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父を訪ねて二万キロ・Da Bali alle Bahamas.12.5
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そんな訳で、ナッソーに存在するスケアクロウ専用の発着場に降り立つ我々。
(うう、何かこう非常に疲れました…)
(まさか自分の子の童貞を頂戴するとは…)
後ろ側の坂道を、半泣きになりながら男の子の手を引いて降りてくるカルロータとカルメンシータの二人の顔、何かこうやつれておりますが、同様の顔をしているであろう私に憐憫の情を期待されても困ります。
で。
やかましいわ。さっさと降りたらんかい。
…………えー、不肖の後輩どもの尻を蹴り下僕とする必要が生じた中井ティアラです。
いえその、いい加減誰かに代わって頂きたいのです、読者の皆様にご説明する役目。
そもそも、私では読者の皆様のエロ需要を満たすエピソードの提供も厳しいのではないか。
ついては、エロ皇帝の中のエロ皇帝、名君の中の迷君たる某皇帝陛下にでもですね、バトンをお渡ししたいのですが。
(あたしも闇堕ちマリア枠で語り手ばかりやらされてますからね…いい加減わがままの一つも出ようという…あら、おばさまではないですか)
(あれ、アレーゼおばさま…到着は明日では?)
「マリア。この子たちか? 南欧支部からの依頼があった研修要員というのは」
え。
いつの間に。
我々の眼前に颯爽と立つ人影。そして後ろには、それはそれは驚くほどに大きな黒い馬が。
いえ、お馬さんも含めて一切の気配を感じなかったのですが。
どれほど気配を感じなかったのかと申しますと、マリアリーゼ陛下以外の全員が「あれ?」という顔になったほどだったのです。
「気付かなかったベラ子は減点だな」
何を減点されるのでしょうか。
それはともかく、年賀式などでお顔を拝見したことは何度かあります、その方。
そして、痴女皇国関係者とは思えないスタイルで闊歩されていた事も。
しかし…今のそのお姿は…。
(いや、深く考えないでくれ…マリアの依頼なんだよ…)
困った思いの心話が来ましたが、噂に聞くアレーゼ様…男より男らしいと評判のお姿でもなかったからです。
一言で言うと、リゾート地に見合ったショートパンツ姿。
その腹筋こそ見事に割れておられますが、全体としてはお色気もそれなりに。
口説くかどうかはともかく、これならば痴女皇国の制服などもお似合いになりそうな。
これが、マリアリーゼ陛下が申しておられた、彼の地の民向けの融和政策の一環なのでしょうか。
「いや、ジーナの私服を借りただけなんだが…あの婢女がえげつない服ばかり渡そうとするから、仕方なくマリアが選んでくれてな…」
なるほど。
しかし、アレーゼ様。
若輩の意見で恐縮なのですが、後ろにいらっしゃる某皇帝陛下のような過激系エロ衣装でも全然問題ないと思うのです、そのお身体であれば。
(私は女官にもてても、それはそれで困るんだよ…いや、銀衣騎士時代は本当に大変だったんだ…機会があればマリアに聞いてみてくれ。流石に立場があるから昔の恨みの意趣返しとばかりにクレーゼを泣かせたり叩きのめす事はせんが、当時の私たち姉妹はそれはもう、色々とあってな…だから、カルロータにカルメンシータだったか。君たちの今の辛さも大概だとは思うが、毎日が地獄だった人間もここにいる。それだけを覚えてくれればいい…)
うう、お会いして早々に心の痛むお話です。
とりあえず、そのお美しいお姿には賛美と賞賛を贈らせて頂きます。
ええ、女というのは割と百合百合しく百合ってしまう性質があるのは、この中井ティアラがその身で経験させて頂きました。
それのみならず、後ろの娘どもまでもが、アレーゼ様のお身体に熱い視線を送っているのが伝わっております。
なるほど…こら、あかんわ。
マリアリーゼ陛下がなぜ、この服装を選ばれたのか。
苦渋の決断にも思える結果だったのを、この一瞬で私は悟りました。
女らしさの追求に走り過ぎると、アレーゼ様ご自身の迷惑にもなりかねない。完璧すぎる超人には超人のお悩みが発生してしまうのを、私はたった今、悟りましたから。
しかし、気を取り直して私の自己紹介を…。
(いや、それはいい。それより君たちは急ぐことがあるはずだ。アナ・デ・メンドゥーサの寿命に関してな…)
はぁ…見れば、手配をかけて頂いていたのでしょう。ここにも配備されているらしきダンケ号の白い箱型車体と、そしてその運転席から降りて来た人物が。
更には、アレーゼ様の後ろに控える活動的な服装の女性3名。
通称海賊女王のグレース・オマリー様と、その両腕と目される幹部の女性お二人だというのはすぐに分かりました。
普通ならここでイザベル陛下からの信書なり贈り物なりを贈呈するのですが、どうやら、そうも言ってはおられないようです。
(安心したまえ。件のアナ・メンドゥーサには私が最低限度の精気を送り込んだ。だが…このアナという人物、延命については家族会に諮っているのだったな。だから本格的な治療には及んでいないのだ。そして…中井ティアラ、君の父親だ。中井義文さん…見た目こそ成長してはいるが、彼女は確かにあなたの娘だ。訪ねて来てくれた娘の来訪を喜んでやりたまえ)
ええ。一目見た瞬間に、互いを認識しました。
そして、車椅子に乗せられたアナさんと、それを押してくるベラ子陛下…の横につく、南欧支部女官制服の我が母親。
「ティアラ…ティアラなのか…美由紀…母さんを連れて来るとは聞いてたが…」
「義文お父様、とりあえず食堂に参りましょう。あの女性には早急な手当が必要であり、お父様の助力が必要なのです。お会いしたご挨拶も抜きにいきなりの話では受け入れ難いとは存じますが、人助けと思って是非」
と、父に頭を下げます。
「中井さん、娘さんの言う通りにしてやってくれ。この女性は…私が運ぼう」
と言うなり、アナ様をひょいと車椅子から抱き上げたアレーゼ様ですが…何とそのまま、お馬さんに乗っておしまいに。
何という体力と運動能力なのでしょうか。何かこう、畳んだ布団を運ぶよりも軽々とアナ様を扱っておられるんですけど。
(ベラ子陛下。あれ…陛下でも可能なのでしょうか)
(無茶を言わないで下さいよ…ティアラちゃんの意地悪…)
いえ、いじめたつもりはありませんよ。ええ、不敬を働くなんて、この私の立場ではありえないのです。
(あ、ベラ子はできる。ただ、できるとか言い出すとできるように鍛えられるので藪蛇を避けてるだけだ。ベラ子は元来ならおばさまができることの8割から9割は可能なはずなんだ、元来なら…な)
つまり、お姉様たるマリアリーゼ陛下曰く、同じ事が出来ないのはベラ子陛下の鍛錬不足という訳ですね。
(やはりあたしは南米視察より北方帝国方面の作戦に従事すべきであると思うのです)
全くもって素晴らしいまでの手のひら回転芸をご披露頂いた気もしますが…何かこう、陛下が南米視察に同行頂かない事に安堵してよいのか、はたまた陛下の根性を鍛える必要があるのか、悩みどころなのですが。
それはともかく、あまりに一瞬の出来事ですけど、とりあえずは海賊女王と配下の方が慌てて「我々がお運びしますのに」と手伝おうとなさいますが、馬上のアレーゼ様はそれを断り、私たちを車で連れて来てくれと申されます。
しかし、一部始終を見た私としては、これは女官が騒ぐ訳だと納得もしました。
アレーゼ様、所作や言動がいちいちかっこいいのです。
絵になる女、というのでしょうか。
一切の無駄や隙がないというのが、私の感想です。
(おばさまを褒めても何も出ませんよ…)
(やかましいっベラ子もちったぁあれを見習えっ)
(いや、ティアラ…君や、他の人に言っておこう。マリアヴェッラで第24代金衣に該当するのかな。彼女は確かに我が妹のクレーゼ…大多数の歴代金衣の系譜に連なる傾向がある。だが、それは周囲に優秀な者を集めるのに必要な資質でもあるんだよ…マリア…マリアリーゼもかつて、マリアヴェッラをそう評価していただろ? ただマリアヴェッラ…時々は私の教えた体術を自習しておいてくれ。それだけでも臣下の目が変わる)
(あぃ…)
な、なんというイケメン発言なのでしょうか。
ありとあらゆる意味で敵いそうにない雲上人という印象の反面、その時代の聖院での騎士職はアレーゼ様を目指せと指導を受けていたのがわかるような気もします。
