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夏の仮装肝試し祭り!・7
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「物を運ぶ事を考えると、飛行機がダメならお船になりますよね、確かに…」
「…飛ぶ物体を作らないと、宇宙に出る事を考えないと思うから飛行機の発明については口を挟みません…だけどね、あんたらの飛行機はまだしも、あの変な船には乗らない方向で!」
はい。
人に機械と、それを作る技術を与える件については女のわがままだけで世の中は回らないという悲しい現実を女性1名と女神様1名に突きつけています。
何せ、あたしの車を作っている会社を創業したおじさん、ある意味で女のわがままを叶える高級スポーツカーを作るために自動車製造に手を出した人です。
畑違いとはいえエアコンやトラクターを作る会社の方ですから、それなりの技術者を抱えていたはずですが、その人をもってしても車作りは大変だったと乱暴ルギーニの人にお聞きしました。
それに、普通の車の倍から3倍は速い車なら、やはりそれなりに専門知識や技術を乗る人に要求してしまうのは、実際に乱暴ルギーニに乗っている立場からも断言できます。
ただ…これでもエアコンは効くし一応はオートマ運転もできるしパワステが付いてネイルつけた指でも何とかハンドルが回せるようになったようですね。
なにせ、昔はエンジンを始動するだけで成功を祈るありさまでしたと、ダァが上に跳ね上がるカウンタックなる車の現物を見せられ運転席に押し込まれ、実際にイタリアの道を広報企画で走るハメになったあたしにしてみれば…。
ええ、姉が常々言っている「男性も世の中には必要」という言葉の意味がよくわかります。
単に痴女種のお食事のタネだけではなく、知的生命体として人間の男性は必要ですよ。
で、スクルドさん。
優秀な男性陣が時には頭を抱えて、時にはひらめきで作り上げてくれたあたしの車の横、乗りますか。
ちょっと聖院空港の滑走路で踏んでみますから。
いえ、あたしもあれでブイブイ走る趣味はないんです。
ただ、時々はある程度のスピード…時速200キロ以上を出しておく方がいいと言われてますので、聖院港の地下トンネルか空港の滑走路で月に2回くらいは踏んでるんですよ、アクセル。
大丈夫、あそこだと出しても時速200キロを少し超えるくらいで済みます。逆に最高速度チャレンジなんか無理、無理…聖院港トンネルを封鎖したらいけるかな。
「あんたのあの赤いの、どのくらい速いのよ」
「日本にシンカンセンってありますよね。あとイタリアにも。だいたいあれより少し遅いくらいです。あと、スケアクロウが飛び上がる時に地面離れた後、ブイツーってあたしたちが言いますけど、あの時より少し速い程度」
時速300キロという速度域、スクルドさんに理解しやすいように説明したつもりです。
「何でそんなもの乗ってんのよ…」
「うちの姉のおすすめです。で、あたしもこれなら荒れた道でも使えるし、車内もお客様を乗せて恥ずかしくないだろうしって事で。姉もお金を出してくれましたし、連邦政府のえらい人でイタリアの方がイタリア政府やメーカーに話をされて、イタリア政府や会社も、なら宣伝にもいいからって事で運転免許を取る訓練や、あの車を動かすための特訓をしてくれたんですよ」
ええ、あの乱暴ルギーニの四駆、あたしの体格同等の人間4人が快適に移動できる豪華装備、ちゃんとついてますよ。
確かにあれをあたしが乗るに当たって嫌なことや辛い事もありましたけど、今やあの乱暴ルギーニの四駆、あたしのものという認識が世間に広まっています。
更にはあれの免許を取るのとあたし向け特訓プログラムを受ける過程で自動車レースの世界に繋がりが出来まして…伊藤瞳さんの分体とのご結婚をお世話させて頂く方が、あたしの乱暴ルギーニに「にゅるにゅるしてる道で世界一速い女の車だ」とサインした人…つまり、その年のワールドチャンピオンです、F1の。
ですからあれを買った事で、向いた運もあるとは思うのですよ。
そして、どういう訳か外交官ナンバー自体は付いてますけど、イタリア大使館付け車両に変わりました…そして、ビューティーツインズの痛ラッピングもされたままです…時々エマちゃんが手入れを兼ねて、新しいグラフィックで貼り替えてくれていますけどね。
あたしの受け持ち役たる悪役主体で貼ると番組の宣伝によくないからと、主役を中心にした絵柄なのが困りものですが…。
とにかく、あの乱暴ルギーニ、あたしのお気に入りなのはわかって頂けましたでしょうか。
イタリア人が痛車に乗るネタをしたいがために天の声が出したという話もありますけど、今やあの車はイタリアでも放送されているあのアニメ番組のせいで、イタリアでも有名になってしまいまして、ラッピングを剥がすに剥がせないのが辛いところ。
さながら、愛のライブをする女の子たちが描かれた痛いレンタカーを乗り回すがごとく、恥ずかしさに満ち満ちた車ですが…もてぎチャンネル時代やビューティーツインズの企画のせいでイタリア大使館付武官で連邦政府の職員の謎の女マリアヴェッラさんの車だって知れ渡ってますからねぇ。
あ、痴女皇国の国章を車体に描かせるのは断固拒否しました。ほほほ。
さすがにあんなものを描いた車で堂々と走るのは、いささか躊躇する行為です。高級エロ時計メーカーを標榜するOME*O社の営業車でもあのマークを入れてはいないのではないでしょうか。
(それはいいんだけど、そろそろデンパサール上空よ。静かにしてね…ベラちゃんも、おめこの気配を探るのよ…)
(おかみ様と幽霊さんもお願いしますよ。人外の気配は多分、この高さでもいけますやろ?)
