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悪霊の盆踊り? 赤道祭りだワッショイ・8
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で。
あたしの胸で泣きじゃくる少年…ベテハリ君というそうですけど、彼のちんちんを慰めるどころか、話をあれこれ聞くハメに。
で、沈静化するために母乳を与えーのしております。更には彼と他の少年たちを隔離するために保養所の皇族棟へ移動しました。
何せ、他の少年たちは充てがわれた大人の女を思わせる女官や騎士に夢中なのですが…夢中になるだけの理由があるんですよ。
はっきり申し上げますけど、ベテハリ君以外はスレにスレていますね。
そして、今でこそクリスおじさまに近い印象の男の娘っぽい身体外観にされてますけど、元々の体格が結構いい子も少なからず存在したのは聞いていますし、データも拝見しました。
更には性格。罪を犯すべくして犯したかのような凶悪な性分の子ばっかりじゃないですか…むしろ事情犯と言うべきベテハリ君が混ざってるのが不思議ですよ。
とどめにですねぇ。アルトさんの要請で、堕天使の皆様にご協力を頂きました。
本当は少年相手にこれやって欲しくはないのですが、やむを得ません。
ええそうです、浅ましい獣の性欲を煽って貰ったんです。そして、堕天使の心理操作を知ってる痴女種なら「こらぁ、何かしたわよね!」と勘付く者が増えてやりにくいとか皆さん言ってますけどね、普通の人なら悪魔の囁きとか誘惑ってもの、そうそう勘付きませんよ。
勘の鋭い…そうですね、前田慶次郎さんやうちの叔父やミケーレさんのような修羅場経験者は違和感を覚えるかも知れませんが、その域に達するには幾度もの死線や外交謀略の場や、クリティカルな暗殺活動を経験しないと厳しいでしょう。
つまり、性欲に狂った少年たち、騙されていることに気づいてません。
(もともとは教育部長の説法講話ですら聞き入れなくて、更生は厳しいと判断された子ばかりですからね…ベテハリの場合、食事に毒を盛った上で家に放火するという知能犯的な行動が凶悪性だという判断を下されたのが、売春少年から更に選抜された理由なので…)
そーなんですよねー、コンクリ詰め殺人事件って未成年犯罪がかつて起きたそうですけど、あれに関与していた少年たちのほとんどが再犯歴を重ねていたと伺いましたが…この少年たちも、一言で言うならば、同類。
犯罪行為に全く躊躇がなく、息を吸うように奪い犯し暴力を振るう部類です。
ですが、ベテハリ君は少し違いました。
彼は非力であったが故に「確実に家族を黙らせる」ということを、自分の体力や行動力に合わせて計画した知恵と、その実行力や思考の方向性が問題になったのです。
アマゾンの原住民や、アイヌの皆様が使う毒の吹き矢同様に、確実に相手を無力化する兵士的な発想…うちの叔父やミケーレさんの思考に近い合理的な判断と、更には確実に殺すために毒で動けなくした上で家ごと焼くという、まさに手段を選ばない行動も負の判断要因でしたとオリューレさんが説明してくださいます。
確かにうちの叔父なんて、よく言われるボルジア家の毒薬…カンタレッラですけど…痴女皇国や聖院世界では、アシが付かないと判断可能ならあれを使うのに躊躇しない部類です。
そしてミケーレさんに至っては、自分や主君に対して「今は無害でも将来は有害とみなされるなら」乳幼児でも平気で殺害に及ぶ冷静冷酷な性格です。
(あれで痴女種になったら、確実に昔のうちよりもえげつない仕事するのは間違いありません。それが正義と思ったら、何億殺そうが躊躇せん性格っすね…)と、あのダリアさんですら、こう言うほどの人物だと思って下さい、ミケーレさん…。
今でこそあたしが一挙手一投足を監視しているとわかってますから大人しくしていますけど、本当に矯正対象だった時期すらあるんですよねぇ。
(ただねぇ、うちもイタリア作戦の際にミケーレさんと面識ありましたけど、あの人は主君に忠誠を誓えますし、残忍な行為に躊躇がないと言うよりは、信じられる主人のためには何でもするっちゅう意志が半端ないから、普通の人には出来ない事もやれるだけですわ。忍者の人…骨さんや捨丸さんとか金悟洞さんいてますやん、あの人らと同じ合理主義者ですよ)とはダリアさんのミケーレさん評。
で、ベテハリ君に話を戻しますと、未成年らしい感情や精神面のブレと反抗期めいた性格はあるものの、将来的にはこうした危険人物に育つ可能性が高い、と言うのがオリューレさんが性奴隷少年として抜擢した理由だそうですけど…。
