、あなたにくわえて、あたくしとべらこへいかがおっては誰がこのれっしゃをおそうというのですか…)
うぬぬ。
まぁ、私の場合、連邦世界でのGIGNやRAID名義での活動がありますので、狙撃や奇襲への対策を考えるのが癖になっとるのです。
そこんところは、ご理解をば。
でまぁ。
何で私が呼ばれておるのかと申しますとですね。
サド侯爵とバタイユ伯。
可能ならばこの二人に、次の連載の構想を授けて欲しいとも言われとるのです。
あのですねぇ。
小官、確かに拷問や自白促進の技術、教え込まれてますよ。
しかし、あれ、決して趣味でやっとる訳ではないのです。
これは断言させて下さいませんか。
出来れば対象には、手も触れずにゲロさせるのが理想なのですよ。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/78/
小官が仕事でしておる拷問や凌辱はあくまでも成果への近道であって、女をいたぶったり変態趣味を満喫するためではないのです、元来は。
(ジョスリーヌさんの言うことにも一理あるわよ、ベラちゃん)
(そうですわよ…あくまでもジョスリーヌさんはお仕事で拷問してるのですわよ。ですから…バタイユさんはまだしも、サドのおじさまですか、侯爵さまはジョスリーヌさんが仕事で誰をどうしたかという責め苦の事実だけを伺う方がいいかも知れませんわね)
ふむ。マドモアゼル・マリアンヌ・タカギとマドモアゼル・スザンヌ・タカギですね。
このお二人のお嬢様、ある意味で私の頭が上がらない立ち位置におられます。
なんと言っても、お二人ともマリアリーゼ陛下の正真正銘、実の妹君なのです。
しかし、マリアンヌ様とスザンヌ様。
なんでまた。
(呼ばれました。パリは強姦作戦の時でおなかいっぱいなんですけど…)
(そーなのですわよジョスリーヌさん…いえジョスリン、あたくしたちもプチ・トレアノンに行けとかクレーゼ母様経由で言われましてねっ)
(とりあえず痴女皇国世界の方のヴァンセンヌ娯楽館に転送をかけてもらえるそうですから、そこで合流することになると思いますよ。ジョスリンの国の装甲車も一緒に持って行けって言われたし…)
ああ、VABⅢですか。
あれならまだ、戦争するつもりで持ち込んだ訳でもないでしょう。
(ベラちゃん…あの大砲のついた戦車みたいな装甲車も一緒に来てるけどさ、チェンタウロだっけ…あんなので何すんのよ…戦争でもするつもりなの…?)
え。
マリアンヌ様の視覚を共有させて頂きますと、確かに…チェンタウロ戦闘偵察車を基本としたバリアシオンが何両か、聖院空港前の駐車場に置かれています。
(ええとですね、その装甲車たちはポワカール夫人の手配によるものですよ。で、連邦宙兵陸戦隊仕様の機材で、フグーに積み込んでマリアンヌちゃんたちと一緒にヴァンセンヌに運び込んでしまうそうです)
ルネ夫人の顔色も優れませんが、もっと不機嫌そうな人物、ここにおります。
アルト閣下、なんでまたここに。
「きいてくださいよ…あたくしはどさまわりのうんめいなのでしょうか…」
聞けば、連邦世界のメキシコで問題を片付けたものの、痴女宮に帰還していくばくもない内に今度はフランス行ってこいとか申し渡されたそうでして。
でまぁ、もう何人か、不機嫌そうな人物が。
「アンヌマリーちゃんもジニアちゃんも、たいへんですねぇ」
「アンヌマリーはいいとして、なんでわたしまでもがぁっ」
「良くないわよジニア…」
「それとアルトさん、私の事を忘れてやしませんか…」
「てぃあらちゃんはいまさらというきもするのですが」
「ううううう」
で、何を皆、唸っているのか。
それは、パリへ行かされるからです。
もちろん、何もせずに帰って来いとかいう話ではないのです。
ところで、ブリュントレーネ次席。
逃げましたね。
(無実ですよ…ジョスリンこそ!)