(まかせ。せやな…やはり、ひと以外のけはいは感じへんな…ゆうれいはどうや)
(私の同族がいれば確実に人の生気を羨むはず。しかし…さまよっている者はいなくもありませんが、人に認められるほどの強い念に憑かれてはおりませんね。つまり、私のように人に見られる姿は取れません)
(ふむ。ま、みれんのあるやつはいなくもないっちゅうとこか。生きとるもんはまぁまぁげんきそうやけどな…)
(ではスクルド、姉の提案した計画、やはり実行に移してよろしいかしら)
初代様…何をするおつもりで。
(決まっています。マリアヴェッラ、瞳さんとこのひこうきの中であれをするのです、あれを)
(べらこのきょうれつな精気につられて、ばけもんが出てくると思うてな…)
えええええ!
でも場所が…まさかあの狭い乗員仮眠室を使うの、出来れば避けたいんですけど…。
(後ろに野戦指令モジュール積んでる。電源も引き通してるしシャワーも使えるから行っといで)
聖院母様まで、あたしのお尻を押すのですか…。
いえ、それ自体に異論はありません。
ですが制約がある中で、気分の乗らない事をしても。
最終手段として、おばちゃんにあたしの身体を使わせる方法も考えましたが。
…待った。
(お目付け役の同行をお願いします。あたしと瞳さんの暴走対策です)
(ちょちょちょマリアヴェッラ! 私も連れて行くって…)
(これが前の席のお仕事をしている立場であれば、スクルド先生を誘うのに躊躇したかも知れません。ですがスクルド先生は言うなれば正に我々の指導役、これが先生のお仕事でなくて何なのですかぁっ。聖院母様ユーハブ。エマちゃん、コパイ席代わってください)
問答無用で席を立ち、スクルドさんを強制的に引きずって行きます。
そして瞳さんも後ろを付いてきます。
何せ確か、スケアクロウに乗るのは初めてのはずなんですよね、瞳さん…。
で、貨物室への気密ドア、ガチャガチャとロックを外して中に入ります。
その無骨な内装に呆れ返る雰囲気が後ろから。
そりゃ、無用な装飾や化粧板の類が一切ありませんからね。
そして壁際に並ぶ折り畳み椅子の質素な作りから、元来の用途を悟って欲しいのです。
そして、貨物室前方に積み込まれたキャンピングトレーラーまがいの物体。
というか、そのものですね。
これが話にあった、移動用指揮官用居住設備なのでしょう。
アメリカ製らしく左側にあるドア…引き出しを考えてか、牽引用トーヒッチは機尾方向を向いて積み込まれているそれの扉を開けて中に入ります。
ドアを開けてすぐの場所にある照明と空調のスイッチを入れて…。
まぁ、単純に言いますと、ベッドに転換可能なソファと執務机と椅子と、それから仮眠用らしいリクライニングソファが置かれたワンルーム。
あとキャンピングカーっぽい冷蔵庫や流し、そしてシャワールーム兼トイレがありますね。
まぁ、正直なところ…ですけど、本来この飛行機に乗って移動する兵隊さんからすれば破格の待遇と言えるでしょう。
あたしもこれとは違う形の指揮官居住設備と座席パレットを組み付けた状態のスケアクロウ、聖院学院の校外学習で何度も飛ばしていますから知ってますけど、座席パレットではなく詰め込み用の椅子ラックを組み付けた場合、そこに座る人からは絶対に不平不満を聞きますからね…。
で、これまたアメリカーンな感じのビニールレザー張りのソファには瞳さんとスクルド先生に座ってもらいます。
「陛下は何やら慣れておられるようですが…」
「聖院学院の子どもたちを校外学習に連れて行くお仕事がありますからね。その時によって行き先は違いますが、世界各地の名所に一泊二日の行程で向かいまして、キャンプ生活をしてもらうんですよ」
「人類に対する教育姿勢は評価するけど…で、私は何をすれば良いのよっ」
「まぁまぁ、要はあたしが今気分が乗らないのでですね…代わりに…」
で、あたしの案を聞いたスクルド先生、やはりというべきか、一瞬だけは激昂なさいます。
しかし、そこは神様。
「確かにマリアヴェッラの言う通り…あんたが暴走したらしたで我々も困りはするから、案は飲まざるを得ないわねっ」
と、立ち上がって兜付きの騎士姿にチェンジなさいます。
そのお姿、戦乙女出身と自らを言うだけはありまして、天の声に言わせるとワルキューレなんとかに出てくる金髪系キャラまんまを連想頂きたいそうです。
そして兜を外してフフンとドヤ顔しておられますが。
「確かにかっこいいですし、その股間のそれが凄いのはわかりますが…」
「伊藤瞳、あなたが入れたいなら女性状態になれるわよ。私もその方が楽なんだけどね」
なら、股間のちんちんを誇示しながら言わないでくださいよ。
聞けば、例の北欧神話で言われる死者の都で人間の戦士を歓待するか、その接待役を指導した事もあるそうです。
つまり、猥褻行為に関しては玄人。
「本音を言うとこう、男臭いのが好みなのだけど…」
それは分からなくもありません。
北欧支部にお邪魔した際、現地の参詣男性や、現地雇用した罪人扱いの労働者の方々を拝見していますので、そもそも痴女皇国向けの罪人体型に矯正する前のお姿がムキムキマッチョ系。
更にはいけにえ村の男性陣も、成人直前や成人後の方々、割と体格が良いか「昔はよかった」人ばかりでしたから。
