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助平捕鯨物語…侵略烏賊退治・3

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ぬぬぬ。

(ベラ子陛下、南洋島の缶詰娘のマルハレータですが)

(何か怨念のようなものを一瞬、感じましたけど、何でしょうか。まだ例の死霊の盆踊りの季節ではありませんよ)
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/144/

(あの盆踊りの習得、私もするんですよね…と言うのはともかくですね)

(南洋行政局管内がおめこ漬け、業務報告すら紙や聖環ではなくおめこ中の意識共有を利用して行っているのは聞いていますが知りません。あれは行政局長の趣味であると)

(へぇか。あれ、陰でやらせている存在が以下略)

(オリューレさん。このコンク貝に吸口吹き口を取り付けて、とあるナイスでクリスタルな運動の際に吹かせる鳴らし方をあたしは試したくなったのですけど)

(口封じの方法としては最低で下品極まりないと思います。まるで脇毛を見せびらかすような)

まぁともかく、マルハちゃんの話では、確かに南洋慈母寺の数を考えるとチンポネックスの配達や在庫管理はめっちゃめんどくさい仕事らしいのです。

と言うのも、南洋島、痴女島ほどではないにせよ熱帯雨林系。

もっか南洋の各地に開山させている慈母寺、規格品に近い形のものを規模に応じてぽんぽんとエマ助が設置していったのですが、その工法だと普通は絶対に並行して行われるべき行程が省略されてしまいます。

そう…寺院や付随村落の建設資材を送り込むべき道路がろくに整備されていない状態で、お寺と住宅と…田畑用地だけが忽然こつぜんと整備されてしまうのです…。

なんという手抜き工法。

(っていうかいくつかの慈母寺作った段階で、肝心の道がないってみんなに言われまして…)

なんという間抜けな。

エマちゃんの本当の正体を知っている立場としては、我が娘でもある存在なので、完璧を期すように努力を促すしかありません。

でまぁ、エマ助も頑張って分体を出しに出して追加工事を進めているのですが。

(何かこう、別のもん出してるような表現やめて頂けまへんか、かーさま)

(それが嫌ならさっさと道を作ってあげるのです…)

というのも、南洋島はその東西中央部に山脈が居座っています。

かろうじてその山脈が途切れて平地になってるのが他ならぬスマランからボロブドゥール、そしてジョクジャカルタからインド洋に至る南北の一帯なのですが、そこを除けば山また山が南洋島の地形の基本。

ですので、山中に段々畑や棚田…そして慈母寺や集落を作ると、必然的にそこへの道は山道になります。

そして、豪雨の際の崩落を予防するルート選定や施工を要するため、エマ助お得意の一瞬施工を実施するにしてもその前段階の調査に時間を要するようなのです。

で、今の時点で一番簡単な物資運搬方法。

連邦世界のエベレスト他の登山とか、はたまたアルプス越えの現金密輸ルートまがい。

ええ、痴女種女官が荷物を担いで山間を踏破するのが一番、確実で早いそうなのです…。

という訳で、経験豊富な痴女種を擁するところに応援を依頼しましたが。

(なんでバイヨンヌの1er RPIMaをこう言う苦力任務に投入させるのですか、このパスタ女…イタリア陸軍に頼まんのですかっ)

(かつてのアメリカ軍でさえデルタやグリーンベレーを東日本大震災復旧に投入して頂けたのも今は昔、習志野に依頼する案もあったのですが、今のところ連邦世界の軍事力を拝借するに当たって最も話が手っ取り早いのがフランス共和国なのを幸運に思うのですよカエル女ぁっ)

(ではせめて宙兵陸戦隊に依頼すべき。加えて小官は、普通のの任務であれば逆に避けて通るべき獣道の作成までをやらされているフランス最強と言っていい特殊陸戦部隊員きってのエリトたちの嘆きや悲しみを大統領閣下の子女お二人と共に一身で引き受ける立場なのですよ?)

