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マンコラ編番外・堀尻悪少年牧場に王妃の涙を見た!

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どうも皆様、イリヤ叔母上以上の助平扱いに不満タラタラのエマネ・ヤスニ・リュネ・インティでございます。

なげーよお前の名前と思われた方、日焼けぼーいっしゅえろふのエマネちゃんで覚えて下さい。

いいですね。

逆らえば爆炎剣の一閃で炭と化して頂きますよ。

…ええ、まだ、でかぱいえろふとか陰口叩かれるよりはその方がましです。

イリヤ叔母上のような果物でも入れているのかと揉んで確かめたくなりそうな圧倒的な持ち物に比べればですね、私なんて確実にちっぱいの部類なんですからね。
https://x.com/725578cc/status/1732512948772348212?s=46&t=TAQozFw7vaaKRW0p6j8SCw

(エマネ…あんたも山の部類なのよ…)

(まぁ、魔族から見てもエマネは乳がある方だな、うん)

はいはいはいっ。

で。

話を戻しますと、マンコラに届けた苗床の株。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/184/

これ、どのようにしてちゃんとした苗床にするのかというお話の前に、我が母にして前・リュネ王妃のメマーラのその後をお話ししておけとのお達しが。

(天の声の毎度のわがままってやつですよ…それに、マンコラに設置して頂く苗床の類似型が既に不倫垢ふりあかに存在するのですから…あと、イリヤさんが怒ってました)

でぇええええっ。

ベラ子陛下に教えられましたけど、イリヤ叔母上に怒られるような事は…。

(あのー、エマネさん…痴女種化すると相手の考え、ダダ漏れなんです…特に親族や近しい関係者で上位職からは、下位の女官の頭の中、筒抜けなのです…)

あー、研修で習いました…。

リュネでは読心魔術や心理操作といった魔法、あるにはあったのですが、かなりの魔力を消費するので、それを使う場合には必然的に発生する強烈な身体汚染の浄化処理が必須となるのです。

で、少年たちの精毒を勢い、浪費することになりますので…専門の宮廷術師が担当することが多かったのですよ…または、王妃が。

まぁともかく、そのリュネ王妃です。

最後のリュネ王国王妃、とりあえず私の実母であるメマーラとなっております。

そして我が母、私と同様に魔族大陸の苗床で復活再生の処置を受ける運びとなって現世に戻れたのは良しとしましょう。

ですがねぇ。

ここで、母のわがままが出たのです。

いえ、他ならぬこの私エマネの方が、内心ではリュネ王国復興の野心を強く抱いてはいる部類。

しかし、より以前の地位…すなわち、王妃の位に執着していたのが母だったのです。

そんな母、当初は離魔りまの街を任されたのですが、通商に訪れた痴女皇国関係者や御用商人たちからの文句が噴出したのです。

(何だあの居丈高な物言いはですとか、海賊系の商人たちから案の定、レクラーモクレームが大量に寄せられまして…で、これまた案の定と言うべきか、当初の予定通り異動の運びとなったのです…)

で、現在のところは私が離魔の街を含む淫化帝国北部地方の領主とでもいうべき、痴女皇国南米行政支局離魔支部長を任じられております。

で、こうした人事の裁定に、痴女皇国皇帝で雲上人のはずのベラ子陛下が関わっている理由。

現在の淫化帝国皇帝にして南米行政支局・淫化支部長たるチャスカさんの後見人であり…真の血縁的にチャスカさんの父親役の母親という間柄だからです…。

(ただ、チャスカさんの首から下は元・リュネ剣豪のパイローテさんの身体に取り替えられた後でチャスカさんの身体になるように処理操作を受けています。理由はもちろん、リュネ族の羽根を持つためです…)

そして南米行政支局は痴女皇国の下位の役所でありますから、痴女皇国皇帝たるベラ子陛下が直接に面倒を見て頂くのはむしろ、光栄に思えます。

ここがリュネだったら代官統治ではなく王家直轄というだけで、その土地の格は上がりましたから…。

しかし、そうした力関係をきちんと読んで平伏すべきを平伏しなかった母には、教育役がつけられた上で堀尻悪ほりびあに近い、淫化帝国ゆかりの地とも言える不倫垢ふりあかへの赴任が申しつけられたのです。