まぁ冬の寒さも含めて、人の生存には厳しい環境ですから、必然的に体力のある方ばかりが残っていったのでしょう。
ふっ。
外見だけでないのを思い知るがよいわっ。
「外見で勝負しているマリアヴェッラにだけは言われたくないわね…」
とか言ってるスクルド先生ですけどねぇ。
思わずそのビキニアーマー化した状態のお姿のウェストを触ってみます。
肋骨とか抜いてないですよね。
そう、北欧いけにえ村の女性他、この時代かそれ以前の女性なら、本来は割と頑丈な体型が主流じゃなかったのでしょうか。
ところが先生のお身体はファッションモデル並みの細身で、しかも整形っぽいデカパイにしていやがります。
もうあざとさ全開、現代風にもほどがあります。
まさにワルキューレロ○ンツェに出て来そうな二次元的体型。
最近はモデルのお仕事もあるので、それ用の姿を用意しているあたしからしても、このままパリコレのランウェイに出せそうだと思えます。
素晴らしい。これならば瞳さんも…。
(私はやはりベラ子陛下の方が…)
ええいっわがまま言うなっ。
瞳さん、貴女は皇帝室秘書課長候補。
つまり、貴女に精気授受を申し出る幹部女官の相手もお願いすることになるのです。
ですから、ここでスクルド先生と助平行為に及ぶのもいわば研修、そして試練です。
この試練を乗り越えないと、あたしと全力であーんな事やこーんな事はできませんよっ。
そしてスクルドさん。
言いたくありませんが、貴女にも努力をお願いせねばなりません。
お互いの良き未来のためにも、是非ひとつヴァルハラの宴とやらの再現をですねぇっ。
(皆まで言わずとも…)と、エロエロな表情を浮かべて瞳さんに迫るスクルドさん。
(あー伊藤瞳、安心しなさい。私も職務ならばこそ、貴女に優しく接しますからね…)
ほんまやろな。
疑いの目で見る女、2名。
ですが根拠のない疑いではありません。
なにせ、スクルド先生…ちんぽの先から白い雫がね、そのね…発情した鹿かあんたはという感じでですね。
「待て待てすくるど、おまえのそのありさまではむりからにひとみをおそいかねん。いとうひとみ、おぬしはわしがあいてしてやる。ほれこい」
乱入するおかみ様、そして幽霊さん。
で、あれよあれよと瞳さんをフルに元気にさせてご自身が咥え込んでおしまいに。
(ええー? 大日女、あんた何してくれんのよ!)
(やかましい。それにおまえがやろうがわしがやろうが、どのみち、いとうひとみには神種族にたいする力をさずけねばならんはなしやろ。ひとみ、わしとすると鬼族や神種族とまぐおうてもだいじょうぶなようにからだがかきかわるからな。つまり…べらこのほんきでもうけとめらるようにしたるぞ)
あーなるほど…おかみ様に認められるということは、神種族眷属として十月懇親会の参加資格を与えられる話でもあります。
という訳で瞳さん、おかみ様と頑張って。
(ひとみ、このさいやからおまえの色事のわざはとわん。わしらのむすめをたすけるはなしや。あんしんしてつっこんでこい)
ならば、あたしも任せて安心というもの。瞳さんにもおかみ様の思いが伝わったのか、頑張ってお尻を振り始めています。
となれば、スクルド先生。
あたしもヤなんですよ? そして今の先生のお姿、あたしにはドンピシャで凌辱対象です。
しかし事情も事情、まずはあたしに突っ込んでくださいませ。
嫌や言うたら上にまたがるからな。
(仕方ないわねぇ。ここで一つ、軽く泣かせるのも一興か…うりゃあっ)
我慢しきれなかったんですか。先生、あたしを押し倒して来ましたけど。
むー…ちんぽ具合はマリーちゃんに近いかなー。力で押してくるタイプとみた。
確かにスクルド先生、ヴァルハラでは人間から散々搾り取っていたんでしょうか。今は突っ込む側ですが、穴側の動きもかなりのもの。
(ちょっとマリアヴェッラ…あんた何挿れて来てんのよ…まぁ気持ちいいんだけどさ…)
ええ、ベラちゃんはりせん、つまりムチを形状変形させてスクルドさんの膣とアナルを責めるロマンを追求させて頂きました。
で、我々の交尾を見ている幽霊さん、青白い状態からまたしても血色が良くなっています。
この幽霊さん、日本などに伝わる単純な霊魂ではなく未練の余りに一種の妖怪に近い状態になっているそうです。
つまり、形状は不定に近いですけど実体があります。
そして我々の発散する性欲と生気を受けて人の状態に戻りつつある模様。特に神様が2名もあんあん言ってるせいで、とてもありがたい状況みたいです。
(今生き返るとまずいんですよね…ただ、これほどの生気を感じているならば私の今のように、ふらふらしている連中まで形を取りかねません。申し訳ないのですが、早めに終わらせた方が同族をむやみに増やさなくてよろしいかと)
ありゃりゃ、強い存在なのも考えものですね…。
(それとマリアヴェッラ、あんたに今更神種族眷属の資格与えてもあれだから中出しはしないわよ…えいっ隙ありっ)
こここここのアマ、何しやがりますかっ。
そうです、スクルド先生、無理からにあたしの口にちんちんねじ込もうとしました。
あたしの口と顔に出してええの、普段は母様とクリスおじさまと瞳さんに絞ってんのですよ? あんたに認めてませんよ?
