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名前を言えない謎のリゾート「マン◯ラ:愛の波しぶき」・2.4
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ベンディーネ・離魔愛隣会館館長の案内で、離魔悪所の貧民住宅を観察する私たち、悪所視察団。
と言っても、前回お伝えした通り、実際にはベラ子陛下以外は淫化関係者です。
そしてベラ子陛下曰く。
「カランバカ修道院の管轄する農夫育成街や、マルハちゃんがよく知っているジョクジャカルタ東側の同棲街区ですとか、灸場のハバナ西街区と類似と言えば類似。しかし…」
「ベラ子陛下、この離魔悪所、もっとも他と違う点は女官…神官の魔毒抜きの専従侍従を漁るための少年集落ということですやんか…」
そ。
この悪所、まさしく神官の侍従役を捕まえるための場所でもあるのです。
「マルハちゃん…ここの少年って偽女種なのですか」
と、思い立ったように聞かれるベラ子陛下。
その理由は、少年の姿にあります。
皆様にわかりやすく申し上げますと、淫化伝統という革のサンダルに、ふんどし状の黄色のパンツ1枚だけ。
あと、左手首に腕輪…我々が観察している対象の少年は黄色い銅色の腕輪をしていますが、この腕輪については後でお話ししましょう。
つまり、離魔の気温は冬に該当する季節でも15度くらいはあるそうですが、裸に近い状態では少し寒いのじゃないかとベラ子陛下は疑問を持たれたようです。
「エマネ陛下。確か少年のままですわな。魔毒対策もあって懲罰偽女種状態にはありますけど、実際には男性形態固定のはずですわ」
と、実質的にこの離魔を私と共同統治している立場であるマルハレータ殿下が即答。
「マルハレータ殿下が言われる通りです。そして、労働監督の才があるとみなされた者は懲罰偽女種の姿にされているはずですね…ベンディーネ館長」
(ほう、偽女種もいると)
「ええとですね、この悪所で労働者を募る仕事、実は聖母教会が完全主導ではないのですよ…」と、ベラ子陛下に説明を始めるベンディーネさん。
「言うなれば、労働派遣会社の営業めいたこと、偽女種少年にやらせているとは聞きましたが」
「そうです陛下、懲罰偽女種少年の専業である口入れ屋兼・労働監督は、愛隣会館の女官の指導のもとで少年少女の労働力を売り込むのですよ…相手が離魔支部、つまりエマネ様の部下の方々であればほぼ話はすっと通りますけど、ただ、売り込むのが淫化の貴人や俗人街組合ですとか、あるいはカヤオ地区港湾事務所が相手となりますと、それなりの交渉は必要ですね」
そして、偽女種少年も割と必死になって仕事をする必要があるようなのです。
というのも、この労働功績報酬の一部、手数料として懲罰偽女種少年が受け取るからなのです…これが、口入れ屋の偽女種少年の収入になるのは明白。
(そればかりか、自分が紹介した悪所の子供たちの作業成績しだいで指導偽女種への昇格が決まりますからね…我々愛隣会館の女官の魔毒抜きの仕事もあるにはありますけれど、やはり成績判定に影響するのは口入れですね…)
(あ…なるほど、真面目に仕事しないと、懲罰偽女種ですから早死にするか、それが嫌なら苗床送りなのですね…)
(何か、女装ほすとのようだとどなたかに言われてましたよね、ここの口入れ屋の偽女種たち…売り上げを必死になって上げたり、尼僧に奉仕したり…)
「ですが、ここの少年たちだって似たようなものですよ」
「実のところ、主にプクヤーナ神殿の太陽乙女に宛てがう魔毒抜きのために集められたようなものですからね…」
そう、朝の儀式を終えて少年たちの入浴を補助している神官たち、プクヤーナ神殿で神官修行中の太陽乙女がほとんどなのです…。
「では、パチャカマック神殿の神官たちの魔毒抜き、どうしておるのでしょうか…」
ベラ子陛下の疑問はごもっとも。
しかし、まずは視察なのですっ。
(えええええっ…謎解きくらいはして下さい支部長!)
