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イラク西部警察?聖院大捕物帖ペルシャ湾編

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アルトリーネでございます。
親とて人の子、親とて男でございます。




股間のテントは見ないが優しさでしょう。

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「はぁ、つまり何ですか、単に通られただけ、と…」

「いや、こちらも無用に兵力を動かすのが避けられ何よりでございます。聖院騎士様とやり合うなど、大軍を呼んでも難しいのは承知しております故、むしろいくさにならずに良かったと」汗をかきながら部隊長様が恐縮しておられます。何でも百卒長という階級だとか。

「まぁ、ああした格好の女性というだけで聖院騎士と判断してくれて助かりました」とマリア様。とりあえずワッハブ様なる百卒長様は、何と領主邸を急襲する為に軍勢を率いて向かっていたそうです。

で、途上の村を通過しようとしたところ、三人の女が現れたが帯剣武装しているわその卑猥にして精悍な姿は只者ではないと、百卒長自らお話をという事で事情がわかり、ならちょうど都合よいやとマリア様が交渉中です。

で、馬を向ける部隊の後方からくるまでついていくわたくしたち。

(なるほど、都にすら風聞届き調べの話が来たと)

(ええ、確かに昨今の貢納芳しくなく、間者を放ったり、そちら様からもお話を伺っておりまして、諸々を調べよとの帝の勅命書も預かっております。更には聖院騎士様とお会い致しました場合、お助けせよとも)

(かしこまりました。とりあえず邸近くに参りましたら我が騎士を向かわせましょう。気づかれずに忍ぶ技が使えますので)

「敵どころか味方だったと…まぁ、いくさにならずに良かったです」で、案内人として我が父がくるまに同乗。わたくしの左隣、2列目に座っています。

後ろの二人が恨みの目で見てるのはわかります。

ええ、ジーナ様が言われる通り、狭いです。

しかもわたくしの右横にクリス様。前はジーナ様とマリア様です。

「確か邸までは馬車で一刻でしたね。おと…家長様」
「う、うむ。」ええ、最後尾にダリアとアーペディオーネ様がいるので。2列目を前にずらしているそうなんです。しかも娘が色気に満ちた姿で横にいるんです。気持ちは察しますよ。なるべくなら隣のクリス様に密着…。

「あるとさんずるい」

「あるとさまやくとくすぎ」

「しょーがないじゃーん、父様かかーさんかあたししか運転とナビできないしさー。それにあたしはなるべく前に出してんのよ、椅子」

「うおーあちーエアコンこれでもMAXかいな、やはりなんとかクルーザーにすべきだったか」

「ジーナさん、うち英国車かNB生産車しかないです」

「にょーん。ならディスコかディフェンダーで」

「ディスカバリーはレストア中、ディフェンダーはこっち来てますけど貸し出し中なんですよ…陸戦に…」

「いや、まぁこれ悪くないけどやっぱ狭くてなぁ」

「かーさん、百卒長から連絡。近づいたからそろそろ潜入準備して欲しいって」

「了解。ここらで止めるで。全員降車準備」で、馬に乗った騎馬部隊が止まった後ろにつけたジーナ様が、各席のとびらを開けていきます。マリア様やわたくしはまだしも、慣れてない人もいるからと。

「とーさんかーさん、服装服装」

「あいよ」父母娘三人が一瞬光ったかと思うとですね。

「ほぇー」これまた、あたくし以外はおめめまんまる。マリア様とクリス様はNBの砂漠戦闘用野戦迷彩服という黄土色のお姿で、ジーナ様は…。

「なぁまりあ。あたしべつにいらんいうたけどな」もんのすごい棒読みです。赤白青のくっそド派手なつなぎ服です。

「だってかーさん一応将軍よ。後ろで構えてんのが筋よ筋」

「別にいらんやんけ今回の作戦で…」

「そうはいかないわよ。ソニックブラスター使ったらガサ入れ楽だし、あと押収品の運搬とかどうする気よ。車はあたしか父様が運転出来るけどさ、これはあたしか母様じゃないと無理じゃん。あたしこれめんどくさいし」

