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番外編:淫化帝国姫騎士ものがたり・6
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「なるほど…この場でアスタロッテさんの就任儀式をすると」
触手攻撃?からいち早く立ち直ったらしいベラ子陛下が申されます。
「それとイリヤさん…困った事が起きています。他の国がリュネ王国を侵略しようとする件自体は、痴女種化されたフランス特殊部隊によって国境線近くで押し留めているそうです、ですが…」
「まさか…私が戦死したり、魔王に捕らえられたなどの噂が広まっているのでは…」
ベラ子陛下の発言に、俄然、焦った反応を返される剣聖様。
…無理もないと思いますよ、ええ。
「それと、魔王の放った兵種と言うのですか、戦闘用の魔物によってリュネ城は一旦は陥落、王族や護衛兵は皆生きていないようです…」
(ジョスリーヌです。この惨劇によってリュネ兵は指揮系統を喪失。更には魔法でこの事実を探ったらしい他国は自国の防衛に向かうどころか、リュネ王国への挙兵を図った模様。名目はリュネ王国への支援と魔族退治ですが、実際にはかねて対魔族の先鋒となっていたリュネと他国との潜在的な軋轢が、ここへ来て顕在化したようです)
な、なんという事でしょうか。
ではここで、この人工天体とかいう宇宙空間に浮かんだ超・巨大お盆の上の陸地がどうなっているのか。
略図で見るとこんな感じだそうです。
↓人族側 ↓魔族側
海 ----- --- 海
海|他国1|リ|狭| 魔 |海
海|---|ュ|い| 王 |海
海|他国2|ネ|水| 領 |海
海|---|王|路| 大 |海
海|他国3|国| | 陸 |海
海 ----- --- 海
海海海海海海海海海海海海海海海
ものすごく乱暴な図で言うと、2つの大陸を隔てる狭い水道に一切の橋はかかっていません。
そして、流れも早くて船でも簡単に渡れないそうです。
ですが、羽根があれば話は別。
苗床から生み出される兵隊魔族、人型で羽根持ちならこの水路は簡単に超えてしまえるそうなのです…。
「ですから、普段はこの水路には霧が立ち込めておりまして、魔族側でも不定期に人さらいの軍勢を振り向ける事がなければ、勝手に水路を超えて人族側の陸地に押し入るべからずの掟があったかと」
と、アルトさんの操り人形と化して魔王様を犯し終えたアスタロッテさんの方を見る剣聖様。
「イリヤの言う通り。それに我らは普段から多くの兵族を産まず、いくさの時に苗床から必要なだけ産んでいたと思って頂きたいのだ…我らも貴重な人を無駄に貪っていた訳ではないのだ…」
ふむふむ。
要は、必要のない魔族は普段、苗床に溶かして一体化しておいて、用事があれば苗床から生成していたのでしょう。
で。
(アスタロッテさん…早速だがやって欲しい事がある。だがその前に…ジョスリン、リシュリューからの駄洒落菌弾頭攻撃で人間側の人工大陸を網羅可能か調べてくれ。ダメならエマ子に頼むけど、出来れば改良型駄洒落菌を試したい)
え。
こないだポルトガルに偽女種化駄洒落菌を撒いて大変な事になったのは記憶に新しい話ですよ…なのにまた、使うのでしょうか…。
(ねーさん、今度は何するつもりですか…)
(単に背中撃ちする裏切り者を懲らしめるだけだって…それに、今回撒き散らす予定のやつは50%バージョンだぞ…全員女体化する訳じゃねぇんだから…)
でまぁ、マリアリーゼ陛下の計略を聞いた全員が固まります。
しかし…。
(あのさぁ、イリヤさんがよく知ってると思うけど、今の今までは魔族との戦いや被害担当をその、なんだ、リュネ王国ってのが受け持って来てて、他の3つの国はそれを支援してたんだろ?それが王族皆殺しで剣聖と勇者も所在不明になったから他3国はリュネの現状調査と防衛線構築、これまではまぁ良しとしようよ)
ま、まぁ…確かに筋が通らなくもない話でしょうけど…。
(しかし、剣聖も勇者も生きてたんだから、これは宣伝しないとならない訳じゃん。だからベラ子とアルトの立ち合いで、リュネの新しい王様にイリヤさんが就任して、新しい魔王との和睦も成立したのを他の人族の皆様に知ってもらってさ、その反応次第で対応変えたらいい話じゃんか)
「ところで、のこりの人の国がみっつ存在するそうですけど…そのくにぐにに、まおうの国をせめるだけのちからはあるのですか」と、お聞きになるアルトさん。
「ありません」きっぱりはっきりお申しになる、剣聖様。
「国防を担当する魔導士こそおれど、攻める力はないでしょう。痴女皇国の皆様ならいざ知らず、魔族は使い捨ての兵魔ですら元来、人の数倍の速度と力を誇ります」
確かにあの兵隊魔族、動きは早そうです。
「爆裂魔法を使う魔導士がいたとしても、その攻撃を避けてしまうのだよ…それに、我々は元来、攻め滅ぼすのではなく、あくまでも人を攫うか食いに向かうのが常、大兵力をもって人の国を滅するなどもってのほかだったのだ…先代魔王の代までは…」
