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アメリカ縦断ウルトラ耐久研修ツアー・10
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ぶっすー。
いかにも不機嫌を極めた顔をしているのが自分でもわかるわたくし中井ティアラ、肉体と脳の経年設定年齢17歳でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
という訳で私は今、悪魔島から少し離れたロワイアル島という、ひょうたんを横に倒したような形の島…こちらにあります悪魔島刑務所の管理庁舎なる場所に、他の方々と共にお邪魔しております。
もう少し場所を詳しくご説明させて頂きますとですね、天の声氏いわくですね。
「適当な地図ソフトでギアナ宇宙センターと入力して出てくる場所の沖合にサリュー諸島というのがあるが、その諸島を構成する島の1つでホテルとかコテージが存在するちょっとしたリゾート地。ズームアウトすればわかるが南米大陸北側のフランス共和国海外領土に所属する小島」だそうです。
まぁ、赤道地帯…熱帯に属するのでしょうか。暑いか寒いかで言えば間違いなく暑い部類。
そして、この島では他の2つの島…悪魔島とサン・ジョセフ島に収監している罪人たちへの食事や支援物資の中継集積地として管理事務所が置かれていて、毎日のお食事や、聞き分けのよい罪人の方へのご褒美に渡す生活用品を配達するお船を出す港もあります。
で、連邦世界のイタリア共和国に貸し出されていたポーラという大きなお船から降ろした罪人の皆様の受け入れ式典の後でロワイヤル島に来ております。
が、本来ならば悪魔島やサン・ジョセフ島に収監する罪人はこのロワイヤル島で小舟に乗り換えるそうですので、本当の意味での監獄島への連絡船を出す船着場でもあるそうです。
で、膨れている理由。
そこに正座している室見理恵・国土局長の性欲の慰みものにされたからです。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/192/
そして、いかにもな理由をつけて犯されましたが、その必要、そもそもあったのか。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/175/
この辺を追求している最中です。
そして、既に黒薔薇入団予備工事という名の暴行を受けていたにも関わらず、相手が別とは申せど、同じ口実で再三再四犯されたのですよ、私。
で、今回の暴挙に加担したワルトヒルディーネ行政支局長も正座メンバーに入って頂いております。
(そもそもなぜ、ベラ子陛下はこうも私の黒薔薇入団資格獲得にこだわるのでしょうか。これさえ無ければ私は色々あれこれ苦しんだり悩まなくとも済むのですが)
(あきまへん。これは避けて通れない話…というよりも、あなたがた白薔薇三銃士それぞれの経歴を見た者が必ず指摘するであろう件だからですっ)
と、今回ばかりは退かないぞという心話を寄越されるベラ子陛下です。
(ああ、たしかに…さんじゅうしの中で、くろばらにいたひとがおかあさんでないのはてぃあらちゃんだけですね。これはたしかにふこうへい)
え。アルトさん…ベラ子陛下の擁護をなさるのでしょうか。
私もアルト閣下も、ある意味ではベラ子陛下に振り回されている身の上ではなかったのでしょうか。
(いえいえ。てぃあらちゃん、おもいだすのです…まず、じにあちゃんはダリアがおかあさんです。ダリアといえば初代のくろへび騎士団長ですし、黒蛇をくろばら騎士団につくりかえるじっさいのおしごとをしたのもダリアです。そのダリアのむすめさんならば、黒薔薇のおしごとができるだけのさいのうをみなが期待するでしょう)
ぬぬぬ。確かにダリアさんの柔軟性と凄まじい体術を引き継いではいますね、ジニア。
(そして、あんぬまりーちゃんです。あのこもおかあさんはじょすりーぬさんではないですか。つまり、くろばら団長をつとめた経験がありますし、今もよーろっぱの黒薔薇はじょすりんがハンチョウさんですよ)
班長をわざわざカタカナ表記と念じる必要があるのでしょうか。何かこう、部下を集めて賭博を開催したり、色々と巻き上げている悪徳牢名主のおじさんめいたイメージが湧くのですが。
(じょすりんもブリュントレーネもマリーちゃんのおしりにしかれているのです…ひとりですとらすぶーるを離れてあそびにいくときのために、ぽいんとをためてがいしゅつ券をもらっているようなのです)
外出券って…本当にそう言うもので管理されていたんですか…。
(アルトさぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん…いくら何でもそこまではやられてませんよ、私もジョスリンも…)
(アルト閣下。嘘はいけません。小官はそこまで虐待は。むしろ最近は小官の境遇を憐れむアンヌマリーに庇われることしきり)
(なんですのアルトさん…ジョスリンの申す通り、最近はそこまで虐待しておりませんことでしてよ)
以前はやっておられたのでしょうか、虐待。
しかも、あの恐ろしいジョスリーヌさんを虐待とか、マリー支部長ってどういう人なんですか。
(かつてはちじょ宮のぼうりょく女官長としてゆうめいで)
(アルトさぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん…むしろ、ジョスリンにもブリュントレーネにも、北方帝国攻略準備の合間にはねを伸ばさせておりましてよ…領内の聖母教会をシメるのを兼ねて、ジョスリンもブリュントレーネも抜き打ち検査名目のお散歩をお願いしておるのですわ…)
なにか、今日はやたらに絶叫を聞く事が多いですね。
(で、聖母教会運営規定違反者がいた場合、小官もしくはマドモアゼル・ブリュントレーネがその場で凌辱しておりますが)
え。
それって、聖母教会の尼さんを強姦してるってことですよね。
(むろん懲罰目的で犯すのですから…強姦が当然ですわよ、petite fille)
(領内に黒薔薇・赤薔薇・白薔薇の経験者が三人揃っているのに、その実力を見せておかないのもよろしくない話なのです、キャデ・ナカイ…)
で、中仏支部のお二人には、どうも小娘扱いされているようですが…。
(マリーですわ、ティアラちゃん…そりゃあうちの支部と来た日にはですね、下々を力で押さえているところ大でございますから、出世したいならば騎士の実力で相手を叩きのめす必要があるのですわよ。ブリュントレーネはあのシャルル突進公の子孫ですし、ジョスリンは…どういう女かはティアラちゃんもよくご存知でしょ?)