果ては、抱えられているアナ様ですら、アレーゼ様へ尊敬の目を向ける始末。
まぁ、こうして人の畏敬や尊敬を集める偉人に触れて改心を考えてもらえれば良いと思うのです。
…で、その場所から少し移動した街中の中米支部公舎の食堂前で、父や他の方が運転するダンケ号が停車します。
実はこの食堂、聞いた話では海賊酒場でもある昼は食堂夜は居酒屋めいた区画と、公舎で働く人の食堂を兼ねているそうです。
更にはここで調理人を育成するための料理学校兼寮舎でもあるようでして、すぐ隣の公舎よりも、はるかに大きな建物になってしまっているみたいですね…。
防火のためとも思いますけど、調理室を中心に石造りの部分も多くて見た目も「どっちが公舎なの」と言わんばかりに立派な父の職場、それも父が仕切っていることを内心密かに誇らしく思えてしまいます。
で、食堂兼料理学校の方が大きい理由ですが、このバハマ独自の気候事情もあるようですので、ボニーさんとメアリーさんのお話をお聞きしてみましょう。
「まれに台風が来るせいでね、あまり高い建物を建てると壊されるんだよ。だから二階建て以上の建物、見当たらないだろ。仮に石造りの頑丈な屋敷なり何なりを建てても、風がきついと窓がぶっ壊れて、結局は吹き込む風や雨で部屋の中が荒らされちまうんだ。だから食堂にしても公舎にしてもさ、低い建物にして生垣なり石壁なりで風避けを作ってる造作なんだけどね…」
「でもさ、ナッソーに初めて来るやつは絶対に間違うよねぇ。行政公舎はあっちだよって看板を出しているのに食堂を訪ねて来るんだもの。おかげで、この暑いのに門番の騎士を置いとくかって話になってんだよね…」
「島自体が高低差がなくてな、かつての聖院本宮のような水冷にするにも難しいとあっては…」アレーゼ様が渋い顔をする先には、公舎の玄関前に置かれた日傘とビーチチェアらしきが。
ええ、およそ門番という雰囲気とはかけ離れた姿で寛いでいたであろう騎士の方、我々が到着する直前に立ち上がってそれらしい姿勢を取ったのは明白です。
しかし、アレーゼ様が門番のだらけぶりを咎めないところをみますと、オリエンテ宮殿などの守衛当番ならばまだしも、どうやらここではこれで良いようです。
(ここでは海賊流をなるべく咎めないようにしているんだよ。彼らや彼女たちがせっかく自発的に海の生活で知恵を絞って自治の仕組みを考えたのだし、ここは本宮からも南欧支部からも遠い地だ。差し当たっては自主性を重んじるように私も気を遣っているんだよ)
(おばさまの言う通りでね。厳しく締め付けるなんていつでも出来るじゃん。だけど、あたしが常々言ってる人の自由な発想だな、あたしら本宮側にしてもさ、まずはこの自発性自主性を重視したいんだよ。なんせこの時代に民主主義や投票制を思いついたのは、ローマ時代並みにすげぇ事なんだからね)
と、こっそりとお二人から指導方針を教えて頂きます。
「ははは、陸の上じゃ上下関係はなるべくうるさくしないようにしてんのさ。ま、最近じゃみんな真面目にはなったし、グレース陛下の前じゃきちんとしろよって言ってるしね」
「ロバーツとティーチの言いつけもあんだよ。あいつら、服装や身だしなみはきちんとしとけって部下にうるさかったからね」
「ま、海賊やってた時は皆がコワモテの姿の方が仕事が早かったんだ。で、皆殺しにしそうな奴に囲まれてる最中に、命乞いを聞いてくれるような雰囲気の頭が出て来たらさ、差し出すもんを差し出してくれたら助けてやるからって話に持って行きやすいだろ?」
などなど、海賊稼業のコツを披露されるメアリー・リードさんとアン・ボニーさんの話にうんうん頷いてるうちの父ですけど…。
ああ、ワル仲間で人を脅すノウハウは共通してるんですね。
ただ…農作物やお魚にお肉の買い付けの場で、それやって値切るのはナシにしてくださいよ。
地元の人に稼ぎはちゃんと渡すように。
あ、この中米地区でも聖環普及は進めておりまして、聖母教会がある地域では聖環持ちの方が産品買取りや市場のお買い物がお得になるように価格設定をしているようです。
いわば、キャッシュレス決済でお得に。
こうした経済活動のためにも聖母記念銀行職員資格を持った女官…つまり尼僧女官でもかなり優秀な人を送り込む必要があります。
で、私達がやらされている子作りも、本宮や支部に即成栽培した新人を入れて、ベテランを押し出していくためでもあるのは他の方も語っていらっしゃいましたかと。
ええ、聖母教会は単なる売春だけでなく、痴女皇国の統治を僻地にも行き渡らせるための行政機関でもあるのです。
で、私の属する聖隷少女団は繁忙期の応援要員を育成する組織でもありますから、勢い聖母教会の仕事に精通しておかなくてはならない立場。
単に毎日おまんこだけしていれば良いわけではないのですよ。
お分かりですね? 特にそこのベラ子陛下とかベラ子陛下とかベラ子陛下。
しくしく泣いているだけではお仕事は進まないのです。
でまぁ、とりあえずはマリアリーゼ陛下とベラ子陛下、アンさんやメアリーさんと作業チームをお組みの上で、絶林檎の改良のための作業に入るそうです。
この作業、スケアクロウから発射した駄洒落菌弾丸をバハマ諸島に向けて撃ち込むそうなんですけど、島々にスコールが来ている時に合わせた方が効き目があるということで…つまり、今から雨、降らせるんですね…。
そして、今から陛下たちは正にその雨を降らせるための作業を行うべく、スケアクロウに戻って飛び立ちます。
で、残った私はアレーゼ様の臨席の元でとりあえず、略式ですけど着任報告を兼ねたイザベル陛下からの親書をオマリー陛下にお渡しします。
それと、この親書には私とカルロータとカルメンシータはともかく、アナ様を預けるための迷惑料兼予算として、アナ様と母の分にしては多額であるという支部報償金俸給予算振込証書がくっついていたそうです。
(海賊共和国の経理ですが、実は本宮と南欧支部から派遣された方々に見て頂いているのですよ…ですから、入金があった時点で私の方に知らせがあったのはまだしも、これは少し多いのではと勘定役の者が問い合わせた際に色々聞かされまして…)
つまり、海賊共和国にご迷惑をお掛けする可能性があると…。
ただし、オマリー陛下はこうも申されます。
「アナ殿の諸々は伝わっております。が…アレーゼ様。ここでヨシフミに無理を頼むもアナ殿の更生を無理強いする事になりましょう。あくまでも、アナ殿が自らの考えで生き様の舵を取るべきであると私は考えます」
えええ。
「ああ、わかる。ここで無理に俺がアナさんに種付けしたとしても、そりゃあ無理からにやらされたって事になって嫌々人生決められたってのを後々まで引きずってしまうんだろ。そうだな…例えばティアラ、お前が今後、騎士になるより先生したいって思ったら、周りの人がどうするか考えてみな。いくらお前に剣を振るう道の方が向いてるからそっち行けって言っても、お前は単純にそれを聞くかい?」
と申すのは父。
「それに、この方は…母国ではかなりの地位を得ていた方です。その方に、今更下積みで騎士や尼僧や女給などをさせてもプライドが許さないと思うのよ、ね、父さん」
「そ、そうだな…美由紀の言う通りだ。確かに俺の世界でも、一度出世して料理長になり板長になったら、なかなかまた下積みからやり直せって言っても嫌がるだろ。いや…料理人だけじゃねぇ。すべからく人ってのは、一度偉くなるとなかなか昔の下っ端生活に戻れねぇんだよな…」
と、父母の仲が満更でもない感じのお話をしております。
ええ、言ってる事もさりながら、父は若返った母にそれなりの好印象を抱いている様子。
「で、父様に母様。ちょっとだけお願いがあるのです。いえ…マリアリーゼ陛下とマリアヴェッラ陛下からの非公式な依頼なんですけど、今から通り雨に合わせて駄洒落菌を撒くそうなのですよ。で、お父様も男に戻って機能が正常なのは私の聖環に伝わっているのですが、美由紀母様は若返ったりもろもろありますので、果たして体調不良になっていないか、父様にお確かめ頂きたいのです。アレーゼ様は厨房員寮の一室でアナ様の治療に当たられるそうですから、父様と母様は夜の仕込み前に1時間以上の余裕がおありかと」
「な…ティアラ、それはまさか…」
ええ、私の真意…いえ、配慮にやっと気づいてくれたようです。