(フランス人の慰労はフランス人に一任すべきなのです…そのためにリシュリュー級全艦の痴女皇国世界来航許可も出したのです…)

(イタリア人の売春婦は世界一ィイイイイイ!ではないのでしょうか)

(最近では求人難のスペインが質の向上著しいという噂。かつてブローニュやサン・ドニを擁していた売春大国フランスがそれでいいのですか。共和国民の誇りはないのですかジョスリン)

(売春世界一は芋野郎に譲りたいのですがね)

などと言い合っとりますが、実のところフランス軍…特に特殊戦部隊は、別のとある目的のためにもインドネシアいやもとい南洋島…特に東側と、南洋島東部のそこそこ大きな島への調査をお願いしています。

そう、闇堕ちマリアやこんにちわ、マリアの方をお読みの方ならばお察しの「競牛事案」とでもいうべき例の一件の解決に向け、この時点ですでに痴女皇国内部では動きがあったのですよ…。

まぁ、南洋島の件はともかく、コンク貝の件。

有望な産地の島の上空にテンプレスを一瞬で移動させて着水後、何匹かアルトさんに捕まえてもらいます。

更にはクレーゼおばさまに連絡して、痴女島門前市場の生鮮魚介専門商人が設置している生簀いけすのうち、空いているものにそのサンプル貝を送り込みます。

で、温帯域での育成はどうか。

これは茸島のファインテックにも生体サンプルを転送で送り込み、原種のままで育成可能か変種化が必要かを判断してもらう事にします。

ええ、ペルシャ湾や志摩の海、更には沖縄近海で養殖が可能かを調べようという事です。

(話が早いですね。せっかくですからそのセントヴィンセント島でゆっくりなさっては)

(我々はあくまで今回、灸場きゅうばの視察が主体。例え連邦世界同様に風光明媚な観光資源に満ち満ちた島であろうとも、今は後ろ髪引かれながら灸場に戻るのです…)

(グァンタナモ行きの列車は何時だったかなぁ)

(あれは労働者を運ぶため朝夕しか走らせていないとパイセンに聞いていますがっ)

(ふっ、行政顧問権限で総督用視察電車を走らせるまで)

(逃しませんよ)

(ちょっとお待ちなさいティアラっ)

え。

どうも、海賊騎士団のジャンヌ団長のおせっきょうがあるようです…。

で、再びハバナ港に入港したテンプレスですが、ハバナ行政事務所もここにあるというカバーニャとりでに来てくれと、海賊騎士団のジャンヌ団長に言われます。

(すみません…その代わりにティアラは捕まえておきますから…)

(いえいえ…どうも真面目なお説教のようで…)

で、迎えに来て頂いたダンケ号に乗って砦の中に招かれますと。

行政支局長室の中には、床に正座してお説教を受けているティアラちゃんの哀れな姿が。

「いいですか…昨今、この灸場の精気授受成績を抜いて支部トップに躍り出ようかという勢いの南洋行政局について、手厚い支援が寄せられているのは月間痴女宮の掲載記事にもある通り。逆に私たちがカイゼンを見せないと、せっかく頂いた壊され号は○らっくすやセコいや号とて召し上げられかねません」

はぁ…。

「更には、聞けば南洋の地は確かに人口不足。しかし例の人口増加装置を設置頂いているのみならず、比丘尼国と提携しての女官生産を受託なさったのであれば、ベラ子陛下の目は我らより南洋に向きかねません」

(実はそれがめんどくさいからオリューレさんに丸投げぶん投げ任せっぱなしなのは内緒で)

(と言いながらたまに茸島経由でこっち来てベテハリ食べているのは誰なのですか)

「まぁ、副音声はともかく、実際のところ灸場の人口をこれ以上増やそうとすればより大規模な開発を推進するか、はたまた廃地の東側や他の未開発の島々に目を向けざるを得ないでしょう。そして中米行政支局昇格の話もある中、南米大陸沿岸地までもが我々に任されようとしているとあっては女官生産に注力せざるを得ないかも知れません、これはわかりますね…」

(実はオリューレ局長の入れ知恵でもあります、このお説教)

(見ざる聞かざる言わざる。続けてください)

「そんな逼迫ひっぱくした状況にあるこの海賊共和国界隈にあって、ベラ子陛下じきじきのご来臨というまたとない機会を逃して逃げ回るとはなんたる醜態しゅうたいっ。海賊共和国に寄食するならば海賊精神を忘れられては困りますよ…ティアラ…」

「略奪は的確に、遁走も的確に…ではなかったのでしょうか…」

「確かに逃げどきを誤り下手へたを打って捕まった阿呆も海賊の中に少なからず。だからこそ獲物を見極める目が必要なのです。それにこの獲物は自らオレンジとフライパンを背負ってこちらへと向かって来るのですよ、逃げる阿呆がおりますか」

ああ、ジャンヌさんの方からすると、要するにカモがネギを背負って来てくれているように見えるのですね、今のあたし…。

「なるほど、ジャンヌ団長がティアラちゃんを叱る主旨も理解できなくはありません。要は、あたしがここに来ているのに接待も案内もせずに何を逃げようとしているのか。海賊ならば逃げたら追われるのも知っているだろうと」