(陛下。あと1時間くらい観察しておれば、嫌でもわかります…ぐへへへへへ)
(そのわざとらしい下品な笑いが答えのような気もしますが、とりあえず見てみましょう…)
で、この時間帯の夜勤明けで戻って来た少年たち、実のところは体力のある子たちが多数なのです。
というのも夕方から夜間にかけて行う仕事の求人、力仕事であることが多い状態。
ですので、この夜勤求人、体力に自信のある少年たちが選ぶんですよね…。
その辺りの指導も、愛隣会館では行っている様子ですが。
「で、離魔愛隣会館のもう一つの顔は、離魔支部における淫化神官に対する女官…そして尼僧教育でもあるのです…特にプクヤーナ神殿とは密接に連携しております…」
悪所住宅街の麓の側からプクヤーナ・そしてワジャマルカはもちろん、離魔空港の先にある少し遠くのパチャカマック神殿すら一望のもとに見下ろせる高さに上がった我々ですが、実際にベンディーネ大司教の説明通りなのですよ…。
ワジャマルカ神殿は月乙女の教育機関、そしてプクヤーナは太陽乙女のための学校という意味合いが強いのです。
(そして、晴れて神官としての位を授かった太陽乙女が勤務する淫化型の統治用行政神殿がパチャカマックでして、ここの女官に対しては精気抜きを独自で行える体制が整えられていますから、悪所に行くことはあまりないのですけどね…)
と、私も自分の管轄下にある場所の制度だけに、知っていることをベラ子陛下にお教えしておきます。
何せ、眼下真っ正面の巨大な愛隣会館に加えて、同じくらい大きな愛隣の湯という建物…この悪地の少年少女が仕事帰りに利用することを「ほぼ」義務付けているのです。
なぜなら、この愛隣の湯に入る時に、水筒やら汗拭きやら何やら、労働切手の木簡と一緒に全て返却。
下着も新しいものを入浴後に貰うのです。
その下着の支給時に、労働罪人用の簡易聖環に減貨なる労働貨幣の単位で計られたその日の賃金が入金されるのです…。
(紙の労働貨幣だとやっぱり失くすとか盗まれるトラブルが相次いだのよね…)
(エマネ様、これは仕方ないですよ…それに、労働切手も近々、聖環に送信されるようになりますから、ものとしては電子化とやらになると)
(ただ、この取り扱いのせいでぱそこんが苦手な神官や女官が泣いているのはベラ子陛下にお伝えしておきましょう、一応は…)
(それはよいとして、その減貨なる私幣、まさか10減貨が1淫貨ですか)
(だいたいそのくらいの兌換価値だったかと)
(ステーキを素手で掴んで食べたり、顎が尖ってしまいそうなお金ですね…紙幣時代の減貨を見てみたい気もしますが…いえ、やっぱりいいです)
ベラ子陛下が何をご想像なのかよくわかりませんが、とりあえずは悪所上方から見た離魔の眺望です。
この悪所、上へ行けば行くほど新米の住居となっています。
なぜかと言うと、愛隣会館までそれだけ、遠いのです。
少しでも早く起きて有利な条件の求人を掴まないと、遅く着けば辛い仕事ばかりということになりかねません。
つまり、愛隣会館まで遠い住居ほど、新参にあてがわれるのです…。
そして、私たちがケッタを止めて立っている場所まで、男の子たちが愛隣会館から歩けば10分は絶対にかかります。
しかも、上り坂。
登る途中で、買った水の入った壺を割って落としでもすれば金銭的にも心理的にも物的にも被害甚大ですし。
(飲み水、無料じゃないのですよ…)
(だからこそ、その貴重かつ重い水の壺を代わりに運んであげる女官や神官の助けが骨身に染みるのです…)
(どんなクズでも三日、ここで暮らせば神官の慈悲深さを痛感しますからね…それと、神官に気に入られて何度もオメコをする仲になるのがどれだけ有難く思えてくるかも)
ええ、目の前の男女も、麓でひょいっと軽く壺を右手で持った神官が、左手で少年の腰に手を回すと、ぱたぱた飛び去ってしまいましたから。
もっともこの神官、我々の仕込んだヤラセ出演者のようなところはありまして、心話でベンディーネさんと交信しながら移動しております。
しかも、今運んでいる壺入り水、この神官が買ってあげたものなのです…。
更には、淫化の目覚めなる芋を切って干した菓子…お腹が空いた時の非常食まで買い与えてます。
やるな、こやつ。
(これは灸場でもよく見られる光景と言えばそうかも知れまへんけど、やっぱりこういうタフェレールがワイの乙女の部分には響きますな…)
(マルハちゃんの恋愛話好きはともかく、カランバカでも乳上がイチャイチャさせてましたね…)
(やっぱりこういう甘やかしの図式、男にはアメムチで効きますねんがな…)
うへうへぐへぐへとやっているベラ子陛下とマルハレータ殿下には、よほどこういう情景がご馳走のようですね。
(女官や神官に依存さす基礎ですがな…)
(エマネちゃん、武人や戦士を見て来たあなたには少しばかりピントが外れた光景に見えるかも知れませんけど、ただの人なら男も女も元来は精神があまり強くはない生き物なのです…まして、我々は聖母教会の教えを基本として、女官に助けてもらえるのがどれほどに有難いかを骨身に染みさせるべき立場なのですよ…)
(あー、なるほど、確かにエマネ陛下は王族でも剣を握って真剣な戦いに明け暮れてましたからな…男女の仲が平和な世の中とは少し違うもんになりますやろな…しかし、信頼関係がなかったら困る度合いはワイらより更に上のはずですやんか。痴女種になったらことさらにそれがよう分かりますやろ?)