ムカつくので全力吸引して差し上げます。
ふん、あたしにかかれば中出しでなくとも神種族の精気ごっつぁん状態にできますからねっ。
(こらぁ吸い過ぎ禁止っ。あんた、運命選定種に強制任命されたいの? まぁ私だから何とか倒れずに済んでるけどさぁ)
言いながらも、スクルド先生は大変にご満足な様子。
そのツラがムカつきますので…逆に押し倒したるわいっ。
そして先生の精液で汚れた舌を口にねじ込みながら、今度はあたしのぴーたーのーすで逆襲させて頂きます。
(よっぽど私にくっ殺せとか言わせたいのね…あん駄目バカキツ過ぎでしょ!のっけから腰振るの全開にする人がありますか!あんっやめてバカっ!)
人に許可なく顔射するからやっ。
(べらこ…てかげんしたれ…おまえにもたちばがあるやろけど、すくるどかてしくじったらあかんたちばや。それに、このこもねえさんたちからわしらの今をしらべてこいていわれとるわけやろ。ここは一つ、ええ気分にさしたり)
むぅ…では泣かすのはやめます。
ラスプーチンちん使おうと思ったんですけどね。
(私ももヘンリー・ワーズワースやNBの政治家達を籠絡する必要があるから、あんた達の日頃から得られるもんがあれば得たい訳よ…)
そうそう、スクルドさん、割と真面目です。
ある意味で冗談、通じません。
やはり北欧の実直で男臭い連中を相手にして来た経験から来る性格ではないでしょうか。
ここは一つ、駄洒落菌で。
(とっくに私に与えられた身体に入ってたわよ、そのろくでもない微小生物…だいたい私が冗談や思いつきで未来を決めたら大変な事になるでしょ? それとマリアヴェッラ…腹の虫が収まらないなら、今日が最後の機会じゃないでしょ? 貴女を慕う伊藤瞳のためにも、ここは化け物をおびきよせる餌役に徹しなさいな)
仕方ありませんねっ。
ベラちゃんのおっばいでも吸ってくださいっ。
(私に母親依存の癖がつくかは別にして…どれどれ、ふむ…あんたの母乳への依存が刷り込まれる理由ってさ、あんたの高木ジーナへの依存性から来てる母性刷り込み要因が入ってるせいよ。痴女種の場合、そもそもマリアリーゼとあんたの出生に関わった初代聖母への畏敬の念が深層思考にあるわけよ)
そんなものをすぐ分析するとは、さすが先生。
(誉めてんのかけなしてんのか…だから私には単なる精気授受の媒体になるだけね。ただ、純度は凄いわ…いえ、フレイヤも馬鹿よ…あんた達と素直に手を結べばもう少し歩く道もあったとは思うわよ)
で、あたしのスクルド先生評。
確かにこの方も裏表がない部類です。
北欧神種族だけのことに留まらず、他の種族や生物についての生涯を定めるお立場に就かれるだけはある。
なればこそ、先生にはお願いしたいのです。
あたしは美男公の一件や、人間社会の不適合者に対して一種の人間不信めいた感情を持っています。
ですから、信頼関係を確かめるためにも…多少のSM要素の容認くらいは何とかなりまへんか。
痴女皇国を統治する立場としても、できれば瞳さんにはそういう制限抜きにしてあたしと関係を結んで欲しいのですうっ。
(あまり咎める気はないわよ。ただ、クリス・ワーズワースへの悪影響が困るから自粛させたいのよ…よろしい。彼についてはアグネス・ワーズワースと協調なさい。今でも交代でクリス・ワーズワースとの関係を持っているのでしょ?)