つまり、こちらからの命令や指示を聞かないならば自己焼却刑に処しても仕方ないんじゃないですか、と言うのが彼女の評価です。
そしてオリューレさんは、我々の特訓を受け入れて性交に励まない場合はこうなるよ、という事例として美咲さんの自己発火映像、少年たちに見せています…逆らえば我々が殺すまでもない、あなたたちが自ら死に至るからと。
(これちょっとやりすぎではないですか…少年が絶望しますよ…)
(彼らがそんなヤワな精神だと思うのは大間違いです。軟弱な少年の姿に作り替えなければ、今でもふてぶてしく振る舞い、大人何するものぞで生きている事は間違いありませんよ…)という言い争いをオリューレさんと繰り広げた記憶もありますしねぇ。
ただ、ベテハリ君はそこまで強い人物ではありませんでした。
そして、少年たちは相互に悪影響を及ぼす事が懸念されていました。
つまり、つるんで悪事を企てるか、あるいは互いに争うか。
で、通常の聖院学院生徒と違って監視つきの独居房に居住しています。
ですけどねぇ…これも悪い影響を及ぼしたのですよ。
ええ、他の少年たちは悪賢いので、性交の際に手を抜くということを思いついてました。
ですから、彼らに餌を与え自分の置かれた立場を再認識させるのもさりながら、欲望や野望を吹き込んで牡豚にしてしまえば、とりあえず精気確保に必要な家畜として働いてくれるだろうと言うのがアルトさんの判断でしたし…ええ、当たってましたね…。
(ええ、ベテハリくん以外はかちくにしてももんだいないでしょう。われわれがこのこたちの根性をたたきなおすためのてだてを考えてあげてもよしですが…かりに、そのままじゅみょうがきて焼けてきえうせても、だれかがこのこたちがしんだことにたいしてなみだを流すのでしょうか…いのちがなくなった以上のかなしさをおぼえてもらえるとは、あたくしにはおもえません。むしろ、このこたちにひどいめにあわされたものたちが死んだときけば、せいせいしたりよろこぶことすら考えられますよ…)
将軍の地位以前に、ベテランの騎士であり女官であるアルトさんですら、この評価です。
しかしベテハリ君の場合は、精神が脆い部類。
ですので、相談相手がいない状態で愛のない性欲だけの性交に心が耐えられず、結果的に身が入らなかったのが精気量や質に影響を及ぼしていたようですね。
で、専任担当ではありませんが、ベテハリ君とよく組む相手としてアンヌマリーちゃんが何かと面倒を見ていたと…。
そして、ベテハリ君の現在の心境。
(なになに、生き別れた幼なじみが未だに気になるですと?)
(理恵さん…これは探してあげるのが筋では…)
何やねん、あんたらと思いかけました。
しかしぃっ。
考えてみれば潜入偵察や工作にかけてはプロ。
ええ、言うまでもありません、ダリアさんです。
アルトさんが気を利かせて事情を連絡して下さったようなのですよ。
でまぁ…ダリアさんが送り込まれて来ました。
ただ、その…送り込まれ方が問題でして。
連邦世界でのバリ島、シンガラジャ近郊のクブタンバハンという場所に第二国際空港が建設されていまして、あたしたちが茸島拠点として開発しているロビナビーチやシンガラジャへ直行できる他、従来からバリ島にあったデンパサールのングラ・ライ空港の混雑緩和に役立っています。
しかし、聖院世界の茸島はングラ・ライ飛行場を建設して植民地への拠点にしたオランダの影はもとよりですね、飛行場どころか街道整備もおぼつかないありさま。
まぁ、西暦1600年代同等の文明水準では無理もないでしょう。
で、聖院時代から街道整備は徐々に手掛けられていまして、痴女皇国開国後にエマちゃんが南北を結ぶ自動車通行道路をさっと作れたのも、もともと存在した街道の山間部を付け替えーのトンネルを堀りーのする程度でなんとかなる程度には道が作られていたそうです。
しかし、いくら道を作っても、そもそも痴女島または聖院島から茸島までの距離、北側の海岸ですら直線距離にして500キロは離れています。
更には、今後予想される大規模な生産品積み出しや人的交流を考えますと、茸島の港湾整備は必須。
特に農産物については、デンパサールから積み出す方が効率的である話も出ていますからね…。
でぇ。
ここまで申し上げますと、おわかりでしょう…あたしが嫌そうに嫌そうに語っている理由。
まず、ロビナビーチの更に西側を切り開き、長さ2,000m級の滑走路と…海に出て行ける水上機用の斜路が作られています。
これは言うまでもなくスケアクロウ用。
ですが、スケアクロウなら波が荒れていても陸地ならば垂直離着陸も可能ですし、何も長い滑走路は…ああ、VTOL操作が苦手なあたし向けですか…。
