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女子プロの星☆アステ皇帝(かいざあ)・12

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さて、衆人環視の下、リングの上で乙女闘士を花闘士に昇格させるという難儀な作業みられておめこを終えた私、フランシスカ。
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儀式を終えて太陽神殿の貴賓室にお邪魔しております。

この貴賓室、私の公室と私室が所在する太陽神殿ピラミッドのほぼ最上階のすぐ下の階にありまして…神殿の最上層部については太陽神を崇める屋上兼、かつてはいけにえ儀式の場だったそうですが、今は淫化流の日時計や水鏡が設置され、明日輝あすてか暦や魔屋まや暦の算定用の器具と併せて天文担当神官が管理する場となっております。

その、神聖な場のすぐ下で姦淫の行為が繰り広げられておるのもいかがなものかと思いますけどね、とりあえず私の居室階の下が、何室か設けられた貴賓客室となっております。

このうち2室は魔屋まや王のオノリナ、明日輝あすてか王のショコヨツィン1世の専用室となっておりますが、現在は貴賓室の一室に関係者が集まっておる状態。

と申しますのも、ショコヨツィンのぼやき、ベラ子陛下とアルト閣下の耳に入りましてですね。

「ならばいつまでもうじうじとなやみながらおうさまのおつとめをしておっても、あすてかのみなさんがこまるばかりでしょう。それに、いやなことでもしんぼうするのがひとの人生といっても、ものにはていどがあります」

と、アルト閣下…アルトさんがショコヨツィンを庇う姿勢を見せたのです。

「実はアルトさんが陛下を庇うのは越権行為でもなんでもありません。6919号くんの時でもそうなのですが、痴女皇国に従順な男の人には精気を献上してもらうかわりに、精神や体調をなるべく整えてあげるのも習わしです。そして反抗的ならばいざ知らず、恭順の姿勢を示している陛下の意向を尊重してあげたいと思うのです…」

と、言い切るのはベラ子陛下。

そして実は、この貴賓室区画の一室で乙女闘技を観戦しておられた賓客も、この部屋に同室しておいでです。

そう…淫化帝国の若き皇帝陛下であるクシ陛下と、そのお妃様であるコイリュル皇妃殿下。

「ショコヨツィン殿。確かに明日輝王国は女の闘士が守る国とされてしまったことで、統治者が女戦士である必要が定められたからにはだな、もはや男が王位帝位に就くのも難しき話となろう…」

「ですが、元々は男であった訳ですから、いくらガーロちんぽを与えられたと申しましても、やはり男の身が恋しいという思いもわからなくはありません」

「で、余からの提案である。魔屋と明日輝は女裂振珍めきしこ帝国の傘下に入ったわけであるから、いわば魔屋も明日輝も兄弟姉妹の仲。ついては、ショコヨツィン殿が男に戻って魔屋の女王と子を為せば、その子が明日輝王国の王位を継いでも国の格式としては問題ないのではなかろうか。マリアヴェッラ陛下、いかが思われるか」

「そ、そうですね、確かにクシくんの言う通りですね…」

何かしら微妙に、それはもう微妙に動揺しておられる様子のベラ子陛下ですが。

「むろん、魔屋王となったオノリナ殿の合意は必要であろう。しかしながら魔屋は魔屋でいずれは王の後継を用意する必要も生じる話かも知れぬと思われる。それに、男と女の産み分け、可能ではあると伺うたが」

うーむ。

言っちゃなんですが、6919号よりははるかに人間が出来ている部類のクシ帝、そりゃベラ子陛下がメロメロになるのもわかる気がしますよ。

(ふふふふふふ、クシーもクシくらい賢い子ですよ~~~。もっとも、クシーの方は実のお母様のジャムジュナ様、そしてエマネ様の実母のメマーラ様を愛妾にしてアンティスーユ州…アルゼンチンチン王国となって堀尻悪ほりびあから痴里ちり、そして有全珍あるぜんちんまでの南米大陸南部を支配する土地の総督を任じられましたけど…)

と、ベラ子陛下の好みの範囲らしい少年の話をして冷やかしておられるコイリュル皇妃ですが、大人しそうな顔の割りに、言うべきことはきっちり物申す性格のようですね…。

あ、クシー王子の愛妾扱いであるリュネ出身のお二人…ジャムジュナ妃とメマーラ王妃については、クシ帝との秘密の仲が存在します。

そして実は、コイリュル妃もクシ帝公認でクシー王子の愛人でもあるという複雑な関係が存在するのは小耳に挟んではおりますよ。

(この複雑な関係に、更にエマネ様が元来はクシやクシーの正妻候補1号だった件も加わるのですよねぇ…)

