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番外編:淫化帝国姫騎士ものがたり・7
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で。
お互いおあいこという感じで攻守交代して性交に励まれる魔王か魔帝か、ともかくも魔族の頂点に達したとみなされたアスタロッテさん、今度は剣聖様にちんぽを咥えさせています。
(く…先に私の方がアスタロッテを辱めていたとは言え、屈辱の極み…)
(剣聖…辛いのはわかるが、ここは我慢するのだ、それに、私の射精の快感もお前や勇者に伝わるんだろ…)
ええそうです、今度は剣聖様のイリヤさんが、冬樹君にバックから犯されながら、魔族の王様というか皇帝というかの立場となったアスタロッテさんのちんぽを咥える羽目になっています。
そしてですね、このおめこ真っ最中の様子、人族大陸のあちこちで空中投影中継をされていますが、その淫猥極まりない「屋外エロ映像生中継絶賛放送配信中」に見入る人々。
ですが、ある意味で人をおびき出す罠とも言えるこのエロ中継生放送の最中、観衆に異変が起き始めたのが、逆にこちらが仕掛けて飛ばしているマイクロドローン映像で見て取れる状況です。
ええ、広場なら広場に集っている人々がパニックを起こしています。
何せ、おじさんおばさん…老人になるほど、長くは生きていられない世界だそうですから…であっても、体が急速に若返っているのです。
更には、乳幼児は一気に成長。
それだけなら喜ぶ人の方が多いかも知れませんが、問題は強制的な性別変更。
五割の確率で、時ならぬ雨に打たれるか、雨が蒸発した蒸気を吸い込んだ人は女性…それも若い女性に変化してしまうのです。
逆に、元が女性なら男性化してしまうケースも発生しているようですよ…。
で、その恐るべき変化をもたらした鬼細胞混じりの雨による効果が発生したのを見計らって、雨雲の下、人の住まう大陸のあちこちに降り立つコウモリの羽根を持ったちんぽ持ち女性型兵隊魔族。
更には、緑色のロボットのようなものが一緒に行動していることもあるようです。
(フランス陸軍の第二特殊降下部隊が運用する強化防護倍力装甲兵器、TAPPS06「アルルカン」だそうです…同じ形のものは反社作戦の際に湯田屋国軍の特殊部隊を率いたジョスリンが日本に持ち込んでいましたが…)
まぁ、あの時は私、まだ幼稚園児でしたし。
(アルルカンを出したのは、屋内に潜んでいる人間を探ったり、空中から生命反応を探るための補助要員派遣だ。あくまでも今回は、デモニアック族…魔族による強姦作戦を補助させるに留めているのだ…痴女皇国の内政干渉と思われてはかなわんからな…)
ジョスリーヌ団長のお言葉ですが、もう既に全力で内政干渉している気もします。
(てぃあらちゃん…これはあくまでひとだすけ、かさねてもうしますが、ひとだすけなのです…それがしょうこに、まものの人はらんぼうにごうかんしていませんよ…)
ええ、見とります。
若返った女の人を動けなくしてから、服を一瞬で更衣させてますね。
ただ…その服、女性は黄色いワンピースハイレグレオタード風味、男性は同じく黄色のブーメランパンツって、誰の趣味ですかぁっ。
(ティアラちゃん…よく見るのです…あれはLivestock服…つまり、痴女皇国の豚身分に与える家畜服を魔法で更衣できるように素材適合させたものなのです…)
いつの間にそんなもん、作ったのですか。
そして、豚身分に堕とされた女官に着せる服なのは私も知ってますけどね、あれ、聖環なしでも感度三千倍、言うなれば着込む対麻でしょうが。
そう…見ててもわかります。
この豚服、元来ならば上位職者が接近すると、聖環連動で着用者を強制的に発情させてしまうのです。
おまけに、服の要所要所に穴が開きます。
そして、脱がせずにちんぽを突っ込めてしまうのです…。
(ふふふふふ、この人工大陸はどうやら年中を通じて温暖な設定のよう…風邪を引くとか凍死することはないでしょう…)
淫猥な笑みを浮かべるエロ皇帝陛下ですが、正直なところ、この人族大陸の側の方々には二度と仲間割れをしないさせないための、何らかの統治策は必要だとは思います。
ですが、この服の負の効果を知る私としては、こんな迷惑服を着せるだけでもあかん気がします。
(ふほほほほ、ただおかすだけではかたておちというもの…おんなの人にはあくまの子をはらんでもらうのです…)
もっと淫猥な笑みを浮かべ悪人顔になっている人、一名追加されました。
しかしアルトさん、それはいくら何でもやりすぎでは…。
(生まれた子供は魔族で引き取るそうです。それに…あたしたちの出産プラントにかけた場合と似たような事、魔術で可能なようですよ…)
見れば、犯された女の子のお腹、あっという間に膨らんだかと思うと、次の瞬間には全裸の赤ちゃんをその兵隊魔族の人が抱き上げています。
そして、目的を達成した兵隊魔族の方々、残された人々には目もくれずにバサバサと飛び去って行くのです…。
で、鬼畜な儀式で顔を汚され涙目の剣聖様。
大丈夫なのでしょうか…。
「全くもって大丈夫ではないです…あううっ」えーと、見れば、ぶっかけられた液体に汚れたお体、何本もの触手が這い回って汚れを舐め取られているようですが。
(ベラ子陛下にアルトさん。剣聖様を黒薔薇騎士団に入団させるおつもりですか。類似行為を立て続けにやられて地獄を見た私からすると、剣聖様が怒っても無理はないように思えますけどっ)
(てぃあらちゃん…これはいりやさんのためになることをしてあげるのにひつようなぎしきなのです…)
(そうですよティアラちゃん、リュネ王国にも実は雨が降っているのです。ただ、この雨は単純に若返りの効果しかないそうですが…)
ふむ。