あー、男の娘まではいいけど完全痴女種化はダメって件もありましたね。アグネスおばさまもその辺りを踏まえて、我々と相談しながらおじさまのお相手をして頂いています。
あと、つかぬことをお伺いしますがスクルド先生、クリスおじさまのような少年に、ご興味は。
(彼があと…そうね、マリアヴェッラくらい身長が高ければ考えていました。私は青年には興味があるけど少年には食指が動かないわね)
さいですか。
(しかし、おまえらの気に当てられたやつはおるけど、むかしのはなしにでてくるようなばけもんはおらんっちゅうはなしになるわの。べらこ、婢女…やはりおまえらが考えとるさくせん、あれで行ったかてええんちゃうか)
「…飛ぶ物体を作らないと、宇宙に出る事を考えないと思うから飛行機の発明については口を挟みません…だけどね、あんたらの飛行機はまだしも、あの変な船には乗らない方向で!」
はい。
人に機械と、それを作る技術を与える件については女のわがままだけで世の中は回らないという悲しい現実を女性1名と女神様1名に突きつけています。
何せ、あたしの車を作っている会社を創業したおじさん、ある意味で女のわがままを叶える高級スポーツカーを作るために自動車製造に手を出した人です。
畑違いとはいえエアコンやトラクターを作る会社の方ですから、それなりの技術者を抱えていたはずですが、その人をもってしても車作りは大変だったと乱暴ルギーニの人にお聞きしました。
それに、普通の車の倍から3倍は速い車なら、やはりそれなりに専門知識や技術を乗る人に要求してしまうのは、実際に乱暴ルギーニに乗っている立場からも断言できます。
ただ…これでもエアコンは効くし一応はオートマ運転もできるしパワステが付いてネイルつけた指でも何とかハンドルが回せるようになったようですね。
なにせ、昔はエンジンを始動するだけで成功を祈るありさまでしたと、ダァが上に跳ね上がるカウンタックなる車の現物を見せられ運転席に押し込まれ、実際にイタリアの道を広報企画で走るハメになったあたしにしてみれば…。
ええ、姉が常々言っている「男性も世の中には必要」という言葉の意味がよくわかります。
単に痴女種のお食事のタネだけではなく、知的生命体として人間の男性は必要ですよ。
で、スクルドさん。
優秀な男性陣が時には頭を抱えて、時にはひらめきで作り上げてくれたあたしの車の横、乗りますか。
ちょっと聖院空港の滑走路で踏んでみますから。
いえ、あたしもあれでブイブイ走る趣味はないんです。
ただ、時々はある程度のスピード…時速200キロ以上を出しておく方がいいと言われてますので、聖院港の地下トンネルか空港の滑走路で月に2回くらいは踏んでるんですよ、アクセル。
大丈夫、あそこだと出しても時速200キロを少し超えるくらいで済みます。逆に最高速度チャレンジなんか無理、無理…聖院港トンネルを封鎖したらいけるかな。
「あんたのあの赤いの、どのくらい速いのよ」
「日本にシンカンセンってありますよね。あとイタリアにも。だいたいあれより少し遅いくらいです。あと、スケアクロウが飛び上がる時に地面離れた後、ブイツーってあたしたちが言いますけど、あの時より少し速い程度」
時速300キロという速度域、スクルドさんに理解しやすいように説明したつもりです。
「何でそんなもの乗ってんのよ…」
「うちの姉のおすすめです。で、あたしもこれなら荒れた道でも使えるし、車内もお客様を乗せて恥ずかしくないだろうしって事で。姉もお金を出してくれましたし、連邦政府のえらい人でイタリアの方がイタリア政府やメーカーに話をされて、イタリア政府や会社も、なら宣伝にもいいからって事で運転免許を取る訓練や、あの車を動かすための特訓をしてくれたんですよ」
ええ、あの乱暴ルギーニの四駆、あたしの体格同等の人間4人が快適に移動できる豪華装備、ちゃんとついてますよ。
確かにあれをあたしが乗るに当たって嫌なことや辛い事もありましたけど、今やあの乱暴ルギーニの四駆、あたしのものという認識が世間に広まっています。
更にはあれの免許を取るのとあたし向け特訓プログラムを受ける過程で自動車レースの世界に繋がりが出来まして…伊藤瞳さんの分体とのご結婚をお世話させて頂く方が、あたしの乱暴ルギーニに「にゅるにゅるしてる道で世界一速い女の車だ」とサインした人…つまり、その年のワールドチャンピオンです、F1の。
ですからあれを買った事で、向いた運もあるとは思うのですよ。
そして、どういう訳か外交官ナンバー自体は付いてますけど、イタリア大使館付け車両に変わりました…そして、ビューティーツインズの痛ラッピングもされたままです…時々エマちゃんが手入れを兼ねて、新しいグラフィックで貼り替えてくれていますけどね。
あたしの受け持ち役たる悪役主体で貼ると番組の宣伝によくないからと、主役を中心にした絵柄なのが困りものですが…。
とにかく、あの乱暴ルギーニ、あたしのお気に入りなのはわかって頂けましたでしょうか。
イタリア人が痛車に乗るネタをしたいがために天の声が出したという話もありますけど、今やあの車はイタリアでも放送されているあのアニメ番組のせいで、イタリアでも有名になってしまいまして、ラッピングを剥がすに剥がせないのが辛いところ。
さながら、愛のライブをする女の子たちが描かれた痛いレンタカーを乗り回すがごとく、恥ずかしさに満ち満ちた車ですが…もてぎチャンネル時代やビューティーツインズの企画のせいでイタリア大使館付武官で連邦政府の職員の謎の女マリアヴェッラさんの車だって知れ渡ってますからねぇ。
あ、痴女皇国の国章を車体に描かせるのは断固拒否しました。ほほほ。
さすがにあんなものを描いた車で堂々と走るのは、いささか躊躇する行為です。高級エロ時計メーカーを標榜するOME*O社の営業車でもあのマークを入れてはいないのではないでしょうか。
(それはいいんだけど、そろそろデンパサール上空よ。静かにしてね…ベラちゃんも、おめこの気配を探るのよ…)
(おかみ様と幽霊さんもお願いしますよ。人外の気配は多分、この高さでもいけますやろ?)