「左様でございます、陛下。で、実のところですね…」

とまぁ、ティアラちゃんの正座を解いてもらってから話を継続して頂きますと。

「良質の快感王かかお…すなわちチョコレート生産のためには中米から南米沿岸にかけての快感王かかお産地の開発が必須。しかし、あの界隈…正直、海賊共和国の既存人材ではしんどい場所なのですよ…」

(実際、産地で勃起の硬さが変わるのですよ…快感王をチョコレートに仕上げた際の食感も露骨に違いますし…高級快感王になりそうなものほど密林を分け入り切り拓いて栽培する必要があるようです)

(南洋界隈で採れる快感王でも似た傾向、出てますよ…)

「ああ、密林地帯なのですね」

「そこで我々は、後見支部たるスペインに支援を求めました。更には英国支部にも声をかけたのですが…」

「そうなのですよ、色良い返事が得られずという状況でして」

ああ、なるほど…各支部員も駆り出されて泣いた春先の泥濘地状態での行動を余儀なくされた北方帝国攻略戦が尾を引いているのですね…。

「ですが、我が南洋行政局管轄下の橙騎士団員であれば日常的にそうした植生と地形に接しています。で、私の母国を抑える件さえ早めて頂きますと、ウィレミを通じて支援は可能になるかと」と、ここでマルハちゃんがとんでもない発言を繰り出します。

すなわち、これは球根詐欺国を平定すればそこから戦力や開拓部隊を送り込む目処が立つので、早よオランダしばいて下さいというマルハちゃんの直訴要請。

「つまり、マルハちゃんは南洋の兵力すら逆に欧州に振り向けてでも球根詐欺国を押さえたいと」

「ぶっちゃけうちの国って小さいですから、ディードと私が行くだけで下手すりゃ制圧できるんですよ。まぁ、後の事もありますから橙騎士団員を10名から20名送り込む必要があるのと、流石にあの国に慈母寺を作ると隣近所の支部と体制が変わってしまいますから、聖母教会向けの尼僧教育履修者を何名か都合頂きたいところですかね」

と、かなり具体的に考えたであろう構想をすらすら披露するマルハちゃん。

(ティアラ…これも私が逃げるなって言ってる理由です…マルハレータ王女、かなり有能な人材と見ておいて良いですよ…)

(つまり、仕事が出来る人間にはそれだけ支援も手厚くなると…)

ええ、ジャンヌさんはティアラちゃんを焦らせる作戦のようです…。

ですが、マルハちゃんにしても実権確保のために焦る理由があるみたいなのですよね。

という訳で、オリューレさんとカルノ君はジャンヌさんにお任せして、あたしはティアラちゃんとマルハちゃんを連れ出す事にします。

で、名目は灸場に降ろしたセコいや号の運転習熟。

ティアラちゃんの運転で、あたしとマルハちゃんは後席に座ります。

で、ここで驚愕の事態が。

マルハちゃんの手があたしの股間に、ごく自然に伸びてくるのです。

そして取り出されるぴーたーのーす。

どないなっとんねん。

「どうも私の身体を使った新機能の試験らしいのです。私と相対した女官は私に合わせて力を抑制されるようなのですが…ベラ子陛下、これはそれが効いている状態なのでしょうか」

と、あたしの反応を伺いながらちんぽをいじくり回し、更には咥え始めますが。

「ちょちょちょ、私は運転中ですがぁっ」

「お言葉ですが聖隷騎士様ディンスフラウ、こうしてベラ子陛下カイゼーリンを籠絡してでも事を進めねばならぬ切迫した状況が南洋では今、起きつつあるのです。マデマイセレ・ナカイもメフラウ・オリューレに世話になった立場、その辺の話を聞いとらんのですか…」

ええ、ティアラちゃんの方を向いて「お前そんなんも知らんのか」という目を向けているマルハちゃんですけど。

そして、自らあたしに跨ってくるマルハちゃん。

(本当にこの女は鈍いですわね…事が落ち着いたら灸場、スパーニャスペインではなく私かウィレミーナが後見しましょうか?下手すれば今の2倍近くの成績、出して差し上げますわよ…)

ええ、あたしと迂闊にと生命の危険があると分かっていてもこうして積極性を発揮する切実な理由があるというからこそ、この3人だけの場を作ったのです。

(ええー…それはいくら何でも越権行為…)