と言うことは、やろうと思えばこの苗床から多くの軍勢を出せるようです。
「アスタロッテ、そもそもなぜ魔王は我らを滅せんばかりの戦力を出したのやら。そちらの都合と言われればそれまでですが、貴方は明らかに反対していたようですね」
「ああ、乱心としか言いようがない…でなくば、ソロモンとこのルキフグやベリエルも私に同調はしないだろう…」
と、傍の…髪の毛の長さや身長、そして着ておられるものこそ微妙に違いますが、概ねアスタロッテさんに類似のお姿の幹部魔族らしい方々が頷かれます。
「では、早速にも就任式とやらを執り行うべきでしょう」
「剣聖様ご健在と、穏健融和を唱えるアスタロッテ様のお姿を見て人どもがどのように致すか」
と言う訳で、その場に簡単な式場めいたものを準備しての撮影となります。
現在、人族大陸の上空にいるリシュリューから何機かの映像投影ドローンを発進させての中継映像放映を行うそうですが…。
「では、我らが世界の外におわす国の方であるが、今回のアスタロッテ様魔王就任にあたり、尽力を頂いた痴女皇国皇帝マリアヴェッラ様、並びに将軍アルトリーゼ様お立ち会いの下、人族代表たる剣聖より、アスタロッテ様を魔王と認める儀式を執り行いたい。これは我ら魔族が今後は人を襲って攫い食べぬ不殺の誓いを立てる屈辱の宣誓であるが、敢えて人どもに対する証として見せるものである…」
「見よ、マリアヴェッラ陛下とアルトリーゼ様の逸物を。この逸物の加護によって我ら魔族、人を食さずとも良うなったのである…」
どええええ、こんなん中継するのですか。
これは、あの問題彫像の聖母像や慈母観音像よりも強烈な、いわば生聖母の晒しもの。
そうです…魔族幹部のルキフグさんとベリエルさんと言われるお二方、そのままベラ子陛下とアルトさんのちんぽをお咥えになっておられますよ…。
「ううううう、なんであたしがこんな異世界に来てまでこのようなさらし者にいいいいい」
「べらこへいか、これもひとだすけなのです…あたくしどもの鬼さいぼうや女官種さいぼうをまぞくのみなさま、ひいてはひとびとにおくばりすることで、まほうを使ってもじゅみょうが伸びるようにするたいせつなぎしきなのですよ…」
ええ、敢えて「好き好んで仁王立ちしてちんぽ晒してません」というベラ子陛下の嘆き込みで、この中継は行われています。
そして、先程の魔王様強姦の副映像も込みで今、まさに人の住む方の大陸の主要都市上空にでかでかと投影されているはずなのです…この即尺劇。
しかし、剣聖様は堂々としたもの。
(乳も尻も出して戦う身ですから。アスタロッテもそうですが、我らの身には甲冑の類は逆に邪魔となってしまうのです…)
まぁ、これは痴女種でも似たようなもんですから仕方ないでしょう。
しかし、今から起きる事は…。
ええそうです、魔王は剣聖と勇者に服従し、逆に剣聖と勇者は魔王を助ける誓いを相互に立てるのです。
音声や文書ではなく、行動で示すのが肝心なのだそうです、アルトさんに言わせると…。
で。
何をするのか、はたまた…させるのか。
この場の指揮監督者らしいアルトさんにわざわざ尋ねずとも、既に儀式は始められています。
驚愕の光景、と申し上げるべきでしょうか。
いえ、行為自体は茸島の聖院学院神学部と女官用買春エリアはもちろん、痴女宮本宮の聖院学院寮・福祉部区画に行けば毎日毎午後毎晩観賞可能。
それどころか、下手をすれば目下の私の担当である灸場のハバナ西街区…優良罪人居住区で朝と言わず夕方と言わずに行けば眺められますよ。
ええそうです。
アルトさんの制御であるのは明らかなのですが、冬樹くんがその、12~13歳程度の少年の身体に似合わない大型ちんぽをアスタロッテさんのお尻に突っ込んでいるのです。
で、これをする理由とは…勇者扱いの冬樹くんが、アスタロッテさんを犯す事で人側から「新しい魔族の君主はこの人であると認めます。ついでに過去の確執もチャラにしてお互いに助け合いましょう」という手打ちの提案でもあるのだそうです、この承認おめこ…。
更には、四つん這いになっているアスタロッテさんのお尻を冬樹くんが突くだけではありません。
何と、アスタロッテさんはイリヤさんのちんぽを咥えるようにとアルトさんの指示が飛びました。
(さすがにこれは恥ずかしさの極み…しかし、こうして互いを求め合うように演出しなくばならぬ上に、卑猥な行為で人たちの目を惹きつける必要があるのも理解しております…ぐ…)
ええ、内心はこの強制露出プレイに涙目です、3名様ともに…。
(剣聖…言うな…私もこの屈辱に耐えているんだぞ…私がお前たちに犯され、あげく勇者の子を孕むなどとは汚辱の極み…しかしイリヤ、貴様お役目とは申せ、かような年端の行かぬ子の逸物だけ大人に育てて何を乳繰り合っておるのかと思ったが…)
(我らは苗床を使えぬ立場だったではないですか…異界の少年を召喚し、その精を取り込むことで魔毒の穢れを払って魔法を全力で使えるよう努めるのが剣聖の習わしであったのです…)
(わわわわわわイリヤ、それいじょう言わないでぇえええええっ!)