ぬ。
さすが、マルハレータ殿下。
はっきり言って、痴女種になると相手の考えが読める分、良かれ悪かれ無用な言葉の応酬だの下手な駆け引きを省略しがち。
下手な贈り物やらいらぬ言葉よりも、チンポの勃起度合いとか、私の逸物を締め上げる肉穴の動きで判断してしまう傾向はありますね、確かに…。
(マルハちゃん…エマネちゃんはイリヤさん同様に、薩意のようなものがみなぎる脳筋世界に適合しなくば生き残れなかった人なのです…この淫化で、平和な世界に適合した振る舞いを覚えている最中なのですから…)
「つまり、ベラ子陛下はエマネ陛下やイリヤはんを脳筋とは言うてへんのに注意ですな。でなかったらイリヤはんにフユキくんがなつかへんでしょ」
正直申し上げて、イリヤ叔母上なんて元来は男の戦士を鍛える立場でもあったのですが、それ以前に、私たちは強くなければ男も女も長生きできなかったのです。
死にたくなくば剣を取るか、戦士を助けよ…だったのですよねぇ…。
「だから依存関係を作るしかなかったのでしょう。そして、あたしたちも淫化以外では女官と人…特に男性との依存関係を作り上げて統治するために躍起になっておるのです。例えば、ほら…」
(ああっ我慢できないよ…ここで入れていい?)
(ダメです、住居に入るまでは漏らしてはなりませんよ…)
などと話している声も聞こえて来ますけど、実は今すぐにでもチンポをぶち込まれたいの、尼僧に扮した神官も同じなの、私たちからは手に取るようにわかります。
実はですねぇ…この離魔悪所の住居街、ある種の方々には残念な掟が存在します。
御免状を持たずにこれを破ると、神官でも厳罰です。
その掟とは何か。
青姦禁止。
オメコやるなら住居内か、悪所住居街以外で。
ただ、住居の扉や窓を開けてやるのは良いとされております。
(うぐぐぐぐぐ)
なぜ、ベラ子陛下は唸っておいでなのでしょうか。
そんなにも青姦禁止とは厳罰を与える必要があるのか、という顔をなさってますけど。
(要は坂の上にある住宅まで行かせるためですよ…)
ええ、単純な理由で禁止してるだけです。
それに御免状があれば青姦、可能。
ただ、ベラ子陛下といえど、簡単には出せないだけです。
(悪所の秩序を保つためなのです…でないとズル賢い悪ガキは神官をたばかって御免状を発行させるとか色々やると思いますよ…)
実は今、少年をようやっと住宅に引っ張り込んだ女官というか神官、皆様が言われるところのサクラめいたものなのですが、もうちょっと色々とした事情がありますから、あとでお教えしましょう。
んで、どうやら先に精毒を絞ることにしたようで、何かをしゃぶる音とか吸引する音も響き始めた件の住居はともかく、そこから出た表の先に見える、日の出間近の朝の光景。
この山麓のかなり上の方まで上がると、離魔の街並みが一望できるのはもちろん、目の前すぐ下の方にある愛隣会館と愛隣の湯、そして悪所地区警備本部の建物からさらに先、離魔空港の広い敷地の向こうにそびえ立つ、三角を組み合わせたピラミッドとかいう形の巨大建築物…目下の私の住居でもあり離魔支部も入っているパチャカマック神殿までをも見渡せます。
(まぁ、パチャカマックはチンボテ他、離魔支部管内の俗地に移住させる少年少女の生産苗床設備のせいもあってあれだけ巨大ですからね…)
(ただ、パチャカマックからチンボテやら他の場所へ送り出して使い物にならなかった子が悪所に戻ってるんですよね…)
そう、パチャカマック神殿の神官が悪所を訪問する機会があまりないのは、行政神殿であることもさりながら、その内部で魔毒抜きが行えるからでもあるのですよね…。
そしてパチャカマック神殿は離魔支部管轄の神界…淫化帝国本来らしい山岳地帯の神殿へと神官を送り出すための高等実務設備でもあると、ベラ子陛下にお教えしておきます。
ええ、離魔に3つも神殿がある理由、それなりの事があるからなのですよ…。
「で、悪所からも近いパチャカマックとやり取りしやすい愛隣会館が、実質的な離魔聖母教会になってしまったと…」
「だから聖母像、租界の教会と差し替えてるはずですよ。大型のものになってます…」
で、こんな状態の離魔ですから、一見すると本当の所属がどこかという話になるのです。
何故なら、今…さっきのサクラ役神官に続いて、少年を連れて朝の悪所住宅に消えて行く神官たち、なんと助平尼僧の服装なのですから!