そして、この長さであれば、カエル女の国の輸送機や戦闘機の水平着陸も可能。
「かーさま。うちは飛行機の改造までは…」
えーとですね。
ダリアさんを乗っけて連れて来てくれたのは、エマ助。
そして、ダリアさんを乗せて連れて来た機材は白地にピンクの濃淡の帯をあしらっており、左右の主翼の前にプロペラが存在する双発機です。
その姿、この間の夜間偵察で幽霊を探すのに使用したDA42という割とかっこいい飛行機そっくりです。
で、IT1919とかいうふざけた番号…レジ番とか機体記号とかいう呼ばれ方をしている文字と数字の羅列が尻尾のところに書かれています。
ですが、なぜか機首の下側にカメラが取り付けられています。
「やっぱりそこに目が行きますよね。ちなみにオプションの水上/地上監視レーダーポッドも付けられますよ」
付けなくていいわよ。
というかこのカメラって軍用仕様の装備でしょう。更にはミサイルとか誘導したり目標指示を行うためのレーザー照射機まで一体化してる奴じゃないの。
しかし、機内を見ればレザーシートにふわふわムートン風カーペットの床や、シートと同系統の革の内張り。
操縦席の後ろに2列目の人が操作するカメラ用らしいモニタや入力用キーボードが存在するのを除けば、豪華なビジネスジェットに近い仕上げですね。そして何と、3列目の座席が存在します。
「これ、うちが改造したんです…ジーナ母様からの要望で…」
ええ。あの母親、何を頼むのか。
と申しますのも、こないだの夜間偵察で夜間の計器飛行も可能な飛行機の存在価値が俄然、高まりまして。
ですが痴女皇国に存在する飛行機で夜間飛行が可能なのは…特殊な存在のカリバーンを除けば、バンシーとババヤガー、そして借りっぱなしのドゥブルヴェと、いずれも2人乗り。
そして操縦席区画だけで要員6人とお客様10名を乗せられる上に、座席パレットを組み付けーの壁際のジャンプシートを展開しーのすれば160名くらいは余裕で乗せられるスケアクロウがあります。
が、機体サイズがそこそこの旅客機並に大型な上に、飛ばすまでの準備も結構面倒なスケアクロウ。
そして飛ばしたら飛ばしたで、特殊な操縦操作を要求する代物です。
もうちょっとお気軽手軽に飛ばせるもんはないのか。
で、ジーナ母様がモーターグライダーと入れ替えてあまり間が経ってないDA40という単発機で4人乗りがありますが、これは目視飛行にしか対応していません。痴女種能力で無理からに夜中でも飛ばせなくはありませんが、操縦席の電子装置が計器飛行に対応していないので夜中に飛ばすと色々と警告を出されるようです。
で、双発機のDA42の方がやはり良いとなりまして、日本での販売代理店はもとより中古飛行機を扱う業者数社にまで声を掛けて出物を探して頂いた結果、さるセレブが使って2年くらいになるものの、もうちょっと速くて豪華な…ビーチクラフト・キングエアというものに乗り換えたために出てきた中古機があるとの連絡を受けたところですね。
7人乗り仕様のDA62というものだったそうなんですよ。
飛行機の形自体は、こないだ乗ったDA42とほぼ変わりません。
操縦席周りのスイッチ類の配置が少し変わりますけど、連邦社会ではメディアウォッチメーカーの一つでもあるガーミン社の航空機用多目的大型ディスプレイが埋め込まれているのもDA42と同じです。
でまぁ、それを素直に日本円にして1億円近い値札で購入しただけならまだしも。
DA40を下取りに出したのでもう少し安く済んだ…DA42の中古が6千万円くらいらしいのですけど、その程度の出費で購入出来たのはともかく、なぜ軍用仕様のカメラとか付いているのか。
「捜索や救難用にええんちゃうか、とジーナ母様が言われるので、軍用機仕様のMPPというやつを解析して、うちが組み込んだんですよ…偵察・哨戒用のセンサーシステム…ですから、機首左右のラゲージスペース…トランクは電子機器で半分くらい潰されてます。3列目の後ろの荷物スペースにもレーダーポッド付けた時用の電源装置を付けてますさかい、トランクは全部使われへんのだけは注意してくださいよ」
はぁ。
そんな訳で、レザーシートの民間仕様でありながら、軍用の装備を無理からに付けた世界にただ1機の変態飛行機風味にしたそうです。
正直、痴女種の能力があれば何もそんな軍用の装備なんか付けなくても、と思いますよ。ええ。
そして、そんな改造をするからにはNBはまだしも、連邦地球に持ち込んで飛ばせば違法改造機として取り締まられそうな気がします。
(しかも、何で日本で登録してJA1919とか、またしても変なセクハラ番号とかつけるんですか)
(覚えやすいからええやろ)
あたし、今すぐNBに飛んではりせんで母親の頭をどつきたくなりました。