「うう、まりあが実戦突入させてくれない」

「ほら諦めて乗った乗った」

「あの…これは…」百卒長様が、ジーナ様が泣きながら乗り込んでるものを見て口を開けています。

「ぎゃああああああづいあづいあづい」きーんという、これまたれんぽうやえぬびーとおつきあいのない人には縁のない音を立てています。

たぷすというからくり人形で、中の人に合わせて動くそうです。いくつかのさいずがあり、今来てるたぷすせぶんはせんしゃの役目を果たすいちばん大きい形の人形だそうです。

続いてクリス様がジーナ様の後ろ側に乗り込みます。

そうです。

ちきゅうでもごえいがいるクリス様の移動用に持たされているとジーナ様が言っておられましたが、昨晩のお話で「マリア様にあへごえをきかれたくないから人のいない山奥へこれで飛んでいっておめこする」用事で使っているのがわかったあれです。

つまり、このからくり人形、空を飛べるのですね。

れんぽうの装備だそうですが、そんな情けない使い方をされてよいのでしょうか。ちなみに「ふく」の部類らしく、中はめちゃくちゃ狭いからおめこする時は当然外に出ますので、かとりせんこうという虫除けのお香を積んでいるそうです。

なお後ろのクリス様がいるお席、敵を探したり他のこれと連絡を取る方が乗ったり、場合によっては隊長さんが乗って指揮をとるそうです。

「聖院関係者の持ち込んだあやしい鎧です。とりあえず私たちの偉い人がここから指揮をとります」と説明されています。内緒のあおかんの場所に行く交通手段なのであやしいのは間違ってないですね。

(で、かーさんはとーさんと連携して、指示出したらハイフリークエンシーブラスターで邸を照射。逃げ出すのいたらかーさんに頼んでスタンネット弾射撃で捕まえてね。んで騎士三名は指示あり次第、混乱のどさくさに紛れて認識障害入れて先行突入、いた奴は生かす程度で吸い取り無力化。倒れてるのを兵士の皆さまで片端から捕縛搬出。あとはゆっくりガサっていこう。百卒長様、今から人に聞こえない音で屋敷の連中に嫌がらせをします。音を聞くと大変な事になるから指示があるまで邸に近づかせないで下さい。兵士の皆さまもよろしくー)変なめがねで邸を監視しながら、マリア様がびしばし指示を出していきます。

「百卒長様はわたしの傍らにいてください。兵士の方に指示を与える場合、頭で考えて頂くと私が心話で届けますので」

「は、はっ。しかし何やら捕物が楽になりそうなものを色々お持ちのようで…」

「ま。聖院も色々と新しい考えを取り入れていますのでね。よし、とーさん、音響攻撃。地下もあるはずだから2回くらい反復照射」

たぷすの背中から大きな板が出てきました。

人の耳をおかしくする音を出すそうです。

ただ、普通の人に聞こえない上にものすごく狭い範囲にしか聞こえないように音を絞れるとか。

殺したくないけど戦えなくするには都合がいいそうです。

「おーおー出てきた出てきた。かーさん射的たのむー」たぷすがかまえた大きなじゅうからぱこーん、ぱこーんとまぬけな音がしてたまが飛んでいきます。的のすぐ近くで網を広げて電気でしびれさせるそうです。

「逃した奴はアーペディオーネ、ダリアで訓練を兼ねてリモートドレイン。しくじった分はアルトが仕留めてね」なるほど、経験の少ない順から訓練すると。

「よし、三名突入させるから母様火力支援お願い。アーペディオーネは一階、ダリア二階、アルト地下。多分地下が本命。降りる前にバラージドレイン薄めで先に倒しといてね。よし、騎士三名、行って!」

あたくし達はめくらましの力で身を隠すと、あっという間に邸に近寄ります。

映画などではかめらを差し込んだり鏡で角から見て人がいるかを確かめますが、わたくしどもには不用。人の気配や中の様子は透けて見えるも同じ。

待ち伏せがいないのを確かめて一気に扉を開けます。

一階二階は全て倒れていますね。

(上と奥は死なぬ程度に吸い取り。完了したら外の兵士様に合図の心話)

(ダリア了解)

(ペディ了解)

(さて、地下の掃除を)やはり音が響いていないのか、隠れている者数名。

片端から一瞬で吸い取り無力化しておきます。

何とこの事態におめこしてる奴までいました…え?おめこ?確か領主に嫁はおらぬ筈…。

(マリア様、アルトです。1組まぐわいしておりました。もしかすると…ちょっと怪しいです。ぶどう酒蔵に火薬樽いくつか。地上へ運び出す滑車が裏口側の隠しぶたの上に確認。怪しい葉っぱや樹脂倉庫あり、あと灯りで麻をさいばいしていますね。なんでわざわざ)地下の様子を透けさせて見ながら確認していきます。