で、今度は剣聖様の手を取って、私のやるようにやってみとアスタロッテさんがコーチしながら血の池に対して、先程のポーズを取りますと。
さっきと同じように、ざばざばと岸辺に上がる人影がいくつも現れます。
ですが…その兵隊魔族の皆様、なんとその肌の色と言わず羽根と言わず、剣聖様の類似品のお姿に変化してしまいます…。
「そして、リュネの民に告げる…これよりはリュネ民の延命に必要な身体浄化、ここな御使いたちが行うので、今よりは皆の下に来たる御使いのみ技に身体を委ねるのだ…」
そう、人族の王として魔族皇帝や魔王に認められたと宣言した剣聖様の勅令一発目が、この話なのです。
(やることはさっきの魔族兵の方々と同じやんという予感がするのですがぁっ)
(ものは方便というものなのです…それに、魔族に犯されたり魔族にちんぽを突っ込んでた他の国の人々、実は魔毒浄化のための副作用と称してですね…)
(ええ、どうやらみためがはねなししっぽなしのあくまに近いすがたにかわるようなのです…まおうさまやけんせいさまは、これを「りゅね王国をうしろからせめたてたばつ」としてなっとくさせるつもりなのです…)
で、今度は頭の輪っかこそありませんが、天使とでも言うべき姿に変わった魔族兵の皆様、リュネ王国を目指して飛び立つようです。
そして入れ替わりに戻って来る魔族兵の方々、赤ちゃんを抱いていた場合は赤ちゃんごと苗床の血の池に浸かっていくではありませんか…。
(我らは幹部を除けば個体の概念は限りなく薄いのだ…だが、リュネの民に産ませる子は別となろう…)
(大きく減った人の数を補うため…そして、人を助くるために遣わすのですね…)
(そうだ、剣聖同様の姿を取った兵魔族は、もはや兵魔族ではなく天の使い…そちら様で言われる天使のごとき存在となってリュネの大地を統べるであろう…)
お聞きしましたが、この暴虐極まりない強姦作戦・異世界版。
アルトさんやベラ子陛下が人助けがどうこうと言ってるのは、あながち嘘でもないようです。
(疑い深いティアラちゃんですね…あたしは悲しいのです…どこで育て方を間違えたのか)
(元からこうですっ。それより、なんでこうも無茶な作戦をしてまでこの人工大地を制圧しようとしたか、説明が欠けてる気がしますよっ)
(理由は簡単なのです…この宇宙に漂うお盆の上では、養える人口にも限りがあるからなのです…それゆえに、誰がこんなもん作ったかはともかくとして、人口を増えもせず減りもせずに保っていた可能性があると姉が)
ふむふむ。アレーゼ様とマリア様は、この地底の湖の上にあるお城の中の書庫に行かれていたのでしたね。
(はいはい。まぁ、ぶっちゃけて言うと…わからん)
ええっ。
それで良いのでしょうか。
(むろん、いいことはないよな…でさ、エマ助が調べてくれたんだが、この宇宙コロニーとでもいうべき巨大お盆、昔はもっとこの星系の太陽に近いところを回っていたようなんだわ)
(お盆の存在する公転軌道の付近に漂っている小惑星帯の蓄積放射能などを分析した結果ですけどな、恐らく、この星系の太陽が高齢化して膨らむ現象を予測した連中が、人を遺すために建造したっぽいんですわ。ただ…)
(こんなもん造れるような文明がさ、他の星系に移住できるような大型宇宙船を建造できないワケがねぇってのがあたしの見立てなんだよ。じゃ、リュネ王国の人や魔族化した人、なんでその時に連れて行かなかったのってのもあたしの疑問なんだな、うん)
(犯罪者や棄民を置いて行ったなんてことは…)
(なら、剣聖やリュネ王国の存在が説明つかねぇだろ。それにヤバい奴を生かして住まわせるようなこんな大規模な設備、金も人もかけてわざわざ作るかって疑問も湧くんだが…まぁともかくベラ子、この人たちは魔法の代償に寿命が短くなっただけじゃなくて、いざとなれば他の文明に助けを呼べたり交流が持てる設備も渡されてたんじゃないかなと思う。そもそも、淫化文明を手助けした第三者の存在を調べるためでもあったワケだろ、ティアラちゃんの南米視察行程…)
(雅美です。淫化から流出して尻出国に流通している鉄器だけどさ、あれ…どうも地球由来の鉄鉱石じゃない可能性はあるわよ…これはリュネ王国のお城が破壊されてるから、文献も取り出せないでしょうけど…つまり推測で話をするしかないんだけど、リュネ王国の魔法陣と淫化の神殿の設備は昔っから常時接続か、あるいは定期的に繋がっていたんでしょうね)
つまり何ですか、昔からリュネ人は淫化人と交流があったのだと…。
これはかなり重要な事実なのではないでしょうか。
そして、明日輝や魔屋には確実にいけにえ文化が存在していたのは判明していますけど、淫化にもあったようなのです…いけにえを捧げる風習。
(まぁ、淫化は淫化で痴女皇国世界に戻ってからの調査になるな。とりあえずは…この人たちに後を任せられる段取りを付けて、一旦はうちらの世界に戻るとするか)
でまぁ、その後の事ですが。
多少のアレやこれやはありましたが、この宇宙人工島とでもいうべき超大型お盆の上の世界にお邪魔してわずか1日であらかた平定を終え、剣聖様と新・魔王様、そして勇者の冬樹くん他のお見送りを受けてこの世界を離れたリシュリュー。
ですが、その後はその後で色々あったのです。
ただ…私が直接タッチできていないだけで…。
では、↓の「こんにちわ、マリア」でのお話とは少し内容が変わるかも知れませんが、大筋のところは同じらしい経過を辿っているという淫化、そして通称リュネ世界の数年後、高木マリアンヌ殿下にお伝え頂こうと思います。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/169/
---------------------
という訳で中井ティアラさんからバトンを渡された高木マリアンヌです。
…ええと、私と…そして、私とは双子じゃないんですけど双子の姉妹扱いの高木スザンヌの事をご存知ない?