そーです、でかちんぽを与えられた冬樹くんの役目、これ以上私が詳細を語る必要なんてないと思いますよ、ええ。
(このイリヤさんの発言は本当のようですよ。魔族の皆様はあの苗床という血の池に浸かることで細胞をリカリカーレするみたいなのですが、人族の方々はそれ、できませんよね…)
では、この世界での人間の方々はどうしてたんでしょ。
純粋な日本人であり、魔法が使えない身体の冬樹くんの精液を取り込むことで魔毒に冒された細胞を更新する助けにしているのは、さすがの私にも理解はできますよ。
では、他の人族の方々はどうやって延命を図っていたのか。
これも、驚愕かつ衝撃的な話でした。
人を求めて散発的に攻めてくる兵隊魔族を迎撃する際、人間側にも少なからぬ被害が発生するのは決して珍しくはなかったようです。
そして、兵隊魔族がいくら強いと言っても、剣聖率いる精兵の前には敵とならずで、何体かは倒されていたようなのですよ。
魔毒に侵されている度合いが低いか、耐性のある肉をこうして利用するなどと、詳細を憚る凄惨な行為で、人族側は身体の魔毒汚染を浄化していたようなのです…うええええ…。
(だから、我々魔族側とて一方的に人を蹂躙していた訳ではないのだ…人側もそれなりに、我らに反撃を企ててはいたと思ってくれ…)
(魔族の本拠にまで攻め入る愚かな行為を控えていただけで、決して負けてばかりでもなかったのですよ…)
(ティアラちゃん…これ以上は、イリヤさんの記憶から引き上げたくない話なのです…)
ええ、ええ。私とて、げんなりしているベラ子陛下と同じ思いです。
この件だけですが。
(ティアラちゃんには白薔薇三銃士の一翼として、君主を想う心を持ち、以心伝心の仲であろうと心がけて欲しいのです…)
はいはいはいはいはいっ。
ほんまにもう、このエロ皇帝陛下はぁっ。
しかし、そのエロ皇帝の知識や記憶、先程の処置で、ある程度はアスタロッテさん以下の魔族の方々と…そしてイリヤさんや冬樹くんにも流れ込む結果となっています。
そう…おめこして子供を作る方法を捨てていた魔族の皆様はもちろん、人族の出の剣聖様も元来はあまり変態的ではなかったようなのです。
いえ、魔族との散発的な争いはもとより、リュネの背後に位置する三カ国との小競り合いめいた事すら起きていたようなのですよ。
人同士でいがみ合っていてどうするんですかと言いたくなりましたが、実際に足並み揃えて対・魔族戦線を張るほどには仲良しではなかったみたいですねぇ…。
で。
アルトさんとベラ子陛下。
いつの間に何をしてはるのですか。
人が、目を離した隙に。
ええ、魔族四天王の残りのお二人を犯しておられます。
コラっと怒りたくなる一瞬。
ですが、その次の話が驚愕でした。
「こ、これは魔王様にそちらの言う精気を与えるための儀式のようだ…」
あんあん言う傍でアスタロッテさんが何とかして声を出して下さいましたが…。
そして、びくびくとお尻を震わせて剣聖様と冬樹くんが射精したようですが、そのおこぼれを吸い取るかのごとく、アスタロッテさんの股間とお口に触手が伸びてきます。
(この精も今からの出来事には必要なようなので…)
「ふふふふふ、では、けんせい様もゆうしゃさまも、あすたろってさんをまぞくのあたらしい皇帝へいかにみとめて、まおうの上にいるそんざいであると見なすのにごういしたといたします。あすたろってさん、つぎは、けんせいの人が人のおうさまであることをぎゃくにみとめてさしあげてほしいのですが、その前に…」
「ええ、他の三カ国については、元来は魔王の軍勢に抗うためにリュネと協調するべきだったのはあたしにもわかります。しかし、国が滅びかねない大戦争の背後で乗っ取りを画策して軍隊を向けるとか、一体何をやっておられるのですか…」
このベラ子陛下の台詞は、空中映像投影で人側の大陸の要所要所に送られているはずです。
「では、せっかく人とまぞくがわぼくをなしとげたのに、いまだにりゅね王国をせめるきまんまんの他の国のひとたちには、むりやりにでもなかよしになってもらうことにしましょう」
この、アルトさんの宣言と相前後しますが、実はさっきからのおめこ生中継、人側の大陸に住まう人々を建物の外におびき出すためでもあったようです。
そして、リシュリューから駄洒落菌弾頭を発射するのしないのって話、出てましたよね。