(まかせ。せやな…やはり、ひと以外のけはいは感じへんな…ゆうれいはどうや)
(私の同族がいれば確実に人の生気を羨むはず。しかし…さまよっている者はいなくもありませんが、人に認められるほどの強い念に憑かれてはおりませんね。つまり、私のように人に見られる姿は取れません)
(ふむ。ま、みれんのあるやつはいなくもないっちゅうとこか。生きとるもんはまぁまぁげんきそうやけどな…)
(ではスクルド、姉の提案した計画、やはり実行に移してよろしいかしら)
初代様…何をするおつもりで。
(決まっています。マリアヴェッラ、瞳さんとこのひこうきの中であれをするのです、あれを)
(べらこのきょうれつな精気につられて、ばけもんが出てくると思うてな…)
えええええ!
でも場所が…まさかあの狭い乗員仮眠室を使うの、出来れば避けたいんですけど…。
(後ろに野戦指令モジュール積んでる。電源も引き通してるしシャワーも使えるから行っといで)
聖院母様まで、あたしのお尻を押すのですか…。
いえ、それ自体に異論はありません。
ですが制約がある中で、気分の乗らない事をしても。
最終手段として、おばちゃんにあたしの身体を使わせる方法も考えましたが。
…待った。
(お目付け役の同行をお願いします。あたしと瞳さんの暴走対策です)
(ちょちょちょマリアヴェッラ! 私も連れて行くって…)
(これが前の席のお仕事をしている立場であれば、スクルド先生を誘うのに躊躇したかも知れません。ですがスクルド先生は言うなれば正に我々の指導役、これが先生のお仕事でなくて何なのですかぁっ。聖院母様ユーハブ。エマちゃん、コパイ席代わってください)
問答無用で席を立ち、スクルドさんを強制的に引きずって行きます。
そして瞳さんも後ろを付いてきます。
何せ確か、スケアクロウに乗るのは初めてのはずなんですよね、瞳さん…。
で、貨物室への気密ドア、ガチャガチャとロックを外して中に入ります。
その無骨な内装に呆れ返る雰囲気が後ろから。
そりゃ、無用な装飾や化粧板の類が一切ありませんからね。
そして壁際に並ぶ折り畳み椅子の質素な作りから、元来の用途を悟って欲しいのです。
そして、貨物室前方に積み込まれたキャンピングトレーラーまがいの物体。
というか、そのものですね。
これが話にあった、移動用指揮官用居住設備なのでしょう。
アメリカ製らしく左側にあるドア…引き出しを考えてか、牽引用トーヒッチは機尾方向を向いて積み込まれているそれの扉を開けて中に入ります。
ドアを開けてすぐの場所にある照明と空調のスイッチを入れて…。
まぁ、単純に言いますと、ベッドに転換可能なソファと執務机と椅子と、それから仮眠用らしいリクライニングソファが置かれたワンルーム。
あとキャンピングカーっぽい冷蔵庫や流し、そしてシャワールーム兼トイレがありますね。
まぁ、正直なところ…ですけど、本来この飛行機に乗って移動する兵隊さんからすれば破格の待遇と言えるでしょう。
あたしもこれとは違う形の指揮官居住設備と座席パレットを組み付けた状態のスケアクロウ、聖院学院の校外学習で何度も飛ばしていますから知ってますけど、座席パレットではなく詰め込み用の椅子ラックを組み付けた場合、そこに座る人からは絶対に不平不満を聞きますからね…。
で、これまたアメリカーンな感じのビニールレザー張りのソファには瞳さんとスクルド先生に座ってもらいます。
「陛下は何やら慣れておられるようですが…」
「聖院学院の子どもたちを校外学習に連れて行くお仕事がありますからね。その時によって行き先は違いますが、世界各地の名所に一泊二日の行程で向かいまして、キャンプ生活をしてもらうんですよ」
「人類に対する教育姿勢は評価するけど…で、私は何をすれば良いのよっ」
「まぁまぁ、要はあたしが今気分が乗らないのでですね…代わりに…」
で、あたしの案を聞いたスクルド先生、やはりというべきか、一瞬だけは激昂なさいます。
しかし、そこは神様。
「確かにマリアヴェッラの言う通り…あんたが暴走したらしたで我々も困りはするから、案は飲まざるを得ないわねっ」
と、立ち上がって兜付きの騎士姿にチェンジなさいます。
そのお姿、戦乙女出身と自らを言うだけはありまして、天の声に言わせるとワルキューレなんとかに出てくる金髪系キャラまんまを連想頂きたいそうです。
そして兜を外してフフンとドヤ顔しておられますが。
「確かにかっこいいですし、その股間のそれが凄いのはわかりますが…」
「伊藤瞳、あなたが入れたいなら女性状態になれるわよ。私もその方が楽なんだけどね」
なら、股間のちんちんを誇示しながら言わないでくださいよ。
聞けば、例の北欧神話で言われる死者の都で人間の戦士を歓待するか、その接待役を指導した事もあるそうです。
つまり、猥褻行為に関しては玄人。
「本音を言うとこう、男臭いのが好みなのだけど…」
それは分からなくもありません。
北欧支部にお邪魔した際、現地の参詣男性や、現地雇用した罪人扱いの労働者の方々を拝見していますので、そもそも痴女皇国向けの罪人体型に矯正する前のお姿がムキムキマッチョ系。
更にはいけにえ村の男性陣も、成人直前や成人後の方々、割と体格が良いか「昔はよかった」人ばかりでしたから。