(皆まで言わせないで下さい…父様のお考えや体調は私に筒抜けなんですよ…で、実は私も息子のエンリケや侍従の子たちを連れて絶林檎の森に行って駄洒落菌散布効果のデータを取ってくれという指示を拝命しております。つまり…この寮舎の父様のお部屋には1時間は誰も近づきませんし、私たちも寮舎から離れて活動しますかと)
ええ、絶対に父母のプライバシーを覗きたくもないよって気を利かせてるんです。そこにも気づいてよ。
しかし、さすがは母。
「義文さん…そういう事であれば、従っておくべきでしょう…アレーゼ様にオマリー陛下、申し訳ございませんが…」
ええ、皆まで言わすなというのは御二方も同じ、黙ってあっち行っといでと無言で視線を送られます。
そして、聖母教会の尼僧服姿で父を引きずって行く母を見送りますと、今度は息子たちを連れて淋の森ならぬ絶林檎の森を視察する必要があるのです。
この調査も、マリアリーゼ陛下からの依頼。
そして、明日にナッソーを離れて南米地区…そして米大陸の視察に旅立つ私とアランサバル姉妹にとっては、自分の息子たちとは当面、会えなくなります。
更には、私は父母とのまたもやの別れ。
ですので…家族団欒の一夜を過ごすためにも、先にやることを済ませた方が良いとは私も思っております。
そして、明日からの視察には、中米支部の騎士様が同行するとか。
その方との親睦を深めるのも良いのではと提案を頂きました。
で、手近な海沿いの絶林檎林をということで、ナッソー市街と水道を挟んで北側に存在するパラダイスアイランドなる小島への案内を受けますが、その案内役の騎士様のお名前は。
Jeanne de Clisson ジャンヌ・ド・ベルヴィル( Jeanne de Belleville, "princesse vengeance" ) Thousand Suction. 千人卒 Slut Visual. 痴女外観 Blue Ocean knights. 紺碧騎士団 Central American Pirate Republic Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国中米支部 Republic of Pirate Knights Commander. 海賊騎士団長
「初めましてティアラ様、そしてカルロータ様にカルメンシータ様。ジャンヌ・ド・ベルヴィルと申します」
(ジャンヌは祖国フランスで夫にかけられた密偵の嫌疑によって、その最愛の夫を処刑され報復を誓って英国に亡命し、騎士としてフランスと戦うだけでなく免状海賊としてフランス船を沈めに沈めた経歴の持ち主なのです。しかし、やり過ぎた事から英国にも居づらくなりまして、私の下に身を寄せたのです)
と、グレース・オマリー陛下から簡単な経歴のご説明を頂きます。
そして、復讐公女の二つ名をお持ちとも。
で、そういう経歴の持ち主の方ですので、ある程度の騎士の考えやお作法を身につけていらっしゃる事から、我々に同行する要員として抜擢されたようですね。
そして、我々を乗用型10人乗りのダンケ号に誘ったジャンヌ様、二人の罪人女官を従えて来られていますが。
その理由は。
「ピオとカルロ、君たちには申し訳ないが。母様と僕が君たちの母親を姦淫するのを見て興奮するんだ。ただ、それだけではあまりに君たちに悪いから、ティアラ母様に頼んで女を都合してもらった。君たちはこの罪人女官たちを犯して痴女皇国に従順となるように教育するのを頑張るんだよ」
これ…エンリケの発案なのですよ…。
そして、ジャンヌ様は、今後の昇格のための努力の必要があるということで、アルトさんのお相手をすることに。
アルトさんとまんこしても昇格実績に繋がり辛いそうですが、その辺はともかく、将軍閣下にチンポを突っ込み突っ込まれる栄誉にジャンヌ様も興奮なさっておられる様子です。
で、カルロータの産んだ子がカルロ。カルメンシータの産んだ子がピオと名付けられ、名目はアランザバル家の子として、エンリケともども中米支部付属の海事幼年学校に入学することになりました。
ええ…ジャンヌ様が紺碧騎士団の所属なの、お気づきになられましたか。
で、海賊共和国の女官は海賊騎士団に所属することを強く求めており、お船に乗るのも仕事のうちのようなのです…。
「なにせ、英国とスペインの海事学校はもちろん、本宮の紺碧騎士団からも人を頂くほどに船員女官の数を増やしたい状況なのです…ティアラ様もご存知の通り、私どもの船は動力を使うためには女官の乗船が必須。無人型の開発も進んでいるようですが、それにしても新技術の完成を待ってはおれません。幸い、女官は陸に戻せば戻したで使い道はありますので…では、戻した際の使い道、息子様方にお確かめを頂きたく」
で、ナッソー本島から海底トンネルでつながるようになったパラダイス島ですけど、茸島のロヴィナビーチ同様に絶林檎の林のところどころにですね。
青姦支援設備を入れたプレハブ倉庫がですね。
つまり、このパラダイス島、女にいまいち朴念仁なところがある海賊出身男性ですとか、あるいは人目につくのがいまいち困る避暑貴族他のためにですね、まんこしたい男は手続きをすれば娯楽館から車を出して送ってもらえるんですよ。
そう、茸島同様に、この島の中で遠慮なくまんこしてくれという趣向と配慮でこうなったそうです…。
まぁ、確かにこの島、痴女皇国世界では青姦まんこリゾートとして活用するのが一番良さそうではあります。
その、椰子の木と絶林檎林がなぜか混在している恐ろしい防砂林で島の中央部を囲っている上に、内陸にはパイズリナップルとかいう特産変種の畑があるそうですから…。
「どんな果物なんですかこれ…」
「私も試食してみましたが、一時的に胸が膨らんで乳でちんぽを挟めるまでになるそうです。更にはなぜか母乳が出るようになりますので、男の顔にかけるなり飲ませて盛らせるなり」
…ひどい植物ですよね…。
で、島の北岸沿いに設けられた娯楽館。
ここが、一晩中まんこするかはともかく、お泊まりのお楽しみのための宿泊施設だそうです。
で、ここでエンリケと、カルロ君とピオ君は着替えてもらう事になります。
でまぁ…茸島仕様の矯正学部男子制服、つまり極小Tバック「パンティ」と言うべき水着姿に。
これ、カルロータとカルメンシータ。自分の子供でしょうが。
と言っても、息子の童貞を奪うのみならず知識や技術を教え込む意味で、既に我々は息子たちのチンポを咥え込んだ立場です。
更には我々の聖環にも、このパラダイス島で貸与されるという専用のヒモ水着の瞬間更衣データが送られて来ます。
で、ですね。既に何組かの尼僧や女官と、海賊上がりらしい男性がこっそりと茂みの中やらで始めてる気配がします。
そして、襲ってくるスコール。
これは、シャイな海賊上がりの男性が心おきなくマンコする気にさせるための措置の一環。
そうです。仲間うちで、あまりに女にうつつを抜かしているという評判が立つと男を下げるという海賊男子の風潮から、彼ら自身を隔離するためにも人目につかないようにマンコできるな場所を作る必要があったようです。
(たかがおめこ場所のために何十億円の工費をかけて海を越える沈埋函トンネル埋めて道を作らされたのよ…ティアラちゃん、この工費は中米支部に稼がせて返済させてるからね…)
っと、室見局長がお怒りのようですが…ああ、そうですね。ナッソー本島とパラダイス島の間は水路がありまして、お船が通ります。
なま半可な高さの橋をかけると、そこを通る帆船の帆柱にもろに引っかかるというのでトンネルにしたそうです。
ええ。読者の皆様の呆れる顔が目に浮かぶ気がするのです。
青姦可能なヌーディストビーチのため「だけ」に海底トンネルを作るという、この呆れた話に。
(パイズリナップルの積み出しもあるから…)
なぜかマリアリーゼ陛下が泣きそうになっていますが、まぁ…海賊共和国の売上になるなら。
あと、そのパイズリナップルはよもやまさか、アゾレス諸島の名産にも…。
(ごめん。品種転換中)
これ、マリアヴェッラ陛下ならお姉様の頭をはりせんでしばいているところでしょう。
しかし、私は不敬に当たる行為は慎もうと思います。
それに、私たちは降りしきる雨にわざと濡れて、細菌爆弾の効き目が出ているかを聖環によってリアルタイムで把握してもらわなくてはなりません。
で。
「ああっ母様ご覧下さいまし!エンリケはカルロータ様のマンコに漏らしまする!」