ええ、行為の途中で、雨が降っていたのです、人側の大陸には。
この雨の正体は…お分かりでしょう。
(まず、人を若返らせるか、おめこできる年齢まで急速成長させる効果があります。ポルトガルの偽女種作戦で姉が投入した駄洒落菌弾頭の新型ヴェシオーネだそうです…)
(そして、男女比をおおむね5:5になるよう、女体化発症率は感染者の半分となる仕掛けを仕込んでるんだよ…)
(ほんまにねーさんも無茶言いますな…おっさんも泣いてましたよ、数分でここの人工大陸の人間の細胞解析して、発症率5割の駄洒落菌を培養してSSBM-20の生物兵器弾頭に仕立てろとか…)
で、こうして無理からに若返らせるのはまだしも、例の魔毒が貯まる件はどうなのでしょうか。
「では、あすたろってさん…おねがいしますよ…」
アルトさんの呼びかけに、黙って頷くアスタロッテさん。
その目が赤く光り、髪の毛も青がかった銀色から赤色に変色していきます。
ですが、上げた手の先は我々や剣聖様などではなく、血の池。
つまり、苗床です。
その苗床の水面がにわかに泡立ち、ざばざばと何かが這い上がって来ます。
それも、1体や2体ではありません。
見る間に何十何百もの人影が、続々と岸辺に這い上がっては、ルキフグさんとベリエルさんの指示に従って飛び上がって行きます。
その先は、どうやら空中に繋がる穴のようです。
で、這い上がって来た人らしきもの。
一言で言うと、アスタロッテさんたち魔族幹部と同じような姿です。
そして、エロSMボンデージ姿とでも言うべき装いをルキフグさんとベリエルさんが与えていますが、どうも魔法で一瞬のうちに生成しているようです。
便利ですね、魔法というのはともかく…問題は、その女性型でコウモリの羽を持つ上に、悪魔の尻尾を持った方々。
尻尾が、お尻だけではなく前にも生えています。
いえ、しっぽではなく、ちんぽですね。
(駄洒落菌)
(ベラ子陛下にだけは言われとうありません。それよりなんでこの…魔族の兵隊らしいのはわかるんですけど、素手はともかくちんぽ付いた状態で生み出されてるんですかっ)
(ティアラちゃん…皆まで言うななのです…この兵隊魔族の方々は、仲間割れしてリュネ王国を占領しようと企てた人々に今から罰を与えるため、イリヤさんの許しを得てアスタロッテさんが産み出したことにするのです…)
(それで合っております、マリアヴェッラ陛下)
(元来はこのような企て、剣聖の立場では許されるものではありません…しかし、アスタロッテが産み出したこの兵魔族は人を喰らい攫うのではなく、リュネに背いた国々の人々を犯しに行くのですから…言うなれば侵略されかけたリュネの地を、我らに代わって守り、反逆者に懲罰を与えてくれるようなもの。もはやこの兵魔族は私にとっては味方の軍勢、むしろこの者たちの戦果を喜ぶべきなのでしょう…)
えええええっ。
(そりゃ、自分の国を救おうとしてたイリヤさんからしたら、めちゃくちゃ怒る話でしょう…あたしでもこれは許可、出しますよ…)
(ぐふふふふふ、それに痴女種やおに細胞を持ったあくまのへいたいなのです…そして、おとこの人も女のひともあいてできるからだなのです…いいですかあすたろってさん、のるまはひとり1めいなのですよ…)
(御意。アルトリーゼ様のご意向通りに。そちらの手勢の精兵の方の誘導に従い、背後3カ国の人族は王族貴族兵士平民、ことごとくを犯すか搾り取るよう計らっております…)
そうです…この兵隊魔族のおねーさんたちは、今から人間側の大陸に渡って人々を強姦して魔族細胞を植え付けてくるのが役目だそうです…。
(これによって人族の寿命を伸ばす試みです。それはもう、見た目には魔族が人どもを蹂躙して片端から犯す姿にしか見えませぬでしょうが、実際には救命。そして兵は人族の新鮮な体液に含まれた魔毒の穢れ少ない人精を持ち帰って苗床に戻るのです…)
この兵隊魔族さんたち、どうも音速近くで飛べるようです。
その、何万体出すのか知りませんが、とにかく最低でも兵隊魔族お一人様につき、人間の男女どちらかを犯してくるように動くみたいですね…。
しかし、兵隊さんとかに反抗されないのでしょうか。
(ふほほほほほ、おに細胞がここできいてくるのです…あたくしがもっておったおに細胞ですから、あたくしと…そして、あたくしがみとめたあすたろってさんにさからえなくなるのです…)
げぇぇーーーっ!