もしくは、お忘れになった。
困りましたね。
ちゃんと覚えておいてくださいよっ。
でまぁ、私とスザンヌの連邦世界での血縁関係と痴女皇国世界でのそれは全く違う上にややこしいのですけど、詳細な解説は「こんにちわ、マリア」のこの回に載っているそうです。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/158/
で、ここではわたくしマリアンヌの父親はクリス・ワーズワースで母親は高木ジーナ、戸籍上は姉の高木まりあの妹で次女となります事と…スザンヌの父親はジーナかーさんの義理の父親の故・高木義夫で母親はクレーゼ・アクエリアス聖院第21代金衣女聖、戸籍上は長女ですが聖院&痴女皇国世界基準だとマリアリーゼ・ワーズワースの妹となる事だけ、お伝えしておきましょう。
Marienne Takagi 高木マリアンヌ Single Suction(Limited Billion)一人卒(限定十億卒) Variable female Visual 可変型女性外観 Our Marie 3rd. Imperial of Temptress and Holy Temple. 第三代聖母候補(痴女皇国・聖院)Setagaya tokyo Branch, Interior Bureau. White Rosy knights, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団
Suzanne Takagi 高木スザンヌ Single Suction(Limited Billion)一人卒(限定十億卒) Slut Visual 痴女外観 Our Saint 3rd. Imperial of Temptress and Holy Temple. 第三代聖女候補(痴女皇国・聖院) Imperial lineage of holy temple. 金衣皇統 Setagaya tokyo Branch, Interior Bureau. White Rosy knights, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団
(これだけでもじゅーーーうぶんにややっこしいと思いますわよ、マリアンヌ…)
(仕方ないじゃん、あの母親があっちで孕みこっちで孕ませとかやってるし、リーゼ姉はまだしもベラちゃんがちんぽを使うから…)
(まぁ、ベラちゃんを姉とも妹とも扱わずにしておいて正解だと思いますわ…あの子のちんぽ無双を高木の家の標準ですとか、聖院金衣基準に見られますと、あたくしたちがおお迷惑しますもの…)
(スザンヌは遠縁だし血縁関係ないからまだいいわよっ。あたしなんてベラちゃんから見たらモノホンの実の姉になってしまう可能性極大なのよっ)
んでまぁ、初のリュネ世界来訪から数年後…相互の時間経過や暦の数え方の違いがありますから単純に○年後とは言えませんが、少なくとも私とスザンヌが高校に進学する直前まで、時計の針が進んだと思って頂ければ。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/232/
あと、今からお話する事、現在…ティアラさんが最初に淫化を訪問された時は小学校卒業直前だった私やスザンヌからしても未来のお話となりますので、不定要素があるようなんですよ。
わかりやすく申しますと「こんにちわ、マリア」で私がお話したリュネ世界他の内容と、今から申し上げることは少し違っている可能性があるのです。
ですので「あれ?ここはこうじゃなかったの?」という疑問、皆様には当然のように出て来られるとは思うんですけど、痴女皇国世界の未来を決める神様の一人のスクルドさんでも「無茶言うな。そもそも私は直接担当じゃないのよ?…もっとも、高木マリアンヌがNBに来たら私の管轄下になってしまうんだけどね…」と愚痴を言われる程度には厳密に定められてはいないそうです。
ええのでしょうか。
「良くないっ。ないんだけど…このリュネ世界っての?これ、何で連邦世界はもちろん、あんたらの世界に繋がったのか不可解なくらい時間空間軸分岐からは離れてるわよ。単純に言ってしまうと、私からは管轄外も管轄外ね。ま、連邦世界の地球の未来がこうなる…太陽が肥大化して赤色矮星化する過程でこんな人工物をこしらえて大地と海を再現する可能性はあるにはあるけどねぇ、その人工の大地の上の人間に類する知的生物がこんなんとはねぇ…」
ええ、スクルドさん…NBと連邦で通じるエイリーン・ヨシムラなるお名前で、ここにお越しです。
つまり、聖院にいる吉村アンジェリーナさんのお母さんに偽装しておられます。
しかし、いくらスクルドさんの本当の正体が神様、それもかなり偉い部類の神様であったとしても、いきなりこんなん呼ばわりはちょっとよろしくないのでは。
いえ、お気持ちは分かりますよ。
このリュネ世界では今や支配種族となってしまった魔族の方々、いくつかの形態をお持ちのようですが、コウモリのような羽根ですとか悪魔まがいの尻尾ですとか、一体全体どこの誰がこんな姿にしたのかと問い詰めたい気分です。
「羽根も尻尾も仕舞うことは出来るのだよ…」と、こんなんの親玉のような方…アスタロッテさんが申されます。
んで、私とスザンヌ、今どこにおるのか。
破壊されたリュネ城の瓦礫の中から掘り起こされた魔法陣…の下の転送設備らしき石群、実は通称魔王城の地下に広がる地底湖の岸辺に移植されました。
そして、この転送設備は、痴女皇国世界のクスコに所在する太陽神殿に接続されていたようです。
しかし、繋がった先のリュネ世界の魔毒汚染問題を鑑みて、クスコ太陽神殿の転送設備をマチュピチュの太陽神殿へ移植する計画が図られました。
つまり…最初にリュネ世界から剣聖イリヤさんと勇者扱いの冬樹くんが逃げて来たように、ホイホイとこっちに来られると魔法が使えないだけでなく、向こうの人が長期間を痴女皇国世界で過ごすと生命の危機に晒されるのですけど、理由はかかって「毒でありながらリュネ世界の人々の生命維持要素」である魔素とか魔毒とか言われている元素物質がこっちの世界に蔓延するのを防ぐためです。
そして、あちらで使われた駄洒落菌は魔毒対応の特殊変種ということもあり、淫化の外にはなるべく持ち出さない方が良いとなりまして。