ついでに変形させて触手にして犯そうとも。
あとですね、絶対に痴女皇国世界から他に出せなくなりますけど、いっそエマちゃんにフルコピーさせたら購入費ゼロで済むじゃないですか。
(整備どないすんねん。エマ子任せもまずかろ…あれディーゼルエンジンやし排気タービンも付いとるんやぞ…)
はいはい。
そんなやり取りを交わした後、エマちゃんから飛行機を受け取ります。
と言っても、こないだ飛ばしたDA42と基本操作はあまり変わりません。
「推奨巡航速度197マイル、連続飛行最高速221マイル、失速速度78マイル、全てTASですわ。DA42よりちょっと落ちる性能やと思ってくれとジーナかーさまが」
へいへい。
しかし、これでは幼なじみの女の子を発見したとしても、引き合わせる事はできないのでは…。着陸にはそれなりの長さの滑走路を要する飛行機ですからねぇ…。
「かーさま。今すぐ引き合わせる事が必ずしも幸福につながりますやろか…」エマ助がジト目であたしを見るんですが。
「それに、この時代は早婚ですさかいに、もう子供出来てたりしたらどないしますん…ショックを受けますやろ?」
ああ…それは確かに。
「で、君をこれに乗せるに当たって、誓って欲しい事があります。何が起きていても騒がないこと。そして、思う事があるならばマリアヴェッラ母様か、ダリアさんに告げなさい。取り乱したらうちが怒りますからね…」と、ベテハリ君の目の位置までしゃがんで言い聞かせるエマ子。
(べらこかーさま。ふふふふふ。うちが何も考えずに、これ…DA-62を持って来た訳ちゃいますからね…まぁ、ダリアさんならすぐにアニサちゃんですか、その幼なじみを探せるはずでっせ…)
と、密かな耳打ちをクァンタムリンクで入れてくるエマ助ですけど…どうも、エマちゃんは既にある程度のアタリを付けてからここに来ているようですね。
つまり、そんなに悪い結果にはならないと。
(あと、ダリアさん用に簡易型の滑空装置を積んでます。上空で転送してそのまま降下する方向で)
ああ、なるほど…つまり、ダリアさんが行って何かする方がよい事態が起きてるって事ね。
よっしゃ。とりあえず行ってみましょう。
で、ここからがベテハリ君を今までとは別の意味で驚愕の顔にさせる事が起きました。
エマ助は当時の記憶を基に、ジャワ島にあったらしき彼の家と、同じ民族系統ですが争っていた別の部落の位置を割り出します。
更に彼のDNA/RNAを取得後、体内に精液他で彼の遺伝子残留がある対象女性を調査。
思考すら追いかけて行きます。
当時のジャワ島に、青い光が何度か降り注いだかも知れませんが、恐らく気付く人はいないか、いても適当な騒ぎで終わっていたでしょう。
ほほほほほ。
(超光速粒子の物体透過時のパッシブ変動から読み取れるもんがありますさかい…)
で、集落位置…つまり、そのアニサとかいう女の子の現在地を割り出すまで、1秒かかってません。
「では、衛星映像で南緯7度36分、東経110度12分を撮影してっと…」
そして、エマ助の聖環から出された映像を見て、思わず顔を見合わせるあたしとダリアさん。
「何ですかいな、このごっつい石の遺跡…」
「エマちゃん、もしかしなくてもこれ…」
「ですよ。初代様もいうてたでしょ。この世界にもあるんすよ、ボロブドゥール寺院遺跡群…」
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べらこ「いいお話と悪いお話があります」
アルト「ああ、あれですね…」
べらこ「あたしたちが南洋本島…ジャワ島に飛んだ後の茸島の話、闇堕ちマリア枠で出たそうです」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/604155813/114622046/episode/6174296
アルト「何かこう、あたくしまでもがわるものにっ」
べらこ「アルトさんは全くの善人じゃないのがよくわかりますね」
アルト「あたくしもしょうぐん、せいだく合わせて飲むのです。ちんぽからでるものは」
べらこ「それ何か違います。あと、アルトさんは飲ませてる方でしょ…」
アルト「べらこへいかには負けますぅううううう、あと痴女皇国のあたくしのほうがえげつないことしてましたよ…」
べらこ「まぁよいでしょう。それよりアルトさん、おじさまとは慣れてると思いますけど、あたしの代役をよろしくお願いしますよ…」
アルト(このかいわだけで、向こうでどんな話かわかると思うのです…そしてやみおちマリアも読んでぽいんととやらとか、ぶっくまーくとかやらを入れてほしいそうなのです…)