な、なんだってーと叫びたくなりました。
ええ、痴女種…特に黒薔薇騎士団の団員さんがちんぽを出すと逆らえなくなるあれの、この世界版めいた仕掛けがあるようです。
「しかし、リュネ王国の人まであの魔族兵に襲わせるのもいかがなものか。ですよね、アスタロッテさんにイリヤさん」
「は、マリアヴェッラ様の申される通り。しかして、次の式は…」
「ええ、つぎはあすたろってさんが、にんげんのじょおうさまとしてけんせいの人をみとめてあげてほしいのです。さ、こんどはけんせいさまがよつんばいになって、ふゆきくんとおめこするのです…」
触手攻撃?からいち早く立ち直ったらしいベラ子陛下が申されます。
「それとイリヤさん…困った事が起きています。他の国がリュネ王国を侵略しようとする件自体は、痴女種化されたフランス特殊部隊によって国境線近くで押し留めているそうです、ですが…」
「まさか…私が戦死したり、魔王に捕らえられたなどの噂が広まっているのでは…」
ベラ子陛下の発言に、俄然、焦った反応を返される剣聖様。
…無理もないと思いますよ、ええ。
「それと、魔王の放った兵種と言うのですか、戦闘用の魔物によってリュネ城は一旦は陥落、王族や護衛兵は皆生きていないようです…」
(ジョスリーヌです。この惨劇によってリュネ兵は指揮系統を喪失。更には魔法でこの事実を探ったらしい他国は自国の防衛に向かうどころか、リュネ王国への挙兵を図った模様。名目はリュネ王国への支援と魔族退治ですが、実際にはかねて対魔族の先鋒となっていたリュネと他国との潜在的な軋轢が、ここへ来て顕在化したようです)
な、なんという事でしょうか。
ではここで、この人工天体とかいう宇宙空間に浮かんだ超・巨大お盆の上の陸地がどうなっているのか。
略図で見るとこんな感じだそうです。
↓人族側 ↓魔族側
海 ----- --- 海
海|他国1|リ|狭| 魔 |海
海|---|ュ|い| 王 |海
海|他国2|ネ|水| 領 |海
海|---|王|路| 大 |海
海|他国3|国| | 陸 |海
海 ----- --- 海
海海海海海海海海海海海海海海海
ものすごく乱暴な図で言うと、2つの大陸を隔てる狭い水道に一切の橋はかかっていません。
そして、流れも早くて船でも簡単に渡れないそうです。
ですが、羽根があれば話は別。
苗床から生み出される兵隊魔族、人型で羽根持ちならこの水路は簡単に超えてしまえるそうなのです…。
「ですから、普段はこの水路には霧が立ち込めておりまして、魔族側でも不定期に人さらいの軍勢を振り向ける事がなければ、勝手に水路を超えて人族側の陸地に押し入るべからずの掟があったかと」
と、アルトさんの操り人形と化して魔王様を犯し終えたアスタロッテさんの方を見る剣聖様。
「イリヤの言う通り。それに我らは普段から多くの兵族を産まず、いくさの時に苗床から必要なだけ産んでいたと思って頂きたいのだ…我らも貴重な人を無駄に貪っていた訳ではないのだ…」
ふむふむ。
要は、必要のない魔族は普段、苗床に溶かして一体化しておいて、用事があれば苗床から生成していたのでしょう。
で。
(アスタロッテさん…早速だがやって欲しい事がある。だがその前に…ジョスリン、リシュリューからの駄洒落菌弾頭攻撃で人間側の人工大陸を網羅可能か調べてくれ。ダメならエマ子に頼むけど、出来れば改良型駄洒落菌を試したい)
え。
こないだポルトガルに偽女種化駄洒落菌を撒いて大変な事になったのは記憶に新しい話ですよ…なのにまた、使うのでしょうか…。
(ねーさん、今度は何するつもりですか…)
(単に背中撃ちする裏切り者を懲らしめるだけだって…それに、今回撒き散らす予定のやつは50%バージョンだぞ…全員女体化する訳じゃねぇんだから…)
でまぁ、マリアリーゼ陛下の計略を聞いた全員が固まります。
しかし…。
(あのさぁ、イリヤさんがよく知ってると思うけど、今の今までは魔族との戦いや被害担当をその、なんだ、リュネ王国ってのが受け持って来てて、他の3つの国はそれを支援してたんだろ?それが王族皆殺しで剣聖と勇者も所在不明になったから他3国はリュネの現状調査と防衛線構築、これまではまぁ良しとしようよ)
ま、まぁ…確かに筋が通らなくもない話でしょうけど…。
(しかし、剣聖も勇者も生きてたんだから、これは宣伝しないとならない訳じゃん。だからベラ子とアルトの立ち合いで、リュネの新しい王様にイリヤさんが就任して、新しい魔王との和睦も成立したのを他の人族の皆様に知ってもらってさ、その反応次第で対応変えたらいい話じゃんか)
「ところで、のこりの人の国がみっつ存在するそうですけど…そのくにぐにに、まおうの国をせめるだけのちからはあるのですか」と、お聞きになるアルトさん。
「ありません」きっぱりはっきりお申しになる、剣聖様。
「国防を担当する魔導士こそおれど、攻める力はないでしょう。痴女皇国の皆様ならいざ知らず、魔族は使い捨ての兵魔ですら元来、人の数倍の速度と力を誇ります」
確かにあの兵隊魔族、動きは早そうです。
「爆裂魔法を使う魔導士がいたとしても、その攻撃を避けてしまうのだよ…それに、我々は元来、攻め滅ぼすのではなく、あくまでも人を攫うか食いに向かうのが常、大兵力をもって人の国を滅するなどもってのほかだったのだ…先代魔王の代までは…」