どんな複雑な関係かと思いますけど、これ、淫化の人事情報を得ておると割と理解はしやすいのですよ。

クシー王子は元々、かなり古い時代のリュネの王子様です。

で、一応はリュネ王国の王位を継承出来る人でもありますが、目下、リュネ王国は実質的に消滅したようなもの。

そして公式ではリュネ国民会の会長…裏では当代のリュネ女王であるエマネ様の王配がクシー王子となっておるそうです。

ですが、精気授受の成績問題やクシー王子再生当初の諸々が絡み、最初はコイリュル様がクシー王子のお嫁さんとして教育を受けてお付き合いもしていたのですね…。

ですが、淫化帝国の帝位継承や中のごたごたもあって、古の淫化の王子であるクシ皇子がチャスカ帝の後を継いで淫化皇帝に即位。

クシ王子の伴侶として適性があるということで、離魔に移住した淫化貴族の娘さんであるコイリュル様が皇妃に選ばれたのです。

(ただ…クシはクシで年上好みの性質があります。それ故にアナワルキという、かつての淫化帝妃の血を引く神官とねんごろの仲となっているのを私も容認しております)

と、こっそりコイリュル妃から入れ知恵心話が。

しかしまぁ、淫化は淫化でそれなりの事情があるようです。

ただ、救いは関係者が認めた浮気。

そもそも聖母教会他の宗教施設で売春や未成年性交を全力で行わせている痴女皇国では、浮気という概念は実質的に形骸化しております。

むしろ、回収精気の質や量が向上するならばと、多少の爛れた関係は容認または黙認されると教えられております。

その好例の一つが、6919号とオノリナの姉弟での近親関係。

普通なら倫理的にも知られるとまずいイスカンダロスキャンダルですが、痴女皇国の定義では問題ないそうです…。

なんといっても、名前を出せぬ尊いお方はまだしも、ベラ子陛下はこの部屋の主な人物と肉体関係があったはずなのです。

(ティオティワカン苗床管理者のフルールさんに頼まれたからです!)

まぁ、クシ帝やコイリュル殿下とお楽しみでもあったのは内緒、内緒で…。

そういえばアスタロッテ様とイリヤ様が見当たりませんね。

(フユキ君とエイモンの精気抜きのがありますからね…離魔りま経由で挿入器具くすこに戻りました…)

あれは仕事なのかという気もしましたが、実際問題、偽女種の生態を見ておりますと、旺盛な偽女種ならば1日1回は精気抜きの必要があるのですよね…。

それと、クシ陛下とコイリュル殿下。

先ほど、お楽しみと申しましたが、逆にベラ子陛下のコーニョおめこにお二人とも出しておられますね…。

しかも、その匿名貴人の方とベラ子陛下もコイリュル殿下にポーリャちんぽを突っ込んでおいで。

確か、クシ帝とコイリュル妃、変態行為や乱交は禁止の立場であったはずでは。

(淫化領内巡幸の偉業を達成したということで、解禁したのです…というよりも、二人から一応の経験は積んでおかないと臣下や領民の実態把握にならないと強硬に言われまして…)

(だって痴里の果ての涯強妊阿ぱたごにあや、現在は名目イタリアとスペインが管理してますけど、今後は順次南米行政支局の管轄となるアルゼンチンチン界隈まで見て回ったのですよ、私たち…)

(少なくとも領民の娯楽を考える程度には色々と見聞したものもあってな…正直、マリアヴェッラ陛下ですら余への手出しを禁じておったという措置の理由もわかるが、一方で余の身体で接待が務まるならばと願い出たのもあるのだ)

(クシに同じ。特にクシは、誰でも彼でも手を出す性格でないのはエマネ様がよぉおおおおおおおおおおおおくご存じでしょ…)