まぁ冬の寒さも含めて、人の生存には厳しい環境ですから、必然的に体力のある方ばかりが残っていったのでしょう。
ふっ。
外見だけでないのを思い知るがよいわっ。
「外見で勝負しているマリアヴェッラにだけは言われたくないわね…」
とか言ってるスクルド先生ですけどねぇ。
思わずそのビキニアーマー化した状態のお姿のウェストを触ってみます。
肋骨とか抜いてないですよね。
そう、北欧いけにえ村の女性他、この時代かそれ以前の女性なら、本来は割と頑丈な体型が主流じゃなかったのでしょうか。
ところが先生のお身体はファッションモデル並みの細身で、しかも整形っぽいデカパイにしていやがります。
もうあざとさ全開、現代風にもほどがあります。
まさにワルキューレロ○ンツェに出て来そうな二次元的体型。
最近はモデルのお仕事もあるので、それ用の姿を用意しているあたしからしても、このままパリコレのランウェイに出せそうだと思えます。
素晴らしい。これならば瞳さんも…。
(私はやはりベラ子陛下の方が…)
ええいっわがまま言うなっ。
瞳さん、貴女は皇帝室秘書課長候補。
つまり、貴女に精気授受を申し出る幹部女官の相手もお願いすることになるのです。
ですから、ここでスクルド先生と助平行為に及ぶのもいわば研修、そして試練です。
この試練を乗り越えないと、あたしと全力であーんな事やこーんな事はできませんよっ。
そしてスクルドさん。
言いたくありませんが、貴女にも努力をお願いせねばなりません。
お互いの良き未来のためにも、是非ひとつヴァルハラの宴とやらの再現をですねぇっ。
(皆まで言わずとも…)と、エロエロな表情を浮かべて瞳さんに迫るスクルドさん。
(あー伊藤瞳、安心しなさい。私も職務ならばこそ、貴女に優しく接しますからね…)
ほんまやろな。
疑いの目で見る女、2名。
ですが根拠のない疑いではありません。
なにせ、スクルド先生…ちんぽの先から白い雫がね、そのね…発情した鹿かあんたはという感じでですね。
「待て待てすくるど、おまえのそのありさまではむりからにひとみをおそいかねん。いとうひとみ、おぬしはわしがあいてしてやる。ほれこい」
乱入するおかみ様、そして幽霊さん。
で、あれよあれよと瞳さんをフルに元気にさせてご自身が咥え込んでおしまいに。
(ええー? 大日女、あんた何してくれんのよ!)
(やかましい。それにおまえがやろうがわしがやろうが、どのみち、いとうひとみには神種族にたいする力をさずけねばならんはなしやろ。ひとみ、わしとすると鬼族や神種族とまぐおうてもだいじょうぶなようにからだがかきかわるからな。つまり…べらこのほんきでもうけとめらるようにしたるぞ)
あーなるほど…おかみ様に認められるということは、神種族眷属として十月懇親会の参加資格を与えられる話でもあります。
という訳で瞳さん、おかみ様と頑張って。
(ひとみ、このさいやからおまえの色事のわざはとわん。わしらのむすめをたすけるはなしや。あんしんしてつっこんでこい)
ならば、あたしも任せて安心というもの。瞳さんにもおかみ様の思いが伝わったのか、頑張ってお尻を振り始めています。
となれば、スクルド先生。
あたしもヤなんですよ? そして今の先生のお姿、あたしにはドンピシャで凌辱対象です。
しかし事情も事情、まずはあたしに突っ込んでくださいませ。
嫌や言うたら上にまたがるからな。
(仕方ないわねぇ。ここで一つ、軽く泣かせるのも一興か…うりゃあっ)
我慢しきれなかったんですか。先生、あたしを押し倒して来ましたけど。
むー…ちんぽ具合はマリーちゃんに近いかなー。力で押してくるタイプとみた。
確かにスクルド先生、ヴァルハラでは人間から散々搾り取っていたんでしょうか。今は突っ込む側ですが、穴側の動きもかなりのもの。
(ちょっとマリアヴェッラ…あんた何挿れて来てんのよ…まぁ気持ちいいんだけどさ…)
ええ、ベラちゃんはりせん、つまりムチを形状変形させてスクルドさんの膣とアナルを責めるロマンを追求させて頂きました。
で、我々の交尾を見ている幽霊さん、青白い状態からまたしても血色が良くなっています。
この幽霊さん、日本などに伝わる単純な霊魂ではなく未練の余りに一種の妖怪に近い状態になっているそうです。
つまり、形状は不定に近いですけど実体があります。
そして我々の発散する性欲と生気を受けて人の状態に戻りつつある模様。特に神様が2名もあんあん言ってるせいで、とてもありがたい状況みたいです。
(今生き返るとまずいんですよね…ただ、これほどの生気を感じているならば私の今のように、ふらふらしている連中まで形を取りかねません。申し訳ないのですが、早めに終わらせた方が同族をむやみに増やさなくてよろしいかと)
ありゃりゃ、強い存在なのも考えものですね…。
(それとマリアヴェッラ、あんたに今更神種族眷属の資格与えてもあれだから中出しはしないわよ…えいっ隙ありっ)
こここここのアマ、何しやがりますかっ。
そうです、スクルド先生、無理からにあたしの口にちんちんねじ込もうとしました。
あたしの口と顔に出してええの、普段は母様とクリスおじさまと瞳さんに絞ってんのですよ? あんたに認めてませんよ?