で、人族と魔族双方の大使館めいた施設として、マチュピチュの太陽神殿と対をなす存在…ワイナピチュの月神殿の活用が図られたのです。
で、なんで大使館が必要となったか。
「そちら様のお助けもあり、魔素や魔毒が人に悪さを為す過程はある程度明らかになっております。即ち、魔法を使うごとに、使った者の体内や周囲の魔素は毒の光を発する魔毒として作用するのです…」
この魔素とやら、どうも放射性物質らしいのが研究で判明しております。
従って、魔素に汚染された人体細胞を強制的に浄化しないと、さながら人体に発生したガン細胞のように悪性細胞に犯されていくのだとも判明しております。
そして、強制浄化の方法ですが、魔族の方々と人族の方々ではやり方が異なっていました。
魔族の方は、苗床という名称の、この地底湖の水代わりに広がる血の池のような有機液体の湖に浸かって身体を再生するのです。
しかし、魔族側の支配する大陸にあるこの地底湖、人族は利用することができません。
で、ティアラちゃんたちが絶句するような方法で、ある程度の人体細胞更新をやっていたようです。
ぶっちゃけ、食人風習めいたものがあったようです。
それと、剣聖の方のような選ばれた人のみがお相伴に預かれたそうですけどね。
異界の男性の生殖細胞を取り込んで身体をリフレッシュする技術が存在しました。
連邦世界のインカ帝国の生贄風習と、こちらの淫化の生贄風習はかなり異なるようですが、淫化では明日輝帝国のように若い男性で見込みのある者…すなわち美少年を育てて、神への供物としていたようなのです。
ええ、このリュネ世界への捧げ物だったようです。
そして、その代わりにリュネ世界の魔法を補助的に使用して作られた金属精錬物やら何やらを受け取っていたとも。
(淫化に文字文化が存在しなかったので、淫化の方々の伝承を口頭で伝え聞くしかないのですわよねぇ…)
(リュネ側の文献も魔族の攻撃で吹っ飛んでしまったみたいだし…)
ところが、リュネ側で今の剣聖様のつがいとなる勇者を召喚した際に、どういう手違いか、日本人の少年を呼び込んでしまったのが、現在の勇者の山田冬樹くん。
この子については、元いた日本に返す話も出ておりましたが、現在は分体を作成して元の世界に帰還させる処置を取ったとリーゼ姉から聞いています。
(ぼくが残った方が色々いいと思えまして…それに、ヤスニ様…イリヤさんとは離れたくありません…)
ええ、イチャラブ状態です。
これこれそこの雅美さん、毎晩のようにマチュピチュで繰り広げられるあれこれを録画してるのは皆にバレていますよっ。
(剣聖様と勇者様の愛の記録を残しているだけよっ)
痴女皇国幹部、それも皇族として色々と恥ずかしくなる雅美さんの発言ですが。
(マリアンヌちゃんはまだ、ショタの美味しさがわかる年齢じゃないからね…)
(そういう事を言うと、フレデリックとの今後のあれこれ、録画禁止にしますよっ)
(うぐぐぐぐぐぐ)
まぁ、私と許嫁認定が出されているフレデリック・ワーズワース君のことはともかく。
(実は既にNBで食ってんのよねもごもががががが)
(スークールードーさーん…一応偽装身分ではアレン・ダレス機関とフレミング機関の公認二重スパイ扱いなんですから…スパイが機密をバラしてどうするんですか…)
ええ、この許嫁指定に加えて、わたくしマリアンヌは高木ジーナの娘であり、更にはワーズワース家の人間でもあります。
それも、クリス父様が本当の父親の私ですから、一応は直系の子孫ですよ。
すなわち、私はフレミング機関の人たちの上に来る立場なのですっ。
ですからNBに行けば、スクルドさんは私を護衛したり色々と気遣う立場なのです、偽装身分上ではっ。
「生意気なメスガキね…」
「スクルドさん。お言葉ですが、私に近い年齢で生意気じゃないメスガキって、今までこの話に果たして一体何人が登場したんですかいな…」
「数える気力もない。それより高木マリアンヌ、頼まれごとのあれをここに入れるんでしょ?」
「はいはい。スクルドさんはコレを入れた後の未来予測と分析がお仕事でしたよね…」
と、血液バッグを用意する私。
スクルドさんが、一見すると小汚いはさみで、なんとその血液バッグの上辺を無造作にカットしておしまいになります。
「あのねぇ、この鋏が一体何か知ってるでしょ…普通のハサミのように使わせないでよ…」
「他に刃物、持ってないんですよ…それにこの血、衛生管理に気を配るどころかむしろ超・危険物ですからね…ある意味で」
そう、スクルドさんがお持ちの運命のハサミで切った方がいいとなりまして。
で、中味の血液をどばどばと湖に流し込みまして、バッグの中も湖水というか血の池で洗っておきます。
ちなみに私がはさみを受け取って使わなかった理由。
かつてベラちゃんがこのはさみを強奪して、スクルドさんの髪の毛を根こそぎ切ってしまおうという暴挙に出た際に判明しております。
「これ渡された奴、私の仕事を代わってもらうことになるからね…」
つまり、人の未来を決める運命の女神のお仕事が押し付けられる事になるそうです。
いえ、人だけでなく、およそ生物全般。
気の遠くなるような数の処理に、私ですら恐ろしさがわかります。
ですので、事情を知る者はこのはさみ、触ることすら避けて通ります。
ただ、そんなはさみですから、如何に強烈な鬼族最強たる外道丸さんの血液であろうと、汚染することはできません。
そう…この外道丸さんの血液を使って、苗床の性質を更にカイゼンするのと魔毒浄化・対応能力を上げることはできないか。
これが、私がこの血をリュネ世界に持ち込んで苗床に与えた理由なのです。
以前、アルトさんがこの池に浸かって一旦は溶けたことでかなりマシにはなったそうですけど、アルトさんは初代様の血を引いているとは言え、痴女種化しておりますし、何よりMIDIボディ準拠仕様の義体ですよ、今のお身体。
(アルトの持ってた鬼細胞だけじゃ完全に浸透するのは難しかったようでな…)
ですので、鬼細胞効果を更に上げるためにも、マジもんの鬼細胞を入れて来てくれというのがリーゼ姉の依頼だったのですよ。
では…その効果、果たして出るものなのでしょうか…。
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マリア「いけるだろ。シミュレーションもしてるし」
あんぬ「失敗したらごめんで済まない話なのよ…」
ざんぬ「なので、マリアンヌが付き添ってる理由もちゃんと存在しますのよ」