そう、この二人は元来ならばあまり複数と関係を結びたがらない部類なのです。

農耕民族、というものでしょうか。

しかしながらベラ子陛下は満更でもなかったようですし、その匿名貴人のお方もそれなりにお楽しみではあった模様。

うぬ。

いくら淫化帝国がリュネ世界の難民を受け入れる必要性もあって本宮の支援を大いに得ておるとは申せ、我が女裂振珍めきしこにも寵愛を、と思ったりもする私です。

しかし、この場で人身御供に差し出せそうなショコヨツィンは偽女種化を渋っておる様子。

ちなみに史実ではモクステマ2世の娘はこぞって美人だったそうですけど、確かにショコヨツィン、美人を産ませそうな顔だというのが女体化すると際立ちます。

つまり、偽女種にしても美形、男に戻しても美男子の部類。

(フランシスカさんの下心はよく理解できるのですけどね…本人の意思と希望が大事ですからね…)

そうです、ショコヨツィンの偽女種化、実はベラ子陛下への貢物として考えてもおったせいなのです…。

しかし、ベラ子陛下。

ショコヨツィンが偽女種化した方が確かに明日輝のためにはなるとお考え。

その…今回は同行者がいらっしゃる件も、偽女種になっても決して地位が低下するわけではないという事例を見せるためでもあるようです。

「おうさま、おうさま。いちどおためしでおかまになってみるというのはどうでしょう。このばにはあたくしもべらこへいかもおいで。ですので、おんなのこの方がいいというばあいにはもどせるのです」

この提案に、乗ってみるかと思い始めるショコヨツィン。

(アルト閣下にベラ子陛下までおられるのに、騙し討ちはないと思うべきですよ…この方々は嘘をついたり騙す事は聖院規範とやらで禁じられているお立場。特にアルト閣下は嘘はつけない性格でしょう…)

と、私も助け船を出しておきます。

で。

アルトさんの気が短いというのは聞いておりましたので、この場は早めにショコヨツィン、偽女種にしておくべき。

でなければ無理からに施工してしまいかねません。

「まぁまぁ、ここは一つ、あたしに任せてください…」と、ショコヨツィンの手を引いて、彼の部屋に連れて行くベラ子陛下とアルトさん。

(あたくしもこうみえて、聖院のほうにこどもがおりますからね…このおうさま、たんにおんなになってしまっただけではなく、だじゃれきんの力でわかがえっております。つまり、こころのなかもおとなからこどもにもどりかけた状態なのです…)

即ち、子供の不安を取り除ける母親の心境なのでしょう。

そうまで言われるのであれば、ここはお任せするべきか。

そして、明日朝までには炸砕岩満神殿に戻る必要がおありという、クシ帝とコイリュル妃も、エマネ様…そして案内役の神官と共に地下の転送ゲート室へ。

「フランシスカ様…大変なご出世、改めてお祝い申し上げます」

「今度、淫化にお越しの際には是非、返礼の歓待を用意させて頂こう」

「マユミ様やグレモリー様がぐぬぬって言ってましたよ…ふふふ」

そう、私が世話になった聖母教会関係者や神官たちをあっと言う間に追い抜いてしまったのですよね、よく考えてみれば…。

そして、お三方がゲートの向こうに消えた後に残されたのは…私とオノリナ、6919号と…名前を言えないお方。

とりあえずは私の私室にお招きしておきましょう。

この太陽神殿、大体の内部構造ですがね、なんと南洋王国のボロブドゥール寺院の改装実績を元に仕上げられておりまして…完全に同一ではありませんが、概ねの区画配置はほぼ同様になっておるようです。

即ち、転送ゲート室や苗床トンネルといった、誰でも彼でも利用させたり立ち入らせたくない区画は、地下に。

そして巡礼の民の礼拝は正面の拝礼壇より神殿最上部を拝むとされました。

つまり、神殿の地上部の中は、神官のための施設。

下層階は行政神殿としてのオフィシーナじむしつになっておりますが、上層階に行けば行くほど上級の女官の居室または公室となっております。

更には、女裂振珍帝国各地の神官候補生、一旦はティノチティトランに巡礼しますが、そこで聖院学院神学部・女裂振珍めきしこ分校への入校が適切だと判定された場合は月神殿の下級神官寮に入寮する運びとなるのです…。

と、訂正が入ったティオティワカン各神殿の役割表を掲示しておきましょうか。

あと、サン・ファン川は死者の道の終点の船着場付近を起点に、テスココ湖までの区間がなるべく直線化された上に、大拡幅を受けてユリマル級輸送船が余裕ですれ違えるほどの川幅に広げられていますよ。
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ティオティワカン神殿都市略図