と言うことは、やろうと思えばこの苗床から多くの軍勢を出せるようです。
「アスタロッテ、そもそもなぜ魔王は我らを滅せんばかりの戦力を出したのやら。そちらの都合と言われればそれまでですが、貴方は明らかに反対していたようですね」
「ああ、乱心としか言いようがない…でなくば、ソロモンとこのルキフグやベリエルも私に同調はしないだろう…」
と、傍の…髪の毛の長さや身長、そして着ておられるものこそ微妙に違いますが、概ねアスタロッテさんに類似のお姿の幹部魔族らしい方々が頷かれます。
「では、早速にも就任式とやらを執り行うべきでしょう」
「剣聖様ご健在と、穏健融和を唱えるアスタロッテ様のお姿を見て人どもがどのように致すか」
と言う訳で、その場に簡単な式場めいたものを準備しての撮影となります。
現在、人族大陸の上空にいるリシュリューから何機かの映像投影ドローンを発進させての中継映像放映を行うそうですが…。
「では、我らが世界の外におわす国の方であるが、今回のアスタロッテ様魔王就任にあたり、尽力を頂いた痴女皇国皇帝マリアヴェッラ様、並びに将軍アルトリーゼ様お立ち会いの下、人族代表たる剣聖より、アスタロッテ様を魔王と認める儀式を執り行いたい。これは我ら魔族が今後は人を襲って攫い食べぬ不殺の誓いを立てる屈辱の宣誓であるが、敢えて人どもに対する証として見せるものである…」
「見よ、マリアヴェッラ陛下とアルトリーゼ様の逸物を。この逸物の加護によって我ら魔族、人を食さずとも良うなったのである…」
どええええ、こんなん中継するのですか。
これは、あの問題彫像の聖母像や慈母観音像よりも強烈な、いわば生聖母の晒しもの。
そうです…魔族幹部のルキフグさんとベリエルさんと言われるお二方、そのままベラ子陛下とアルトさんのちんぽをお咥えになっておられますよ…。
「ううううう、なんであたしがこんな異世界に来てまでこのようなさらし者にいいいいい」
「べらこへいか、これもひとだすけなのです…あたくしどもの鬼さいぼうや女官種さいぼうをまぞくのみなさま、ひいてはひとびとにおくばりすることで、まほうを使ってもじゅみょうが伸びるようにするたいせつなぎしきなのですよ…」
ええ、敢えて「好き好んで仁王立ちしてちんぽ晒してません」というベラ子陛下の嘆き込みで、この中継は行われています。
そして、先程の魔王様強姦の副映像も込みで今、まさに人の住む方の大陸の主要都市上空にでかでかと投影されているはずなのです…この即尺劇。
しかし、剣聖様は堂々としたもの。
(乳も尻も出して戦う身ですから。アスタロッテもそうですが、我らの身には甲冑の類は逆に邪魔となってしまうのです…)
まぁ、これは痴女種でも似たようなもんですから仕方ないでしょう。
しかし、今から起きる事は…。
ええそうです、魔王は剣聖と勇者に服従し、逆に剣聖と勇者は魔王を助ける誓いを相互に立てるのです。
音声や文書ではなく、行動で示すのが肝心なのだそうです、アルトさんに言わせると…。
で。
何をするのか、はたまた…させるのか。
この場の指揮監督者らしいアルトさんにわざわざ尋ねずとも、既に儀式は始められています。
驚愕の光景、と申し上げるべきでしょうか。
いえ、行為自体は茸島の聖院学院神学部と女官用買春エリアはもちろん、痴女宮本宮の聖院学院寮・福祉部区画に行けば毎日毎午後毎晩観賞可能。
それどころか、下手をすれば目下の私の担当である灸場のハバナ西街区…優良罪人居住区で朝と言わず夕方と言わずに行けば眺められますよ。
ええそうです。
アルトさんの制御であるのは明らかなのですが、冬樹くんがその、12~13歳程度の少年の身体に似合わない大型ちんぽをアスタロッテさんのお尻に突っ込んでいるのです。
で、これをする理由とは…勇者扱いの冬樹くんが、アスタロッテさんを犯す事で人側から「新しい魔族の君主はこの人であると認めます。ついでに過去の確執もチャラにしてお互いに助け合いましょう」という手打ちの提案でもあるのだそうです、この承認おめこ…。
更には、四つん這いになっているアスタロッテさんのお尻を冬樹くんが突くだけではありません。
何と、アスタロッテさんはイリヤさんのちんぽを咥えるようにとアルトさんの指示が飛びました。
(さすがにこれは恥ずかしさの極み…しかし、こうして互いを求め合うように演出しなくばならぬ上に、卑猥な行為で人たちの目を惹きつける必要があるのも理解しております…ぐ…)
ええ、内心はこの強制露出プレイに涙目です、3名様ともに…。
(剣聖…言うな…私もこの屈辱に耐えているんだぞ…私がお前たちに犯され、あげく勇者の子を孕むなどとは汚辱の極み…しかしイリヤ、貴様お役目とは申せ、かような年端の行かぬ子の逸物だけ大人に育てて何を乳繰り合っておるのかと思ったが…)
(我らは苗床を使えぬ立場だったではないですか…異界の少年を召喚し、その精を取り込むことで魔毒の穢れを払って魔法を全力で使えるよう努めるのが剣聖の習わしであったのです…)
(わわわわわわイリヤ、それいじょう言わないでぇえええええっ!)
