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助平捕鯨物語…侵略烏賊退治・1

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皆様ボンジョルノ、マリアヴェッラです。

さて今回は、カリブ海は青い山脈ぶるまんなる高級珈琲淫かふぇいん豆の産地たる邪魔烏賊じゃまいか島よりお送りいたします。

「陛下。私の顔を見るために捕鯨船団まで結団するって何なんですか…いくら痴女皇国で、しかもマリアリーゼ陛下肝煎りの事業と言っても無茶が過ぎませんか…」

ええ、ティアラちゃんの嘆きは無視します。

それにこの烏賊退治、今からお話ししますが、その経緯に痴女皇国は無関係です知りません烏賊漁でもクジラ漁でも好きにせぇとは到底言えない、いわばあたしたちの分の引責補償行為でもあったのです…。

では、何がどうなってこうなったのか…とりあえず、お聞きください。

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で。

こういう表題を出しておきながら、既に烏賊退治が終わっているの、天の声はどういう風に言い訳するのでしょうか。

「しかしのぅ、おんしらの言い分もわかるんじゃがの、人に悪さしたらこないなるんじゃき…」

何でしょうか、このマッスル系女性。

縛られた青い水着風の姿の女性たちを前にしてお説教しておられますが。

で、髪の毛は緑色。

何かこう、登場するといいことが起きるという伝説の筋肉見せつけ男性の女性版という印象も受けます。知らんけど。

これは初代様や二代目様の本気モード他、瀬戸組の瀬戸の凛ちゃんが本気を出した際に見られる水棲人外属特有の色合いで、淡水域とか海棲かとか、はたまたその能力や強さによって青から緑色のどれかの色になるようですね。

そして、丸に七つかたばみの家紋らしきを背中に白く染め抜いたはっぴの中央に「超」の墨字が墨痕淋漓ぼっこんりんりと書かれています。

(土佐の海やくざで有名も有名、超助平ちょうすけべい一家の親分の元痴漢…いや、元親もとちかはんですき…)

(凛ちゃん、あたしが日本史は苦手と言っても、長宗我部ちょうそかべ元親もとちかさんくらいは知っています…)

(いや、その長宗我部元親、その人ですき…)

えええええ。

目の前のその幸運系短髪緑髪の人物、どう見ても女性よ。

凛ちゃん、その人の紫色で金色の家紋刺繍入りふんどしの前、触って確かめてもらえませんか。

(いくらべらこ陛下の勅命といっても遠慮します…強うおますねや…)

まぁ、聖環の反応では鬼系のシグナルが出ています。

(説明します。長宗我部元親様は確かに、土佐鰹叩国九万石の国主様で九鬼家同様に海賊や海運で財と富を成して豊臣家に仕えた立場でした)

で、たまりかねたのか、ナディアさんの遠隔心話が。

(ですが、関ヶ原のあとは戦もなく桂浜を眺め時に漁に出る日であったとか。そうでしたね、元親様)

(へ、へぇ…静香様の申される通りですねや)

(ところが、ある時に手下の者が間違って捕まえた同族の肉をですね)

人魚族ってそんなんばかりなのですか。

そもそも比丘尼国の命名由来ともなった八百比丘尼伝説でもそうですけど、魚と人魚族を間違えるっての、かなり危険すぎる間違いだと思うのですよ。

(でまあ、我らの中には人の言葉を理解せぬものもおりましてな、そういうことわりを存ぜぬ漁師が水揚げしたものが皿鉢さわちを彩ったと思うて下さいませ…)

(元親はんの言う皿鉢さわちは土佐の名物の料理で、大きいと何人もの人で持たなならんくらいの大皿に、刺身中心に料理を盛って一族で食べますねや。わしも超助平一家にお招きを受けた際に馳走されたことがございますき)

ふむ。聞いたか見たかしましたよ。高知県の名物料理ですね。

おっきなお皿であればあるほどいいとかいう風習みたいで。

で、その超助平一家とかいうやくざの家名ですよ。

なんで長宗我部からそんな名前になったんですか。

(まぁまぁ。元親はんが絶対に言いたがらんことなんで…)

(で、あたくしが申します。元親殿は誤って牝の赤子の海豚いるかの子を食うてしもうたのです…)