マリア「既に言ってるけど、外道ちゃんはジーナかーさんに頭が上がらない立場だ。で、そのかーさんの真性の娘であるあたしやマリアンヌ、更には聖院金衣血統のスザンヌも同じように、外道ちゃんの上位に認識されるんだよ」
あんぬ「で、あたしたちが血の池のそばにいることで、血の池が万一にも暴走しないように食い止められると」
マリア「なんせあの血の池、その気になれば何万体だろうが一度に兵隊魔族を産み出せるんだよ」
ざんぬ「映像を見せて頂きましたけど、確かにあまり見たくない絵図でしたわね…」
あんぬ「で、効き目ってどういう風に効くのか予測してるわよね、リーゼ姉なら」
マリア「まずは魔毒に対する浄化能力を上げた細胞の提供だな。それから…助平化する」
あんぬ「こらこらこらこら!あの決して広くないっちゃ広くない大陸で、これ以上人増やして食料とか大丈夫なわけなの?」
マリア「働く意欲がないと困るだろ…で、次回で話が出ると思うけど、労働階級を作る事になるかも知れないって、アスタロッテさんやイリヤさんからも検討を頼まれてたんだよ…」
あんぬ「まぁ、兵隊魔族が存在する時点でなんとなく想像はつくけどさぁ…」
ざんぬ「とりあえずは次回をお待ちください、なのですわ…」
すくるど「それ以前に私を早くNBに戻しなさいよ…」
他全員(多分、このリュネ世界のあれこれがある程度片付くまでは無理げだと思います…)
すくるど(ぎゃああああああ)
お互いおあいこという感じで攻守交代して性交に励まれる魔王か魔帝か、ともかくも魔族の頂点に達したとみなされたアスタロッテさん、今度は剣聖様にちんぽを咥えさせています。
(く…先に私の方がアスタロッテを辱めていたとは言え、屈辱の極み…)
(剣聖…辛いのはわかるが、ここは我慢するのだ、それに、私の射精の快感もお前や勇者に伝わるんだろ…)
ええそうです、今度は剣聖様のイリヤさんが、冬樹君にバックから犯されながら、魔族の王様というか皇帝というかの立場となったアスタロッテさんのちんぽを咥える羽目になっています。
そしてですね、このおめこ真っ最中の様子、人族大陸のあちこちで空中投影中継をされていますが、その淫猥極まりない「屋外エロ映像生中継絶賛放送配信中」に見入る人々。
ですが、ある意味で人をおびき出す罠とも言えるこのエロ中継生放送の最中、観衆に異変が起き始めたのが、逆にこちらが仕掛けて飛ばしているマイクロドローン映像で見て取れる状況です。
ええ、広場なら広場に集っている人々がパニックを起こしています。
何せ、おじさんおばさん…老人になるほど、長くは生きていられない世界だそうですから…であっても、体が急速に若返っているのです。
更には、乳幼児は一気に成長。
それだけなら喜ぶ人の方が多いかも知れませんが、問題は強制的な性別変更。
五割の確率で、時ならぬ雨に打たれるか、雨が蒸発した蒸気を吸い込んだ人は女性…それも若い女性に変化してしまうのです。
逆に、元が女性なら男性化してしまうケースも発生しているようですよ…。
で、その恐るべき変化をもたらした鬼細胞混じりの雨による効果が発生したのを見計らって、雨雲の下、人の住まう大陸のあちこちに降り立つコウモリの羽根を持ったちんぽ持ち女性型兵隊魔族。
更には、緑色のロボットのようなものが一緒に行動していることもあるようです。
(フランス陸軍の第二特殊降下部隊が運用する強化防護倍力装甲兵器、TAPPS06「アルルカン」だそうです…同じ形のものは反社作戦の際に湯田屋国軍の特殊部隊を率いたジョスリンが日本に持ち込んでいましたが…)
まぁ、あの時は私、まだ幼稚園児でしたし。
(アルルカンを出したのは、屋内に潜んでいる人間を探ったり、空中から生命反応を探るための補助要員派遣だ。あくまでも今回は、デモニアック族…魔族による強姦作戦を補助させるに留めているのだ…痴女皇国の内政干渉と思われてはかなわんからな…)
ジョスリーヌ団長のお言葉ですが、もう既に全力で内政干渉している気もします。
(てぃあらちゃん…これはあくまでひとだすけ、かさねてもうしますが、ひとだすけなのです…それがしょうこに、まものの人はらんぼうにごうかんしていませんよ…)
ええ、見とります。
若返った女の人を動けなくしてから、服を一瞬で更衣させてますね。
ただ…その服、女性は黄色いワンピースハイレグレオタード風味、男性は同じく黄色のブーメランパンツって、誰の趣味ですかぁっ。
(ティアラちゃん…よく見るのです…あれはLivestock服…つまり、痴女皇国の豚身分に与える家畜服を魔法で更衣できるように素材適合させたものなのです…)
いつの間にそんなもん、作ったのですか。
そして、豚身分に堕とされた女官に着せる服なのは私も知ってますけどね、あれ、聖環なしでも感度三千倍、言うなれば着込む対麻でしょうが。
そう…見ててもわかります。
この豚服、元来ならば上位職者が接近すると、聖環連動で着用者を強制的に発情させてしまうのです。
おまけに、服の要所要所に穴が開きます。
そして、脱がせずにちんぽを突っ込めてしまうのです…。
(ふふふふふ、この人工大陸はどうやら年中を通じて温暖な設定のよう…風邪を引くとか凍死することはないでしょう…)
淫猥な笑みを浮かべるエロ皇帝陛下ですが、正直なところ、この人族大陸の側の方々には二度と仲間割れをしないさせないための、何らかの統治策は必要だとは思います。
ですが、この服の負の効果を知る私としては、こんな迷惑服を着せるだけでもあかん気がします。
(ふほほほほ、ただおかすだけではかたておちというもの…おんなの人にはあくまの子をはらんでもらうのです…)
もっと淫猥な笑みを浮かべ悪人顔になっている人、一名追加されました。
しかしアルトさん、それはいくら何でもやりすぎでは…。
(生まれた子供は魔族で引き取るそうです。それに…あたしたちの出産プラントにかけた場合と似たような事、魔術で可能なようですよ…)
見れば、犯された女の子のお腹、あっという間に膨らんだかと思うと、次の瞬間には全裸の赤ちゃんをその兵隊魔族の人が抱き上げています。
そして、目的を達成した兵隊魔族の方々、残された人々には目もくれずにバサバサと飛び去って行くのです…。
で、鬼畜な儀式で顔を汚され涙目の剣聖様。
大丈夫なのでしょうか…。
「全くもって大丈夫ではないです…あううっ」えーと、見れば、ぶっかけられた液体に汚れたお体、何本もの触手が這い回って汚れを舐め取られているようですが。