そーです、でかちんぽを与えられた冬樹くんの役目、これ以上私が詳細を語る必要なんてないと思いますよ、ええ。
(このイリヤさんの発言は本当のようですよ。魔族の皆様はあの苗床という血の池に浸かることで細胞をリカリカーレするみたいなのですが、人族の方々はそれ、できませんよね…)
では、この世界での人間の方々はどうしてたんでしょ。
純粋な日本人であり、魔法が使えない身体の冬樹くんの精液を取り込むことで魔毒に冒された細胞を更新する助けにしているのは、さすがの私にも理解はできますよ。
では、他の人族の方々はどうやって延命を図っていたのか。
これも、驚愕かつ衝撃的な話でした。
人を求めて散発的に攻めてくる兵隊魔族を迎撃する際、人間側にも少なからぬ被害が発生するのは決して珍しくはなかったようです。
そして、兵隊魔族がいくら強いと言っても、剣聖率いる精兵の前には敵とならずで、何体かは倒されていたようなのですよ。
魔毒に侵されている度合いが低いか、耐性のある肉をこうして利用するなどと、詳細を憚る凄惨な行為で、人族側は身体の魔毒汚染を浄化していたようなのです…うええええ…。
(だから、我々魔族側とて一方的に人を蹂躙していた訳ではないのだ…人側もそれなりに、我らに反撃を企ててはいたと思ってくれ…)
(魔族の本拠にまで攻め入る愚かな行為を控えていただけで、決して負けてばかりでもなかったのですよ…)
(ティアラちゃん…これ以上は、イリヤさんの記憶から引き上げたくない話なのです…)
ええ、ええ。私とて、げんなりしているベラ子陛下と同じ思いです。
この件だけですが。
(ティアラちゃんには白薔薇三銃士の一翼として、君主を想う心を持ち、以心伝心の仲であろうと心がけて欲しいのです…)
はいはいはいはいはいっ。
ほんまにもう、このエロ皇帝陛下はぁっ。
しかし、そのエロ皇帝の知識や記憶、先程の処置で、ある程度はアスタロッテさん以下の魔族の方々と…そしてイリヤさんや冬樹くんにも流れ込む結果となっています。
そう…おめこして子供を作る方法を捨てていた魔族の皆様はもちろん、人族の出の剣聖様も元来はあまり変態的ではなかったようなのです。
いえ、魔族との散発的な争いはもとより、リュネの背後に位置する三カ国との小競り合いめいた事すら起きていたようなのですよ。
人同士でいがみ合っていてどうするんですかと言いたくなりましたが、実際に足並み揃えて対・魔族戦線を張るほどには仲良しではなかったみたいですねぇ…。
で。
アルトさんとベラ子陛下。
いつの間に何をしてはるのですか。
人が、目を離した隙に。
ええ、魔族四天王の残りのお二人を犯しておられます。
コラっと怒りたくなる一瞬。
ですが、その次の話が驚愕でした。
「こ、これは魔王様にそちらの言う精気を与えるための儀式のようだ…」
あんあん言う傍でアスタロッテさんが何とかして声を出して下さいましたが…。
そして、びくびくとお尻を震わせて剣聖様と冬樹くんが射精したようですが、そのおこぼれを吸い取るかのごとく、アスタロッテさんの股間とお口に触手が伸びてきます。
(この精も今からの出来事には必要なようなので…)
「ふふふふふ、では、けんせい様もゆうしゃさまも、あすたろってさんをまぞくのあたらしい皇帝へいかにみとめて、まおうの上にいるそんざいであると見なすのにごういしたといたします。あすたろってさん、つぎは、けんせいの人が人のおうさまであることをぎゃくにみとめてさしあげてほしいのですが、その前に…」
「ええ、他の三カ国については、元来は魔王の軍勢に抗うためにリュネと協調するべきだったのはあたしにもわかります。しかし、国が滅びかねない大戦争の背後で乗っ取りを画策して軍隊を向けるとか、一体何をやっておられるのですか…」
このベラ子陛下の台詞は、空中映像投影で人側の大陸の要所要所に送られているはずです。
「では、せっかく人とまぞくがわぼくをなしとげたのに、いまだにりゅね王国をせめるきまんまんの他の国のひとたちには、むりやりにでもなかよしになってもらうことにしましょう」
この、アルトさんの宣言と相前後しますが、実はさっきからのおめこ生中継、人側の大陸に住まう人々を建物の外におびき出すためでもあったようです。
そして、リシュリューから駄洒落菌弾頭を発射するのしないのって話、出てましたよね。
ええ、行為の途中で、雨が降っていたのです、人側の大陸には。
この雨の正体は…お分かりでしょう。
(まず、人を若返らせるか、おめこできる年齢まで急速成長させる効果があります。ポルトガルの偽女種作戦で姉が投入した駄洒落菌弾頭の新型ヴェシオーネだそうです…)
(そして、男女比をおおむね5:5になるよう、女体化発症率は感染者の半分となる仕掛けを仕込んでるんだよ…)