(な、なじぇ尼僧服じゃないのですか…)
この場合、どっちが監督者になるのでしょうか。
この離魔悪所で少年を漁れるのは太陽乙女となります。
つーまーりー…。
まず、太陽乙女ということは…所属は当然ながら太陽神殿。
ということは私、エマネの管轄です。
そして、基本的に悪所で少年を漁れるのはプクヤーナ神殿の太陽乙女…ということになっておりますが。
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南米行政支局神殿神官階級・聖母教会階級対比
聖母教会 淫化神殿
(聖母) 太陽神(代理)淫化では聖イリヤ
(聖女) 月神(代理) 淫化では聖ロッテ
(教皇) 淫化皇帝 太陽神血統世襲
枢機卿 百万神官 百万卒以上
大司教 十万神官 十万卒以上
司教 万卒神官 一万卒以上
司祭 千卒神官 千人卒以上 ↑ちんぽ有
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助祭 百卒神官 百人卒以上 ↓ちんぽ無
修道司祭 ※ 十人卒以上
修道助祭 ※ 一人卒以上
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↓学生身分
修練士 太陽処女・侍従候補(男子・偽女種含む)
助修士 太陽処女・侍従候補(男子・偽女種含む)
※太陽乙女・月乙女・偽女種侍従
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で、思い出して頂きたいのですが、神官の場合、基本的に羽根とチンポはセットです。
(純粋痴女種で神官資格者という例外はあるにはあるのですが、まぁ、その説明でバベーネにしましょう)
つまり、さっき飛んで行った尼僧女官いやもとい尼僧まがいの神官。
今、ケッタの後ろに少年たちを乗せて悪所の上の方に消えて行く尼僧はまだしも、彼女は完全に「なんであなたが悪所で少年くわえこんでるの?」となってしまう立場の…千人卒以上の女官または神官のはずなのですよっ。
(ぬ…言われてみれば確かに…)
(ふふふふふ、シーリア…今口説いてる男の子は脈ありですか?)
(えええええ…エマネ様!バラさないでくださいよ!今ちょうどいいところなんですから!)
では、ベラ子陛下他にカラクリをお教えしましょう。
彼女…シーリアはクマニ氏族の子。
つまり、リュネ族です。
そして、私を知ってるのはもちろん、リュネから送り込まれた移民または魔大陸苗床再生組のどちらかであるからです。
で、今の役職はどこや、あんた。
(プクヤーナ神殿長です…)
(えええええ…なじぇに偉い人が朝も早よから少年漁りなど…)
まぁまぁ、ベラ子陛下。
(これは、リュネ族のみならず淫化の神官や尼僧で千人卒以上に許された雇用条件ではありませんか…)
(ああ、例の特殊事情でっか…魔毒除去のあれですわな…)
即ち、イリヤ叔母さまとフユキくん、チャスカ陛下とハルキくんのような侍従関係です。
リュネ世界での勇者とは、剣聖や剣豪他の戦士に随伴する少年を指すのですが、理由は急速かつ大量の魔毒蓄積を中和する局面に備えて、戦士とともに戦場に赴くからです。
つまり、後方とはいえ危険な戦場に同行する必要があるのです…。
ただ、この世界では勇者のような勇敢な行為に及ばなくとも良くなりましたので、単に侍従とされています。
ですが、魔毒の薄い淫化の神界=高地はもちろん、この俗地などは魔毒はなしに近い状態です。
そこで、俗地勤務のリュネ族や魔族の神官ないし女官については、通常の痴女種女官よりも格段に頻繁に精気を供給して魔毒の代替にできるよう、歩く精気貯留倉庫たる少年を随伴してよしという制度が考えられました。
そうです…かつての戦士の随伴小姓、即ち勇者のような侍従を従えてよしとされたのです。
(同棲ありなのですかそれ!)