(ふんっ、商機を逃す者はとろくさいという評価を貰うだけの存在。何でしたら球根詐欺国がこのカリブに抑えているBES諸島、あそこは砂糖製造が出来なくもありません。マデマイセレおじょうさま、疑うようならば面積当たりの砂糖生産量、来年に再度統計を取った時の今年との差を見比べてご覧なさいな…)

そして、この子…マルハちゃんは実のところはかなり交戦的というか、商人国家の王族らしい機敏さと押しの強さがありますね。確実に格上かつ、肉体年齢でも上のティアラちゃんを堂々、お嬢様呼ばわり…これは敬意を払っているのではなく、明らかに世間知らずのお子様扱いしてるぞという貴族言葉でしょう。

それと、南洋王国からも球根詐欺国からも遠いカリブに農業製品の生産管理者を送り込む程度の余裕、こっちにはあるぞとアピールしてるのですよ…。

(それにですね、何もメフラウに世話になったのはマデマイセレ、貴女だけではないのよ…更に言うとこちらは今もお世話になってるの。そのメフラウの窮地を救うためにも、私ですらここまでやれるのに貴女は一体全体、何をしておいでなのかしら?)

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じょすりん「お願いですから第一降下落下傘連隊にtravailleur(dokata-shigoto)だけは」

べらこ「昨今の軍隊は人道的支援も重要任務、共和国の栄光ある優秀部隊でしょうがそこっ」

じょすりん「あのー、DGSEと連携作戦取ってヨゴレシゴトもする特殊作戦部隊ですよ…」

べらこ「米軍のデルタと何が違うのですかぁっ」

じーな「まぁまぁ…でな、うちのツテで信太山に頼もうかとかいう話もあったんやけど、さすがに熱帯の経験は薄いとか言われたんやが、これには実は裏がある」

じょすりん「ほうほう」

じーな「まず自衛軍は自衛隊時代同様で日本の国防が基本やから、海外出動となると連邦を経由するのが筋やんか。んで、宙兵隊経由で防衛省に話したら、陸上自衛軍の拠点である市ヶ谷と、そしてうちがTAPPS操縦研修を受けた際にお世話になった過程で人脈がある伊丹から密かなるお返事が返ってきてな…あそこは痴女皇国に来さすと売春関係で問題を起こしそうな隊員の溜まり場らしいから、なるべくならば痴女皇国に行かせたくない言うんが本音らしいんや…で、ジョスリンに頼む方が話が早いやろと…」

じょすりん「つまり、閣下はよりによって問題部隊でTAPPSの操縦を習ったと」

じーな「当時のうちのヤサ…天王寺の領事館から近い配備部隊の駐屯地が信太山やったんや…しかも、沖縄時代の知り合いがおるとか会社ふっとわーくの社員行きつけのアレの店の経営者が義父おやじの同級生とか新地絡みの人脈があってな…」

べらこ「軍人としての人脈でないのがかーさまらしいですね…」

じーな「しゃあないがな…で、連隊内の裏情報が入るわ入るわ。あまりに不憫に思った件については後ろダマみかたうちが発生するのも見過ごせんし、訓練終了間際に伊丹の師団本部とか市ヶ谷に内部事情報告入れといたったけどな…」

じょすりん「閣下は結構セワヤキです。小官も痴女皇国着任当時セワヲヤカレましたので悪くは言えませんが」

じーな「それと、DGSEをインドネシア、いや南洋島に投入してもろたんはマリ公からの依頼でもあるのや…」

じょすりん「そーなのですよ。このアルト閣下の枠のお話からは少し先になるのですが、本当にフランス海兵隊としての戦力投入支援が発生したのは、ミセイネンオーケーワクで出ておりましたね…」
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/141/

まるは「更に申し上げますと、この件ではなぜか私とディードが南洋側の指揮官としてコープシェフ・ジョスリーヌにお世話になっています。ええ、とんでもない事が起きたので、未読の方は是非そっちもお読み頂きたいと…」

じょすりん「途中でアダルトワクにもなりますよ」
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/217/

てぃあら「私は一体どうなるのでしょうか…」

まるは「なぁに心配いりませんわ、痛いのは最初のうち…」

べらこ「これこれ」

まるは「缶詰にするだけですわよっ」

あると「で、てぃあらちゃんがほんとにかんづめになるかは次回をおたのしみになのです…」

まるは「死なばもろとも、缶詰仲間にして差し上げますわっ」

てぃあら「いやあああああああ」
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