(ベラ子陛下にアルトさん。剣聖様を黒薔薇騎士団に入団させるおつもりですか。類似行為を立て続けにやられて地獄を見た私からすると、剣聖様が怒っても無理はないように思えますけどっ)
(てぃあらちゃん…これはいりやさんのためになることをしてあげるのにひつようなぎしきなのです…)
(そうですよティアラちゃん、リュネ王国にも実は雨が降っているのです。ただ、この雨は単純に若返りの効果しかないそうですが…)
ふむ。
で、今度は剣聖様の手を取って、私のやるようにやってみとアスタロッテさんがコーチしながら血の池に対して、先程のポーズを取りますと。
さっきと同じように、ざばざばと岸辺に上がる人影がいくつも現れます。
ですが…その兵隊魔族の皆様、なんとその肌の色と言わず羽根と言わず、剣聖様の類似品のお姿に変化してしまいます…。
「そして、リュネの民に告げる…これよりはリュネ民の延命に必要な身体浄化、ここな御使いたちが行うので、今よりは皆の下に来たる御使いのみ技に身体を委ねるのだ…」
そう、人族の王として魔族皇帝や魔王に認められたと宣言した剣聖様の勅令一発目が、この話なのです。
(やることはさっきの魔族兵の方々と同じやんという予感がするのですがぁっ)
(ものは方便というものなのです…それに、魔族に犯されたり魔族にちんぽを突っ込んでた他の国の人々、実は魔毒浄化のための副作用と称してですね…)
(ええ、どうやらみためがはねなししっぽなしのあくまに近いすがたにかわるようなのです…まおうさまやけんせいさまは、これを「りゅね王国をうしろからせめたてたばつ」としてなっとくさせるつもりなのです…)
で、今度は頭の輪っかこそありませんが、天使とでも言うべき姿に変わった魔族兵の皆様、リュネ王国を目指して飛び立つようです。
そして入れ替わりに戻って来る魔族兵の方々、赤ちゃんを抱いていた場合は赤ちゃんごと苗床の血の池に浸かっていくではありませんか…。
(我らは幹部を除けば個体の概念は限りなく薄いのだ…だが、リュネの民に産ませる子は別となろう…)
(大きく減った人の数を補うため…そして、人を助くるために遣わすのですね…)
(そうだ、剣聖同様の姿を取った兵魔族は、もはや兵魔族ではなく天の使い…そちら様で言われる天使のごとき存在となってリュネの大地を統べるであろう…)
お聞きしましたが、この暴虐極まりない強姦作戦・異世界版。
アルトさんやベラ子陛下が人助けがどうこうと言ってるのは、あながち嘘でもないようです。
(疑い深いティアラちゃんですね…あたしは悲しいのです…どこで育て方を間違えたのか)
(元からこうですっ。それより、なんでこうも無茶な作戦をしてまでこの人工大地を制圧しようとしたか、説明が欠けてる気がしますよっ)
(理由は簡単なのです…この宇宙に漂うお盆の上では、養える人口にも限りがあるからなのです…それゆえに、誰がこんなもん作ったかはともかくとして、人口を増えもせず減りもせずに保っていた可能性があると姉が)
ふむふむ。アレーゼ様とマリア様は、この地底の湖の上にあるお城の中の書庫に行かれていたのでしたね。
(はいはい。まぁ、ぶっちゃけて言うと…わからん)
ええっ。
それで良いのでしょうか。
(むろん、いいことはないよな…でさ、エマ助が調べてくれたんだが、この宇宙コロニーとでもいうべき巨大お盆、昔はもっとこの星系の太陽に近いところを回っていたようなんだわ)
(お盆の存在する公転軌道の付近に漂っている小惑星帯の蓄積放射能などを分析した結果ですけどな、恐らく、この星系の太陽が高齢化して膨らむ現象を予測した連中が、人を遺すために建造したっぽいんですわ。ただ…)
(こんなもん造れるような文明がさ、他の星系に移住できるような大型宇宙船を建造できないワケがねぇってのがあたしの見立てなんだよ。じゃ、リュネ王国の人や魔族化した人、なんでその時に連れて行かなかったのってのもあたしの疑問なんだな、うん)
(犯罪者や棄民を置いて行ったなんてことは…)
(なら、剣聖やリュネ王国の存在が説明つかねぇだろ。それにヤバい奴を生かして住まわせるようなこんな大規模な設備、金も人もかけてわざわざ作るかって疑問も湧くんだが…まぁともかくベラ子、この人たちは魔法の代償に寿命が短くなっただけじゃなくて、いざとなれば他の文明に助けを呼べたり交流が持てる設備も渡されてたんじゃないかなと思う。そもそも、淫化文明を手助けした第三者の存在を調べるためでもあったワケだろ、ティアラちゃんの南米視察行程…)
(雅美です。淫化から流出して尻出国に流通している鉄器だけどさ、あれ…どうも地球由来の鉄鉱石じゃない可能性はあるわよ…これはリュネ王国のお城が破壊されてるから、文献も取り出せないでしょうけど…つまり推測で話をするしかないんだけど、リュネ王国の魔法陣と淫化の神殿の設備は昔っから常時接続か、あるいは定期的に繋がっていたんでしょうね)
つまり何ですか、昔からリュネ人は淫化人と交流があったのだと…。
これはかなり重要な事実なのではないでしょうか。
そして、明日輝や魔屋には確実にいけにえ文化が存在していたのは判明していますけど、淫化にもあったようなのです…いけにえを捧げる風習。
(まぁ、淫化は淫化で痴女皇国世界に戻ってからの調査になるな。とりあえずは…この人たちに後を任せられる段取りを付けて、一旦はうちらの世界に戻るとするか)
でまぁ、その後の事ですが。
多少のアレやこれやはありましたが、この宇宙人工島とでもいうべき超大型お盆の上の世界にお邪魔してわずか1日であらかた平定を終え、剣聖様と新・魔王様、そして勇者の冬樹くん他のお見送りを受けてこの世界を離れたリシュリュー。
ですが、その後はその後で色々あったのです。
ただ…私が直接タッチできていないだけで…。
では、↓の「こんにちわ、マリア」でのお話とは少し内容が変わるかも知れませんが、大筋のところは同じらしい経過を辿っているという淫化、そして通称リュネ世界の数年後、高木マリアンヌ殿下にお伝え頂こうと思います。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/169/
---------------------
という訳で中井ティアラさんからバトンを渡された高木マリアンヌです。
…ええと、私と…そして、私とは双子じゃないんですけど双子の姉妹扱いの高木スザンヌの事をご存知ない?