 (下級神官神殿・神官再生出産施設)
   月神殿
聖院学院□
神学部□| |
    | |(行政・上級神官神殿)
    | |□太陽神殿
    | |
    | |花闘士↓闘技場
死者の道↑===◯□花闘士神殿
    | |
    | |
_______| |__←船着場・船舶転回池
____________====サン・ファン川
←テスココ湖・ティノチティトラン
-------------------------------

で。

ティノチティトランでは何をしておるのかというと、千人卒未満の乙女闘士の育成と興行、そして売春のための都市とされたのです…で、現在は明日輝の戦力は全て魔屋と同様に乙女闘士団(花闘士団)へ組み込まれ、その長にオノリナを抜擢しております。

つまり、ティノチティトランに常駐する花闘士はあくまでも乙女闘士を鍛える立場であり、女裂振珍帝国の軍事力の中枢と千人卒以上の主力騎士の拠点はティオティワカンに所在しております。

むろん、こうした理由ははっきりと明白。

明日輝王国はもちろん、魔屋王国管内の都市国家ごとに独自で動かせる戦力を最小限度の警察力発揮に留めるためです。

「これは、魔屋王国の首都が各都市国家の持ち回りとされた件にも関係があるのです…魔屋女王は1年の期限に従って各都市の神殿に居し、魔屋を治めることとされました…」

「元々の魔屋は都市国家が乱立する状態。そして街同士で争う間柄でしたので、都市国家ごとに自給自足かつ自治体制を築いておったのですよ」

なるほどと、興味深く我々の話に耳を傾ける匿名の貴人。

(本当は聖人なのですけどね…まぁともかく、花闘士はティオティワカンを拠点として各地に派遣され、神殿に常駐して地域の治安を担当する…いわば聖母教会の騎士資格司祭の警務業務のみを分離したお仕事についておるという説明ですね…)

へい、陛下。

(フランシスカさんを順調に駄洒落菌が侵しているのはともかく、もう一つの重要な業務がありますよね…各地の駐在花闘士…)

そう、この明日輝・魔屋統一と同時に着手され、花闘士と乙女闘士の制度を開始する前から既にやっていた事なのです。

それは、いけにえの代わりに優秀な少女を魔屋の各都市から差し出させること。

少女がダメならば男性化して少年に戻った者の中から、優秀な者を。

そして、明日輝管内からは同じく、少年少女を集めることが画策されました。

しかし、優秀な者ばかりを引き抜いては農産他、各地の生活に必要な労働力はもちろん、指揮監督能力が大きく削がれる事になってしまいます。

そこで、魔屋なり明日輝なりの神殿に駐在する神官は、その管轄地域で初等教育や闘士実技を教え、ある程度の水準以上の優秀な者を、まずはティノチティトランに巡礼させる風習を根付かせる事にさせたのです。

そして、成人の農夫たちについても、ティノチティトランを経由してティオティワカンに巡礼する旅行を実質的に義務付けて行く運びとなります。

(これは、比丘尼国のオイセマイリや、ハポンのシュウガクリョコウを参考としました。一生に一度は必ず、自分の国の都を見てから死すべしとされたのです。そして巡礼の褒美には…単に神徳に預かるだけではない褒美を用意したのです…)

お分かりでしょうか。

今、明日輝と魔屋の居住者は、あらかた若い男女になってしまっています。

そして、高齢者であっても無理やりに人生やり直せるよ状態。

その気になれば、ティノチティトランの神殿に赴いて今後の人生に関する神託、得ても良いとされたのです。

そして従来は自由な往来が困難であった明日輝国内の旅行や、そもそも都市国家同士で争っていたが故に、第三国の出身を証明できないと捕まって奴隷か捕虜だった事情があって、事実上の禁止に近かった魔屋圏内の住民の移動や旅行。

痴女皇国の侵攻と政体変更以降は聖環による身分確認と、居住地の神殿での通行手形の発給などによって、許可制ではありますが、全くの禁止ではなくなりました。

そして南米縦割街道に付随する人・家畜専用道を始めとする域内街道を淫化同様に整備したこともあって、物理的な交通手段があれば歩かずとも首都、更には淫化方面すら目指すことが可能になったのです。