た、確かに…。
そして、ジョスリーヌさんがいることであまり注目されていないようですが、ブリュントレーネさんも女官長資格者かつ、白薔薇騎士団所属じゃないですか!…ストラスブールってそんなに重要な支部だったんですか…。
(ほほほほほ、フランスとドイツ方面の攻略拠点支部でしてよ。モントルーの欧州地区本部はございますが、あそこは戦略拠点兼・痴女皇国欧州の金庫のようなもの。実際に各地域への浸透や作戦を担当するのは各支部のお仕事なのですわ…ですからティアラちゃんも、仮に当支部へ派遣を申し付けられたならば、それなりのお仕事が待ち構えていると思って下さいまし。むしろ、アメリゴ大陸を回るのは修行と思う方がよろしいかと思いますわよ)
な、なるほど…それで統治地域の面積には不釣り合いにも思えるほどに大量の人材投入を受けてるんですね…。
(うちでしごいてから聖母教会に回す方が働きがようございますし。ほほほ)
(だからさぁ、ティアラちゃんのアメリカ大陸行きは実績を積ませたいっていうベラちゃんなりの考えなのよ…うちのジニアと代わってもいいけど、あっちはガチに北方帝国攻略作戦に従事するから、いきなり実戦も十分にあり得るし、占領地の統治も仕事に入るのよ…言ってみれば失敗が許されない度合いが高いのよ…)
などと、室見局長が申しておられますが。
(ティアラ。母様の言う通りです。既に私、頭から足のつま先まで泥だらけになる毎日よ…それにこの時期の北方帝国の人たち…お風呂入りたくても入れないのよね…)
と、当のジニアから泣き言が来ました。
更には現地で攻略指揮を執っておられるらしいアルテローゼ様やナディアフィール様、そして聖院の方のアルトさんまでもが「悪いことは言わないからアメリカ大陸ドサ回りの方がいい、黙ってても成績がつくから」という趣旨の説得の心話を口々によこして来られます。
いえ…厳しい場所の方が評価してくれるんじゃないかって思ったのですが。
「ティアラ。戦闘経験が必要であるなら、この後…そうだな、半年以内に1回は最低でも経験の必要が生じるだろうから、ここは先輩方の助言に従っておきなさい」
え。
アレーゼ様までもが。
これは、悩むと言うか頭の痛い話です。
要は、私はジニアに比べて戦闘能力や経験が劣るから比較的安全な米大陸を視察するのが無難と言われたも同じ。
ですが、頂点を競って鍛えるのも筋ではないでしょうか。
(あんしんするのです…このあとにわたるたいりく、あるくだけでもきびしいのです…ぜったいにてぃあらちゃんの力をためされますよ)
ぬーん。アルトさんにまで言い切られては、南米視察を続けざるを得ない状況。
ここで、私がどうしてもジニアと受け持ちを代わってとか言い出すと、もはや我儘として思われるのではないか。
大人の顔色を伺う子供なぞあざといという気もしますが、人は多かれ少なかれ他人の顔色を伺って生きて行くものでしょう。
何より、ここには私よりステータス的に格上の方ばかりですから心理こそ読めませんが、いずれは互いに隠し事が出来なくなるでしょう。
そうした時に、見透かされても良いように頭の中をまとめておく訓練でもあるのかと思います。
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「とりあえず、懲罰罪人17号氏の今後の処遇については…一旦は中井ティアラさんの従者として登録します。そして待遇をカイゼンするために、茸島分校の用人扱いとさせて頂きます。宜しいですねっ」
と、ここは私の上位職者らしい顔で宣告するワルトヒルディーネさん。
(痴女宮本宮警務局の刑務部長が黒薔薇副団長出身のデルフィリーネだからこそ出来るような扱いです。彼女は私の同期ですよ…)
「あと…罪人そのものの扱いは除外できませんが、少なくとも痴女皇国での身分は明確になります。偽女種としての公式初登録となりますから…」
で、罪人17号さんのステータスですが、今はこんな状態です。
Pirates Prisoner No.17 カリブ罪人17号 Single Suction(Limited Hundred Suction)一人卒(限定百人卒) Trans Visual. 偽女外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Copper. Republic of Caribbean Pirates blanch, Imperial of Temptress. 痴女皇国・中米支部扱受刑女官(罪人等級銅色)
これは、海賊共和国管内…つまり中米支部の罪人管理が特殊であるということと、本宮罪人に準じた身分に変更されたことを示しているそうです。
なぜならば灸場の罪人は連邦世界での政情が極めて不安定で無政府状態な国の反政府的勢力や、凶悪な犯罪組織の構成員が主体ということもあって、痴女宮本宮の罪人管理制度と違う管理・監視体制下に置かれており、罪環装着を免除されている代わりに本宮罪人よりも更に厳しい境遇に置かれています。
ですので、灸場や悪魔島の収監罪人にとっては、本宮罪人同等に昇格するだけでも「人間扱い」されたように思えるそうなのですよ…。
「ええ。業務報償金も増額される上に、今は必要を感じませんが女を買い酒を飲むことも出来るとありましては…これだけで人扱いされている気がします」
そうなのです、灸場の罪人の場合、仮に罪環を装着すれば、大半…おねショタ街に住む方々以外はだいたいが黒色または鉄色です。
そして、食べ物や生活必需品をほぼ無償で提供してもらえますが、無駄遣いや物を大事にしない事を戒めるために、本物の日本の刑務所真っ青の安い賃金なのです…本宮罪人のように「買春費用を実質的に肩代わりする」賃金体系にないのですよ…。
「灸場送りにされる時点で重罪人扱いですから。灸場控除…購買品や食事をただ同然の価格にしている代償に、大幅に報償金をカットされるのです。ただし、自活を認められている少年罪人と罪人女官は灸場控除の額が大きく減り、本宮罪人と遜色ない報償金を支給されますよ…購買処…三桝屋ハバナ支店の値札も本宮罪人寮価格ですけど…」
あ、三桝屋さんについて、室見局長…正座を解く代償に説明をお願いします。
「何よそれ…まぁいいわ、三河監獄国のたはら寮は、寮や工場に監獄国営雑貨屋があって、囚人組合の巡り屋さんがその運営を行っています。この巡り屋さんは食堂の調理やお会計もしていますけど…寮ではあまりおおっぴらにやってないのよね」
ほうほう。
「で、そうなった理由は、たはらが建設された時に遡るんだけど、地元の商人たちが巡り屋に全て持っていかれたら困るという苦情を入れたの。ではということで、囚人が使いそうな雑貨だの春画だの、あるいは巡り屋の食堂よりも安いけど粗末なおにぎりやお弁当を売る店を商人たちが組合を結成して作れやって話になりました。だから監獄国の囚人寮の巡り屋はあまり大きくありません」
その、春画ってなんなんですか。
「今で言うエロ本よ。木版画でカラー印刷されてて、多くは一枚もののエロ絵ね。たまに説明の文字が入ってるから、1コマ堕ちのエロ漫画と思えばいいわってエロメスカマキリが」
(理恵ちゃん…タコと絡むのがお好みなの…? それとも天狗さんのお相手をする?)