(そうする方が人間やめる成分が濃くなるのよ。よくこの時代にそんなん考えついた奴いたわね…)なんでも、しろうとの掃夫なのに勉強と栽培じっけんを重ねて、警察の人が呆れ返るほど濃い成分の葉っぱを育てていたそうです。

おいしい葉っぱが欲しいだけでやるにはあまりに本格的にしていたので「ぷろのはんこう」を疑われまくったそうです。

修羅の島にいたという別のはんざいしゃも、かたいかたい鋼のかたまりから部品を削り出して、あめりかの職人より完璧な銃を作りたかっただけで、おすそ分け程度の値段で売ったけど、下手したら赤字な値段でありえない素晴らしい職人の技だとひょうばんも高かったそうです。

こういう人を変態職人というそうで、うまなし馬車作り職人の監獄があるくらいのジーナ様のくにでは罪人でも腕の立つ職人は尊敬されるとか。

やはり変態が多い国なんですね、にほんって。

(燃える水は港の倉の中に樽で貯めてるか…火をつけられたらかなわないから、かーさん、指示した倉庫に上から高周波照射入れといて欲しい。終わったら連絡。兵士の人何人かそっちに行ってもらう)

(こちらジーナ、了解。クリス、マリアから座標来たらターゲット指示。向かいます)邸の外もてきぱきと仕事を進めているようです。

こちらも兵士の方が入って来られたので、一階組と二階組と地下組に分かれていただきます。

(ダリア、ペディ。兵士の皆様到着。一旦迎えに来てください。まずは倒れているものを搬出。あたくしは地下に向かいます)ダリアとペディから了解のおへんじ。

兵士の皆様にも照明具を渡して地下への階段を降りて行きます。燃える水があると困りますので火気厳禁でと。倒れている者を二人一組で運び出すようお願いして行きます。

さて。まぐわい部屋を開けて…嫌な臭いがしますね。

明らかに何かが腐った…壁や床を透視します。

「う」やはり、ジーナ様の予想や先代様の慧眼通りでした。あの時、この邸に厄介になっていたらこうなった可能性。とりあえず倒れている男と、女中らしき女の人。女の人は足に鎖。

(マリア様。百卒長様。まぐわい部屋確保。男女一名ずつ確保。お二人には搬出要員四人を連れて来ていただきたい事案あり。可能ならお越しください)

(マリア了解。お連れします)

で、異臭に気づくマリア様とワッハブ様。

「こりゃ、ただの当たりじゃないわね。あたしも壁や床は透かせるからわかるわ。父様母様。邸内地下にロリヤ事案発見。ジェーンドゥは推定百以上。状態は常紋トンネル。透視のみで発掘は未実施。現在ワッハブ百卒長とアルトとの三名で室内現認中。送れ」

(こちらジーナ。こらまたえらいもん出て来たな。送れ)

「こちらマリア。レパルスに現況報告。ゴルディーニ大佐にも可能なら増援要請希望願います。大規模監禁殺人容疑の物証発見。現時点での推計犠牲者は百名以上。引火物・火薬類・大麻草並びに樹脂押収。所定通り日本国海上自衛軍艦艇DDCV-198を"偶発的"召喚。テンプレス共にバーレーン沖に直配希望します。送れ」

(こちらジーナ。マリアの要請はレパルスに中継転送した。HMS-N007とDDCV-198は約30分後にバーレーン沖到着。邸に回すのは兵員輸送機1機で1個分隊。護衛機に戦闘機一機。邸内敷地に着陸可能か。送れ)

「こちらマリア。恐らく可能。不可能な場合輸送機よりスリング降下対応で。戦闘機は連絡要員搭乗機なら着陸後我々に合流ください。送れ」

「こちらジーナ。対応転送。倉庫に回収兵士希望。こちらは倉庫側で証物押収と搬出に入るか?送れ」

「こちらマリア。…選出済み兵士を今、転送しました。あとHMS-N007より編成中陸戦班を派遣させます。TAPPSを数機投入しますので倉庫外へ搬出。テンプレスへ搬入願います。オーバー」