はい、この道路整備や通行制度の見直し、実はメソ・アメリカ各地から神官や闘士、そして偽女種の侍従候補を募る人材育成政策を補完するためなのですよ。

ええ、少年少女たちの本音が、男や女漁りだの、まだ見ぬ都を目指しての立身出世目当てのような生臭い目的であっても、首都神殿への参詣の理由は何でも良いのです。

とにかく、ティノチティトラン太陽神殿へ巡礼して手続きをすれば騎士の資質や神官の適性を判定されますから、あとは本人の承諾があれば、神官志望ならティオティワカンへの交通船に乗り込む事になります。

そして、闘士の道を志して資質もありと見なされた場合、ティノチティトラン乙女闘士神殿…ケツァルコアトル神殿にて、闘士修行に入るのです。

「この際に、闘士は神官同様、神に身を捧げるとされます。そして神に指名された者であるとして、明日輝王または魔屋王の祝福を受けるのです…」

ええ、この祝福とやらが何を意味するのか。

もう、お分かりでしょう。

皇帝自らが軍を率いることもある軍事国家であった明日輝の皇帝経験者であるショコヨツィン、武人でないわけがなく。

そしてオノリナも軍人、それも一般兵よりは遥かに厳しい訓練を受けたであろう特殊部隊の出身者です。

そうです…この二人によって処女をぶち破られ孕まされた乙女闘士候補、妊娠が確認されるとティノチティトラン神殿地下の苗床で受精卵を回収されてしまいます。

で、今後はティノチティトランで闘士候補を生産するための遺伝子プールの高品質化の素材とされてしまうのです…。

お分かりでしょうか、立身出世を目指す少女はもちろん、一般の農夫たちが主体の民衆巡礼旅行者、まずはティノチティトランを目的地にさせている理由。

ティノチティトランで修行に励む乙女闘士や、神殿に詰めている売春担当神官たちとミエルダおめこさせるためなのです。

なるほど、それでファッ◯していたのですかと納得の、聖人様。

そう、このティオティワカンでは、乙女闘士ではなく神官候補を育成しております。

そして聖院学院神学部・女裂振珍めきしこ分校は明日輝・魔屋神学科の単一学科のみを設けた学校となります。

(ティノチティトランでは痴女皇国としても初の試みである、聖院学院本校外の体育専門学校が開校したのもお教えしてくださいよ…)

ベラ子陛下がただいま別室で繰り広げられているの合間に申された、この一言。

ティノチティトランの聖院学院体育部分校、なんとルチャれすりんぐ専門学校である乙女闘士学科のみの単一学科校になったのです。

しかし、その目的は単なる興行ルチャドーラを養成するだけではありません。

千人卒以上の花闘士を補佐する、治安維持の兵士や警察官の任務遂行に必要な技能や知識を教えるためでもあるのです。

そう…魔屋の者であっても、今後は戦士を志すならばティノチティトランへ赴き、このルチャ専門学校に入校する必要が生じたのです…。

更には、ティオティワカンのケツァルコアトル神殿。

ここは聖院学院・体育部花戦士科とされました。

すなわち、乙女闘士の中でポーリャちんぽを生やし千人卒に就任するのが相応しい者が入学する、士官学校の扱いです。

で、ここまでで気付かれた方、いらっしゃいませんか。

では、文官である神官の処女膜、誰がぶち破っているのか。

私です。

このフランシスカの担当です。

(厳密に言えば、入学志願者の中から特に優秀そうな者が選ばれて私に犯されるのです。そして、他の志願者たちは花闘士の性欲処理に使われます…)

そして、いくつかの強姦動画をお見せします。

この動画の内容に興奮したのは、部屋にいた全員。

淫化神官服や聖母教会尼僧服の色違いとも言える明日輝、そして魔屋の神官服ですが、重要な違いがあります。

最初は神官たち、武官である闘士との違いを演出するために普段は素顔で執務させよかという話があったのです。

ほら、武官の仮面の詳細について私が言及した際、神官の仮面については詳しくお話ししなかったでしょう。
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ですが、神官も武官もメヒコの神…最終的には女裂振珍めきしこ帝国の神の代理人たる皇帝、すなわち私に仕える立場です。

その私や、あるいは魔屋王や明日輝王が仮面つけてるのに、神官たちは公式神事以外は素顔なのもいかがなものかと。

もう少し申しますと、神官は神官で性交、それも変態性交が日常的となる立場です。

そして、地方の神殿…特に、旧・魔屋地域では地元出身の神官と闘士や、果ては旧・都市王が結託して独立を企てたりしないよう、少しばかりややこしい性交規定が設けられました。