で、この不倫垢の街、淫化帝国では南方州コジャ・スーユの中心地であり、淫化皇帝降臨の地である乳母湖ちちかかこ不能ぷーのの集落にも近いことからそれなりの大きな町で、太陽神殿も存在しました。

ですが…この不倫垢と、隣接する堀尻悪の活用について、とんでもない案が実行に移されたのです…。

(で、その案とは)

(あたしが決めたのではないですからね…そこはエマネさんも読者様に念押しして下さいよ…)

もちろんです。

何せベラ子陛下、私の野心を知った上で、敢えて「離魔支部…淫化帝国北部州チンチャイ・スーユに対する行政への取り組みを真剣に行う原動力となるならば」と放置して下さっているのです。

(独立できるもんならやってみろという意見もなくもありませんが、人としての努力の学習にも良いでしょう。何よりエマネさんは、世が世なら次期リュネの王妃または女王となっていたかも知れぬ存在。ならば、王族として一定の領地の統治能力を示すことで、お母様たるメマーラさんや叔母さまのイリヤさんとはまた違った才能を開花させるべきかも知れません)

そして、ベラ子陛下のラスプーチンちん…実はこのエマネの穴は知っておるのです…。

同様に、我が逸物ソド、ベラ子陛下の穴も味わう栄達栄誉に預からせて頂きました。

あ、ソドとはリュネ語で元来は剣を示します。

しかし、隠語でちんぽを指す言葉でもあるのです。

(ふふふふふ、あたし経由で痴女皇国の「いらん知識」を学習する方がエマネさんには有益でしょう…事実、離魔の街は姦淫都市として発展を見ている様子。その調子ですよ…)

ええ。暇が出来れば離魔の月神殿を仕切る月神神官のマランを伴って離魔の俗人街をうろついているのです。

そして、これはと思った俗人の女を犯し辱めては北部の村の聖母教会に配属する尼僧補助要員として勧誘しとるのですよ、私…。

(聖エマネは太陽乙女や尼僧候補を漁って離魔の街を歩くという噂を立てているのは俗人の教育にも良いでしょう…)

(俗界についてはミティマエス…強制移住を強要するよりも、ある程度は欧米型というのですか、領民の移動を許し、故郷でうだつの上がらぬ者どもの仕官就職を煽る方が良きかと思いまして)

ふふふふふ。

この思いつきは比丘尼国の政体に関する知識を得たことから出てきたのです。

つまり、子供を二人三人と作れば、跡継ぎに選ばれない子は最悪、他の地に流れて生計の道を探すことになるという実態に思いつきを得たのです。

なれば、淫化帝国の統治が強力な山岳地帯ほどには領民管理が厳しくない海岸沿いなどのいわゆる俗地、他の地域の統治と同じようにして、食いあぶれ者や食い詰め者を街に集めても良いのではないか。

この私の案、マルハレータ殿下経由でベラ子陛下に伝わった結果、私の指導監督にベラ子陛下が就く事となったのです…。

(エマネさん…いえ、エマネちゃんがあたしの女となることを誓うならば、このマリアヴェッラの庇護を授けてあげますけど…)

ええ。

あの巨根と、有無を言わさぬベラ子陛下の強大な力の前にはこのエマネとて、屈せざるを得ませんでした。

(というかロッテさんやイリヤ叔母さまでも屈すると思いますよ!)

(屈してもらってます…既に…)

はぁ。

しかし、力押しだけでは困難なこともあるのを、魔族との長年の抗争で学んでおったリュネの出身者…それも王女であった私です。

(ふふふふふふふふふふ、マルハちゃん同様に力だけで攻めない賢い女はあたしも好きなのです…)

そう、ベラ子陛下、たやすく籠絡できそうで出来ない皇帝として有名なのだそうです。

理由は、先程私が見事に引っかかった「女官は隠し事ができない」件に尽きるのではないでしょうか。

よこしまな本心を抱いていても、近づく前から策謀が丸わかりでは詐欺も不可能。

ですから、例えば私がリュネ王国なり、離魔に独自の国を築くとか野心を抱いたとしても全ては読まれているとお考え頂きたいのです。

(ただ、実務能力があるか、もしくは将来有望であれば話は別です。この淫化を痴女皇国の支部化するのみならず、リュネの方々を受け入れる体制作りに尽力されたオリューレさんやマルハちゃん、そして黒薔薇のヒルダさんを参考にして欲しいのです…)