「ふふふ、カルメンシータ…あなたの姉が私の息子に犯されてるのを見ながら気をやっていいわよ…」
ええ。どっちかというと、私はカルメンシータを屈辱的に犯すのが好み。
ですが、息子はショートカットでより女騎士っっぽいカルロータを泣かせたいようです。
そう、女騎士のショタ堕ちをさせたいと。
更には、彼女たちの息子の息子は、ジャンヌ様に用立て頂いた女官の穴を犯すのに夢中。
可愛らしいショタケツ、それも卑猥なTバックの食い込んだケツが女官に乗り掛かってヘコヘコと動いているのを見るのは、私自身は茸島で散々に見慣れています。
ですが、やはり自分の直属の手下の息子たちが母親以外の女とのマンコに夢中になっている光景を見ますと、NTRとか言うのですか、彼女たちに自分の息子たちを他の女に寝取らせたような背徳感を感じます。
それも、わざわざ…明らかに、この年齢の男の子はもちろん、成人男性に履かせても嫌がるであろう下着を穿かせたままでマンコさせてるのです。こんな下着、大人の男であれば、喜んで履くのは絶対に変態しかいないと断言すら出来ると思うのです。
この年齢から変態の道に我が子を踏み込ませるのも嫌な気もしますが、ここは日本ではなく痴女皇国。
そしてエンリケには、今まさに従者の息子たちに示したような度量ですね…僕はお前たちの母親を母様の前で犯すことで男を上げて母様に褒めてもらう。しかし、君たちがそれを見ておあずけのままでは気の毒だから、君たちも勉強を兼ねて女遊びするんだと言う事で、3人の頂点に立つ資格者は一体誰なのかを自ら宣言したのです。
ああ、親バカというのって、こういうことなのでしょうか。
そして、カルロータはエンリケちんぽを自重せずに味わっています。
こいつら、あまりにチンポに陥落するの早過ぎんか。
ええ、この二人は事が落ち着いたら茸島分校の罪人ショタチンポ地獄に放り込む必要性を感じます、強く。
でね。
今度はジャンヌ様への返礼というか供物として、カルロータとカルメンシータを犯していいですよと申します。
それに、私は私で、アルトさんによる影響測定を兼ねてですね。
(どうでしょう…私のチンポ、みなさまに比べたらあまり大きくありませんし…)
(いえいえじゅうぶんでございます、あっおめこいくっ)
ええ。アルトさんの卑猥なケツをお借りしました。
おまけに、今後の親睦を深めるためにもと申されるジャンヌ様とも。
(はぁっ硬いっ太いっ、何とぞ今後共のお近づきをっうううっAcme!)
(こちらこそ…この後で私のケツを差し出しますから射精しないでくださいね…ううっいくっいくっフランスの女海賊まんこいてこましていくうううううっ)
ええそうです、聖隷少女団として活動することも兼ねてますから、私の立場では現地支部の担当者様と仲良くすべきなのです。
で、エンリケはエンリケで、カルロータとカルメンシータの顔に小便を放っています。
「おおっ母の従者としてのお勤めに、息子として感謝申し上げます…母からも是非に褒美をと…あっあっ」
ええ、二人に交互にチンポを咥えてもらっていますね。
確かに孫のこうした振る舞い、絶対に父様や母様に金輪際見せたくはありません。
しかし、これは南欧支部の王族従者に対する正しい接し方。
そしてカルロータとカルメンシータも、いずれはエンリケのみならず、フェリペを相手する事があるでしょう。
(もちろんですわよ。おおティアラ、従者への扱いが様になっておるようで何よりです…その調子で海賊騎士団の女騎士様方とも仲良くしておくのですよ…)
そうなのですよ。
私が来てる理由って、中米支部の精気授受実績向上の対策もあるんです。
ですから、海賊騎士団の騎士様の中でもフランス生まれで変態まんこできる数少ない人材のジャンヌ様なんて、正に私とマンコしてNK流…ってなんなんですかこれベラ子陛下の知識みたいですけど…ではなく、茸島流の性交実態の体験学習をして欲しかったのですよ。
ですからこれ、あくまでも職務ですからね。職務。
わかってますか、雲の上のベラ子陛下!
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べらこ「絶対にティアラちゃんの趣味や性癖が入ってると思うのです」
てぃあら「お言葉ですが陛下。そのなんとか流って警察に睨まれて廃止になったそうじゃないですか。おまけに痴女皇国の売春は本当にNSNNの極みのようなナマ尽くし、少なくとも日本人の女性の大半には理解を得られないと思うのです…」
マリア「ちなみに今回、スケアクロウは標準型コンフォーマルポッドにテリブルLChを10発積んで来ているんだ。つまり、駄洒落菌散布弾頭つきの長射程タイプなんだけどさ、このタイプのポッドをつけると、対地照準用のセンサーシステムがもれなく一緒に組み込まれているんだよ」
てぃあら「飛行機や武器の詳しいことはわかりませんが、悪い予感がします」
えまこ「で、今回はうちが分体出してコ・パイロットやってたんすわ。そして、ベラ子かーさまは兵装操作研修もあるからと偵察兼兵装操作員席にお座りに」
てぃあら「さらに悪い予感がします」
マリア「で、標準コンフォーマルポッドをつけたスケアクロウはガンシップ…対地攻撃機になるのはもちろん、簡易偵察機としても使えるんだ。でなきゃ地上目標の攻撃に使えないだろ」
えまこ「ですねん。でぇ…雲の下の目標を探るセンサー類はもちろん、偵察衛星や気象監視衛星の合成開口レーダーですとか各種波長光学センサーのデータも総合して偵察情報の収集や目標発見を行います」
マリア「つまりだな。パラダイス・アイランドの地上で何が起きてるか、痴女種能力使わんでもある程度丸見えなんだわ」
てぃあら「ええええええ」
マリア「加えて、ティアラちゃんに執着しているベラ子が偵察装置を操作してるんだよ。これ、何もしないと思うか?」
てぃあら「…ベラ子陛下。撮影したデータ、消去願います」
べらこ「駄洒落菌変種の発症効果を観測する必要があるからダメなのです」
えまこ「まぁまぁ。うちがその辺はある程度ボカしときますから」
マリア「ベラ子。TAISP…地上投下型センサーポッド、落としてないだろうな。後で後下部ソノブイラックを点検するが、今回は使用予定がないから対地センサーは所定通り20発全て発射管に入ってるはずだぞ」
べらこ「すみません、二発落としました…地上埋没型で音響センサーつきのと、空中でドローンを数機出すやつを一発ずつ…」
てぃあら「マリアリーゼ陛下。何か適切な懲罰を要請します。これは装備のむだづかいでしょう。ジャンヌさんかアルトさんか、はたまた肝心の私の知覚情報を痴女種として抜いたら別にそんなもの使わなくても現場の様子は丸わかりじゃないですか…」
べらこ「楽園島は海賊の皆さんが覗かれて恥ずかしい思いをしないように、心話や意識共有に制限がかかっているのです…ですから偵察ポッドを落とすこと自体は調査に必要なはずなのです!」
マリア「ティアラちゃん。地上で収集したデータはエマ子に言えば見れるようにする。ベラ子に対する請願は、それを見たあとで君が決めてくれ」
ティアラ「黒グッズ使用と白金衣とやらの着用申請を出そうと思います。アルトさんの助けがあれば、私もそんな身に余る装備を使えるでしょう」
べらこ「あんぎゃあああああああ」
他全員((だからなぜそうバレることをすんのよ…)
(うう、何かこう非常に疲れました…)
(まさか自分の子の童貞を頂戴するとは…)
後ろ側の坂道を、半泣きになりながら男の子の手を引いて降りてくるカルロータとカルメンシータの二人の顔、何かこうやつれておりますが、同様の顔をしているであろう私に憐憫の情を期待されても困ります。
で。
やかましいわ。さっさと降りたらんかい。
…………えー、不肖の後輩どもの尻を蹴り下僕とする必要が生じた中井ティアラです。
いえその、いい加減誰かに代わって頂きたいのです、読者の皆様にご説明する役目。
そもそも、私では読者の皆様のエロ需要を満たすエピソードの提供も厳しいのではないか。
ついては、エロ皇帝の中のエロ皇帝、名君の中の迷君たる某皇帝陛下にでもですね、バトンをお渡ししたいのですが。
(あたしも闇堕ちマリア枠で語り手ばかりやらされてますからね…いい加減わがままの一つも出ようという…あら、おばさまではないですか)
(あれ、アレーゼおばさま…到着は明日では?)