(そういう比丘尼国関係者の変な方々との交尾は雅美さんにお任せしますっ)
あそこ、そんな変な妖怪さんとかいてるんでしょうか。
…まぁ、三河監獄国のたはら界隈の商人組合が設立した囚人寮向けコンビニと考えればいいのですね。
しかし…春画の件に話を戻しますと、用途や必要性はわかるのですが、そんなものを売られては精気を取れないのではないのか。私の疑問は尽きません。
「寮舎の屋上に慈母観音蔵をお祀りしてるわよ。あと、稼げば寮の近所の神明社って神社か、お寺でお布施を受け付けてるわね。鉄道が開通したら週末は那古野に遊びに行けるようになるみたいだけど…で、痴女皇国の資本と人員の参加を承認する代わりに、うちの罪人寮の売店の運営を請けまへんかって話にしたのが女官管理第二室長のおキヌちゃん」
ああ…何か回覧が流れてましたね…茸島でも売店の品揃えが少し変わって、緑色の大きなソーセージみたいな外郎とかいうお菓子を置くようになったり。
「あのういろうは罪人のおやつだけじゃなしに、女官のまんずり用使い捨てグッズでもあるのよ。あれが緑色なのは絶林檎味だからだし、効果淫も混ぜてるって言ってたわね。ただ…女官寮で食べ物を粗末にするのは許されないから、簡易懲罰用途が主だけど」
そーいや、アンヌマリーが使ってたな…。ええ、矯正部の女生徒はもちろん、事によれば神学部の連中をしばくために使っているのです。
食べればりんご味で美味しいのですが、懲罰の場合はおめこに突っ込んでずぼずぼとか抜かしてやがりましたね、思い出したくもないので忘れたかったのですが…。
そして、ういろうに含まれる絶林檎樹液や効果淫成分が「いらん効果」を発揮すると…。
更には、使用済みのういろう、お残しはあきまへんでと食べさせるのです…。
「ティアラちゃんにも試そうかしら…」
「室見局長、そのベラ子陛下のような発想はなんとかなりませんかっ」
でまぁ、監獄国の話題が出たのは…向こうの囚人管理が特有の体制でもあり、灸場の罪人管理の参考にされたからでもあるようです。
三河監獄国では囚人を獄卒に取り立てる制度もあり、更には領内の女子を婚活で紹介することもあると。
なにせ、工場の作業獄卒…つまり、自動車メーカーの三河監獄社で申しますと正社員の立場となって、家族用貸家への居住が認められるとか、奥様をお世話頂けるとか色々と待遇が良くなるそうなのです。
むろん、おちんち…おちんぎんも。
これ、絶対に茸島で試験中の駄洒落菌変種か、ベラ子陛下の体内で試験培養してる駄洒落菌の影響だと思うのです。
(濡れ衣です!)
だって、私が駄洒落菌…それもエロ系の駄洒落を口走る理由って、他に思いつきませんよ。
そうそう、今や果実に駄洒落菌を大量に含むことで知られ、その恐ろしさも知られつつある絶林檎ですが。
「あつみ半島に植林してんのよね…あそこ、メロンをメロメロンに品種転換しただけじゃなくて、温室を使う必要があるけどパイズリナップルも育つのよ…そして絶林檎も名産にしたいのと、寮の囚人の脱走防止用にしたいって要望がね…」
寮の写真を見せて頂きましたが、確かにあそこの寮は波打ち際からさほど離れていない場所に所在するものもあるようです。
つまり、海岸に生える絶林檎の特性上、たはら寮の近くでは育ってくれそうなのですよね…。
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「海賊たちに与える娯楽として偽女の活用ですか…」
「確かに、元海賊の船員たちは命がけで海に出ていたのですから、女にうつつを抜かすことを嫌うでしょう。しかし、懲罰のために女を犯すのを演し物にすれば、演出によっては受けることになりますかと。我が祖国でも、罪深い罪人は懲罰として女に変えて犯させておるではありませんか」
あー、あれですね…。
私の息子であり、イザベル陛下のお子でもあるエンリケが言っているのはスペインで流行中の闘牛。
これ、別名を姦淫闘牛と言われていまして、連邦世界の闘牛とは大きく異なります。
具体的には、男女のペアで牛と戦います。
そして、牛を倒すのに剣や槍などの武器を使わないのです。
赤い布を持って牛を挑発するのは男性騎士の役目ですが、これは連邦世界と同じ。
しかし、牛を誘い込んで猛突進してくるのをぎりぎりまで我慢して、拳や蹴りで倒すのは騎士女官の役目です。
それも、千人卒なりたての騎士が牛を倒す役目を担うのです。
この役割の理由は、聖母に仕える女官や騎士は男を立てて守るが役目であることを知らしめるのと…。
褒美に与えられた罪人女官を男女のペアで、闘牛場のど真ん中で犯すためです。
そう、いくら千人卒と言っても、実戦経験の薄いなりたてでは猛牛の突進に恐れおののいて腰が引けてもおかしくはありません。
それを男性の励ましで、男女協調して倒すことに意味があるのです。
(牛は殺さずに気絶させるだけに留めるためでもあるんですけどね…)
ええ、しくじれば真剣に牛の角で刺されますよ。
流血レベルの重傷も実際に発生しています…ただ、救護役の騎士女官も待機していますから闘牛士が死ぬことはありませんが…。
そして、従来は男性闘牛士への褒美に、貴族や名士の子女をあてがっていたのですが、そうそう名士が足りる訳でもありません。
そこで、重罪人で女官化された者を犯すことで代わりの見世物にしようとなりました。
更には、姦淫したい男女はこの強姦の最中であれば客席でまぐわってよしとされ、闘牛場が集団乱交パーティー会場と化すのです…。
むろん、日曜に行われるこの儀式、南欧支部では教会への礼拝の代替でもあるとされまして、狂った牛を倒す勇敢さだけでなく女を泣かせる事がちんぽの正しい使い方であると教える場に良いとなって、ローマの教皇庁からスペイン聖母教会の特認許可事項というお墨付きも出されました…。
(この儀式、百人卒未満でも参加させたいのですが、ちんぽが備わっておらぬと演し物にならないのですよねぇ…)
(他国からは野蛮な催しと思われているようですけど…)
(ティアラ。好きに言わせておけばよろしい。それよりエンリケが言及しているのは、その重罪人どもの一部を我が国の闘牛の演し物に回してもらう交渉なのです。そして孕ませた後は…ええ、海賊共和国に差し戻して現地で奴隷にすればよろしい話でしょう)
(そうそう、イザベル陛下…今お時間はよろしいですか?)