(もちろんですよ…イリヤおばさまのよーなあれができるのですよ、陛下…)
あ、私はちょっと別のこと、してますので固定された侍従、おりません…今は。
(エマネ。よほど剣で会話がお望みなのかしら…)
ええ、イリヤおばさまは割と、フユキくんとの日常やらあれやこれやの下半身の事情、バラされるのを強く強く嫌がる傾向、ありますけどね。
(事実ではありませんか叔母上!…ただ、この侍従となった少年、懲罰偽女種のままか、せいぜいは指導偽女種への変更なのですよ…)
(げ。エマネちゃん…それはもしかして、少年の寿命に影響が…)
(もちろん、ありますよね…マルハレータ殿下)
(ですわ…淫化の神界の魔毒はもちろん、リュネ族や魔族は基本、日常生活で魔毒放出がゼロやないわけでしょ…そして神官に必要な精気の放出回数をこなすには偽女種身体になる必要があるわけですやんか。普通の男の子やったらワイらとのヌーケン、とうてい耐えられまへんで…)
と言っても、前回お伝えした通り、実際にはベラ子陛下以外は淫化関係者です。
そしてベラ子陛下曰く。
「カランバカ修道院の管轄する農夫育成街や、マルハちゃんがよく知っているジョクジャカルタ東側の同棲街区ですとか、灸場のハバナ西街区と類似と言えば類似。しかし…」
「ベラ子陛下、この離魔悪所、もっとも他と違う点は女官…神官の魔毒抜きの専従侍従を漁るための少年集落ということですやんか…」
そ。
この悪所、まさしく神官の侍従役を捕まえるための場所でもあるのです。
「マルハちゃん…ここの少年って偽女種なのですか」
と、思い立ったように聞かれるベラ子陛下。
その理由は、少年の姿にあります。
皆様にわかりやすく申し上げますと、淫化伝統という革のサンダルに、ふんどし状の黄色のパンツ1枚だけ。
あと、左手首に腕輪…我々が観察している対象の少年は黄色い銅色の腕輪をしていますが、この腕輪については後でお話ししましょう。
つまり、離魔の気温は冬に該当する季節でも15度くらいはあるそうですが、裸に近い状態では少し寒いのじゃないかとベラ子陛下は疑問を持たれたようです。
「エマネ陛下。確か少年のままですわな。魔毒対策もあって懲罰偽女種状態にはありますけど、実際には男性形態固定のはずですわ」
と、実質的にこの離魔を私と共同統治している立場であるマルハレータ殿下が即答。
「マルハレータ殿下が言われる通りです。そして、労働監督の才があるとみなされた者は懲罰偽女種の姿にされているはずですね…ベンディーネ館長」
(ほう、偽女種もいると)
「ええとですね、この悪所で労働者を募る仕事、実は聖母教会が完全主導ではないのですよ…」と、ベラ子陛下に説明を始めるベンディーネさん。
「言うなれば、労働派遣会社の営業めいたこと、偽女種少年にやらせているとは聞きましたが」
「そうです陛下、懲罰偽女種少年の専業である口入れ屋兼・労働監督は、愛隣会館の女官の指導のもとで少年少女の労働力を売り込むのですよ…相手が離魔支部、つまりエマネ様の部下の方々であればほぼ話はすっと通りますけど、ただ、売り込むのが淫化の貴人や俗人街組合ですとか、あるいはカヤオ地区港湾事務所が相手となりますと、それなりの交渉は必要ですね」
そして、偽女種少年も割と必死になって仕事をする必要があるようなのです。
というのも、この労働功績報酬の一部、手数料として懲罰偽女種少年が受け取るからなのです…これが、口入れ屋の偽女種少年の収入になるのは明白。
(そればかりか、自分が紹介した悪所の子供たちの作業成績しだいで指導偽女種への昇格が決まりますからね…我々愛隣会館の女官の魔毒抜きの仕事もあるにはありますけれど、やはり成績判定に影響するのは口入れですね…)
(あ…なるほど、真面目に仕事しないと、懲罰偽女種ですから早死にするか、それが嫌なら苗床送りなのですね…)
(何か、女装ほすとのようだとどなたかに言われてましたよね、ここの口入れ屋の偽女種たち…売り上げを必死になって上げたり、尼僧に奉仕したり…)
「ですが、ここの少年たちだって似たようなものですよ」
「実のところ、主にプクヤーナ神殿の太陽乙女に宛てがう魔毒抜きのために集められたようなものですからね…」
そう、朝の儀式を終えて少年たちの入浴を補助している神官たち、プクヤーナ神殿で神官修行中の太陽乙女がほとんどなのです…。
「では、パチャカマック神殿の神官たちの魔毒抜き、どうしておるのでしょうか…」
ベラ子陛下の疑問はごもっとも。
しかし、まずは視察なのですっ。
(えええええっ…謎解きくらいはして下さい支部長!)