「マリア。この子たちか? 南欧支部からの依頼があった研修要員というのは」
え。
いつの間に。
我々の眼前に颯爽と立つ人影。そして後ろには、それはそれは驚くほどに大きな黒い馬が。
いえ、お馬さんも含めて一切の気配を感じなかったのですが。
どれほど気配を感じなかったのかと申しますと、マリアリーゼ陛下以外の全員が「あれ?」という顔になったほどだったのです。
「気付かなかったベラ子は減点だな」
何を減点されるのでしょうか。
それはともかく、年賀式などでお顔を拝見したことは何度かあります、その方。
そして、痴女皇国関係者とは思えないスタイルで闊歩されていた事も。
しかし…今のそのお姿は…。
(いや、深く考えないでくれ…マリアの依頼なんだよ…)
困った思いの心話が来ましたが、噂に聞くアレーゼ様…男より男らしいと評判のお姿でもなかったからです。
一言で言うと、リゾート地に見合ったショートパンツ姿。
その腹筋こそ見事に割れておられますが、全体としてはお色気もそれなりに。
口説くかどうかはともかく、これならば痴女皇国の制服などもお似合いになりそうな。
これが、マリアリーゼ陛下が申しておられた、彼の地の民向けの融和政策の一環なのでしょうか。
「いや、ジーナの私服を借りただけなんだが…あの婢女がえげつない服ばかり渡そうとするから、仕方なくマリアが選んでくれてな…」
なるほど。
しかし、アレーゼ様。
若輩の意見で恐縮なのですが、後ろにいらっしゃる某皇帝陛下のような過激系エロ衣装でも全然問題ないと思うのです、そのお身体であれば。
(私は女官にもてても、それはそれで困るんだよ…いや、銀衣騎士時代は本当に大変だったんだ…機会があればマリアに聞いてみてくれ。流石に立場があるから昔の恨みの意趣返しとばかりにクレーゼを泣かせたり叩きのめす事はせんが、当時の私たち姉妹はそれはもう、色々とあってな…だから、カルロータにカルメンシータだったか。君たちの今の辛さも大概だとは思うが、毎日が地獄だった人間もここにいる。それだけを覚えてくれればいい…)
うう、お会いして早々に心の痛むお話です。
とりあえず、そのお美しいお姿には賛美と賞賛を贈らせて頂きます。
ええ、女というのは割と百合百合しく百合ってしまう性質があるのは、この中井ティアラがその身で経験させて頂きました。
それのみならず、後ろの娘どもまでもが、アレーゼ様のお身体に熱い視線を送っているのが伝わっております。
なるほど…こら、あかんわ。
マリアリーゼ陛下がなぜ、この服装を選ばれたのか。
苦渋の決断にも思える結果だったのを、この一瞬で私は悟りました。
女らしさの追求に走り過ぎると、アレーゼ様ご自身の迷惑にもなりかねない。完璧すぎる超人には超人のお悩みが発生してしまうのを、私はたった今、悟りましたから。
しかし、気を取り直して私の自己紹介を…。
(いや、それはいい。それより君たちは急ぐことがあるはずだ。アナ・デ・メンドゥーサの寿命に関してな…)
はぁ…見れば、手配をかけて頂いていたのでしょう。ここにも配備されているらしきダンケ号の白い箱型車体と、そしてその運転席から降りて来た人物が。
更には、アレーゼ様の後ろに控える活動的な服装の女性3名。
通称海賊女王のグレース・オマリー様と、その両腕と目される幹部の女性お二人だというのはすぐに分かりました。
普通ならここでイザベル陛下からの信書なり贈り物なりを贈呈するのですが、どうやら、そうも言ってはおられないようです。
(安心したまえ。件のアナ・メンドゥーサには私が最低限度の精気を送り込んだ。だが…このアナという人物、延命については家族会に諮っているのだったな。だから本格的な治療には及んでいないのだ。そして…中井ティアラ、君の父親だ。中井義文さん…見た目こそ成長してはいるが、彼女は確かにあなたの娘だ。訪ねて来てくれた娘の来訪を喜んでやりたまえ)
ええ。一目見た瞬間に、互いを認識しました。
そして、車椅子に乗せられたアナさんと、それを押してくるベラ子陛下…の横につく、南欧支部女官制服の我が母親。
「ティアラ…ティアラなのか…美由紀…母さんを連れて来るとは聞いてたが…」
「義文お父様、とりあえず食堂に参りましょう。あの女性には早急な手当が必要であり、お父様の助力が必要なのです。お会いしたご挨拶も抜きにいきなりの話では受け入れ難いとは存じますが、人助けと思って是非」
と、父に頭を下げます。
「中井さん、娘さんの言う通りにしてやってくれ。この女性は…私が運ぼう」
と言うなり、アナ様をひょいと車椅子から抱き上げたアレーゼ様ですが…何とそのまま、お馬さんに乗っておしまいに。
何という体力と運動能力なのでしょうか。何かこう、畳んだ布団を運ぶよりも軽々とアナ様を扱っておられるんですけど。
(ベラ子陛下。あれ…陛下でも可能なのでしょうか)
(無茶を言わないで下さいよ…ティアラちゃんの意地悪…)
いえ、いじめたつもりはありませんよ。ええ、不敬を働くなんて、この私の立場ではありえないのです。
(あ、ベラ子はできる。ただ、できるとか言い出すとできるように鍛えられるので藪蛇を避けてるだけだ。ベラ子は元来ならおばさまができることの8割から9割は可能なはずなんだ、元来なら…な)
つまり、お姉様たるマリアリーゼ陛下曰く、同じ事が出来ないのはベラ子陛下の鍛錬不足という訳ですね。
(やはりあたしは南米視察より北方帝国方面の作戦に従事すべきであると思うのです)
全くもって素晴らしいまでの手のひら回転芸をご披露頂いた気もしますが…何かこう、陛下が南米視察に同行頂かない事に安堵してよいのか、はたまた陛下の根性を鍛える必要があるのか、悩みどころなのですが。
それはともかく、あまりに一瞬の出来事ですけど、とりあえずは海賊女王と配下の方が慌てて「我々がお運びしますのに」と手伝おうとなさいますが、馬上のアレーゼ様はそれを断り、私たちを車で連れて来てくれと申されます。
しかし、一部始終を見た私としては、これは女官が騒ぐ訳だと納得もしました。
アレーゼ様、所作や言動がいちいちかっこいいのです。
絵になる女、というのでしょうか。
一切の無駄や隙がないというのが、私の感想です。
(おばさまを褒めても何も出ませんよ…)
(やかましいっベラ子もちったぁあれを見習えっ)
(いや、ティアラ…君や、他の人に言っておこう。マリアヴェッラで第24代金衣に該当するのかな。彼女は確かに我が妹のクレーゼ…大多数の歴代金衣の系譜に連なる傾向がある。だが、それは周囲に優秀な者を集めるのに必要な資質でもあるんだよ…マリア…マリアリーゼもかつて、マリアヴェッラをそう評価していただろ? ただマリアヴェッラ…時々は私の教えた体術を自習しておいてくれ。それだけでも臣下の目が変わる)
(あぃ…)
な、なんというイケメン発言なのでしょうか。
ありとあらゆる意味で敵いそうにない雲上人という印象の反面、その時代の聖院での騎士職はアレーゼ様を目指せと指導を受けていたのがわかるような気もします。
果ては、抱えられているアナ様ですら、アレーゼ様へ尊敬の目を向ける始末。
まぁ、こうして人の畏敬や尊敬を集める偉人に触れて改心を考えてもらえれば良いと思うのです。
…で、その場所から少し移動した街中の中米支部公舎の食堂前で、父や他の方が運転するダンケ号が停車します。
実はこの食堂、聞いた話では海賊酒場でもある昼は食堂夜は居酒屋めいた区画と、公舎で働く人の食堂を兼ねているそうです。
更にはここで調理人を育成するための料理学校兼寮舎でもあるようでして、すぐ隣の公舎よりも、はるかに大きな建物になってしまっているみたいですね…。
防火のためとも思いますけど、調理室を中心に石造りの部分も多くて見た目も「どっちが公舎なの」と言わんばかりに立派な父の職場、それも父が仕切っていることを内心密かに誇らしく思えてしまいます。