べらこ「天の声のさもしい宣伝欲求はともかく、えろえろなお話が好きな人は読んで損をしないそうですよ…」
あたしの胸で泣きじゃくる少年…ベテハリ君というそうですけど、彼のちんちんを慰めるどころか、話をあれこれ聞くハメに。
で、沈静化するために母乳を与えーのしております。更には彼と他の少年たちを隔離するために保養所の皇族棟へ移動しました。
何せ、他の少年たちは充てがわれた大人の女を思わせる女官や騎士に夢中なのですが…夢中になるだけの理由があるんですよ。
はっきり申し上げますけど、ベテハリ君以外はスレにスレていますね。
そして、今でこそクリスおじさまに近い印象の男の娘っぽい身体外観にされてますけど、元々の体格が結構いい子も少なからず存在したのは聞いていますし、データも拝見しました。
更には性格。罪を犯すべくして犯したかのような凶悪な性分の子ばっかりじゃないですか…むしろ事情犯と言うべきベテハリ君が混ざってるのが不思議ですよ。
とどめにですねぇ。アルトさんの要請で、堕天使の皆様にご協力を頂きました。
本当は少年相手にこれやって欲しくはないのですが、やむを得ません。
ええそうです、浅ましい獣の性欲を煽って貰ったんです。そして、堕天使の心理操作を知ってる痴女種なら「こらぁ、何かしたわよね!」と勘付く者が増えてやりにくいとか皆さん言ってますけどね、普通の人なら悪魔の囁きとか誘惑ってもの、そうそう勘付きませんよ。
勘の鋭い…そうですね、前田慶次郎さんやうちの叔父やミケーレさんのような修羅場経験者は違和感を覚えるかも知れませんが、その域に達するには幾度もの死線や外交謀略の場や、クリティカルな暗殺活動を経験しないと厳しいでしょう。
つまり、性欲に狂った少年たち、騙されていることに気づいてません。
(もともとは教育部長の説法講話ですら聞き入れなくて、更生は厳しいと判断された子ばかりですからね…ベテハリの場合、食事に毒を盛った上で家に放火するという知能犯的な行動が凶悪性だという判断を下されたのが、売春少年から更に選抜された理由なので…)
そーなんですよねー、コンクリ詰め殺人事件って未成年犯罪がかつて起きたそうですけど、あれに関与していた少年たちのほとんどが再犯歴を重ねていたと伺いましたが…この少年たちも、一言で言うならば、同類。
犯罪行為に全く躊躇がなく、息を吸うように奪い犯し暴力を振るう部類です。
ですが、ベテハリ君は少し違いました。
彼は非力であったが故に「確実に家族を黙らせる」ということを、自分の体力や行動力に合わせて計画した知恵と、その実行力や思考の方向性が問題になったのです。
アマゾンの原住民や、アイヌの皆様が使う毒の吹き矢同様に、確実に相手を無力化する兵士的な発想…うちの叔父やミケーレさんの思考に近い合理的な判断と、更には確実に殺すために毒で動けなくした上で家ごと焼くという、まさに手段を選ばない行動も負の判断要因でしたとオリューレさんが説明してくださいます。
確かにうちの叔父なんて、よく言われるボルジア家の毒薬…カンタレッラですけど…痴女皇国や聖院世界では、アシが付かないと判断可能ならあれを使うのに躊躇しない部類です。
そしてミケーレさんに至っては、自分や主君に対して「今は無害でも将来は有害とみなされるなら」乳幼児でも平気で殺害に及ぶ冷静冷酷な性格です。
(あれで痴女種になったら、確実に昔のうちよりもえげつない仕事するのは間違いありません。それが正義と思ったら、何億殺そうが躊躇せん性格っすね…)と、あのダリアさんですら、こう言うほどの人物だと思って下さい、ミケーレさん…。
今でこそあたしが一挙手一投足を監視しているとわかってますから大人しくしていますけど、本当に矯正対象だった時期すらあるんですよねぇ。
(ただねぇ、うちもイタリア作戦の際にミケーレさんと面識ありましたけど、あの人は主君に忠誠を誓えますし、残忍な行為に躊躇がないと言うよりは、信じられる主人のためには何でもするっちゅう意志が半端ないから、普通の人には出来ない事もやれるだけですわ。忍者の人…骨さんや捨丸さんとか金悟洞さんいてますやん、あの人らと同じ合理主義者ですよ)とはダリアさんのミケーレさん評。
で、ベテハリ君に話を戻しますと、未成年らしい感情や精神面のブレと反抗期めいた性格はあるものの、将来的にはこうした危険人物に育つ可能性が高い、と言うのがオリューレさんが性奴隷少年として抜擢した理由だそうですけど…。
つまり、こちらからの命令や指示を聞かないならば自己焼却刑に処しても仕方ないんじゃないですか、と言うのが彼女の評価です。