(しかも、その海豚いるかの一族、人を憎む上に妙な知恵がついておりまして、刃物や飛び道具も作っとったのです。もう少し遅かったら陸に上がって人を攻めたかも知れんと…)

ああ、イルカがせめてくるのですね。

まぁ、そんな好戦的なイルカならまだ、食べられても仕方ないかも知れません。

(ところが、人魚の肉に近い薬効があった様子。しかもそやつら変態海豚の肉には癖がございまして…牝の肉を食えば牝になる病を発するのでございます…で、この元親始め、長宗我部家で海に入ってやくざ者を兼ねていた一族でその皿鉢に箸をつけたものは片端からおなごに…)

ええ、悲痛な顔をして無言で立ち尽くす緑髪の、幸運すーぱーらっきー系のはずの女子。

この人に幸運が訪れる確率は変動しないのでしょうか。

(黄金の魚群があれば…)

(凛ちゃん、ここは海の中じゃないです…)

(魚群占いやと海の上に飛び出ますき…)

一体、あたしたちはなんの話を。

(で、長宗我部家ともあろう者が何をしとんねんとなりまして。自らを恥じた元親殿は、一種の海賊に身をやつしたのでございます)

(で、べらこ陛下…皆、おなごになった訳じゃき…何しよっとかわかりますやろ…精気を抜くのに…)

ああ、船を襲って男性をあれしてナニしたのですね。

(で、大江からは「お前ら何しとん…廻船まで襲うなや」とお怒りがあった挙句、海に行った元親様他、おなごになった一党は長宗我部ではなく、おなごの海やくざたる超助平ちょうすけべい一家を名乗れやと沙汰が…)

(あのな、もとちか…このせいで幕府もおこって、やまうちに国主変えてまうとかいろいろあったやろ…伊達にあずけたお前の家のおとこのこ、しゃあないからのたべすぎでかみのけの色がおかしいいうことにしてるらしいぞ…)

そんな差別的な扱い、かわいそうにも思えます。

染色剤、仙台に届けましょうか。

(まぁ、鬼の力でその辺はどないかなるらしい。いちおうはそのかみのけの色、長宗我部の家のもんのとれーどまーくらしいんや…)

なるほど、お父上がしくじっただけで、できれば私が長宗我部家の跡取りであるとかいう証拠めいたものを残したくもあるのですね…。

(したおび…ふんどしぶーめらんぱんつも紫色らしいねん…うちのじんじゃとか、寺のぼうずのころもの色で上役用の色やからやめてくれいうてんねんけどな、らっきーの証やとかいうててな…)

なんかおかみ様、横暴な割には舞鶴の首領の質屋さんとか、そういうしがらみに弱いみたいですね。

(むかし、比丘尼国つくるさいにせわになったとかいろいろあってな…)