「こちらジーナ。了解。オーバー」

「…女聖様。もしよろしければ都に使者を走らせたく存じます。現在までに判明した内容を書状にさせておりますので、可能なら使者を都へ飛ばして頂ければと…」

「かしこまりました。こちらに来て頂ければ指定の場所にお送り致します…"こっち"も応援、頼んどくか」

(ちょっと打診。そっちのルーキーで一人、日本行きたいって人いるから頼めないかって言ってたでしょ。今から来てもらえるかな。うん、例のイラクの件で人手欲しくてさ。ふんふん。そっちに慣れてない上に血の気多いからストッパー付きで来させると。うん。え、その抑え役は田中さんちの雅美さん?なるべく家族には会わせないでくれ。特に裕美ちゃんね?…了解。格好があれだけど聖院関係者で押し切れと。そっちの事情はあたしにはフルオープンで話していいって念押しと、現地ではあたしに忠誠誓えばOK。了解。今すぐでもいいよ)

--

「雅美さん。クラ子。ベル子。ちと野暮用だ。クラ子が頼んでた日本行き、行かせてやる。ただし今向こうはバタバタしてっから、向こうのあたしの指揮下で一週間ばかし仕事して来てくれ。それと今回は向こうがまだ聖院のまんまだ。こっちと向こうの習慣差他諸々が違う。いつものクラ子のペースで動かれたらまずいから雅美さん、クラ子に同行してやってくれ。ベル子はすまんが騎士団編成中だから留守番だ。悪いな。服装はそれでいい。言い聞かせてる。足とマクラは向こうが持つが、痴女皇国環は決済に使えねぇ。聖院環の互換モードで動くようにしてやるから経費が必要な場合は向こうのあたしから支給を受けろ。二人がいない時間はこちらでは明日朝八時までだからベル子は我慢しろ。あと向こうの聖院組は犯すな喧嘩すんな。痴女皇国の名はあたし以外に出すな。あたしの事はマリア痴女機関主幹とでも言っとけ。質問あるか」

「おやつは」

「300円まで…といいたいが向こうは大捕物真っ只中だ。雅美さんは悪いがあたしから。クラ子はベル子から今すぐ給油だ。向こうのあたしを助けてやってくれ。あ、向こうでちんぽ出して歩くなよ。わはは」

「御意。おっおっおっベル君少し寂しいと思うけど我慢してねその分姉のおめこに注ぐのよおおおああっあっあっいぐいぐいぐべるちんぽすごいいぐうううう」

「かしこまりましたあっあっあっまりあちゃんの女帝でかちんすごいまさみさけちゃうひぎいいいいぐいぐいぐううまりあちんぽにいかされるうううう」

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ジーナ「おいマリ公。DDCV-198って加◯さんやよな?」
マリア「うん、◯賀さん。あとマリ公定着禁止!」
ジーナ「…あ…あの辺、例の宗教ないから酒飲んでるな…市中で酒売ってるよな…」
アルト「しゅらんのひとがきそうなきがします」
マリア「あと常識人だけど怒らすとこわい人と、見た目ド派手で誰かに瓜二つな人が来ます。この人は揉めたらちんぽか剣で解決するのが好きなので、ちんぽ出して来たら雅美さんを呼んでください」
クラ子「あたくしそこまで薩摩ってません!」
まさみ「鎌倉ってはいるわね。痴女宮では通りかかったくろぶ…下級女官が気に入らないから犯すとか、剣でなくてちんぽチェストする人だし」
マリア「何よそれ、クレーゼ母様でもやらないわよ」
まさみ「実はですね…痴女宮でそれ率先させてるの、向こうのマリアちゃん」
マリア「…だいたい想像つきますが、後でかーさん行かせようかしら…」
クラ子「義そ…ジーナ様って…来られてますの?」
ジーナ「あ、あんたが派遣の子か」
クラ子「ぎゃああああああ」
マリア「よほど何かあったな、これは…」

2021.5.20
マリア「で、とんでもないどエロ風味の連中なんですが」
ジーナ「あんたなんかえらいもん呼んだん違うんか」
マリア「向こうの中ではまだこっちで使える部類らしい。あと元々地球の人だし、雅美さん」
ジーナ「まー、雅美さんが来るなら大丈夫か…」
マリア「で、この人達が何なのか知らない方は↓をお読み下さいましとの天の声」
https://novel18.syosetu.com/n0112gz/9/
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