これは、その神殿の管轄地域内で意図的に文官と武官の対立構造を生み出すためでもあります。

魔屋のある都市国家を例に取りますと、その神殿の長たる神官が、その都市国家で一番のお偉いさんとなりました。

そして、旧来の都市王や豪族たち、男に戻るならば偽女種として神殿侍従を強制されますが、女のままであることと引き換えに、下級神官の位にある行政代官とされたのです。

(戦士の心得がある者は戦士を志しても良いとしたのですが、その際にはティノチティトランへ行って闘士学科に入学すること、そして必ずしも故郷の町の武官闘士にはなれない事を承諾して貰う必要があるとしたのです…)

ええ、私どもは中央集権型の国家を築こうしておるのです、このメソ・アメリカに。

従って、今後は魔屋だ明日輝だとはあまり言わせないように…いえ、少しだけ違いを出そうとしています。

具体的には、南洋行政局管内のマドゥラ族の扱いを基本として、魔屋人は闘士中心に取り立てる。

そして、明日輝人は神官中心に国民を育成していく方向性を考えております。

こうした行政方針を説明しながらも、ところどころにその、実態を伝える姦淫動画をパソコンの浮動投影画面で皆に見てもらう私。

そのこころは、当然ながら聖人様の慰労、密かにベラ子陛下より依頼されたからです。

聖人に犯されて欲しい。

そしてその際の服装、メヒコのTVに出演していたようなプレセンタドール・トラジェ…ニュースキャスター用のスーツ姿を要望されました。

ふふふふふ、なかなかにベラ子陛下も聖人様も、変態ペルベルティード的な要望をなさるものです。

そして当時の私、生理中以外は絶対にガーターベルトからブラからパンティから全てお揃いのショウブシタギ姿だったのです。

ええ、高視聴率を支える花形プレセンタドールという自覚があった私です。

いつ何時、メヒコ政財界の大物との接触があっても良いように、色仕掛け装備を怠りませんでした。

もしくは、新品の下着セットを局内のセキュリティがかかるロッカーまたは自分のバッグに忍ばせていたのです。

で、オノリナ。

これも、動画撮影のためとして、服装が指定されました。

祖国の軍警部隊所属時の制服です。

それも、軍事パレードに出て行進する時や、受勲や公式式典に出席する際の典礼制服。

いわば、彼女の晴れ姿。

そして、メヒコもそうなのですが、この手の婦人軍人用制服、下半身はスカートであることが非常に多いのですよ、この界隈…。

ええ、軍人であっても女であること、そして婦人部隊には美人揃いだと喧伝するメリトメリットを優先した国ばっかりなのです。

(ぜってー男の募兵や精勤を捗らせる目的ですよ。軍隊に入ったらあんな女とミエルダファックできるってことにしたいの、見え見えでしたからね…)

(オノリナの国のデスフィリパレード、ロシアの女性兵かって思ったわよ…ミニファルダスカートにブーツ姿とかさ…)

ええ。姉の晴れ姿に6919号も大興奮。

無論、そのスカートの下は私が無理からに選んだ、マリアンローズのどすけべ3点セットです。

そして早くも涙目のオノリナ。

なぜならば彼女に課された皇帝勅命、オノリナにしてみれば人生最大級の屈辱と言っていいのです。

(なんでこいつの精液で孕むなんて…)

(子供を作らされないだけまだマシだと思いなさいな…受精卵はフルールさんが回収してくれるから…)

そう、そして私を孕ませるお相手は…聖人様なのです。

まずは聖人様の子種を頂いて、このティオティワカン苗床の品質を向上させるのに助力せよ。

これが、ベラ子陛下からの私への勅命。

で。

この後の詳細、ちょっと内緒にしたいのですよ。

ふふふ。

オノリナがギャン泣きしながらどういう風に犯されたとか、はたまた復讐で6919号の口にイマラチオするのを許したとか、諸々はヤミオチマリアとかいう枠で語られるかも知れないそうですから。

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で、これだけではお読みの皆様にとっては、あんまりにもあんまりな仕打ちでしょうから、不肖このフランシスカより、ちょっとだけセルビシオサービスを。