(何でしょうマダム・室見…ああ、あの件でございますね。…そこな罪人の17号とやら、お聞きなさい。そなたと、他に数名の痴女皇国に対して献身的な罪人に対しては居場所を作って差し上げる話が進んでおります。そなたらの望みを全て叶えるのは困難ですが、少なくとも寿命を迎えるまでは食べるに困らぬばかりではありません。ある程度は日の下を堂々と歩かせて差し上げられるやも。そこな室見様のご提案が了承されれば、ですが…)
(ああ、イザベルさんとりええ…マリアだ。りええの発案だけどな、諸子宦官国への処理措置を事例として家族会の承認は得ることができたから)
(なんとこれは、有り難き吉報…マリアリーゼ陛下のご尽力に感謝申し上げますわ。これでポルトガルはもちろん、あの鬱陶しいバスクの頭を抑えられる話となりましょうや)
え、陛下…それは私、聞いておりませんでしたが…。
(ティアラ。計画当初であれば、貴女にはまだ早い話と思ったからです。しかしながら、もはや貴女は灸場と悪魔島を視察してその実態を多少なりとて把握した立場。今ならば計画の全容はティアラに教えてもよい話かと存じますが、マリアリーゼ陛下、如何いたしましょうか)
(そだねー。りええ、ちょっとティアラちゃんに教えてあげてよ)
(あたしかよ…まぁいいわ。えっとね、これは内務局と赤薔薇騎士団扱いの管轄の仕事になります。で、まずは諸子宦官国で、美少年の珍珍を以下略して女性として扱う風習があったことに由来します。そして、中原龍皇国の宦官の風習もそうですけど、何でそんな事をするのかという話になり、聖院時代から既に規制をかけようとしました)
ふむふむ。
(言うまでもなく、女官種の時代から男性の精気は資源です。その資源の源である珍珍を切るということは許し難い話になりました。中原龍皇国では…皮肉な話なのですが、鬼騒動の際にこうした珍子なしの人々も鬼細胞の身体復元能力によってあえなく珍子が復活してしまうことになりました。更には人々の性欲が増強されたおかげで、宦官の風習は廃れてしまうこととなります。つまり、鬼騒動のせいで解決しちゃったのね…)
(日本から龍皇国に渡った鬼たちが暴れた際に、鬼細胞を撒き散らして人を鬼に変えようとした侵略事件が発生した事があったんだよ。ティアラちゃんが痴女皇国に来る前の話だけどな)
(あのいっけんで、ナディアが痴女皇国にくることになったのですよねぇ…こんぺき騎士団が作られることにもつながりましたし)
(で、鬼細胞の研究が進んで対策や積極利用にも繋がったのさ。アンヌマリーが母親から引き継いだ鬼細胞持ちなのはこの時の影響もあるんだよ。ま、話を宦官に戻そう。りええ、諸子宦官国の時の処置を教えてあげてよ)
(はいはい。で、アフリカ支部でも諸子宦官国の当時の王朝の措置が問題になっていましたので、現・暗黒大陸地区本部長のアーペディオーネさんの依頼で、黒薔薇騎士団を投入して少年たちのちんぽの復活が試みられました。その際に、男性器をむやみに去勢する風習が悪しきものと考えられた結果、どうせ美しい少年を女性として扱うならば男を女のようにした方がはかどるだろうとね…雅美さんがね…)
(理恵ちゃん。あたしだけのせいだって言いたいのかな。まぁともかく、諸子人の男性には懲罰として、ある改造を施そうという話になりました。で、今の諸子人の男性は軒並み女性の外観なんだけど、女性器がない代わりに珍珍が存在する、いわば天然ニューハーフとなるようにプラウファーネさんの鬼細胞を解析したヲカマ処理を試みたの…)
えええええ…。
(更に、諸子人の遺伝子を備えた男性は、普通におめこして女性を孕ませることはできるんだけど…ヲカマしか生まれないようにされたの…純粋な男性を求めるならば、他国の男と子作りをしろって話にしちゃってね…つまり諸子王朝は、ヲカマさんの家系を続けるか、さもなくば男性の貴人を他国から迎えて養子にするかの二択状態なのよ…)
そ、それであの国は見た目女の人が多いのですか…。
(もちろん、見た目が女ってだけで普通に生活できるし、女性ホルモンの影響が脳に極力出ないようにしているから、おっぱいが邪魔なだけで思考も性欲も男のそれなんだよ。ただ、ヒゲは生えないけどなっ)
(まりり…聖院世界にイスラム教が広まってないからいいようなものの…無茶するわよね…あ、ティアラちゃんに言っとくわよ。一部の宗教ではヒゲを成人男性の象徴にしていて、ヒゲを生やしていないとその宗教で禁じられている同性愛者…つまりほもと見なされて迫害や弾圧を受ける場合があるのよ…)
室見局長のその説明、何となく納得は出来ます。
スペイン貴族がまさにそうなのですが、男性でも割とひげを生やしている人は多いのです。
そして、海賊の皆さんもだいたいはヒゲ派が多い傾向、ありますよね。
(この時代はカミソリがまだ一般にはあまり広まってないしな。でな…りええがこないだ鉄道開通の際にイザベルさんたちと雑談をしている時に、ポルトガルとバスクの処遇が問題になったんだよ…ポルトガルは一応はスペインの属国だけど、フランスやドイツから内々の資金提供を受けて独自に海外領土を開拓しようとしていた過去があるし、バスクに至ってはフランスの支援を受けてるんだわ)
(それは…スペインから独立しようということでしょうか)
(もちろんですわよ、ティアラ…ポルトガルもバスクも、イスパニアともフランスとも違う言葉を使っております。そして、背後を我らイスパニアに抑えられているポルトガルはまだしも、ピレネーの向こうがフランスであるバスクは、制圧の難しい国なのですよ…)
(バスクの扱いで悩んでるのはイザベルさんだけじゃなくてさ、連邦世界でも散々独立したがってんだよな。でさ、あっちはアフリカ中央部や南米に中米の国家経営が破綻していて無政府状態か、それに近い状況になってんだよ。今回のヲカマさん救済作戦は、連邦世界でのこういうお荷物国家に対する処理や処置をどうするかっていうテストケースめいたものを連邦政府から依頼されていることもあって実施を決めたと思って欲しい)
はぁ…読めました。つまり、ポルトガルやバスクに対して取る処置とは…。
(伝染病のHIVあるだろ、エイズ。あれのような風土病として、偽女病ってのを流行させる。諸子の上にあるスペインでは痴女皇国と聖母教会への帰順を表明していて対策が出来てたけど、中米発の新手の病原体保有者を欧州に上陸させた事にする。で、偽女病感染者を蔓延させるターゲットとなる国は…わかるよな…)