ムカつくので全力吸引して差し上げます。
ふん、あたしにかかれば中出しでなくとも神種族の精気ごっつぁん状態にできますからねっ。
(こらぁ吸い過ぎ禁止っ。あんた、運命選定種に強制任命されたいの? まぁ私だから何とか倒れずに済んでるけどさぁ)
言いながらも、スクルド先生は大変にご満足な様子。
そのツラがムカつきますので…逆に押し倒したるわいっ。
そして先生の精液で汚れた舌を口にねじ込みながら、今度はあたしのぴーたーのーすで逆襲させて頂きます。
(よっぽど私にくっ殺せとか言わせたいのね…あん駄目バカキツ過ぎでしょ!のっけから腰振るの全開にする人がありますか!あんっやめてバカっ!)
人に許可なく顔射するからやっ。
(べらこ…てかげんしたれ…おまえにもたちばがあるやろけど、すくるどかてしくじったらあかんたちばや。それに、このこもねえさんたちからわしらの今をしらべてこいていわれとるわけやろ。ここは一つ、ええ気分にさしたり)
むぅ…では泣かすのはやめます。
ラスプーチンちん使おうと思ったんですけどね。
(私ももヘンリー・ワーズワースやNBの政治家達を籠絡する必要があるから、あんた達の日頃から得られるもんがあれば得たい訳よ…)
そうそう、スクルドさん、割と真面目です。
ある意味で冗談、通じません。
やはり北欧の実直で男臭い連中を相手にして来た経験から来る性格ではないでしょうか。
ここは一つ、駄洒落菌で。
(とっくに私に与えられた身体に入ってたわよ、そのろくでもない微小生物…だいたい私が冗談や思いつきで未来を決めたら大変な事になるでしょ? それとマリアヴェッラ…腹の虫が収まらないなら、今日が最後の機会じゃないでしょ? 貴女を慕う伊藤瞳のためにも、ここは化け物をおびきよせる餌役に徹しなさいな)
仕方ありませんねっ。
ベラちゃんのおっばいでも吸ってくださいっ。
(私に母親依存の癖がつくかは別にして…どれどれ、ふむ…あんたの母乳への依存が刷り込まれる理由ってさ、あんたの高木ジーナへの依存性から来てる母性刷り込み要因が入ってるせいよ。痴女種の場合、そもそもマリアリーゼとあんたの出生に関わった初代聖母への畏敬の念が深層思考にあるわけよ)
そんなものをすぐ分析するとは、さすが先生。
(誉めてんのかけなしてんのか…だから私には単なる精気授受の媒体になるだけね。ただ、純度は凄いわ…いえ、フレイヤも馬鹿よ…あんた達と素直に手を結べばもう少し歩く道もあったとは思うわよ)
で、あたしのスクルド先生評。
確かにこの方も裏表がない部類です。
北欧神種族だけのことに留まらず、他の種族や生物についての生涯を定めるお立場に就かれるだけはある。
なればこそ、先生にはお願いしたいのです。
あたしは美男公の一件や、人間社会の不適合者に対して一種の人間不信めいた感情を持っています。
ですから、信頼関係を確かめるためにも…多少のSM要素の容認くらいは何とかなりまへんか。
痴女皇国を統治する立場としても、できれば瞳さんにはそういう制限抜きにしてあたしと関係を結んで欲しいのですうっ。
(あまり咎める気はないわよ。ただ、クリス・ワーズワースへの悪影響が困るから自粛させたいのよ…よろしい。彼についてはアグネス・ワーズワースと協調なさい。今でも交代でクリス・ワーズワースとの関係を持っているのでしょ?)
あー、男の娘まではいいけど完全痴女種化はダメって件もありましたね。アグネスおばさまもその辺りを踏まえて、我々と相談しながらおじさまのお相手をして頂いています。
あと、つかぬことをお伺いしますがスクルド先生、クリスおじさまのような少年に、ご興味は。
(彼があと…そうね、マリアヴェッラくらい身長が高ければ考えていました。私は青年には興味があるけど少年には食指が動かないわね)
さいですか。
(しかし、おまえらの気に当てられたやつはおるけど、むかしのはなしにでてくるようなばけもんはおらんっちゅうはなしになるわの。べらこ、婢女…やはりおまえらが考えとるさくせん、あれで行ったかてええんちゃうか)
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