(陛下。あと1時間くらい観察しておれば、嫌でもわかります…ぐへへへへへ)
(そのわざとらしい下品な笑いが答えのような気もしますが、とりあえず見てみましょう…)
で、この時間帯の夜勤明けで戻って来た少年たち、実のところは体力のある子たちが多数なのです。
というのも夕方から夜間にかけて行う仕事の求人、力仕事であることが多い状態。
ですので、この夜勤求人、体力に自信のある少年たちが選ぶんですよね…。
その辺りの指導も、愛隣会館では行っている様子ですが。
「で、離魔愛隣会館のもう一つの顔は、離魔支部における淫化神官に対する女官…そして尼僧教育でもあるのです…特にプクヤーナ神殿とは密接に連携しております…」
悪所住宅街の麓の側からプクヤーナ・そしてワジャマルカはもちろん、離魔空港の先にある少し遠くのパチャカマック神殿すら一望のもとに見下ろせる高さに上がった我々ですが、実際にベンディーネ大司教の説明通りなのですよ…。
ワジャマルカ神殿は月乙女の教育機関、そしてプクヤーナは太陽乙女のための学校という意味合いが強いのです。
(そして、晴れて神官としての位を授かった太陽乙女が勤務する淫化型の統治用行政神殿がパチャカマックでして、ここの女官に対しては精気抜きを独自で行える体制が整えられていますから、悪所に行くことはあまりないのですけどね…)
と、私も自分の管轄下にある場所の制度だけに、知っていることをベラ子陛下にお教えしておきます。
何せ、眼下真っ正面の巨大な愛隣会館に加えて、同じくらい大きな愛隣の湯という建物…この悪地の少年少女が仕事帰りに利用することを「ほぼ」義務付けているのです。
なぜなら、この愛隣の湯に入る時に、水筒やら汗拭きやら何やら、労働切手の木簡と一緒に全て返却。
下着も新しいものを入浴後に貰うのです。
その下着の支給時に、労働罪人用の簡易聖環に減貨なる労働貨幣の単位で計られたその日の賃金が入金されるのです…。
(紙の労働貨幣だとやっぱり失くすとか盗まれるトラブルが相次いだのよね…)
(エマネ様、これは仕方ないですよ…それに、労働切手も近々、聖環に送信されるようになりますから、ものとしては電子化とやらになると)
(ただ、この取り扱いのせいでぱそこんが苦手な神官や女官が泣いているのはベラ子陛下にお伝えしておきましょう、一応は…)
(それはよいとして、その減貨なる私幣、まさか10減貨が1淫貨ですか)
(だいたいそのくらいの兌換価値だったかと)
(ステーキを素手で掴んで食べたり、顎が尖ってしまいそうなお金ですね…紙幣時代の減貨を見てみたい気もしますが…いえ、やっぱりいいです)
ベラ子陛下が何をご想像なのかよくわかりませんが、とりあえずは悪所上方から見た離魔の眺望です。
この悪所、上へ行けば行くほど新米の住居となっています。
なぜかと言うと、愛隣会館までそれだけ、遠いのです。
少しでも早く起きて有利な条件の求人を掴まないと、遅く着けば辛い仕事ばかりということになりかねません。
つまり、愛隣会館まで遠い住居ほど、新参にあてがわれるのです…。
そして、私たちがケッタを止めて立っている場所まで、男の子たちが愛隣会館から歩けば10分は絶対にかかります。
しかも、上り坂。
登る途中で、買った水の入った壺を割って落としでもすれば金銭的にも心理的にも物的にも被害甚大ですし。
(飲み水、無料じゃないのですよ…)
(だからこそ、その貴重かつ重い水の壺を代わりに運んであげる女官や神官の助けが骨身に染みるのです…)
(どんなクズでも三日、ここで暮らせば神官の慈悲深さを痛感しますからね…それと、神官に気に入られて何度もオメコをする仲になるのがどれだけ有難く思えてくるかも)
ええ、目の前の男女も、麓でひょいっと軽く壺を右手で持った神官が、左手で少年の腰に手を回すと、ぱたぱた飛び去ってしまいましたから。
もっともこの神官、我々の仕込んだヤラセ出演者のようなところはありまして、心話でベンディーネさんと交信しながら移動しております。
しかも、今運んでいる壺入り水、この神官が買ってあげたものなのです…。
更には、淫化の目覚めなる芋を切って干した菓子…お腹が空いた時の非常食まで買い与えてます。
やるな、こやつ。
(これは灸場でもよく見られる光景と言えばそうかも知れまへんけど、やっぱりこういうタフェレールがワイの乙女の部分には響きますな…)
(マルハちゃんの恋愛話好きはともかく、カランバカでも乳上がイチャイチャさせてましたね…)
(やっぱりこういう甘やかしの図式、男にはアメムチで効きますねんがな…)
うへうへぐへぐへとやっているベラ子陛下とマルハレータ殿下には、よほどこういう情景がご馳走のようですね。
(女官や神官に依存さす基礎ですがな…)
(エマネちゃん、武人や戦士を見て来たあなたには少しばかりピントが外れた光景に見えるかも知れませんけど、ただの人なら男も女も元来は精神があまり強くはない生き物なのです…まして、我々は聖母教会の教えを基本として、女官に助けてもらえるのがどれほどに有難いかを骨身に染みさせるべき立場なのですよ…)
(あー、なるほど、確かにエマネ陛下は王族でも剣を握って真剣な戦いに明け暮れてましたからな…男女の仲が平和な世の中とは少し違うもんになりますやろな…しかし、信頼関係がなかったら困る度合いはワイらより更に上のはずですやんか。痴女種になったらことさらにそれがよう分かりますやろ?)