そう、痴女皇国では統治能力があって、本国に背かないならば支部を統治する王になれるのです…。

だからお母様も、もう少しいろいろ考えて謙虚に振る舞えば、今頃はきちんと南部州に独自王国なり支部なりを作れて任されるくらいにはなれたのですよ…本当に、もう。

では、今の我が母はどうなってるのか。

一言で言えば、生きるしかばね

いえ、そこまでは厳しい状態でもないですかね。

実は淫化の太陽神に近い存在、聖目摩羅めまらとして祀られてはいるのです。

しかし、その実際の職務。

不倫垢ふりあかの近くの堀尻悪ほりびあ一帯の地勢を鑑みた少年侍従生産拠点たる乱破巣らぱす、ここで育った少年たちを淫化神官の侍従に相応しい存在かを選別するのが主な仕事にされてしまったのです…。

淫化俗地のみならず、他地域の貧民の巣窟から密かに選りすぐられた少年を住まわせ、砂金採りや金掘りをさせている苦役都市として敢えて仕立てられたこの乱破巣、当然ながら日々の暮らしに不満を持つもの、多数。

(乱破巣が俗地扱いなのはもちろん、敢えて乱破巣聖母教会に尼僧を必要数配属しない案を考えたのは恐ろしいとしか思えませんけどね…)

(リュネと同じです。女に飢えた戦士は魔毒抜きの必要もあって、極限まで勇猛に戦うのです。そうしないとより大量の魔毒を抜いてくれる女を与えてもらえませんでしたから…)

(で、女の代役に修練士偽女種を配置した上に、その偽女種も少年たちが自ら立候補すると…怖いことを考えつくものですね…)

(女も女で、魔毒抜きに積極的に立候補しないと女あしらいを知らぬ下級兵士や戦士に回されますから。壊れものとして扱って欲しいならば手を挙げよ、が暗黙の掟だったのですよ)

そう…少年同士で揉めたり女を取り合うのが嫌なら、偽女種になれば尼僧の寵愛を得られるようにすればどうかと提案したのですよ、私。

ただ…少年たちを口淫したり、尻穴を使わせる職務には就いてもらうことになりますが。

そして、偽女種の奉仕を受ける対象となる勤労少年。

偽女種に飽き足らず本物の女を求めるならば、勤労と学業に励めば、不倫垢での神官侍従試験の資格を得られるのです。

ちなみに、これと同じこと…チンボテでもやっておるのですよ。

レオノールさんをチンボテ担当から外してマンコラへ赴任して頂いたのも、この辺りが原因なのです。

チンボテの尼僧は少年を食べ放題ではなく、むしろ偽女種との代用性交で我慢するか、さもなくば女の味を求めて努力するかの二択を少年に迫る必要があります。

女のホレ…リュネ語では穴ですが、オメコを意味する言葉です…と牝の肉体を求めるならば、マンコラか離魔への切符を手に入れよとやっておるのですよ、チンボテ鉱山。

(チンボテではそれほど多量ではありませんが、金、特に砂金を産出しますからね…あそこの鉄鉱石鉱脈、大規模な露天掘り操業が可能なのですが、金はさすがにそういう訳にもいきませんから人手は必要なのです…)

ですので、チンボテと乱破巣らぱすでは大仕掛けなカラクリを使っての鉄鉱石採掘の補助だけではなく、手作業での採掘や砂金すくいの人手が必要となっているのです…。

言うなればチンボテは女官向けの少年、乱破巣は神官向けの少年の出荷調整の場であって、あそこで少年を食べ放題にされると困るのですよ…。

(しかし、メマーラさんは大丈夫なのですか?アルトさんに精神的にボコボコにされたのは知ってますけど…)

(お言葉ですがベラ子陛下。ぬるいです。あの母があの体たらくでは、ヤスニの氏族が無事であれば族八分、下手をすれば王妃の座から力ずくでも引き下ろされていたやも知れません)

(ええええええ…)

(よりによってクシ皇子を土人呼ばわりとは何たる失言。仮にも我らリュネの者を迎え入れる側の淫化の方々を悪し様に罵るのは、オメコの際の戯言だけにすべき話。淫化人の男児なくば、我らや魔族は完全な魔毒抜きが出来ぬ立場なのですから…)