そしてオリューレさんは、我々の特訓を受け入れて性交に励まない場合はこうなるよ、という事例として美咲さんの自己発火映像、少年たちに見せています…逆らえば我々が殺すまでもない、あなたたちが自ら死に至るからと。
(これちょっとやりすぎではないですか…少年が絶望しますよ…)
(彼らがそんなヤワな精神だと思うのは大間違いです。軟弱な少年の姿に作り替えなければ、今でもふてぶてしく振る舞い、大人何するものぞで生きている事は間違いありませんよ…)という言い争いをオリューレさんと繰り広げた記憶もありますしねぇ。
ただ、ベテハリ君はそこまで強い人物ではありませんでした。
そして、少年たちは相互に悪影響を及ぼす事が懸念されていました。
つまり、つるんで悪事を企てるか、あるいは互いに争うか。
で、通常の聖院学院生徒と違って監視つきの独居房に居住しています。
ですけどねぇ…これも悪い影響を及ぼしたのですよ。
ええ、他の少年たちは悪賢いので、性交の際に手を抜くということを思いついてました。
ですから、彼らに餌を与え自分の置かれた立場を再認識させるのもさりながら、欲望や野望を吹き込んで牡豚にしてしまえば、とりあえず精気確保に必要な家畜として働いてくれるだろうと言うのがアルトさんの判断でしたし…ええ、当たってましたね…。
(ええ、ベテハリくん以外はかちくにしてももんだいないでしょう。われわれがこのこたちの根性をたたきなおすためのてだてを考えてあげてもよしですが…かりに、そのままじゅみょうがきて焼けてきえうせても、だれかがこのこたちがしんだことにたいしてなみだを流すのでしょうか…いのちがなくなった以上のかなしさをおぼえてもらえるとは、あたくしにはおもえません。むしろ、このこたちにひどいめにあわされたものたちが死んだときけば、せいせいしたりよろこぶことすら考えられますよ…)
将軍の地位以前に、ベテランの騎士であり女官であるアルトさんですら、この評価です。
しかしベテハリ君の場合は、精神が脆い部類。
ですので、相談相手がいない状態で愛のない性欲だけの性交に心が耐えられず、結果的に身が入らなかったのが精気量や質に影響を及ぼしていたようですね。
で、専任担当ではありませんが、ベテハリ君とよく組む相手としてアンヌマリーちゃんが何かと面倒を見ていたと…。
そして、ベテハリ君の現在の心境。
(なになに、生き別れた幼なじみが未だに気になるですと?)
(理恵さん…これは探してあげるのが筋では…)
何やねん、あんたらと思いかけました。
しかしぃっ。
考えてみれば潜入偵察や工作にかけてはプロ。
ええ、言うまでもありません、ダリアさんです。
アルトさんが気を利かせて事情を連絡して下さったようなのですよ。
でまぁ…ダリアさんが送り込まれて来ました。
ただ、その…送り込まれ方が問題でして。
連邦世界でのバリ島、シンガラジャ近郊のクブタンバハンという場所に第二国際空港が建設されていまして、あたしたちが茸島拠点として開発しているロビナビーチやシンガラジャへ直行できる他、従来からバリ島にあったデンパサールのングラ・ライ空港の混雑緩和に役立っています。
しかし、聖院世界の茸島はングラ・ライ飛行場を建設して植民地への拠点にしたオランダの影はもとよりですね、飛行場どころか街道整備もおぼつかないありさま。
まぁ、西暦1600年代同等の文明水準では無理もないでしょう。
で、聖院時代から街道整備は徐々に手掛けられていまして、痴女皇国開国後にエマちゃんが南北を結ぶ自動車通行道路をさっと作れたのも、もともと存在した街道の山間部を付け替えーのトンネルを堀りーのする程度でなんとかなる程度には道が作られていたそうです。
しかし、いくら道を作っても、そもそも痴女島または聖院島から茸島までの距離、北側の海岸ですら直線距離にして500キロは離れています。
更には、今後予想される大規模な生産品積み出しや人的交流を考えますと、茸島の港湾整備は必須。
特に農産物については、デンパサールから積み出す方が効率的である話も出ていますからね…。
でぇ。
ここまで申し上げますと、おわかりでしょう…あたしが嫌そうに嫌そうに語っている理由。
まず、ロビナビーチの更に西側を切り開き、長さ2,000m級の滑走路と…海に出て行ける水上機用の斜路が作られています。
これは言うまでもなくスケアクロウ用。
ですが、スケアクロウなら波が荒れていても陸地ならば垂直離着陸も可能ですし、何も長い滑走路は…ああ、VTOL操作が苦手なあたし向けですか…。
そして、この長さであれば、カエル女の国の輸送機や戦闘機の水平着陸も可能。
「かーさま。うちは飛行機の改造までは…」
えーとですね。
ダリアさんを乗っけて連れて来てくれたのは、エマ助。
