上 下
110 / 366

アルトリーネの冬修行・ブロッケン山死の行軍・5

しおりを挟む
「ふははははは。作戦勝ちねっ」

「あんまりです!おとしあなをしかけられるだけでなく、ゆきをおとしてかちかちにこおらされたひにはあたくし、身動き取れないではないですか!」

「雅美さん…いくらなんでも大人気なさすぎですよ…せめてもう1回、付き合って上げましょうよ…」

あと、鬼役のアルトさんまで十人卒では少しハンデがありすぎますね。

もうちょいアルトさんに力を貸してあげましょう。

…はい、鬼ごっこ、やり直し。

で、あたしたちの横で正座中のジーナ母様。

何でこれを申し付けているか、理解して頂いてますか。

これ、あくまでアルトさんに雪山慣れしてもらうためにしてる訓練なんですから、母様が鬼役をしても意味がないんですよ?

えぇ。ジーナ母様、減俸なぞ許すまじと乱入して来られたんですよ。

「せやから言うて、うちまで減俸はないやろ…」ちなみに母様、汚い事に例のTYPE-AHE柄迷彩上下の下にですね、TAPPS-0、つまり透明の人工筋肉素材のつなぎを着込んでいます。ですから痴女種同等のマテリアルボディ以前に寒さの影響を受けないんですよ。

「うちは頭の中はともかく身体的には椅子生活のロシア人やねんぞ…正座は苦手なんじゃ…」

おだまり。あと3分我慢して。

さて、アルトさん。

もうちょっと頑張ってね。

本当は懲罰してまで無理にさせたくはないのですよ。

けれども、あなたは将軍。

あたしもいい加減雪山経験はあまりない方ですけど、それでも普通に逃げてたでしょ。

これくらい出来なくてどうするんですか。

はい、もっかい行きますよ。

--------------------

さて、ベラちゃんがアルトくんを鍛えてる間に、作戦司令本部の様子、少しだけお伝えしておきましょうか。

ここで語り手は、鬼から逃げる子役をジーナちゃんに譲って新宮殿に戻って来た田中雅美が引き継がせて頂きます。

うん、ジーナちゃんならアルトくんにわざと捕まると思うから、残り3人を頑張って捕獲してもらいましょう。

さて現在、北部から南下して来ているヴァレンシュタイン軍の別働部隊。

これについてはヴァレンシュタインの率いる本隊に連絡員を出して、別働隊が配置についた事を伝えに行かせたのを確認しています。

で、本隊の行動に合わせてバーデン=バーデン市街に攻め入り略奪を開始。陽動部隊として護衛戦力を引きつける策を言い渡されています。

ただ…。

(別働隊の指揮官たる兵団長との、終わりましてよ…)バーデン=バーデン公国大公兼南独支部長の地位を新たに授けられたフローレシェーネさんが心話をよこして来ました。

(兵団長を始めとする南下軍勢は全て籠絡済み。付け馬として軍団に随行している騎士も堕天使族の支援によって裏切りを決意するに至りました。マダム=タナカ、後は彼らへの行動指示のみです)と、南下兵団への工作を指揮していたジョスリンからも報告を貰います。

「いよっし、後はヴァレンシュタインの本隊にやる気を維持させるだけね…」

さて、どんな工作をしたのか。

これ、アルトさん枠だから言っちゃってもいいですよね。

まぁ、簡単な話です。

フローレシェーネさんとバーデン娯楽館に従事する女官。

そして回す事が可能だった紫薔薇と黒薔薇騎士に、更にはスイスの地区本部やロレーヌ支部の所属女官まで動員して南下兵団に「いい思い」をさせただけです。

むろん、兵団長を始めとする本陣にはフローレシェーネさん率いる女官数名が押しかけてあれやこれや。

この色仕掛けに加えて、裏切った後の報復防止や、果てはバーデン=バーデン公国の軍人または民間人として移住すら促す懐柔策によって南下兵団の足止めをかけた訳です。

目下南下兵団はバーデン=バーデンから少し離れたラシュタットという町の郊外に陣を敷いて、本隊からの指示連絡を待っている状態です。

なにせこの時代ですから無線なんてものはありません。

せいぜいが狼煙や手旗、あるいは伝書鳩くらいです。

従って伝令兵や通信兵という類の職種の方、馬に乗って本隊を目指しています。

この伝令兵を妨害するのが本来の軍事行動というのは、軍隊経験のないあたしにも理解できます。

ですが今回、ヴァレンシュタインが指揮する本隊には、予定通りに進軍してもらわないと困るのです。

という訳で紫薔薇騎士が滑空翼を装備して上空から密かに監視、必要があれば馬の疲労を取りーの、怪我をしないか見張りーのして円滑に伝令兵が任務を達成するように支援しています。