(ほんまにねーさんも無茶言いますな…おっさんも泣いてましたよ、数分でここの人工大陸の人間の細胞解析して、発症率5割の駄洒落菌を培養してSSBM-20の生物兵器弾頭に仕立てろとか…)
で、こうして無理からに若返らせるのはまだしも、例の魔毒が貯まる件はどうなのでしょうか。
「では、あすたろってさん…おねがいしますよ…」
アルトさんの呼びかけに、黙って頷くアスタロッテさん。
その目が赤く光り、髪の毛も青がかった銀色から赤色に変色していきます。
ですが、上げた手の先は我々や剣聖様などではなく、血の池。
つまり、苗床です。
その苗床の水面がにわかに泡立ち、ざばざばと何かが這い上がって来ます。
それも、1体や2体ではありません。
見る間に何十何百もの人影が、続々と岸辺に這い上がっては、ルキフグさんとベリエルさんの指示に従って飛び上がって行きます。
その先は、どうやら空中に繋がる穴のようです。
で、這い上がって来た人らしきもの。
一言で言うと、アスタロッテさんたち魔族幹部と同じような姿です。
そして、エロSMボンデージ姿とでも言うべき装いをルキフグさんとベリエルさんが与えていますが、どうも魔法で一瞬のうちに生成しているようです。
便利ですね、魔法というのはともかく…問題は、その女性型でコウモリの羽を持つ上に、悪魔の尻尾を持った方々。
尻尾が、お尻だけではなく前にも生えています。
いえ、しっぽではなく、ちんぽですね。
(駄洒落菌)
(ベラ子陛下にだけは言われとうありません。それよりなんでこの…魔族の兵隊らしいのはわかるんですけど、素手はともかくちんぽ付いた状態で生み出されてるんですかっ)
(ティアラちゃん…皆まで言うななのです…この兵隊魔族の方々は、仲間割れしてリュネ王国を占領しようと企てた人々に今から罰を与えるため、イリヤさんの許しを得てアスタロッテさんが産み出したことにするのです…)
(それで合っております、マリアヴェッラ陛下)
(元来はこのような企て、剣聖の立場では許されるものではありません…しかし、アスタロッテが産み出したこの兵魔族は人を喰らい攫うのではなく、リュネに背いた国々の人々を犯しに行くのですから…言うなれば侵略されかけたリュネの地を、我らに代わって守り、反逆者に懲罰を与えてくれるようなもの。もはやこの兵魔族は私にとっては味方の軍勢、むしろこの者たちの戦果を喜ぶべきなのでしょう…)
えええええっ。
(そりゃ、自分の国を救おうとしてたイリヤさんからしたら、めちゃくちゃ怒る話でしょう…あたしでもこれは許可、出しますよ…)
(ぐふふふふふ、それに痴女種やおに細胞を持ったあくまのへいたいなのです…そして、おとこの人も女のひともあいてできるからだなのです…いいですかあすたろってさん、のるまはひとり1めいなのですよ…)
(御意。アルトリーゼ様のご意向通りに。そちらの手勢の精兵の方の誘導に従い、背後3カ国の人族は王族貴族兵士平民、ことごとくを犯すか搾り取るよう計らっております…)
そうです…この兵隊魔族のおねーさんたちは、今から人間側の大陸に渡って人々を強姦して魔族細胞を植え付けてくるのが役目だそうです…。
(これによって人族の寿命を伸ばす試みです。それはもう、見た目には魔族が人どもを蹂躙して片端から犯す姿にしか見えませぬでしょうが、実際には救命。そして兵は人族の新鮮な体液に含まれた魔毒の穢れ少ない人精を持ち帰って苗床に戻るのです…)
この兵隊魔族さんたち、どうも音速近くで飛べるようです。
その、何万体出すのか知りませんが、とにかく最低でも兵隊魔族お一人様につき、人間の男女どちらかを犯してくるように動くみたいですね…。
しかし、兵隊さんとかに反抗されないのでしょうか。
(ふほほほほほ、おに細胞がここできいてくるのです…あたくしがもっておったおに細胞ですから、あたくしと…そして、あたくしがみとめたあすたろってさんにさからえなくなるのです…)
げぇぇーーーっ!
な、なんだってーと叫びたくなりました。
ええ、痴女種…特に黒薔薇騎士団の団員さんがちんぽを出すと逆らえなくなるあれの、この世界版めいた仕掛けがあるようです。
「しかし、リュネ王国の人まであの魔族兵に襲わせるのもいかがなものか。ですよね、アスタロッテさんにイリヤさん」
「は、マリアヴェッラ様の申される通り。しかして、次の式は…」
「ええ、つぎはあすたろってさんが、にんげんのじょおうさまとしてけんせいの人をみとめてあげてほしいのです。さ、こんどはけんせいさまがよつんばいになって、ふゆきくんとおめこするのです…」
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