そして、ダリアさんを乗せて連れて来た機材は白地にピンクの濃淡の帯をあしらっており、左右の主翼の前にプロペラが存在する双発機です。
その姿、この間の夜間偵察で幽霊を探すのに使用したDA42という割とかっこいい飛行機そっくりです。
で、IT1919とかいうふざけた番号…レジ番とか機体記号とかいう呼ばれ方をしている文字と数字の羅列が尻尾のところに書かれています。
ですが、なぜか機首の下側にカメラが取り付けられています。
「やっぱりそこに目が行きますよね。ちなみにオプションの水上/地上監視レーダーポッドも付けられますよ」
付けなくていいわよ。
というかこのカメラって軍用仕様の装備でしょう。更にはミサイルとか誘導したり目標指示を行うためのレーザー照射機まで一体化してる奴じゃないの。
しかし、機内を見ればレザーシートにふわふわムートン風カーペットの床や、シートと同系統の革の内張り。
操縦席の後ろに2列目の人が操作するカメラ用らしいモニタや入力用キーボードが存在するのを除けば、豪華なビジネスジェットに近い仕上げですね。そして何と、3列目の座席が存在します。
「これ、うちが改造したんです…ジーナ母様からの要望で…」
ええ。あの母親、何を頼むのか。
と申しますのも、こないだの夜間偵察で夜間の計器飛行も可能な飛行機の存在価値が俄然、高まりまして。
ですが痴女皇国に存在する飛行機で夜間飛行が可能なのは…特殊な存在のカリバーンを除けば、バンシーとババヤガー、そして借りっぱなしのドゥブルヴェと、いずれも2人乗り。
そして操縦席区画だけで要員6人とお客様10名を乗せられる上に、座席パレットを組み付けーの壁際のジャンプシートを展開しーのすれば160名くらいは余裕で乗せられるスケアクロウがあります。
が、機体サイズがそこそこの旅客機並に大型な上に、飛ばすまでの準備も結構面倒なスケアクロウ。
そして飛ばしたら飛ばしたで、特殊な操縦操作を要求する代物です。
もうちょっとお気軽手軽に飛ばせるもんはないのか。
で、ジーナ母様がモーターグライダーと入れ替えてあまり間が経ってないDA40という単発機で4人乗りがありますが、これは目視飛行にしか対応していません。痴女種能力で無理からに夜中でも飛ばせなくはありませんが、操縦席の電子装置が計器飛行に対応していないので夜中に飛ばすと色々と警告を出されるようです。
で、双発機のDA42の方がやはり良いとなりまして、日本での販売代理店はもとより中古飛行機を扱う業者数社にまで声を掛けて出物を探して頂いた結果、さるセレブが使って2年くらいになるものの、もうちょっと速くて豪華な…ビーチクラフト・キングエアというものに乗り換えたために出てきた中古機があるとの連絡を受けたところですね。
7人乗り仕様のDA62というものだったそうなんですよ。
飛行機の形自体は、こないだ乗ったDA42とほぼ変わりません。
操縦席周りのスイッチ類の配置が少し変わりますけど、連邦社会ではメディアウォッチメーカーの一つでもあるガーミン社の航空機用多目的大型ディスプレイが埋め込まれているのもDA42と同じです。
でまぁ、それを素直に日本円にして1億円近い値札で購入しただけならまだしも。
DA40を下取りに出したのでもう少し安く済んだ…DA42の中古が6千万円くらいらしいのですけど、その程度の出費で購入出来たのはともかく、なぜ軍用仕様のカメラとか付いているのか。
「捜索や救難用にええんちゃうか、とジーナ母様が言われるので、軍用機仕様のMPPというやつを解析して、うちが組み込んだんですよ…偵察・哨戒用のセンサーシステム…ですから、機首左右のラゲージスペース…トランクは電子機器で半分くらい潰されてます。3列目の後ろの荷物スペースにもレーダーポッド付けた時用の電源装置を付けてますさかい、トランクは全部使われへんのだけは注意してくださいよ」
はぁ。
そんな訳で、レザーシートの民間仕様でありながら、軍用の装備を無理からに付けた世界にただ1機の変態飛行機風味にしたそうです。
正直、痴女種の能力があれば何もそんな軍用の装備なんか付けなくても、と思いますよ。ええ。
そして、そんな改造をするからにはNBはまだしも、連邦地球に持ち込んで飛ばせば違法改造機として取り締まられそうな気がします。
(しかも、何で日本で登録してJA1919とか、またしても変なセクハラ番号とかつけるんですか)
(覚えやすいからええやろ)
あたし、今すぐNBに飛んではりせんで母親の頭をどつきたくなりました。
ついでに変形させて触手にして犯そうとも。
あとですね、絶対に痴女皇国世界から他に出せなくなりますけど、いっそエマちゃんにフルコピーさせたら購入費ゼロで済むじゃないですか。