で、馬を駆って雪深い山中の街道を進む伝令兵が目指すのは、ゲルンスバッハというシュバルツバルトの広大な森と山地を前にしたそこそこの大きさの町。

ウィーンから進軍してきたヴァレンシュタインの本隊、シュツットガルトから街道を進み徴税やら略奪を行いながらシュバルツバルトの山中を前にする位置にまで進んでいます。

このゲルンスバッハから峠を越えて山を下ればバーデン=バーデンです。

そしてバーデン=バーデンは少しなだらかな有馬温泉のような地形であり、有馬の温泉街がもう少し平地に展開している街並みとお考え下さい。

本来ならばこれまた、バーデン=バーデンから少し離れたシュバルツバルトの山中で迎撃する方が戦術的には向いているはずなのです。

1万人を超す人数の軍隊、山の中の街道を進むには隊列を組んで進むしかありませんからね。

ましてや全員が徒歩ではなく、騎馬部隊もいます。
更に、この痴女皇国世界では貴重な大砲や銃で武装した火砲部隊もいますし、何より食料やら水やらを積んだ馬車も兵列の後方に随伴しています。

「作戦としてはまず、南下部隊がバーデン市街地に進軍して戦闘を開始。それに我々が戦力を割く背後を本隊が衝こうというのが妥当だろうな」新宮殿内の司令室の大型画面に表示された状況を眺めながら申されるのはアレーゼ様。

聖院時代は銀衣として騎士団長の座についた方ですし、後には金衣騎士、更に米大陸の統治を任されるまでになった方です。更には世が世なら金衣女聖として当代の聖院を統治する実力をお持ちの方とも聞かされています。

「ヴァレンシュタインの目論見では、南下する別働隊はバーデン=バーデン領内に入ったからといって即座に略奪破壊を行わせず、本隊からの伝令によって攻撃を開始させたいようだ。これまた妥当な判断ではあるな」

「ええ。この町に放たれた密偵も敢えて捕縛せず、こちらの守備軍にも過剰な警戒はさせていない振りを申し渡していますから」

「ただ…火砲を南下軍に満足に与えず、本隊が保有しているのはいささか稚拙な用兵ではありますね」と、衛星画像や地上部隊からの偵察報告を分析しながらドミニクさんも申されます。

「南下軍を根本的に信用していないのだろう。そして本隊からの射撃砲撃の流れ弾が南下軍を巻き添えにする被害すら意に介さないと見て良いでしょうな」陸軍兵士としての従軍経験をお持ちのポワカール閣下が渋い顔で資料画面に目を通されます。

「私なら…そうだな。南下軍に旺盛な火力を与え、正面作戦を展開するように戦力を配分しますな。一方で山越えを余儀なくされる西進隊は騎馬兵で編成する。歩兵が背後からバーデン=バーデンを突くには道が険しいようですし、何よりわざわざ険しいシュバルツバルトの山中、火砲を積んだ荷車だの馬車を通さずに済みますしね」

なるほど…プロが見るとそうなりますか。確かに歩兵がいるならばライン川に沿って兵を動かす方が楽。

「察するに、ヴァレンシュタインは自軍の別働部隊を信用していない節が見受けられる。まずは別働部隊を動かしてバーデンを攻めさせるのは間違いないが、肝心のこの新宮殿と娯楽館、そして聖母教会を攻め落とすのは自分の指揮する軍で行うつもりだろう。雅美さん、この意味はお分かりかな」

いきなりアレーゼ様に話を振られてしまいますが、…うーん、やはり…。

「略奪の対象となる財貨。そして女官寮を併設し女性の公主が住まう場所は自分たちで押さえて略奪の対象にしたい。こうでしょうか」

あたしの答えに、しばし目を閉じて瞑想に耽るようなポーズを取るアレーゼ様。

しかし、次の瞬間に視野に広がるのは接収したらしき部屋の中。

目の前に広がる一帯の地図に載せられた木で作られた自軍敵軍を示す駒がいくつか。

なるほど、我々は今、まさにヴァレンシュタインの意識を垣間見ているようです。

(南下軍の軍令員が到着次第、わしが言い渡す指示だが…即座にバーデン=バーデンに向け進軍。いくつかの小屋なり屋敷なりを焼き、煙を上げよ。我らはその煙と火を見て軍兵を進める。これで良いか)

(は。直近の密偵よりの連絡ですと、バーデン=バーデンの町の軍勢は未だローエンシュタイン率いる南軍に対し、備えの布陣に至る気配なしとの報を受けております)