そうですよ…これがあるから、我らリュネ族と魔族は淫化人を下へも置かぬのです。

では、なぜに乱破巣やチンボテを過酷な環境にしているのか。

これは、過酷な生活を強いられていた元・海賊の船乗りや商人たちの意見…そして兵として従軍した経験のある男たちから得た談話が参考となったのです。

過酷な環境で生き残りを図るから人、特に男は鍛えられるのだと。

そして飢えた男であるからこそ、こちらの与える餌をより美味に思うであろうと。

これは、私自身がリュネで兵士や戦士と共に戦った経験からもうなずくところ、大でした。

(まぁ、男の子を甘やかす傾向が強い南洋行政局とは環境が違うでしょう。とりあえずはエマネちゃん、痴女皇国の女官ともおめこしないといけない立場ですから、レオノールさんの監督を兼ねてしっかりと彼女の知識を吸収するのですよ…)

(まだあの方は積極的に少年を犯すからいいのですが、我が母はそれすらやりませんからね…おかげでせっかくのクシ皇子の精毒、クラヴィスとマルドゥク様に渡すしかなくて…)

で、今名前が出たクラヴィス。

剣豪四天王の候補にも選ばれていた人物です。

そしてマルドゥク様は魔族四天王のうち、1人。

(マルドゥク、メス、ガレンシは離魔以外のコジャ西クンティアンティ州の月神殿の管理を依頼している。レプタは本来、アンティ…つまりエマネ、君の管轄たる離魔の月神殿に置こうと思ったのだが、離魔は少し特殊な事をするとの話だったのでな。今はサクサイワマンの月乙女担当神官長を暫定で務めてもらっている立場だ)

(ロッテさん…マランとダンティは離魔の開発が進めばクスコに栄転もあり得ると思いますよ。何せ今の離魔、魔族の方々の規律性からすると困った状態ですからね…レプタさんには辛いと思います…)

(まぁ、レプタも長生きしている分、考え方は私同様にあまり斬新じゃない部類だ。落ち着いたらよろしく頼むよ)

そうです…不倫垢と離魔では、まだ、不倫垢の方が衝撃が少ないのですよ、やってる事…。

いや、どっちもどっち…かな。

(そうですね。あたしたちは少年を女官向けの存在に変えるための教育地域をいくつか運営していますが、乱破巣と不倫垢に一番近いのはグァンタナモとキュラソーの関係か、エマネちゃんは直接には知らないと思いますけど東欧支部のアトスとメテオラ、そしてカランバカですね。特にカランバカはオリーブやブドウ農園の労働者として少年を多数雇用していますし、キュラソーはカリブ周辺の快感王かかお農園に送り込む少年教育の場でもありますから)

で、乱破巣での同性同士での集団生活や、あるいは監督役の偽女種少年のしごきに耐えた少年は、不倫垢に連れて来られるのです。

耐え切れなかった少年は淫化各地の神殿荘園、もしくは俗地の聖母教会に労奴や農奴として送り込まれますが、耐えた少年は不倫垢の太陽神殿で神官侍従向けの教育を受けるのです。

(優秀な子はサクサイワマンに転校でしたか)

(ええ陛下。チンボテでも同様の選別はやっております。そして…労働者適性のない子たちは苗床送りですね…)

で、不倫垢に苗床をおいた理由。

乱破巣での過酷な生活は、痴女皇国の方に言わせると「にっせいがくえんか、さつま」らしいのです。

これがどういう意味なのかは私の勉強不足かも知れませんが、ある意味で女断ちさせていた少年たちの姿がそう見えるらしいのですよ。

で、最終的にどこへも行けないような子は不倫垢の苗床に送られてしまうのですが、この不倫垢の町に来た少年たちは逆に、女漬けにされるのです。

それはもう、神官の魔毒抜きのための侍従なのですから、良質の精毒を神官に供給してもらわなくてはなりません。

そのための修練、当然ですが不倫垢太陽神殿の所属女官が担うのです。

ええ…母にも魔毒抜きの修練として、こうした少年とのオメコをする毎日が強制されているのです…だからクシ皇子を素直に受け入れておけば、こうはならなかったのですよ…。

(おとこのこのせいしがまどくを抜くのによいならば、おんなにうえたおとこのこのしんせんな精子をまいにちごちそうしてあげるのが、もとおうひさまには特別たいぐうとなるでしょう…ふほほほほほ)