まぁそれはともかく、なんで高知の海やくざの人がこのカリブ海に来てるのか。

それは、長宗我部改め、超助平一家の新たなしのぎに理由がありました。

で、連邦世界の高知県同様に山が厳しく、山を降りたらすぐ海とかいう地形も珍しくはない土佐鰹叩国。

田んぼや畑を作るにも苦労するのは想像に難くありません。

で、食べるためにも、昔から海に出ての漁業が盛んだったそうです。

そして、目の前は黒潮が荒ぶる太平洋。

獲物はカツオだけでなく、クジラすら彼らの標的であったそうです。

暴れ狂うクジラを何隻もの船で囲んで仕留め勝ちどきを上げるだけでなく、鯨油に鯨肉に皮に内臓に骨と、余すところなくクジラを利用していたのは昔の日本と全く、一緒。

しかし、小型船では仕留められるクジラの大きさに限りがあります。

一方、比丘尼国の旺盛な人口増加政策や、更には食肉市場の拡大もあって、海産物資源にも目が行くようになりました。

そこで、改めて女だらけの海やくざに変わり果てたとはいえど、元々の稼業が漁業だった超助平一家に白羽の矢が立ったのです。

そして、日本の捕鯨漁業の衰退歴史を知っていた姉が「なら昔は捕鯨大国だった日本の技術を導入して、超助平一家に一旗上げさせるってのはどうです」とおかみ様に提案。

よっしゃそれ乗ったと二つ返事のおかみ様の返答を受けて、姉は捕鯨船の建造に着手しました。

と言っても、捕鯨船の基本はまず、銛をクジラに打ち込むキャッチャーボートの系統。

これは、九鬼水軍も沿海水運に使用しているヘリカル水流ジェットエンジン搭載和船に対・クジラ兵装を装備する程度でなんとかなるようです。

しかし、問題はクジラの仕留め方。

痴女皇国が関与すれば、聖院規範の不殺の掟に抵触しかねないとの懸念が海事部から出ました。

確かに、超大型哺乳類たるクジラを追い立てて弱らせ、殺すのはまずい。

で、姉が考えたのは大型機関砲、それもドレイン弾をクジラの大きさに合わせて発射して弱らせることでした。

何せ、獲物は泳いでいます。

そして、その浮力維持能力で蓄えた空気の量によっては、即死させれば海底に沈んでしまいます。

これでは、なんのために漁をするのかとなってしまいますよね。

で、ドレイン弾でかろうじて泳げる程度まで弱らせたクジラですが、基本は大きくて重い生き物です。

漁網で引っ張るにも限度があるでしょう。

そこで、姉が思いついたのは故障した水上艦船などを輸送するための半水没船。
https://twitter.com/725578cc/status/1683731864857772032?s=20

そう、船体を半ば水に沈めて輸送対象の下に回り込み、再び水上に浮かぶことでとんでもない大きさのものも運んでしまうあれです、あれ。

弱ったクジラをこれですくい上げ、更にドレインで成仏をお祈りする状態にした後で解体のために捕鯨母船に運び入れればいいんじゃね?となったのです。

更には、普段はこの半水没船に射撃船を積んでおけば、居住性に制約のある小型の船で遠洋航海をしなくともよいことになるでしょう。

そして、魚群探知機でクジラの餌になりそうな魚群を探すだけでなく、水棲人外族の固有能力でもかなり遠くからクジラを探せるとあって、余裕を持って捕鯨船団を展開できるとの見通しも立ちました。

で、捕鯨母船と半水没船をエマ助と二人して設計…というか過去の建造事例や現有船舶の丸コピーに近いことをやって、試験遠洋捕鯨母船「第一土佐丸」と半水没型捕鯨船母艦「第一室戸丸」を超助平一家に貸与し、海事部の支援の元でシロナガスクジラやマッコウクジラなどの大型種の捕鯨テストを始めたところだったのだそうです。

で、なんでその捕鯨船がカリブに来ているのか。

はい、イカの女性1号さん他、皆様は釈明を。

「うう、我ら烏賊族は近年、鯨とかいう大きくて肌のぬくい魚に悩まされておったので下足げそ…」

「その原因を調べましたところ、人が大洋で魚を取る量が増えており、鯨とやらが餌の魚を求めてこの近海にまで押しかける有様で下足…」

「腹を立てた我らは、せめてこの辺りは我らの縄張りじゃな烏賊いかと主張したので下足…」

あれ。イカ族の方、かなりおっきくなりますよね、イカ状態なら。

あんなに巨大になっても勝てないって、シロナガスクジラですか、相手。

「いや、あれは小エビしか食わんき、南極近辺にしかおらんはずですわ。それにイカ食うような口の作りになっとらんから、やはりマッコウクジラでしょうなぁ」

と、凛ちゃんが解説。

(あれは深海にも潜れるんで、大王烏賊かて食いよんですわ…)

なるほど…。

ええ、痴女皇国、噛んでました。

確かに英国支部バルト支部北欧支部他の生業として、北大西洋を中心に遠洋漁業、やらせてましたから。

ポルトガルなんて、イワシ料理をあたしが気に入ったとか知ってオラオラと漁の対象に…いえ、あそこはそもそも耕作面積が少ない国土なので、必然的に海産物資源も頼りにする必要があるはず。

そして、そのイワシ、自国消費分だけでなく、余剰分は酢漬けにしてドイツやスペイン他にも輸出され、魚の獲れない地域での食用にもされていたはずです。

(ああ、ドイツ名物のイワシの酢漬けフライ…あのものすごい酢の臭いで食べる人を選ぶあれ…)

そう、痴女皇国にも今や少なくないドイツ系女官でもアレは罰ゲームだとか言い出すしろものです。

フローレシェーネさんですら、あれを食べるならまだフランス料理を食べると言い切る代物。

(ライン川で魚釣るのはいいのですが、うちの側で遡行してきた鮭獲るのやめてくださいまし!)