ぬ。
さすが、マルハレータ殿下。
はっきり言って、痴女種になると相手の考えが読める分、良かれ悪かれ無用な言葉の応酬だの下手な駆け引きを省略しがち。
下手な贈り物やらいらぬ言葉よりも、チンポの勃起度合いとか、私の逸物を締め上げる肉穴の動きで判断してしまう傾向はありますね、確かに…。
(マルハちゃん…エマネちゃんはイリヤさん同様に、薩意のようなものがみなぎる脳筋世界に適合しなくば生き残れなかった人なのです…この淫化で、平和な世界に適合した振る舞いを覚えている最中なのですから…)
「つまり、ベラ子陛下はエマネ陛下やイリヤはんを脳筋とは言うてへんのに注意ですな。でなかったらイリヤはんにフユキくんがなつかへんでしょ」
正直申し上げて、イリヤ叔母上なんて元来は男の戦士を鍛える立場でもあったのですが、それ以前に、私たちは強くなければ男も女も長生きできなかったのです。
死にたくなくば剣を取るか、戦士を助けよ…だったのですよねぇ…。
「だから依存関係を作るしかなかったのでしょう。そして、あたしたちも淫化以外では女官と人…特に男性との依存関係を作り上げて統治するために躍起になっておるのです。例えば、ほら…」
(ああっ我慢できないよ…ここで入れていい?)
(ダメです、住居に入るまでは漏らしてはなりませんよ…)
などと話している声も聞こえて来ますけど、実は今すぐにでもチンポをぶち込まれたいの、尼僧に扮した神官も同じなの、私たちからは手に取るようにわかります。
実はですねぇ…この離魔悪所の住居街、ある種の方々には残念な掟が存在します。
御免状を持たずにこれを破ると、神官でも厳罰です。
その掟とは何か。
青姦禁止。
オメコやるなら住居内か、悪所住居街以外で。
ただ、住居の扉や窓を開けてやるのは良いとされております。
(うぐぐぐぐぐ)
なぜ、ベラ子陛下は唸っておいでなのでしょうか。
そんなにも青姦禁止とは厳罰を与える必要があるのか、という顔をなさってますけど。
(要は坂の上にある住宅まで行かせるためですよ…)
ええ、単純な理由で禁止してるだけです。
それに御免状があれば青姦、可能。
ただ、ベラ子陛下といえど、簡単には出せないだけです。
(悪所の秩序を保つためなのです…でないとズル賢い悪ガキは神官をたばかって御免状を発行させるとか色々やると思いますよ…)
実は今、少年をようやっと住宅に引っ張り込んだ女官というか神官、皆様が言われるところのサクラめいたものなのですが、もうちょっと色々とした事情がありますから、あとでお教えしましょう。
んで、どうやら先に精毒を絞ることにしたようで、何かをしゃぶる音とか吸引する音も響き始めた件の住居はともかく、そこから出た表の先に見える、日の出間近の朝の光景。
この山麓のかなり上の方まで上がると、離魔の街並みが一望できるのはもちろん、目の前すぐ下の方にある愛隣会館と愛隣の湯、そして悪所地区警備本部の建物からさらに先、離魔空港の広い敷地の向こうにそびえ立つ、三角を組み合わせたピラミッドとかいう形の巨大建築物…目下の私の住居でもあり離魔支部も入っているパチャカマック神殿までをも見渡せます。
(まぁ、パチャカマックはチンボテ他、離魔支部管内の俗地に移住させる少年少女の生産苗床設備のせいもあってあれだけ巨大ですからね…)
(ただ、パチャカマックからチンボテやら他の場所へ送り出して使い物にならなかった子が悪所に戻ってるんですよね…)
そう、パチャカマック神殿の神官が悪所を訪問する機会があまりないのは、行政神殿であることもさりながら、その内部で魔毒抜きが行えるからでもあるのですよね…。
そしてパチャカマック神殿は離魔支部管轄の神界…淫化帝国本来らしい山岳地帯の神殿へと神官を送り出すための高等実務設備でもあると、ベラ子陛下にお教えしておきます。
ええ、離魔に3つも神殿がある理由、それなりの事があるからなのですよ…。
「で、悪所からも近いパチャカマックとやり取りしやすい愛隣会館が、実質的な離魔聖母教会になってしまったと…」
「だから聖母像、租界の教会と差し替えてるはずですよ。大型のものになってます…」
で、こんな状態の離魔ですから、一見すると本当の所属がどこかという話になるのです。
何故なら、今…さっきのサクラ役神官に続いて、少年を連れて朝の悪所住宅に消えて行く神官たち、なんと助平尼僧の服装なのですから!