いかにも不機嫌を極めた顔をしているのが自分でもわかるわたくし中井ティアラ、肉体と脳の経年設定年齢17歳でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
という訳で私は今、悪魔島から少し離れたロワイアル島という、ひょうたんを横に倒したような形の島…こちらにあります悪魔島刑務所の管理庁舎なる場所に、他の方々と共にお邪魔しております。
もう少し場所を詳しくご説明させて頂きますとですね、天の声氏いわくですね。
「適当な地図ソフトでギアナ宇宙センターと入力して出てくる場所の沖合にサリュー諸島というのがあるが、その諸島を構成する島の1つでホテルとかコテージが存在するちょっとしたリゾート地。ズームアウトすればわかるが南米大陸北側のフランス共和国海外領土に所属する小島」だそうです。
まぁ、赤道地帯…熱帯に属するのでしょうか。暑いか寒いかで言えば間違いなく暑い部類。
そして、この島では他の2つの島…悪魔島とサン・ジョセフ島に収監している罪人たちへの食事や支援物資の中継集積地として管理事務所が置かれていて、毎日のお食事や、聞き分けのよい罪人の方へのご褒美に渡す生活用品を配達するお船を出す港もあります。
で、連邦世界のイタリア共和国に貸し出されていたポーラという大きなお船から降ろした罪人の皆様の受け入れ式典の後でロワイヤル島に来ております。
が、本来ならば悪魔島やサン・ジョセフ島に収監する罪人はこのロワイヤル島で小舟に乗り換えるそうですので、本当の意味での監獄島への連絡船を出す船着場でもあるそうです。
で、膨れている理由。
そこに正座している室見理恵・国土局長の性欲の慰みものにされたからです。
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/192/
そして、いかにもな理由をつけて犯されましたが、その必要、そもそもあったのか。
https://novel18.syosetu.com/n5728gy/175/
この辺を追求している最中です。
そして、既に黒薔薇入団予備工事という名の暴行を受けていたにも関わらず、相手が別とは申せど、同じ口実で再三再四犯されたのですよ、私。
で、今回の暴挙に加担したワルトヒルディーネ行政支局長も正座メンバーに入って頂いております。
(そもそもなぜ、ベラ子陛下はこうも私の黒薔薇入団資格獲得にこだわるのでしょうか。これさえ無ければ私は色々あれこれ苦しんだり悩まなくとも済むのですが)
(あきまへん。これは避けて通れない話…というよりも、あなたがた白薔薇三銃士それぞれの経歴を見た者が必ず指摘するであろう件だからですっ)
と、今回ばかりは退かないぞという心話を寄越されるベラ子陛下です。
(ああ、たしかに…さんじゅうしの中で、くろばらにいたひとがおかあさんでないのはてぃあらちゃんだけですね。これはたしかにふこうへい)
え。アルトさん…ベラ子陛下の擁護をなさるのでしょうか。
私もアルト閣下も、ある意味ではベラ子陛下に振り回されている身の上ではなかったのでしょうか。
(いえいえ。てぃあらちゃん、おもいだすのです…まず、じにあちゃんはダリアがおかあさんです。ダリアといえば初代のくろへび騎士団長ですし、黒蛇をくろばら騎士団につくりかえるじっさいのおしごとをしたのもダリアです。そのダリアのむすめさんならば、黒薔薇のおしごとができるだけのさいのうをみなが期待するでしょう)
ぬぬぬ。確かにダリアさんの柔軟性と凄まじい体術を引き継いではいますね、ジニア。
(そして、あんぬまりーちゃんです。あのこもおかあさんはじょすりーぬさんではないですか。つまり、くろばら団長をつとめた経験がありますし、今もよーろっぱの黒薔薇はじょすりんがハンチョウさんですよ)
班長をわざわざカタカナ表記と念じる必要があるのでしょうか。何かこう、部下を集めて賭博を開催したり、色々と巻き上げている悪徳牢名主のおじさんめいたイメージが湧くのですが。
(じょすりんもブリュントレーネもマリーちゃんのおしりにしかれているのです…ひとりですとらすぶーるを離れてあそびにいくときのために、ぽいんとをためてがいしゅつ券をもらっているようなのです)
外出券って…本当にそう言うもので管理されていたんですか…。
(アルトさぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん…いくら何でもそこまではやられてませんよ、私もジョスリンも…)
(アルト閣下。嘘はいけません。小官はそこまで虐待は。むしろ最近は小官の境遇を憐れむアンヌマリーに庇われることしきり)
(なんですのアルトさん…ジョスリンの申す通り、最近はそこまで虐待しておりませんことでしてよ)
以前はやっておられたのでしょうか、虐待。
しかも、あの恐ろしいジョスリーヌさんを虐待とか、マリー支部長ってどういう人なんですか。
(かつてはちじょ宮のぼうりょく女官長としてゆうめいで)
(アルトさぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん…むしろ、ジョスリンにもブリュントレーネにも、北方帝国攻略準備の合間にはねを伸ばさせておりましてよ…領内の聖母教会をシメるのを兼ねて、ジョスリンもブリュントレーネも抜き打ち検査名目のお散歩をお願いしておるのですわ…)
なにか、今日はやたらに絶叫を聞く事が多いですね。
(で、聖母教会運営規定違反者がいた場合、小官もしくはマドモアゼル・ブリュントレーネがその場で凌辱しておりますが)
え。
それって、聖母教会の尼さんを強姦してるってことですよね。
(むろん懲罰目的で犯すのですから…強姦が当然ですわよ、petite fille)
(領内に黒薔薇・赤薔薇・白薔薇の経験者が三人揃っているのに、その実力を見せておかないのもよろしくない話なのです、キャデ・ナカイ…)
で、中仏支部のお二人には、どうも小娘扱いされているようですが…。
(マリーですわ、ティアラちゃん…そりゃあうちの支部と来た日にはですね、下々を力で押さえているところ大でございますから、出世したいならば騎士の実力で相手を叩きのめす必要があるのですわよ。ブリュントレーネはあのシャルル突進公の子孫ですし、ジョスリンは…どういう女かはティアラちゃんもよくご存知でしょ?)