もしくは、お忘れになった。
困りましたね。
ちゃんと覚えておいてくださいよっ。
でまぁ、私とスザンヌの連邦世界での血縁関係と痴女皇国世界でのそれは全く違う上にややこしいのですけど、詳細な解説は「こんにちわ、マリア」のこの回に載っているそうです。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/158/
で、ここではわたくしマリアンヌの父親はクリス・ワーズワースで母親は高木ジーナ、戸籍上は姉の高木まりあの妹で次女となります事と…スザンヌの父親はジーナかーさんの義理の父親の故・高木義夫で母親はクレーゼ・アクエリアス聖院第21代金衣女聖、戸籍上は長女ですが聖院&痴女皇国世界基準だとマリアリーゼ・ワーズワースの妹となる事だけ、お伝えしておきましょう。
Marienne Takagi 高木マリアンヌ Single Suction(Limited Billion)一人卒(限定十億卒) Variable female Visual 可変型女性外観 Our Marie 3rd. Imperial of Temptress and Holy Temple. 第三代聖母候補(痴女皇国・聖院)Setagaya tokyo Branch, Interior Bureau. White Rosy knights, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団
Suzanne Takagi 高木スザンヌ Single Suction(Limited Billion)一人卒(限定十億卒) Slut Visual 痴女外観 Our Saint 3rd. Imperial of Temptress and Holy Temple. 第三代聖女候補(痴女皇国・聖院) Imperial lineage of holy temple. 金衣皇統 Setagaya tokyo Branch, Interior Bureau. White Rosy knights, Imperial of Temptress. 白薔薇騎士団
(これだけでもじゅーーーうぶんにややっこしいと思いますわよ、マリアンヌ…)
(仕方ないじゃん、あの母親があっちで孕みこっちで孕ませとかやってるし、リーゼ姉はまだしもベラちゃんがちんぽを使うから…)
(まぁ、ベラちゃんを姉とも妹とも扱わずにしておいて正解だと思いますわ…あの子のちんぽ無双を高木の家の標準ですとか、聖院金衣基準に見られますと、あたくしたちがおお迷惑しますもの…)
(スザンヌは遠縁だし血縁関係ないからまだいいわよっ。あたしなんてベラちゃんから見たらモノホンの実の姉になってしまう可能性極大なのよっ)
んでまぁ、初のリュネ世界来訪から数年後…相互の時間経過や暦の数え方の違いがありますから単純に○年後とは言えませんが、少なくとも私とスザンヌが高校に進学する直前まで、時計の針が進んだと思って頂ければ。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/232/
あと、今からお話する事、現在…ティアラさんが最初に淫化を訪問された時は小学校卒業直前だった私やスザンヌからしても未来のお話となりますので、不定要素があるようなんですよ。
わかりやすく申しますと「こんにちわ、マリア」で私がお話したリュネ世界他の内容と、今から申し上げることは少し違っている可能性があるのです。
ですので「あれ?ここはこうじゃなかったの?」という疑問、皆様には当然のように出て来られるとは思うんですけど、痴女皇国世界の未来を決める神様の一人のスクルドさんでも「無茶言うな。そもそも私は直接担当じゃないのよ?…もっとも、高木マリアンヌがNBに来たら私の管轄下になってしまうんだけどね…」と愚痴を言われる程度には厳密に定められてはいないそうです。
ええのでしょうか。
「良くないっ。ないんだけど…このリュネ世界っての?これ、何で連邦世界はもちろん、あんたらの世界に繋がったのか不可解なくらい時間空間軸分岐からは離れてるわよ。単純に言ってしまうと、私からは管轄外も管轄外ね。ま、連邦世界の地球の未来がこうなる…太陽が肥大化して赤色矮星化する過程でこんな人工物をこしらえて大地と海を再現する可能性はあるにはあるけどねぇ、その人工の大地の上の人間に類する知的生物がこんなんとはねぇ…」
ええ、スクルドさん…NBと連邦で通じるエイリーン・ヨシムラなるお名前で、ここにお越しです。
つまり、聖院にいる吉村アンジェリーナさんのお母さんに偽装しておられます。
しかし、いくらスクルドさんの本当の正体が神様、それもかなり偉い部類の神様であったとしても、いきなりこんなん呼ばわりはちょっとよろしくないのでは。
いえ、お気持ちは分かりますよ。
このリュネ世界では今や支配種族となってしまった魔族の方々、いくつかの形態をお持ちのようですが、コウモリのような羽根ですとか悪魔まがいの尻尾ですとか、一体全体どこの誰がこんな姿にしたのかと問い詰めたい気分です。
「羽根も尻尾も仕舞うことは出来るのだよ…」と、こんなんの親玉のような方…アスタロッテさんが申されます。
んで、私とスザンヌ、今どこにおるのか。
破壊されたリュネ城の瓦礫の中から掘り起こされた魔法陣…の下の転送設備らしき石群、実は通称魔王城の地下に広がる地底湖の岸辺に移植されました。
そして、この転送設備は、痴女皇国世界のクスコに所在する太陽神殿に接続されていたようです。
しかし、繋がった先のリュネ世界の魔毒汚染問題を鑑みて、クスコ太陽神殿の転送設備をマチュピチュの太陽神殿へ移植する計画が図られました。
つまり…最初にリュネ世界から剣聖イリヤさんと勇者扱いの冬樹くんが逃げて来たように、ホイホイとこっちに来られると魔法が使えないだけでなく、向こうの人が長期間を痴女皇国世界で過ごすと生命の危機に晒されるのですけど、理由はかかって「毒でありながらリュネ世界の人々の生命維持要素」である魔素とか魔毒とか言われている元素物質がこっちの世界に蔓延するのを防ぐためです。
そして、あちらで使われた駄洒落菌は魔毒対応の特殊変種ということもあり、淫化の外にはなるべく持ち出さない方が良いとなりまして。
で、人族と魔族双方の大使館めいた施設として、マチュピチュの太陽神殿と対をなす存在…ワイナピチュの月神殿の活用が図られたのです。
で、なんで大使館が必要となったか。
「そちら様のお助けもあり、魔素や魔毒が人に悪さを為す過程はある程度明らかになっております。即ち、魔法を使うごとに、使った者の体内や周囲の魔素は毒の光を発する魔毒として作用するのです…」
この魔素とやら、どうも放射性物質らしいのが研究で判明しております。
従って、魔素に汚染された人体細胞を強制的に浄化しないと、さながら人体に発生したガン細胞のように悪性細胞に犯されていくのだとも判明しております。
そして、強制浄化の方法ですが、魔族の方々と人族の方々ではやり方が異なっていました。