それは、この夜から少しばかり…何年後か、あるいは数ヶ月後かはわかりません。

しかし、それなりの時が経過した後の、このティオティワカン太陽神殿でのお話です。

その時の太陽神殿内の規則ですが、まず、貴賓区画や上級神官区画以外では姦淫は禁止または皇帝勅許・要。

最上階の太陽神殿神事室であっても、儀式以外での姦淫性交は禁止行為です。

そして同様の掟、花闘士神殿にも存在します。

闘士団長のオノリナ、そして明日輝王位を退位してオノリナの侍従副官の地位となったショコヨツインにもこの掟の類似の定めが課せられておりますが、まぁ、私もオノリナも…そして月神殿の神官様も自室ではミエルデおめこし放題ですけどね。

で、私どもや神官、あるいは闘士たちに課せられた義務あるいは、推奨された行為とは。

それは、なるべく神殿や寮の外でおめこすることなのです。

このティオティワカン、ティノチティトラン…そして連邦世界のメキシコシティ同様に降雨量が少ない街です。

そして、海抜標高はともに二千メートル以上。

ハポンなら雪が降ってもおかしくない高さだそうですね。

ですが、異常気象で雹や雪に襲われたことが異常だったほど、元来は雪や氷に無縁だったのです。

そして乾季と雨季が一応は存在する土地柄です。

で、今は雨季に変わった直後の時期とお考えください。

そして、今日の今からは降雨の危険があること、この時間帯に屋外におる者たちに域内心話で伝えます。

ええ、天気予報たるやこの私の元・本職。

(濡れて困る場合は雨具の支度を忘れないように…)

で、この私も侍従を伴い、雨具代わりの白いポンチョを被って神殿の上へ。

で、今の時刻は夜の帳が降りたあたり。

太陽神殿の最上階には、神託室…神の言葉を私が得たり、屋上に設けられた占いや天文観測を行うための設備を管理する神託室付けの神官が常駐しております。

そのアティコ…ペントハウスめいた石造りの小ぶりな建物の中には、皇帝居住階との直通昇降機アセンソールが備わっております。

(用意、整えてございます…)

(お疲れ様。では6919号…神官に精気を与えなさい…)

ええ、神託室以外には雨を遮るものとてない屋上に置かれた姦淫台。

そこに寝て、神官の奉仕を受けるのは他ならぬ偽女種の6919号です。

その6919号の大きく開かれた股間に顔を埋めて尻穴を舐め回しの、ポーリャを咥える当番神官。

この神託室を任される神官、それなりの資格者であり優秀な人材でなくてはなりません。

そのエリート神官とでも言うべき存在の乳にちんぽを挟まれたり激しく咥えられてご満悦の6919号ですが、こやつにはもう一つの役目があります。

ええ、6919号には、私の侍従奴隷の代償に、常時偽女種の姿と女と見紛う美貌を強制しております。

そして、私の奴隷であるということは、私の逸物ポーリャを偽女種として咥える屈辱的な義務が生じます。

その代償に、幹部神官との性交…それも6919号または私の指示による性交を許可しておるのです。

で、6919号も私のポーリャを処理するのが懲罰偽女種としての自分の延命になるのがわかっておりますので、渋々ながらも私の勃起を咥えるのです。

しかも、当番女官をこの神聖なはずの神殿最上部の屋上で、堂々と偽女種服で犯せるおまけつき。

更には、私の逸物を咥えつつも正常位で女を犯しておりますから、この後の私の絶頂では6919号に組み敷かれて強姦されておるはずの女の顔も、必然的に汚すことになります。

ええ、姦淫の声やら何やらを掻き消す雨音や、下僕の二人に対して放つであろう汚液を速やかに流すはずの雨水はせめてもの私の慈悲。

(ふふふ、うまく内務局に送れるだけの絵図が撮れたのならば褒美を与えますからね…)と、6919号には言い聞かせております。

ええ、この後の私の射精に伴う精製精気下賜で、6919号のポーリャは硬さを即座に取り戻す予定。

それが出来れば、私とのミエルデおめこをさせてやるのです。

(しかしフランシスカ様…不肖の弟で果たして良かったのですか、姦淫奴隷…)

(ふっ、ショコヨツィンを姦淫奴隷にしてしまったあなたも人の事は言えませんよ、オノリナ…)

(あの弟の男の姿よりはマシですよ…自身も戦士だったのですから…)