た、確かに…。
そして、ジョスリーヌさんがいることであまり注目されていないようですが、ブリュントレーネさんも女官長資格者かつ、白薔薇騎士団所属じゃないですか!…ストラスブールってそんなに重要な支部だったんですか…。
(ほほほほほ、フランスとドイツ方面の攻略拠点支部でしてよ。モントルーの欧州地区本部はございますが、あそこは戦略拠点兼・痴女皇国欧州の金庫のようなもの。実際に各地域への浸透や作戦を担当するのは各支部のお仕事なのですわ…ですからティアラちゃんも、仮に当支部へ派遣を申し付けられたならば、それなりのお仕事が待ち構えていると思って下さいまし。むしろ、アメリゴ大陸を回るのは修行と思う方がよろしいかと思いますわよ)
な、なるほど…それで統治地域の面積には不釣り合いにも思えるほどに大量の人材投入を受けてるんですね…。
(うちでしごいてから聖母教会に回す方が働きがようございますし。ほほほ)
(だからさぁ、ティアラちゃんのアメリカ大陸行きは実績を積ませたいっていうベラちゃんなりの考えなのよ…うちのジニアと代わってもいいけど、あっちはガチに北方帝国攻略作戦に従事するから、いきなり実戦も十分にあり得るし、占領地の統治も仕事に入るのよ…言ってみれば失敗が許されない度合いが高いのよ…)
などと、室見局長が申しておられますが。
(ティアラ。母様の言う通りです。既に私、頭から足のつま先まで泥だらけになる毎日よ…それにこの時期の北方帝国の人たち…お風呂入りたくても入れないのよね…)
と、当のジニアから泣き言が来ました。
更には現地で攻略指揮を執っておられるらしいアルテローゼ様やナディアフィール様、そして聖院の方のアルトさんまでもが「悪いことは言わないからアメリカ大陸ドサ回りの方がいい、黙ってても成績がつくから」という趣旨の説得の心話を口々によこして来られます。
いえ…厳しい場所の方が評価してくれるんじゃないかって思ったのですが。
「ティアラ。戦闘経験が必要であるなら、この後…そうだな、半年以内に1回は最低でも経験の必要が生じるだろうから、ここは先輩方の助言に従っておきなさい」
え。
アレーゼ様までもが。
これは、悩むと言うか頭の痛い話です。
要は、私はジニアに比べて戦闘能力や経験が劣るから比較的安全な米大陸を視察するのが無難と言われたも同じ。
ですが、頂点を競って鍛えるのも筋ではないでしょうか。
(あんしんするのです…このあとにわたるたいりく、あるくだけでもきびしいのです…ぜったいにてぃあらちゃんの力をためされますよ)
ぬーん。アルトさんにまで言い切られては、南米視察を続けざるを得ない状況。
ここで、私がどうしてもジニアと受け持ちを代わってとか言い出すと、もはや我儘として思われるのではないか。
大人の顔色を伺う子供なぞあざといという気もしますが、人は多かれ少なかれ他人の顔色を伺って生きて行くものでしょう。
何より、ここには私よりステータス的に格上の方ばかりですから心理こそ読めませんが、いずれは互いに隠し事が出来なくなるでしょう。
そうした時に、見透かされても良いように頭の中をまとめておく訓練でもあるのかと思います。
-------
「とりあえず、懲罰罪人17号氏の今後の処遇については…一旦は中井ティアラさんの従者として登録します。そして待遇をカイゼンするために、茸島分校の用人扱いとさせて頂きます。宜しいですねっ」
と、ここは私の上位職者らしい顔で宣告するワルトヒルディーネさん。
(痴女宮本宮警務局の刑務部長が黒薔薇副団長出身のデルフィリーネだからこそ出来るような扱いです。彼女は私の同期ですよ…)
「あと…罪人そのものの扱いは除外できませんが、少なくとも痴女皇国での身分は明確になります。偽女種としての公式初登録となりますから…」
で、罪人17号さんのステータスですが、今はこんな状態です。
Pirates Prisoner No.17 カリブ罪人17号 Single Suction(Limited Hundred Suction)一人卒(限定百人卒) Trans Visual. 偽女外観 Prisoner-Priestess, Color-level, Copper. Republic of Caribbean Pirates blanch, Imperial of Temptress. 痴女皇国・中米支部扱受刑女官(罪人等級銅色)
これは、海賊共和国管内…つまり中米支部の罪人管理が特殊であるということと、本宮罪人に準じた身分に変更されたことを示しているそうです。
なぜならば灸場の罪人は連邦世界での政情が極めて不安定で無政府状態な国の反政府的勢力や、凶悪な犯罪組織の構成員が主体ということもあって、痴女宮本宮の罪人管理制度と違う管理・監視体制下に置かれており、罪環装着を免除されている代わりに本宮罪人よりも更に厳しい境遇に置かれています。
ですので、灸場や悪魔島の収監罪人にとっては、本宮罪人同等に昇格するだけでも「人間扱い」されたように思えるそうなのですよ…。
「ええ。業務報償金も増額される上に、今は必要を感じませんが女を買い酒を飲むことも出来るとありましては…これだけで人扱いされている気がします」
そうなのです、灸場の罪人の場合、仮に罪環を装着すれば、大半…おねショタ街に住む方々以外はだいたいが黒色または鉄色です。
そして、食べ物や生活必需品をほぼ無償で提供してもらえますが、無駄遣いや物を大事にしない事を戒めるために、本物の日本の刑務所真っ青の安い賃金なのです…本宮罪人のように「買春費用を実質的に肩代わりする」賃金体系にないのですよ…。
「灸場送りにされる時点で重罪人扱いですから。灸場控除…購買品や食事をただ同然の価格にしている代償に、大幅に報償金をカットされるのです。ただし、自活を認められている少年罪人と罪人女官は灸場控除の額が大きく減り、本宮罪人と遜色ない報償金を支給されますよ…購買処…三桝屋ハバナ支店の値札も本宮罪人寮価格ですけど…」
あ、三桝屋さんについて、室見局長…正座を解く代償に説明をお願いします。
「何よそれ…まぁいいわ、三河監獄国のたはら寮は、寮や工場に監獄国営雑貨屋があって、囚人組合の巡り屋さんがその運営を行っています。この巡り屋さんは食堂の調理やお会計もしていますけど…寮ではあまりおおっぴらにやってないのよね」
ほうほう。
「で、そうなった理由は、たはらが建設された時に遡るんだけど、地元の商人たちが巡り屋に全て持っていかれたら困るという苦情を入れたの。ではということで、囚人が使いそうな雑貨だの春画だの、あるいは巡り屋の食堂よりも安いけど粗末なおにぎりやお弁当を売る店を商人たちが組合を結成して作れやって話になりました。だから監獄国の囚人寮の巡り屋はあまり大きくありません」
その、春画ってなんなんですか。
「今で言うエロ本よ。木版画でカラー印刷されてて、多くは一枚もののエロ絵ね。たまに説明の文字が入ってるから、1コマ堕ちのエロ漫画と思えばいいわってエロメスカマキリが」
(理恵ちゃん…タコと絡むのがお好みなの…? それとも天狗さんのお相手をする?)