(整備どないすんねん。エマ子任せもまずかろ…あれディーゼルエンジンやし排気タービンも付いとるんやぞ…)
はいはい。
そんなやり取りを交わした後、エマちゃんから飛行機を受け取ります。
と言っても、こないだ飛ばしたDA42と基本操作はあまり変わりません。
「推奨巡航速度197マイル、連続飛行最高速221マイル、失速速度78マイル、全てTASですわ。DA42よりちょっと落ちる性能やと思ってくれとジーナかーさまが」
へいへい。
しかし、これでは幼なじみの女の子を発見したとしても、引き合わせる事はできないのでは…。着陸にはそれなりの長さの滑走路を要する飛行機ですからねぇ…。
「かーさま。今すぐ引き合わせる事が必ずしも幸福につながりますやろか…」エマ助がジト目であたしを見るんですが。
「それに、この時代は早婚ですさかいに、もう子供出来てたりしたらどないしますん…ショックを受けますやろ?」
ああ…それは確かに。
「で、君をこれに乗せるに当たって、誓って欲しい事があります。何が起きていても騒がないこと。そして、思う事があるならばマリアヴェッラ母様か、ダリアさんに告げなさい。取り乱したらうちが怒りますからね…」と、ベテハリ君の目の位置までしゃがんで言い聞かせるエマ子。
(べらこかーさま。ふふふふふ。うちが何も考えずに、これ…DA-62を持って来た訳ちゃいますからね…まぁ、ダリアさんならすぐにアニサちゃんですか、その幼なじみを探せるはずでっせ…)
と、密かな耳打ちをクァンタムリンクで入れてくるエマ助ですけど…どうも、エマちゃんは既にある程度のアタリを付けてからここに来ているようですね。
つまり、そんなに悪い結果にはならないと。
(あと、ダリアさん用に簡易型の滑空装置を積んでます。上空で転送してそのまま降下する方向で)
ああ、なるほど…つまり、ダリアさんが行って何かする方がよい事態が起きてるって事ね。
よっしゃ。とりあえず行ってみましょう。
で、ここからがベテハリ君を今までとは別の意味で驚愕の顔にさせる事が起きました。
エマ助は当時の記憶を基に、ジャワ島にあったらしき彼の家と、同じ民族系統ですが争っていた別の部落の位置を割り出します。
更に彼のDNA/RNAを取得後、体内に精液他で彼の遺伝子残留がある対象女性を調査。
思考すら追いかけて行きます。
当時のジャワ島に、青い光が何度か降り注いだかも知れませんが、恐らく気付く人はいないか、いても適当な騒ぎで終わっていたでしょう。
ほほほほほ。
(超光速粒子の物体透過時のパッシブ変動から読み取れるもんがありますさかい…)
で、集落位置…つまり、そのアニサとかいう女の子の現在地を割り出すまで、1秒かかってません。
「では、衛星映像で南緯7度36分、東経110度12分を撮影してっと…」
そして、エマ助の聖環から出された映像を見て、思わず顔を見合わせるあたしとダリアさん。
「何ですかいな、このごっつい石の遺跡…」
「エマちゃん、もしかしなくてもこれ…」
「ですよ。初代様もいうてたでしょ。この世界にもあるんすよ、ボロブドゥール寺院遺跡群…」
-----------------------------------
べらこ「いいお話と悪いお話があります」
アルト「ああ、あれですね…」
べらこ「あたしたちが南洋本島…ジャワ島に飛んだ後の茸島の話、闇堕ちマリア枠で出たそうです」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/604155813/114622046/episode/6174296
アルト「何かこう、あたくしまでもがわるものにっ」
べらこ「アルトさんは全くの善人じゃないのがよくわかりますね」
アルト「あたくしもしょうぐん、せいだく合わせて飲むのです。ちんぽからでるものは」
べらこ「それ何か違います。あと、アルトさんは飲ませてる方でしょ…」
アルト「べらこへいかには負けますぅううううう、あと痴女皇国のあたくしのほうがえげつないことしてましたよ…」
べらこ「まぁよいでしょう。それよりアルトさん、おじさまとは慣れてると思いますけど、あたしの代役をよろしくお願いしますよ…」
アルト(このかいわだけで、向こうでどんな話かわかると思うのです…そしてやみおちマリアも読んでぽいんととやらとか、ぶっくまーくとかやらを入れてほしいそうなのです…)
べらこ「天の声のさもしい宣伝欲求はともかく、えろえろなお話が好きな人は読んで損をしないそうですよ…」
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