そのフランス系のマリーちゃんことマリアンヌ・ド・ロレーヌ公女が怒ってますけど。

(魚ですから逃げるのです!)

フローレシェーネさんの管轄するバーデン=バーデン大公国…つまり痴女皇国南独支部ですが、ライン川を挟んで存在する比較的大きな街のストラスブールを含めた西側はロレーヌ公国の所轄です。

そしてマリーちゃんはロレーヌ公国を実質的に仕切る女王の立場と同時に、痴女皇国中仏支部長でもあります。

バーデン=バーデン大公国を南独支部として整備した際にマリーちゃんも支援の面子に加わっていたことや、痴女皇国がライン河底トンネルを建設したこともあって、普段はお互いの支部を割と気軽に行き来しているみたいですが、たまにこうしてお互いの権利を巡ってなんやかやと言い合いしていることもあるようです。

(温泉浸かりに行くのですわよ。ついでにビエーレビール飲んで帰って)

(うちの支部の新宮殿で出してるパン、ストラスブールから派遣して頂いた職人が焼いております…みんなドイツパン嫌だってわがままを言いやがるのですよ…せめて鮭くらいいいじゃないですか!)

(そっちであらかた獲るからあたくしも怒るのですわっ)

まぁ、漁業権の設定については皇帝たるあたしの知るところではありません。

支部間で話し合って解決してください。

もしくはモントルーでマイレーネさんにご相談の方向で。

(鬼!悪魔!南独支部!ベラ子陛下!)

(鬼!悪魔!マリーちゃん!ベラ子陛下!)

ちょっと待って、なんであたし名指し…。

まぁ、事が落ち着いたらストラスブールとバーデン=バーデンに折檻に行くとしましても。

(暴君はんたーい)

(暴れん坊はジョスリンだけで…)

そんなに暴れとったのですか、あのカエル女。

(へーか。強姦作戦、まだ散発的にやってますわよ…)

(獲物がいないからって、ライン川渡って私どもバーデンバーデンの領内にまでですね!)

まぁ、強姦権の設定についても支部間の折衝の範囲で。

(ろくでもない権利という気がしますわ…)

(痴女皇国ですからね…)

ええ、南洋王国に缶詰にされている球根詐欺国の王女のマルハちゃんが呆れてましたがね。

(うちの球根詐欺もたいがいでしたけど、陛下…人の倫理にてらしあわせて政策、おきめになりませんかしら…あと缶詰あつかい)

(あたしだけで決めとらんのです…それと缶詰が嫌なら頑張ってオリューレさんを補佐して、南洋王国をおっきくするのです…)

ええ、ジョクジャカルタ方面の泣き声は無視します。

愛のムチって言葉もあるのです。

甘やかすだけでは女の子は育たないのです…。

(鬼!悪魔!アニサ!ベラ子陛下!)

(鬼!悪魔!プロフェスール!パスタ女!)

(ちょっと待ったマルハ、てめぇ何言ってんのよどさくさにまぎれて!)

(いやお待ちなさい、ジョスリンが混ざってましたわよ)

あんたら…そんなに領封されたいんかい…。

まぁともかく。

ここまで言ってたら、なんで超助平一家の捕鯨船がカリブに呼ばれたか、お分かりでしょう。

そう、烏賊族の障害となるクジラの退治です。

この捕鯨母船の第一土佐丸、船内で缶詰すら作れるそうです。

ですので冷凍輸送船など、鯨肉を輸送する船を横付けすれば解体した産品のうち食用部分を迅速に出荷可能。

欧州、分けても捕鯨文化のある北欧支部を中心に支給することで、消費していくそうです。

そして第一土佐丸の処理能力ですが、鯨の骨や皮など非・食用部位だの鯨油を積み出す船を食用部輸送船とは別に横付けしさえすれば、1日1匹の割合でシロナガスクジラ換算で処理可能。