ええ、アルト閣下…アルトさんもいい加減、母には激怒しておられましたから。

そして、アルトさんは暴力に訴える代わりに黒薔薇騎士団の方やマサミ内務局長様に相談なさった結果、母にこの不倫垢での少年錬成施設の名目管理役を強制したのです…。

(どじんと罵ったいんかのこどもたちのせいしがないと、おうひさまは死んでしまうのですから、あたくしをうらむどころか感謝してほしいのです…)

ええ、母は一時期の魔王もかくやの苗床の番人に近い状態なのです、今…。

そして、クシ皇子は寵妃役としてあてがわれたクラヴィスやマルドゥク様の寵愛を受け、挿入器具市同様に太陽乙女の処女破りや上級神官への精毒供給のお勤めをお楽しみです。

いえ、楽しんでるのは神官たちですねっ。

(エマネちゃんも敢えて作った離魔の貧民街で、時折少年狩りを実施してはお楽しみだそうではないですか…)

(落ちこぼれをすぐに苗床送りにしないのも慈悲というもの。黄金騎士団服の神官や尼僧、捕らえた少年を懲罰偽女種に変えて犯すのも離魔の治安を守るのは誰かというよい宣伝になりますし…)

そして騎士の見せ場もできるというもの。

我が母は淫化の子供たちを土人だ猿だと申しよりましたが、ならばそんな猿のごとき荒れすさんだ心根の持ち主を世間に役立つためにはどうすれば良いのか、これを考えるのが君主の君主たる資質ではないかと。

ですから、敢えて悪疫悪地を作ったのですよ、私たちは…。

リュネの兵士でも、上位の戦士のいうことを聞かないばかりか町娘や村娘への狼藉姦淫に及ぶ手に負えない連中はいましたが、そういう兵や戦士を集める吹き溜まり集団…兵団が存在したのです。

そしてこうした屑は魔族とのいくさの先陣を強要されたのです。

もちろん、これも魔族が人をさらい食べるか苗床漬けにすると知っての配置。

要するに、そういう連中は一種のいけにえだったのです。

(悪い子供にはお仕置きの場が必要なのはどこでも同じですね…)

(ふふふふふ、そして今は懲罰偽女種でも己が燃え尽きるように持って行くよりは苗床の方が死刑ではない死刑扱いとなってしまいますしね…そして苗床送りですと死んだことにならないので、人の運命を定める神様という方々の成績を落とすわけでもないようなのです…)

お分かりでしょうか、我が母の末路。

まぁ、更生が進めば不倫垢統治のための人材に戻れるとは思いますけど、今の母では私と組んでも絶対に足を引っ張ってくるでしょうから、大人しくしてもらうためにも良い扱いでしょう。

(そんな悪人顔のエマネちゃんですけどね、マンコラの苗床は注意して設置してくださいよ…あそこは不倫垢やチンボテのような罪人懲罰用ではなくて、保養所向けの人材を産むための専用株のはずですからね…)

ですね。

しかも、確か、神殿ではなく聖母教会の地下に設置するのは初めての試みのはず。

ですので、私が企む離魔…ひいては北部淫化の支配のためにも、そして私の野心が抑えられた場合でも北部州の総督役として大人しく過ごすためにも、そのマンコラ用の苗床は意図した通りに育ってもらわなくてはならないのです。

という訳で、マンコラの苗床については話を改め、私かレオノールさんが語ることになると思いますので、お楽しみにお待ち下さい。

あと、我が母、出来ればクシ皇子の幸福に貢献する立場に復帰して欲しいのも人情です。

この私ですら、クシー王子の扱いには注意しているのですから。

(男の子は難しいのですよね…)

(ですからエマネちゃんには、あたしとクリスおじさまの経験を学習してもらったのです…男は女のドロドロとした陰謀や策謀、そしてどす黒い感情を嫌う場合があります。精気授受の純度を上げるためにはもちろん、クシー王子やクシ皇子の幸せを純粋に願い尽くす心根もまた、求められるものですから頑張って努力してくださいね…あたしも、エマネちゃんがオリューレさんのような傑物に育って欲しいからこそ献身しているのを忘れないでくださいよ…)
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