で、食堂兼料理学校の方が大きい理由ですが、このバハマ独自の気候事情もあるようですので、ボニーさんとメアリーさんのお話をお聞きしてみましょう。
「まれに台風が来るせいでね、あまり高い建物を建てると壊されるんだよ。だから二階建て以上の建物、見当たらないだろ。仮に石造りの頑丈な屋敷なり何なりを建てても、風がきついと窓がぶっ壊れて、結局は吹き込む風や雨で部屋の中が荒らされちまうんだ。だから食堂にしても公舎にしてもさ、低い建物にして生垣なり石壁なりで風避けを作ってる造作なんだけどね…」
「でもさ、ナッソーに初めて来るやつは絶対に間違うよねぇ。行政公舎はあっちだよって看板を出しているのに食堂を訪ねて来るんだもの。おかげで、この暑いのに門番の騎士を置いとくかって話になってんだよね…」
「島自体が高低差がなくてな、かつての聖院本宮のような水冷にするにも難しいとあっては…」アレーゼ様が渋い顔をする先には、公舎の玄関前に置かれた日傘とビーチチェアらしきが。
ええ、およそ門番という雰囲気とはかけ離れた姿で寛いでいたであろう騎士の方、我々が到着する直前に立ち上がってそれらしい姿勢を取ったのは明白です。
しかし、アレーゼ様が門番のだらけぶりを咎めないところをみますと、オリエンテ宮殿などの守衛当番ならばまだしも、どうやらここではこれで良いようです。
(ここでは海賊流をなるべく咎めないようにしているんだよ。彼らや彼女たちがせっかく自発的に海の生活で知恵を絞って自治の仕組みを考えたのだし、ここは本宮からも南欧支部からも遠い地だ。差し当たっては自主性を重んじるように私も気を遣っているんだよ)
(おばさまの言う通りでね。厳しく締め付けるなんていつでも出来るじゃん。だけど、あたしが常々言ってる人の自由な発想だな、あたしら本宮側にしてもさ、まずはこの自発性自主性を重視したいんだよ。なんせこの時代に民主主義や投票制を思いついたのは、ローマ時代並みにすげぇ事なんだからね)
と、こっそりとお二人から指導方針を教えて頂きます。
「ははは、陸の上じゃ上下関係はなるべくうるさくしないようにしてんのさ。ま、最近じゃみんな真面目にはなったし、グレース陛下の前じゃきちんとしろよって言ってるしね」
「ロバーツとティーチの言いつけもあんだよ。あいつら、服装や身だしなみはきちんとしとけって部下にうるさかったからね」
「ま、海賊やってた時は皆がコワモテの姿の方が仕事が早かったんだ。で、皆殺しにしそうな奴に囲まれてる最中に、命乞いを聞いてくれるような雰囲気の頭が出て来たらさ、差し出すもんを差し出してくれたら助けてやるからって話に持って行きやすいだろ?」
などなど、海賊稼業のコツを披露されるメアリー・リードさんとアン・ボニーさんの話にうんうん頷いてるうちの父ですけど…。
ああ、ワル仲間で人を脅すノウハウは共通してるんですね。
ただ…農作物やお魚にお肉の買い付けの場で、それやって値切るのはナシにしてくださいよ。
地元の人に稼ぎはちゃんと渡すように。
あ、この中米地区でも聖環普及は進めておりまして、聖母教会がある地域では聖環持ちの方が産品買取りや市場のお買い物がお得になるように価格設定をしているようです。
いわば、キャッシュレス決済でお得に。
こうした経済活動のためにも聖母記念銀行職員資格を持った女官…つまり尼僧女官でもかなり優秀な人を送り込む必要があります。
で、私達がやらされている子作りも、本宮や支部に即成栽培した新人を入れて、ベテランを押し出していくためでもあるのは他の方も語っていらっしゃいましたかと。
ええ、聖母教会は単なる売春だけでなく、痴女皇国の統治を僻地にも行き渡らせるための行政機関でもあるのです。
で、私の属する聖隷少女団は繁忙期の応援要員を育成する組織でもありますから、勢い聖母教会の仕事に精通しておかなくてはならない立場。
単に毎日おまんこだけしていれば良いわけではないのですよ。
お分かりですね? 特にそこのベラ子陛下とかベラ子陛下とかベラ子陛下。
しくしく泣いているだけではお仕事は進まないのです。
でまぁ、とりあえずはマリアリーゼ陛下とベラ子陛下、アンさんやメアリーさんと作業チームをお組みの上で、絶林檎の改良のための作業に入るそうです。
この作業、スケアクロウから発射した駄洒落菌弾丸をバハマ諸島に向けて撃ち込むそうなんですけど、島々にスコールが来ている時に合わせた方が効き目があるということで…つまり、今から雨、降らせるんですね…。
そして、今から陛下たちは正にその雨を降らせるための作業を行うべく、スケアクロウに戻って飛び立ちます。
で、残った私はアレーゼ様の臨席の元でとりあえず、略式ですけど着任報告を兼ねたイザベル陛下からの親書をオマリー陛下にお渡しします。
それと、この親書には私とカルロータとカルメンシータはともかく、アナ様を預けるための迷惑料兼予算として、アナ様と母の分にしては多額であるという支部報償金俸給予算振込証書がくっついていたそうです。
(海賊共和国の経理ですが、実は本宮と南欧支部から派遣された方々に見て頂いているのですよ…ですから、入金があった時点で私の方に知らせがあったのはまだしも、これは少し多いのではと勘定役の者が問い合わせた際に色々聞かされまして…)
つまり、海賊共和国にご迷惑をお掛けする可能性があると…。
ただし、オマリー陛下はこうも申されます。
「アナ殿の諸々は伝わっております。が…アレーゼ様。ここでヨシフミに無理を頼むもアナ殿の更生を無理強いする事になりましょう。あくまでも、アナ殿が自らの考えで生き様の舵を取るべきであると私は考えます」
えええ。
「ああ、わかる。ここで無理に俺がアナさんに種付けしたとしても、そりゃあ無理からにやらされたって事になって嫌々人生決められたってのを後々まで引きずってしまうんだろ。そうだな…例えばティアラ、お前が今後、騎士になるより先生したいって思ったら、周りの人がどうするか考えてみな。いくらお前に剣を振るう道の方が向いてるからそっち行けって言っても、お前は単純にそれを聞くかい?」
と申すのは父。
「それに、この方は…母国ではかなりの地位を得ていた方です。その方に、今更下積みで騎士や尼僧や女給などをさせてもプライドが許さないと思うのよ、ね、父さん」
「そ、そうだな…美由紀の言う通りだ。確かに俺の世界でも、一度出世して料理長になり板長になったら、なかなかまた下積みからやり直せって言っても嫌がるだろ。いや…料理人だけじゃねぇ。すべからく人ってのは、一度偉くなるとなかなか昔の下っ端生活に戻れねぇんだよな…」
と、父母の仲が満更でもない感じのお話をしております。
ええ、言ってる事もさりながら、父は若返った母にそれなりの好印象を抱いている様子。
「で、父様に母様。ちょっとだけお願いがあるのです。いえ…マリアリーゼ陛下とマリアヴェッラ陛下からの非公式な依頼なんですけど、今から通り雨に合わせて駄洒落菌を撒くそうなのですよ。で、お父様も男に戻って機能が正常なのは私の聖環に伝わっているのですが、美由紀母様は若返ったりもろもろありますので、果たして体調不良になっていないか、父様にお確かめ頂きたいのです。アレーゼ様は厨房員寮の一室でアナ様の治療に当たられるそうですから、父様と母様は夜の仕込み前に1時間以上の余裕がおありかと」
「な…ティアラ、それはまさか…」
ええ、私の真意…いえ、配慮にやっと気づいてくれたようです。
(皆まで言わせないで下さい…父様のお考えや体調は私に筒抜けなんですよ…で、実は私も息子のエンリケや侍従の子たちを連れて絶林檎の森に行って駄洒落菌散布効果のデータを取ってくれという指示を拝命しております。つまり…この寮舎の父様のお部屋には1時間は誰も近づきませんし、私たちも寮舎から離れて活動しますかと)