血液の一部を敢えて邪魔烏賊じゃまいか島近海に排出すれば、クジラの群れには「ここはまずい、よそへ行こう」という警告となることも期待されました。

ええ、クジラの絶滅までは我々の企図するところではないのです。

そんなわけで、とりあえずイカの皆様についてはですね。

「ほほほほほ、うみのなかであたくしからにげようなどとはかたはらいたいのですっ」

ええ。

出してはならぬ人、出しました。

というか、出さざるを得ませんでした。

何せ相手は深海潜水能力もあるイカ。

しかし、海事部仕様の紺碧騎士団制服で深海用ドライスーツを着込み、ヘリカル水流式ハンドジェットのバックパックを装備したアルトさんの敵ではありませんでした。

次々とドレインされてイカ形態を維持できず、哀れにも人化状態で手足ばたつかせながら水面すぐ近くで浮いてるところを捕獲され、第一室戸丸の半潜水甲板に縛られ並べられる始末。

でまぁ、カリブ海の邪魔烏賊と灸場きゅうばの辺の海底図形を見てみますと、灸場のすぐ南側に割と深い海溝が存在します。

ここを根城にしていた烏賊さんらしいのですが、お住まいももうちょっと何とかならんかと目下、交渉中。

あのバミューダ・トライアングルのバミューダならば船が遭難してもそうなんですかで済みそうな気がしますので、ちょっと縄張りを大西洋の方にしてもらえないか、紳士淑女の話し合いに及んでいるのが現在の状況です。

(駄洒落菌)

(今更です)

「いや、我々は浅瀬ではあまり食うものが…」

「それをなんとかしてくれとゆうとるのです!」

ええ、話し合いが平和的に結実することを祈らざるを得ないのです。

ちなみに元親さんに凛ちゃん、ダイオウイカのお肉ってどうなんでしょ。

「一言で申します。干すか煮て臭みを取らねば、人には食えたしろものではございませんき…」

(ほら、あれ…フカやマッコウクジラとかと同じで、言うたら小便が血に混ざる六腑ですんや…あんもにあのにおいがすごいんで、フカヒレの要領で処理せんと、食う人を選ぶんですわ…)

むうっ。

ですが、全く処理不可というわけでもなさそうです。

それに、直接の食用でなくとも、我々には燐化装置があります。

お肉にならないのなら、南米尻出国あたりの「はたけのお肉」の肥料にするまで。

「ぎゃあああああ!」

「善処します考慮します配慮しますさせていただきますで下足!」

「横暴な要求にも程があるじゃな烏賊!」

ええ、口々に移住賛成とか反対とか喚かれる人化した烏賊族の皆様。

暴言は敢えて聞かなかったふりをしますから。

モトチカ…いえ、元親さんがそのでかいハルバートまがいの家紋入りの斧を振るうための鬼型ビキニアーマー装備に着替える前に、一族のご意見をまとめて頂く方がよいかも知れません。

ええ、必殺技が金色文字で背景に浮かぶ前に!

----------------------------

りん「金文字は関ヶ原以降とか、わけわからん声が頭の中に」
https://twitter.com/725578cc/status/1683762448476823553?s=20

べらこ「ようわかりません」

なであ「ちなみに、だけでなく“これくしょん”の方でもおなごに成り果てるありさま」

もとちか「なんでわしがおなごに…」

りん「元親はん、あんたまだマシじゃ…」

もとちか「えーと、小早川秀秋はまだしも…徳川家康、豊臣秀吉、千利休、前田利家、大友宗麟なんか何じゃこれ、本人とは似ても似つかぬ姿に…いや、お館様ノッブもたいがい…」

りん「三国志はもっとひどいそうですわ…(恋◯姫◯無◯双◯を見せる)」

もとちか「これ、中原龍皇国から文句、出んかったんですかいの…」

りん「日の本の連中のことやからと半ばあきらめた模様。むしろ三国志の知名度が上がるならまだええとか」

べらこ(えっとね、ぱりぴになるよりもっとひどいみたいです…うううっ)

もとちか(おなごの身に変わるんだけは、孫や子に申したいですき…おんしゃら、頼むからやめさせてくれやとしか…)

べらこ(諦めるのです…アレサンドロ・ディ・カリオストロですら某ちんぽぎあではわっしのみりょくはばくはつ寸前になったのです…)

ちぇーざれ(なぁマリアヴェッラ…私の女体化って…まだないよな?されてないよな?)

べらこ(多分なかったと思います。しかし…油断は禁物なのです…)

ちぇーざれ(お読みの方、私を男色家扱いと女体にするのは頼む、頼むから…)

他全員(そもそも痴女皇国それ自体が結構女体化しまくってる気がします)

ちぇーざれ(ぎゃああああああああああああああああああああ)
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