魔族の方は、苗床という名称の、この地底湖の水代わりに広がる血の池のような有機液体の湖に浸かって身体を再生するのです。
しかし、魔族側の支配する大陸にあるこの地底湖、人族は利用することができません。
で、ティアラちゃんたちが絶句するような方法で、ある程度の人体細胞更新をやっていたようです。
ぶっちゃけ、食人風習めいたものがあったようです。
それと、剣聖の方のような選ばれた人のみがお相伴に預かれたそうですけどね。
異界の男性の生殖細胞を取り込んで身体をリフレッシュする技術が存在しました。
連邦世界のインカ帝国の生贄風習と、こちらの淫化の生贄風習はかなり異なるようですが、淫化では明日輝帝国のように若い男性で見込みのある者…すなわち美少年を育てて、神への供物としていたようなのです。
ええ、このリュネ世界への捧げ物だったようです。
そして、その代わりにリュネ世界の魔法を補助的に使用して作られた金属精錬物やら何やらを受け取っていたとも。
(淫化に文字文化が存在しなかったので、淫化の方々の伝承を口頭で伝え聞くしかないのですわよねぇ…)
(リュネ側の文献も魔族の攻撃で吹っ飛んでしまったみたいだし…)
ところが、リュネ側で今の剣聖様のつがいとなる勇者を召喚した際に、どういう手違いか、日本人の少年を呼び込んでしまったのが、現在の勇者の山田冬樹くん。
この子については、元いた日本に返す話も出ておりましたが、現在は分体を作成して元の世界に帰還させる処置を取ったとリーゼ姉から聞いています。
(ぼくが残った方が色々いいと思えまして…それに、ヤスニ様…イリヤさんとは離れたくありません…)
ええ、イチャラブ状態です。
これこれそこの雅美さん、毎晩のようにマチュピチュで繰り広げられるあれこれを録画してるのは皆にバレていますよっ。
(剣聖様と勇者様の愛の記録を残しているだけよっ)
痴女皇国幹部、それも皇族として色々と恥ずかしくなる雅美さんの発言ですが。
(マリアンヌちゃんはまだ、ショタの美味しさがわかる年齢じゃないからね…)
(そういう事を言うと、フレデリックとの今後のあれこれ、録画禁止にしますよっ)
(うぐぐぐぐぐぐ)
まぁ、私と許嫁認定が出されているフレデリック・ワーズワース君のことはともかく。
(実は既にNBで食ってんのよねもごもががががが)
(スークールードーさーん…一応偽装身分ではアレン・ダレス機関とフレミング機関の公認二重スパイ扱いなんですから…スパイが機密をバラしてどうするんですか…)
ええ、この許嫁指定に加えて、わたくしマリアンヌは高木ジーナの娘であり、更にはワーズワース家の人間でもあります。
それも、クリス父様が本当の父親の私ですから、一応は直系の子孫ですよ。
すなわち、私はフレミング機関の人たちの上に来る立場なのですっ。
ですからNBに行けば、スクルドさんは私を護衛したり色々と気遣う立場なのです、偽装身分上ではっ。
「生意気なメスガキね…」
「スクルドさん。お言葉ですが、私に近い年齢で生意気じゃないメスガキって、今までこの話に果たして一体何人が登場したんですかいな…」
「数える気力もない。それより高木マリアンヌ、頼まれごとのあれをここに入れるんでしょ?」
「はいはい。スクルドさんはコレを入れた後の未来予測と分析がお仕事でしたよね…」
と、血液バッグを用意する私。
スクルドさんが、一見すると小汚いはさみで、なんとその血液バッグの上辺を無造作にカットしておしまいになります。
「あのねぇ、この鋏が一体何か知ってるでしょ…普通のハサミのように使わせないでよ…」
「他に刃物、持ってないんですよ…それにこの血、衛生管理に気を配るどころかむしろ超・危険物ですからね…ある意味で」
そう、スクルドさんがお持ちの運命のハサミで切った方がいいとなりまして。
で、中味の血液をどばどばと湖に流し込みまして、バッグの中も湖水というか血の池で洗っておきます。
ちなみに私がはさみを受け取って使わなかった理由。
かつてベラちゃんがこのはさみを強奪して、スクルドさんの髪の毛を根こそぎ切ってしまおうという暴挙に出た際に判明しております。
「これ渡された奴、私の仕事を代わってもらうことになるからね…」
つまり、人の未来を決める運命の女神のお仕事が押し付けられる事になるそうです。
いえ、人だけでなく、およそ生物全般。
気の遠くなるような数の処理に、私ですら恐ろしさがわかります。
ですので、事情を知る者はこのはさみ、触ることすら避けて通ります。
ただ、そんなはさみですから、如何に強烈な鬼族最強たる外道丸さんの血液であろうと、汚染することはできません。
そう…この外道丸さんの血液を使って、苗床の性質を更にカイゼンするのと魔毒浄化・対応能力を上げることはできないか。
これが、私がこの血をリュネ世界に持ち込んで苗床に与えた理由なのです。
以前、アルトさんがこの池に浸かって一旦は溶けたことでかなりマシにはなったそうですけど、アルトさんは初代様の血を引いているとは言え、痴女種化しておりますし、何よりMIDIボディ準拠仕様の義体ですよ、今のお身体。
(アルトの持ってた鬼細胞だけじゃ完全に浸透するのは難しかったようでな…)
ですので、鬼細胞効果を更に上げるためにも、マジもんの鬼細胞を入れて来てくれというのがリーゼ姉の依頼だったのですよ。
では…その効果、果たして出るものなのでしょうか…。
----------------------------
マリア「いけるだろ。シミュレーションもしてるし」
あんぬ「失敗したらごめんで済まない話なのよ…」
ざんぬ「なので、マリアンヌが付き添ってる理由もちゃんと存在しますのよ」
マリア「既に言ってるけど、外道ちゃんはジーナかーさんに頭が上がらない立場だ。で、そのかーさんの真性の娘であるあたしやマリアンヌ、更には聖院金衣血統のスザンヌも同じように、外道ちゃんの上位に認識されるんだよ」
あんぬ「で、あたしたちが血の池のそばにいることで、血の池が万一にも暴走しないように食い止められると」
マリア「なんせあの血の池、その気になれば何万体だろうが一度に兵隊魔族を産み出せるんだよ」
ざんぬ「映像を見せて頂きましたけど、確かにあまり見たくない絵図でしたわね…」
あんぬ「で、効き目ってどういう風に効くのか予測してるわよね、リーゼ姉なら」
マリア「まずは魔毒に対する浄化能力を上げた細胞の提供だな。それから…助平化する」
あんぬ「こらこらこらこら!あの決して広くないっちゃ広くない大陸で、これ以上人増やして食料とか大丈夫なわけなの?」
マリア「働く意欲がないと困るだろ…で、次回で話が出ると思うけど、労働階級を作る事になるかも知れないって、アスタロッテさんやイリヤさんからも検討を頼まれてたんだよ…」
あんぬ「まぁ、兵隊魔族が存在する時点でなんとなく想像はつくけどさぁ…」
ざんぬ「とりあえずは次回をお待ちください、なのですわ…」
すくるど「それ以前に私を早くNBに戻しなさいよ…」
他全員(多分、このリュネ世界のあれこれがある程度片付くまでは無理げだと思います…)
すくるど(ぎゃああああああ)
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