ええ、絶対に父母のプライバシーを覗きたくもないよって気を利かせてるんです。そこにも気づいてよ。
しかし、さすがは母。
「義文さん…そういう事であれば、従っておくべきでしょう…アレーゼ様にオマリー陛下、申し訳ございませんが…」
ええ、皆まで言わすなというのは御二方も同じ、黙ってあっち行っといでと無言で視線を送られます。
そして、聖母教会の尼僧服姿で父を引きずって行く母を見送りますと、今度は息子たちを連れて淋の森ならぬ絶林檎の森を視察する必要があるのです。
この調査も、マリアリーゼ陛下からの依頼。
そして、明日にナッソーを離れて南米地区…そして米大陸の視察に旅立つ私とアランサバル姉妹にとっては、自分の息子たちとは当面、会えなくなります。
更には、私は父母とのまたもやの別れ。
ですので…家族団欒の一夜を過ごすためにも、先にやることを済ませた方が良いとは私も思っております。
そして、明日からの視察には、中米支部の騎士様が同行するとか。
その方との親睦を深めるのも良いのではと提案を頂きました。
で、手近な海沿いの絶林檎林をということで、ナッソー市街と水道を挟んで北側に存在するパラダイスアイランドなる小島への案内を受けますが、その案内役の騎士様のお名前は。
Jeanne de Clisson ジャンヌ・ド・ベルヴィル( Jeanne de Belleville, "princesse vengeance" ) Thousand Suction. 千人卒 Slut Visual. 痴女外観 Blue Ocean knights. 紺碧騎士団 Central American Pirate Republic Branch, Imperial of Temptress. 痴女皇国中米支部 Republic of Pirate Knights Commander. 海賊騎士団長
「初めましてティアラ様、そしてカルロータ様にカルメンシータ様。ジャンヌ・ド・ベルヴィルと申します」
(ジャンヌは祖国フランスで夫にかけられた密偵の嫌疑によって、その最愛の夫を処刑され報復を誓って英国に亡命し、騎士としてフランスと戦うだけでなく免状海賊としてフランス船を沈めに沈めた経歴の持ち主なのです。しかし、やり過ぎた事から英国にも居づらくなりまして、私の下に身を寄せたのです)
と、グレース・オマリー陛下から簡単な経歴のご説明を頂きます。
そして、復讐公女の二つ名をお持ちとも。
で、そういう経歴の持ち主の方ですので、ある程度の騎士の考えやお作法を身につけていらっしゃる事から、我々に同行する要員として抜擢されたようですね。
そして、我々を乗用型10人乗りのダンケ号に誘ったジャンヌ様、二人の罪人女官を従えて来られていますが。
その理由は。
「ピオとカルロ、君たちには申し訳ないが。母様と僕が君たちの母親を姦淫するのを見て興奮するんだ。ただ、それだけではあまりに君たちに悪いから、ティアラ母様に頼んで女を都合してもらった。君たちはこの罪人女官たちを犯して痴女皇国に従順となるように教育するのを頑張るんだよ」
これ…エンリケの発案なのですよ…。
そして、ジャンヌ様は、今後の昇格のための努力の必要があるということで、アルトさんのお相手をすることに。
アルトさんとまんこしても昇格実績に繋がり辛いそうですが、その辺はともかく、将軍閣下にチンポを突っ込み突っ込まれる栄誉にジャンヌ様も興奮なさっておられる様子です。
で、カルロータの産んだ子がカルロ。カルメンシータの産んだ子がピオと名付けられ、名目はアランザバル家の子として、エンリケともども中米支部付属の海事幼年学校に入学することになりました。
ええ…ジャンヌ様が紺碧騎士団の所属なの、お気づきになられましたか。
で、海賊共和国の女官は海賊騎士団に所属することを強く求めており、お船に乗るのも仕事のうちのようなのです…。
「なにせ、英国とスペインの海事学校はもちろん、本宮の紺碧騎士団からも人を頂くほどに船員女官の数を増やしたい状況なのです…ティアラ様もご存知の通り、私どもの船は動力を使うためには女官の乗船が必須。無人型の開発も進んでいるようですが、それにしても新技術の完成を待ってはおれません。幸い、女官は陸に戻せば戻したで使い道はありますので…では、戻した際の使い道、息子様方にお確かめを頂きたく」
で、ナッソー本島から海底トンネルでつながるようになったパラダイス島ですけど、茸島のロヴィナビーチ同様に絶林檎の林のところどころにですね。
青姦支援設備を入れたプレハブ倉庫がですね。
つまり、このパラダイス島、女にいまいち朴念仁なところがある海賊出身男性ですとか、あるいは人目につくのがいまいち困る避暑貴族他のためにですね、まんこしたい男は手続きをすれば娯楽館から車を出して送ってもらえるんですよ。
そう、茸島同様に、この島の中で遠慮なくまんこしてくれという趣向と配慮でこうなったそうです…。
まぁ、確かにこの島、痴女皇国世界では青姦まんこリゾートとして活用するのが一番良さそうではあります。
その、椰子の木と絶林檎林がなぜか混在している恐ろしい防砂林で島の中央部を囲っている上に、内陸にはパイズリナップルとかいう特産変種の畑があるそうですから…。
「どんな果物なんですかこれ…」
「私も試食してみましたが、一時的に胸が膨らんで乳でちんぽを挟めるまでになるそうです。更にはなぜか母乳が出るようになりますので、男の顔にかけるなり飲ませて盛らせるなり」
…ひどい植物ですよね…。
で、島の北岸沿いに設けられた娯楽館。
ここが、一晩中まんこするかはともかく、お泊まりのお楽しみのための宿泊施設だそうです。
で、ここでエンリケと、カルロ君とピオ君は着替えてもらう事になります。
でまぁ…茸島仕様の矯正学部男子制服、つまり極小Tバック「パンティ」と言うべき水着姿に。
これ、カルロータとカルメンシータ。自分の子供でしょうが。
と言っても、息子の童貞を奪うのみならず知識や技術を教え込む意味で、既に我々は息子たちのチンポを咥え込んだ立場です。
更には我々の聖環にも、このパラダイス島で貸与されるという専用のヒモ水着の瞬間更衣データが送られて来ます。
で、ですね。既に何組かの尼僧や女官と、海賊上がりらしい男性がこっそりと茂みの中やらで始めてる気配がします。
そして、襲ってくるスコール。
これは、シャイな海賊上がりの男性が心おきなくマンコする気にさせるための措置の一環。
そうです。仲間うちで、あまりに女にうつつを抜かしているという評判が立つと男を下げるという海賊男子の風潮から、彼ら自身を隔離するためにも人目につかないようにマンコできるな場所を作る必要があったようです。
(たかがおめこ場所のために何十億円の工費をかけて海を越える沈埋函トンネル埋めて道を作らされたのよ…ティアラちゃん、この工費は中米支部に稼がせて返済させてるからね…)
っと、室見局長がお怒りのようですが…ああ、そうですね。ナッソー本島とパラダイス島の間は水路がありまして、お船が通ります。
なま半可な高さの橋をかけると、そこを通る帆船の帆柱にもろに引っかかるというのでトンネルにしたそうです。
ええ。読者の皆様の呆れる顔が目に浮かぶ気がするのです。
青姦可能なヌーディストビーチのため「だけ」に海底トンネルを作るという、この呆れた話に。
(パイズリナップルの積み出しもあるから…)
なぜかマリアリーゼ陛下が泣きそうになっていますが、まぁ…海賊共和国の売上になるなら。
あと、そのパイズリナップルはよもやまさか、アゾレス諸島の名産にも…。
(ごめん。品種転換中)
これ、マリアヴェッラ陛下ならお姉様の頭をはりせんでしばいているところでしょう。