ええ。
いつの間に、とお思いでしょうが、語り手が交代しとるのです、私こと、ジョスリーヌ・メルランに。
さて、いくばくかの変遷を経た小官のIFFステータスコード、今はこうなっております。
Jocelyne Merlin (Immane Dlanoa ) ジョスリーヌ・メラン million Suction( Limited hundred million )百万卒( 限定億卒 ) Slut Visual. 痴女外観 Sainte. femme de feu. 聖女認定対象者 Leader de la branche européenne des Black Rose Knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団欧州分団長 Japan Branch Military Advisor, Imperial of Temptress. 痴女皇国日本支部顧問騎士 Edo Shogunate's harem Elders, Japan. 八百比丘尼國江戸大奥担当老中待遇
これなのですがね、正直なところですね。
…フザケンナヤ、が率直な私の感想なのです。
比丘尼国送りにするんならするで、せめて私の欧州分団長身分、外してもらえませんかね。
ええ、次の担当も推薦しとるのです。
ちょうど、エエのがおるのです、モントルー派遣扱いで、今はバーゼルかジュネーブに駐在しとるはずのが。
Serenieddine セレニエディーネ Million Suction(Limited ten million) 百万卒(限定千万) Slut Visual. 痴女外観 Black Rosy knights, Imperial of Temptress. 黒薔薇騎士団 Security Advisor, Red Cross knights, Switzerland, Imperial of Temptress. 欧州地区本部赤十字騎士団顧問
(ジョスリーヌ団長。黒薔薇騎士は確かに団長や痴女皇国皇帝に絶対服従を徹底されております。しかしですね)
ええ、セレニエディーネが拒否ってやがる理由も存じております。
実はスイス傭兵組合の管理、モントルー…すなわち、痴女皇国欧州地区本部の業務でして、欧州支部時代からの独自騎士団である赤十字騎士団の仕事でもあるのですよ、傭兵の口入れと管理。
で、欧州地区本部長がどこのどなた様で、何故に黒薔薇騎士またはそれに類似する成績能力の人物の派遣を本宮に要請なさったかを知らぬ訳はなかろう。
こやつはそれを小官に訴えたいのです。
ええ、オマエノヨウナババァガイルカという形容が痴女皇国に広まっている原因…すなわち、拳の王と言うに相応しい容姿の欧州地区本部長が、今のこやつの実質上司なのです。
そして、セレニエディーネは、自身の代替者を現地で育成するまでは離れられないのです、スイス。
かわいそうですが、これは仕方のない話でしょう。
ただ、この女がおるならば、何も小官を呼ばずとも良いと思えたのも事実なのです。
もっと申し上げますと、アルト閣下を来させるならば、小官がここにおる理由もないだろうと思えるのです。
(あきまへん。カエル女にはアルトさんの監督を命じるのです…)
(どこの世界の軍隊に上官の監督を命じられる部下がおると思ってやがるのですかパスタ女さん)
(下士官の指導で士官は育つものと聞きましたよカエル女さん)
ええそうです。
誰の差し金でこうなったかはもはや、明白でしょう。
ともあれ、連邦世界のTGV東線ではなく、痴女皇国世界のTGVストラスブール=パリ線の列車に揺られておる我々。
運転席の室見局長によれば「路線はほぼ東線に近い場所を通っていますけど、パリ市内のかなり中心部に近いところまでLGVとして走ります。東線だとパリ東駅を出て10分は在来線区間を走行しますから」つまり、日本のシンカンセンに近い感覚ですね。
そして、最高速度が連邦世界のTGVよりも更に速いのと、我々はパリ行きだと最後尾となる特別車を独占している状態なのです。
それとですね。
ベラ子陛下が来るならば、何も小官を呼ぶ必要が更に薄まる気がするのですけどね。
で、この特別室。
はい、リアリサテュール・ムロミ。
解説お願いします。
(ええとですね、このTGV-H型は以前、スペイン王室鉄道RFE向けに生産されたS1919型車両の原型となったものです)
よりによって、当時の開業列車で南欧支部独自騎士団である婦人騎士団のアナ団長を捕縛する羽目になった件ですね…。私は1等車に乗っていましたが。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/112/
(あの節はお疲れ様でした。で、痴女皇国世界への投入こそスペインがお初でしたが、それ以前に短距離ながらNBでの高速線・旅客鉄道線開業に向けて原型式TGV-H、そして後にTGVデュプレックス型同様の2階建客車を連結したTGV-DH型が投入されているのはともかくですね、S1919型は痴女皇国世界初の本格的列車、それも高速列車ということでユーロスターのクラス373型同様に車両数は機関車2両客車18両で編成、そして特別席車は機関車の次位の個室車兼半室動力車と、それに続く全室開放席車を繋いで国賓級の要人利用に応えようとしていました)
ふむふむ。
つまりは、利用者も多くなるし物珍しさで乗りに来る王族貴族の利用のための高級客席車両が2両繋がれていたと。
(で、今回の東線投入ですが、当初は特別席車を連結せず、TGV同様に1等2等の2等級区分とした客車8両機関車2両の合計10両で編成を組むことを考えておりました。ですが、フランス病作戦発動を前にして、ストラスブールとバーデン=バーデンのみならずパリやスペインとの連絡も考慮して欲しいとの要望が寄せられた結果ですね…結局は特等車を連結することになりました)