(な、なじぇ尼僧服じゃないのですか…)
この場合、どっちが監督者になるのでしょうか。
この離魔悪所で少年を漁れるのは太陽乙女となります。
つーまーりー…。
まず、太陽乙女ということは…所属は当然ながら太陽神殿。
ということは私、エマネの管轄です。
そして、基本的に悪所で少年を漁れるのはプクヤーナ神殿の太陽乙女…ということになっておりますが。
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南米行政支局神殿神官階級・聖母教会階級対比
聖母教会 淫化神殿
(聖母) 太陽神(代理)淫化では聖イリヤ
(聖女) 月神(代理) 淫化では聖ロッテ
(教皇) 淫化皇帝 太陽神血統世襲
枢機卿 百万神官 百万卒以上
大司教 十万神官 十万卒以上
司教 万卒神官 一万卒以上
司祭 千卒神官 千人卒以上 ↑ちんぽ有
-------------------------------------------------------
助祭 百卒神官 百人卒以上 ↓ちんぽ無
修道司祭 ※ 十人卒以上
修道助祭 ※ 一人卒以上
-------------------------------------------------------
↓学生身分
修練士 太陽処女・侍従候補(男子・偽女種含む)
助修士 太陽処女・侍従候補(男子・偽女種含む)
※太陽乙女・月乙女・偽女種侍従
-------------------------------------------------------
で、思い出して頂きたいのですが、神官の場合、基本的に羽根とチンポはセットです。
(純粋痴女種で神官資格者という例外はあるにはあるのですが、まぁ、その説明でバベーネにしましょう)
つまり、さっき飛んで行った尼僧女官いやもとい尼僧まがいの神官。
今、ケッタの後ろに少年たちを乗せて悪所の上の方に消えて行く尼僧はまだしも、彼女は完全に「なんであなたが悪所で少年くわえこんでるの?」となってしまう立場の…千人卒以上の女官または神官のはずなのですよっ。
(ぬ…言われてみれば確かに…)
(ふふふふふ、シーリア…今口説いてる男の子は脈ありですか?)
(えええええ…エマネ様!バラさないでくださいよ!今ちょうどいいところなんですから!)
では、ベラ子陛下他にカラクリをお教えしましょう。
彼女…シーリアはクマニ氏族の子。
つまり、リュネ族です。
そして、私を知ってるのはもちろん、リュネから送り込まれた移民または魔大陸苗床再生組のどちらかであるからです。
で、今の役職はどこや、あんた。
(プクヤーナ神殿長です…)
(えええええ…なじぇに偉い人が朝も早よから少年漁りなど…)
まぁまぁ、ベラ子陛下。
(これは、リュネ族のみならず淫化の神官や尼僧で千人卒以上に許された雇用条件ではありませんか…)
(ああ、例の特殊事情でっか…魔毒除去のあれですわな…)
即ち、イリヤ叔母さまとフユキくん、チャスカ陛下とハルキくんのような侍従関係です。
リュネ世界での勇者とは、剣聖や剣豪他の戦士に随伴する少年を指すのですが、理由は急速かつ大量の魔毒蓄積を中和する局面に備えて、戦士とともに戦場に赴くからです。
つまり、後方とはいえ危険な戦場に同行する必要があるのです…。
ただ、この世界では勇者のような勇敢な行為に及ばなくとも良くなりましたので、単に侍従とされています。
ですが、魔毒の薄い淫化の神界=高地はもちろん、この俗地などは魔毒はなしに近い状態です。
そこで、俗地勤務のリュネ族や魔族の神官ないし女官については、通常の痴女種女官よりも格段に頻繁に精気を供給して魔毒の代替にできるよう、歩く精気貯留倉庫たる少年を随伴してよしという制度が考えられました。
そうです…かつての戦士の随伴小姓、即ち勇者のような侍従を従えてよしとされたのです。
(同棲ありなのですかそれ!)
(もちろんですよ…イリヤおばさまのよーなあれができるのですよ、陛下…)
あ、私はちょっと別のこと、してますので固定された侍従、おりません…今は。
(エマネ。よほど剣で会話がお望みなのかしら…)
ええ、イリヤおばさまは割と、フユキくんとの日常やらあれやこれやの下半身の事情、バラされるのを強く強く嫌がる傾向、ありますけどね。
(事実ではありませんか叔母上!…ただ、この侍従となった少年、懲罰偽女種のままか、せいぜいは指導偽女種への変更なのですよ…)
(げ。エマネちゃん…それはもしかして、少年の寿命に影響が…)
(もちろん、ありますよね…マルハレータ殿下)
(ですわ…淫化の神界の魔毒はもちろん、リュネ族や魔族は基本、日常生活で魔毒放出がゼロやないわけでしょ…そして神官に必要な精気の放出回数をこなすには偽女種身体になる必要があるわけですやんか。普通の男の子やったらワイらとのヌーケン、とうてい耐えられまへんで…)
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