(なるほどな。如何に守勢が有利とは言え、それは城なり陣を敷くなりした場合。そもそも皇帝陛下の湯治に行幸あそばされるからと、帝軍の駐留を前提にした街作りのバーデンでは街に篭れまい。山城に軍勢を移す動きにも目を配らせておろうな)

(山城につきましては別の密偵に見張らせております。目下のところ守備隊以外の動きはないと、昨日の連絡の報がございます)と、臣下が書面を見ながら報告していますが。

…あー、山城というのはホーエン=バーデン城の事ですね。有事の際にはあそこに籠城するのを予定しているとフローレシェーネさんには聞いています。

もっとも、今回は我々が加勢しますので使いませんが…。

(蓄財を山城に移す動きにも目を光らせよ。ま、移したところでどうと言うことはあるまい。周りを囲み兵糧攻めにすれば良い話よ)

(左様で。後はローエンシュタイン卿が軍勢を指示通りに動かすかが懸念かと)

(ふん。奴の屋敷は我が手勢が押さえ妻子を人質にしておる。歯向かえばマグデブルグの二の舞ぞ)

(は。指示通りに動かさねばライプチヒを焼き奪う指示書、すぐに出せるよう早馬を整えております。更には奴めらの子女、お言付け通りに我ら本陣に同行させております)

(うむ。軍使を返礼させる場合には必ずローエンシュタインを始め、南軍将官の妻子は我らが預かっておる旨を伝えさせるのだぞ)

(御意)

(それと…攻め入る際、なるべくならば湯治場は無傷に致せ。宮殿と教会と娼館もそっくり手に入れたいが、抵抗激しき場合は焼いて構わぬ)

(承知でございます)

そして、アレーゼ様が意識接続を解除したのでしょう。我々の目で見た光景が戻って来ます。

「おのれ、ヴァレンシュタインめが…」吐き捨てるように前バーデン大公が言葉を絞り出します。

そりゃ、自分が治めて来た町に攻め込んで奪うだの焼き払うだのという手筈を整える軍議を見せられて怒らない領主、この世にはいないでしょう。

「あなた。怒りたくなるのは分かりますが。確かに、ヴァレンシュタインめは皇帝陛下に巧言令色巧みに取り入ったごとき策には長けておりますが、用兵については将器にあらず。これ、私から見ても拙さが分かりますわ。更には痴女皇国から勇将たるアレーゼ閣下をお寄越し頂いておりましてよ。我らに負ける道理がありましょうや」と、修道服のルイーザ前大公夫人がたしなめられます。

「まぁ、これでヴァレンシュタインが南軍を動かすための切り札もはっきりしたわけだ。あとは人質の妻子を如何に救出するかの段取りを付ければ良かろう」

おごそかに申されるアレーゼ様ですが、内心怒っておられますね。

確かにこの時代、他人に言う事を聞かせるには「人の嫌がる事を進んでする」のが一番手っ取り早くはあります。ありますが…。

「成り上がり者故に人心を掴む事に考えが至らぬのでしょう。恐らく、全裸将軍出現にあわせて奇跡を見せるだけで軍勢は総崩れとなるはず。劫掠に及ぶにはまず、守勢を圧倒的な兵力の差で押し潰す事が前提となる用兵、奴めもそれが分からぬ訳でもあるまいに…」

「そこが私たちの付け入りどころなのですよ、前大公殿下。彼らは金目のものを奪い女性を凌辱することしか頭にありませんね。よもや我々が密偵の挙動すら把握しているとは思いもよらないでしょう」と、ドミニクさんが申します。

「更には空の上から丸見えというのも、こうして見れば恐ろしき話。兵の配置はもとより火砲や弩の数まで筒抜けではありませぬか。拮抗する兵力さえあれば…これは戦になりませぬな」

確かに、前大公殿下のみならず、この時代の人である程度以上の地位にある方、または軍歴をお持ちの方が我々と共同作戦をする事になった場合に、真っ先に言われるのがこれです。

空を押さえられたら上から丸見え。

飛行機の開発に資金を出す人が現れ、第一次世界大戦を契機として一気に開発が進んだのも、飛行機が持つ軍事的価値が脚光を浴びたからと聞いています。

そして、対空兵器はもとより電子戦機材がある程度発達した時代に起きた露宇戦争でも、無人攻撃ドローンが隙をついてロシア軍の後方にいて守られているはずの補給部隊を執拗に攻撃して燃料や食料を届かなくしてしまったとも。

痴女皇国開闢当時にマリアちゃんが初動に成功したのも、聖院時代に設置された衛星群を活用駆使して侵攻先の状況を把握していたからとも聞いていますし、あたしが関与した例では中東や鬼作戦などでも衛星に航空偵察は威力を発揮しています。