ええ、皆まで言わんでください。
今まさに、私はその特別席車なる場所におりますので。
(ただ、TGV-H型はスペインのS1919型ほど長くなくてもいいだろうということで、連邦世界のLGV東線に投入されているTGV-POS型と同様の10両編成としています。で、座席は原型の1等車に比べて特等車にふさわしい、余裕ある設計としました)
ストラスブール←機|特|1|1|食|2|2|2|2|機→パリ
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⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎ ⬜︎|WC|
⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|⬜︎ ⬜︎|
⬜︎ ⬜︎ ⬜︎
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この特別席車、連邦世界のパリ・オーステルリッツからボルドーやルルドまでを走る型のTGVの1等車を参考に作られたそうですね。
https://x.com/725578cc/status/1809026102675058857
(ただ、その…天井から床近くまで窓の設計も、セリエ1919型のクルブ車と同じにしたんですよね…)
そうです、あの「停車中であれば車内で起きていることが丸見えに近い」設計の特別車両なのですよ、ここ。
このガラス張りにも見えかねない走る金魚鉢設計、どれほど落ち着かないことか、私は今、身をもって体験しております。
(さすがに天井はもちろん、壁の相当部にも強度確保のための柱や梁が通っていますから完全に透明な壁じゃありませんよ。ただ…ジョスリーヌさんの本来のお仕事だと、絶対に落ち着かないと思いますから…)
そう、私の座る席、防弾窓ではあるのです。あるのですが。
連邦世界の防弾窓は、実弾だけではなくレーザー光線の乱反射や熱分散を考えて作られておりまして、その機能を活かすための電力供給がなされている時は外からですと虹色の油膜が張られたような外観となり、内側を垣間見るのが困難になります。
ただ、プラットホームに並ぶ見送りや出迎えの列に向かって手を振るとか会釈する必要性がある要人が乗車する場合に備えて、この窓の不透明度を変更可能ではあるのです。
そしてですね、痴女皇国世界ではそうした科学的な兵器による攻撃に備える心配が極めて少ないことを理由に、なんと、特別席車の窓はほぼ、透明に近い状態で走らせても問題はないだろうという判断が下ったのです…。
ええ、室見局長が読まれた通りでして、護衛の仕事の場合はこの透明外壁、甚だしい障害になります。
(カエル女さんは忘れたんですか…痴女種であれば悪意を察知可能ですよ…)
(じょすりん、あなたにくわえて、あたくしとべらこへいかがおっては誰がこのれっしゃをおそうというのですか…)
うぬぬ。
まぁ、私の場合、連邦世界でのGIGNやRAID名義での活動がありますので、狙撃や奇襲への対策を考えるのが癖になっとるのです。
そこんところは、ご理解をば。
でまぁ。
何で私が呼ばれておるのかと申しますとですね。
サド侯爵とバタイユ伯。
可能ならばこの二人に、次の連載の構想を授けて欲しいとも言われとるのです。
あのですねぇ。
小官、確かに拷問や自白促進の技術、教え込まれてますよ。
しかし、あれ、決して趣味でやっとる訳ではないのです。
これは断言させて下さいませんか。
出来れば対象には、手も触れずにゲロさせるのが理想なのですよ。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/78/
小官が仕事でしておる拷問や凌辱はあくまでも成果への近道であって、女をいたぶったり変態趣味を満喫するためではないのです、元来は。
(ジョスリーヌさんの言うことにも一理あるわよ、ベラちゃん)
(そうですわよ…あくまでもジョスリーヌさんはお仕事で拷問してるのですわよ。ですから…バタイユさんはまだしも、サドのおじさまですか、侯爵さまはジョスリーヌさんが仕事で誰をどうしたかという責め苦の事実だけを伺う方がいいかも知れませんわね)
ふむ。マドモアゼル・マリアンヌ・タカギとマドモアゼル・スザンヌ・タカギですね。
このお二人のお嬢様、ある意味で私の頭が上がらない立ち位置におられます。
なんと言っても、お二人ともマリアリーゼ陛下の正真正銘、実の妹君なのです。
しかし、マリアンヌ様とスザンヌ様。
なんでまた。
(呼ばれました。パリは強姦作戦の時でおなかいっぱいなんですけど…)
(そーなのですわよジョスリーヌさん…いえジョスリン、あたくしたちもプチ・トレアノンに行けとかクレーゼ母様経由で言われましてねっ)
(とりあえず痴女皇国世界の方のヴァンセンヌ娯楽館に転送をかけてもらえるそうですから、そこで合流することになると思いますよ。ジョスリンの国の装甲車も一緒に持って行けって言われたし…)
ああ、VABⅢですか。
あれならまだ、戦争するつもりで持ち込んだ訳でもないでしょう。
(ベラちゃん…あの大砲のついた戦車みたいな装甲車も一緒に来てるけどさ、チェンタウロだっけ…あんなので何すんのよ…戦争でもするつもりなの…?)
え。
マリアンヌ様の視覚を共有させて頂きますと、確かに…チェンタウロ戦闘偵察車を基本としたバリアシオンが何両か、聖院空港前の駐車場に置かれています。
(ええとですね、その装甲車たちはポワカール夫人の手配によるものですよ。で、連邦宙兵陸戦隊仕様の機材で、フグーに積み込んでマリアンヌちゃんたちと一緒にヴァンセンヌに運び込んでしまうそうです)
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