(そういう比丘尼国関係者の変な方々との交尾は雅美さんにお任せしますっ)
あそこ、そんな変な妖怪さんとかいてるんでしょうか。
…まぁ、三河監獄国のたはら界隈の商人組合が設立した囚人寮向けコンビニと考えればいいのですね。
しかし…春画の件に話を戻しますと、用途や必要性はわかるのですが、そんなものを売られては精気を取れないのではないのか。私の疑問は尽きません。
「寮舎の屋上に慈母観音蔵をお祀りしてるわよ。あと、稼げば寮の近所の神明社って神社か、お寺でお布施を受け付けてるわね。鉄道が開通したら週末は那古野に遊びに行けるようになるみたいだけど…で、痴女皇国の資本と人員の参加を承認する代わりに、うちの罪人寮の売店の運営を請けまへんかって話にしたのが女官管理第二室長のおキヌちゃん」
ああ…何か回覧が流れてましたね…茸島でも売店の品揃えが少し変わって、緑色の大きなソーセージみたいな外郎とかいうお菓子を置くようになったり。
「あのういろうは罪人のおやつだけじゃなしに、女官のまんずり用使い捨てグッズでもあるのよ。あれが緑色なのは絶林檎味だからだし、効果淫も混ぜてるって言ってたわね。ただ…女官寮で食べ物を粗末にするのは許されないから、簡易懲罰用途が主だけど」
そーいや、アンヌマリーが使ってたな…。ええ、矯正部の女生徒はもちろん、事によれば神学部の連中をしばくために使っているのです。
食べればりんご味で美味しいのですが、懲罰の場合はおめこに突っ込んでずぼずぼとか抜かしてやがりましたね、思い出したくもないので忘れたかったのですが…。
そして、ういろうに含まれる絶林檎樹液や効果淫成分が「いらん効果」を発揮すると…。
更には、使用済みのういろう、お残しはあきまへんでと食べさせるのです…。
「ティアラちゃんにも試そうかしら…」
「室見局長、そのベラ子陛下のような発想はなんとかなりませんかっ」
でまぁ、監獄国の話題が出たのは…向こうの囚人管理が特有の体制でもあり、灸場の罪人管理の参考にされたからでもあるようです。
三河監獄国では囚人を獄卒に取り立てる制度もあり、更には領内の女子を婚活で紹介することもあると。
なにせ、工場の作業獄卒…つまり、自動車メーカーの三河監獄社で申しますと正社員の立場となって、家族用貸家への居住が認められるとか、奥様をお世話頂けるとか色々と待遇が良くなるそうなのです。
むろん、おちんち…おちんぎんも。
これ、絶対に茸島で試験中の駄洒落菌変種か、ベラ子陛下の体内で試験培養してる駄洒落菌の影響だと思うのです。
(濡れ衣です!)
だって、私が駄洒落菌…それもエロ系の駄洒落を口走る理由って、他に思いつきませんよ。
そうそう、今や果実に駄洒落菌を大量に含むことで知られ、その恐ろしさも知られつつある絶林檎ですが。
「あつみ半島に植林してんのよね…あそこ、メロンをメロメロンに品種転換しただけじゃなくて、温室を使う必要があるけどパイズリナップルも育つのよ…そして絶林檎も名産にしたいのと、寮の囚人の脱走防止用にしたいって要望がね…」
寮の写真を見せて頂きましたが、確かにあそこの寮は波打ち際からさほど離れていない場所に所在するものもあるようです。
つまり、海岸に生える絶林檎の特性上、たはら寮の近くでは育ってくれそうなのですよね…。
------
「海賊たちに与える娯楽として偽女の活用ですか…」
「確かに、元海賊の船員たちは命がけで海に出ていたのですから、女にうつつを抜かすことを嫌うでしょう。しかし、懲罰のために女を犯すのを演し物にすれば、演出によっては受けることになりますかと。我が祖国でも、罪深い罪人は懲罰として女に変えて犯させておるではありませんか」
あー、あれですね…。
私の息子であり、イザベル陛下のお子でもあるエンリケが言っているのはスペインで流行中の闘牛。
これ、別名を姦淫闘牛と言われていまして、連邦世界の闘牛とは大きく異なります。
具体的には、男女のペアで牛と戦います。
そして、牛を倒すのに剣や槍などの武器を使わないのです。
赤い布を持って牛を挑発するのは男性騎士の役目ですが、これは連邦世界と同じ。
しかし、牛を誘い込んで猛突進してくるのをぎりぎりまで我慢して、拳や蹴りで倒すのは騎士女官の役目です。
それも、千人卒なりたての騎士が牛を倒す役目を担うのです。
この役割の理由は、聖母に仕える女官や騎士は男を立てて守るが役目であることを知らしめるのと…。
褒美に与えられた罪人女官を男女のペアで、闘牛場のど真ん中で犯すためです。
そう、いくら千人卒と言っても、実戦経験の薄いなりたてでは猛牛の突進に恐れおののいて腰が引けてもおかしくはありません。
それを男性の励ましで、男女協調して倒すことに意味があるのです。
(牛は殺さずに気絶させるだけに留めるためでもあるんですけどね…)
ええ、しくじれば真剣に牛の角で刺されますよ。
流血レベルの重傷も実際に発生しています…ただ、救護役の騎士女官も待機していますから闘牛士が死ぬことはありませんが…。
そして、従来は男性闘牛士への褒美に、貴族や名士の子女をあてがっていたのですが、そうそう名士が足りる訳でもありません。
そこで、重罪人で女官化された者を犯すことで代わりの見世物にしようとなりました。
更には、姦淫したい男女はこの強姦の最中であれば客席でまぐわってよしとされ、闘牛場が集団乱交パーティー会場と化すのです…。
むろん、日曜に行われるこの儀式、南欧支部では教会への礼拝の代替でもあるとされまして、狂った牛を倒す勇敢さだけでなく女を泣かせる事がちんぽの正しい使い方であると教える場に良いとなって、ローマの教皇庁からスペイン聖母教会の特認許可事項というお墨付きも出されました…。
(この儀式、百人卒未満でも参加させたいのですが、ちんぽが備わっておらぬと演し物にならないのですよねぇ…)
(他国からは野蛮な催しと思われているようですけど…)
(ティアラ。好きに言わせておけばよろしい。それよりエンリケが言及しているのは、その重罪人どもの一部を我が国の闘牛の演し物に回してもらう交渉なのです。そして孕ませた後は…ええ、海賊共和国に差し戻して現地で奴隷にすればよろしい話でしょう)
(そうそう、イザベル陛下…今お時間はよろしいですか?)