ええ、オノリナはオノリナで、花闘士神殿の最上階でお楽しみ中なのです。

そして、この雨を物ともせず…いえ、雨を利してそこいらで野外姦淫に耽っている女官や花闘士たちから召し上げられる精気ですとか受精卵を収集しておるフルール特務神官にとっても、この夜間の雨中集団姦淫は大変にご馳走でしょう。

それとですね、雨の中で理由があるのですよ…。

私の皇帝仮面、6919号とオメコする時はできるだけ外してやっておるのです。

そして、私の気分がよほど乗らない時以外、6919号にも主導権を握らせてやろうとしております。

ええ、あの時に軍服姿の実の姉を強姦したのは最高に楽しかったようですし。

(ふふふ、下賤な牡豚で偽女種の6919号を飼育できるのはこのフランシスカのみ…)

(ですよねぇ…フランシスカ様が強姦したら問題になるからって、弟を強姦代行者にしてしまうのは私も思いつきませんでしたよ…)

(その代わり、あなたも姉として月に1度は弟の相手をしてやるのですよ…)

(ううううう、私はショコヨツィンだけでも持て余しますのに…)

(そのマチズモな元・皇帝の少年を従順な性奴隷として調教するのに必死な女が何を言っとるのですか…せっかくあの時にマリアヴェッラ陛下とアルト閣下が自分の母親であるかのように思わせてくれたのに…どこかで偽女種たちにも母性や愛を残してはおくのですよ…)

ええ、ええ。

思い起こせば6919号とはチンボテからの腐れ縁で、もはやお互いの事をよく知っている立場。

そして、オノリナが言った通りでして…この6919号が私のポーリャの代行を務めることも多いのです。

そして毎日のように姦淫に耽っていた場合、通常ならば懲罰偽女種は過剰性交によって身体制御が不可能となり、速やかに自らを火葬してしまう死に方をほぼ、突然に起こすのです。

ですが、私の黒薔薇騎士能力によって生かされておるも同然の6919号。

今や私の忠実な飼い犬でもあります。

ですので、忠犬には愛の代わりに、女…それもなるべく6919号の好む女を与えてやりたいのは人情なのです。

ですので6919号、私がやれと行った場合以外は基本的に自分から女を犯そうとはしません。

それにむしろ、元々の自分の体の貧弱さをコンプレーホコンプレックスにしておった男。

(ふふふふふ、あの晩の聖人様のように私を犯したいのでしょう…そのためには私の真の野望達成に協力してもらいますよ…)

ええ、この野望を達成した方が、6919号の逸物が猛り狂うでしょう。

何せ私は将来、分体を出してもらえるそうです。

そして、その分体、一体全体、どこで何をするのか。

それは、このティオティワカンでは、単に現状の女裂振珍めきしこ帝国全域を支配するためとしてはあまりに余剰すぎる人数の花闘士をしようとしておること、その答えになるかも知れません。

事情を知らなければ、中米行政局は逆に欧州や北米を侵略したいのかと思われる兵員数を育成しようとしておりますので、流石にマリアヴェッラ陛下には痴女皇国本国の承認承諾を取り付けるご苦労、お願いせざるを得ませんでした…。

それに、これは女裂振珍帝国皇帝と中米行政局長の地位を引き受けるにあたっての交換条件というよりは、私の希望であり、お願いだった事なのです…断られてしまうのは承知の。

ですが、マリアヴェッラ陛下は私の希望を叶えるため、奔走ほんそうして下さいました。

(ただ…フランシスカさんが当初言っていた、あの構想は流石に却下です…あの呼称はスペインのフランコ政権当時ですら、後に叩かれましたし、第一、あのジェルマニアの独裁政権を連想させますからね…)

では、私が何を目指しておるのか。

そして、その暁には6919号に何を許してやろうとしておるのか。

マリアヴェッラ陛下のお言葉を以って、とりあえずの私と、そして女裂振珍めきしこ帝国に関するお話の締めくくりに代えさせて頂きます。

では、どうぞ、陛下の勅言、心してお聞き下さい…。

(ですからフランシスカさんも、とりあえずはメキシコ合衆国の大統領で我慢してくださいよ…その代わりにメキシコ国立宮殿の大統領官邸室で6919号くんとおめこしても文句を言われない実質独裁政権の樹立、支援してあげますから…)
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