しかし、私は不敬に当たる行為は慎もうと思います。
それに、私たちは降りしきる雨にわざと濡れて、細菌爆弾の効き目が出ているかを聖環によってリアルタイムで把握してもらわなくてはなりません。
で。
「ああっ母様ご覧下さいまし!エンリケはカルロータ様のマンコに漏らしまする!」
「ふふふ、カルメンシータ…あなたの姉が私の息子に犯されてるのを見ながら気をやっていいわよ…」
ええ。どっちかというと、私はカルメンシータを屈辱的に犯すのが好み。
ですが、息子はショートカットでより女騎士っっぽいカルロータを泣かせたいようです。
そう、女騎士のショタ堕ちをさせたいと。
更には、彼女たちの息子の息子は、ジャンヌ様に用立て頂いた女官の穴を犯すのに夢中。
可愛らしいショタケツ、それも卑猥なTバックの食い込んだケツが女官に乗り掛かってヘコヘコと動いているのを見るのは、私自身は茸島で散々に見慣れています。
ですが、やはり自分の直属の手下の息子たちが母親以外の女とのマンコに夢中になっている光景を見ますと、NTRとか言うのですか、彼女たちに自分の息子たちを他の女に寝取らせたような背徳感を感じます。
それも、わざわざ…明らかに、この年齢の男の子はもちろん、成人男性に履かせても嫌がるであろう下着を穿かせたままでマンコさせてるのです。こんな下着、大人の男であれば、喜んで履くのは絶対に変態しかいないと断言すら出来ると思うのです。
この年齢から変態の道に我が子を踏み込ませるのも嫌な気もしますが、ここは日本ではなく痴女皇国。
そしてエンリケには、今まさに従者の息子たちに示したような度量ですね…僕はお前たちの母親を母様の前で犯すことで男を上げて母様に褒めてもらう。しかし、君たちがそれを見ておあずけのままでは気の毒だから、君たちも勉強を兼ねて女遊びするんだと言う事で、3人の頂点に立つ資格者は一体誰なのかを自ら宣言したのです。
ああ、親バカというのって、こういうことなのでしょうか。
そして、カルロータはエンリケちんぽを自重せずに味わっています。
こいつら、あまりにチンポに陥落するの早過ぎんか。
ええ、この二人は事が落ち着いたら茸島分校の罪人ショタチンポ地獄に放り込む必要性を感じます、強く。
でね。
今度はジャンヌ様への返礼というか供物として、カルロータとカルメンシータを犯していいですよと申します。
それに、私は私で、アルトさんによる影響測定を兼ねてですね。
(どうでしょう…私のチンポ、みなさまに比べたらあまり大きくありませんし…)
(いえいえじゅうぶんでございます、あっおめこいくっ)
ええ。アルトさんの卑猥なケツをお借りしました。
おまけに、今後の親睦を深めるためにもと申されるジャンヌ様とも。
(はぁっ硬いっ太いっ、何とぞ今後共のお近づきをっうううっAcme!)
(こちらこそ…この後で私のケツを差し出しますから射精しないでくださいね…ううっいくっいくっフランスの女海賊まんこいてこましていくうううううっ)
ええそうです、聖隷少女団として活動することも兼ねてますから、私の立場では現地支部の担当者様と仲良くすべきなのです。
で、エンリケはエンリケで、カルロータとカルメンシータの顔に小便を放っています。
「おおっ母の従者としてのお勤めに、息子として感謝申し上げます…母からも是非に褒美をと…あっあっ」
ええ、二人に交互にチンポを咥えてもらっていますね。
確かに孫のこうした振る舞い、絶対に父様や母様に金輪際見せたくはありません。
しかし、これは南欧支部の王族従者に対する正しい接し方。
そしてカルロータとカルメンシータも、いずれはエンリケのみならず、フェリペを相手する事があるでしょう。
(もちろんですわよ。おおティアラ、従者への扱いが様になっておるようで何よりです…その調子で海賊騎士団の女騎士様方とも仲良くしておくのですよ…)
そうなのですよ。
私が来てる理由って、中米支部の精気授受実績向上の対策もあるんです。
ですから、海賊騎士団の騎士様の中でもフランス生まれで変態まんこできる数少ない人材のジャンヌ様なんて、正に私とマンコしてNK流…ってなんなんですかこれベラ子陛下の知識みたいですけど…ではなく、茸島流の性交実態の体験学習をして欲しかったのですよ。
ですからこれ、あくまでも職務ですからね。職務。
わかってますか、雲の上のベラ子陛下!
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べらこ「絶対にティアラちゃんの趣味や性癖が入ってると思うのです」
てぃあら「お言葉ですが陛下。そのなんとか流って警察に睨まれて廃止になったそうじゃないですか。おまけに痴女皇国の売春は本当にNSNNの極みのようなナマ尽くし、少なくとも日本人の女性の大半には理解を得られないと思うのです…」
マリア「ちなみに今回、スケアクロウは標準型コンフォーマルポッドにテリブルLChを10発積んで来ているんだ。つまり、駄洒落菌散布弾頭つきの長射程タイプなんだけどさ、このタイプのポッドをつけると、対地照準用のセンサーシステムがもれなく一緒に組み込まれているんだよ」
てぃあら「飛行機や武器の詳しいことはわかりませんが、悪い予感がします」
えまこ「で、今回はうちが分体出してコ・パイロットやってたんすわ。そして、ベラ子かーさまは兵装操作研修もあるからと偵察兼兵装操作員席にお座りに」
てぃあら「さらに悪い予感がします」
マリア「で、標準コンフォーマルポッドをつけたスケアクロウはガンシップ…対地攻撃機になるのはもちろん、簡易偵察機としても使えるんだ。でなきゃ地上目標の攻撃に使えないだろ」
えまこ「ですねん。でぇ…雲の下の目標を探るセンサー類はもちろん、偵察衛星や気象監視衛星の合成開口レーダーですとか各種波長光学センサーのデータも総合して偵察情報の収集や目標発見を行います」
マリア「つまりだな。パラダイス・アイランドの地上で何が起きてるか、痴女種能力使わんでもある程度丸見えなんだわ」
てぃあら「ええええええ」
マリア「加えて、ティアラちゃんに執着しているベラ子が偵察装置を操作してるんだよ。これ、何もしないと思うか?」
てぃあら「…ベラ子陛下。撮影したデータ、消去願います」
べらこ「駄洒落菌変種の発症効果を観測する必要があるからダメなのです」
えまこ「まぁまぁ。うちがその辺はある程度ボカしときますから」
マリア「ベラ子。TAISP…地上投下型センサーポッド、落としてないだろうな。後で後下部ソノブイラックを点検するが、今回は使用予定がないから対地センサーは所定通り20発全て発射管に入ってるはずだぞ」
べらこ「すみません、二発落としました…地上埋没型で音響センサーつきのと、空中でドローンを数機出すやつを一発ずつ…」
てぃあら「マリアリーゼ陛下。何か適切な懲罰を要請します。これは装備のむだづかいでしょう。ジャンヌさんかアルトさんか、はたまた肝心の私の知覚情報を痴女種として抜いたら別にそんなもの使わなくても現場の様子は丸わかりじゃないですか…」
べらこ「楽園島は海賊の皆さんが覗かれて恥ずかしい思いをしないように、心話や意識共有に制限がかかっているのです…ですから偵察ポッドを落とすこと自体は調査に必要なはずなのです!」
マリア「ティアラちゃん。地上で収集したデータはエマ子に言えば見れるようにする。ベラ子に対する請願は、それを見たあとで君が決めてくれ」
ティアラ「黒グッズ使用と白金衣とやらの着用申請を出そうと思います。アルトさんの助けがあれば、私もそんな身に余る装備を使えるでしょう」
べらこ「あんぎゃあああああああ」
他全員((だからなぜそうバレることをすんのよ…)
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