(何でしょうマダム・室見…ああ、あの件でございますね。…そこな罪人の17号とやら、お聞きなさい。そなたと、他に数名の痴女皇国に対して献身的な罪人に対しては居場所を作って差し上げる話が進んでおります。そなたらの望みを全て叶えるのは困難ですが、少なくとも寿命を迎えるまでは食べるに困らぬばかりではありません。ある程度は日の下を堂々と歩かせて差し上げられるやも。そこな室見様のご提案が了承されれば、ですが…)
(ああ、イザベルさんとりええ…マリアだ。りええの発案だけどな、諸子宦官国への処理措置を事例として家族会の承認は得ることができたから)
(なんとこれは、有り難き吉報…マリアリーゼ陛下のご尽力に感謝申し上げますわ。これでポルトガルはもちろん、あの鬱陶しいバスクの頭を抑えられる話となりましょうや)
え、陛下…それは私、聞いておりませんでしたが…。
(ティアラ。計画当初であれば、貴女にはまだ早い話と思ったからです。しかしながら、もはや貴女は灸場と悪魔島を視察してその実態を多少なりとて把握した立場。今ならば計画の全容はティアラに教えてもよい話かと存じますが、マリアリーゼ陛下、如何いたしましょうか)
(そだねー。りええ、ちょっとティアラちゃんに教えてあげてよ)
(あたしかよ…まぁいいわ。えっとね、これは内務局と赤薔薇騎士団扱いの管轄の仕事になります。で、まずは諸子宦官国で、美少年の珍珍を以下略して女性として扱う風習があったことに由来します。そして、中原龍皇国の宦官の風習もそうですけど、何でそんな事をするのかという話になり、聖院時代から既に規制をかけようとしました)
ふむふむ。
(言うまでもなく、女官種の時代から男性の精気は資源です。その資源の源である珍珍を切るということは許し難い話になりました。中原龍皇国では…皮肉な話なのですが、鬼騒動の際にこうした珍子なしの人々も鬼細胞の身体復元能力によってあえなく珍子が復活してしまうことになりました。更には人々の性欲が増強されたおかげで、宦官の風習は廃れてしまうこととなります。つまり、鬼騒動のせいで解決しちゃったのね…)
(日本から龍皇国に渡った鬼たちが暴れた際に、鬼細胞を撒き散らして人を鬼に変えようとした侵略事件が発生した事があったんだよ。ティアラちゃんが痴女皇国に来る前の話だけどな)
(あのいっけんで、ナディアが痴女皇国にくることになったのですよねぇ…こんぺき騎士団が作られることにもつながりましたし)
(で、鬼細胞の研究が進んで対策や積極利用にも繋がったのさ。アンヌマリーが母親から引き継いだ鬼細胞持ちなのはこの時の影響もあるんだよ。ま、話を宦官に戻そう。りええ、諸子宦官国の時の処置を教えてあげてよ)
(はいはい。で、アフリカ支部でも諸子宦官国の当時の王朝の措置が問題になっていましたので、現・暗黒大陸地区本部長のアーペディオーネさんの依頼で、黒薔薇騎士団を投入して少年たちのちんぽの復活が試みられました。その際に、男性器をむやみに去勢する風習が悪しきものと考えられた結果、どうせ美しい少年を女性として扱うならば男を女のようにした方がはかどるだろうとね…雅美さんがね…)
(理恵ちゃん。あたしだけのせいだって言いたいのかな。まぁともかく、諸子人の男性には懲罰として、ある改造を施そうという話になりました。で、今の諸子人の男性は軒並み女性の外観なんだけど、女性器がない代わりに珍珍が存在する、いわば天然ニューハーフとなるようにプラウファーネさんの鬼細胞を解析したヲカマ処理を試みたの…)
えええええ…。
(更に、諸子人の遺伝子を備えた男性は、普通におめこして女性を孕ませることはできるんだけど…ヲカマしか生まれないようにされたの…純粋な男性を求めるならば、他国の男と子作りをしろって話にしちゃってね…つまり諸子王朝は、ヲカマさんの家系を続けるか、さもなくば男性の貴人を他国から迎えて養子にするかの二択状態なのよ…)
そ、それであの国は見た目女の人が多いのですか…。
(もちろん、見た目が女ってだけで普通に生活できるし、女性ホルモンの影響が脳に極力出ないようにしているから、おっぱいが邪魔なだけで思考も性欲も男のそれなんだよ。ただ、ヒゲは生えないけどなっ)
(まりり…聖院世界にイスラム教が広まってないからいいようなものの…無茶するわよね…あ、ティアラちゃんに言っとくわよ。一部の宗教ではヒゲを成人男性の象徴にしていて、ヒゲを生やしていないとその宗教で禁じられている同性愛者…つまりほもと見なされて迫害や弾圧を受ける場合があるのよ…)
室見局長のその説明、何となく納得は出来ます。
スペイン貴族がまさにそうなのですが、男性でも割とひげを生やしている人は多いのです。
そして、海賊の皆さんもだいたいはヒゲ派が多い傾向、ありますよね。
(この時代はカミソリがまだ一般にはあまり広まってないしな。でな…りええがこないだ鉄道開通の際にイザベルさんたちと雑談をしている時に、ポルトガルとバスクの処遇が問題になったんだよ…ポルトガルは一応はスペインの属国だけど、フランスやドイツから内々の資金提供を受けて独自に海外領土を開拓しようとしていた過去があるし、バスクに至ってはフランスの支援を受けてるんだわ)
(それは…スペインから独立しようということでしょうか)
(もちろんですわよ、ティアラ…ポルトガルもバスクも、イスパニアともフランスとも違う言葉を使っております。そして、背後を我らイスパニアに抑えられているポルトガルはまだしも、ピレネーの向こうがフランスであるバスクは、制圧の難しい国なのですよ…)
(バスクの扱いで悩んでるのはイザベルさんだけじゃなくてさ、連邦世界でも散々独立したがってんだよな。でさ、あっちはアフリカ中央部や南米に中米の国家経営が破綻していて無政府状態か、それに近い状況になってんだよ。今回のヲカマさん救済作戦は、連邦世界でのこういうお荷物国家に対する処理や処置をどうするかっていうテストケースめいたものを連邦政府から依頼されていることもあって実施を決めたと思って欲しい)
はぁ…読めました。つまり、ポルトガルやバスクに対して取る処置とは…。
(伝染病のHIVあるだろ、エイズ。あれのような風土病として、偽女病ってのを流行させる。諸子の上にあるスペインでは痴女皇国と聖母教会への帰順を表明していて対策が出来てたけど、中米発の新手の病原体保有者を欧州に上陸させた事にする。で、偽女病感染者を蔓延させるターゲットとなる国は…わかるよな…)
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