「マダム=田中。ここまでの流れは理解しました。しかしながら…肝心のヴァレンシュタイン軍、雪中の山越えでの損耗をそれとなく防ぎ、限りなく無傷でこの向こうに来させると1万の兵力となります。迎撃体制について説明を頂いた方が前バーデン大公ご夫妻には安心を頂けるかと」と、チラッと前大公ご夫妻を見て申される大統領閣下。

そうです、ポワカール閣下は…例えばあたしならあたし一人で1万人くらいは一瞬で倒せると理解しておられます。

そしてルイーザ夫人も限定千人卒化していますから「幹部痴女種が1人いれば多分大丈夫、バーデン市街に悪事を働くどころか、今この場で誰か向こうの陣に行けば全員を倒せてしまう」と自身の体験から理解しておられます。

即ち、ポワカール閣下の前振りの真意は前大公を安心させてあげて欲しい。これに尽きます。

「ルイーザ夫人。恐れ入りますが前大公殿下に体験を頂くべきかと」

「は。シニョーラ…いえ、フラウ=タナカ。かしこまりました。貴方。少し失礼しましてよ」で、ルイーザ夫人が旦那様の後ろに回り、着席した身体を支えます。

次の瞬間。

椅子から転げ落ちそうになるご主人の体をがっしと支える奥様の絵図がそこに。

で、あたしが立ち上がらずに一瞬でご主人を回復して差し上げますと。

「な、なるほど…生気を失うとはまさに言い得て妙。これならば皆様が自信に満ち満ちておられるのも道理。むしろ兵をすり減らされては困るとの話も納得が行きまする。いやはや、これは聖院相手にはいくさにならぬと言われます訳ですなぁ」

それまでの不安がかき消え、一転して晴れやかなお顔になられます。

正に、百聞は一見に如かず。

「娘に家督を譲れと申された理由、改めてこの身でとくと理解致しました。かくなる上は余が敢えて敵軍に討ち入り、返り討ちにでもされたならば我が方の士気も却って上がるとは思いまするが…」

「貴方。フロレンシアは家督を譲られていくばくも経っておりません。そのような犬死に、皆が許しませぬわよ」

ああ、もう私の居場所はないと思われたのですね。

んな事はありませんよ。若返らせてでもきっちり…いや待てよ待てよ待てよ。

前大公殿下のお言葉に何やら閃くものがあります。うん、どーせ、堕天使の皆様や初代様があれこれするんだし。

で、初代様とアレーゼ様他、心話が繋がる皆様と前大公殿下夫妻に繋がせて頂きまして。

(確かに前大公殿下のお話、我々痴女皇国が加勢して有利な状況でなくば、所領を守る立場としてはむしろ当たり前の行為に思われます。で、ですね…)と、この場での思いつきを披露いたします。

結果。

ポワカール閣下(マダム田中、素晴らしい。これは是非そうすべきでしょう)

アレーゼ様(雅美さん、確かに貴女の言う通りだ。前大公殿下にも武勇の気概あり。これを敵味方、引いてはバーデン領民に知らしめるためにも良いだろう)

ルイーザ夫人(フラウ田中!グラッチェでございます!これならば夫の顔も立つ上に、そちら様にご迷惑をおかけする話にはなりませぬかと。いや、ちょっとだけおかけしますわね…)

初代様(さんせー。というかそれ、素晴らしい筋書きではございません事? あたくしも力の振るい甲斐がごさいましてよ。ああ雅美さん素晴らしいわナイスですわ、さすが痴女宮一の歴女元喪女!)

初代様。褒め言葉の中になんか混ざってませんか。

ま、とりあえず今回の作戦ではあたしの副官役と、そして現地での取材指揮を担当するドミニクさんもこれには両手を上げて賛成されまして。

(マダム田中。では迎撃内容を少しばかり変えまして…それと、前大公殿下に付き従う忠臣役の騎士様を何騎かご用意頂きますので、大公ご夫妻より推薦の騎士様をお選び頂ければと)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

保健室の秘密...

とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。 吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。 吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。 僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。 そんな吉田さんには、ある噂があった。 「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」 それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。

体育教師に目を付けられ、理不尽な体罰を受ける女の子

恩知らずなわんこ
現代文学
入学したばかりの女の子が体育の先生から理不尽な体罰をされてしまうお話です。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

性転換マッサージ

廣瀬純一
SF
性転換マッサージに通う人々の話

性転換タイムマシーン

廣瀬純一
SF
バグで性転換してしまうタイムマシーンの話

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...